JPH02240428A - 制御型エンジンマウント - Google Patents
制御型エンジンマウントInfo
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- JPH02240428A JPH02240428A JP6149789A JP6149789A JPH02240428A JP H02240428 A JPH02240428 A JP H02240428A JP 6149789 A JP6149789 A JP 6149789A JP 6149789 A JP6149789 A JP 6149789A JP H02240428 A JPH02240428 A JP H02240428A
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Links
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Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、印加電圧に応じて粘度変化される電気粘性流
体が封入された制御型エンジンマウントに関し、とりわ
け、封入された電気粘性流体によって可動量を制御する
ことができるガタ要素が、主流体室側に設けられる制御
型エンジンマウントに関する。
体が封入された制御型エンジンマウントに関し、とりわ
け、封入された電気粘性流体によって可動量を制御する
ことができるガタ要素が、主流体室側に設けられる制御
型エンジンマウントに関する。
従来の技術
この種の電気粘性流体封入体としては、例えば、特開昭
6C1−104828号公報に開示される制御型エンジ
ンマウントがある。
6C1−104828号公報に開示される制御型エンジ
ンマウントがある。
上記制御型エンジンマウントは、支持弾性体内に電気粘
性流体が封入される2つの流体室が設けられ、これら流
体室を電圧が印加される電極オリフィスで互いに連通ず
ることにより構成されている。
性流体が封入される2つの流体室が設けられ、これら流
体室を電圧が印加される電極オリフィスで互いに連通ず
ることにより構成されている。
そして、上記電極オリフィスに印加される電圧を制御す
ることにより、該電極オリフィス内の電気粘性流体の流
れ状態を変化させることができ、このように、電極オリ
フィス内の流れ状態が変化されることにより、入力振動
の状態に応じて制御型エンジンマウント、のばね定数を
変化させ、もって、入力振動の伝達量を制御、つまり、
外部への仕事量を制御することができるようになってい
る。
ることにより、該電極オリフィス内の電気粘性流体の流
れ状態を変化させることができ、このように、電極オリ
フィス内の流れ状態が変化されることにより、入力振動
の状態に応じて制御型エンジンマウント、のばね定数を
変化させ、もって、入力振動の伝達量を制御、つまり、
外部への仕事量を制御することができるようになってい
る。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、かかる従来の制御型エンジンマウントに
あっては、流体室および電極オリフィス内に封入される
電気粘性流体は、シリコンオイル等の油脂類を溶媒とし
ているため、該電気粘性流体の温度に応じて粘度が変化
する。
あっては、流体室および電極オリフィス内に封入される
電気粘性流体は、シリコンオイル等の油脂類を溶媒とし
ているため、該電気粘性流体の温度に応じて粘度が変化
する。
このため、エンジン始動直後の低温時には、電気粘性流
体の粘度が著しく高くなっているため、この状態で電極
オリフィスに印加される電圧を通常に制御した場合は、
該電極オリフィス内の流体粘度が必要以上に高(設定さ
れ、該電極オリフィス内に目的とする流れ状態を発生さ
せることができなくなり、効果的な振動低減を行うこと
ができなくなってしまうという課題があった。
体の粘度が著しく高くなっているため、この状態で電極
オリフィスに印加される電圧を通常に制御した場合は、
該電極オリフィス内の流体粘度が必要以上に高(設定さ
れ、該電極オリフィス内に目的とする流れ状態を発生さ
せることができなくなり、効果的な振動低減を行うこと
ができなくなってしまうという課題があった。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、電気粘性
流体に印加される制御電圧を、該電気粘性流体の温度に
応じて補正することにより、最適な流体粘度を得ること
ができる電気粘性流体封入体を提供することを目的とす
る。
流体に印加される制御電圧を、該電気粘性流体の温度に
応じて補正することにより、最適な流体粘度を得ること
ができる電気粘性流体封入体を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段
かかる目的を達成するために本発明は第1図に示すよう
に、車体Cとパワーユニットdとの間に配置される支持
弾性体eと、 該支持弾性体eと並列配置され入力振動により容積変化
される主流体室fと、 該主流体室fに電極オリフィスgを介して連通される容
積可変な副流体室りと、 主流体室fの一部を画成し、大気側に解放される弾性薄
膜jと、 該弾性薄膜jと主流体室fの内方とを画成し、主流体室
f内の圧力変化に伴って移動可能な可動部材におよび該
可動部材kを収納する電極ケース1からなるガタ要素m
と、 主流体室f、電極オリフィスg、副流体室りおよびガタ
要素m内に封入される電気粘性流体と、電極オリフィス
gおよび電極ケースlに制御電圧を印加する電圧制御手
段iと、を備えた電気粘性流体封入体において、 封入された電気粘性流体の温度を検出する流体温度検出
手段aと、 該流体温度検出手段aによって検出された流体温度に応
じて上記印加電圧を補正する補正手段すと、を設けるこ
とにより構成する。
に、車体Cとパワーユニットdとの間に配置される支持
弾性体eと、 該支持弾性体eと並列配置され入力振動により容積変化
される主流体室fと、 該主流体室fに電極オリフィスgを介して連通される容
積可変な副流体室りと、 主流体室fの一部を画成し、大気側に解放される弾性薄
膜jと、 該弾性薄膜jと主流体室fの内方とを画成し、主流体室
f内の圧力変化に伴って移動可能な可動部材におよび該
可動部材kを収納する電極ケース1からなるガタ要素m
と、 主流体室f、電極オリフィスg、副流体室りおよびガタ
要素m内に封入される電気粘性流体と、電極オリフィス
gおよび電極ケースlに制御電圧を印加する電圧制御手
段iと、を備えた電気粘性流体封入体において、 封入された電気粘性流体の温度を検出する流体温度検出
手段aと、 該流体温度検出手段aによって検出された流体温度に応
じて上記印加電圧を補正する補正手段すと、を設けるこ
とにより構成する。
また、上記流体温度検出手段aは、エンジンの冷却水温
度から電気粘性流体の温度を検知する手段とすることが
望ましい。
度から電気粘性流体の温度を検知する手段とすることが
望ましい。
作用
以上の構成により本発明の制御型エンジンマウントにあ
っては、封入された電気粘性流体の温度が低い場合は粘
度が高くなっているため、主流体室fと副流体室りとを
連通ずる電極オリフィスg内の流体移動は鈍くなり、主
流体室f内に流体が封じ込められる。
っては、封入された電気粘性流体の温度が低い場合は粘
度が高くなっているため、主流体室fと副流体室りとを
連通ずる電極オリフィスg内の流体移動は鈍くなり、主
流体室f内に流体が封じ込められる。
この状態は、流体温度検出手段aにより温度検出するこ
とによって知ることができ、補正手段すを介してガタ要
素mに印加される条件にある電圧を遮断することにより
、可動板kを自由に移動させて、主流体室f内の圧力を
逃がすことができるため、エンジンマウント全体のばね
定数を低下させ、低温時における振動伝達率の向上が図
られる。
とによって知ることができ、補正手段すを介してガタ要
素mに印加される条件にある電圧を遮断することにより
、可動板kを自由に移動させて、主流体室f内の圧力を
逃がすことができるため、エンジンマウント全体のばね
定数を低下させ、低温時における振動伝達率の向上が図
られる。
また、上記流体温度検出手段aは、エンジンの冷却水温
度から電気粘性流体の温度を検知する手段とすることに
より、現在一般に用いられている冷却水温度検出手段を
利用することが可能となり、かつ、エンジンマウント自
体に温度検出手段を設ける必要がないため、構成が大幅
に簡略化される。
度から電気粘性流体の温度を検知する手段とすることに
より、現在一般に用いられている冷却水温度検出手段を
利用することが可能となり、かつ、エンジンマウント自
体に温度検出手段を設ける必要がないため、構成が大幅
に簡略化される。
実施例
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
即ち、第2図、第3図は本発明の制御型エンジンマウン
ト10の一実施例を示し、該制御型エンジンマウントI
Oは、内筒12と、該内筒12を囲繞する外筒14と、
これら内、外筒12,14間に介在されるゴム等の支持
弾性体16とを備えている。
ト10の一実施例を示し、該制御型エンジンマウントI
Oは、内筒12と、該内筒12を囲繞する外筒14と、
これら内、外筒12,14間に介在されるゴム等の支持
弾性体16とを備えている。
そして、上記内筒12は図外の車体又は図外のパワーユ
ニット(エンジン、トランスミッション等の結合体)の
一方に取り付けられ、かつ、上記外筒14は該車体又は
該パワーユニットの他方に取り付けられ、該パワーユニ
ットの静荷重は上記支持弾性体16を介して車体側に支
持される。
ニット(エンジン、トランスミッション等の結合体)の
一方に取り付けられ、かつ、上記外筒14は該車体又は
該パワーユニットの他方に取り付けられ、該パワーユニ
ットの静荷重は上記支持弾性体16を介して車体側に支
持される。
上記支持弾性体16の内周は内筒12に加硫接着される
と共に、該支持弾性体16の外周は、薄ゴム層18を介
して該外筒14内に圧入されて固定される。
と共に、該支持弾性体16の外周は、薄ゴム層18を介
して該外筒14内に圧入されて固定される。
上記支持弾性体16には、内筒12を境に図中上方に主
流体室20が形成されると共に、図中下方には空間部S
をもって内筒12側の隔壁がダイアフラム22として構
成される副流体室24が形成される。
流体室20が形成されると共に、図中下方には空間部S
をもって内筒12側の隔壁がダイアフラム22として構
成される副流体室24が形成される。
また、上記支持弾性体16の外周部には、中心軸C方向
(第3図中左右方向)における上記主。
(第3図中左右方向)における上記主。
副流体室20.24の幅をもって環状溝26が形成され
ると共に、該環状溝26には環状のオリフィス構成体2
8が嵌合される。
ると共に、該環状溝26には環状のオリフィス構成体2
8が嵌合される。
このとき、上記主流体室20および副流体室24の外周
側は、上記環状溝26内に開放されており、副流体室2
4の開放部は上記オリフィス構成体28によって閉止さ
れると共に、主流体室20の開放部はオリフィス構成体
28および後述するガタ要素50によって閉止される。
側は、上記環状溝26内に開放されており、副流体室2
4の開放部は上記オリフィス構成体28によって閉止さ
れると共に、主流体室20の開放部はオリフィス構成体
28および後述するガタ要素50によって閉止される。
上記オリフィス構成体28には第2図中左右側に等長の
2本のオリフィス通路30.32が形成され、該オリフ
ィス通路30.32の一端部(第2図中上方)には、主
流体室20に連通される開[−1,30a、 32
aが形成されると共に、他端部(第2図中下方)には副
流体室24に連通される開[]30b、32bが形成さ
れ、主流体室20と副流体室24は該オリフィス通路3
0.32を介して互いに連通される。
2本のオリフィス通路30.32が形成され、該オリフ
ィス通路30.32の一端部(第2図中上方)には、主
流体室20に連通される開[−1,30a、 32
aが形成されると共に、他端部(第2図中下方)には副
流体室24に連通される開[]30b、32bが形成さ
れ、主流体室20と副流体室24は該オリフィス通路3
0.32を介して互いに連通される。
また、上記オリアイス通路30および32には、電極板
34,34aおよび36,36aが設けられることによ
り、それぞれ電極オリフィス38゜40として構成され
る。
34,34aおよび36,36aが設けられることによ
り、それぞれ電極オリフィス38゜40として構成され
る。
そして、上記主流体室20.上記副流体室24およびL
記電極オリフィス38.40には、印加電圧に応じて粘
度変化される電気粘性流体が封入され、上記電極板34
,34aおよび36,36aに電圧出力部42を介して
制御電圧を印加することにより、上記オリフィス通路3
0.32内の液体(電気粘性流体)の粘度が変化される
ようになっている。
記電極オリフィス38.40には、印加電圧に応じて粘
度変化される電気粘性流体が封入され、上記電極板34
,34aおよび36,36aに電圧出力部42を介して
制御電圧を印加することにより、上記オリフィス通路3
0.32内の液体(電気粘性流体)の粘度が変化される
ようになっている。
尚、上記電気粘性流体の粘度変化は、電圧が印加されな
い状態では粘度が低く設定され、かつ、電圧が印加され
た時には粘度が高く設定され、該印加電圧を著しく高く
することにより略固化状態にできる性質を有している。
い状態では粘度が低く設定され、かつ、電圧が印加され
た時には粘度が高く設定され、該印加電圧を著しく高く
することにより略固化状態にできる性質を有している。
ところで、本実施例では電気粘性流体に電圧印加されな
い状態で、上記オリフィス通路30,32内の流体質量
と、主流体室20の拡張弾性とで決定される電極オリフ
ィス38.40内の共振周波数は35〜50H2程度に
設定され、アイドリング時のエンジン回転数(通常60
0〜900 rpc)の2次成分である20〜30)1
2近傍において低動ばね特性が得られるようにチューニ
ングされている(第4図中、実線で示す動ばね特性A参
照)。
い状態で、上記オリフィス通路30,32内の流体質量
と、主流体室20の拡張弾性とで決定される電極オリフ
ィス38.40内の共振周波数は35〜50H2程度に
設定され、アイドリング時のエンジン回転数(通常60
0〜900 rpc)の2次成分である20〜30)1
2近傍において低動ばね特性が得られるようにチューニ
ングされている(第4図中、実線で示す動ばね特性A参
照)。
尚、通常本実施例に示すような内外筒型のエンジンマウ
ントにあっては、支持弾性体16のばね定数で決定され
る上記拡張弾性は、10〜15Kg1s■程度、マウン
ト寸法は100’m騰および幅寸法は80+s程度とな
るため、上述した共振周波数を得るためには電極オリフ
ィス38.40の開口面積を稼ぐことが必要となり、本
実施例で開示したように2本のオリフィス通路30.3
2を設けることが望ましい。
ントにあっては、支持弾性体16のばね定数で決定され
る上記拡張弾性は、10〜15Kg1s■程度、マウン
ト寸法は100’m騰および幅寸法は80+s程度とな
るため、上述した共振周波数を得るためには電極オリフ
ィス38.40の開口面積を稼ぐことが必要となり、本
実施例で開示したように2本のオリフィス通路30.3
2を設けることが望ましい。
ところで、上記オリフィス構成体28は上記主流体室2
0の中央部に位置する部分が切除され、当該切除部分2
8aにガタ要素50が配置される。
0の中央部に位置する部分が切除され、当該切除部分2
8aにガタ要素50が配置される。
ガタ要素50は、弾性薄膜52と、可動板54と、該可
動板54を収納する電極ケース56とによって構成され
る。
動板54を収納する電極ケース56とによって構成され
る。
ト記弾性薄膜52は、オリフィス構成体28の外周を取
り巻く薄ゴム層18が利用され、該薄ゴム層18が上記
オリフィス構成体28の切除部分28aの外側を覆う部
分をもって弾性薄膜52とされ、該弾性薄膜52は外筒
14に形成された開口部14aを介して大気側に解放さ
れる。
り巻く薄ゴム層18が利用され、該薄ゴム層18が上記
オリフィス構成体28の切除部分28aの外側を覆う部
分をもって弾性薄膜52とされ、該弾性薄膜52は外筒
14に形成された開口部14aを介して大気側に解放さ
れる。
上記電極ケース56は、上記オリフィス構成体28の切
除部分28aが利用され、該切除部分28の内周に、上
記可動板54の周縁部を主流体室20の内外方向に若干
の移動を可能に嵌合する嵌合部56aが形成されると共
に、該嵌合部56aの両側(第2,3図中上下方向)対
向面に、それぞれ一対の電極板58.58aが設けられ
ることにより、上記電極ケース56が構成される。
除部分28aが利用され、該切除部分28の内周に、上
記可動板54の周縁部を主流体室20の内外方向に若干
の移動を可能に嵌合する嵌合部56aが形成されると共
に、該嵌合部56aの両側(第2,3図中上下方向)対
向面に、それぞれ一対の電極板58.58aが設けられ
ることにより、上記電極ケース56が構成される。
また、上記電極板58.58aには」二記電圧出力部4
2から高電圧が出力されることにより、嵌合部56a内
の電気粘性流体の粘度が著しく高((略固化状態)設定
され、上記可動板54の移動を拘束して、ガタ要素50
としての機能を無くすことができるようになっている。
2から高電圧が出力されることにより、嵌合部56a内
の電気粘性流体の粘度が著しく高((略固化状態)設定
され、上記可動板54の移動を拘束して、ガタ要素50
としての機能を無くすことができるようになっている。
尚、本実施例にあっては上記主流体室20の中心軸C方
向の両側壁16a、16bには、それぞれ拘束板60.
60aが埋設され、該拘束板60゜60aによって該側
壁16a、16bの剛性を増大させることにより、電気
粘性流体の粘度が低く保たれた状態において電極オリフ
ィス38.40を通過する流体量を多くし、もって、該
電極オリフィス38.40による機能の向上が図られる
ようになっている。
向の両側壁16a、16bには、それぞれ拘束板60.
60aが埋設され、該拘束板60゜60aによって該側
壁16a、16bの剛性を増大させることにより、電気
粘性流体の粘度が低く保たれた状態において電極オリフ
ィス38.40を通過する流体量を多くし、もって、該
電極オリフィス38.40による機能の向上が図られる
ようになっている。
ところで、上記電圧出力部42には、コントロールユニ
ット100に内蔵された電圧制御回路102から運転状
態に応じた制御信号が出力され、電極オリフィス38.
40およびガタ要素50には、次表に示すように制御電
圧が出力される。
ット100に内蔵された電圧制御回路102から運転状
態に応じた制御信号が出力され、電極オリフィス38.
40およびガタ要素50には、次表に示すように制御電
圧が出力される。
表
即ち、アイドリング時に発生される振動に対しては、電
極オリフィス38.40に出力される電圧がOFF (
停止)されることにより、該電極オリフィス38.40
内で発生される液体共振を利用して、制御型エンジンマ
ウント10の動ばねが低下され、該アイドル振動が車体
側に入力されるのが著しく低減される。
極オリフィス38.40に出力される電圧がOFF (
停止)されることにより、該電極オリフィス38.40
内で発生される液体共振を利用して、制御型エンジンマ
ウント10の動ばねが低下され、該アイドル振動が車体
側に入力されるのが著しく低減される。
このとき、ガタ要素50には電圧がON(印加)され、
可動板54の移動が阻止されることにより、主流体室2
0内に発生される変化圧力が逃げるのを防止し、上記電
極オリフィス38.40での共振作用が十分に発揮され
るようになっている。
可動板54の移動が阻止されることにより、主流体室2
0内に発生される変化圧力が逃げるのを防止し、上記電
極オリフィス38.40での共振作用が十分に発揮され
るようになっている。
一方、エンジンシェイクの発生時には、上記電極オリフ
ィス38.40および上記ガタ要素50に出力される電
圧を共にONL、第4図中破線で示すロスファクタ特性
Bで示すように、該エンジンシェイクの発生周波数域で
ロスファクタを増大させ、もって、パワーユニyl=の
揺動を抑制することにより、エンジンシェイクのピーク
レベルが低減され、車両の乗り心地性が大幅に向上され
る。
ィス38.40および上記ガタ要素50に出力される電
圧を共にONL、第4図中破線で示すロスファクタ特性
Bで示すように、該エンジンシェイクの発生周波数域で
ロスファクタを増大させ、もって、パワーユニyl=の
揺動を抑制することにより、エンジンシェイクのピーク
レベルが低減され、車両の乗り心地性が大幅に向上され
る。
更に、車両走行時に入力される比較的高周波域のこもり
音の発生に対し”Cは、上記ガタ要素50に出力される
電圧がOFFされるため、可動板54は主流体室20に
発生される圧力変動に応じて自由に移動され、該可動板
54が入力振動に共振されることにより、第4図中破線
Cに示すように該こもり音の発生領域での動ばね定数を
低下させ、こもり音の著しい低減を行うことができる。
音の発生に対し”Cは、上記ガタ要素50に出力される
電圧がOFFされるため、可動板54は主流体室20に
発生される圧力変動に応じて自由に移動され、該可動板
54が入力振動に共振されることにより、第4図中破線
Cに示すように該こもり音の発生領域での動ばね定数を
低下させ、こもり音の著しい低減を行うことができる。
尚、かかるこもり音の発生時には電極オリフィス38.
40へ出力される電圧もOF Fされる。
40へ出力される電圧もOF Fされる。
ここで、本実施例にあっては上記コントロールユニット
100に、制御型エンジンマウント10内に封入された
電気粘性流体の温度を検出する流体温度検出手段104
と、該流体温度検出手段104によって検出された流体
温度に応じて、上記電圧制御回路102から電極オリフ
ィス38.40およびガタ要素50に出力される制御電
圧を補正する補正手段106とが設けられる。
100に、制御型エンジンマウント10内に封入された
電気粘性流体の温度を検出する流体温度検出手段104
と、該流体温度検出手段104によって検出された流体
温度に応じて、上記電圧制御回路102から電極オリフ
ィス38.40およびガタ要素50に出力される制御電
圧を補正する補正手段106とが設けられる。
ところで、上記電気粘性流体の温度は、制御型エンジン
マウント10周囲の雰囲気温度によって殆ど決定され、
エンジン始動後の暖機に伴って流体温度が上昇される。
マウント10周囲の雰囲気温度によって殆ど決定され、
エンジン始動後の暖機に伴って流体温度が上昇される。
従って、本実施例では上記流体温度検出手段104にエ
ンジン冷却水温度Aの検出信号を入力し、該冷却水温度
へと上記電気粘性流体との温度関係を第5図に示すよう
に予め設定してお(ことにより、該冷却水温度Aのみで
電気粘性流体の温度検出が可能となっている。
ンジン冷却水温度Aの検出信号を入力し、該冷却水温度
へと上記電気粘性流体との温度関係を第5図に示すよう
に予め設定してお(ことにより、該冷却水温度Aのみで
電気粘性流体の温度検出が可能となっている。
ところで、上記電気粘性流体では、温度に対して第6図
に示す関係をもって粘度が変化されることが実験により
確かめられており、寒冷時のエンジン始動直後等の低温
時には流体粘度は著しく高い値となる。
に示す関係をもって粘度が変化されることが実験により
確かめられており、寒冷時のエンジン始動直後等の低温
時には流体粘度は著しく高い値となる。
このため、上記表に示したように、アイドリング時には
電極オリフィス38.40への電圧を0FFL、ガタ要
素50には電圧をONLで、オリフィス通路30.32
内の液体共振を促進させるのであるが、上記エンジン始
動直後の低温時にあって流体粘度が著しく高(なってい
ると、該オリフィス通路30.32内での共振は鈍くな
り、第7図に示すように動ばね定数は逆に高くなってし
まうという現象が現れる。
電極オリフィス38.40への電圧を0FFL、ガタ要
素50には電圧をONLで、オリフィス通路30.32
内の液体共振を促進させるのであるが、上記エンジン始
動直後の低温時にあって流体粘度が著しく高(なってい
ると、該オリフィス通路30.32内での共振は鈍くな
り、第7図に示すように動ばね定数は逆に高くなってし
まうという現象が現れる。
即ち、同図中実線は、電気粘性流体が常温以上にあって
粘度が通常値にある場合の動ばね特性r〕、破線は寒冷
時等の低温時の動ばね特性Qを示し、該低温時の動ばね
特性Qでは、オリフィス通路30.32内での液体共振
が動ばねを悪化させるように作用する。
粘度が通常値にある場合の動ばね特性r〕、破線は寒冷
時等の低温時の動ばね特性Qを示し、該低温時の動ばね
特性Qでは、オリフィス通路30.32内での液体共振
が動ばねを悪化させるように作用する。
このため、本実施例では上記動ばね特性Pとなる温度と
、上記動ばね特性Qとなる温度との間に、動ばね定数が
アイドル回転2欠成分周波数で支持ばね定数(液体共振
を利用しない場合のエンジンマウントのばね定数)レベ
ルと略一致する臨界温度へ〇を定め、該臨界温度A。で
得られる動ばね特性Rを図中−点鎖線で示す。
、上記動ばね特性Qとなる温度との間に、動ばね定数が
アイドル回転2欠成分周波数で支持ばね定数(液体共振
を利用しない場合のエンジンマウントのばね定数)レベ
ルと略一致する臨界温度へ〇を定め、該臨界温度A。で
得られる動ばね特性Rを図中−点鎖線で示す。
従って、上記補正手段106では、上記電気粘性流体の
臨界温度へ〇に対応する冷却水温度A、を設定しておき
、該冷却水温度A1を境に電気粘性流体に印加される電
圧の補正を行うかどうかが判断され、補正を必要とする
場合はその信号を上記電圧制御回路102に出力する。
臨界温度へ〇に対応する冷却水温度A、を設定しておき
、該冷却水温度A1を境に電気粘性流体に印加される電
圧の補正を行うかどうかが判断され、補正を必要とする
場合はその信号を上記電圧制御回路102に出力する。
第8図は上記コントロールユニットlOOで制御しよう
とするプログラムの一処理例を示すフローチャートで、
エンジン始動されると、まず、ステップ100によって
車速Vを入力し、次のステップ101では停車状態(V
=O)であるかどうかが判断される。
とするプログラムの一処理例を示すフローチャートで、
エンジン始動されると、まず、ステップ100によって
車速Vを入力し、次のステップ101では停車状態(V
=O)であるかどうかが判断される。
そして、上記ステップlotでrYESJと判断された
場合は、アイドリング状態であるためステップ102に
進み、冷却水温センサからの湯度A信号を基に、該冷却
水温度Aと臨界温度へ〇に対応する冷却水温度A1とを
比較して、A≦A、であるかどうか、つまり、電気粘性
流体温度が臨界温度A。以下であるかどうかが判断され
る。
場合は、アイドリング状態であるためステップ102に
進み、冷却水温センサからの湯度A信号を基に、該冷却
水温度Aと臨界温度へ〇に対応する冷却水温度A1とを
比較して、A≦A、であるかどうか、つまり、電気粘性
流体温度が臨界温度A。以下であるかどうかが判断され
る。
このとき、上記ステップ102でrNOJと判断された
場合は、電気粘性流体温度が臨界温度A、より高い場合
であり、第7図中の動ばね特性Pを得ることができるた
め、ステップ103に進んで通常のアイドル制御、つま
り、電極オリフィス38.40への電圧印加をOFF、
ガタ要素50への電圧印加をONとする。
場合は、電気粘性流体温度が臨界温度A、より高い場合
であり、第7図中の動ばね特性Pを得ることができるた
め、ステップ103に進んで通常のアイドル制御、つま
り、電極オリフィス38.40への電圧印加をOFF、
ガタ要素50への電圧印加をONとする。
一方、上記ステップ102でrYEsJと判断された場
合は、電気粘性流体温度が臨界温度Δ。
合は、電気粘性流体温度が臨界温度Δ。
以下の場合であり、このときは、ステップ104に進ん
で電極オリフィス38.40およびガタ要素50へのそ
れぞれの電圧印加をOFFにする。
で電極オリフィス38.40およびガタ要素50へのそ
れぞれの電圧印加をOFFにする。
即ち、このように電気粘性流体が低温時には、通常ON
とされるガタ要素50への電圧印加をOFFとすること
により、該ガタ要素50の可動板54の拘束は解除され
、該可動板54は自由に移動できる状態になる。
とされるガタ要素50への電圧印加をOFFとすること
により、該ガタ要素50の可動板54の拘束は解除され
、該可動板54は自由に移動できる状態になる。
従って、このように可動板54が自由に移動されると、
主流体室20内は弾性薄膜52を介して大気圧側に解放
されるため、電気粘性流体の粘度が低温により高く設定
され、電極オリフィス38゜40内での共振が鈍っても
、主流体室20内の圧力変化は、上記可動板54および
上記弾性薄膜52を介して容易に逃がすことができる。
主流体室20内は弾性薄膜52を介して大気圧側に解放
されるため、電気粘性流体の粘度が低温により高く設定
され、電極オリフィス38゜40内での共振が鈍っても
、主流体室20内の圧力変化は、上記可動板54および
上記弾性薄膜52を介して容易に逃がすことができる。
このため、制御型エンジンマウント10全体のばね定数
を低く設定することができ、車体側に入力されるアイド
ル振動の悪化が防止される。
を低く設定することができ、車体側に入力されるアイド
ル振動の悪化が防止される。
尚、」1記ステップ104からは再度ステップ102に
リターンされ、現在の冷却水温度Aが臨界温度A。に対
応する冷却水温度A、より高(なるまで、同制御は継続
される。
リターンされ、現在の冷却水温度Aが臨界温度A。に対
応する冷却水温度A、より高(なるまで、同制御は継続
される。
一方、上記ステップ101でr N OJと判断された
場合は走行状態にあり、ステップ105に進んで現在の
車速Vがエンジンシェイクを発生させる車速領域(V、
%V、)にあるかどうか、つまり、v1≦V≦V、が判
断され、rYESJの場合はステップ106に進み、エ
ンジン回転数「が車室内のこもり音を発生させる回転数
域(r、”w r−t)にあるかどうか、つまり、「1
≦r<r、が判断される。
場合は走行状態にあり、ステップ105に進んで現在の
車速Vがエンジンシェイクを発生させる車速領域(V、
%V、)にあるかどうか、つまり、v1≦V≦V、が判
断され、rYESJの場合はステップ106に進み、エ
ンジン回転数「が車室内のこもり音を発生させる回転数
域(r、”w r−t)にあるかどうか、つまり、「1
≦r<r、が判断される。
そして、上記ステップ106でrNOJと判断された場
合は、エンジンシェイクの発生状況であるとしてステッ
プ107に進み、電極オリフィス38.40およびガタ
要素50共に電圧をONする信号を出力する。
合は、エンジンシェイクの発生状況であるとしてステッ
プ107に進み、電極オリフィス38.40およびガタ
要素50共に電圧をONする信号を出力する。
また、上記ステップ105でr N O、Jと判断され
、かつ、上記ステップ106でrYEsJと判断された
場合は、こもり音の発生状態にあるとしてステップ10
8に進み、電極オリフィス38゜40およびガタ要素5
0両者に電圧をOFFする信号を出力する。
、かつ、上記ステップ106でrYEsJと判断された
場合は、こもり音の発生状態にあるとしてステップ10
8に進み、電極オリフィス38゜40およびガタ要素5
0両者に電圧をOFFする信号を出力する。
以上の構成により本実施例の制御型エンジンマウント1
0にあっては、寒冷時にあってエンジン始動直後の低温
時に、封入された電気粘性流体の粘度が著しく高(設定
されている場合は、該電気粘性流体の流動性が鈍くなり
、アイドル振動の入力時に電圧OFF状態で液体共振が
発生されるように設定されたオリフィス通路30.32
内では、十分な共振作用が得られないばかりでなく、第
6図の特性Qに示したように却って動ばね定数が悪化さ
れてしまう。
0にあっては、寒冷時にあってエンジン始動直後の低温
時に、封入された電気粘性流体の粘度が著しく高(設定
されている場合は、該電気粘性流体の流動性が鈍くなり
、アイドル振動の入力時に電圧OFF状態で液体共振が
発生されるように設定されたオリフィス通路30.32
内では、十分な共振作用が得られないばかりでなく、第
6図の特性Qに示したように却って動ばね定数が悪化さ
れてしまう。
このため、かかる低温時には補正手段106から電圧制
御回路102に補正信号を出力することにより、上記ア
イドル振動の入力時に通常、電圧がONされて可動板5
4の移動が拘束されるガタ要素50には、補正手段10
Gによる低温判断で電圧をOFFする信号が出力され、
該可動板54の拘束が解除される。
御回路102に補正信号を出力することにより、上記ア
イドル振動の入力時に通常、電圧がONされて可動板5
4の移動が拘束されるガタ要素50には、補正手段10
Gによる低温判断で電圧をOFFする信号が出力され、
該可動板54の拘束が解除される。
このため、低温時に上記オリフィス通路30゜32内で
流体の流動性が悪化されることにより発生される上記主
流体室20内の圧力変化分は、上記ガタ要素50を介し
て逃がされるため、制御型エンジンマウントIO全体の
ばね定数を、補正を行わない場合の低温時の悪化状態に
比較して大幅に低下させることができる。
流体の流動性が悪化されることにより発生される上記主
流体室20内の圧力変化分は、上記ガタ要素50を介し
て逃がされるため、制御型エンジンマウントIO全体の
ばね定数を、補正を行わない場合の低温時の悪化状態に
比較して大幅に低下させることができる。
尚、上記アイドル振動の入力待以外の場合、例えば、エ
ンジンシェイク時ではロスファクタを高くする方がよく
、このため、従来と同様に電極オリフィス38.40お
よびガタ要素50には電圧をONL、一方、こもり音の
発生時にはガタ要素50の機能を得るために、該ガタ要
素50の電圧をOFFする。
ンジンシェイク時ではロスファクタを高くする方がよく
、このため、従来と同様に電極オリフィス38.40お
よびガタ要素50には電圧をONL、一方、こもり音の
発生時にはガタ要素50の機能を得るために、該ガタ要
素50の電圧をOFFする。
尚、上記こもり音の発生時には電極オリフィス38.4
0も電圧がOFFされるが、実際上、OFF状態にあっ
てもオリフィス通路30.32内は高周波振動により流
体がスティックされる。
0も電圧がOFFされるが、実際上、OFF状態にあっ
てもオリフィス通路30.32内は高周波振動により流
体がスティックされる。
第9図は上記コントロールユニット100で制御される
プログラムの他の処理例を示すフローチャートで、この
実施例にあっては、エンジン始動時の冷却水温A、と、
電気粘性流体の臨界温度Auに対応する冷却水温に達す
るまでの時間【、を、第10図に示すように予めマツプ
化して入力しておき、印加電圧の補正時点を時間制御す
るようにしたものである。
プログラムの他の処理例を示すフローチャートで、この
実施例にあっては、エンジン始動時の冷却水温A、と、
電気粘性流体の臨界温度Auに対応する冷却水温に達す
るまでの時間【、を、第10図に示すように予めマツプ
化して入力しておき、印加電圧の補正時点を時間制御す
るようにしたものである。
即ち、このフローチャートでは、まず、エンジン始動さ
れるとステップ200でフローチャートの流れを決定す
るスイッチSWlおよびSW2をそれぞれ「0」に設定
し、ステップ201でエンジン始動時の冷却水温へ〇を
検出すると共に、ステップ202でタイマを作動させる
。
れるとステップ200でフローチャートの流れを決定す
るスイッチSWlおよびSW2をそれぞれ「0」に設定
し、ステップ201でエンジン始動時の冷却水温へ〇を
検出すると共に、ステップ202でタイマを作動させる
。
そして、上記ステップ201で冷却水温A、が検出され
るとステップ203に進み、臨界温度A、に達するまで
の時間11がマツプより求められる。
るとステップ203に進み、臨界温度A、に達するまで
の時間11がマツプより求められる。
一方、上記ステップ202でタイマ作動された後は、ス
テップ204で車速V=Oかどうかが判断され、rYE
sJの場合は停車状態でアイドリング状態であるとして
ステップ205に進み、全て(SWI、5W2)のスイ
ッチSWが「0」であるかどうかが判断され、rYEs
Jの場合はステップ206に進んで、エンジン始動後の
経過時間【を、上記ステップ203で求められた時間t
l(!:比較(t<t、)L、、rYEsJの場合は電
気粘性流体が臨界温度A0以下の低温時であるため、ス
テップ207に進んで電極オリフィス38゜40および
ガタ要素50に印加される電圧をOFFに設定し、ステ
ップ208に進む。
テップ204で車速V=Oかどうかが判断され、rYE
sJの場合は停車状態でアイドリング状態であるとして
ステップ205に進み、全て(SWI、5W2)のスイ
ッチSWが「0」であるかどうかが判断され、rYEs
Jの場合はステップ206に進んで、エンジン始動後の
経過時間【を、上記ステップ203で求められた時間t
l(!:比較(t<t、)L、、rYEsJの場合は電
気粘性流体が臨界温度A0以下の低温時であるため、ス
テップ207に進んで電極オリフィス38゜40および
ガタ要素50に印加される電圧をOFFに設定し、ステ
ップ208に進む。
そして、−F記ステップ208ではsw2が10」であ
るかどうかが判断され、rYEsJの場合は上記ステッ
プ206にリターンされる一方、[NO]の場合は上記
ステップ204にリターンされる。
るかどうかが判断され、rYEsJの場合は上記ステッ
プ206にリターンされる一方、[NO]の場合は上記
ステップ204にリターンされる。
ところで、上記ステップ206でrNOJと判断された
場合は、電気粘性流体が臨界温度A。以」二になってい
る場合であり、この場合はステップ209に進んで通常
通り電極オリフィス38,40への印加電圧をOFF、
ガタ要素50への印加電圧をONにした後、ステッ
プ210によってSwlを「1」に設定して上記ステッ
プ204にリターンされる。
場合は、電気粘性流体が臨界温度A。以」二になってい
る場合であり、この場合はステップ209に進んで通常
通り電極オリフィス38,40への印加電圧をOFF、
ガタ要素50への印加電圧をONにした後、ステッ
プ210によってSwlを「1」に設定して上記ステッ
プ204にリターンされる。
一方、上記ステ・ツブ204でrNOJと判断された場
合は走行状態にあり、ステップ211に進んでエンジン
シェイクを発生させる車速範囲にあるがどうかが判断さ
れ、rYEsJの場合はステップ212に進んでこもり
音を発生させるエンジン回転領域にあるかどうかが判断
される。
合は走行状態にあり、ステップ211に進んでエンジン
シェイクを発生させる車速範囲にあるがどうかが判断さ
れ、rYEsJの場合はステップ212に進んでこもり
音を発生させるエンジン回転領域にあるかどうかが判断
される。
そして、上記ステップ212でrNOJと判断された場
合は、エンジンシェイク対策が取られステップ213に
よって電極オリフィス38.40およびガタ要素50の
印加電圧をそれぞれONにし、その後、上記ステップ2
10を介してステップ204にリターンされる。
合は、エンジンシェイク対策が取られステップ213に
よって電極オリフィス38.40およびガタ要素50の
印加電圧をそれぞれONにし、その後、上記ステップ2
10を介してステップ204にリターンされる。
また、上記ステップ211でrNOJと判断された場合
およびステップ212でrYESJと判断された場合は
、ステップ214によってSW2をrNに設定した後、
上記ステップ207に進み、電極オリフィス38.40
およびガタ要素50の印加電圧をそれぞれOFFにする
。
およびステップ212でrYESJと判断された場合は
、ステップ214によってSW2をrNに設定した後、
上記ステップ207に進み、電極オリフィス38.40
およびガタ要素50の印加電圧をそれぞれOFFにする
。
尚、上記ステップを経過した後は上記ステップ208が
1NO」となり、ステップ204にリターンされるフロ
ーとなる。
1NO」となり、ステップ204にリターンされるフロ
ーとなる。
また、上記ステップ210を経過した後は上記ステップ
205は「NO」となり、ステップ2゜9方向ヘフロー
される。
205は「NO」となり、ステップ2゜9方向ヘフロー
される。
従って、この実施例では上記第8図に示した制御と同様
の機能を発揮することができるのは勿論のこと、電気粘
性流体が臨界温度A、に達したことを検知するにあたっ
て、第10図に示したように冷却水温度と時間との関係
をもって行うため、制御の判断回路が簡略化され迅速な
制御対応が可能になると共に、実験値を々ツブとして組
み込むことができるため、更にきめ細かな制御、つまり
、制御精度を大幅に向上することができる。
の機能を発揮することができるのは勿論のこと、電気粘
性流体が臨界温度A、に達したことを検知するにあたっ
て、第10図に示したように冷却水温度と時間との関係
をもって行うため、制御の判断回路が簡略化され迅速な
制御対応が可能になると共に、実験値を々ツブとして組
み込むことができるため、更にきめ細かな制御、つまり
、制御精度を大幅に向上することができる。
尚、以上述べた各実施例にあっては、電気粘性流体の温
度を検出するにあたって、エンノンの冷却水温度から類
推するようにした場合を開示したが、これに限ることな
く直接に電気粘性流体の温度を検出してもよいことは言
うまでもない。
度を検出するにあたって、エンノンの冷却水温度から類
推するようにした場合を開示したが、これに限ることな
く直接に電気粘性流体の温度を検出してもよいことは言
うまでもない。
発明の詳細
な説明したように本発明の請求項1に示す制御型エンジ
ンマウントにあっては、流体温度検出手段で検出された
電気粘性流体の流体温度によって、該電気粘性流体に印
加される電圧が補正されるようにしたので、温度により
変化される電気粘性流体の粘度を考慮して電圧制御を行
うことができる。
ンマウントにあっては、流体温度検出手段で検出された
電気粘性流体の流体温度によって、該電気粘性流体に印
加される電圧が補正されるようにしたので、温度により
変化される電気粘性流体の粘度を考慮して電圧制御を行
うことができる。
このため、ガタ要素に印加される電圧を遮断した場合に
、可動板の拘束を解除して該可動板を可動状態にし、主
流体室を弾性薄膜を介して大気解放することができるた
め、低温時に電極オリフィス内の流れ状態が悪化された
場合にあっても、該ガタ要素に印加される電圧を遮断す
ることにより、主流体室内の圧力変化が可能になり、全
体のばね定数を低下させ、低温時にパワーユニット側か
ら車体側に入力される振動を大幅に低減することができ
る。
、可動板の拘束を解除して該可動板を可動状態にし、主
流体室を弾性薄膜を介して大気解放することができるた
め、低温時に電極オリフィス内の流れ状態が悪化された
場合にあっても、該ガタ要素に印加される電圧を遮断す
ることにより、主流体室内の圧力変化が可能になり、全
体のばね定数を低下させ、低温時にパワーユニット側か
ら車体側に入力される振動を大幅に低減することができ
る。
また、上記流体温度検出手段は、エンノンの冷却水温度
から電気粘性流体の温度を検知する手段とすることによ
り、現在一般に用いられている冷却水温度検出手段を利
用することか可能となり、構成の大幅な簡略化を達成す
ることができるという各種優れた効果を奏する。
から電気粘性流体の温度を検知する手段とすることによ
り、現在一般に用いられている冷却水温度検出手段を利
用することか可能となり、構成の大幅な簡略化を達成す
ることができるという各種優れた効果を奏する。
第1図は本発明の概念を示す概略構成図、第2図は本発
明の一実施例を示す断面正面図、第3図は第2図中のf
[I−III線断面図、第4図は本発明の一実施例が達
成するエンノンシェイク領域。アイドル領域およびこも
り音領域での動ばね定数お上びロスファクタの特性図、
第5図は本発明の一実施例に用いられる時間に対するエ
ンツノマウント内液温とエンジン冷却水温との関係を示
す特性図、第6図は電気粘性流体の温度と粘度との関係
を示す特性図、第7図は本発明の一実施例において電気
粘性流体の温度によってそれぞれ変化される動ばね定数
の特性図、第8図は本発明を制御する際に用いられるプ
ログラムの一処理例を示慣フローチャート、第9図は本
発明を制御する際に用いられるプログラムの他の処理例
を不慣フローチャート、第1O図は本発明の他の実施例
で用いられる電気粘性流体の温度を検知するための冷却
水温と時間との関係を示す特性図である。 10・・・制御型エンジン冷却水温(電気粘性流体封入
体)、12・・・内筒、14・・・外筒、16・・・支
持弾性体、20・・・主流体室、24・・・副流体室、
28・・・オリフィス構成体、30.32・・・オリフ
ィス通路、34.34a、36.36a・・・電極板、
38.40・・・電極オリフィス、42・・・電IE出
力部、50・・・ガタ要素、52・・・弾性薄膜、54
・・・可動板、56・・・電極ケース、58.58a・
・・電極板、+00・・・コントロールユニット、10
2・・・電圧制御回路、+04・・・流体温度検出手段
、106・・・補正手段。 第1図 外3名 3b :jl)a 1じ 第 図 第5図 時間t 第6図 第 7図 アイドlしI!!弘 2吹成分周波数 f(Hz) 第10図 A(”C)
明の一実施例を示す断面正面図、第3図は第2図中のf
[I−III線断面図、第4図は本発明の一実施例が達
成するエンノンシェイク領域。アイドル領域およびこも
り音領域での動ばね定数お上びロスファクタの特性図、
第5図は本発明の一実施例に用いられる時間に対するエ
ンツノマウント内液温とエンジン冷却水温との関係を示
す特性図、第6図は電気粘性流体の温度と粘度との関係
を示す特性図、第7図は本発明の一実施例において電気
粘性流体の温度によってそれぞれ変化される動ばね定数
の特性図、第8図は本発明を制御する際に用いられるプ
ログラムの一処理例を示慣フローチャート、第9図は本
発明を制御する際に用いられるプログラムの他の処理例
を不慣フローチャート、第1O図は本発明の他の実施例
で用いられる電気粘性流体の温度を検知するための冷却
水温と時間との関係を示す特性図である。 10・・・制御型エンジン冷却水温(電気粘性流体封入
体)、12・・・内筒、14・・・外筒、16・・・支
持弾性体、20・・・主流体室、24・・・副流体室、
28・・・オリフィス構成体、30.32・・・オリフ
ィス通路、34.34a、36.36a・・・電極板、
38.40・・・電極オリフィス、42・・・電IE出
力部、50・・・ガタ要素、52・・・弾性薄膜、54
・・・可動板、56・・・電極ケース、58.58a・
・・電極板、+00・・・コントロールユニット、10
2・・・電圧制御回路、+04・・・流体温度検出手段
、106・・・補正手段。 第1図 外3名 3b :jl)a 1じ 第 図 第5図 時間t 第6図 第 7図 アイドlしI!!弘 2吹成分周波数 f(Hz) 第10図 A(”C)
Claims (2)
- (1)車体とパワーユニットとの間に配置される支持弾
性体と、 該支持弾性体と並列配置され入力振動により容積変化さ
れる主流体室と、 該主流体室に電極オリフィスを介して連通される容積可
変な副流体室と、 主流体室の一部を画成し、大気側に解放される弾性薄膜
と、 該弾性薄膜と主流体室の内方とを画成し、主流体室内の
圧力変化に伴って移動可能な可動部材および該可動部材
を収納する電極ケースからなるガタ要素と、 主流体室、電極オリフィス、副流体室およびガタ要素内
に封入される電気粘性流体と、 電極オリフィスおよび電極ケースに制御電圧を印加する
電圧制御手段と、を備えた制御型エンジンマウントにお
いて、 封入された電気粘性流体の温度を検出する流体温度検出
手段を設けると共に、該流体温度検出手段によって検出
された流体温度に応じて、上記電圧制御手段から出力さ
れる制御電圧を補正する補正手段を設けたことを特徴と
する制御型エンジンマウント。 - (2)上記流体温度検出手段は、エンジンの冷却水温度
から電気粘性流体の温度を検知する手段であることを特
徴とする請求項1に記載の制御型エンジンマウント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6149789A JPH02240428A (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 制御型エンジンマウント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6149789A JPH02240428A (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 制御型エンジンマウント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02240428A true JPH02240428A (ja) | 1990-09-25 |
Family
ID=13172793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6149789A Pending JPH02240428A (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 制御型エンジンマウント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02240428A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06288420A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Toyota Motor Corp | 能動型防振装置における圧電素子アクチュエータ制御装置 |
US9322451B2 (en) | 2011-07-12 | 2016-04-26 | Beijing West Industries Co., Ltd. | Hydraulic mount apparatus for supporting vibration source |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP6149789A patent/JPH02240428A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06288420A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Toyota Motor Corp | 能動型防振装置における圧電素子アクチュエータ制御装置 |
US9322451B2 (en) | 2011-07-12 | 2016-04-26 | Beijing West Industries Co., Ltd. | Hydraulic mount apparatus for supporting vibration source |
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