JPH022382Y2 - - Google Patents

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JPH022382Y2
JPH022382Y2 JP1982090162U JP9016282U JPH022382Y2 JP H022382 Y2 JPH022382 Y2 JP H022382Y2 JP 1982090162 U JP1982090162 U JP 1982090162U JP 9016282 U JP9016282 U JP 9016282U JP H022382 Y2 JPH022382 Y2 JP H022382Y2
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JP
Japan
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fabric
cloth
gauntlet
armor
shoulder
Prior art date
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JP1982090162U
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JPS58193993U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、五月節句に飾りおく鎧兜の手甲布に係
るもので、この手甲布を装着することにより、鎧
兜の全体に力強さ、強大性、威厳にとむ豊かな量
感が得られるようにしたものである。
従来、鎧兜を飾るのは、第1図(兜は省略して
ある)に示すように、基台1に立設した芯木2を
鎧の胴部3の内部空間に通し、この芯木2に固着
してある横木4の両端部に鎧の両側の肩上(わた
がみ)5を掛けて前記胴部3を吊り下げ、次に両
側の肩上5にそれぞれ手甲布6を紐7で取り付
け、さらに肩上5に鎧の袖8を取り付けて前記手
甲布6の上に重ねている。
この手甲布6は、通常、金らん、どんす等の厚
手で腰の強い織物地によつて形成されているが、
鎧の袖8がその重みで自然と下方に垂れる荷重を
支承し得るものではないから、手甲布6は垂れた
袖8に押されて肩先から上腕部にかけての張り出
し、膨らみが欠け、第1図示のように、いわゆる
痩せ細りの形態となつて充満した力感、豊かな量
感が得られない。
この点を解決するため、手甲布6の内部に柔ら
かな紙、綿などの成型材を填装することも行われ
ているが、輸送、収納時などにその位置がずれて
変形し易いほか、長年反復して使用するとこれら
の成型材が劣化し、且つ織物地の腰の強さも失わ
れ、一段と痩せ細つた形態となる。
また、例えば実開昭53−164499号のように、金
属又は合成樹脂製の弾性帯を外方に湾曲突出させ
て鎧の両側腋下部の切欠空間に架設し、この弾性
帯で手甲布及び鎧の袖を支承して外方に張り出さ
れる手段も提案されている。
しかし、この弾性帯は手甲布及び鎧の袖の肩先
に近い約3分の1の部分を支承するのみであるか
ら、それから先の上腕部終端にいたる約3分の2
の残余部分は依然として垂れ下がつてしまい、ま
た、弾性帯は手甲布の横幅をすべて支持するほど
の幅がないので、前記残余部分は側面からみても
細くなつてしまう欠点があつた。
さらに、実開昭54−160291号のように、金らん
等の表布の裏面全体に発泡樹脂シートを貼着し、
これを用いた成形品が所定の形状を保つようにし
たものもある。
しかし、これで例えば手甲布を形成すると、所
要の膨らみの形状が得られる反面、手甲布全体が
固定された形状となつて肘部分の折曲が不可能で
あるから、装飾金具を取り付けた手の甲の部分の
位置を自由に変えて調整することができず、鎧兜
全体の装飾形態、恰好に適切に合致させられない
不都合がある。また、表布の裏面全体にシートが
貼着されているので表面の布地は緩みの全くない
板状のものとなり、布地に特有のひだ、起伏曲線
などから醸し出される布地の感触、美観が全て消
失してしまうという欠点がある。
本案は上記の問題点をすべて解決しようとする
もので、所要の布地で形成した手甲布の肩先から
上腕部終端にいたる部分の内面に該部分の形状と
ほぼ同一の形状の金属薄板を重ね、前記金属薄板
と布地を接着剤又は鋲により適宜位置で止着し、
肩先部分に共通の透孔を穿つて取付用紐を挿通し
た構成を要旨としている。
このように、本案の手甲布はその肩先から上腕
部終端にいたる部分の内面に金属薄板を重ねてあ
るから、従来と同じくこれを肩上に取り付けてそ
の上に鎧の袖を重ねても、その重みは前記金属薄
板によつて支承されるので手甲布が垂れ下がるこ
とはなく、第3図示のように肩先から上腕部終端
にいたる部分が充分に外側に張り出し、正面及び
側面からみて膨らみが保たれる。
また、金属薄板は上腕部終端までに限られてい
るので、肘部分は布地を自在に折り曲げることが
でき、したがつて手の甲の部分の置く位置を任意
に調整して最も望ましい位置にすることが可能と
なる。さらに、手甲布の布地と金属薄板はその適
宜な位置を止着させてあるため、表面に表われる
布地の止着部位の間には充分は緩み、遊びが保た
れており、前記鎧の袖に押された場合に、ひだ、
起伏曲線等が生じて布地特有の感触を損うことが
ない。
なお、手甲布と金属薄板に共通の透孔を設けて
これに取付用紐を挿通するので、手甲布の透孔の
周縁は前記金属薄板の透孔の周縁によつて補強さ
れ、容易に破損を来たすことがない。
以下、本案の一実施例を示す図面について具体
的に説明すると、手甲布6は、金らん、どんす等
の厚手の織物地を用いて従来と同様に形成されて
おり、その肩先6aから上腕部終端6bにいたる
部分の内面に該部分の形状とほぼ同一の形状の金
属薄板9を重ね、接着剤又は鋲などの止着金具に
より、手甲布6の適宜位置を金属薄板9に止着し
て一体化させ、肩先の部分に共通の透孔6cを穿
つて取付用の紐7を挿通してある。
この金属薄板としては、例えば亜鉛メツキ剛
板、銅板、アルミ板その他適宜な金属板が用いら
れ、その厚みは0.2〜0.6mm程度であればよい。
以上に述べたところから明らかなように、本案
の手甲布は、これを取り付けるのみで、第3図に
示すごとく、飾り鎧兜全体の恰幅をよくすること
ができ、力強い豊かな力感、強大性、威厳にとむ
量感を生ぜしめ得るとともに、肘部分が折曲自在
であるから手の甲の部分の位置を至適な位置に調
整し、鎧兜全体の恰好を最も望ましい形態にでき
る効果がある。また、金属薄板を重ねた部分の布
地は一面的にならず、ひだ、起伏曲線などが形成
されて布地の柔らかい感触、美観が少しも損われ
ない、など多くの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の手甲布を用いた飾り鎧の要部の
正面図、第2図は本案手甲布の下部側の斜面図、
第3図は本案手甲布を用いた飾り鎧の要部の正面
図である。 6……手甲布、6a……肩先、6b……上腕部
終端、9……金属薄板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要の布地で形成した手甲布の肩先から上腕部
    終端にいたる部分の内面に該部分の形状とほぼ同
    一の形状の金属薄板を重ね、前記金属薄板と布地
    を接着剤又は鋲により適宜位置で止着し、肩先部
    分に透孔を穿つて取付用紐を挿通したことを特徴
    とする飾り鎧兜の手甲布。
JP9016282U 1982-06-18 1982-06-18 飾り鎧兜の手甲布 Granted JPS58193993U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9016282U JPS58193993U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 飾り鎧兜の手甲布

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JP9016282U JPS58193993U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 飾り鎧兜の手甲布

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Publication Number Publication Date
JPS58193993U JPS58193993U (ja) 1983-12-23
JPH022382Y2 true JPH022382Y2 (ja) 1990-01-19

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ID=30098706

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JP9016282U Granted JPS58193993U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 飾り鎧兜の手甲布

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434878Y2 (ja) * 1986-02-20 1992-08-19

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53164499U (ja) * 1977-05-28 1978-12-22
JPS54160291U (ja) * 1978-04-28 1979-11-08

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Publication number Publication date
JPS58193993U (ja) 1983-12-23

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