JPS5846089Y2 - 帯枕 - Google Patents
帯枕Info
- Publication number
- JPS5846089Y2 JPS5846089Y2 JP1980164057U JP16405780U JPS5846089Y2 JP S5846089 Y2 JPS5846089 Y2 JP S5846089Y2 JP 1980164057 U JP1980164057 U JP 1980164057U JP 16405780 U JP16405780 U JP 16405780U JP S5846089 Y2 JPS5846089 Y2 JP S5846089Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower member
- upper member
- pillow
- cut
- fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Bedding Items (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、着物の着付時に使用する帯枕に係り、製作
が容易で使い勝手の良いものを提供することを目的とす
る。
が容易で使い勝手の良いものを提供することを目的とす
る。
帯枕は和装小物類のなかでも着物の着付時に必須不可欠
のものとして伝統的に使用されてきただけに、旧態依然
としたところがあって従来構造のものにはつぎのような
問題があった。
のものとして伝統的に使用されてきただけに、旧態依然
としたところがあって従来構造のものにはつぎのような
問題があった。
その第1は、人件費による製作コストが高い点である。
すなわち、帯枕は着装した帯の下に覆れて見えないもの
であるが、近時の発泡樹脂や軟質樹脂で一体成形したま
までは材質感が着物になじみ難いし、商品価値も出ない
。
であるが、近時の発泡樹脂や軟質樹脂で一体成形したま
までは材質感が着物になじみ難いし、商品価値も出ない
。
とこで、伝統的に外周を正絹などの布地で被覆し、その
布地の周縁部を帯枕本体の扁平下面に折返して接着した
り縫着したりしているが、この布地周縁部をできるだけ
しわ付きなく処理する手作業に大変な手間と労力と熟練
を要し、これがコストアップの最大原因になっていたの
である。
布地の周縁部を帯枕本体の扁平下面に折返して接着した
り縫着したりしているが、この布地周縁部をできるだけ
しわ付きなく処理する手作業に大変な手間と労力と熟練
を要し、これがコストアップの最大原因になっていたの
である。
また布地の周縁部が見えて不体裁でもあった。
第2の問題点は帯枕本体への結び紐の取付方にあった。
すなわち、従来では左右の各結び紐の基端を帯枕本体に
被覆した前記布地に縫着しており、使用時に左右の結び
紐を強く引っ張ると引きちぎれ易かった。
被覆した前記布地に縫着しており、使用時に左右の結び
紐を強く引っ張ると引きちぎれ易かった。
また、その結び紐は引きちぎれやすいうえに、縫着個所
が露出すると不体裁であるところから、従来一般に結び
紐を帯枕本体の下端に縫着している。
が露出すると不体裁であるところから、従来一般に結び
紐を帯枕本体の下端に縫着している。
そのため、帯枕本体を背に当て左右の結び紐を結ぶ際に
、厚みのある帯枕本体がぐらつきやすく使い勝手が悪か
った。
、厚みのある帯枕本体がぐらつきやすく使い勝手が悪か
った。
この考案はかかる従来の欠点を解消するために提案され
たものであり、以下その詳細を図面に基づき説明する。
たものであり、以下その詳細を図面に基づき説明する。
1は左右横長の帯枕本体である。
これはクッション性を有する、例えば発泡ウレタン樹脂
などでそれぞれ別々に成形された下部材2と上部材3と
からなる。
などでそれぞれ別々に成形された下部材2と上部材3と
からなる。
下部材2は上面2aが扁平な嵌合受面に凹設形成され、
下面2bが凹曲扁平面に形成された略々台形状をなして
おり、上部材3は下面3aが扁平に形成されたかまは゛
こ状をなしている。
下面2bが凹曲扁平面に形成された略々台形状をなして
おり、上部材3は下面3aが扁平に形成されたかまは゛
こ状をなしている。
4は上部材3の外周に上方から被覆される、正絹などの
模様入り布地であり、その周縁部4aは上部材3の下面
3aに折返して一旦仮付けされている。
模様入り布地であり、その周縁部4aは上部材3の下面
3aに折返して一旦仮付けされている。
5はトリコット編又はガーゼなどからなる、伸縮性を有
する筒状結び紐であり、これの中間部には長手方向の切
れ目を入れ、該切れ目を介して結び経内に下部材2を包
み込む。
する筒状結び紐であり、これの中間部には長手方向の切
れ目を入れ、該切れ目を介して結び経内に下部材2を包
み込む。
このとき、前記切れ目は下部材2の上面に位置させる。
かくして、下部材2の上面2aに上部材3の下面3aを
上方から嵌合し、両部材2,3の接合面2a、3aどう
しを接着剤で不離一体に接着固定し、もって前記布地4
の周縁部4aを接合面2a、3a間に折込んだ状態で接
着するとともに、下部材2と筒状結び紐5とが相対的に
位置ずれしないようにしたものである。
上方から嵌合し、両部材2,3の接合面2a、3aどう
しを接着剤で不離一体に接着固定し、もって前記布地4
の周縁部4aを接合面2a、3a間に折込んだ状態で接
着するとともに、下部材2と筒状結び紐5とが相対的に
位置ずれしないようにしたものである。
なお、結び紐5に入れた前記切れ目は下部材2を結び経
内に包み込んだ状態において開拡するが、その切れ目の
開口周縁が外側に見えないようにすることが好ましい。
内に包み込んだ状態において開拡するが、その切れ目の
開口周縁が外側に見えないようにすることが好ましい。
この切れ目の開口周縁も上下部材2,3間に接着するよ
うにしてもよい。
うにしてもよい。
また、筒状結び紐5に切れ目を入れないで一端開口より
中間部に下部材2を内包し、下部材2の上面2aに該結
び紐5をはさんで上部材3の下面3aを接着するように
してもよい。
中間部に下部材2を内包し、下部材2の上面2aに該結
び紐5をはさんで上部材3の下面3aを接着するように
してもよい。
lた、筒状結び紐5を介して内部の下部材2が透視され
る場合には、この下部材2の外周にガーゼなどの布地を
被覆し、その周縁部を上面2aに折返して上部材3の下
面3aとの間で接着してもよい。
る場合には、この下部材2の外周にガーゼなどの布地を
被覆し、その周縁部を上面2aに折返して上部材3の下
面3aとの間で接着してもよい。
以上説明したように、この考案によれば、上部材3に被
覆した正絹などの布地4の周縁部4aが上部材3の下面
3aに折返されて上下部材2,3間に接着されるものと
なっている。
覆した正絹などの布地4の周縁部4aが上部材3の下面
3aに折返されて上下部材2,3間に接着されるものと
なっている。
したがって、布地4の周縁部4aの接着処理が容易かつ
確実であり、外から見えないので体裁もよい。
確実であり、外から見えないので体裁もよい。
また、下部材2は伸縮性を有する筒状結び紐5に密着状
に内包するようにしたので、この下部材2にまで正絹な
どの高価な布地を敢えて被覆する必要がないとともに、
筒状結び紐5が強く引っ張ってもち切れることがなく、
更に該結び紐5で帯枕を安定よく背中に位置決め装着で
きて使い勝手もよい。
に内包するようにしたので、この下部材2にまで正絹な
どの高価な布地を敢えて被覆する必要がないとともに、
筒状結び紐5が強く引っ張ってもち切れることがなく、
更に該結び紐5で帯枕を安定よく背中に位置決め装着で
きて使い勝手もよい。
更に、筒状結び紐5の中間部に長手方向の切れ目を入れ
たので、この切れ目を介して下部材2を容易かつ正確に
該紐5内の所定位置に包み込むことができる。
たので、この切れ目を介して下部材2を容易かつ正確に
該紐5内の所定位置に包み込むことができる。
そのうえ、下部材2の上面2aを扁平な嵌合受面に凹設
形成したので、前記布地4の周縁部4aが該受面2内に
完全に隠敞され、該周縁部4aに皺付きなどが生じても
外から全く見えないので体裁がよく、また上下両部材2
,3を容易かつ正確に位置合わせ接合でき、製造の際の
組付作業性の向上を期することができる。
形成したので、前記布地4の周縁部4aが該受面2内に
完全に隠敞され、該周縁部4aに皺付きなどが生じても
外から全く見えないので体裁がよく、また上下両部材2
,3を容易かつ正確に位置合わせ接合でき、製造の際の
組付作業性の向上を期することができる。
第1図は本考案に係る帯枕の中央縦断正面図、第2図は
本考案の構成部材である筒状結び紐に下部材を内包した
状態の平面図である。 1・・・・・・帯枕本体、2・・・・・・下部材、2a
・・・・・・下部材の上面、3・・・・・・上部材、3
a・・・・・・上部材の下面、4・・・・・・布地、4
a・・・・・・布地の周縁部、5・・・・・・筒状結び
紐。
本考案の構成部材である筒状結び紐に下部材を内包した
状態の平面図である。 1・・・・・・帯枕本体、2・・・・・・下部材、2a
・・・・・・下部材の上面、3・・・・・・上部材、3
a・・・・・・上部材の下面、4・・・・・・布地、4
a・・・・・・布地の周縁部、5・・・・・・筒状結び
紐。
Claims (1)
- 上面2aが扁平な嵌合受面に凹設形成されたクッション
性を有する下部材2と、下面3aが扁平に形成されたク
ッション性を有する上部材3とからなる帯枕本体1と、
上部材3の外周に上方から被覆され、その周縁部4aが
該上部材3の下面3aに折返された模様入り布地4と、
伸縮性を有し、中間部に長手方向の切れ目を入れた筒状
結び紐5とからなり、筒状結び紐5内の中間部に前記切
れ目を介して下部材2を包み込んだうえで、該下部材2
の上面2aに上部材3の下面aを上方から位置合わせ状
に嵌合するとともに、該下部材2の上面2aと上部材3
の下面3aとを不離一体に接着固定した帯枕。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980164057U JPS5846089Y2 (ja) | 1980-11-14 | 1980-11-14 | 帯枕 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980164057U JPS5846089Y2 (ja) | 1980-11-14 | 1980-11-14 | 帯枕 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5735325U JPS5735325U (ja) | 1982-02-24 |
JPS5846089Y2 true JPS5846089Y2 (ja) | 1983-10-20 |
Family
ID=29522809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980164057U Expired JPS5846089Y2 (ja) | 1980-11-14 | 1980-11-14 | 帯枕 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5846089Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225930Y2 (ja) * | 1972-03-27 | 1977-06-13 |
-
1980
- 1980-11-14 JP JP1980164057U patent/JPS5846089Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5735325U (ja) | 1982-02-24 |
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