JPH02236000A - 液体柔軟仕上剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水への分散性の良好な液体柔軟仕上剤に関す
る。

〔従来の技術およびその課題〕

現在、家庭用液体柔軟仕上剤として市販されているもの
は、その殆んどが、一分子中に１〜２個の長鎖アルキル
基を有する実質的に水に不溶なカチオン性活性剤、なん
かずくジ（硬化牛脂アルキル）ジメチルアンモニウム塩
を主成分とするものである。

ところで、洗剤の高性能化に伴ない、洗濯機の撹拌力が
小さくても、充分な洗浄力が得られること、及び衣料の
損傷を極力低減するために、洗濯機の撹拌力は小さくな
る傾向にある。

このため洗濯すすぎ工程において、実質的に水に不溶な
陽イオン活性剤から成る柔軟仕上剤の、すすぎ水への分
散が短時間では不充分となる場合があり（特にすすぎ水
が低温の時）、このため繊維へのムラづきが生じるなど
の不都合が認められる。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明者は、かかる実状において鋭意検討の結果、水に
不溶の陽イオン活性剤と共に、特定の非イオン系の活性
剤と、特定の塩類を含有し、且つ、特定の範囲にｐＨを
コントロールすることにより、少ない撹拌力でも、すす
ぎ工程のすすぎ水に容易に、柔軟仕上剤を分散し得る事
を見い出し、本発明を完成した。

すなわち、本発明は、下記（ａ）〜（ｃ）成分を必須成
分として含有し、且つ原液の３０℃でのｐＨが７．５〜
１０．５にコントロールされた液体柔軟仕上剤を提供す
るものである。

（ａ）　　一般式（１）で示される実質的に水不溶性の
陽イオン活性剤３〜２０重量％、 （式中、Ｒｌ，　Ｒ２は炭素数１２〜２２の飽和又は不
飽和の炭化水素基を表し、Ｒ３，　Ｒ４はメチル、エチ
ル、又はヒドロキシアルキル基を表し、Ｘはハロゲン、
Ｃ１１３Ｓ０４、又はＣ２１１５ＳＯ４を表す。）（ｂ
）　　炭素数８〜１８の炭化水素基を有するアルコール
、カルボン酸又はアミンのエチレンオキシドを必須とす
るアルキレンオキシド付加物０．１〜３重量％、 （ｃ）　　Ｎ　ａ　Ｃ　１又はＣａＣ１２０．０２〜０
．８重量％。

本発明に用いられる陽イオン界面活性剤（ａ）は柔軟基
剤として公知のものであり、具体的にはジミリスチルジ
メチルアンモニウムクロライド、ジバルミチルメチルヒ
ドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェート、ジ水
素添加牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロライド、
ジステアリルメチルポリオキシエチレン（平均重合度５
モル）アンモニウムクロライド、ジオレイルジメチルア
ンモニウムクロライド、ラウリルステアリルジメチルア
ンモニウムクロライド等が挙げられる。就中、特に望し
いものはジオレイルジメチルアンモニウムクロライドで
ある。

これらの（ａ）成分は、一般にモノ長鎖及びトリ長鎖体
を合成副生物として含有する。

更に、本発明においては前記（ａ）成分の他に、水に実
質的に不溶な次のような第４級アンモニウム塩柔軟基剤
を併用することもできる。すなわち、ジ〔（２−オクタ
デカノイルアミド）エチル〕ジメチルアンモニウムクロ
ライド、エチル−１−オクタデカノイルアミドエチル−
２ヘプタデシルイミダゾリニウムエトサルフェート、メ
チル−１−牛脂アミドエチル−２−牛脂アルキルイミダ
ゾリニウムクロライド、メチル１−オレイルアミドエチ
ル−２−オレイルイミダゾリニウムメトサルフェート、
ジ（ステアロイルオキシエチル）メチルヒドロキシエチ
ルメトサルフェ−１・、Ｎ−ラウリルーＮ−ステアリル
オキシカルボキシメチルーＮ，Ｎ−ジメチルアンモニウ
ムクロライドなどである。

本発明において、（ｂ）成分のアルキレンオキシド付加
物としては、ラウリルアルコール、オレイルアルコール
、ステアリルアルコールナトの炭素数８〜１８の飽和又
は不飽和の天然アルコールあるいは種々の方法で得られ
る分岐状の合成アルコールにアルキレンオキシドを付加
したものや、炭素数８〜１８の飽和又は不飽和の炭化水
素基を有する脂肪酸またはＮ置換アミンにアルキルオキ
シドを付加したものが使用される。

特に、オレイルアルコールや分岐状の長鎖アルコールに
アルキレンオキシドを付加したものが、長期保存を行っ
た場合でも水への分散性に優れる点で好ましい。

アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシドが必須
であり、一部プロピレンオキシドを付加しても良い。エ
チレンオキシド付加モル数は５〜５０モルが適当である
。更にプロピレンオキシドを付加する場合そのモル数は
１〜１０モルが適当である。

本発明に用いられる（ｃ）成分のＮａＣ１又はＣａＣｌ
．には、柔軟仕上剤の粘度の低下効果が認められ、この
ため水への分散性を向上させる。

本発明における各成分の含有量は、（ａ）成分は３〜２
０重量％であり、特に４〜１６重量％が好ましく、（ｂ
）成分は０．１〜３重量％であり、特に０．２〜１．５
重量％が好ましく、（ｃ）成分は０．０２重量％〜０，
８重量％の範囲である。

本発明の特に重要なポイントである柔軟仕上剤原液のｐ
｝Ｉの調整において、ｐｌ｛調整剤としてはＮａＯＨ，
　ＫＯＩＩ又は置換基を有しても良いアミン誘導体から
選択するのが良い。アミン誘導体の例としては、アルキ
ルアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミンや他
のポリアルキレンボリアミンなどが挙げられ、これらに
アルキレンオキシドを付加したものや、アルカノールア
ミンも有効である。

本発明の液体柔軟仕上剤は原液の３０℃におけるｐＨが
、７．５〜１０．５の範囲にコントロールされされ、特
に８．０〜９．５が好ましい。尚、従来一般に市販され
ている液体柔軟仕上剤のｐｌｌは２．５〜６．０である
。

本発明の衣料用柔軟仕上剤には通常の衣料用柔軟仕上剤
に使用されている香料、色素、シリコーン化合物、抗菌
剤、イソブロビルアルコール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコールなどの溶剤や、陽イオン活性剤以外
の柔軟剤としてポリオールと長鎖脂肪酸のエステルや、
長鎖脂肪酸等を添加しても良い。

〔実施例〕

以下に実施例により、本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。

１〜４　　び　　　　　１〜４ 一般式（Ｉ）中のＲ　ｌ”　Ｒ　４及びＸが第１表に示
すような組成の（ａ）成分ａ−１、ａ−２、第２表に示
す（ｂ）成分ｂ−１、ｂ−２、ｂ−３、及び第３表に示
す（ｃ）成分を用いて、第３表に示すような組成の液体
柔軟仕上剤を調製し、得られた液体柔軟仕上剤原液のｐ
ｎを調整してそれぞれのすすぎ水への分散性及び衣料へ
のムラつきについて以下の方法により評価した。

゛　　のすすぎ　への　　　　び　　へのムラＵ組が汰 自動洗濯機銀河３．０（東芝■製）に、水３０ｎを入れ
市販洗剤ザブ（花王■製）によって洗濯、すすぎを繰り
返したタオル１　ｋｇを投入し、水温を２℃に設定して
、弱回転で１分間撹拌した後、停止し、第３表の柔軟仕
上剤を（ａ）成分が３ｇとなるように投入する。柔軟仕
上剤を投入してから３０秒後及び２分後の柔軟仕上剤の
水への分散性を観察する。

その後、３０秒間脱水した後、柔軟仕上剤のムラつきを
観察する。この時の評価基準は以下の通りである。

〈水への分散性〉 ○・・・３０秒後に完全に均一分散 △・・・２分後にほぼ分散 ×・・・２分後も分散しない 〈柔軟仕上剤のタオルへのムラつき〉 ○・・・　ムラつきなし ×・・・　ムラつきあり 第１表　（ａ）成分の組成 第２表　（ｂ）成分の組成 注）＊１　日産化学工業■製　分岐アルコール＊２　ソ
フタノール１２ｏ（日本触媒■製）第３表 〔発明の効果〕 本発明によれば、低温水に対しても良好な分散性を有し
、更に衣料に対するムラつきのない液体柔軟仕上剤が得
られる。

注）＊３ 名｛諌短士上斉りに冑ｆ鳩洲叫２０ｐ陣を添加した。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　下記の（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）成分を必須成分と
   して含有し、且つ原液の３０℃でのｐＨが７．５〜１０
   ．５にコントロールされた液体柔軟仕上剤。 （ａ）一般式（ I ）で示される実質的に水不溶性の陽
   イオン活性剤３〜２０重量％、 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） （式中、Ｒ＾１、Ｒ＾２は炭素数１２〜２２の飽和又は
   不飽和の炭化水素基を表し、Ｒ＾３、Ｒ＾４はメチル、
   エチル、又はヒドロキシアルキル基を 表し、Ｘはハロゲン、ＣＨ＿３ＳＯ＿４、又はＣ＿２Ｈ
   ＿３ＳＯ＿４を表す。） （ｂ）炭素数８〜１８の炭化水素基を有するアルコール
   、カルボン酸又はアミンのエチレン オキシドを必須とするアルキレンオキシド 付加物０．１〜３重量％、 （ｃ）ＮａＣｌ又はＣａＣｌ＿２０．０２〜０．８重量
   ％。