JPH02235830A - 光学活性な2―フルオロ―3―アルコキシ―1―プロパノ―ル及びその製造方法 - Google Patents

光学活性な2―フルオロ―3―アルコキシ―1―プロパノ―ル及びその製造方法

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JPH02235830A
JPH02235830A JP5605689A JP5605689A JPH02235830A JP H02235830 A JPH02235830 A JP H02235830A JP 5605689 A JP5605689 A JP 5605689A JP 5605689 A JP5605689 A JP 5605689A JP H02235830 A JPH02235830 A JP H02235830A
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JP
Japan
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fluoro
optically active
propanol
alkoxy
glycidyl ether
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Pending
Application number
JP5605689A
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English (en)
Inventor
Junko Umezawa
梅沢 順子
Keizo Furuhashi
古橋 敬三
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 上の 本発明は、医薬、農薬もしくは強誘電性液晶等の機能性
材料を製造するための中間体として利用される光学活性
な2−フルオロ−3−アルコキシ−1−プロバノールを
提供することに関する。
l米二投■ 2−フルオロ−3−アルコキシ−1−プロパノールはグ
リセリンから誘導するする方法が知られている〔例えば
、ブラヒビッツら,ジャーナル・プラクト・ケミー(J
ournal f.prakt,Chemie,) 3
21, p775 (1979) ]。
しかし、この化合物はラセミ体であり、光学活性な化合
物は未だ得られていない。ところで、特異な生理活性や
機能を有する医薬や農薬、さらには強誘電性液晶等の開
発のための原料として、この種の化合物の光学活性体の
安価で大量の提供が望まれている。しかし、この化合物
のラセミ体から光学活性体を光学分割等で得る方法は、
未だその手段も確立されておらず、またコストが非常に
高くつくものと予想される。
し    と  る 本発明者は、かかる現状に鑑み、鋭意研究を進めた結果
、光学活性なアルキルグリシジルエーテルにアミンーフ
ツ化水素錯体を作用させると、驚くべきことにラセミ化
することなく、光学活性な2−フルオロー3−アルコキ
シー1−プロパノールを得ることができることを見い出
した. 本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、本発明
の目的は、新規な化合物である2−フルオロ−3−アル
コキシ−1−プロバノールの、安価で、しかも簡易な製
造方法を提案することにある。
ための 本発明は、下記式(I) (式中はRは炭素数1乃至l9のアルキル基を、C8は
光学活性が付与された不斉炭素を表わす)で示される光
学活性な2−フルオロー3−アルコキシ−1−プロバノ
ール及び、下記式(II)O (式中はRは炭素数1乃至19のアルキル基を、C暑よ
光学活性が付与された不斉炭素を表わす)で示される光
学活性なアルキルグリシジルエーテルにアミンーフツ化
水素錯体を作用させることから構成される前記光学活性
な2−フルオロー3−アルコキシーl−プロパノールの
製造方法からなるものである。
本発明の一般式(1)で示される光学活性な2−フルオ
ロ−3−アルコキシ−1−プロバノールとしては、(+
)−2−フルオロー3−メトキシー1−ブロバノール、
(+)−2−フルオロー3−エトキシー1−プ口パノー
ル、(+)−2−フルオロー3−プロビルオキシー1−
プロパノール、(+)−2〜フルオロー3−プチルオキ
シ−1−プロバノール、(+)−2−フノレオロ−3−
ペンチノレオキシ−1−プロバノール、(+)−2−フ
ルオロ−3−へキシルオキシ−1−プロパノール、(+
)−2−フルオロー3−へプチルオキシ−1−プロバノ
ール、(+)−2−フルオロー3−オクチルオキシ−1
−プロバノール、(+)−2−フルオロー3一ノニルオ
キシ−1・−ブロバノール、(+)−2−フルオロー3
−デシルオキシーl−プロパノール、(+)−2−フル
オロ−3−ウンデシルオキシ−1−プロバノール、(+
)−2−フルオロー3−ドデシルオキシ−1−プロバノ
ール、(+)−2〜フルオロー3−トリデシルオキシ−
1−プロバノール、(+)−2−フルオロー3=テトラ
デシルオキシーl−プロバノール、(+)−2−フルオ
ロ−3−ペンタデシルオキシーl−プロパノール、(+
)−2−フルオロー3−ヘキサデシルオキシー1−プロ
バノール、(+)−2−フルオロー3−ヘブタデシルオ
キシーl−プロパノール、(+)−2−フルオロ〜3−
オクタデシルオキシ−1−プロバノール、(+)−2−
フルオロー3−ノナデシルオキシ−1−プロバノール等
並びに(−)の上記アルカノールを例示しつる。
一方、上記化合物を製造するための出発物質として用い
る光学活性なアルキルグリシジルエーテルとしては、(
+)一メチルグリシジル工一テル、(+)一エチルグリ
シジルエーテル、(+)一ブロビルグリシジルエーテル
、(+)一ブチルグリシジルエーテル、(+)一ペンチ
ルグリシジルエーテル、(+)一へキシルグリシジルエ
ーテル、(+)一へプチルグリシジルエーテル、(+)
一オクチルグリシジルエーテノレ、(+)一ノニルグリ
シジルエーテル、(+)一デシルグリシジノレエーテノ
レ、(+)一ウンデシノレグリシジノレエーテル、(+
)一ドデシルグリシジルエーテル、(十)一トリデシル
グリシジルエーテル、(+)一テトラデシルグリシジル
エーテル、(+)一ペンタデシルグリシジルエーテル、
(+)一ヘキサデシルグリシジルエーテル、(+)一ヘ
ブタデシルグリシジルエーテル、(+)一オクタデシル
グリシジルエーテルζ(+)一ノナデシルグリシジルエ
ーテル等並びに(−)の上記エボキシドを例示しつる。
これらのエボキシド類は、微生物を利用してアルキルア
リルエーテルを酸化することにより調製できる(特願昭
6 2−8 6 2 0 1号参照). 本発明の化合物は、上記のような光学活性のアルキルグ
リシジルエーテル類をアミンーフッ化水素錯体と反応さ
せることにより得られる。
アミンーフツ化水素錯体は、アミンとフツ化水素酸を所
定のモル比で混合し、減圧下で水を留去する方法により
調製できる.例えば、ジイソプ口ビルアミンージフツ化
水素錯体(i−Pr).NH・2FHは、ジイソブ口ビ
ルアミン1モルとフッ化水素酸2モルの割合で混合し、
減圧下に水を留去することから得られる.また、この錯
体は、アミン中に無水フツ化水素を所定量吹き込むこと
によっても調製することができる. 上記反応に用いるアミンーフツ化水素錯体のアミンとし
ては、ジイソプ口ビルアミンの他、プロビルアミン、イ
ソブロビルアミン、プチルアミン、イソブチルアミン、
sec−プチルアミン、tert−プチルアミン、ジエ
チルアミン、ジブロビルアミン、ジブチルアミン、ジー
sec−プチルアミン−、トリエチルアミン、トリブロ
ビルアミン、トリブチルアミン、ヘキシルアミン、ジヘ
キシルアミン、トリヘキシルアミン、ヘプチルアミン、
オクチルアミン、tert−オクチルアミン、ジオクチ
ルアミン、デシルアミン、オグタデシルアミン、ビリジ
ン、メラミン等を例示し得る。
尚、アミンーフッ化水素錯体の使用量は、アルキルグリ
シジルエーテルに対するアミン量として、0.5〜lO
当量が適当である。
上記に示すアルキルグリシジルエーテル類とアミンーフ
ッ化水素錯体との反応は、クロロホルム、塩化メチし・
ン、四塩化炭素、ジエチルエーテル、酢酸エチル、アセ
トン、ヘキサン、ベンゼン、アセトニトリルなどの有機
溶媒中で行っても良いし、また無溶媒で行ってもよい。
反応温度は−20〜130℃の広範囲が用いられるが、
使用する溶媒の種類に応じて決めるとよい。反応時間は
反応温度に応じて0.5〜30時間の範囲で適宜決めら
れる。
上記により反応を行った後、当該反応生成物について相
分離、抽出、蒸留、カラムクロマトグラフイー等の手法
により、光学活性な2−フルオロ−3−アルコキシ−1
−プロバノールを分離、回収する。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
1施上l ビリジンーフッ化水素錯体(70/30w/w%、アル
デリッヒ(ALdrich)社製]11,8gに、氷浴
上で、(+)一へキシルグリシジルエーテル4.7 4
 g ( 3 0mmol)を滴下した。滴下終了後、
1時間かくはんし、反応液を氷水5 0+aQ中に注ぎ
、エーテルで抽出した。エーテル層を5%濃度の炭酸ナ
トリウム水溶液及び水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。
溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(溶出液、ヘキサン・:酢酸エチル=3 : l)に
付し、80〜90″C/2mHg(クーゲロール)で減
圧蒸留精製し、0.92gの2−フルオロー3−ヘキシ
ルオキシ−1−プロパノールを得た。収率は17%、ガ
スクロマトグラフィー純度は96%、比旋光度[α〕♂
は+0.8°(c=1,2,CHCI.)であった。
去鳳五又 (i−Pr),NH・4}(F2.7 g(1 5+u
aol)に、水浴上で(+)一へキシルグリシジルエー
テル1.5 8 g ( l O+anol)を滴下し
た。滴下終了後、40℃で4時間かくはんし、放冷した
後、この反応液を氷水30+aQ中に注いだ。エーテル
で抽出した後、当該エーテル層を5%濃度の炭酸ナトリ
ウム水溶液及び水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−(溶出液、ヘキサン:酢酸エチル=3:
l)に付し、80〜9 0 ’C/ 2 mHg (ク
ーゲロール)で減圧蒸留精製し、0.15gの2−フル
オロ−3−ヘキシルオキシ−1−プロバノールを得た。
収率は8%であった。
且里立羞呈 以上のように、本発明の光学活性な2−フルオロ−3−
アルコキシ−1−プロパノールは、前述したような種々
の有用物質の中間体として重要な化合物であり、また本
発明の製造方法によると光学活性なアルキルグリシジル
エーテルを出発物質として用い、安価に、簡便に光学活
性な2−フルオロ−3−アルコキシ−1−プロパノール
を製造することができるという格別の効果を奏する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中はRは炭素数1乃至19のアルキル基を、C^*
    は光学活性が付与された不斉炭素を表わす)で示される
    光学活性な2−フルオロ−3−アルコキシ−1−プロパ
    ノール。
  2. (2)下記式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中はRは炭素数1乃至19のアルキル基を、C^*
    は光学活性が付与された不斉炭素を表わす)で示される
    光学活性なアルキルグリシジルエーテルにアミン−フッ
    化水素錯体を作用させることを特徴とする請求項(1)
    に記載の光学活性な2−フルオロ−3−アルコキシ−1
    −プロパノールの製造方法。
JP5605689A 1989-03-10 1989-03-10 光学活性な2―フルオロ―3―アルコキシ―1―プロパノ―ル及びその製造方法 Pending JPH02235830A (ja)

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