JPH02235567A - 金属溶湯用濾材 - Google Patents

金属溶湯用濾材

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JPH02235567A
JPH02235567A JP5594789A JP5594789A JPH02235567A JP H02235567 A JPH02235567 A JP H02235567A JP 5594789 A JP5594789 A JP 5594789A JP 5594789 A JP5594789 A JP 5594789A JP H02235567 A JPH02235567 A JP H02235567A
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Takayuki Sugiyama
隆之 杉山
Tatsuji Suzuki
鈴木 辰司
Osamu Yamakawa
治 山川
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Fuji Yogyo Kk
NGK Insulators Ltd
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Fuji Yogyo Kk
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発叫は金属溶湯中から固形不純物を濾過するための金
属溶渇用濾材に関する。
(従来の技術) 金属の薄板や箔は金属溶湯をインゴットに鋳造し、これ
を圧延して製造される。ところが、金属溶湯に含まれる
金属酸化物や耐火物の微小破片等の固形不純物がそのま
まインゴット中に混入すると、これを圧延して薄板や箔
等を製造する過程でビンホールや表面欠陥が発生ずるこ
とがある。これを防ぐには、溶湯中から固形不純物を除
去する必要があり、そのために、従来、ガラスクロス、
アルミナボール或はセラミックフォーム等を溶湯濾過用
のフィルターとして使用していた。
ところが、ガラスクロスは早期に目詰まりし易く、また
アルミナボールは一旦捕獲した不純物が再流出し易いた
め濾過精度に劣り、更にセラミックフォームは気孔径が
大きいため微細な不純物を十分に濾過できないという欠
点がある。
そこで、近年、例えば特開昭48−6912号公報或は
特公昭52−22327号公報1こ記載されるように、
アルミナ等の骨材粒子を無機質結合材により結合させて
骨材粒子間に無数の微細連続気孔を形成した構成の濾材
が使用されつつある。
これによれば目詰まりを長期間にわたり防止でき、また
捕獲した固形不純物の再流出がなく、しかも気孔径を適
切になし得て精密なa過が可能,になるという利点があ
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この種の分野でも近年著しく高純度化が要望
されつつある。例えば、コンデンサの電極箔、磁気ディ
スク基板或いは半導体材料に使用されるアルミニウムは
、99.99%以上、ときには99.999%以上とい
う高純度が要望され、極微量の不純物も確実に除去しな
くてはならない。
しかしながら、上記した従来の濾材は無機質結合材中に
比較的多量のSt.2やCa分を含むため、その濾材を
使用して金属溶出から固形不純物を十分に除去したとし
ても、無機質結合材中のシリコンやカルシウム等が金属
溶渦中に溶出して溶渇の純度を低下させるという問題が
あった。即ち、無磯質結合材中の8102やCa分は、
アルミニウム溶湯に晒されると、S+ 02については
金属アルミニウムとの反応により遊離シリコンを生成し
て溶場内に溶出し、Ca分については金属溶湯との反応
性はないものの容易に溶場内に混入してしまうのである
そこで、本発1リIの目的は、固形不純物の除去を確実
になしjリることは勿論のこと、無機質結合材の構成成
分により金属溶出が汚染されることも極力防市でき、も
って高純度濾過を可能にできる金属溶ル5川濾材を提(
共するにある。
[発明のh%l成] (問題点を解決するための手段) 本発明の金属溶場用濾材は、雷融アルミナ及び焼結アル
ミナのうちのI FJi又は21’Ii以上の骨材粒子
をフ.q(n質結合材により結合させた構成であって、
その無機質結合材を、リンを含Hする化合物とアルミナ
微粒子とから構成されるようにし、その無機質結合材の
重量比を骨材粒子100重量部に対して5〜20重量部
となるようにしたところに特徴を有する。
(作用) 上記手段の金属溶湯用濾材によれば、無機質結合材はリ
ンを含有する化合物及びアルミナからなり、Sl 02
を含まないので、iI!.!i!シリコンに起因する溶
湯汚染は&奮実に防止することができる。
また、無機質結合材中にCa分が含まれた場合でも、リ
ンの(j在によりCa分の金属溶湯への流出が阻止され
る。しかも、この無機質結合材は十分な結合強度を有し
、後述する実施例にて例証されるように詠材として十分
に足る強度を与える。
ここで、骨材粒子としてポ融アルミナまたは焼結アルミ
ナが必要であるが、アルミナの純度の点で焼結アルミナ
がより望ましい。また、骨材粒子100重量部に対し無
機質結合材を5〜2 O ffi m部とするのは、そ
れが5重量部未満では骨材粒子間の結合力が不足して骨
材粒子の欠落が生じ、20重量部を越えると骨材粒子間
の空隙を無機質結合材が埋めてしまって濾過効率が低下
するがらである。尚、無機質結合材の最適な含HHは上
述の範囲内で骨材粒径に応じて異なる。
なお、リンを含有する化合物を含むように無機質結合材
を構成するためには、リン酸アルミニウム、リン酸リチ
ウム、リン酸マグネシウム、リン酸マンガン、リン酸カ
リウム、リン酸カルシウム、リン酸ストロンチウム、リ
ン酸セリウム、リン酸タリウム、リン酸鉄、リン酸鉛、
リン酸バリウム等のリン酸の金属化合物或いはリン酸、
リン酸アンモニウム、リン酸化物等のリン化合物を出発
原料として焼成すれば良い。無機質結合材のうち、リン
を含有する化合物とアルミナ微粒子との構成比は、広!
?l囲にlr容されるが、それらの化合物中に含まれる
リンを例えばP205に換算した部分が無機質結合{イ
全体に対して5〜60重口%であることが好ましい。5
重m%以−ドでは濾材の強度が低下する傾向を呈し、6
0重瓜96以上ではリンの溶出巳が多くなる傾向を呈す
るからである。また、アルミナ微粒子は細かいほど好結
果がy7られるが、中でも平均粒子径が1μ以下である
ことがより好ましい。反応性が高くなるためと考えられ
る。
(実施例) 以下本発明のいくつかの実施例につき述べる。
(1)実施例群A ここでは、骨材粒子と無機質結合材との適切な重量比が
明らかにされる。
実施例1〜4及び比較例1.2において骨材粒子として
は14〜28メッシュの焼結アルミナを使用している。
無機質結合材の組成は、P20,換算重二が20%、そ
の他の大部分が平均粒子径Q,61tのアルミナ微粒子
である。骨材粒子の1oo市量部に対し、無機質結合材
が次表の通りになるように原料を,M整して成形・乾燥
後、1300℃にて填成した。焼成後、骨材粒子の結合
状態を観察し、曲げ強度、アルミニウム溶湯への溶出成
分を測定し、総合評価を与えた。
第   1    表 上表から明らかなように、各実施例1〜4とも実用上十
分な曲げ強度を有するものであった。また、試験結果は
掲げていないが、Ca,Na,K,Si,  Fe. 
 B,Pの溶出量は全てIPPM以下で、アルミニウム
溶湯の汚染はほとんどないといえた。無機質結合材中の
Pの存在によりそれらの不純元素の溶出が抑制されてい
ると考えられる。
これらの実施例からは、無機質結合材の重量比は、骨ヰ
」粒子100車量部に対して5〜20重量部であること
か望ましいことが明らかにされた。
尚、第1表中、比較例2は大きな強度を有するが、これ
は無機質結合材の割合いが過剰であるため、骨材粒子間
の隙間が無機質結合材により埋められて「1詰まり状簡
を呈しており、濾過性能の点から実用に洪し得なかった
。逆に、比較例1では、無機質結合材の割合いが不足し
て結合力が小さいため、強度の点から実用的ではなかっ
た。
(2)実施例1:IB ここでは、リンを含何する化合物の無機質結合材中にお
けるより望ましい構成比が明らかにされる。
実施例5〜11において骨{オ粒子としては14〜28
メノシュの焼結アルミナを使用している。
・1゛1月粒了100重m部にχ・1し、無機質結合材
は12重m部であり、その組成はリンを含有した化合物
と平均拉丁径0、6 /7のアルミナ微粒了とからなる
。無機質結合材100重量部に対するリンな(−i化合
物の市量比(PzO,への換算重二に基づく)が大々第
2表の通りになるように原料をユ゛1j整して成形・乾
だめ後、】一300℃にて焼成した。焼成後、骨祠拉子
の結合状態を観察し、曲げ強度、アルミニウム溶湯への
溶出成分を測定し、総合評価をりえた。尚、溶出成う)
の測定方法は、純度99.996のアルミニウム溶湯1
0重量部に対し濾材材l1の1重量部を750℃で48
時間浸漬して溶出中の各成5)を分析した。溶出量は、
浸漬前後の各成分の分祈値の差をとり、1時間当りとし
て算出している。
第2表から明らかなように、各実施例5〜11とも実用
上十分な曲げ強度を白゛するばかりか、不?元素の溶出
量は低《抑えることができた。無機質結合材中のPの存
在によりそれらの不純元素の溶出が抑制されていると考
えられる。また、一般的には、無機質結合+4’ 1 
0 0重量部に対するリン含有化合物のP 2 0 %
換算量は、5〜60重量部の範囲にあることが好ましい
と考えられる。5重量部に満たないときには曲げ強度が
不足傾向を呈し、60重m部以上のときにはリンの溶出
mがIPPMを越えてしまうことがあるためである。但
し、金属溶揚の要求される純度によっては、その範囲を
外れても使用可能であろう。
(3)実施例群C ここでは、無機質結合材の出発原料として第1リン酸ア
ルミニウム(Al ■0,・3 P 2 0 s6H,
O)と微粒子アルミナとの組み合わせが好適すること、
及び、その場合において無機質結合材中のp2o,に換
算したリン含有化合物のより望ましい構成比が明らかに
される。
実施例12〜18において骨材粒子としては14〜28
メッシュの焼結アルミナを使用している。
骨材粒子100ffl量部に対し、無機質結合材は15
重量部であり、その出発原料は第1リン酸アルミニウム
と甲均粒子径0.9μの易焼結アルミナである。無機質
結合材100ffiffi部に対するリン含有化合物の
P205換算量が夫々第3表の通りになるように原料を
13 ’1 シて成形・乾燥後、1350℃にて焼成し
た。焼成後、骨材粒子の結合状態を観察し、曲げ強度、
アルミニウム溶湯への溶出成分を計1定し、総合評価を
与えた。尚、溶出成分の測定力法は、実施例群Bと同一
である。
第3表から明らかなように、各実施例12〜18とも実
用上十分な曲げ強度をaずるばかりか、不純元素の溶出
量は低く抑えることができた。無機質結合材中のPの存
在によりそれらの不純元素の溶出が抑制されていると考
えられる。従って、無機質結合材の出発原料として、リ
ン酸、リン酸アンモニウム或いはリン酸化物等のリン以
外の金属元素を含まないリン含有化合物を単独で使用し
なくとも、第1リン酸アルミニウムのようなリン以外の
金属を含有するリン化合物も同様に採用できることが明
らかである。また、この場合には、無機質結合材100
重量部に対するリン含有化合物のp,o,換算量は、5
〜80重m部の範囲にあることが好ましいと考えられる
。5重m部に満たないときには曲げ強度が不足傾向を呈
し、80重m部以上のときにはリンの溶出量がIPPM
を越えてしまうからである。金属溶湯の要求される純度
によっては、その範囲を外れても使用−lJ能であろう
ことは勿論である。
(4)実施例群D ここでは、無機質結合材の出発原filとして第1リン
酸アンモニウムとリン酸マグネンウム・アンモニウムと
の混合物が好適なこと、及びそれらを出発原料とした場
合における無機質結合材中のより望ましい構成比が明ら
かにされる。
実施例19〜24において骨材粒子としては24メッシ
ュの?ISmアルミナを使用している。骨材拉了100
重量部に対し、無機質結合材は18重量部であり、その
出発原料は等モル比の第1リン酸アンモニウム及びリン
酸マグネシウム・アンモニウム、並びに平均粒子径0.
6μの易焼結アルミナである。無機質結合材100重m
部に対するリン含有化合物のp20S換算量が夫々第4
表の通りになるように原料を調整して成形・乾燥後、1
350”Cにて焼成した。焼成後、骨材粒子の結合状態
を観察し、曲げ強度、アルミニウム溶湯への溶出成分を
測定し、総合x・ト価を与えた。尚、溶出成分のa−1
定方法は、実施例OBと同一である。
第4表から明らかなように、各実施例19〜24とも実
川上十分な曲げ強度を有し、不純元素の溶出量は低《抑
えることができた。無機質結合材中のPの存在によりそ
れらの不純元素の溶出が抑制されていると考えられる。
従って、無機質結合材の出発原料として、リン以外の金
属元素を含まないリン@自゛化合物(この場合、第1リ
ン酸アンモニウム)と、リン酸マグネシウム●アンモニ
ウムのようなリン以外の金属を含有するリン含有化合物
との混合物を同様に採用できることが明らかである。更
に、この場合、無機質結合材100重量部に対するP2
0,換算量は、5〜60項責部の範囲にあることが好ま
しいと考えられる。5重m部に満たないときには曲げ強
度が不足傾向を呈し、60重m部以上のときにはリンの
溶出二が1PPMを越えてしまうからである。金属r8
l易の要求される純度によっては、その範囲を外れても
使用可能であろうことは勿論である。
第 ク 表 第 表 第 表 [発明の効里] 本発明は以上述べたよ うに、 無機質結合材中に S O2を含まず、 また他の不純元素も無機質結 止でき、 しかも十分な強度を確保できるという{憂れた効果を奏
するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、電融アルミナ及び焼結アルミナのうちの1種又は2
    種以上の骨材粒子を無機質結合材により結合させたもの
    において、前記無機質結合材を、リンを含有する化合物
    とアルミナ微粒子とから構成されるようにし、その無機
    質結合材の重量比を前記骨材粒子100重量部に対して
    5〜20重量部となるようにしたことを特徴とする金属
    溶湯用濾材。
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