JP2771315B2 - 金属溶湯用カートリッジの側板 - Google Patents
金属溶湯用カートリッジの側板Info
- Publication number
- JP2771315B2 JP2771315B2 JP2189774A JP18977490A JP2771315B2 JP 2771315 B2 JP2771315 B2 JP 2771315B2 JP 2189774 A JP2189774 A JP 2189774A JP 18977490 A JP18977490 A JP 18977490A JP 2771315 B2 JP2771315 B2 JP 2771315B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side plate
- molten metal
- cartridge
- chemical composition
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
る不純物(介在物)を濾過するに適した金属溶湯用カー
トリッジの側板に関する。
れを圧延することにより製造される。ところが、金属溶
湯に含まれる金属酸化物や耐火物の微小破片等の固形不
純物がそのままインゴット中に混入すると、これを圧延
して薄板や箔等を製造する過程でピンホール、表面欠陥
が発生することがある。これを防ぐには、溶湯中から固
形不純物を除去する必要があり、そのため、従来より特
公昭52−22327号公報、特開昭64−21019号公報等に示さ
れるように、例えば第1図の如く、炭化珪素やアルミナ
等の骨材粒子を無機質結合材により結合させて骨材粒子
間に無数の微細連続気孔を形成した構成のフィルターチ
ューブ2を複数本その両端を相対向する側板1で固定し
てカートリッジ3を組立て、カートリッジ3をクサビ板
4で収容槽5に固定した金属溶湯濾過装置が好適なもの
として使用されるようになってきた。
度(750℃)の金属溶湯(例えば、アルミニウム溶湯)
6に耐えるため十分な耐熱性が必要であり、また、クサ
ビ板4を打込む時の衝撃に耐えるため所定以上の曲げ強
度が要請される。
ことを目的としており、従って、側板の材質もその成分
が金属溶湯中に溶出して金属溶湯を汚染しないような安
定した材質であることが要請される。
検討を行なったところ、側板の材質として酸化物結合の
炭化珪素耐火物を使用することにより、上記要請を満足
できることを見出し、本発明に到達した。
ブを相対向する炭化珪素質の側板にて組立ててなる金属
溶湯用カートリッジの当該側板であって、該側板の化学
組成が、Al2O30.5〜5重量%、Fe2O30.3〜3重量%、Si
O25〜15重量%で残部がSiCであることを特徴とする金属
溶湯用カートリッジの側板、が提供される。
以上がクリストバライト化されたものであることが好ま
しい。
その化学組成を特定のものとしたことに特徴を有する。
そのため、金属溶湯用カートリッジとして必要な所定以
上の強度を有するとともに、金属溶湯中へ溶出するSiO2
量は極めて微量となる。
好ましくは1〜4重量%、Fe2O3が0.3〜3重量%、好ま
しくは0.8〜2重量%、SiO2が5〜15重量%、好ましく
は7〜12重量%で、残部が炭化珪素(SiC)である。側
板の化学組成を上記範囲とすることにより、金属溶湯、
特にアルミニウム溶湯に対する反応性を低くし、安定な
側板となる。
がクリストバライト化していると、金属溶湯に対する耐
反応性が更に向上するため好ましい。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
の連続粒度からなるものを使用し、粒径88μm以下の微
粉の量を変化させ、Al2O3、Fe2O3、SiO2の各量を表1の
ように添加して化学組成の調整を行った。なお、SiO2量
は粒径88μm以下の量を焼成条件により調整した。
し、乾燥後1300℃以上で焼成した。
イトの量を測定するとともに、当該焼成体をJIS1050ア
ルミニウム溶湯中に750℃で24時間浸漬し、焼成体から
の成分の溶出量を調べた。また、煮沸法により焼成体の
嵩比重と3点曲げによる抗折強度を測定した。その結果
を表1に示す。
ものについては良好な結果を示することがわかる。
範囲外とした以外は、実施例1〜12と同様の方法で焼成
体を作成した。得られた焼成体を、実施例1〜12と同一
の方法で測定したところ、表2に示すように、Siの溶出
量が許容範囲を超えて多くなるか、または抗折強度が低
いという結果となった。
範囲外とした以外は、実施例1〜12と同様の方法で焼成
体を作成した。得られた焼成体について、実施例1〜12
と同一の方法で測定を行ったところ、表2に示すよう
に、抗折強度が低い、或いはFeの溶出量が許容範囲を超
えて多いという結果となった。
囲外とした以外は、実施例1〜12と同様の方法で焼成体
を作成した。得られた焼成体について、実施例1〜12と
同一の方法で測定を行ったところ、表2に示すように、
抗折強度が低い、或いはSiの溶出量が多いという結果と
なった。
方法で測定を行ったところ、焼成体の化学組成のうちSi
O2量の20重量%未満がクリストバライトであったものに
ついては、表2に示すように、Siの溶出量が多いという
結果となった。
ブ14本組用の側板を製作し、フィルターチューブ2と共
にカートリッジ3を組立てた。このカートリッジ3をト
ラックに積んで走行テストを行い、また、実際に収容槽
5(第1図参照)にセットし、クサビ板4を打ち込んだ
ところ、側板1およびフィルターチューブ2ともにクラ
ックの発生は認められず、強度的にも十分耐用できるこ
とが分った。
ジの側板は、化学組成に特徴のある酸化物結合の炭化珪
素質からなり、アルミニウム溶湯などの金属溶湯に対し
て反応性が低く、安定であると共に十分な強度を有す
る。しかもこの側板は、窒化珪素結合の炭化珪素質側板
や炭化珪素結合の炭化珪素質側板に比べて安価であり、
経済性にも優れたものである。
である。 1……側板、2……フィルターチューブ、3……カート
リッジ、4……クサビ板、5……収容槽、6……金属溶
湯。
Claims (2)
- 【請求項1】複数本のフィルターチューブを相対向する
炭化珪素質の側板にて組立ててなる金属溶湯用カートリ
ッジの当該側板であって、該側板の化学組成が、Al2O
30.5〜5重量%、Fe2O30.3〜3重量%、SiO25〜15重量
%で残部がSiCであることを特徴とする金属溶湯用カー
トリッジの側板。 - 【請求項2】側板の化学組成のうち、SiO2量の20重量%
以上がクリストバライト化している請求項1記載の金属
溶湯用カートリッジの側板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2189774A JP2771315B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 金属溶湯用カートリッジの側板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2189774A JP2771315B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 金属溶湯用カートリッジの側板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474830A JPH0474830A (ja) | 1992-03-10 |
JP2771315B2 true JP2771315B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=16246973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2189774A Expired - Lifetime JP2771315B2 (ja) | 1990-07-18 | 1990-07-18 | 金属溶湯用カートリッジの側板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2771315B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-18 JP JP2189774A patent/JP2771315B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0474830A (ja) | 1992-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3947363A (en) | Ceramic foam filter | |
JP3129675B2 (ja) | セラミックフィルター及びその製造方法 | |
JP4701301B2 (ja) | アルミニウム溶湯用ろ過フィルター | |
US4772395A (en) | Silicon carbide coated porous filters | |
JP2992085B2 (ja) | 溶融アルミニウム濾過用セラミックスフィルター | |
JP2771315B2 (ja) | 金属溶湯用カートリッジの側板 | |
JP2796565B2 (ja) | アルミニウム溶湯濾過用フィルター | |
JP2781482B2 (ja) | アルミニウム溶湯用濾材 | |
JP2680841B2 (ja) | アルミニウム溶湯濾過用フィルターカートリッジ及びそれを用いた濾過装置 | |
KR950000695B1 (ko) | 용융 알루미늄 여과용 세라믹 필터 | |
JP3602705B2 (ja) | 金属溶湯用濾材 | |
JP3709450B2 (ja) | アルミニウム溶湯用濾材 | |
JPH0818884B2 (ja) | 金属溶湯用濾材 | |
JPH03254805A (ja) | アルミニウム溶湯用濾材 | |
JP3709451B2 (ja) | アルミニウム溶湯用濾材 | |
JPH0586460B2 (ja) | ||
US5409660A (en) | Sintering metal parts with a release agent | |
KR19990023636A (ko) | 금속 용탕용 여재 | |
JP2840885B2 (ja) | 溶融金属濾過用セラミックフィルター | |
JP3635896B2 (ja) | 金属溶湯用濾材 | |
JP7130903B2 (ja) | 低融点非鉄金属用耐火材 | |
JP2801948B2 (ja) | 金属溶湯用濾材 | |
JP2636402B2 (ja) | 金属溶湯用濾材 | |
JP2813039B2 (ja) | 金属溶湯用濾材とその製造方法 | |
JPH0586459B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090417 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100417 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100417 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110417 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110417 Year of fee payment: 13 |