JPH022354Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、自動洗浄・滅菌装置（ウオツシヤー
ステリライザとも呼ぶ。）にかかり、特に滅菌作
業を実施するための缶体へ給水すべく、予め水を
貯えた貯水タンクの排水技術に関する。

〈従来技術〉 汚れや細菌に汚染された器具を自動洗浄・滅菌
する装置は、院内の手術部やその周辺あるいは病
棟から細菌やウイスルを持ち出さないことによつ
て院内汚染を防止するものである。以上のような
自動洗浄・滅菌装置としては、例えば特開昭49−
23990号公報等にて公知である。

そこで、上記自動洗浄・滅菌装置としては、水
を予め貯えてなる貯水タンクを備え、予浸洗浄及
びシヤワーすすぎ時に該貯水タンクから給水ポン
プにより、滅菌作業を行う缶体内に給水する方式
を採用している。

このような従来の自動洗浄・滅菌装置によれ
ば、貯水タンクに長期間水を貯えておくと不衛生
で、また腐敗するといつた欠点があつた。

〈目的〉 本考案は、上述のような欠点に鑑み、自動洗
浄・滅菌装置の缶体内へ貯水タンクより洗浄用の
水を給水管等を介して給水する構成のものにおい
て、洗浄・滅菌装置の使用終了後、貯水タンクの
水を自動的に排水するように改良したものであ
る。

〈実施例〉 以下本考案を一実地例を用い図面と共に説明す
る。

図は自動洗浄・滅菌装置へ給水するために、予
め水を貯えておくための貯水タンク部の構成を示
す図であつて、１は貯水タンク、２は貯水タンク
１へ給水制御する電磁弁、３は予浸洗浄及びシヤ
ワーすすぎ時等において貯水タンク１内の液を滅
菌作業等を行う缶体へと給水するためのポンプで
ある。上記貯水タンク１と缶体（図示せず）との
間は、給水管を介して連通されている。この給水
管の途中には、上記ポンプ３が配置されており、
ポンプ３の動作時に貯水タンク１の液を缶体に給
水する構成である。４は貯水タンク１の底部と排
水管５と連結する貯水タンク用排水管、６はその
貯水タンク用排水管４に設けられた電磁弁、７は
オーバーフロー孔である。この電磁弁６は自動洗
浄・滅菌装置の電源スイツチ８と連動しており、
電源スイツチ８の“入”で閉じ、電源スイツチ８
の“断”で開くように構成されている。

従つて、電源スイツチ８を入れると電磁弁６が
閉じて電磁弁２の制御により貯水タンク１に給水
がなされ、更に予浸洗浄及びシヤワーすすぎ用と
してポンプ３により缶体へ給水がなされる。作業
が終了し電源スイツチ８を断つと電磁弁６が開
き、貯水タンク１に貯えされた水が排水される。

〈効果〉 以上のようにしてなる本考案によれば、装置の
電源スイツチの操作に連動して自動的に貯水タン
クの水を排水するようにしたので、作業終了後に
貯水タンク内の水を捨て忘れても、その水が自動
的に排水されることになり、常に衛生的に貯水タ
ンクを維持できる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例である自動洗浄・滅菌装置
の貯水タンク部分の詳細を示す構成図である。 １……貯水タンク、２……電磁弁、４……貯水
タンク用排水管、５……排水管、６……電磁弁、
８……電源スイツチ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動洗浄・滅菌を行うための缶体と、水を給水
   するために予め水を貯えた貯水タンクと、該貯水
   タンクと上記缶体との間を連通する給水管と、該
   給水管の途中に設けられ上記貯水タンクの水を上
   記缶体へ給水する給水ポンプと、上記貯水タンク
   よりオーバーフローした水を排水する排水管と、
   を具備した自動洗浄・滅菌装置において、 上記貯水タンクと上記排水管との間に連結され
   た貯水タンク用排水管と、 該貯水タンク用排水管の途中に設けられ上記自
   動洗浄・滅菌装置の電源スイツチの断に連動して
   開成する電磁弁とを備え、 上記電源スイツチの断操作に応じて自動的に上
   記貯水タンクの水を上記貯水タンク用排水管を介
   して排水せしめるように成したことを特徴とする
   自動洗浄・滅菌装置。