JP2942223B2 - 内視鏡洗浄器 - Google Patents

内視鏡洗浄器

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JP2942223B2 JP9242218A JP24221897A JP2942223B2 JP 2942223 B2 JP2942223 B2 JP 2942223B2 JP 9242218 A JP9242218 A JP 9242218A JP 24221897 A JP24221897 A JP 24221897A JP 2942223 B2 JP2942223 B2 JP 2942223B2
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真 今里
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OOITAKEN IRYO SEIKATSU KYODO KUMIAI
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内視鏡洗浄器に係
るもので、詳しくは内視鏡の汚染を効率よく、かつ経済
的に除去できるように工夫した内視鏡洗浄器の構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡を介しての汚染はB型肝炎、C型
肝炎、そして最近はヘリコバクタ−ピロリやHIVまで
注意が必要になっている。しかし、これらに対処するた
め殺菌作用の確実な内視鏡洗浄法を実施すると、洗浄に
時間を費やし単位時間内での検査件数に制約が生じると
いう問題点があった。従来、使用後の内視鏡は、まず水
を満たした容器に浸漬し、人力又は機械力によって水を
攪拌し、水の流れを起こし、その流れによって、余洗い
を行ない、つぎに2%グルアルデヒド液などの消毒液を
入れた容器に漬し、最後に水を満たした容器に浸漬し、
人力又は機械力によって水を攪拌し、水の流れを起こ
し、その流れによって、消毒液を濯ぎ落とすという工程
で実施されていたので、次のような欠点があった。 従来の余洗い用容器及び濯ぎ用容器は、丁度、電気洗
濯機で洗うように、攪拌して水流を起こすとというやり
方であったので、内視鏡に付着した細菌などの汚染物や
消毒液などを洗い落とすことはできるが、洗い落とした
汚染物や消毒液は依然として、容器中に浮遊、残存して
おり、この汚染された水に漬っている内視鏡を取り出し
ていたので、ある程度の汚染物の付着は不可避であっ
た。 余洗いの段階において、細菌などの汚染物が残存して
いると、次工程の消毒液を入れた容器中における消毒効
果が低下し、細菌などの汚染物が残存する危険性があっ
た。 余洗い、消毒、濯ぎが連続的に行なえる特殊設計の専
用機を使用している場合には、問題はないが、前記専用
機は非常に高価であり、通常複数個の内視鏡を同時に洗
浄することはできないので、内視鏡の数に合わせて、複
数個の専用機を設置することは、比較的大規模の病院で
も見合わせる場合が多く、通常はポリ容器などを利用し
ており、余洗い容器、消毒容器及び濯ぎ容器が離れて設
置されている場合には、約1mもの長い内視鏡を持ち運
び、余洗い、消毒、濯ぎをしなければならず、この作業
は非常にきつい肉体労働であり、これらの作業を行なう
介助者の腰痛などの原因になっていた。また、内視鏡の
出し入れの際に、消毒容器の蓋を開けるとき、若干では
あるが蒸発した消毒液のガスが揮散し、顔面に触れたり
又はガスを吸引して、眼球や咽喉頭の粘膜障害を起こす
ことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は従来の技術
で記述した欠点を解消するためになされたもので、従来
のような肉体労働を全く必要とせず、効率よく汚染物を
洗浄でき、かつ安価に製造できる内視鏡洗浄器の提供を
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の内視鏡洗浄器
は、上端部に内視鏡の挿入孔を有し、側部に給水管を連
結し、略V字状に湾曲し、密閉された終端部が、前記上
端部から適宜落差をもって下方に配置され、前記終端部
の下側に排水管を連結してなる余洗管と上端部に内視鏡
の挿入孔を有し、前記余洗管とほぼ同一形状の消毒管を
前記余洗管に隣接して配置し、さらに前記余洗管と同一
構造の濯ぎ管を前記余洗管と同様の方法で、前記消毒管
に隣接して配置し、前記余洗管と前記濯ぎ管に送水して
いるときには、双方の管中に、常に新しい水流が生じ、
洗い落とされた汚染物を流水と共に速やかに排水管から
排出できるようになっている。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の一例を図
面を参照しながら説明するに、図1〜図3に示すよう
に、上端部に内視鏡の挿入孔1を有し、側部に給水管2
を連結し、略V字状に湾曲し、密閉された終端部Aが、
上端部から落差hだけ下方に配置され、終端部Aの下側
に排水管3を連結してなる余洗管4と上端部に内視鏡の
挿入孔1’を有し、余洗管4とほぼ同一形状の消毒管5
を、余洗管4に隣接して配置し、さらに上端部に内視鏡
の挿入孔1”を有し、側部に給水管2’を連結し、略V
字状に湾曲し、密閉された終端部A’が、上端部から落
差hだけ下方に配置され、終端部A’の下側に排水管
3’を連結してなる濯ぎ管6を配置してなり、濯ぎ管6
と余洗管4に給水管2、2’から送水しているときに
は、余洗管4と濯ぎ管6中に、常に新しい水流が生じる
ようになっている。
【0006】なお、余洗管4、消毒管5及び濯ぎ管6の
凹部には、図1〜図3に示すように排水管7が設置され
ており、洗浄作業終了後又は消毒液の交換時には、余洗
管4、消毒管5及び濯ぎ管6中の水や消毒液を排出でき
るようになっている。なお、図1〜図3において、8は
バルブである。給水管2、2’は、通常、市水などの水
道管に連結され、バルブ8の開閉度合いを調節すること
によって、給水の流速を調節している。
【0007】実施に際しては、まず、余洗管4と濯ぎ管
6のバルブ8を開き、余洗管4と濯ぎ管6に水を流し、
消毒管5に、例えばステリハイドなどの所定の消毒液を
満たしたのち、使用後の汚染された内視鏡を、まず余洗
管4の内視鏡の挿入孔1から挿入する。余洗管4の上下
端には落差hがあるので、水は挿入孔1からオ−バフロ
ウすることなく、上端から下端に向って流れる。この流
水によって、内視鏡に付着した汚染物を洗い落とす。洗
い落とされた汚染物は直ちに排水管3から排出され、従
来のように汚染液として残存することはない。所定時間
余洗いしたのち、内視鏡を挿入孔1から取り出すが、給
水管2からは、常に、新鮮な水が噴出しているので、従
来のように汚染液を付けたまま取り出されることはな
い。
【0008】余洗いを終了した内視鏡は、消毒管5に挿
入されるが、消毒管5と余洗管4とは隣接しているの
で、従来のような運搬作業は全く不要になる。また、内
視鏡の挿入孔1’も内視鏡が挿入できる寸法に設計され
ているので、内視鏡を装着すると、内視鏡が挿入孔1’
の蓋の役目を果たし、従来のような有害な消毒液の揮散
は起こらない。
【0009】最後に、消毒を終了した内視鏡を濯ぎ管6
に挿入し、濯ぎ作業を行なうが、余洗いと同様に、濯ぎ
管6の上下端には落差hがあるので、水は挿入孔1”か
らオ−バフロウすることなく、上端から下端に向って流
れる。この流水によって、内視鏡に付着した消毒液を洗
い落とす。洗い落とされた消毒液は直ちに排水管3から
排出され、従来のように濯ぎ落とされた消毒液がそのま
ま残存することは全くない。所定時間濯ぎをしたのち、
内視鏡を挿入孔1”から取り出すが、給水管2’から
は、常に、新鮮な水が噴出しているので、従来のように
消毒液を付けたまま取り出されるということはない。ま
た、濯ぎ管6と消毒管5とは隣接しているので、従来の
ような運搬作業は全く不要になる。
【0010】前記した略V字状の形状については、スペ
−スの節減が主たる目的であり、特に限定的なものでは
なく、U字又はC字状などの形状も適用できる。本願の
余洗い管4と濯ぎ管6は、機能面から見れば、ただ単な
る管ではなく、従来の余洗い容器と濯ぎ容器の機能と同
時に前記容器に新鮮な水を供給する送水管として機能を
果している。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、次のような効果を呈する。 余洗い管と濯ぎ管には常時水が流れ、洗い落とされた
汚染物などを常時排出しているので、内視鏡に汚染物が
付着したまま取り出されるおそれはない。 従来のような内視鏡の運搬作業などの肉体労働が全く
不要になるので、介助者の腰痛などは発生しない。ま
た、消毒液の揮散が殆どないので、眼球や咽喉頭の粘膜
障害を起こすことはない。 従来のバケツ状の消毒液容器に対して、本願の消毒管
は、内視鏡を収納できる最小サイズに設計することがで
きるので、高価な消毒液の使用量を節減できる。 運搬時間などを省略できる分だけ、洗浄作業を敏速に
行なえるので、単位時間当りの洗浄個数が増え、単位時
間内の検査件数が増加する。 構造が簡単であるので、前記した専用機に比較して、
格段に安く量産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】余洗管の一部切欠側面図
【図2】消毒管の一部切欠側面図
【図3】発明の一実施例を示す概略斜視図
【符号の説明】
1、1’、1” 内視鏡の挿入孔 2、2’ 給水管 3、3’ 排水管 4 余洗管 5 消毒管 6 濯ぎ管 7 排水管 8 バルブ A、A’余洗管及び濯ぎ管の密閉された終端部 h 落差
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部に内視鏡の挿入孔(1)を有し、
    側部に給水管(2)を連結し、略V字状に湾曲し、密閉
    された終端部(A)が、前記上端部から落差(h)だけ
    下方に配置され、前記終端部(A)の下側に排水管
    (3)を連結してなる余洗管(4)と上端部に内視鏡の
    挿入孔(1’)を有し、前記余洗管(4)とほぼ同一形
    状の消毒管(5)を前記余洗管(4)に隣接して配置
    し、さらに上端部に内視鏡の挿入孔(1”)を有し、側
    部に給水管(2’)を連結し、略V字状に湾曲し、密閉
    された終端部(A’)が、前記上端部から落差(h)だ
    け下方に配置され、前記終端部(A’)の下側に排水管
    (3’)を連結してなる濯ぎ管(6)を配置してなり、
    該濯ぎ管(6)と前記余洗管(4)に給水管(2、
    2’)から送水しているときには、前記余洗管(4)と
    前記濯ぎ管(6)中に、常に新しい水流が生じているこ
    とを特徴とする内視鏡洗浄器
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