JPH02235315A - 閉磁路磁心の巻線方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、閉磁路磁心の巻線方法に関するものである。

従来の技術 現在、閉磁路磁心の巻線は自動化が困難であるため、Ｕ
ｌ・ＵＵ−Ｅｌ−ＥＥ型などの磁心を使用して、巻線後
に閉磁路磁心としている。また、一部の閉磁路磁心を用
いたコイルは閉磁路磁心にボビンを取付け、このボビン
に線材の一端を止め、ボビンを回転させることで巻線を
行っている。

発明が解決しようとする課題 従来の技術において、Ｕｌ−ＵＵ−Ｅｌ−ＥＥ型などの
磁心を使用する場合、磁路部分に必ず接合面を生じるた
め、口の字・日の字型などの本来の閉磁路磁心に比較し
て、同質材料でありながらも透磁率が下がり、同インダ
クタンス値を得るためには巻数を多くしなければならな
い。また、ボビンを使用して巻線を施す方法にしても、
ボビンがあるために必要以上に磁心の平均磁路長を大き
く設計しなければならず、コア重量当りのインダクタン
ス値が小さくなってしまうと同時に、太い線径の線材の
巻線には限度がある。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明は口の字・日の字型
なとの閉磁路磁心の直線部に直接絶縁被膜導線の線材を
沿わせ、線材の先端部を閉磁路磁心に止めずに線材を常
に閉磁路磁心に沿わせながら送り込むと同時に、以上の
動作で構成される線輪を回転させることを連続的に進め
巻線を行う巻線方法である。

作用 上記手段によると、磁路に接合面をもたない口の字・日
の字等の閉磁路磁心に、巻線用ボビンを使わず、太い線
を容易に巻きつけることが可能となることから、コア重
量当りのインダクタンス値を太き《とれ、上記課題を解
決することができる。

実施例 以下に本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図，第２図は少なくとも磁路の一部に断面６が円形
の直線部５を有する閉磁路磁心３を示す図であり、第３
図は本発明の巻線方法の過程を示す説明図である。

本発明における閉磁路磁心の巻線方法は、閉磁路磁心３
に絶縁被膜導線からなる線材２を沿わせ、線材２の先端
部１を閉磁路磁心３に止めずに、加圧位置４で外部から
閉磁路磁心３の方向へ腺材２に軽《圧力を加えるととも
に、線材２を巻線方向へ送り込む。と同時に、以上の動
作で構成される線輪を回転させる。これらの作業を連続
的に進めることで、第３図に示すような巻線が行われる
。但し、この作業を進めている間、閉磁路磁心３はまだ
線輪化されていない線材２が閉磁路磁心３の開口部に入
り込まない範囲で固定しなければならない。

そして所望する巻線数が得られたならば、線材２の先端
部１と線材２の終端部をリード線として取り出せば、閉
磁路磁心を用いたコイルとなる。

なお、上記実施例においては、線材２として絶縁被膜導
線を用いたが、閉磁路磁心３の表面に絶縁処理を施すこ
とによって薄被膜導線を用いてもよい。

発明の効果 以上詳述したように、本発明による閉磁路磁心の巻線方
法は、磁路に接合面をもたない口Φ字・日の字等の閉磁
路磁心に、巻線用ボビンを使わず、太線を容易に巻きつ
けることが可能となることから、コア重量当りのイング
クタンス値が大きくとれ磁心の最適設計ができ、接合に
要する接着剤，ボビン等を不要とするので、かなりの低
コスト化が計れる。

また意識的にＵｌ・ＵＵ−Ｅｌ・ＥＥ型などの磁心・を
使用する場合においても、接合後・巻線を施すことから
、その接合面の良否、及び所望するギャップなども容易
に確認できる。

以上のように本発明の工業上の効果は極めて大とされる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に使用可能な閉磁路磁心の巻線方法の一
実施例を示す上面図、第２図は第１図をＡ−Ａ’で切断
した断面図、第３図は本発明の閉磁路磁心の巻線方法の
過程を示す説明図である。 １・・・・・・絶縁被膜導線の先端部、２・・・・・・
絶縁被膜導線、３・・・・・・閉磁路磁心、４・・・・
・・加圧位置、５・・・・・・磁路直線部、６・・・・
・・Ａ−Ａ　’で切断した磁路面線部の断面。 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも磁路の一部に断面が略円形の直線部がある、
   閉磁路磁心の直線部に直接絶縁被膜導線の線材を沿わせ
   、線材の先端を閉磁路磁心に止めずに線材を常に閉磁路
   磁心に沿わせながら送り込むと同時に、以上の動作で構
   成される線輪を回転させることを連続的に進めることで
   巻線を行う閉磁路磁心の巻線方法。