JPH02233324A - 低騒音カットシート搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、薬剤が分包された分包シートを所定区画数ご
とにカットして得られるカットシートを結束機に搬送す
るための低騒音カットシート搬送装置に関するものであ
る。

（従来の技術） 従来、薬剤分包機においては、２つ折りされた長尺の分
包シートを２つ折り部を底にして水平方向に間歇的に移
送しながら、まず縦シールを施し、該縦シール間に移送
方向に相前後した区画室を形成し、続いて該区画室に所
望の薬剤を投入し、その後区画室の上部開口に横シール
を施して上記薬剤を区画室内に封入するようになってい
る。

そして、薬剤が各区画室に封入された長尺の分包シート
は、カッタによって所定区画数ごとに切断されてカント
シートとなり、該カットシートは、処方箋に従い所定数
が集められ、結束機により結束されるようになっている
。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来のカットシート搬送装置におい
ては、カッタにより切断されたカットシートは、単にガ
イド内を摺動落下ずるなどして搬送するだけであるので
、連続的に搬送されるカットシートを所定数ごとに集め
る作業、該カットシート相互のずれを修正する作業、カ
ソトシートを結束機に送る作業をすべてマニュアルで行
っている。

また、結束機において結束作業を行っている間にもカッ
トシートは連続的に搬送されてくるため、結束機の直前
においてカソトシ一トを蓄える場所を設けておく必要が
あるなど作業コストが高い。

本発明の目的は、上記従来のカットシート搬送装置の問
題点を解決して、連続的に搬送されるカットシートを所
定数ごとに集める作業、該カットシート相互のずれを修
正する作業、カットシートを結束機に送る作業をすべて
自動的に、しかも低騒音下で行うことができるとともに
、連続的に搬送されるカソトシ一トを蓄えておくスペー
スを必要としない低騒音カットシー１・搬送装置を提供
することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） そのために、本発明の低騒音カノトシ一トａ送装置は、
薬剤が分包された分包シートを所定区画数ごとにカント
して得られるカットシートを結束機に搬送するためのカ
ットシート搬送装置において、カットシートを立て掛け
るための壁体が少なくとも形成されたカソトシー｝［置
部を有するとともに１側端にカットシート導入部を持つ
反転部材と、該反転部材を揺動自在に支持するとともに
、通常時においては、反転部材の一方の壁体に対してカ
ットシートを立て掛けて積層させることができる位置に
置き、反転時においては、積層されたカットシートを落
下させる位置に置く支持手段と、上記反転部材を突き出
す突出し手段とからなっている。

そして、該突出し手段は上記反転部材の一方の壁体に接
離可能な状態で往復動し、突出し手段と反転部材の間に
スプリングが張設されている。

また、上記突出し手段は、復帰速度が復帰開始時におい
て小さく、その後増加するようになっている。

（作用） 本発明によれば、上記のようにカットシートを立て掛け
るための壁体が少なくとも形成されたカットシート載置
部を有するとともに１側端にカットシート導入部を持つ
反転部材と、該反転部材を揺動自在に支持するとともに
、通常時においては壁体に対してカットシートを立て掛
けて積層させることができる位置に、また反転時におい
ては積層されたカットシートを落下させる位置に置く支
持手段と、上記反転部材を突き出す突出し手段とからな
り、しかも該突出し手段は上記反転部材の一方の壁体に
接離可能な状態で往復動し、突出し手段と反転部材の間
にスプリングが張設されているので、突出し手段の打撃
によって反転部材はスプリングを伸長させながら移動し
て積層状態にあるカッ１・シートを落下させる。

その後、上記反転部はスプリングの付勢力によってリタ
ーンするが、その間突出し手段は復帰動作を行っている
ので、両者の衝突による騒音は小さくなる。

復帰開始後の速度が復帰開始時の速度より大きくなるよ
うに突出し手段を移動させることにより、反転部のリタ
ーンに対して突出し手段の復帰量を多くすることができ
る。したがって、両者の衝突による騒音を一層小さくす
ることができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図は本発明の実施例を示すカントシー１１送装置の
斜視図である。

図において、１は幅方向に二つ折りされた長尺の分包シ
ートであって、該分包シ一ト１は、透明のセロハンフィ
ルムで作られる。そしてその片面には、鏡面と梨地面と
を幅方向に半分ずつ形成す・るようにポリエチレン層が
ラミネート化されたうえ、ポリエチレン層を内側にして
二つ折りにされ、かつ外表面に印字に適した白色の表示
部が所定の幅で帯状に形成されるものであるが、これに
限らず、その他適宜に形成されたものを使用することが
できる。

２は二つ折り部を底にした状態で分包シ一ト１を矢印Ａ
の方向に水平に間歇移送する間歇移送部材であり、該間
歇移送部材２は、分包シ一ト１の上縁部を扶持する送り
ローラ３と、送りローラ３を間歇的に駆動するモータ４
とを備えている。

上記分包シ一ト１は移送方向に沿って所定の間隔でヒー
トシールされ、分包シ一ト１の２つ折り部を底とし、か
つ上部が開口した区画室５が形成されるようになってい
る。

該区画室５には、薬剤投入部材により適宜の薬剤例えば
散剤が投入されるようになっていて、投人後の分包シ一
ト１はその上部開口がシールされ、各区画室５に薬剤が
封入された一連の長尺状の分包シ一ト１が形成される。

そして、更に該分包シ一ト１は、上記間歇移送部材２の
前方に配設された図示しないカッタにより適宜数の分包
数ごとに上下に分切断され、カットシート６が形成され
る。

上記カットシート６は、上記間歇移送部材２の送りロー
ラ３に扶持されつつ移送して反転部材７内に積層される
。該反転部材７は、カットシートを立て掛けるための壁
体１０が少なくとも形成されたカットシート載置部８を
有している。カットシート６は該カットシート載置部８
に送られてきて、カットシートストツパ９に当接し、カ
ットシート載置部８の壁体１０に立て掛けられた状態で
積層される。

１１は軸１２を中心として揺動自在に支持される押さえ
板であり、間歇的に揺動して導入されたカソトシ一ト６
を上記壁体１０に押圧して、次のカットシート６が導入
されるまで積層状態を維持する。

そのため、上記軸１２は矢印Ｂ方向に揺動し、カットシ
ート６が導入される時及び積層されたカットシート６を
下方に落下させる時には、上記押圧状態を解除するよう
になっている。

また、上記カットシート載置部８の壁体１０に対向する
位置に、圧縮空気を噴出するノズル１３が配設されてい
る。該ノズル１３は、壁体１０方向に対して常時圧縮空
気を噴出し、上記押さえ板１１と同様、カットシート載
置部８におけるカットシート６の積層状態を維持する。

上記構成からなる反転部材７の下方には、反転部材７が
揺動することにより落下したカソトシ一ト６を図示しな
い結束機に搬送するための搬送筐体１４が設けられてい
る。該搬送筐体１４は、上方が開口し、底部に移動可能
な底板を配設した断面コ字状の移動部材１５と、該移動
部材１５をチェーン等によって移動させる移動機構部１
６とからなっている。

上記反転部材７は矢印Ｃの方向に揺動自在に支持されて
いる。該反転部材７は実線位置において上記カットシー
ト６を積層状態で保持することができる。そして、所定
数のカットシート６が積層され、破線で示すように反転
部材７が回転して傾斜すると、該カットシート６は積層
状態のまま上記移動部材１５の上に落下して結束機に搬
送される。

上記反転部材７の回転による傾斜を一定角度で停止させ
るために、ス１・ツパ１７が設けられる。

次に、第２図に上記反転部材７の支持手段及び突出し手
段の機構図を、第３図に突出し手段の斜視図を示す。

図において、２１は反転部材７を回転自在に支持する軸
である。２２は軸２１に対して回転自在に配設された揺
動盤である。該揺動盤２２と一定距離をおいた箇所に回
転盤２５が配設されていて、それぞれの周縁部ｍ点及び
ｎ点にロッド２４が軸支されている。上記揺動盤２２は
回転盤２５より径が大きく、上記ロッド２４のｎ点が回
転盤２５の下死点ｂに位置しても、ロッド２４のｍ点は
揺動盤２２の下死点に位置せず、その結果、回転盤２５
の回転運動が揺動盤２２の揺動運動に変換される。

上記回転盤２５は軸２６により回転自在に軸支され、図
示しないモータにより間歇的に回転させられるようにな
っている。そのために、該回転盤２５の周縁にはリミッ
トスイッチ２７が配設されていて、該リミットスイッチ
２７の検出により、回転が停止させられる。

上述した構成により、回転盤２５が間歇的に１回転する
ことにより、上記揺動盤２２は１回の掃動運動を行う。

例えば、上記ロッド２４のｍ点がａ′位置にある時、ｎ
点はａ位置にあり、またロッド２４のｍ点がｂ′位置に
ある時、ｎ点はｂ位置にくるようになっている。そのた
め、回転盤２５を一定速度で回転させると、揺動盤２２
は上記ｍ点がａ′位置とｂ′位置の間を往復するように
して揺動する。

次に、上記反転部材７を突き出させるための突出し手段
について説明する。

上記揺動盤２２は、回転盤２５が回転運動を行うのに伴
い揺動して上記反転部材７に揺動運動を与えることがで
きる。すなわち、該揺動盤２２はその円周上の１箇所に
ヒック２８を突出形成しており、該揺動盤２２が揺動す
るのに伴い該ヒッタ２８が反転部材７の壁体１０を打撃
する。この打撃により壁体１０は前方に打ち出され、第
１図の破線に示すように傾斜してカットシート載置部８
上のカットシート６を落下させるようになっている。

この時、上記打撃による打撃力は反転部材７が回転を開
始する際が一番大きく、次第に小さくなるように設定さ
れる。すなわぢ、第２図において回転盤２５が一定速度
で回転した場合、ロッド２４のｎ点の速度は、区間Ｉに
おいて軸２１及び軸２６を結ぶ方向成分が最大となる。

したがって、該区間！にロッド２４のｎ点が位置ずる時
に揺動盤２２を揺動開始位置に置くようにロッド２４の
ｍ点を固定すればよい。

また、上記しッタ２８の復帰時には、回転盤２５が更に
回転してロッド２４のｎ点がｂ位置を過ぎ、揺動盤２２
を逆方向に移動させ始める。この時、揺動盤２２の速度
は次第に大きくなる。

上記反転部材７は、ヒッタ２８が壁体１０を打撃するこ
とにより、前転してカットシート６を搬送筐体１４内に
落下させた後、第１図の実線位置までリターンして次の
カットシート６の導入に備える必要がある。このため、
第３図に示すように反転部材７の他の壁体２９と上記ヒ
ンタ２８の間にはスプリング３０が張設される。

また、上記ヒッタ２８と反転部材７の壁体１０とはそれ
ぞれ軸２１を中心にして回転することができ、両者は相
互に接離可能となっている。

第４図に両者の移動状態図を示す。

第４図（ａ）はヒッタ２８が壁体１０を矢印Ｄの方向に
打撃した状態を示す。

第４図（ｂ）はヒッタ２８及び壁体１０がそれぞれ矢印
Ｅ，Ｆの方向に移動する状態を示す。打撃時のピック２
８の回転速度は非常に速いが、その後次第に遅くなって
いく。一方、壁体１０は上記打撃力で加速度を得るため
、図に示すようにビック２８から離れるようにして移動
する。

第４図（ｃ）はカットシート６を落下させた後、壁体１
０及びヒッタ２８が矢印Ｇ．Ｈ方向に復帰を開始した状
態を示す。

該復帰を開始した後、壁体１０がスプリング３０の付勢
力によって移動してヒッタ２８に衝突する際、ヒッタ２
８は矢印Ｇの方向に移動しているので、衝突の際のショ
ックは小さく騒音の発生が抑制される。

更に、ヒッタ２日は復帰開始後、速度を増しながら矢印
Ｇの方向に移動するので、衝突の際のショックは小さく
騒音の発生が十分抑制される。

第４図（ｄ）は壁体１０及びヒッタ２８が復帰を終了し
た状態を示す。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それら
を本発明の範囲から排除するものではない。

例えば、上記実施例においては、カットシート載置部８
はカットシー１・６を立て掛けるための壁体１０を少な
くとも形成して、断面ほぼＬ字形の形状としてあるが、
壁体１０の上端に前方に突出する板部を設けて断面ほぼ
コ字状の形状としてもよい。

コ字状の形状とすることにより、上記ノズル１３から噴
出した圧縮空気は該コ字状溝部分に入ると上下に均等に
分布して広がるため、カットシート６を良好に押さえる
ことが可能となる。

また、カットシート載置部８を断面ほぼコ字状の形状と
した場合の壁体１０上端の板部は、積層状態のカットシ
ート６が反転部材７の反転により落下する際に、遠心力
により接線方向に直線的に飛び出そうとするのを規制す
る役割をするので、カットシート６の落下を更に良好に
することができる。

さらに、上記しック２８は、カットシート載置部８の側
部に設けた揺動盤２２から突出するように形成してある
が、軸２１からカットシート載置部８の壁体１０の中央
まで延びるロンド状のもので構成することができ、該ロ
ンド状のビックにより壁体１０の中央部分を打撃するよ
うにしてもよい。この場合、ロンド状のビックとは別に
スプリング固定部が突出形成され、該スプリング固定部
と壁体１０との間にスプリングが配設される。

さらに、上記カッ１・シートスＩ・ツパ９はカットシー
ト載置部８の一端に固定された構造となっているが、カ
ントシー１・６の区画数によってカソｉ・シ一ト６の停
止位置が変えられるように力冫トシ一ト載置部８に対し
て長手方向に摺動自在としてもよい。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明によれば、カットシ
ー１・を立て掛けるための壁体が少なくとも形成された
カットシート載置部を有するとともに１側端にカットシ
ー１・導入部を持つ反転部材と、該反転部材を揺動自在
に支持するどともに、通常時においては壁体に対してカ
ソ１・シートを立て掛けて積層させることができる位置
に、また反転時においては積層されたカットシー１・を
落下させる位置に置く支持手段と、上記反転部材を突き
出ず突出し手段とからなり、しかも該突出し手段は上記
反転部材の一方の壁体に接離可能な状態で往復動し、突
出し手段と反転部材の間にスプリングが張設されている
ので、突出し手段の打撃によって反転部材はスプリング
を伸長させながら移動してカットシー１・を落下させる
。

その後、上記反転部はスプリングの付勢力によってリタ
ーンするが、その間突出し手段は復帰動作を行うような
構成になっているので、両者の衝突による騒音を小さく
することができる。

復帰速度を復帰開始時において小さく、その後太き《な
るようにすれば、反転部のリターンに対して突出し手段
の復帰量が多くすることができる。

したがって、両者の衝突による騒音を一層小さくするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すカットシート搬送装置の
斜視図、第２図は反転部材７の支持手段及び突出し手段
の機構図、第３図は突出し手段の斜視図、第４図は反転
部材及び突出し手段の移動状態図である。 １・・・分包シート、２・・・間歇移送部材、３・・・
送りローラ、４・・・モータ、５・・・区画室、６・・
・カットシート、７・・・反転部材、８・・・カットシ
ート載置部、９・・・カットシートストッパ、１０．　
２９・・・壁体、１１・・・押さえ板、１２，　２Ｌ　
２６・・・軸、１３・・・ノズル、１４・・・搬送筐体
、２２・・・揺動盤、２５・・・回転盤、２日・・・ヒ
ンタ、３０・・・スプリング。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）薬剤が分包された分包シートを所定区画数ごとに
   カットして得られるカットシートを結束機に搬送するた
   めのカットシート搬送装置において、（ａ）カットシー
   トを立て掛けるための壁体が少なくとも形成されたカッ
   トシート載置部を有するとともに１側端にカットシート
   導入部を有する反転部材と、 （ｂ）該反転部材を揺動自在に支持するとともに、通常
   時においては壁体に対してカットシートを立て掛けて積
   層させることができる位置に、また、反転時においては
   積層されたカットシートを落下させる位置に反転部材を
   置く支持手段と、 （ｃ）上記反転部材を突き出す突出し手段とからなり、 （ｄ）該突出し手段は上記反転部材の一方の壁体に接離
   可能な状態で往復動し、 （ｅ）突出し手段と反転部材の間にスプリングを張設し
   たことを特徴する低騒音カットシート搬送装置。
2. （２）上記突出し手段は、復帰速度が復帰開始時におい
   て小さく、その後増加する請求項１記載の低騒音カット
   シート搬送装置。