JPH02232634A - オートフォーカスカメラ - Google Patents

オートフォーカスカメラ

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JPH02232634A
JPH02232634A JP5187389A JP5187389A JPH02232634A JP H02232634 A JPH02232634 A JP H02232634A JP 5187389 A JP5187389 A JP 5187389A JP 5187389 A JP5187389 A JP 5187389A JP H02232634 A JPH02232634 A JP H02232634A
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JP
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focus
lens
flag
subroutine
focus detection
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JP5187389A
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Masami Shimizu
雅美 清水
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、フォーカスレンズの焦点状態を検出する手段
と、交換レンズとのデータ通信を行う手段とを備えた、
オートフォーカスモードとマニュアルフォーカスモード
な選択可能なオートフォーカスカメラの改良に関するも
のである.(発明の背景) 従来、オートフォーカスモードとマニュアルフォーカス
モードな備え、これらを選択可能にしたカメラは知られ
ている.この様なカメラにあっては、オート・マニュア
ル切換スイッチ等のセレクタが設けられ、マニュアル側
にこのセレクタが設定されている場合には、オートフォ
ーカスを実行できない様に、逆にオート側にこのセレク
タが設定されている場合には、マニュアルフォーカスを
実行できない様になっている.よって、例えばマニュア
ルフォーカスを行った後にセレクタを才一ト側へ戻すこ
とを忘れた様な場合、撮影者がオートフォーカスをしよ
うとレリーズボタンの第1ストロークを押圧しても、オ
ートフォーカスは作動しない. 一方、オートフォーカスでも、合焦後微妙なフォーカス
調整や測距不能となった場合、即座,にマニュアルフォ
ーカスを実行しようとしても、上記セレクタを切換えな
ければマニュアルフォーカスをすることはできないとい
う欠点を有している. どちらにしても、速写性に欠けるという問題点を有して
いる. この問題点を解決するために本願出願人より、オートフ
ォーカスとマニュアルフォーカスの各モードを上記の様
なセレクタを介することなく、常に才一トフォーカスで
もマニュアルフォーカスでも行うことができる、交換レ
ンズシステムが提案されている. このシステムの概略を第4図によって説明する. 第4図は交換レンズのフォーカス駆動部の断面を描いた
図である. 1は交換レンズの固定鏡筒で、メスヘリコイドlaが刻
まれている.2はフォーカス系レンズ群を保持している
鏡筒で、外周にオスへリコイド2aが亥りまれている.
3はマニュアノレフォーカス駆動とオートフォーカスに
よるモータ駆動を共に鏡筒2の駆動として伝達するボー
ルレース部で、内環3bと外環3aの間に複数のボール
3Cが挟まれており、ボール3Cの間には各ボールの回
転が干渉しない様にリテーナ3dが配置されている.リ
テーナ3dの一部3d’は鏡筒2に係合している.また
、他の一部3d″と固定鏡筒1に固着されたパルス板6
により、鏡筒2の移動量を検出するパルス発生器を構成
している.外環3aの外側にはマニュアルリング4が固
着されている.マニュアルリング4は固定鏡筒1に対し
てフリクションをもって回転可能に嵌合している.内環
3bの延長部3b’の外周部にはラック部3b″を有し
ている.Mはオートフォーカス駆動用モータで、出力端
にウォームギア5が配置されており、前記ラック部3b
″と噛み合っている.上記機構の動作を簡単に説明する
と、才一トフォーカス時、不図示の駆動回路でモータM
を駆動すると、ウォームギア5,ラック部3b″を介し
て内環3bが回転する.外環3aが固定されていて該内
環3bが回転すると、ボール3cは自転しながら公転す
る.ボール3cの公転にともなってリテーナ3dも回転
する. リテーナ3dと鏡筒2は係合しているので、メスへリコ
イド1a上をオスへリコイド2aが回転しなから鏡筒2
が光軸上を前後に移動し、フォーカシングが行われる. また、マニュアルフォーカス時、モータMへの通電はオ
フされているので、リテーナ3bは固定の状態となって
いる.この時マニュアルリング4を回転すると、外環3
aも回転し、ボール3Cは自転しながら公転する.以下
同様に゜して鏡筒2が前後に移動してフォーカシングが
可能となる.上記の機構を備久たオートフォーカス用交
換レンズの制御回路として、公知の回路(例えば特開昭
63−172212号)を使用すると、下記の如き問題
点を生じることになる.但し、この時オート/マニュア
ルモード切換スイッチはオートフォーカスモードのポジ
ションに位置しているものとする. l)オートフォーカスモードがワンショットのモードで
合焦すると、合焦表示が点灯した後、マニュアルフォー
カスリングを作動して非合焦状態になっても、前記合焦
表示は消灯しない.2)ワンショットモードで低コント
ラストの被写体を測距し、焦点検出不能状態でレンズ駆
動を停止している場合(焦点検出不能LED点灯)、マ
ニュアルフォーカス駆動により合焦させると、合焦表示
が点灯する.この後、被写体が動いたり、マニュアルフ
ォーカスリングを動かして非合焦としても、合焦表示は
消灯しない. 3)ワンショットモードで低コントラストの被写体を測
距し、焦点検出不能状態でレンズ駆動を停止している場
合(焦点検出不能LED点灯)、マニュアルフォーカス
駆動により合焦させようとした際、高コントラストの被
写体が測距視野に入ると、オートフォーカス機能が再び
作動を開始し、マニュアルフォーカス駆動と競合してし
まう. (発明の目的) 本発明の目的は、撮影者の意図に添った撮影に際しての
各種制御を行うことのできるオートフォーカスカメラを
提供することである.(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、ワンショットの
オートフォーカスモードにおける焦点調節動作の結果、
合焦或はオートフォーカス手段により焦点検出が不能と
判定された状態において、マニュアルフォーカス操作が
なされたことな検知することにより、フォーカスモード
を前記オートからマニュアル側に自動的に切り換える切
換手段を設け、以て、以後の各種制御はマニュアルフォ
ーカスモードが選択されて行われる動作時と同様に行う
ようにしたことを特徴とする.(R’明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
. 第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である. 該図において、PRSはカメラの制御装置で、例えば内
部にROM,RAM,A/D変換機能を持つ1チップの
マイクロコンピュータであり、ROMに格納された後述
のプログラムに従って、自動露出制御機能,自動焦点検
出機能.フィルムの巻き上げ・巻き戻し等のカメラの動
作を行っている. マイクロコンピュータ(以下マイコンと記す)PRSは
通信用信号So.SI.SCLKを用いて、周辺回路及
びレンズと通信し、各々の回路やレンズの動作を制御す
る. SOはマイコンPRSから出力されるデータ信号,SI
はマイコンPRSに入力されるデータ信号,SCLKは
信号So,SIの同期信号である. LCMはレンズ通信パッファ回路であり,カメラが動作
中のときはレンズ用電源VLをレンズに与え、マイコン
PRSからの信号CLCMが高電位レベル(以下、“H
”とし、低電位は“L″と記す)のときは、カメラとレ
ンズ間通信のバッファとなる. マイコンPRSが信号CLCMを“H”にして、SCL
K信号に同期して所定のデータをSO信号として送出す
ると、前記回路LCMが指定されカメラ・レンズ間接点
を介して、SCLK信号SO信号の各々のパッファ信号
LCK.DCLをレンズへ出力する.それと同時にレン
ズ(一点鎖線で囲まれた部分)からの信号DLCのバツ
ファ信号をSI信号として出力し、マイコンPRSはS
CLK信号に同期してSI信号としてのレ?ズのデータ
を入力する. SDRは焦点検出用のセンサ装置SNSの駆動回路であ
り、マイコンPRSからの信号CSDRが“H“のとき
選択されて、So,SI,SCLK信号によりマイコン
PRSにて制御される.SNSは例えば一対のCCDラ
インセンサccD+ ,CCDzを含むセンサ装置であ
る.φ1,φ2はマイコンPRSからのクロックGKを
受け、駆動回路SDRにて生成されるCOD駆動用のク
ロツク、SHはラインセンサCCD..CCD!に蓄積
された電荷を転送部に転送させる信号、CLRはライン
センサCCDI ,COD.(7)蓄積電荷をクリアさ
せるクリア信号であり、これらの各信号はマイコンPR
Sにて制御される駆動回路SDRにて形成される. センサ装置SNSの出力信号osはクロツクφ1,φ2
に同期して時系列で出力されるラインセンサCCD.,
CCD■の各画素に蓄積された像信号であり、CCD,
l,CCD*の各ビット毎に出力され駆動回路SDR内
の増幅回路で増幅された後、AOS信号としてマイコン
PRSに入力される.マイコンPRSはAOS信号をア
ナログ入力端子から入力し、GK信号に同期して、内部
のA/D変換機能でA/D変換後、RAMの所定のアド
レスに順次格納する. 同じくセンサ装置SNSの出力信号であるAGC信号は
、該装置SNS内の蓄積制御用センサの出力であり、駆
動回路SDRに入力されて、センサCCD+ .CCD
*の蓄積時間制御に用いられる. SPCは撮影レンズを介して光を受光する測光センサで
あり、その出力sspcはマイコンPRSのアナログ入
力端子に入力され、A/D変換された後、自動露出制御
(AE)に用いられる.DDRはスイッチ・センス及び
表示用回路であり、マイコンPRSからの信号CDDR
が”H″のとき選択されて、So.SI.SCLKの各
信号によりマイコンPRSとの通信制御がなされる.即
ち、マイコンPRSから送られてくるデータに基づいて
カメラの表示を切り換えたり、レリーズボタンに連動す
るスイッチS W l, S W xをはじめ各種操作
部材に連動してオン・オフするスイッチ群SWSのスイ
ッチ状態をマイコンPRSに連絡する. MDRI.MDR2はフィルム給送、及びシャツタチャ
ージ用モータMTR1,MTR2の駆動回路で、信号M
IF,MIR,M2F.M2Rでモータの正転・逆転を
実行する. MCI,MG2は各々シャッタ先幕・後幕走行開始用マ
グネットで、信号SMGI,SMG2.増幅トランジス
タTRI,TR2で通電され、マイコンPRSによりシ
ャッタ制御が行われる.尚、スイッチ・センス及び表示
用回路DDR,モータ駆動回路MDRI,MDR2,シ
ャッタ制御に関しては、本発明と直接関わりがないので
詳しい説明は省略する。
同期信号LCKに同期してレンズ内制御回路LPRSに
入力される信号DCLは、カメラからレンズに対する命
令のデータであり、命令に対するレンズの動作が予め決
められている。
レンズ内制御回路LPRSは、所定の手続きに従って入
力命令を解析し、焦点調節や絞り制御の動作や、出力D
LCからのレンズの各種パラメータ(開放Fナンバ,焦
点距離.デフォーカス量対繰り出し量の係数等)の出力
を行う. 本実施例では、全体繰り出しの単レンズの例を示してお
り、カメラから焦点調節の命令が送られて来た場合には
、同時に送られてくる駆動量・方向に従って、焦点調節
用モータLMTRに対して信号LMF,LMRを送出し
該モータLMTRを駆動して、光学系を光軸方向移動さ
せて焦点調節を行う.光学系の移動量はエンコーダ回路
ENCの信号SENCでモニタして、所定の移動が完了
した時点で、信号LMF.LMRを“L”にして前記モ
ータLMTRを制動する. カメラから絞り制御の命令が送られて来た場合には、同
時に送られてくる絞り段数に従って、絞り機構に連動す
る公知のステッピングモータDMTRを駆動する.尚、
ステッピングモータDMTRはオーブン制御が可能なた
め、動作をモニタするためのエンコーダを必要としない
又、上記レンズ内制御回路LPRSにはレンズの焦点距
離情報f(ズームレンズの場合はズーム゛状態に応じた
焦点距離情報)等のパラメータをそれぞれ所定のアドレ
ス部に記憶しているメモリが設けられると共に、モニタ
信号SENCの在否を検知してレンズの停止状態の判断
を行ったり、又モニタ信号SENCを受け、該SENC
信号により表されるレンズの駆動量と後述するデフォー
カス量との比較を行い、一致した時の信号LMF,LM
Rを“L“となし該モータLMTRを停止させる制御部
が設けられている. 又、表示器DSPは合焦や焦点検出不能表示用のLED
等の表示素子を有している. 又、エンコーダENCとしては、例えばレンズの移動に
連動して回転し、パルスを上記モニタ信号として発生す
るパルス板等が用いられている.上記構成によるカメラ
の動作について第2図のフローチャートに従って説明す
る. 不図示の電源スイッチが操作されるとマイコンPRSへ
の給電がなされ、マイコンPRSは格納プログラムを実
行する. 第2図(a)は上記プログラムの全体のフローを示すフ
ローチャートである. 上記動作にて格納プログラムの実行が開始されると、ス
テップlにてまずシャッタボタンの第1段階操作にてオ
ンとなるスイッチSWIの状態検知がなされ、スイッチ
SW1がオフの時にはステップ2にてマイコンPRSの
内部フラグが全てクリアされ各フラグにrOJがセット
される.上記ステップ1.2はスイッチS W +がオ
ンとなるまで繰り返し実行され、スイッチSWIがオン
となることにてステップ3へ移行する.尚スイッチSW
Iの検知動作はマイコンPRSから信号CDDRを“H
″となし前記回路DDRを指定し、SO信号としてスイ
ッチSW1の検知命令を該回路DDRに伝え、スイッチ
SW,の才ン・オフ状態を該回路DDRにて検知させ、
その検知結果をS工信号としてマイコンPRSに伝える
ことにて実行する.ステップ3はAE制御のサブルーチ
ンであり、このAE制御サブルーチンにて測光演算処理
.露光制御並びに露光後のシャツタチャージ、フィルム
巻上げ等の一連の動作制御が行われる.尚、該AE制御
サブルーチンは本発明とは直接関係がないのでその詳細
な説明は省略するが、該AE制御サブルーチンの概要は
次の通りである.スイッチSWIがオンの限り、このA
E制御サブルーチンが実行される毎に測光及び露光制御
演算が行われる.又、シャッタボタンの第2段階操作が
なされスイッチSWIがオンとなると、割込み処理にて
レリーズ動作がなされ上記露光制御演算にて求められた
露光量に応じて絞り又はシャッタ秒時の制御を行い、露
光終了後にシャツタチャージ及びフィルム給送動作を行
う.今、シャッタボタンの第1段階操作がなされている
ものとなると、ステップ3にて測光・演算処理が行われ
た後にステップ4に進む. 上述の割込み動作は、オートフォーカス(以下AFと記
す)モードが所謂「サーボモードJ、「マニュアルモー
ド」のときには、電源スイッチオンから1回目の測光が
完了した状態で許可され、又、AFモードが「ワンショ
ットモード」のときには、合焦が検出された状態で許可
される.即ち、上記「サーボモード」あるいは「マニュ
アルモード」では焦点調節動作とは関係なくいつでもレ
リーズ動作が可能であり、「ワンショットモード」では
合焦を検知して始めてレリーズ可能となる.尚%APモ
ードは不図示のモードスイッチにより選択され「ワンシ
ョットモード」では一旦合焦すると、スイッチSW1を
オフするまで再びAF動作を行わず、「サーボモード」
では常にAP動作を行う. AP制御のステップ4では、撮影レンズの焦点調節状態
を検出して[ワンショットモード」、「サーボモード」
ならば合焦となるように撮影レンズを駆動し、又「マニ
ュアルモード」のときには合焦あるいは非合焦の表示の
みを行う.上述フローにおいては、スイッチS W r
がオンしている限りステップ3のAE制御、ステップ4
のAF制御は交互に繰り返し行われることになる. ステップ4では、第2図(b)に示すAP制御サブルー
チンが実行される. 該AF制御サブルーチンにあっては、まずステップ10
0にてフラグPRMVのセット状態が検知される.該A
F制御サブルーチンが初回に行われる時にはステップ2
にて全てフラッグがクリアされrQJがセットされてい
るため、ステップ117以下のステップに進む. 「ステップ117J  AFのモードを判別し、マニュ
アルモードのときにはステップ130へ移行する.ステ
ップ13o.ステップ131で焦点検出、表示のサブル
ーチンを実行した後、AF制御のサブルーチンを終了す
る. 次にステップ130の焦点検出サブルーチンについて第
2図(C)を用いて説明する.「ステップ402」 像
信号入方サブルーチンを実行する(詳細は後述のステッ
プ200と同一)「ステップ403J 像信号人カサブ
ルーチンからの像信号から撮影レンズのデフォーカス量
DEFの計算を実行する.(詳細は後述のステップ20
1と同一) 「ステップ404」 デフォーカス量DEFと一定値J
FFLDを比較する. ここで、DEF>JFFLDのときにはステップ406
へ進み、合焦フラグJPを“0“にセットし焦点検出サ
ブルーチンを終了して、第2図(b)のステップ131
の表示サブルーチンへ移行する.尚JFFLDは後述の
サブルーチン103内と同じ値である. 一方、JFFLD>DEFと判定されたときにはステッ
プ4. 0 5に進み、合焦フラグJPを「1』にセッ
トし焦点検出サブルーチンを終了して、第2図(b)の
ステップ131の表示サブルーチンへ移行する. 再び第2図(b)のフローに戻って 「ステップ131」 表示サブルーチンについては上述
のAP制御の合焦状態を単に合焦か否かを表示部材によ
り表示するのみの機能であるので説明は省略する. 「ステップLL7J  AFのモードを判別し、「マニ
ュアル千ード」でない場合はステップ118へと進む. 「ステップ118J  AFのモードを判別し、「サー
ボモード」の時にはステップ101へ進み、「ワンショ
ットモード」の時にはステップll9に進む. 今、AFのモードとして「サーボモード」が設定されて
いるものとすると、ステップは101に進む. 「ステップ101」 直前に行われたAE制御サブルー
チンにてフィルム給送が行われたか否かを判定する. 該ステップが行われる直前に行われたステップ3による
AE制御サブルーチンにてフィルム給送が行われた事、
即ち、該ステップ101が撮影終了後、始めて行われた
ものであると判定された時にはステップ109にてフラ
グTMACTをrlJにセットし、ステップ110にて
レンズ駆動規制タイマの時計を開始させて後、ステップ
I02へ移行する.又、該ステップが行われる直前に行
われたステップ3でのAE制御サブルーチンにてフィル
ム給送が行われなかった事が判定された時には、ステッ
プ109,110を実行することなく、ステップ102
へ移行する. 今、シャッタボタンの第1段階操作のみが行われている
ので、上記AE制御サブルーチンではフィルム給送動作
は行われていないため、ステップ109,110を実行
することなく、ステップ102へ進む. 「ステップ102J  焦点検出サブルーチンを実行す
る. 該焦点検出サブルーチンは第2図(d)に示すステップ
200以後にて実行される. 該焦点検出サブルーチンについて説明する.「ステップ
200」 像信号入力サブルーチンを実行する. 該像信号入力サブルーチンでは、まずマイコンPRSに
て信号CSDRを“H“となし駆動回路SDRを選択し
、SO信号を該駆動回路SDRに伝える.この時のSO
信号は蓄積開始命令であり、この命令に応じて駆動回路
SDRはCLR信号をセンサ装置SNSに伝え、ライン
センサCCD+ ,CCDzの像蓄積信号をクリアし、
その後像に対する蓄積動作を行わせる.センサ装置SN
SのラインセンサCCD+ ,CCD,には撮影レンズ
を介して入射する像光束がそれぞれ入射しており、各セ
ンサCCDI ,CCD2上の像位置が焦点状態に応じ
て決定される.詳述すると、被写体に対して合焦状態で
は各センサCCD,.CCD,上の同一位置に同一像パ
ターンが投射され、前ピント又は後ピント状態ではライ
ンセンサCCD,とCCDI上の像パターンがそのピン
トずれ方向及びずれ量に応じて対称的にずれた位置に投
射される.従って、上記ラインセンサCCD.,CCD
.上の像パターン間の位置ずれ量及び方向を検知するこ
とにてピントずれ方向及びずれ量が検知される. 上記の如くして焦点状態に応じた位置に投射された像パ
ターンを上記像信号のクリア後、各CCD I, C 
C D tにて所定時間蓄積し、その後駆動回路SDR
から信号SH及びクロツクφ1,φ2がセンサ装置SN
Sに供給される.尚、上記像パターンの蓄積時間はセン
サ装置SNS内の蓄積制御用センサの出力AGCに基づ
いて決定されるものである. 上記の如くしてセンサ装置SNSへ信号SH及びクロツ
クφl,φ2が供給されると、該センサ装置SNSの出
力端から各センサCCD+ ,CCD,の各画素に蓄積
された像信号が出力OSとして順次時系列にて送出され
、駆動回路SDR内の増幅回路で増幅され信号AOSと
してマイコンPRS内に順次入力する.マイコンPRS
は上記信号AOSを内部のA/D変換機能にて順次ディ
ジタル値に変換し所定のRAMに格納する.以上の動作
にて、ラインセンサCCDI ,CCDよ上の像パター
ンに応じた各センサ毎の像信号がディジタル値としてR
AMに記憶され像信号入力サブルーチンを終了しステッ
プ201へ移行する。
「ステップ201」 デフォーカス量計算サブルーチン
を実行する.このサブルーチンでは上記像信号入力サブ
ルーチンにて求められたラインセンサCCD.。CCD
t上の像パターンに応じたディジタル値を基に合焦まで
のずれ量並びにずれ方向をデフォーカス量DEFとして
算出する.該デ・フォーカス量の具体的な算出方法は本
願と直接関係がないので、その詳細な説明は省略するが
、上記の如くラインセンサCCD+ ,CCD*の像パ
ターンの一致度が焦点状態によって決定されるので該パ
ターンに対応した上記各センサのディジタル値を比較処
理しそのデータの一致度を求め、合焦状態からのずれ量
及び方向、即ちデフォーカス量DEFを求めるものであ
る。又,このサブルーチンではラインセンサCCDI 
,COD.の像パターンに応じたディジタル値からコン
トラストCRTをも求めており、このコントラスト検知
も公知である.その詳細な説明は省略する.[ステップ
202J  7ラグFNCI.FNC2に「0」をセッ
トする.これらのフラグは焦点検出の信頼度を示すフラ
グであり、本実施例では信頼度が最も高い状態で両フラ
グなrOJにセットし、次いで信頼度が高い時にフラグ
FNC iをrlJに、又FNC2を「0」にセットし
、信頼度が最も悪い時にFNC2を「1」をセットする
様にしている. 「ステップ203」 上記ステップ201にて求めたコ
ントラストCNTと一定値C1とを比較する.その結果
コントラストCNTがCNT>C Iの時にはステップ
207へ移行し、CNT<C 1の時にはステップ20
4へ移行する. 「ステップ204」 フラグFNC1にrlJをセット
し、ステップ205に進む. 「ステップ205」 コントラストCNTと一定値C2
とを比較する.但しCI>C2の関係にある.CNT>
C2の時にはステップ207へ移行し、CNT<C2の
時にはステップ206へ移行する. 「ステップ206」 フラグFNC2に[1』をセット
する. 上記のステップ203〜206にて、コントラストCN
Tが最も高い時にはフラグFNC1.FNC2が共に「
0」の状態に、又コントラストCNTがCl>CNT>
C2の時にはフラグFNC1がNJ 、FNC2が「0
」の状態に、又コントラストCNTがC2>CNTの時
にはフラグFNCI.FNC2が共に「1」に設定され
ることとなる. 上記のステップにて各フラグFNCI,FNC2のセッ
ト状態を決定した後、ステップ207が実行される. 「ステップ207J  7ラグJFFLG,SDFLG
.CHSFLGを「0」にセットする.このステップは
上記3つのフラグの初期化のステップである. 「ステップ208」 フラグFNC2の状態を判別する
.この結果、フラグFNC2がrlJにセットされてい
る時には焦点検出サブルーチンを終了し、AF制御サブ
ルーチンへ戻り、第2図(b)のステップ103の判定
サブルーチンへと移行する.フラグFNC2が「0」に
セットされている時にはステップ209へ移行する.「
ステップ209』 上記ステップ201にて求めたデフ
ォーカス量DEFと一定値CHSFLDとの比較を行い
、DEF>CHSFLDの時には該焦点検出サブルーチ
ンを終了し、AF制御サブルーチンに戻りステップ10
3の判定サブルーチンに移行する.尚、一定値CHSF
LDはデフォーカス量が合焦の近傍を表す値よりも少し
大きな値に設定されており、DEF>CHSFLDは合
焦までのデフォーカス量が大であることを示している. 又上記の比較にて、CHSFLD≧DEFの時にはステ
ップ210へ移行する. 「ステップ210」 上記フラグCHSFLGをrlJ
にセットする.これにて、デフォーカス量DEFが一定
値CHSFLD以内の時、即ちデフォーカス量がそれほ
ど大でない時にフラッグCHSFLGが「l」にセット
される. 「ステップ211J  上記デフォーカス量DEFと一
定値SDFLDとの比較を行い、DEF>SDFLDの
時には第2図(b)のステップ103の判定サブルーチ
ンに移行する.上記一定値SDFLDは上記C}{SF
LDとの関係で、CHSFLD>SDFLDに設定され
ており、この一定値SDFLDは合焦近傍を表すデフォ
ーカス量に設定されている。又、上記の比較にて、SD
FLD≧DEFと判定された時にはステップ212にて
上記フラグSDFLDを「1」にセットする.これにて
デフォーカス量DEFが合焦近傍の時にはフラグSDF
LGが「1」にセットされることとなる. 「ステップ213」 デフォーカス量DEFと一定値J
FFLDとの比較を行い、DEF>JFFLDの時には
焦点検出サブルーチンを終了し、AF制御サブルーチン
に戻ってステップ103の判定サブルーチンに移行する
.上記JFFLDの値は、SDFLD>JFFLDの関
係にあり、かつデフォーカス量が合焦とみなすことの出
来る値に設定されている.又、上記の比較にて、JFF
LD≧DEFと判定された時にはステップ214にてフ
ラグJFFLGにrlJをセットし、ステップ103の
判定サブルーチンに移行する.以上の焦点検出サブルー
チンにて、焦点検出の信頼度に応じてフラグFNCI,
FNC2のセット状態が決定されると共に、フラグFN
C2が「1」の時、即ち低コントラスト下で信頼度が極
めて低い場合以外の時にはデフォーカス量DEFに応じ
て、合焦時にはフラグJFFLGが「1」に、又合焦近
傍時にはフラグSDFLGに「1」が、又合焦近傍より
もやや離れた焦点状態の時にはフラグCHSFLGが「
1」にセットされることになる. 上記焦点検出サブルーチンが実行された後焦点検出サブ
ルーチンを終了し、AF制御サブルーチンに戻り、上記
の如くステップ103の判定サブルーチンが実行される
. 該判定サブルーチンは第2図(8)のステップ300以
後に示されている. 「ステップ300」 フラグJF,AFNG,LMVD
 Iを「0」にセットし、これらの各フラグを初期化す
る. 「ステップ301」 前記フラグJFFLGのセット状
態を検知し、JFFLGが「1」の時、即ち合焦時には
ステップ302へ移行し、JFFLGが「0」の時には
ステップ307へ移行する. 今、フラグJFFLGが「1」にセットされているもの
とすると、ステップ302にてフラグFNC1の状態が
判定され、FNC1がrOJの時ステップ303へ移行
し、FNC1が「1」の時ステップ307へ移行する. これにて、焦点検出動作結果が合焦を示すと共に、高コ
ントラスh状態下での焦点検出動作が行われ高信頼度の
検出結果である時のみ、ステップ303以後のステップ
が実行される. 上記の如くしてステップ303のステップへと進んだ場
合には、ステップ303にて合焦フラグJFに「1」を
セットし、フラグPREJFに「1」をセットし次のス
テップ304以下のステップに進む. 「ステップ304」 フラグLMVDIに「1」をセッ
トする. 「ステップ305」 フラグTMNCTに「1」をセッ
トする. 「ステップ306」 レンズ駆動規制タイマをスタート
させて時計動作を開始させ、合焦時における判定サブル
ーチンを終了し、第2図(b)のAF制御サブルーチン
へ戻ってステップ104の表示サブルーチンに移行する
. 上記の動作は高信頼度下で、かつ合焦判定がなされた場
合の動作であるが、それ以外の時にはフラグJFFLG
が「0」に設定されているか、またはフラグFNC 1
が「1」にセットされているので、ステップ307以後
のステップが実行される. 「ステップ307」 フラグSDFLGの状態が判定さ
れ、SDFLGが「0」の時にはステップ311へ移行
し、SDFLGが「1」の時にはステップ308へ移行
する.フラグSDFLGは上記の如く焦点検出にて合焦
近傍と判定された時に「1」にセットされているので、
合焦近傍時にステップ308へ移行する. 「ステップ308」 フラグFNC1のセット状態を検
知し、FNC 1がrOJの時にはステップ314へ、
又「1」の時にはステップ309へ進む. 今フラグFNC 1が「1」にセットされているものと
し、ステップ309へ進んだ場合について述べる. 「ステップ309」 フラグPREJFの状態を判別す
る.このフラグはステップ303が実行された時、即ち
前回の焦点検出動作にて合焦と判定された時に「1」が
セットされるものであり、初回の焦点検出動作以前には
上記ステップ2のフラグクリア動作で「0」となってお
り、初回の判定サブルーチン実行時にはrOJとなって
いる.よって、初回の判定サブルーチンの実行であるた
めステップは310へ移行する。
「ステップ310」 フラグNGONCEの状態を検知
する.このフラグNGONCEは前回の焦点検知にて焦
点検知不能と判定された時に「1」がセットされるフラ
グであり、初回の判定サブルーチン実行時には「0」と
なっており、ステップは311へ移行する. 「ステップ311J  フラグFNC2のセット状態を
判定する.該フラグFNC2は上記の如く極めて低コン
トラスト下で「1」にセットされているものであるため
、極めて低コントラスト下での焦点検知がなされた時に
ステップ312以後に進む。
初回の焦点検出動作時に上記のステップにてステップ3
12へ移行する条件は極めて低コントラスト下であった
場合であり、それ以外はステップ314又はステップ3
03へ移行する.又ステップ312では焦点検知不能用
フラグAFNG及びフラグNGONCEをrlJにセッ
トし、ステップ313ではフラグLMVD Iを「1」
にセットして判定サブルーチンを終了するものであるた
め、初回の焦点検知動作では極めて低コントラスト下で
の焦点検知がなされた時のみステップ312,313が
実行され、焦点検知不能フラグAFNGがrlJにセッ
トされることとなる. 以上の説明から明らかな様に、初回の焦点検知動作が行
われた時には焦点検知の信頼度が最も高く、かつ合焦と
判定された時のみ合焦用フラグJFが「I」にセットさ
れ、又信頼度が最も低い時にのみ焦点検知不能用フラグ
AFNGが「1」にセットされ、それ以外の場合にステ
ップ314以後にステップが実行されることとなるが、
以前に焦点検知動作が行われている場合には前回の焦点
検出結果を考慮して下記の如く動作する.判定サブルー
チンにて上記の一連のステップが実行されている過程に
てステップ309ではフラグPREJFのセット状態の
判定が行われ、該フラグPREJFが「1」にセットさ
れている時にはステップは303へ移行する.該フラグ
PREJFは前述の如く、ステップは303が前回行わ
れている時、即ち前回の焦点検出動作にて合焦と判定さ
れた時にrlJがセットされるものであるため、現在(
今回)の焦点検出動作にて合焦近傍であると判定され、
かつ、信頼度が高信頼度でない時でも前回合焦と判定さ
れていればステップ303以後のステップへ移行し、合
焦フラグJFが「1」にセットされる. 又、前回の焦点検出動作にて焦点検出不能と判定された
時には、現在(今回)の焦点検出動作にて合焦近傍であ
ると判定され、かつ信頼度が高信頼度でない時でもステ
ップ310にてフラグNGONCHの「1」が検知され
るので、上記ス才ツブ312へ進み焦点検出不能フラグ
AFNGを「1」にセットすることとなる. 上記のステップ300〜312の動作にてフラグJF及
びAFNGが「1」にセットされ、判定サブルーチンを
終了する条件をまとめたものが第3図である. 第3図に示す様に、フラグJP又はAFNGを前回の焦
点検出動作の結果によって今回合焦近傍と判定された場
合でも、高信頼度が得られていない時に「1」にセット
する理由は、今回の焦点検出動作の結果としての合焦近
傍判定の信頼度がさほど高くないので、その判定結果に
よりレンズを駆動しても正確にレンズを合焦位置へレン
ズ移動させることが出来るか否かの疑問があり、この場
合前回の判定結果で合焦又は焦点検出不能と判定されて
いれば、その(前回)の判定結果を信頼して今回の判定
結果として採用してもほぼ正確な判定がなされるだろう
ことを考慮したものである.又、更に上記の場合、判定
結果によってレンズを駆動すると一度合焦判定又は焦点
検出不能判定がなされても、上記のさほど信頼度の高く
ない情報で前回の判定結果がキャンセルされるので、一
度合焦判定又は焦点検出不能判定がなされた後でも直ち
に非合焦判定状態又は焦点検出可能判定状態へ戻り、上
記合焦判定又は焦点検出不能判定が焦点検出動作が行わ
れる毎に変化してしまい、合焦判定又は焦点検出不能判
定に対する安定性が失われることとなり、後述する如く
合焦表示又は焦点検出不能表示を行う際に又はレンズ駆
動を行う際にその表示が常に変化し撮影者を混乱させた
り、レンズがいつまでも停止しなかったりすることを防
止するためである.よって本願では一度合焦又は焦点検
出不能判定が行われた以後は、その判定結果が合焦又は
焦点検出不能判定と異なってもその判定結果が高信頼度
でない時にはそれを無視し、前回の判定結果が優先され
上記の目的が達成される. 次いで上記ステップ300〜313まで行われた時にス
テップ314への移行が許容された場合について説明す
る. 尚このステップ314は第3図に示した条件以外の条件
を満たす場合に、即ち合焦又は焦点検出不能時以外に実
行される. 「ステップ3l4」 フラグLCRNのセット状態を検
知する. 該フラグLCRNは、後述の如くレンズが無限位置又は
至近位置の機械的な限界位置まで移行し、それ以上のレ
ンズ駆動が不能な場合に「1」にセットされるフラグで
あり、「0」の時にはステップ320へ移行し、「1」
の時にはステップ315へ移行する. 今、レンズが限界位置にあるとする.この場合にはステ
ップ315が実行される. 「ステップ3l5」 メモリLDIRの内容と焦点検出
動作にて求められたデフォーカス量DEFとの符合判定
がなされる.尚メモリLDIRには前回の焦点検出動作
にて求められたデフォーカス量が格納されていると共に
デフォーカス量DEFは上記の如くずれ量及びその方向
を表しているので、該デフォーカス量DEFの符合は前
ピントまたは後ピント方向、即ちレンズを駆動する方向
にて決定されている. メモリLDIRの前回のデフォーカス量と今回のデフォ
ーカス量の符号が一致していない時にはレンズを駆動す
ることが可能であるため,ステップは320へ移行し、
一致ならばそれ以上のレンズ駆動は不能であるため、ス
テップは316へ進む. 今ステップは316へ進んだとする. 「ステップ316」 デフォーカス量DEFの符号が無
限側へ駆動すべきであるとの方向を表しているか否かの
検知を行い、無限側方向駆動を示している時にはステッ
プ317へ、又至近側へ駆動すべきであるとの方向を表
している時にはステップ312へ進む. 従って、レンズが至近側の限界位置にあり、更に至近方
向への駆動が指示された時にはステップ312へ移行し
、上記のステップ312,313にてフラグAFNG等
に「1ノがセットされ、判定サブルーチンを終了する.
即ち上記の様な状況では合焦状態を得ることが不可能で
あるため、焦点検出不能状態とみなし、焦点検出状態時
の処理を行う. 又レンズが無限側の限界位置にあり、更に無限方向への
駆動指示がなされた時にはステップ317にてフラグP
REJFのセット状態と判定し、フラグPREJFが「
l」、即ち前回合焦と判定されている時にはステップ3
19へ進み、フラグPREJFが「0」、即ち前回合焦
と判定されて今、ステップ318へ移行したとする.「
ステップ318」 デフォーカス量DEFと一定値A+
の比較がなされ、D E F < A +の時にはステ
ップ303へ、又A.<DEFの時にはステップ312
へ移行する. この比較結果にてデフォーカス量が一定値AIよりも小
の時には上記のステップ303にて合焦判定と同様の処
理がなされ、デフォーカス量が一定値A+よりも大の時
には上記ステップ312にて焦点検出不能判定と同様の
処理がなされる.即ち、無限側位置にあって本来の合焦
状態となっていない時でもそのデフォーカス量が一定値
以内、即ち小デフォーカス量の時にはレンズの特性を考
慮した場合合焦と判定しても問題がなく、この場合には
合焦とみなされステップ303以後の合焦処理が行われ
、又そのデフォーカス量が上記一定値以上の時には合焦
状態とすることが不可能であると共に合焦とみなするこ
とも出来ないので、この様な状況下ではステップ312
へ移行し焦点検出不能処理を行わせている. また、ステップ317でフラグPREJFが「1」、即
ち前回の焦点検出動作にて合焦と判定されている場合に
はステップ319が行われる.このステップ319,ス
テップ318と同様にデフ才一かス量DEFと一定値A
2との比較で、DEF<Aオの時には上記と同様の理由
でステップ303以後へ進ませ合焦判定処理を、又DE
F > A *の時にはステップ312へ進ませ焦点検
出不能処理を行わせている. 尚一定値A1とA虞との関係は、Ax>Atとなってい
る.この様にA,とA2との値に差を持たせる理由は、
前回の焦点検出結果合焦と判定された時の方が合焦状態
にある確率が高く、この場合合焦とみなすデフォーカス
量DEFを前回非合焦と判定されている場合のデフォー
カス量DEFに比して大としても問題がないと共に、前
述の如く一度合焦判定がなされた以後の合焦状態を安定
化させるためである. 又、一定値A.と本来の合焦判定用のデフ才一カス量J
FFLDとの関係は、AI >JFFLDとなっている
. A1をAI>JFFLDに設定し、合焦とみなすデフォ
ーカス量を無限端位置で大となし、合焦判定を甘くした
理由は、上記の如く無限端位置ではレンズの特性を考え
た場合、多少デフォーカス量が大きくても実際上は合焦
とみなしても問題がないためであり、これにて合焦とな
る確率を高め短時間で合焦検知が出来る様なしている.
以上のステップ315〜318はフラグLCRNが「1
」にセットされ、かつ前回の焦点検出結果と今回の焦点
検出結果によるレンズ駆動方向が同一方向を示している
時、即ちレンズを焦点検出結果に従って駆動出来ない場
合であるが、それ以外の場合、即ちレンズを焦点検出結
果に基づいて合焦方向へ駆動可能な場合、並びにレンズ
が限界位置にあり、かつ焦点検出結果にてレンズを更に
その限界位置方向へ駆動する判定がなされていても、初
回の焦点検出の場合にはステップは320以後へ進むこ
ととなる. 「ステップ320」 フラグPREJF及びNGONC
Eを「0」をセットする. 「ステップ321」 フラグCHSFLGの状態を判定
する.フラグCHSFLGがrlJにセットされている
時、即ちステップ209,210にて焦点検出動作にて
得られたデフォーカス量が上記一定値C}ISFLDよ
りも小であり、合焦までのデフォーカス量が大となって
いない時には該判定サブルーチンを終了する. 又フラグCHSFLGが「0」、即ちデフォーカス量が
大となっている時にはステップ322が実行される. 「ステップ322」 フラグTMACTのセット状態が
検出され、該フラグTMACTが「0」にセットされて
いる時には判定サブルーチンを終了し、「1」にセット
されている時はステップ323へ移行する. 該フラグTMACTは後述のステップ109及び前記ス
テップ305にてrlJにセットされるものであるため
、撮影動作が行われた後の焦点検出動作中か、又は合焦
判定が行われステップ305,306の処理が行われた
時のみフラグTMACTが「1」にセットされ、それ以
外はrOJにセットされている. 従って、撮影動作が行われていない時又は以前に焦点検
出動作で合焦判定がなされていない時には直ちに該判定
サブルーチンを終了し、又撮影動作後の焦点検出動作時
又は焦点検出動作にて一度合焦判定がなされている時に
はステップ323へ移行する. 今、以前に合焦判定がなされたものとし、その後の焦点
検出動作にてデフォーカス量が上記フラグCHSFLG
以上の大デフオーカスであるとの判定がなされた場合に
ついて説明する.この場合はステップ322にてフラグ
TMA CTの「1」が検知されステップ323へ移行
し、ステップ323にてレンズの焦点距離情報fと一定
値C7との積(fXct)が求められ、この(fxc?
)をタイマ時間TMLNGとして設定しステップ324
へ進む. 「ステップ324」 このステップではタイマ時間TM
 L N Gと以前合焦となり、ステップ306にてレ
ンズ駆動規制タイマの計時が開始された時点からの経過
時間の比較が行われる.この時、経過タイマ時間>TM
LNGの時、即ち一度合焦となった後上記タイマ時間T
MLNGが経過している時にはステップ325にてフラ
ッグTMACTを「0」にセットし、一方、TMLNG
>経過タイマ時間の時、一度合焦となった後まだTML
NGの時間が経過していない時にはステップ326にて
フラグLMVD Iを「1」にセットして該判定サブル
ーチンを終了する. 以上のステップ320〜326の動作にて焦点検出結果
に基づいたデフォーカス量のレンズ駆動がなされる状態
では、上記デフォーカス量がCHSFLD以内の小デフ
ォーカスの時には判定サブルーチン終了後、直ちに後述
のステップ106にて該デフォーカス量に基づくレンズ
駆動がなされ、又,以前に合焦判定がなされていない状
態もしくは撮影動作が行われていない状態での焦点検出
動作にて求められたデフォーカス量がCHSFLD以上
の大デフォーカスの時には判定サブルーチン終了後、直
ちに後述のステップ106にて該デフォーカス量に基づ
くレンズ駆動がなされる.従って、以前に撮影動作がな
されていない時の焦点検出動作及び焦点検出動作にて合
焦判定がなされていない時の焦点検出動作で大デフォー
カスの検知がされた場合と、焦点検出動作で小デフォー
カスの検知がなされた場合には、常に算出デフォーカス
量に基づくレンズ駆動がなされる.又、以前に撮影動作
がなされた後又は焦点検出動作にて一度合焦判定がなさ
れた時には、上記撮影動作又は合焦判定がなされてから
後、上記時間TMLNGが経過するまではレンズ駆動が
禁止され、該時間経過後に算出デフォーカス量に基づく
レンズ駆動が開始される.上記の如く、一度合焦判定が
なされた後の焦点検知動作で大デフォーカス量の検知が
なされた時に上記時間TMLNGの経過を待ってからレ
ンズ駆動を行う理由は以下の通りである. 合焦判定後の焦点検知動作で大デフオーカスが検知され
る状況としては、合焦判定時の被写体と全く異なる位置
の被写体に対してレンズを向けた状態が考えられる.こ
の様な状況は例えば手振れにて本来ピントを合すべき被
写体からカメラの測距視野がずれた場合に発生する.こ
の場合レンズを焦点検出結果にて得られたデフォーカス
量に基づき直ちに駆動すると本来ピントを合せるべき被
写体と異なる被写体に対して合焦とすべくレンズ駆動が
なされ、その後本来ピントを合すべき被写体に対して測
距視野を合せて焦点検知を行わせレンズを本来の被写体
に対して合焦状態としなければならず、無駄な動作が行
われる. 上記の様な不都合を防止するために合焦後の大デフォー
カス検知では所定時間の間レンズ駆動を禁止して、撮影
者が手振れにて被写体から測距視野を外しても上記の時
間内に測距視野を本来の被写体に戻せる様なし、上記の
場合でも合焦となっている被写体から手振れの影響にて
レンズが移動することを防止している.又、上記の手振
れの問題はレンズの焦点距離が長い程起きやすく、この
ため、本実施例では上記時間TMLNGをレンズの焦点
距離情報fに基づき焦点距離が長い程長時間に設定して
いる.尚、レンズの焦点距離情報fは第2図(d)に示
す焦点検出サブルーチンのステップ201にてデフォー
カス量が算出される際にマイコンPRSから信号CLC
Mを“H”となし、通信バッファ回路LCMに信号So
を伝え、該信号SOのバッファ信号DCLをレンズ内制
御回路LPRSに伝えレンズの焦点距離を含む各種パラ
メータを読み出し、該パラメータを信号DLC及びSI
としてマイコンPRSに入力することで、予めマイコン
PRS内に格納しているものである. 又、小デフオーカスの時に上記時間TMLNGに拘らず
直ちにレンズ駆動を行う理由は、小デフォーカス時は本
来の被写体な測距視野にとらえた状態での被写体の動き
によるデフォーカス量を表していることが多く、この場
合には被写体の動きに対して追従させる様にするためで
ある.又、更に撮影動作が行われた後に大デフオーカス
検知がなされた場合にも上記タイマ時間TMLNGの経
過を待ってレンズ駆動を開始する理由も上記の場合と同
様である. 判定サブルーチンブの動作は上記の通りであり、上記判
定サブルーチンの動作についてまとめると以下の如くな
る. (1)合焦判定 第3図図示の通り (2)焦点検出不能判定 第3図図示の通り(3)レン
ズが駆動不能の場合 (a)レンズ位置が至近限界で駆動方向が至近の場合、
焦点検出不能と判定する. (b)レンズ位置が無限限界で駆動方向が無限の場合、
前回合焦判定がなされている場合にはデフォーカス量が
A2以内の時には合焦と判定し、それ以外の時には焦点
検出不能と判定する. 前回合焦判定がなされていなければデ フォーカス量がAl  (Am >AI > J FF
LD)以内の時には合焦と判定し、それ以外の時には焦
点検出不能と判定す る. (4)上記(1).(2),(3)以外の場合(a)デ
フォーカス量が小、即ちCHSFLD以内の場合直ちに
レンズをデフォーカス量に基づいて駆動する. (b)デフォーカス量が大、即ちCHSFLD以上の場
合 (b−1) 一度合焦判定がなされてから、もしくは露光動作(撮影
動作)が終了してから、所定時間(TMLNG)経過し
ていない時には上記時間の経過を待ってデフォーカス量
に基づくレンズ駆動を行う. (b−2) 上記(b−1)以外の場合デフォーカス量に基づくレン
ズ駆動を直ちに行う. 上記の判定サブルーチンが終了すると、第2図(b)の
AF制御ルーチンに戻ってステップ104の表示サブル
ーチンを行う.該サブルーチンでは判定サブルーチンの
結果フラグJFFLGがNJにセットされた時、即ち合
焦の時にはマイコンPRSにて信号CDDRを”H″と
なし、表示用回路DDRを指定し、上記フラグJFFL
Gセット情報を信号SOとして上記回路DDRに伝える
.該回路DDRは上記信号SOに応答し、表示器DSP
内の合焦表示用LEDを点灯させ、合焦表示を行う. 又、フラグAFNGが「1」にセットされた時、即ち焦
点検出不能の時には同様にしてフラグAFNGのセット
情報を上記回路DDRに伝え、焦点検出不能表示用LE
Dを点灯させ、焦点検出が不能である時を撮影者に知ら
せしめる.上記の表示サブルーチンが行われた後ステッ
プ105が実行される. 「ステップ105J フラグLMVDIのセット状態を
検知する. 該フラグは判定サブルーチンの上記ステップ304,3
13.326でのみ「1」にセットされる.よって、合
焦判定,焦点検出不能判定.上記タイマ時間TMLNG
の経過待ちの時のみ「1」がセットされている. LMVD I=1の場合はレンズ駆動サブルーチンを実
行することなくステップ135へ移行し、現在ワンショ
ットモードか否かを判別する.ワンショットモードの場
合ステップ136へ移行し、ここでフォーカスレンズに
装着されているパルス板6(第4図参照)、すなわち第
1図図示エンコーダENCの出力SENCの有無を判別
し、パルス出力が有る場合にはステップ130へ移行し
、カメラはマニュアルモードと同じ動作をする.ステッ
プ135,136で各々Noの場合は、AFモードのま
までレンズ駆動サブルーチンを実行せずにAP制御サブ
ルーチンを終了し、ステップ1へ移行する. 又、上記状態以外(LMVDI=O)の時にはステップ
106へ移行し、レンズ駆動サブルーチンを実行する. 該レンズ駆動サブルーチンではマイコンPRSにて信号
CLCMを“H”となし、回路LCMを指定する. 又、デフォーカス量をSO信号として回路LCMに伝え
、SO信号をDCL信号としてレンズ内制御回路LPR
Sに伝える.該回路LPRSは上記デフォーカス量に応
じて信号LMF又はLMRを“H“となし、モータLM
TRをデフォーカス量に応じて決定される方向に回動し
、撮影レンズLNSを光軸方向に移動させる.このレン
ズの移動量はエンコーダENCにてモニタされ移動量に
応じた信号SENCが出力され、該信号SENCと回路
LPRSに伝送された上記デフォーカス量を表す信号と
が比較される.その結果両信号が一致した時に該回路L
PRSは信号LMF,LMRを“L”となし、モータL
MTRの回動を停止しレンズ駆動を終了する. 以上の動作にてレンズはデフォーカス量に応じた量だけ
移動し、レンズ駆動サブルーチンを終了してステップ1
07に移行し、レンズが駆動されたことを指示するフラ
グPRMVをrlJにセットしてステップ108へ移行
する. 「ステップ108」 デフォーカス量と一定値NJFと
の比較を行い、DEF>NJFの時にはAF制御サブル
ーチンを終了し、DEF<NJFの時にはステップ12
4にてフラグNEXTJFを「1」にセットし、AP制
御サブルーチンを終了する. 前記一定値NJFは合焦近傍とみなせるデフォーカス値
に設定されている.従ってデフォーカス量が合焦近傍の
時にはステップ124にてフラグNEXJFに「1」を
セットし、AF制御サブルーチンを終了する. 以上の各ステップにて一連のAEとAF制御動作を終了
することとなる. 以上の如く動作制御がなされるのであるが、上記説明を
明瞭化するために上記の動作を以下にまとめる. 初回の撮影に際して電源スイッチをオンとし、この状態
でシャッタボタンの第1段操作を行うと、AE制御がな
され測光・演算処理が行われる.この後AP制御に移行
する. 初回の撮影にあたっては直ちに焦点検出及び判定サブル
ーチンが行われ、焦点状態が検知・判定される.初回の
焦点検知にて合焦と判定された時には合焦表示がなされ
、以後第1段操作を保持しスイッチSWlがオンの限り
、上記AE制御とAF制御が繰り返し実行される. 又、初回の焦点検知にて焦点検知不能と判定された時に
は焦点検出不能表示がなされ、以後スイッチSW1がオ
ンの限り、上記AE制御とAF制御が繰り返し実行され
る. 又、初回の焦点検知・判定にて合焦又は焦点検出不能と
判定されなかった場合には、検知されたデフォーカス量
だけレンズが駆動される.以上の動作が初回の焦点検知
結果に基づく動作である. 次いで上記初回の焦点検知結果に基づく上記動作が行わ
れた後の各動作について説明する.まず、初回合焦と判
定された場合について説明する.この場合は2回目以後
の焦点検知・判定にて合焦判定がなされ続けている限り
は合焦表示のまま保持され続ける.尚、2回目以後の焦
点検知・判定にて高信頼度がない状態で合焦近傍と判定
された時にも合焦表示のまま保持される.即ち、2回目
以後の焦点検出・判定にて合焦判定又は高信頼度が得ら
れない状態で合焦近傍と判定がされ続ける限り合焦表示
がなされ続ける.上記合焦表示がなされている状態での
焦点検出・判定にて、合焦判定及び高信頼度が得られな
い焦点検出状態下での合焦近傍判定並びに焦点検知不能
判定以外の判定がなされ、その際のデフォーカス量がC
HSFLD以内の時、即ち小デフォーカスの時には直ち
にデフォーカス量に応じてレンズ駆動がなされている.
又デフォーカス量がCHSFLD以上の時にはレンズ焦
点距離に応じた時間の経過を待って上記デフォーカス量
に応じたレンズ駆動がなされる. 次に、初回の焦点検出・判定動作にて焦点検出不能判定
がなされた場合の以後の動作について説明する.2回目
以後の焦点検出動作にて、焦点検出不能判定がなされ続
ける場合及び高信頼度が得られない状態で合焦近傍判定
がなされ続ける場合には焦点検知不能表示がなされ続け
る.又、この状態から焦点検出・判定の繰り返し動作中
に合焦判定及び焦点検出不能並びに高信頼度が得られな
い状態で合焦近傍判定以外の判定がなされると、直ちに
検出デフォーカス量に応じたレンズ駆動がなされる. 次に、初回の焦点検出・判定動作結果に基づいたレンズ
駆動がなされた場合について以後の動作を説明する. この場合には上記のステップ106にてレンズが検知さ
れたデフォーカス量駆動された後、AE制御サブルーチ
ンに移行し測光・演算処理が行われ、その後再度AF制
御サブルーチンが実行される.この際前回の焦点検出・
判定動作結果に基づくレンズ駆動がなされているため、
レンズ駆動後にはステップ107にてフラグPRMVが
「1」にセットされており、このため再度のAF制御サ
ブルーチン実行時におけるステップ100にて該PRM
Vの「1」のセットが必ず検知され、ステップは111
以後に進む. 即ち、ステップ111以後のステップは前回デフォーカ
ス量に基づくレンズ駆動がなされた時に初めて実行され
る. 「ステップ111」 レンズが停止状態にあるか否かの
判定を行う.この判定はマイコンPRSの信号CLCM
を“H“となし、回路LCMを指定してSo信号を該回
路LCMに送り、該回路LCMにて前記S○信号をDC
L信号としてレンズ内制御回路LPRSに伝える. この際のSO信号はレンズ停止検知命令であり、この命
令が回路LPRSに伝わることにより、該回路LPRS
はエンコーダENCからのモニタ信号SENCの検知を
行う.該モニタ信号SENCはレンズが駆動中発生して
おり、回路LPRSは該モニタ信号の存否を検知してモ
ニタ信号の存否判定結果を信号DLCとして回路LCM
に伝え、その後回路LCMは該信号DLCをSI信号と
してマイコンPRSに繰り返す. この様にして検知されたモータ信号の存否判定結果にて
モニタ信号が発生しているか否かをステップ111にて
判定し、モニタ信号が発生している時、即ちレンズ駆動
状態にある時にはAF制御サブルーチンを終了する.従
ってレンズが駆動状態にある限り、AF制御サブルーチ
ンではステップ111にてレンズが停止したか否かの判
定がなされ続ける. この様にレンズ停止判定が繰り返しなされている際にレ
ンズが停止すると、ステップは初めて112に進んでフ
ラグPRMVを「0」にセットし、ステップ113にて
レンズ駆動が上記デフォーカス量の駆動が行われて停止
したのか、又はレンズが例えば無限又は至近側の限界位
置に移行し、その結果レンズが駆動不能状態となって停
止したのかの判別がなされる. この判別は上記レンズ停止判定と同様に信号SENCを
基に行う.即ち、ステップ106でのレンズ駆動に際し
デフォーカス量分だけレンズ駆動がなされ、この時のレ
ンズ移動量を信号SENCが上記レンズ駆動サブルーチ
ンにて求められており、このステップ113では上記レ
ンズ駆動時に得られた上記移動量を表すSENC信号と
その時のデフォーカス量との大小を判定し、SENC<
デフォーカス量の時に駆動不能でレンズが停止したもの
とみなしている. 上記ステップ113にてレンズがデフォーカス量に基づ
き正しく駆動されたことが判定された時には、ステップ
114にてフラグLCRNを「0」にセットした上でス
テップ117へ移行し、又レンズ駆動不能状態となって
いることが判定した時にはステップ115にてフラグL
CRNを「1」にセットし、ステップ116にてメモリ
LDIRに前回検出したデフォーカス量DEFを格納し
た後にステップ117へ移行する.そしてここでAFモ
ードであればそのまま118へと移行する. 「ステップ118J  AFのモード判定を行う。
この判定はマイコンPRSから信号CDDRを“H“と
なして回路DDRを指定し、入力スイッチ群SWSに設
けられるモード選択スイッチの設定状態をSI信号とし
てマイコンPRSに入力し、モード選択スイッチの設定
状態を判別することで行われる. 今、モード選択スイッチにてサーボモードが設定されて
いるとする.この場合にはステップ101以後のステッ
プが再度実行される. 以上の如くして、サーボモードにおいて初回の焦点検出
・判定動作に基づいてレンズ駆動がなされた場合にはレ
ンズ駆動の停止の確認並びにレンズが駆動不能状態とな
ったか否かの判定が行われた後、ステップ101以後の
動作が再度実行される.よって、レンズ駆動後、再度焦
点・検出判定動作が行われ、その結果上記レンズ駆動に
て合焦状態に移行していれば合焦状態表示がなされ、又
焦点検出不能状態判定がなされれば焦点検出不能状態表
示がなされ、又、合焦並びに焦点検出不能判定がなされ
ない場合には算出されたデフォーカス量に基づくレンズ
駆動がなされる. 従って合焦状態となるまで上記動作が繰り返し実行され
ることとなる. 又、一度合焦状態となっても上記のAF制御が繰り返さ
れるので、被写体が移動した時にはこれが検知され、レ
ンズが合焦位置へ駆動される.尚、この時一度合焦後の
駆動であるので、レンズ駆動は合焦してから上記時間T
MLNGの経過を待って行われることとなる. 以上の動作はサーボモードにおいて初回の焦点検出結果
によりレンズが駆動された場合の説明であるが、初回の
焦点検出結果にて合焦又は焦点検知不能と判定された後
に被写体が移動し、移動被写体に対してピントを合せる
べく上記レンズ駆動がなされた後も同様に作動し、被写
体を常に合焦状態にすべくレンズ駆動がなされることと
なる.又、上記のレンズ駆動に際して前回レンズが限界
位置に移行しており、ステップ115にてフラグLCR
NにrlJがセットされている時にはその後の判定サブ
ルーチンにて上記ステップ315〜319がなされので
、前回のレンズ駆動にてレンズが至近位置にあり、かつ
今回の焦点検知にて駆動方向が至近指示の場合又は前回
のレンズ駆動にてレンズが無限位置にあり、かつ今回の
焦点検知にて駆動方向が無限方向であり、更にこの時の
デフォーカス量が一定値A+又は八2以上の時には上記
焦点検知不能判定処理がなされ、この場合今回の焦点検
知結果に基づくレンズ駆動は禁止される. 又、同様に前回のレンズ駆動にてレンズが無限位置にあ
り、かつ今回の焦点検知にて無限方向が示され、更にそ
の時のデフォーカス量が一定値A.又はA!以内の時に
は上記合焦判定処理がなされ、この場合にも今回の焦点
検知結果に基づくレンズ駆動が禁止されることとなる. 以上の動作はサーボモード時の動作であるが、次いでス
テップ118にてワンショットモードと判定された場合
の動作につき説明する.ワンショットモードはステップ
ll8で判定されており、電源はスイッチオンから一度
レンズが算出デフォーカス量に基づいて駆動されるまで
の動作はサーボモードと同一である. 即ち、ワンショットモードの焦点検知・判定動作にてデ
フォーカス量検知がなされ、該デフォーカス量のレンズ
駆動がなされる. この様にしてレンズ駆動がなされた後のAF制御サブル
ーチンの実行にあたってステップ111〜116まで実
行された後、ステップ118,119が行われる、この
場合レンズ駆動がなされているのでフラグJFは「1」
にセットされていることはなく、ステップは120へ移
行する.該ステップ120ではフラグNEXTJFの状
態を検知するものであり、レンズ駆動に際するデフォー
カス量が一定値NJFよりも大の時には「0」に、又小
の時には「1」にセットされている.従って前回の焦点
検出・判定動作にて大デフォーカス量であると判定され
ている時にはステップ101以後の動作が行われ、レン
ズ駆動後に再度焦点検出・判定がなされ、上記レンズ駆
動の結果が合焦位置に移行したか否かの判定がなされる
. 尚、この再度の焦点検出・判定にて合焦と判定された時
にはフラグJPがrlJにセットされるため、上記再度
の焦点検出・判定動作後のAF制御サブルーチンが実行
される時にステップXl9にてJFのNJのセットが検
出され、ステップ123へ移行し、合焦表示サブルーチ
ンが実行され合焦表示がなされる.ワンショットモード
ではこの様にして一度合焦判定がなされると、ステップ
119以後直ちにステップ123へ移行するため、以後
の焦点検出・判定動作及びレンズ駆動が禁止されること
となる. 又、上記初回のレンズ駆動後の再度の焦点検出判定動作
で合焦判定がなされない時は再度再出されたデフォーカ
ス量に基づいてレンズ動作を行い、以後合焦判定がなさ
れるまで上記動作が繰り返され、合焦状態への移行後に
は焦点検知・判定及びレンズ駆動が禁止されることとな
る.以上の動作は初回レンズ駆動に際し大デフォーカス
量検知がなされた場合であるが、小デフォーカス量の検
知がなされた時にはステップ120にてフラグNEXT
JFのrlJのセットが検知されるため、ステップは1
21,122,123へ移行する. 従って、ワンショットモードでレンズ駆動がなされた時
のデフォーカス量が小、即ち合焦近傍から合焦位置方向
へレンズが駆動された時にはレンズ駆動不能状態でない
限り、再度の焦点検出・判定動作を行うことなく、ステ
ップ123へ移行して合焦表示がなされ、以後の焦点検
出・判定レンズ駆動が禁止される.尚ステップ123で
はフラグJPをrlJにセットすると共に合焦表示を行
うものとする. この様にワンショットモードにおいて、前回のデフォー
カス量が一定値以下で合焦近傍位置から合焦方向にレン
ズが駆動された時には合焦位置へレンズが移動したもの
とみなし、レンズ駆動後に再度の焦点検出・判定動作を
行い合焦状態となったか否かを確認することなしに直ち
に合焦表示を行わせており、これにてワンショットモー
ド時の合焦への移行時間を短縮化している. 又、ワンショットモード時に小デフォーカス量検知がな
され、ステップ120,121,122が実行された場
合にあってもフラグLCRNが「1」にセットされてい
る時、即ちワンショットモード時のレンズ駆動の結果レ
ンズが限界位置で停止している時にはステップ123へ
進まず、ステップ101へ移行し、再度の焦点検出・判
定動作が行われる.これにてレンズが合焦位置まで移行
せずに限界位置で停止したか否かの確認がなされ、合焦
位置で停止していることが確認された時には合焦表示が
行われ、それ以外の時には上記焦点検知・判定動作が繰
り返され最終的に合焦状態へ移行させられる. 以上の如くワンショットモードでは小デフォーカス量の
レンズ駆動が行われた時には、合焦位置へ移行したもの
とみなしレンズ駆動後の再焦点検出・判定動作を行うこ
となく、才一トフオーカスシーケンスを終了しており、
又、この際レンズが限界位置で停止している場合に限り
、上記再焦点検出判定を行わせているので、上記の如く
小デフォーカス時に上記合焦位置への移行とみなす処理
を行ってもレンズが合焦状態から大きくはずれることな
く常に合焦位置へ移行することを保証している. ステップ123の合焦表示を行った後、ステップ136
へ移行し、フォーカスレンズの移動量を検出するパルス
板6 (ENC)の出力SENCを監視し、出力が出る
と直ちにマニュアルモードに切り換る. 尚、上記実施例は、マニュアルフォーカスの作動検出を
フォーカスレンズ移動量検出のパルス発生装置にて行っ
たが、マニュアルリングにパルス板を独立に設けること
によっても実現できる.本実施例によれば、ワンショッ
トモードにて−旦合焦後に撮影者の好みに合せるための
フォーカス微調が行われた場合、或は焦点検出不能の状
態のためにマニュアルフォーカスへ即座に移行された場
合には、マニュアルフォーカスモードヘ自動的に切り換
えるようにしているため、合焦表示が適切に行われなか
ったり、例えば被写体の変化により急に焦点検出可能状
態になってオートフォーカス機能が働いたためにマニュ
アルフォーカスと競合してしまう、といったことがなく
なる.(発明と実施例の対応) 本実施例において、第2図(b)のステップ135,1
36の動作を行う部分が本発明の切換手段に、第2図(
b)の136の動作を行う部分が検知手段に、それぞれ
相当する. (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ワンショットの
オートフォーカスモードにおける焦点調節動作の結果、
合焦或はオートフォーカス手段により焦点検出が不能と
判定された状態において、マニュアルフォーカス操作が
なされたことを検知することにより、フォーカスモード
な前記オートからマニュアル側に自動的に切り換える切
換手段を設け、以て、以後の各種制御はマニュアルフォ
ーカスモードが選択されて行われる動作時と同様に行う
ようにしたから、撮影者の意図に添った撮影に際しての
各種制御を行うことが可能となる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図(
a)〜(8)はその動作を示すフローチャート、第3図
は本発明の一実施例における判定サブルーチンを終了す
る条件をまとめたものを示す図、第4図は本発明に用い
られる、オートフォーカス駆動とマニュアルフォーカス
駆動を合成する手段を備えたオートフォーカス用交換レ
ンズの構成例を示す断面図である. PRS・・・・・・マイコン、LPRS・・・・・・レ
ンズ内制御回路、LMTR・・・・・・焦点調節用モー
タ、LCM・・・・・・レンズ通信バッファ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フォーカスレンズの焦点状態を検出するオートフ
    ォーカス手段と、交換レンズとのデータ通信を行うデー
    タ通信手段とを備えた、オートフォーカスモードとマニ
    ュアルフォーカスモードを選択可能なオートフォーカス
    カメラにおいて、オートフォーカスによるフォーカス駆
    動とマニュアルフォーカスによるフォーカス駆動を合成
    する合成手段、該合成手段を介する駆動力により移動す
    るフォーカスレンズの移動量を検出する移動量検出手段
    を有するオートフォーカス用交換レンズが装着された際
    、ワンショットのオートフォーカスモードにおける焦点
    調節動作の結果、合焦或は前記オートフォーカス手段に
    より焦点検出が不能と判定された状態において、マニュ
    アルフォーカス操作がなされたことを検知することによ
    り、フォーカスモードを前記オートからマニュアル側に
    自動的に切り換える切換手段を設けたことを特徴とする
    オートフォーカスカメラ。
  2. (2)マニュアルフォーカス操作がなされたことを、交
    換レンズに配置された移動量検出手段の出力状態を前記
    通信手段を介して検知する検知手段を具備したことを特
    徴とする請求項1記載のオートフォーカスカメラ。
JP5187389A 1989-03-06 1989-03-06 オートフォーカスカメラ Pending JPH02232634A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358981A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Canon Inc 撮像装置およびその方法およびその制御プログラムを記憶した記憶媒体
JP2012163718A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Ricoh Co Ltd 撮像装置、撮像方法、及び撮像プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358981A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Canon Inc 撮像装置およびその方法およびその制御プログラムを記憶した記憶媒体
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