JPH0223151A - 紙葉類移送装置及びこれを備えた現金取扱装置 - Google Patents

紙葉類移送装置及びこれを備えた現金取扱装置

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JPH0223151A
JPH0223151A JP63168736A JP16873688A JPH0223151A JP H0223151 A JPH0223151 A JP H0223151A JP 63168736 A JP63168736 A JP 63168736A JP 16873688 A JP16873688 A JP 16873688A JP H0223151 A JPH0223151 A JP H0223151A
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佐藤 光由
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、紙葉類処理装置に係り、特に預入紙幣を、支
払に還流利用するのに好適な現金自動取引装置に関する
〔従来の技術〕
従来の現金取扱装置においては、例えば、特開昭60−
137738号公報に記載されているように1紙幣の堆
積部および収納部との間を複数枚の紙幣を一括して移送
する移送手段および紙幣収納部から所定枚数の紙幣を分
離する紙幣分離手段を備えており、この紙幣分離手段に
よって紙幣は紙幣堆積部から一括して前記移送手段に授
受される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例では、紙幣分離手段あるいは収納手段を紙幣
堆積部に設けるため、現金取引装置全体の形状が大きく
なるという問題が有った0本発明の第1の目的は1紙葉
類の堆積部から所定枚数の紙葉類を分離する手段を把持
移送手段に設けることにより、装置全体を小形にするこ
とにある。
また、本発明の他の目的は、紙′葉類を一括して把持し
移送する把持移送手段を小形化することにより現金取扱
装置全体を小形にすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記の目的は、複数枚の紙幣を一括的に把持し
移送する移送手段を構成する把持手段に、紙幣堆積部に
堆積した堆積紙幣中から所定枚数の紙幣を分離する紙幣
分離手段および紙幣堆積部に堆積した堆積紙幣中に所定
枚数の紙幣を収納する紙幣収納手段、を備えることによ
り達成される。
〔作用〕
紙幣分離手段は堆積紙幣群に突入し枚葉体の所定個所に
隙間を形成する。この隙間に紙幣把持部材が進入し所定
枚数の紙幣を把持し移送する。また、紙幣収納手段は堆
積紙幣群を拘束し収納空間を形成し、この空間に把持部
材が進入し把持移送した紙幣を収納する。
〔実施例〕
以下図面を参照した本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の装置の1実施例を備えた現金自動取
引装置を示すもので、台1上に設けたケース2内には、
人出金部3、紙幣移送手段を構成する昇降機4と把持手
段51紙幣分離部6、鑑別部7、第3の堆積部8及び金
j19が配設されている。
第2図は、第1図で示した本発明の実施例の構成を詳細
に示したものである0図において、第1図と同一部分は
同符号で示している。入出金部3は、第1のモータ32
により揺動駆動される第4の堆積部33および入出金口
34を備え、軸31を中心として回転し、ケース2の前
面および把持手段5に対向して位置決め可能な構造とな
っている1紙幣移送手段を構成する昇降機4は、レール
41及び台車42により支持され、第2のモータ43お
よびベルト44により駆動され、ケース2内を昇降可能
な構造となっている0紙幣移送手段を構成する把持手段
5は、昇降機4に設けられたレール45に支持され、第
3のモータ46およびベルト47により駆動され1前後
方向に移動可能な構造となっている0紙幣分離部6は1
把持手段5に対向して設けられ、第1の堆積部61およ
び第2の堆積部62を備えている。lll郡部7、紙幣
分離部6に接続して設けられ紙幣を彎別するものであり
、前述の紙幣分離部6と後述する第3の堆積部8との間
の搬送路10に配設されている。
第3の堆積部8は、3つのステック部81,82゜83
を備えている。これらは把持手段Sに対向して設けられ
ており、スタック部12は搬送路84に接続して設けら
れた偽券あるいは鑑別不能券と判定された紙幣のスタッ
ク部であり、ステック部13と14は、スタック部12
の上方に順次設けられ、それぞれ搬送路85.86に接
続して設けられた金種別スタック部である。これら搬送
路84.85.86は前述の搬送路1oから分岐されて
おり、それらの分岐部にはゲート87.88が配設され
ている。ゲート87及び88は鑑別部7の指令により紙
幣を搬送路84.85及び86に分別する。金庫9は、
支払用紙幣及び還流利用する紙幣を収納する第1の紙幣
収納部91と支払用紙幣を収納する第2の収納部92お
よびリジェクト紙幣および非還流紙幣を収納する第3の
収納部93を備えている。18は第1の紙幣収納部91
は、押板19と下板20を有し、この間に紙幣11がは
さまれて堆積される。また、第2の紙幣収納部92は、
上板22と仕切板23を有し、この間に紙幣11がはさ
まれて堆積される。また、第1の紙幣収納部91の紙幣
入出口24には、シャッタ25が設けられており、また
、第2の紙幣収納部92の紙幣人出口26にはシャッタ
27が設けられている。
次に前述した金庫9の第1の収納部91の一実施例の詳
細な構成を第3図を用いて説明する0図において、第2
図と同一部分は同符号で示している。押板19は複数の
溝101を備え、複数(この例では4本)の段付き軸1
02によって押板支持板103に支持されている0段付
き軸102は。
上部にストッパ104が取付けられ、押板19が押板支
持板103から離脱しないようにしている。
前述の押板支持板103は、金庫ケースに連結されてい
る。ここで、溝101は、後述する把持手段5に備えら
れたフォーク状の並行な把持上指51の位置に対応した
位置に設けられている。下板20は、下板20の下面に
設けられた複数(この例では4本)の案内軸105によ
って下板駆動板106に上下に移動可能に支持されてい
る。これら案内軸105は、その先端側が下板駆動板1
06に対して上下に摺動可能になっており、下板20と
下板駆動板106との間に圧縮ばね107がはめられて
いる。前述の下板駆動板106にはボールねじ108が
連結されており、このボールねじ108は、金庫ケース
に固定された下板駆動板駆動用の第4゛のモータ109
の回転によって上下動し、下板駆動板106を上下に駆
動する0紙幣11は下板20の上に堆積しており、下板
20は前述のように下板駆動板駆動用の第4のモータ1
09およびボールねじ108により上下する下、抜駆動
板106に圧縮ばね107を介して支持されていること
になる。一方、押板19は、前述のように、段付き軸1
02およびその上部に接続されたストッパ104により
押板支持板103に懸架されており、第4のモータ10
9の回転により。
下板20および堆積紙幣11が上昇すると、押板19が
堆積紙幣11により押されて押板支持板103に対し上
昇し、堆積紙幣11には押板19の自重により一定荷重
が加わる。第3図はこの状態を示したものであり、押板
19は段付き軸102のストロークだけ上下可能であり
、下板2oは下板駆動板106に圧縮ばね107を介し
て支持されているので、堆積紙幣11は一定の圧縮力と
一定のコンプライアンスで支持されることになる。
なお1紙幣入出口24およびシャッタ25は図では省略
している。
次に前述した金庫9の第2の収納部92の一実施例の詳
細な構成を第4図を用いて説明する0図において、第2
図と同一部分は同符号で示している。上板22は複数の
切欠き111を備え1紙幣入出口26に沿って上下移動
可能に支持されている。仕切板23は複数の切欠き11
2を備え紙幣入出口26に設けられている。シャッタ2
7は複数の切欠き113を備え、紙幣入出口26に沿っ
て上下移動可能に支持されている。ここで、上板22の
切欠き111の位置及び形状は、後述する把持手段5に
備えられたフォーク状の並行な把持上指51の位置及び
形状に対応している。また。
仕切板23の切欠き112は、同じく把持手段5に備え
られたフォーク状の並行な把持下指52の位置及び形状
に対応している。また、シャッタ27の切欠き113の
位置及び幅は把持手段5に備えられたフォーク状の並行
な把持上指51および把持下指52,53の位置および
幅に対応しており、シャッタ27が紙幣入出口26に沿
って。
把持手段5の位置に下降したとき、シャッタ27と上記
の把持上指51および把持下指52とが干渉しないよう
に配置されている。なお上板22は第1の収納部91の
下板20と同様にたとえばばねとボールねじを用いた4
HIでコンプライアンス−を有しかつ上下に移動可能に
駆動されるが、駆動機構は図では省略している。同様に
シャッタ27を上下駆動する駆動機構も省略している。
また1紙幣分離部6の第1の堆積部61および第2の堆
積部62、紙幣をスタックする第3の堆積部8の各スタ
ック部81,82,83、入出金部3の第4の堆積部3
3の構造も、上述した金庫17の第2の収納部92とほ
ぼ同様である。
次に前述した把持手段5の詳細構造を図を用いて説明す
る0把持手段5は大きく把持搬送部2分離部および収納
部に分けられ、第5図は把持手段の外観を斜視図により
示したもの、第6図は把持搬送部1分離部および収納部
を分解して斜視図により示したものである。各図とも同
一部分は同符号で示している。
まず、第51!Iにより把持搬送部の把持構造を説明す
る1把持上板53には、前述の4本の並行な把持上指5
1が設けられている0把持上板54には、前述の4本の
並行な把持下指52が設けられている。この把持下板5
4には、この面端側に第1の軸受板121,122が設
けられている。この第1の軸受板121,122と把持
上板53との間には、これらを連結する並行リンク板1
24゜125および126,127が配設されている。
並行リンク板125と第1の軸受板121間には、これ
らを連絡するねじりばね128が設けられている。なお
1図示はされていないが、並行リンク板127と第1の
軸受板122間にも、[示はされていないが、これらを
連絡するねじりばねが設けられている1把持上板54に
は第1のモータ、129が取付けられ、この第5のモー
タ129の軸にカム板130が取付けられている。また
、この把持下板54には、第2の軸受板131が取付け
られている。リンク板132は軸133により第2の軸
受板131に接続され、カム板130に接するカムフォ
ロワ134を備え、軸135により把持上板53に接続
されている。またスリット板136は第5のモータ12
9の軸に取付けられ、センサー137は第2の軸受板1
31に取付けられ、前述のスリット板136を挟むよう
に配置されている。このセンサー137は、スリット板
136にあらかじめ開けられたスリットにより動作し、
スリットに対応した回転角度で前述の第5のモータ12
9が停止するようになっている。すなわち、たとえば、
カム板130の偏心量が最大でかカムフォロワ134を
一番押し上げた位置で停止すれば、リンク板132は軸
135を介して把持上Fi53を押し上げ、把持上指5
1は開く。
逆に、カム板130の偏心量が最小の位置で停止すれば
、カム板130はカムフォロワ134を押し上げる力が
無くなり、ねじりばね128により。
把持上指51は閉じる。ねじりばね128の力で閉じる
ことにより、把持下指52と把持上指51の間に紙幣ブ
ロックなどが有る場合でも、適度な把持力で掴むことが
でき、第5のモータ129やリンク板132に無理な力
がかかることはない。
次に第6図により把持手段5の前後駆動部9分離部およ
び収納部の構造を説明する。各回とも同一部分は同符号
で示している。第6図に示すように、把持下板54の下
部左右に一対の収納部材55および56、下部中央に分
離部材57が配置され前述した昇降機4に対し前後移動
する。
まず、把持手段5の前後駆動部に関して説明する。把持
下板54下部の両端側に配置された軸受141.142
は昇降機4に配置されたレール45にそれぞれ摺動案内
される。第3のモータ46の軸に配置されたブーI71
43 、このプーリ143およびブーIJ 144に掛
けられたベルト145、プーリ144に軸146により
連結されたプーリ147と148およびプーリ149と
150とにそれぞれ掛けられたベルト47.ベルト47
と軸受141,142を接続する締結部151により1
把持下板54は第3のモータ46により前後に駆動され
る。
次に、収納部に関して説明する。一対の収納部材55,
56ぽ、把持下板54に備えられた4本の並行な把持下
指52とほぼ同じ形状の収納槽153および把持下指5
4に案内摺動するガイド154を備えている。収納手段
部材55および56の下部に配置された軸受155,1
56は昇、篩機4に配置されたレール157にそれぞれ
摺動案内される。前述の、把持下板54と同様に、第6
のモータ158の軸に配置されたプーリ159、このプ
ーリ159およびブーIJ160に掛けられたベルト1
61、プーリ160に軸162により連結されたプーリ
163と164およびプーリ165と166とにそれぞ
れ掛けられたベルト167およびベルト167と収納部
材55,56の軸受155,156を接続する締結部1
68および169により、収納手段部材55.56は第
6のモータ15Bにより把持下板54に沿って前後に駆
動される。
次に、分離部に関して説明する0分離部材57は、前部
に突入部材171と、この突入部材の両側に、溝173
を有する捌き部材172が設けられ、その後部にレール
174に摺動案内される軸受175が配置されている。
また、この軸受175の上面には、前述の、把持下板5
4の嵌合孔170に嵌合するビン176を有する。前述
のレール174は、昇降機4に配置された軸177周り
に回転可能な軸受178に取付けられている。ソレノイ
ド181は、分離部材57の前下部の摺動部179に接
し上下i%@動するヘッド180を有する。
このソレノイド181の動作により、ヘッド180が上
昇すると、分離部材57は、軸177を中心として回転
し、突入部材171が上昇するとともに、ビン176が
把持下板54の嵌合孔170に嵌合し、把持下板54の
前後移動とともにレール174と軸受175が摺動して
1把持下板54とともに前後に移動する。ソレノイド1
81が動作しないときは、分離部材57は自重で下降し
ビン176は把持下板54の嵌合孔170と外れるので
、把持下板54が前後移動しても動かない。
次に把持手段5の一連の動作を第1図から第6図を基に
、第7図以降にしたがって説明する0把持手段5の主だ
ろ動作は、金庫9の支払用紙幣及び還流利用する紙幣を
収納する第1の紙幣収納部91に対し、支払いするため
に堆積した紙幣を分離し把持搬送する動作および還流す
る紙幣を収納する動作、ならびに金庫9の支払用紙幣を
収納する第2の収納部92、紙幣分離部6の第1の堆積
部61および第2の堆積部62、紙幣をスタックする第
3の堆積部8、人出金部3の第4の堆積部33に対し1
紙幣ブロックを取り出しあるいは収納する動作、である
、以下、図を用いて説明を行うが各図とも同一部分は同
符号で示している。
第7図から第12図は金庫19の支払用紙幣及び還流利
用する紙幣を収納する第1の紙幣収納部91に対し、支
払するために堆積した紙幣を分離し把持搬送する際の、
把持手段5の把持上指51を備えた把持上板53、把持
下指52を備えた把持下板54.突入部材171および
捌き部材172を備えた分離部材57、収納槽153を
備えた収納部材55.56の動作を示したものである。
第7図は把持手段5が昇降機4により、金庫9の支払用
紙幣及び還流利用する紙幣を収納する第1の紙幣収納部
91の紙幣人出口24に対向して位置決めされた状態を
示したものであり、把持上指51は開いて1分離部材5
7および収納部材55.56は最も把持手段5の後端に
位置している。
次に、第8図は、分離の状態を示したものであり1把持
上指51が開のまま把持下板541分離部材57および
収納部材55.56が前進し、分離部材57の突入部材
171および捌き部材172(第7図から第12図では
図示せず)が堆積紙幣11に進入する。この時、前述し
たようにフォーク状の蛇行な把持上指51は押板19の
溝101に沿って進入し、堆積紙幣11は一定の圧縮力
と一定のコンプライアンスで支持されているので堆積紙
幣11は突入部材171および捌き部材172の進入と
ともに無理なく上下に分かれる。
第9図は続いて、把持上指51が閉じた状態を示したも
のである。
第10図は引出しの状態を示したものであり、把持上指
51は閉じたまま把持下板54および分離部材57が後
退し、紙幣ブロック12を第1の紙幣収納部91の紙幣
入出口24から引出す。この時、収納部材55.56は
前進した位置に停止したままで、第1の紙幣収納部91
の中に残され、た堆積紙幣11が散逸しないようにその
上部を押さえる。
第11図は押板19が下降した状態を示したものである
。前述したように、収納槽153はフォーク状の並行な
把持下指52とほぼ同一の形状をしているので、押板1
9の溝101は収納槽153に沿って下降し、押板19
は収納部材55゜56に干渉することなく、第1の紙幣
収納部91の中に残された堆積紙幣11の上部を一定荷
重で押さえる。
第12図は分離動作完了の状態を示したものであり、収
納部材55.56が後退する。この後、把持手段5は昇
降機4により移動し、分離された紙幣ブロック12は把
持下板54に取付けられた4本の並行な把持下指52と
把持上板53に備えられた4本の並行な把持上指51と
で把持され所定の堆積部に移送される。
第13図から第18図は金庫9の支払用紙幣及び還流利
用する紙幣を収納する第1の紙幣収納部91に対し、還
流する紙幣を収納する際の、把持手段5の把持下指52
を備えた把持下板54、把持上指51を備えた把持上板
53、分離部材57、収納槽153を備えた収納部材5
5,56の動作を示したものである。この動作の場合、
第6図で示したように分離部材57は自重で下降してお
り把持下板54が前後移動しても動かずに、把持手段5
の最も後端の位置に停止している。
第13図は把持手段5が昇降機4により、金庫9の支払
用紙幣及び還流利用する紙幣を収納する第1の紙幣収納
部91の紙幣人出口24に対向して位置決めされた状態
を示したものであり、収納する紙幣ブロック12は、把
持下板54に取付けられた4本の並行な把持下指52と
把持上板53に備えられた4本の並行な把持上指51と
で把持され、収納部材55,56は把持手段5の最も後
端に位置して塾する。
次に、第14図は収納準備の状態を示したものであり、
収納部材55.56の収納槽153が前進する。前述し
たように、収納槽153はフォーク状の並行な把持下指
52とほぼ同一の形状をしているので、収納槽153は
押板19に干渉することなく押板19の溝101に沿っ
て前進する。
第15図は続いて、押板19が上昇した状態を示したも
のである。押板19の荷重が無くなっても、第1の紙幣
収納部91の中の堆積紙幣11が散逸しないように、収
納部材55.56の収納槽153がその上部を押さえる
第16図は差し出しの状態を示したものであり、把持上
指51は閉じたまま把持下板54が前進し。
紙幣ブロック12を第1の紙幣収納部91の紙幣入出口
24から第1の紙幣収納部91の中にある堆積紙幣11
の上部に差し出す。
第17図は押板19およびシャッタ25が下降し1把持
上指51が開いた状態を示したものである。前述したよ
うに、フォーク状の並行な把持上指51は押板19と干
渉することなく、押板19は紙幣ブロック12が散逸し
ないようにその上部を一定荷重で押さえる。
第18図は収納動作完了の状態を示したものであり9把
持上指51は開いたまま把持下@54は収納部材55.
56とともに後退する。この時。
収納した紙幣ブロックはシャッタ25により動きを拘束
されるので、そのまま第1の紙幣収納部91内に残り1
把持下板52および収納部材55゜56が紙幣人出口2
4から出ると、押板19が収納完了した紙幣ブロックお
よび堆積紙幣11の上部に一定荷重を加える。
第19図から第22図は、金庫9の支払用紙幣を収納す
る第2の収納部92に対し1紙幣ブロックを取り出しす
る際の把持手段5の把持下指52を備えた把持下板54
、把持上指51を備えた把持上板53、分離部材57お
よび収納部材55゜56の動作を示したものである。こ
の動作の場合、収納部材55.56は把持下板54とと
もに前後に移動する。前述したように、収納部材55゜
56の収納部f53は、フォーク状の並行な把持下指5
2とほぼ同一の形状をしているので、見掛は上一体の指
と同じ機能を果たす、また、第13図から第18図で示
したように分離部材57は自重で下降しており把持下板
54が前後移動しても動かずに、把持手段5の最も後端
の位置に停止している。
第19図は把持手段5が昇降機4により、金庫9の支払
用紙幣を収納する第2の収納部92の紙幣入出口26に
対向して位置決めされた状態を示したものであり1把持
上指51は開いている。この時把持上指51の開度は1
紙幣ブロック13の厚みより十分に大きい。
次に、第20図は前進の状態を示したものであす、把持
上指51が開のまま把持下板54および収納部材55,
56が前進する。
第21図は続いて、昇降機4により把持手段5がわずか
に上昇するとともに1把持上指51が閉じた状態を示し
たものであり、把持下板54の位置は仕切板23の位置
よりわずかに上の位置となる。この時、前述したように
、仕切板23の切欠き112および上板22の切欠き1
11の位置及び形状は1把持上指51及び把持下指52
にそれぞれ対応しており、上板22はたとえばばねとボ
ールねじを用いた機構でコンプライアンスを有し、かつ
上下に移動可能にであるので、把持下指52と仕切板2
32把持上指51と上板22とは干渉することなく、か
つ紙幣ブロック13に無理な力が加わることなく、把持
手段5は紙幣ブロック13をすくい上げることができる
第22図は引出しの動作完了状態を示したものであり、
把持上指51は閉じたまま把持下板54および分離部材
57が後退し、紙幣ブロック13を第2の紙幣収納部9
2の紙幣人出口26から引出す。この後、把持手段5は
昇降機4により移動し、分離された紙幣ブロック13は
把持下板54に取付けられた4本の並行な把持下指52
と把持上板53に備えられた4本の並行な把持指上51
とで把持され所定の堆積部に移送される。
第23図から第26図は、金庫9の支払用紙幣を収納す
る第2の収納部92に対し1紙幣ブロック13を収納す
る際の把持手段5の把持下指52を備えた把持下板54
、把持上指51を備えた把持上板539分離部材57お
よび収納部材55゜56の動作を示したものである。こ
の動作の場合・も前述の第19図から第22図で示した
取りだし動作と同様に、収納部材55,56は把持下板
54ともに前後に移動する0分離部材57は自重で下降
しており把持下板54が前後移動しても動かずに、把持
手段5の最も後端の位置に停止している。
第23図は把持手段5が昇降機4により、金庫9の支払
用紙幣を収納する第2の収納部92の紙幣入出口26に
対向して位置決めされた状態を示したものであり、収納
する紙幣ブロック13は把持上板53に取付けられた4
本の並行な把持下指51と把持下板54に備えられた4
本の並行な把持下指52とで把持され1分離部材57お
よび収納部材55.56は把持手段5の最も後端に位置
している。
この時、把持下板54の位置は仕切板23の位置よりも
わずかに上の位置に位置決めされ、上板22は把持上板
53の位置よりも上に位置決めされており、仕切Fi2
3と上板22の間隔は紙幣ブロック13の厚みより大き
い。
次に、第24図は収納準備の状態を示したものであり、
把持上指53が閉のまま把持下板54および収納部材5
5.56が前進する。
第25図は続いて、把持上指51が開くとともに昇降機
4により把持手段5がわずかに下降し、上板22が下降
し、シャッタが下降した状態を示したものであり、把持
下板54の位置は仕切板23の位置よりわずかに下の位
置となる。この時、仕切板23の切欠き112および上
板の切欠き111の位置及び形状は1把持上指51及び
把持下指52にそれぞれ対応しており、上板22はたと
えばばねとボールねじを用いた機構でコンプライアンス
を有しかつ上下に移動可能にであるので、把持下指52
と仕切板231把持上指51と上板22とは干渉するこ
となく、かつ紙幣ブロック13に無理なガが加わること
なく、仕切板23は紙幣ブロック13をすくい取り、同
時に上板22が紙幣ブロック13が散逸しないように一
定の荷重を加える。
第26図は収納動作完了の状態を示したものであり、把
持下板54は、把持上指51が開いたまま収納部材55
,56とともに後退する。この時、収納した紙幣ブロッ
ク13はシャッタ27により動きを拘束されるので、そ
のまま第2の紙幣収納部92内に残る。なお、第19図
から第22図および第23図から第26図では金庫9の
支払用紙幣を収納する第2の収納部92に対し、紙幣ブ
ロック13を取りだしあるいは収納する際の動作を説明
したが1紙幣分離部6の第1の堆積部61および第2の
堆積部62、紙幣をスタックする第3の堆積部8の各ス
タック部81,82,83゜84、人出金部3の第4の
堆積部33にたいしても、同様な動作で取りだし及び収
納が可能であることは言うまでもない。
次に、前述した現金自動取引装置の全体の動作を説明す
る。
この現金自動取引装置は、装量始動時に、まず金庫9の
第1の紙幣収納部91に堆積されている紙幣から、把持
手段5によって一定量の紙幣ブロックを分離し、この把
持手段5を昇降機4により上昇させて、紙幣ブロックを
紙幣分離部6の第1の堆積部61に供給する。また、同
じく金庫9の第2の紙幣収納部92に堆積した紙幣ブロ
ックを、把持手段5によって把持し、昇降機4により上
昇させて、この紙幣ブロックを紙幣分離部6の第2の堆
積部62に供給する。ここで、たとえば、金庫9の第1
の紙幣収納部91に堆積した紙幣は、−万円紙幣とし、
金庫9の第2の紙幣収納部92に堆積した紙幣は千円紙
幣とする。
出金動作する場合には、紙幣分離部6は把持手段によっ
て供給された第1の堆積部61および第2の堆積部62
の紙幣を所定枚数だけ1枚ずつ分離し鑑別部7に搬送す
る。即ち、たとえば第1の堆積部61に一万円紙幣が、
第2の堆積部62に千円紙幣が堆積されており、5万2
千円の出金要求が有った場iには、第1の堆積部61か
ら5枚、第2の堆積部62から2枚の紙幣を分離し搬送
する。鑑別部7は紙幣の真券、偽券を鑑別する。鑑別機
搬送路10により搬送された紙幣は、上記鑑別部7の鑑
別結果に基づいて、偽券、損券(支払い用紙幣として適
していない)あるいは鑑別不能券と判定された場合は、
ゲー1−87の動作によって、搬送路84を通って第3
の堆積部8のスタック部81に集積され、真券と判定さ
れた紙幣はゲート87および88の動作によって、搬送
路85を通って第3の堆積部8のスタック部82に集積
される。スタック部82に所定枚数の紙幣が集積された
後、これらの紙幣は把持手段5により把持されて、昇降
機4により人出金部3の位置に移動し、把持手段5に対
向して位置決めされた人出金部3の第4の堆積部33に
放出される0人出金部3は軸31を中心として回転しケ
ース2の前面に位置決めされ、同時に第4の堆積部33
は揺動モータ32により人出金部34に回転し顧客に紙
幣を出金する。また、スタック部81に集積された上記
の偽券、損券あるいは鑑別不能券は、把持手段5により
把持されて、昇降機4により金庫9の位置に移動しりジ
エクト紙幣および非還流紙幣を収納する第3の紙幣収納
部93に収納される。もし、紙幣分離部6が把持手段5
によって供給された第1の堆積部61の紙幣を分離中に
、第1の堆積部61の紙幣が無くなった場合は、把持手
段5を昇降機4により金庫9の位置に下降させて、金庫
9の第1の紙幣収納部91に堆積した紙幣から把持手段
5によって一定量の紙幣ブロックを分離し、この把持手
段5を昇降機4により上昇させて。
この紙幣ブロックを紙幣分離部6の第1の堆積部61に
供給し1分離を続行する。もし、紙幣分離部6が把持手
段5によって供給された第2の堆積部62の紙幣を分離
中に、第2の堆積部62の紙幣が無くなった場合は、そ
の旨顧客に表示して、−旦取引を中止し、紙幣分離部6
の第1の堆積部61の紙幣のみの出金動作モードすなわ
ち金庫9の第1の紙幣収納部91に一万円紙幣を堆積し
た場合は一万円紙幣だけを出金する動作モードに切り換
える。
次に入金動作は、顧客がケース2の前面に位置決めされ
た人出金部3の人出金部34から第4の堆積部33に紙
幣を入金すると、人出金部3は軸31を中心として回転
し、同時に第4の堆積部33はモータ32により揺動駆
動され、把持手段5に対向して位置決めされる1把持手
段5は紙幣分離部6の第2の堆積部62に堆積した紙幣
ブロックを把持し、昇降機4により下降させて、この紙
幣ブロックを金庫9の第2の紙幣収納部92に収納した
後、昇降機4により人出金部3の位置に移動し、第4の
堆積部33の紙幣を把持し、昇降機4により紙幣分離部
6の位置に下降し、紙幣分離部6の第2の堆積部62に
この紙幣ブロックを供給する1紙幣分離部6の第2の堆
積部62に供給された紙幣は、前述した出金動作と同様
に分離。
鑑別され、偽券、あるいは鑑別不能券と判定された紙幣
は、ゲート87の動作によって、搬送路84を通って第
3の堆積部8のスタック部81に集積され、真券と判定
された紙幣は一万円紙幣がゲート87および88の動作
によって、搬送路85を通ってスタック部82に、5千
円紙幣、千円紙幣および一万円紙幣の損券(支払い用紙
幣として適していない)と判定された紙幣は、ゲート8
7および88の動作によって搬送路86を通って第3の
堆積部8のスタック部83に集積される。
入金取引時、投入された紙幣に偽券あるいは鑑別不能券
がなく、顧客による入金取引確認キーの押印が得られた
場合は、第3の堆積部8のスタック部83に集積された
一万円紙幣は把持手段5によって把持され昇降機4によ
り下降し、金庫9の第1の紙幣収納部91に収納される
。また、第3の堆積部8のスタック部83に集積された
千円、5千円および一万円の損券紙幣は同様に1把持手
段5によって把持されて、金庫9のリジェクト紙幣およ
び非還流紙幣を収納する第3の紙幣収納部93に収納さ
れる。入金取引時、投入された紙幣に偽券あるいは鑑別
不能券と判定された紙幣が出た場合、その紙幣は、前述
のように第3の堆積部8のスタック部81に集積される
0次に、この紙幣群は、把持手段5によって把持されて
、入出金部3に返却し、顧客に再投入を依頼する。顧客
が返却されてきた紙幣を入出金部3に再投入したり、別
の紙幣を投入した場合は、これらの紙幣群を把持手段5
で把持し、紙幣分離部6の第2の堆積部に供給し、ここ
から1枚ずつ分離、搬送して鑑別部7に送る。この動作
後、偽券が発生しなければ、顧客の入金取引確認キーの
押印によって、前述のように第3の堆積部8のスタック
部82に集積されている紙幣群は金庫9の第1の紙幣収
納部91に、第3の堆積部8のスタック部83に集積さ
れている紙幣群は、金庫9のリジェクト紙幣および非還
流紙幣用の第3の紙幣収納部93にそれぞれ把持手段5
によって収納される。この他に、入金紙幣群の中に偽券
あるいは鑑別不能券が発生して。
顧客に返却した場合に顧客が入金を取やめた場合や全て
真券と判定して終了しても装置の表示額と顧客の記憶額
に違い等があり、顧客が入金を取止める場合には、顧客
による取消キー押印により、第3の堆積部8のスタック
部81.82及び83に集積されている紙幣群は次のよ
うにして、入出金部3に返却する。まず、把持手段5は
第3の堆積部8のスタック部83の紙幣群を把持し、紙
幣分離部6の第2の堆積部62に供給する。これらの紙
幣群は1枚ずつ分離、搬送され鑑別部7を通って、第3
の堆積部8のスタック部81に送られすでに偽券あるい
は鑑別不能券として集積されている紙幣群の上に集積さ
れる。第3の堆積部8のスタック部82の紙幣群も同様
の動作を行った後。
スタック部81に集積される。このように入金された紙
幣を一括して集積した後1把持手段5で把持し、入出金
部3に移し、顧客に返却する。
第27図から第42図は以上の動作をシーケンスで示し
たものである。
第27図は、装置の通常動作の概要を示したものである
。装置の動作は、装置始動時の装填動作1000、取り
引き時の出金取り引き動作2000及び入金取り引き動
作3000、装置停止時の収納動作4000に分けられ
、取り引き時の出金取り引き動作と入金取り引き動作の
選択は、顧客のキーボード操作により、取り引き終了操
作は係員により行われる。
第28図は装置始動時の装填動作1000の詳細シーケ
ンスを示したものである。
まず把持手段5が金庫9の第1の紙幣収納部91に堆積
した還流利用する支払い用紙幣例えば−万円紙幣(以下
還流界と呼ぶ)から、一定量の紙幣ブロックを分離しく
1005)、昇降機4により紙幣分離部6の位置に上昇
しく1010)、この紙幣ブロックを紙幣分離部6の第
1の堆積部61に供給する(1015)。
つぎに1把持手段5は昇降機4により金庫9の位置に降
下しく1020)、同じく金庫9の第2の紙幣収納部9
2に堆積した例えば千円紙幣(以下非還流界と呼ぶ)の
紙幣ブロックを把持しく1025)、昇降機4により紙
幣分離部6の位置に上昇しく1030)、この紙幣ブロ
ックを紙幣分離部6の第1の堆積部61に供給する(1
035)。
第29図は、出金取り引き動作2000の詳細を示した
ものである。
出金取り引き動作2000は、顧客がキーボードにより
出金金額を入力する金額人力2100゜紙幣分離部6の
第2の堆積部62の紙幣を所定枚数だけ1枚ずつ分離し
計数する非還流券出金計数動作2200.紙幣分離部6
の第1の堆積部61の紙幣を所定枚数だけ1枚ずつ分離
し計数する還流券出金計数動作2300、第3の堆積部
8のスタック部82に集積した出金紙幣を把持手段5に
より把持し、入出金部3の位置に移送し顧客に紙幣を出
金する出金動作2400.非還流券出金計数動作220
0および還流券出金計数動作2300の最中に偽券、損
傷(支払い用紙幣として適していない)あるいは鑑別不
能と判定し、第3の堆積部8のスタック部81に集積し
た紙幣(以下これらをリジェクト券と呼ぶ)を把持手段
5により把持し金庫9の第3の収納部93に移送するり
ジエクト券回収動作2500から成り立つ、すなわち。
例えば顧客が5万2千円の出金金額をキーボードから入
力された場合、第2の堆積部62から2枚の千円紙幣を
、第1の堆積部61から5枚の万円紙幣を1枚ずつ分離
し出金する。
第30図は非還流券出金計数動作2200の詳細シーケ
ンスを示したものである。
まず1紙幣分離部6はあらかじめ把持手段5によって供
給された第2の堆積部62の非還流紙幣を1枚ずつ分離
し鑑別部7に搬送する(2205)。
鑑別部7は紙幣の真偽と金種を鑑別しく2210)、搬
送路10により搬送された紙幣は、上記鑑別部7の鑑別
結果にもとづいて、真券と判定された場合は(2217
)、ゲート87およびゲート88の動作により搬送路8
5を通って第3の堆積部8のスタック部82に集積され
(2220)、リジェクト券と判定された場合は(22
17)、ゲート87の動作により、搬送路84を通って
第3の堆積部8のスタック部81に集積される(222
5)。
分離動作(2205)は、第3の堆積部8のスタック部
82に所定枚数の紙幣が集積されるまで繰り返される(
2230)。
もし、分離中に第2の堆積部62の紙幣が無くなった場
合には(2215)、その旨顧客に表示して(2235
)、−旦取り引きを中止しく2240)、還流界出金計
数動作2300だけの出金動作モードに切り替える。
第31図は還流界出金計数動作2300の詳細シーケス
を示したものである。
非還流界出金計数動作2200と同様に、まず紙幣分離
部6はあらかじめ把持手段5によって供給された第1の
堆積部61の環流紙幣を1枚ずつ分離し鑑別部7に搬送
する(2305)、鑑別部7は紙幣の真偽と金種を鑑別
しく2310)、搬送路8により搬送された紙幣は、上
記鑑別部7の鑑別結果にもとづいて、真券と判定された
場合は(2317)、ゲート87およびゲート88の動
作により搬送路85を通って第3の堆積部8のスタック
部82に集積され(2320)、リジェクト券と判定さ
れた場合(2317)、ゲート87の動作により、搬送
路84を通って第3の堆積部8のスタック部81に集積
される(2325)。
分離動作(2305)は、第3の堆積部8のスタック部
82に所定枚数の紙幣が集積されるまで繰り返されるて
2330)。
もし、分離中に第1の堆積部61の紙幣が無くなった場
合には(2315)、把持手段5は昇降機4により金庫
9の位置に降下しく2335)、第1の紙幣収納部91
から一定量の紙幣ブロックを分離しく2340)、再び
昇降機4により上昇しく2345)、この紙幣ブロック
を紙幣分離部6の第1の堆積部61に供給しく2350
)、分離動作(2305)を継続する。
第32図は出金動作2400の詳細シーケンスを示した
ものである。
把持手段5は、第3の堆積部8のスタック部82に集積
した出金紙幣を把持しく2405)。
昇降機4により人出金部3の位置に降下しく2410)
、把持手段5に対向して位置決めされている第4の堆積
部33にその紙幣ブロックを放出する(2415)。
入出金部3は軸31を中心として回転し、ケース2の前
面に位置決めしく2420) 、同時に第4の堆積部3
3はモータ32により入出金部34に揺動位置決めされ
(2425)、顧客に所定金額の紙幣を出金する(24
30)。
第33図はりジエクト券回収動作2500の詳細シーケ
ンスを示したものである。
非還流界出金計数動作2200および還流界出金計数動
作2300の最中に偽券、損傷(支払い用紙幣として適
していない)あるいは鑑別不能と判定され、第3の堆積
部8のスタック部81にリジェクト券が集積された場合
は(2505)、把持手段5は、第3の堆積部8のスタ
ック部81に集積したりジエクト券を把持しく2510
)、昇降機4により金Ji!9の位置に降下しく251
5)、金庫9の第3の収納部93にこの紙幣を収納する
(2520)、リジェクト券が発生しない場合はりジエ
クト券回収動作2500は省略される。
第34図は、入金取り引き動作3000の詳細を示した
ものである。
入金取り引き動作3000は、顧客のキーボード操作に
よる入金取り引き動作の選択と同時に行われる非還流界
退避動作3100.−顧客の入金した紙幣を人出金部3
から紙幣分離部6の第2の堆積部62に移送する入金動
作3200、その紙幣を1枚ずつ分離し計数する入金計
数動作3300、入金計数動作3300の最中に偽券あ
るいは鑑別不能と判定したりジエクト券が発生した場合
(3900)、第3の堆積部8のスタック部81に集積
した紙幣を顧客に返却し、再入金を促すリジェクト券返
却動作3400.顧客が入金金額を確認する入金取り引
き確認3500、顧客が入金確認キーを押し入金取り引
きが成立した場合(3500)、第3の堆積部8に集積
した紙幣を、還流界例えば−万円紙幣は金庫9の第1の
紙幣収納部91に、非還流界例えば千円紙幣は金庫9の
第3の紙幣収納部93に収納する収納動作3600、顧
客が入金取り消しキーを押し入金取り引き中止された場
合(3550)、第3の堆積部8に集積した紙幣を顧客
に返却する取り引き中止返却動作3700、以上の動作
が終了した後非還流券退避動作3100で退避した紙幣
を元に戻す非還流界復帰動作3800から成り立つ、す
なわち、たとえば顧客が5万2千円の紙幣を入金し入金
取り引きが成立した場合、支払い用紙幣として還流利用
するための5枚の万円紙幣が金庫9の第1の紙幣収納部
91に収納され、還流利用されない2枚の千円紙幣は金
庫9の第3の紙幣収納部93に収納される。
第35図は非還流界退避動作3100の詳細シーケンス
を示したものである。
非還流界退避動作3100は出金に備え非還流界が堆積
している紙幣分離部6の第2の堆積部62を顧客が入金
した紙幣を計数するために入金動作中退避させる動作で
あり、顧客のキーボード操作による入金動作の選択と同
時に行われる。すなわち、把持障段5は紙幣分離部6の
第2の堆積部62に堆積した非還流界の紙幣ブロックを
把持しく3105)、昇降機4により金庫9の位置に下
降しく3110)、この紙幣ブロックを金庫9の第2の
紙幣収納部92に収納する(3115)。
第36図は入金動作3200の詳細シーケンスを示した
ものである。
顧客がケース2の前面に位置決めされた人出金部3の入
出金034から紙幣を第4の堆積部33に入金すると(
3205)、入出金部3は軸31を中心として回転し1
把持手段5に対向する位置に位置決めされる(3210
)、同時に第4の堆積部33はモータ32により把持手
段5に対向する位置に揺動位置決めされる(3215)
。続いて把持手段5は、第4の堆積部33に堆積した紙
幣ブロックを把持しく3220)、昇降機4により紙幣
分離部6の位置に降下しく3225)、紙幣分離部6の
第2の堆積部62にその紙幣ブロックを放出する(32
30)。
第37図は入金計数動作3300の詳細シーケンスを示
したものである。
紙幣分離部6は上述した入金動作3200で把持手段5
によって移送された第2の堆積部62の入金紙幣を1枚
ずつ分離し鑑別部7に搬送する(3305)、鑑別部7
は紙幣の真偽と金種を鑑別しく3310)、搬送路10
により搬送された紙幣は、上記鑑別部7の鑑別結果にも
とづいて、偽券あるいは鑑別率(リジェクト券)と判定
された場合は(3315)、ゲート87の動作により、
搬送路84を通って第3の堆積部8のスタック部81に
集積され(3325)、還流券の真券と判定された場合
(3320)、ゲート87およびゲート87の動作によ
り搬送路85を通って第3の堆積部8のスタック部82
に集積され(3330)、その他、すなわち非還流界あ
るいは還流券の損券(支払い用に還流する紙幣として適
していない)と判定された場合ゲート87およびゲート
88の動作により搬送路86を通って第3の堆積部8の
スタック部83に集積される(3335)、分離動作(
3305)は、第2の堆積部62の紙幣が無くなるまで
繰り返される(3340)。
第38図はりジエクト券返却動作3400の詳細シーケ
ンスを示したものである。
図中他動作と同一のシーケンスは同一番号で示しいてる
入金計数動作3300の最中に偽券あるいは鑑別不能と
判定したりジエクト券が発生した場合。
入金計数動作33oO終了後、把持手段5は第3の堆積
部8のズタック部81に集積されたそれらの紙幣を把持
しく3405)、昇降機4により入出金部3の位置に降
下しく3410)、把持手段5に対向して位置決めされ
ている第4の堆積部33にその紙幣ブロックを放出する
(3415)。
以下、前述した出金動作2400と同様に入出金口34
を通して顧客に紙幣を返却する。
第39図は収納動作3600の詳細シーケンスを示した
ものである。
顧客が入金取り引き確認キーを押し入金取り引きが成立
した場合、先ず、把持手段5は第3の堆積部8のスタッ
ク部82に集積された還流券を把持しく3605)、昇
降機4により金庫9の位置に降下しく3610)、この
紙幣ブロックを金庫9の第1の収納部91に収納する(
3615)。
次に1把持手段5は昇降機4により紙幣分離部6の位置
に再び上昇しく3620) 、第3の堆積部8のスタッ
ク部83に集積された非還流界あるいは還流界の損券(
紙幣として適していない)を把持しく3625)、昇降
機4により金庫9の位置に降下しく3630)、この紙
幣ブロックを金庫9の第3の紙幣収納部93に収納する
(3635)。
第40図は取り引き中止返却動作3700の詳細シーケ
ンスを示したものである。
図中他動作と同一のシーケンスは同一番号で示している
顧客が入金取り消しキー押し入金取り引きが中止さ九た
場合、先ず、把持手段5は第3の堆積部8のスタック部
83に集積された非還流界あるいは還流界の損券を把持
しく3705)、昇降機4により紙幣分離部6の位置に
降下しく3710)。
その紙幣ブロックを紙幣分離部6の第2の堆積部62に
放出する(3715)、紙幣分離部6はこの紙幣を1枚
ずつ第2の堆積部62の紙幣が無くなるまで分離し、分
離された紙幣は搬送路10、ゲート87、搬送路84を
通って第3の堆積部8のスタック部81岬こ集積される
(3720)、次に、把持手段5は昇降機4により第3
の堆積部の位置に再び上昇しく3725)、第3の堆積
部8のスタック部82に集積された還流界を把持しく3
730)、昇降機4により金庫9の位置に降下しく37
35)、その紙幣ブロックを紙幣分離部6の第2の堆積
部62に放出する(3740)。
紙幣分離部6は同様にこの紙幣を 1枚ずつ分離し、第3の堆積部8のスタック部81に集
積する(3745)、この様に入金した紙幣が、全て第
3の堆積部8のスタック部81に集積されると、把持手
段5はこの紙幣ブロックを把持しく3750)、昇降機
4により入出金部3の位置に降下しく3755)、把持
手段5に対向して位置決めされている第4の堆積部33
にその紙幣ブロックを放出する(3760)、以下、前
述した出金動作2400と同様に入出金口34を通して
顧客に紙幣を返却する。
第41図は非還流界復帰動作3800の詳細シーケンス
を示したものである。
非還流界復帰動作3800は非還流界退避動作3100
で退避させて出金用非還流界を紙幣分離部6の第2の堆
積部62に戻す動作である。
すなわち、把持手段5は金庫9の第2の紙幣収納部92
に堆積した非還流界の紙幣ブロックを把持しく3805
)、昇降機4により上昇しく3810)、この紙幣ブロ
ックを紙幣分離部6の第2の堆積部62に放出する(3
81!5)。
第42図は装置停止時の収納動作4000を示したもの
である。
まず把持手段5は紙幣分離部6の第1の堆積部61に堆
積した還流界の紙幣ブロックを把持しく4005)、昇
降機4により金庫9の位置に降下しく4010)、金庫
9の第1の紙幣収納部91にこの紙幣ブロックを収納す
る(4015)。
つぎに、把持手段5は紙幣分離部6の第2の堆積部62
に堆積した非還流界の紙幣ブロックを把持しく4020
)、昇降機4により金庫9の位置に降下しく4025)
、金庫9の第1の紙幣収納部92にこの紙幣ブロックを
収納する(4030)。
本発明の実施例における現金自動取引装置以上に説明し
たようなシーケンスにより動作される。
以上説明した実施例においては、紙幣堆積部に堆積した
堆積紙幣中から、所定枚数の紙幣を分離する紙幣分離部
9紙幣堆積部に堆積した堆積紙幣中に所定の枚数の紙幣
を収納する紙幣収納部および把持搬送部が一体となって
いるため、装置全体を小形にすることができる。
次に本発明の他の実施例を第43図以下を用いて説明す
る。第43図は、本発明の他の実施例を備えた現金自動
取引装置を示すものであり、前述の第1図及び第2図に
おける部分と同一部分あるいは相当部分には同一符号を
付している。この実施例では、紙幣分離部6は第1の堆
積部61だけを有している。また、金庫9は、第1の紙
幣収納部91と第4の紙幣収納部94とを有している。
この第1の紙幣収納部91は還流紙幣を収納し、第4の
紙幣収納部94は、非還流紙幣およびリジエクト紙幣を
収納する。
第44図は、第43図における金庫9の第1の紙幣収納
部91の詳細構造を示している。この例では、押板19
の把持手段5に対向する側に切欠き部110が形成され
ている。他については第3図に示す構造と同一である。
第45図、第46図及び第47図は、第43図における
把持手段5の詳細構造を示している。この把持手段5は
、大きく把持搬送部と分離部に分けられ、第45図は把
持手段5の外観を斜視図により示したもの、第46図は
把持搬送部と分離部を分解して斜視図により示したもの
、第47図は、第45図の要部を一部断面にて示したも
のである。
まず1把持搬送部の把持機構を説明する。なお。
上記各図において、第5図、第6図と同一部分あるいは
相当部分には同一符号を付けて、その説明を省略する。
リング板132は、軸133により第2の軸受板131
に取付けられ、カム板130に接するカムフロワ134
を備え1把持上板53に取付けられた軸135に長穴状
ガイド201で接続されている。スリット板136は、
第5のモータ129の軸203に取付けられている。第
1のセンサ204は、第2の軸受板131に取付けられ
、スリット板136を挟むように配設されている。
第47図及び第48図はスリット板136の形状および
動きと、第1のセンサの動作、カム板130の動作およ
び把持下板54と把持上板53の動作を示したものであ
る。
第47図は原点位置を示したものであり1把持下指52
および把持上指51は開いた状態で第1のセンサ204
の2つの光軸は第5のモータ129の軸203に取付け
られた第1のスリット板202の長穴205により両方
共ONになって第5のモータ129は停止している。こ
の時、第5のモータ129の軸203に取付けられたカ
ム板130はカムフォロワ134を押し上げることによ
り、リンク板132は長穴状ガイド201を介して把持
上板53に取付けられた軸135を押し上げ把持下指5
2および把持上指51は開く、第48図は把持下指52
および把持上指51は閉じた状態で、原点位置に対し第
5のモータ129は180゜回転し、第1のセンサ20
4の2つの光軸のうち第5のモータ129の軸203に
取付けられた第1のスリット板202の短穴206によ
り一方のみがONになって第5のモータ129は停止し
ている。この時、第5のモータ129の軸203に取付
けられたカム板130はカムフォロワ134を押し上げ
る力が無くなり、ねじりばね128により1把持下指5
2および把持上指51は閉じる。
したがって、把持下指52と把持上指51の間に紙幣ブ
ロックなどが有る場合は適度な把持力で掴むことができ
、第5のモータ129やリンク板132に無理な力がか
かる事はない。
次に分離部の構造を説明する。ここでも、第5図、第6
図と同一部分あるいは相当部分は同一符号を付けて、そ
の説明は省略する。
分離部材57は、突入部材171と、この突入部材17
1をのせ1把持上板54およびそれに接続した把持下指
52に案内摺動する捌き部材211を有している。第7
のモータ212は把持下板54の上部に備えられており
、この第7のモータ212の軸213に第1の摩擦輪2
14が突入部材171に接触するように接続されている
。案内軸215は第3の軸受板131に接続されており
第8のモータ216は把持下板54の下部に備えられて
おり、第2の摩擦輪218は第8のモータ216の軸2
17に接続され、捌き部材211に接触するように設け
られている。
分離部材57は先端中央に突入部材171、先端右左に
エッヂ部221.後端下部にストッパ222および第2
のスリット板223を備えている。捌き部材211はガ
イド部224,225、ガイド部224と225を連結
する連結部226から構成され、ガイド部224および
225は先端に掻き分はエツジ部227および228、
前下部にストッパ229および230、左右端に摺動ガ
イド231および232を備え、連結部226の下部に
は第3のスリット板233および第4のスリット板23
4を備えている。ここで把持下板54は捌き部材211
の位置する下部において連結部材235により凹状に連
結されている。この連結部材235には、ステータ23
6を介して突入部材171に備えられた第2のスリット
板223の運動軌跡上のこれを挟む位置に第2のセンサ
237、捌き部材211に備えられた第3のスリットf
t233および第4のスリット板234の運動軌跡上の
これを挟む位置に第2のセンサ238および第4のセン
サ239が備えられている。また、557は突入部材1
71の上には第3の軸受板240が設けられている。挟
持指241は第3の軸受板240に対し、第2の並行リ
ンク板242゜243.244,245によって連結さ
れている。
この並行リンク板243と第3の軸受板240とは、第
2のねじりばね246によって連結されている。第9の
モータ247は第3の軸受板240に取付けられており
、この第9のモータ247の軸248には第2のカム板
249が取付けられている。また、第9のモータ247
の軸248には第5のスリット板250が取付けられて
おり、第5のセンサ251と第6のセンサ252が第5
のスリット板250を挟むように第9のモータ247に
配置されている。
次に1分離部の動作を説明する。第50図から第53図
は突入部材171および捌き部材211の動作と、第1
の摩擦輪214および第2の摩擦輪218の動作、並び
に突入部材171に備えられた第2のスリット板223
、捌き部材211に備えられた第3のスリット板233
および第4のスリット板234と連結部材235に取付
けられた第2のセンサ237.第3のセンサ238およ
、び第4のセンサ239との相対的な位置関係を表した
ものである0図では判り易いように各センサの高さ方向
の位置をずらして描いている。
第50図は突入部材171および捌き部材211が最も
把持手段の奥に位置している場合、即ち原点位置での状
態を示したものである。突入部材171のストッパ22
2と捌き部材171の連結部226が接し、第3のスリ
ット板233が第3のセンサ238をONにしている。
第51図は突入部材171および捌き部材211が最も
把持手段から突出して位置している場合、即ち突入位置
での状態を示したものである。前述の第50図の原点位
置から、第1の摩擦輪214が第7のモータ212によ
り図において反時計方向に回転すると、これに接してい
る突入部材171が前進し、突入部材171のストッパ
222が捌き部材211の連結部226を押し、捌き部
材211も前進する。第7のモータ212は、捌き部材
211に取付けられた第4のスリット板234が第4の
センサ239をONにすると停止する。第52図は突入
部材171が後退し、捌き部材211のみが最も把持手
段から突出して位置している場合、即ち引き込み位置で
の状態を示したものである。前述の第51図の突入位置
から、第1の摩擦輪214が第7のモータ212により
図において時計方向に回転すると、これに接している突
入部材171のみが後退し、捌き部材211は突入位置
に残される。第7のモータ212は突入部材171に取
付けられた第2のスリット板223が第2のセンサ23
7をONにすると停止する。
第52図は捌き部材211も後退した場合、即ち把持位
置での状態を示したものである。前述の第51図の引き
込み位置から、第3の摩擦輪218が第8のモータ21
6により図において反時計方向に回転すると、これに接
している捌き部材211が後退する。第8のモータ21
6は捌き部材211の連結部226が突入部材171の
ストッパ222を押し、突入部材171に取付けられた
第2のスリット板223が第2のセンサ237をOFF
すると停止する。さらに第3の摩擦輪218が第8、の
モータ216により図において反時計方向に回転し、こ
れに接している捌き部材211が、捌き部材211の連
結部226により突入部材171のストッパ222を押
し、捌き部材211に取付けられた第3のスリット板2
23が第3のセンサ237をONにするまで回転するこ
とにより、第50図の原点位置に戻ることができる。
次に挟持動作を説明する。第54図および第55図は第
9のモータ247の軸248に取付けられた第5のスリ
ット板250、第9のモータ247に取付けられ、第5
のスリット板250を挾むように配置された第5のセン
サー251および第一6のセンサー252の相対位置関
係と第9のモータ247の軸248に取付けられた第2
のカム板249および挟持指241の動作を示したもの
である。
第54図は原点位置を示したものであり、挟持指241
は開いた状態で第9のモータ247の軸248に取付け
られた第5のスリット板250の穴により第5のセンサ
251はON、第6のセンサ252はOFFになって第
9のモータ247は停止している。この時、第9のモー
タ247の軸248に取付けられた第2のカム板249
は挟持指241を押し開く、第55図は挟持指241は
閉じた状態で、原点位置に対し第9のモータ247は1
800回転し、第9のモータ247の軸248に取付け
られた第5のスリット板250の穴により第5のセンサ
251はOFF、第6のセンサ252はONになって第
9のモータ247は停止している。この時、第9のモー
タ247の軸248に取付けられた第2のカム板249
は挟持指241を押し上げる力が無くなり第2のねじり
ばね246により閉じる。したがって、挟持指241と
突入部材171の間に紙幣ブロックなどが有る場合は適
度な把持力で掴むことができ、第9のモータ247に無
理ゲカがかかることはない。
次に把持手段5の一連の動作を説明する。第56図から
第61図は把持上指51、突入部材171、捌き部材2
11および挟持指241の動作を示したものである。第
56図は原点の状態すなわち把持上指51が開、挟持指
241が開、突入部材171および捌き部材211が最
も把持手段の奥に位置している場合を示したものである
これは前述の第48図、第50図、第54図に対応する
次に、第57図は突入の状態であり、把持上指51が開
、挟持指241が開のまま突入部材171および捌き部
材211が最も把持手段から突出し、突入部材171お
よび捌き部材211が堆積紙幣11に進入し、挟持指2
41が押板19の切欠き110に進入した場合を示した
ものである。このと時、前述したように堆積紙幣11は
一定の圧縮力と一定のコンプライアンスで支持されてい
るので堆積紙幣11は突入部材171および捌き部材2
11の進入とともに無理なく上下に分かれる。
続いて挟持指241が閉じ、第58図の挟持の状態に移
る。これは、第55図に対応する。第59図は引出しの
状態であり、挟持指241が閉じたまま突入部材171
が後退し、所定枚数の紙幣が把持手段内に引き込まれる
。これは第52図に対応する。この時、捌き部材211
は停止したままであり、捌き部材211の前下部にある
ストッパ229.230が捌き部材211の下にある残
留堆積紙幣11が浮き上がったり金庫から飛び出るのを
防ぐ。
第60図および第61図は把持の状態を示したものであ
り、第60図で1把持上指51が閉じ、分離紙幣13を
把持するとともに、押板19が下降し残留堆積紙幣21
1に加重する。続いて、第61図で捌き部材211が後
退し、挟持指241が開く、これらは第49図、第53
図および第54図に対応する。
第62図は搬送状態を示したものであり1把持上指51
が閉、挟持指241が開、突入部材171および捌き部
材211が最も把持手段の奥の原点位置に位置している
状態であり、この状態で分離紙幣13は把持下板54に
取付けられた4本の並行な把持下指52と把持下板53
に備えられた4本の並行な把持上指51とで把持され搬
送される。
第43図に示した現金自動取引装置の全体の動作は、前
述の第2図に示した現金自動取引装置の場合と還流紙幣
として取扱う金種が異なるために、その関係の紙幣分離
部6や金庫9などの紙幣の収納、分離などが異なるだけ
で、他については殆んど同じである。
なお、第2図に示す装置における把持手段の構造および
第43図に示す装置における把持手段の構造は、それぞ
れ各装置の措置に個有の構造ではなく、任意に選択する
ことができる。
以上説明した実施例によれば、堆積された紙幣群から所
定枚数の紙幣を分離する分離部と、紙幣を把持する把持
手段とが一体となっているため、装置全体を小形にする
ことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、紙葉類堆積部か
ら分離する分離機構及び分離した紙葉類を把持し移送す
る機構を簡素化し装置を小形化できる。また、紙葉類を
一括して移送する機構を小形化することにより、現金取
扱装置全体を小形にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を備えた現金自動取引装置の
一部切欠き斜視図、第2図は第1図における構成を示す
図、第3図は第2図における金庫の第1の紙幣収納部の
一例を示す斜視図、第4図は第2図における金庫の第2
の紙幣収納部の一例を示す斜視図、第5図は第2図にお
ける把持手段の一例を示す斜視図、第6図は第5図を分
解して示す図、第7図から第26図は本発明における把
持手段の各構造の各動作を説明する図、第27図から第
42図は本発明における各種動作の動作シーケンスを示
す図、第43図は本発明の他の実施例を備えた現金自動
取引装置の一部切欠き斜視図、第44図は第43図にお
ける金庫の第1の紙幣収納部の一例を示す斜視図、第4
5図は第43図における把持手段゛の一例を示す斜視図
、第46図は第45図を分解して示す図、第47図は第
45図の要部の一部断面にて示す図、第48図から第6
2図は本発明における把持手段の各構造の各動作を説明
する図である。 1・・・台、2・・・ケース、3・・・人出金部、4・
・・昇降機。 5・・・把持手段、6・・・紙幣分離部、7・・・鑑別
部、8・・・第3の堆積部、9・・・金庫、11・・・
紙幣、19・・・押板、2o・・・下板、33・・・第
4の堆積部、34・・・人出金部、51・・・把持上板
、52・・・把持下指。 53・・・把持上板、54・・・把持下板、55・・・
収納部材、57・・・分離部材、61・・・第1の堆積
部、62・・・第2の堆積部、81,82,83・・・
スタック部、130・・・カム板、132・・・リンク
板、134・・・カムフロワー、136・・・スリット
板、137・・・センサ、153・・・収納部、171
・・・突入部材、172・・・捌き部材、233・・・
第2のスリット板、233・・・第3のスリット板、2
34・・・第4のスリット板、237・・・第2のセン
サ、238・・・第3のセンサ、239・・・第4のセ
ンサ、249・・・第2のカム板、250・・・第5の
スリット板、251・・・第5のセン2・・・ブース 第 図 第 奉 国 53・・巧ヨ守J:不文 /71川にべ8+材 S3・・化得!−不( 17I”“Kべvh材 奉 23・・・仁坪猥 51・・・把持上指 S2・・・杷丹下才a 53・・・杷持上不瓦 54・・、#!、侍T攻 お、56・・・収納舒符 /71・・・突べ紳仔 孕 を 第 S 口 /71−°゛災入fp材 早 司 早 夢 第 第 早 第 目 ÷ 回 第 の 第 田 第 目 奉 凹 奉 口 第勾壇精部 図 /1・・堆糟社幣 /デ・ffし板 20・下不反 103  °4V版月1仮 109 ・第4のヒータ 4S 、抱持二指 /30・・カム仮 凹 2/1 ・扱さ緋材 24’/−・・第2丙ηム仮 4? 口 51・・・抱持二指 52・・・把持下指 ノ(30・・・ノアム版 /32−・・リンク扱 239・・第4の仁シブ 事5? S2・・・把博下ヰ旨 早 第 、5.5 171・・・突入部材 ■ 13・・−、&竿フーロツク 51 ・・・士圧し士キ、ヒ主旨 、52・・・主巴枡下権 /7/・・・突べ杏P杢t 2//・・・猾1子岬寸 241・・・伏枡指

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、堆積部に堆積した紙葉類の紙葉類間に突入して隙間
    を形成するための突入部材を有する分離部と、この分離
    部により形成された堆積紙葉類の隙間に進入される把持
    部材と前記堆積部の堆積紙葉類の最上位に進入される把
    持部材により紙葉類群を把持し搬送する把持搬送部と、
    を備える紙葉類移送装置。 2、請求項1記載において、分離部と把持搬送部は一体
    的に構成されており、この一体的構造体が、移動可能に
    構成されていることを特徴とする紙葉類移送装置。 3、堆積部に堆積した紙葉類の紙葉類間に突入して隙間
    を形成するための突入部材を有する分離部と、この分離
    部により形成された堆積紙葉類の隙間に進入される把持
    部材と前記堆積部の堆積紙葉類の最上位に進入される把
    持部材により紙葉類群を把持し搬送する把持搬送部と、
    前記分離部により形成された堆積紙葉類の隙間に進入さ
    れ、堆積紙葉類の浮き上がりを防止する収納部と、を備
    える紙葉類移送装置。 4、請求項3記載において、分離部と把持搬送部と収納
    部は一体的に構成されており、この一体的構造体が、移
    動可能に構成されていることを特徴とする紙葉類移送装
    置。 5、預入紙幣を支払に還流利用する形式の現金取扱装置
    において、支払紙幣を堆積する第1の堆積部、支払紙幣
    および預入紙幣を堆積する第2の堆積部、これらの第1
    の堆積部と第2の堆積部との堆積された紙幣を選択的に
    分離移送する分離部、この分離部によつて分離された紙
    幣を鑑別する鑑別部、この鑑別部によつて鑑別された紙
    幣をそれぞれ堆積する第3の堆積部、装置外部に対し、
    預入紙幣を受け入れ、支払紙幣を放出する第4の堆積部
    を有する入出金口、支払のための紙幣および預け入れら
    れた紙幣のうち還流利用可能な紙幣を収納する第1の収
    納部と支払のための紙幣を収納する第2の収納部と預け
    入れられた紙幣のうち還流利用しない紙幣を堆積する第
    3の収納部を有する金庫、前記、第1、第2、第3およ
    び第4の堆積部および第1、第2および第3の収納部間
    において複数枚の紙幣を一括的に把持し移送する紙幣移
    送手段とを備えたことを特徴とする現金取扱装置。 6、請求項5記載において、堆積部に堆積された紙幣か
    ら所定枚数の紙幣群を分離しこれを把持して移送する紙
    幣移送装置を備えたことを特徴とする現金取扱装置。 7、請求項6記載において、紙幣移送装置は堆積部に堆
    積された紙幣間に突入し、紙幣の間に隙間を形成して所
    定枚数の紙幣を区別する分離部と前記区別した紙幣を把
    持し搬送する把持搬送部とを備えたことを特徴とする現
    金取扱装置。 8、少くとも支払紙幣を堆積する堆積部と、この堆積部
    に堆積された紙幣を分離移送する分離部と、この分離部
    によつて分離された紙幣を鑑別する鑑別部と、鑑別部に
    よつて鑑別された紙幣を鑑別結果に基づいて堆積する堆
    積部と、少くとも装置外部に対し放出する支払紙幣の堆
    積部を有する入出金口と、少くとも支払われるための紙
    幣を所定区分ごとに収納する収納部を有する金庫と、前
    記堆積部と金庫間において複数枚の紙幣を一括的に把持
    し移送する紙幣移送手段と、を備えることを特徴とする
    現金取扱装置。 9、請求項8記載において、堆積部に堆積された紙幣か
    ら所定枚数の紙幣群を分離しこれを把持した移送する紙
    幣移送装置を備えたことを特徴とする現金取扱装置。 10、請求項6記載において、紙幣移送装置は、堆積部
    に堆積された紙幣間に突入し紙幣の間に隙間を形成して
    所定枚数の紙幣を区別する分離部と、前記区別した紙幣
    を把持し搬送する把持搬送部とを備えたことを特徴とす
    る現金取扱装置。
JP63168736A 1988-07-08 1988-07-08 紙葉類移送装置及びこれを備えた現金取扱装置 Expired - Lifetime JP2675083B2 (ja)

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