JPH02231075A - デキストラン硫酸修飾スーパーオキシドジスムターゼ - Google Patents

デキストラン硫酸修飾スーパーオキシドジスムターゼ

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JPH02231075A
JPH02231075A JP1050002A JP5000289A JPH02231075A JP H02231075 A JPH02231075 A JP H02231075A JP 1050002 A JP1050002 A JP 1050002A JP 5000289 A JP5000289 A JP 5000289A JP H02231075 A JPH02231075 A JP H02231075A
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JP
Japan
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sod
dextran sulfate
modified
enzyme
life
Prior art date
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Pending
Application number
JP1050002A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ueno
均 上野
Chisato Motoyuki
本行 千里
Eiji Okanari
栄治 岡成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生体内の酸素分子から発生したスーパーオキ
シド(0;)による組織障害の治療に有用なデキストラ
ン硫酸で修飾されたスーノくーオキシドジスムターゼ(
以下、SODと略す)に関するものである. 〔従来技術の説明〕 スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)は、下弐に示
す不均化反応によってスーパーオキシド(OI)を消失
させる作用を持つ酵素である。
SOD + 20■+2H        O,+H.O■従って、
SODは、生体内で酸素分子から発生した07による組
織障害、例えば、変形性関節炎、慢性関節リウマチ、放
射線照射による障害、紫外線による障害、未熟児酸素網
膜症、白内障、アドリアマイシンなどの制癌剤の副作用
、虚血部分への血流再開に伴う障害などに対する有効な
治療薬として注目されている. このようにSODが医薬として有望であるにもかかわら
ず、SODの血流内半減期が非常に短い(約5分)ため
に、その薬理活性が充分に発揮されない場合が多い. SODの血流内半減期が非常に短い原因としては、その
分子量(32,000)が腎糸球体の濾過限界値(分子
量で約50.000)よりも小さいために血中から速や
かに消失し、尿中に排泄されることが考えられている。
従って、SODの薬理活性を充分に発揮させるために、
ポリエチレングリコール(Pyatok,P.S.et
  al.HResearch  Communica
tions  in  Chemicat   Pat
hology   and   Pharmacolo
gy,一19.113  (1980))、ラットアル
プミン(Wong,K,et  al.;Agent 
 and  Actions,土度,231 (198
0))、フイコール(McCord,J,M.et  
al.;Proceedings  of  Nati
onal  Academyof  Sciences
,U,S.A,7工,1159 (1980))、ポリ
アルキレングリコール(特開昭61−249388)や
イヌリン(特開昭58−32826)などを用いてSO
Dを巨大分子化させ、SODの血中半減期を増加させる
試みがなされている. ところで、巨大分子化したSODを通常の静脈投与剤と
して使用する場合には、その血中半減期が長くなるのみ
ならず、その酵素活性保持率が高く、かつ医薬としての
安全性が高いことが望ましい. しかしながら、これらの巨大分子化SODには、酵素活
性保持率、血中半減期の長さ、抗原性およ?医薬として
の安全性に対して十分には満足できないという問題があ
る. 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、生体内の酸素分子から発生した0■に
よる組織障害の治療に有用なSODと医薬として安全性
が確認されているデキストラン硫酸とを結合させること
によって得られた修飾soD(以下、r修飾SODJと
略す)を提供するものである. 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、本発明のr修飾SODJは、SOD修飾に伴
うSOD活性の低下は殆ど認められず、また、r修飾S
ODJの血中半減期も顕著に長くなることを見出し、本
発明を完成するに至った. 即ち、本発明は、デキストラン硫酸で修飾されたSOD
に関するものである。
以下、本発明について詳し《説明する。
本発明の『修飾SODJは、SODと多糖類であるデキ
ストラン硫酸とを化学的に結合させて得られたものであ
り、約90%の酵素活性保持率と約14時間の血中半減
期を示すものである.本発明のr修飾SODJの作製に
用いるSODとしては、ウシ、ヒトなどの動物、ホウレ
ン草などの植物、及びセラチアなどの微生物に由来する
ものを挙げることができるが、ヒトに対する抗原性を考
慮した医薬のr修飾SODJとしては、ヒトSODを用
いることが好ましい. そのようなヒトSODとしては、ヒト赤血球、胎盤など
のSODを用いることもできるが、近年、遺伝子工学技
術を応用して生産されたヒ}SOD(例えば、特開昭6
1−111690など)を用いると、大量に安定した試
料を得られるのでさらに好ましい. 本発明のr修飾SODJの製造に用いるデキストラン硫
酸としては、平均分子量がs,oooOものが好ましい
本発明のr修飾SODJの製造におけるSODとデキス
トラン硫酸との結合割合は、1分子のS0D当たり1〜
20分子がよく、好ましくは1〜5分子がよい. 本発明の『修飾SODJは、SODの官能基(例えば、
アミノ基またはカルボキシル基)とデキストランの官能
基(例えば、カルボキシル基、アミノ基または水酸基)
とを利用して、好ましくはp H 6. 0〜10、さ
らに好ましくはp H 7. 0〜8.5で0.1〜1
0%の濃度としたSODと活性化デキストランを結合さ
せたものであり、例えば、■デキストラン硫酸の水酸基
に塩化シアヌルを反応させた後、これをそのトリアジン
環を介してSODのアミノ基に結合させることによって
SODとデキストラン硫酸とを結合させる方法■デキス
トラン硫酸のカルポキシル基をN−ヒドロキシコハク酸
とジシクロへキシルカルボジイミドとを用いてエステル
を導入し、これをSODのアミノ基に結合させることに
よってSODとデキストラン硫酸とを結合させる方法 ■デキストラン硫酸の水酸基に無水コハク酸を用いてカ
ルポキシル基を導入し、さらにそのカルボキシル基をN
−ヒドロキシコハク酸とジシクロへキシルカルポジイミ
ドとを用いてエステルを導入し、これをSODのアミノ
基に結合させることによってSODとデキストラン硫酸
とを結合させる方法 などの方法で作製することができる. このようにして、デキストラン硫酸とSODとを結合す
ることによって得られるr修飾SODJは、87%の酵
素活性保持率を有するものである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する.なお
、これらの実施例は、本発明を例示するためのものであ
って、本発明の範囲を限定するものではない. 本発明の実施例に示したr修飾SODJの活性保持率は
、大柳の示した方法(Oyanagui,Y+ ;An
alytical  Biochemistry.14
2.290−296 (1984))に準じてデキスト
ランの修飾前後におけるSODの比活性を求め、その変
化から求めた。
また、デキストラン硫酸がSOD 1分子当たり何分子
結合するかは、分析用の高速ゲル濾過力ラムである3 
0 0 0 PWおよび5000PW(いづれも、東ソ
ー社製)を用いて『修飾SODJの分子量を測定し、そ
の分子量とSODの分子量とを比較することによって決
定した. 実施例1 1 0 0mgのデキストラン硫酸(平均分子量はs,
ooo.シグマ社製.)を2mlのN, N−ジメチル
ホルムアミドに溶解し、これに1 0mgのN−ヒドロ
キシコハク酸イミドと20mgのジシクロへキシルカル
ボイミドを加え、室温で穏やかに15時間攪拌した.生
じた沈澱物を濾過して除去し、得られた濾液に50mj
!のエチルエーテルを加え、生じた沈澱を濾過分取し、
乾燥して70mgの活性化デキストラン硫酸を得た.こ
のようにして得られた50mgの活性化デキストランを
ヒトCu,Zn−SOD溶液〔特開昭61−11169
0号に示されたヒトCu,Zn−SOD生産菌E.co
li  W3110 (pUBE2)で生産し、精製し
て得られた5mgを2m2の0. 1 Mリン酸緩衝液
(pH7.5)に溶解。
〕に溶解し、室温で穏やかに3時間攪拌した.その後、
水に対して透析し、さらに凍結乾燥することによて43
mgのr修飾SODJを得た.デキストラン硫酸はSO
D1分子当たり約3分子結合しており、その酵素活性保
持率は87%であった。
実施例2 ウイスタ一系ラット(♂、体重は250±30g)の2
匹に、生理食塩水に溶解した実施例1のr修飾SODJ
溶液を、1匹当たりSODの蛋白質量として0. 6 
m gづつ総頚静脈へ注入した。
注入から、2分、5分、15分、30分、60分、90
分、120分、150分、180分経過時に0. 4 
m lづつ採血し、その血漿中のSOD量を前記の大柳
のSOD活性測定法で測定した.r修飾SODJの血流
内半減期を求めるために、これらの血漿中のSODの相
対活性を時間に対してプロットした結果、その半減朋は
、約14時間であった。
比較例1 未修飾のSODの血流内半減期を求めるために、実施例
2の場合と同様にして、ウィスタ一系ラット(♂、体重
は250±30g)を用いて血漿中のSODの相対活性
及び相対濃度を時間に対してプロットした結果、その半
減期は、相対活性及び相対濃度のいずれの.場合におい
ても約5分であった. 〔発明の効果〕 本発明の酵素活性保持率が高く、かっ血流内半減期が改
善されたr修飾SODJは、静脈投与剤としてのSOD
の薬理効果を高めるものである.特許出願人  宇部興
産株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. デキストラン硫酸で修飾されたスーパーオキシドジスム
    ターゼ。
JP1050002A 1989-03-03 1989-03-03 デキストラン硫酸修飾スーパーオキシドジスムターゼ Pending JPH02231075A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1050002A JPH02231075A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 デキストラン硫酸修飾スーパーオキシドジスムターゼ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1050002A JPH02231075A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 デキストラン硫酸修飾スーパーオキシドジスムターゼ

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JPH02231075A true JPH02231075A (ja) 1990-09-13

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ID=12846794

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JP1050002A Pending JPH02231075A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 デキストラン硫酸修飾スーパーオキシドジスムターゼ

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JP (1) JPH02231075A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5238837A (en) * 1991-02-05 1993-08-24 Kuraray Co., Ltd. Superoxide dismutase derivatives
US5834273A (en) * 1991-03-28 1998-11-10 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Heat-stable and water soluble modified enzymes
US6689741B2 (en) * 1998-07-21 2004-02-10 Denis Barritault Biocompatible polymers, process for their preparation and compositions containing them

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US8476220B2 (en) 1998-07-21 2013-07-02 Denis Barritault Biocompatible polymers, process for their preparation and compositions containing them
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