JPH0222980Y2 - - Google Patents

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JPH0222980Y2
JPH0222980Y2 JP581484U JP581484U JPH0222980Y2 JP H0222980 Y2 JPH0222980 Y2 JP H0222980Y2 JP 581484 U JP581484 U JP 581484U JP 581484 U JP581484 U JP 581484U JP H0222980 Y2 JPH0222980 Y2 JP H0222980Y2
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JP
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coil
chiyoke
magnetic material
composite
shaped core
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JP581484U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 技術分野 本考案は例えばスイツチング方式の直流安定化
電源回路に使用される平滑コイルに適した直流重
畳特性を有するチヨークコイルに関するものであ
る。
(ロ) 従来技術 従来、スイツチング方式の直流安定化電源の出
力部の平滑回路としては、第1図に示す様に、直
流電源Eと負荷RLの間にスイツチSとチヨーク
コイルLとが直列に接続され、さらに、電源Eに
対しコンデンサーCとダイオードDとが夫夫並列
に接続してある回路が用いられている。
この様な回路において、負荷変動が大きい場合
のチヨークコイルとしては、第2図の曲線aで示
すように、直流重畳電流Idcの小さい範囲でイン
ダクタンスLが大きく、直流重畳電流Idcが大き
くなるとインダクタンスLは減少し、その後、ほ
ぼ一定値を維持する特性が望ましい。
即ち、スイツチングレギユレータの負荷が小さ
く、出力負荷電流がリツプル電流の1/2より小さ
くなるとチヨークコイルは平滑効果を失う。
従つて、負荷が小さい場合のために、スイツチ
ングレギユレータの出力端子間には、ダミー抵抗
(図示せず)が接続されている。負荷が小さい場
合、このダミー抵抗を介してダミー電流が流れて
発熱するためダミー電流は小さいほうが良いが、
ダミー電流はチヨークコイルのインダクタンス値
に反比例するからインダクタンス値は大きい方が
良い。
ところが、この様な特性を持つチヨークコイル
としては、酸化物磁性体のE形コアの中脚の端面
に階段状の段部を形成し、その中脚に巻線を施し
た後、スペーサを介して酸化物磁性体のI形コア
を突き合わせたものがあつた。
又、ほぼ同じ内外径を有する酸化物磁性体のリ
ングコアと圧粉磁性体のリングコアとを軸方向に
重ね共通に巻線を施した複合型チヨークコイルも
あつた。
(ハ) 従来の問題点 しかし、前者の従来のチヨークコイルは、断面
E形のコアの中脚に巻線を施す際、周囲のコアが
障害となり、巻線に支障を来すことがあつた。
又、後者のチヨークコイルは、2つのリングコ
アを軸方向に2つ重ね共通に巻線を施すため、軸
芯が一致せず巻線が困難である問題点を有してい
た。
さらに、前者、後者何れも巻線を施したままの
構造であるから特性を調整することが困難であつ
た。
また、従来のチヨークコイルでは、第2図の一
点鎖線のようになり、負荷電流Idcの大小にかか
わらず、大きいインダクタンスLを得ることがで
きない。
そこで、チヨークコイルに磁性合金薄帯を全周
に渡つて巻くことにより、第2図の破線のように
負荷電流Idcが小さい時に、大きいインダクタン
スLを得ることができる。
しかしながら、大きいインダクタンスLを得る
ことのできる範囲が狭い。
従つて、従来のチヨークコイルでは、直流重畳
特性が良くなかつた。
(ニ) 本考案の目的 本考案は直流重畳特性を有するチヨークコイル
を得ることを目的とする。
(ホ) 本考案の構成 本考案は柱状部の両端に夫々鍔を有する鼓形コ
アの前記柱状部にコイルを巻設して構成されたチ
ヨークコイルにおいて、前記2つの鍔の間には、
スリツトを形成している磁性合金薄帯を架け渡し
たことを特徴とする複合型チヨークコイル。
(ヘ) 本考案の実施例 以下本考案を実施例にもとづいて説明をする。
第3図は本考案の一実施例の外観図、第4図は第
3図のA−A′矢視断面図で、1は円柱状部11
の両端面に鍔12,13を設けた所謂2枚鍔の鼓
形コアで、酸化物磁性材または圧粉磁性材で一体
的に作られたものである。2は円柱状部11に巻
線されたコイルである。
3は鼓形コア1の軸方向の長さとほぼ等しい幅
寸法を呈して、鍔12,13の外周部に架け渡し
て第3図の想像線で示すようにコイルの軸方向に
スリツト20(幅W)を形成して短絡を防止した
ほぼ一回巻きの薄帯である。この薄帯3の材質は
磁性合金例えばパーマロイが最適である。
第5図は本考案他の実施例の断面図で、4は圧
粉磁性材から成る円柱状部41の両端部に、円柱
状部41の外径寸法より大きい外径寸法を有した
酸化物磁性材から成る円板42,43を接着剤に
より接着して鍔部とした複合型の鼓形コアで、柱
状部41にはコイル2が巻回してある。又、円板
42,43の外周部に架け渡して、ばね性を有す
る磁性合金(例えば、非晶質磁性合金)材からな
る薄帯5が重ね合わせ部分に絶縁テープ6を介在
させ短絡しないようにして1回よりも多く巻いて
ある。
この様な構成において、負荷電流が小さい時
は、薄帯と鼓形コアとで閉回路を構成するが、負
荷電流が大きくなると磁性テープは飽和し、開回
路となり鼓形コアによる特性が現われ、第2図の
実線で示す直流重畳特性を得ることが出来る。
(ト) 本考案の効果 本考案による複合型チヨークコイルは鼓形コア
を用いたので巻線作業が簡単で少い工程で出来、
又、鼓形コアの鍔部に薄帯を架け渡して鼓形コア
とで、閉回回路を構成したので第2図に示す様な
直流重畳特性が得られる。さらに、薄帯は着脱が
容易であるからとり換えて所要の直流重畳特性に
適合した複合型チヨークコイルを得ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は直流安定電源の平滑回路図、第2図は
チヨークコイルの直流重畳特性を示し、実線が本
考案の一実施例に係る複合型チヨークコイル、一
点鎖線及び破線が従来のチヨークコイルであり、
第3図は本考案の外観斜視図、第4図は第3図の
A−A′矢視断面図、第5図は本考案他の実施例
の断面図である。 図中、1,4は鼓形コア、2はコイル、3,5
は磁性合金薄帯、11,41は円柱状部、12,
13,42,43は鍔部、6は絶縁テープ、20
はスリツトである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 柱状部の両端に夫々鍔を有する鼓形コアの前
    記柱状部にコイルを巻設して構成されたチヨー
    クコイルにおいて、前記2つの鍔の間には、ス
    リツトを形成している磁性合金薄帯を架け渡し
    たことを特徴とする複合型チヨークコイル。 2 鼓形コアを酸化物磁性体で形成してなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の複合型チヨー
    クコイル。 3 鼓形コアを圧粉磁性体で形成してなる実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の複合型チヨーク
    コイル。 4 鼓形コアの柱状部を圧粉磁性体で、鍔を酸化
    物磁性体で夫々形成してなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の複合型チヨークコイル。 5 磁性合金薄帯をアモルフアス磁性体で形成し
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の複
    合型チヨークコイル。
JP581484U 1984-01-21 1984-01-21 複合型チヨ−クコイル Granted JPS60119736U (ja)

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JP581484U JPS60119736U (ja) 1984-01-21 1984-01-21 複合型チヨ−クコイル

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JP581484U JPS60119736U (ja) 1984-01-21 1984-01-21 複合型チヨ−クコイル

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Publication Number Publication Date
JPS60119736U JPS60119736U (ja) 1985-08-13
JPH0222980Y2 true JPH0222980Y2 (ja) 1990-06-21

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JP581484U Granted JPS60119736U (ja) 1984-01-21 1984-01-21 複合型チヨ−クコイル

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