JPH02229205A - 塩化ビニル手袋 - Google Patents

塩化ビニル手袋

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Publication number
JPH02229205A
JPH02229205A JP1050789A JP5078989A JPH02229205A JP H02229205 A JPH02229205 A JP H02229205A JP 1050789 A JP1050789 A JP 1050789A JP 5078989 A JP5078989 A JP 5078989A JP H02229205 A JPH02229205 A JP H02229205A
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JP
Japan
Prior art keywords
glove
vinyl chloride
glove bodies
gloves
curing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1050789A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Mikami
三上 修三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIYODA KASEI KOGYO KK
Original Assignee
CHIYODA KASEI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パウダーを使用することなく手袋内面の滑
りを良好にした塩化ビニル手袋の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、家庭の台所、食品工場、病院等で利用されている
この種の手袋は、主材である塩化ビニルにフタル酸ジオ
クチル等の可塑剤や安定剤を添加した配合液に手型を浸
漬して、その表面に薄膜を形成し、これを200℃前後
で焼付け固化して製造していたものであるが、このまま
では粘着性の大きい可塑剤が平滑な内面に露出して手に
密着し、手袋の着脱に手間取るため、一般には上記手袋
の内面に滑り特性を持つパウダーを付着させて該内面と
手の滑りを円滑にしていた。
しかしながら上記手袋は、着脱の際などにパウダーが剥
がれて滑り効果が低下するだけでなく、上記パウダーが
飛散するため、特に衛生管理の厳格な病院や食品工場等
では使用できなかったことから、近年、上記手袋内面に
塩化ビニルブレンドレジンからなる処理剤を溶着させて
凹凸面を形成し、手袋と皮膚との密着を防止して両者の
滑りを確保するようにしたものが知られている(特開昭
61− 249716号公報等参照).〔発明が解決し
ようとする課題〕 しかし上記塩化ビニルブレンドレジンには猶、可塑剤の
添加を余儀なくされるため、十分な滑り効果が得難かっ
た上、凹凸の形成には比較的厚肉の処理層が必要となっ
て、その焼付け固化等に相当の時間を要するという問題
があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は、可塑剤を含まない処理液で手袋内面を
コーティングすることにより、手袋内面の滑りを良好に
したものである。
即ち、塩化ビニルを主材とした配合液に手型を浸漬し、
その表面に被着した配合液を焼付け固化して手袋本体を
成型し、該本体面に更にポリエステルを添加してなるポ
リウレタン50〜70%(重量比、以下同じ)、ポリ塩
化ビニル5〜15%、アクリル系樹脂8〜23%及びシ
リカ等の無機充填剤5〜25%を配合してなる処理液を
一様に塗着し、該処理液を100℃前後で加熱して画化
するという手段を用いた。
〔作   用〕 上記組成の処理液を手袋の内面となる部分全域にコーテ
ィングすることにより、手袋本体に含まれる可塑剤がそ
の内面に露出するのを防止すると共に、また上記処理液
に添加された無機充填剤によって手袋内面の滑りを促進
するという作用を奏する。
〔実 施 例〕
以下、本発明の構成を製造工程図に示す実施例に基づい
て更に具体的に述べると、例えば、塩化ビニル45%、
可塑剤45%、安定剤3%、充填剤7%からなる塩化ビ
ニル配合液に、所望の手型を浸漬して引上げ、これを水
平に保持しつつ回転させることにより、手型の表面に上
記配合液を均一に被着させる。しかる後、上記手型を1
80〜220℃の乾燥炉でおよそ20分間加熱して手型
に被着した配合液を焼付け固化し、必要に応じてこれを
冷却して手袋本体を得る。
引き続き15%前後のポリエステルを添加したポリウレ
タン60%、ポリ塩化ビニル10%、アクリル系樹脂1
5%、シリカ等の無機充填剤15%を配合してなる処理
液に、手型に被着されたままの上記手袋本体を浸漬して
引上げ、該木体面に処理液を一様に付着させる。次に上
記処理液をおよそ5分間、100℃前後で加熱して乾燥
固化させたのち冷却し、本体の上縁を把持して手型がら
引き剥がせば、手袋は反転して上記処理層が内側になっ
た状態で離型され、目的の塩化ビニル手袋が得られるの
である。
而して、手袋内面にコーティングされた上記処理層は、
手袋本体に含まれる粘着性の大きい可塑剤を被覆して手
袋内面と手の密着を防止する。また主材であるポリウレ
タンによって処理層が手袋本体の弾性に追従して伸縮す
るため、この処理層が剥離することはない。またポリ塩
化ビニルが圃化する際に手袋本体側の塩化ビニルと融着
するため、処理層の内面に対する接着力が強化される。
更にアクリル樹脂によって塗膜の形成が良好となる上、
処理層の表面に露出して点在する無機充填剤が手袋内面
の滑りを一層促進する。
尚、上記処理液におけるポリエステルを添加したポリウ
レタンは、50〜70%の範囲内で配合すれば、固化し
た処理層が手袋の弾性に十分に追従し得ることが実験的
に確認できた。またポリ塩化ビニルを5〜15%とした
ことは、それが5%以下であれば、手袋本体面との融着
部分が不足して十分な接着効果が得られず、又15%以
上添加してもそれ以上の改善効果が期待できないからで
ある。更に上記アクリル系樹脂は添加量8〜23%の範
囲内で必要十分な塗膜形成力を発揮し、また無機充填剤
は5〜25%の範囲内で添加しておくことにより、手袋
内面と手の滑りを良好にするという結果が得られた。本
発明における処理液に関しては、以上の理由によって成
分配合量に一定の幅を持たせた。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明の塩化ビニル手袋は、本体内面にコー
ティングされた処理層によって手袋本体に含有される可
塑剤が手袋の内面に露出しないことと、シリカ等の無機
充填剤を添加したこととが相俟って、在来品のように手
袋内面に凹凸を形成しなくとも滑りが良好となり、手袋
の着脱が容易に行えるという格別の効果を有する。
また上記処理液は薄肉状にコーティングしても4. 十分な滑り効果が期待できるので、材料の節減および製
造時間の短縮が計れる等、その期待効果は極めて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の手袋の製造工程図である。 以   上 特許出願人   千代田化成工業株式会社代理人 弁理
士 小 原 和 夫 外1名第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塩化ビニルを主材とした配合液に手型を浸漬し、そ
    の表面に被着した配合液を焼付け固化して手袋本体を成
    型し、該本体面に更にポリエステルを添加してなるポリ
    ウレタン50〜70%、ポリ塩化ビニル5〜15%、ア
    クリル系樹脂8〜23%及びシリカ等の無機充填剤5〜
    25%(以上、何れも重量比)を配合してなる処理液を
    一様に塗着し、該処理液を100℃前後で加熱して固化
    したことを特徴とする塩化ビニル手袋。
JP1050789A 1989-03-01 1989-03-01 塩化ビニル手袋 Pending JPH02229205A (ja)

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