JPH0222824Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0222824Y2
JPH0222824Y2 JP1981138467U JP13846781U JPH0222824Y2 JP H0222824 Y2 JPH0222824 Y2 JP H0222824Y2 JP 1981138467 U JP1981138467 U JP 1981138467U JP 13846781 U JP13846781 U JP 13846781U JP H0222824 Y2 JPH0222824 Y2 JP H0222824Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
loading
guide
loading ring
pull
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981138467U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5843666U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13846781U priority Critical patent/JPS5843666U/ja
Publication of JPS5843666U publication Critical patent/JPS5843666U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0222824Y2 publication Critical patent/JPH0222824Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はビデオテープレコーダ等の各種の記録
再生装置におけるテープローデイング装置に関す
る。
ビデオテープレコーダ等の磁気記録再生装置に
おいては、回転磁気ヘツドを備えたガイドドラム
の表面に磁気テープを斜めに巻回させてビデオ信
号等の記録及び再生を行なうようにしている。と
ころで、ローデイングリングの回動により磁気テ
ープを上記ガイドドラム即ち回転ヘツドドラムに
巻回させるようにしたテープローデイング装置で
は、そのローデイング時、フオワード及びレビユ
ー時、早送り及び巻戻し時の3つの場合で回転ヘ
ツドドラムに対するテープの巻回状態が異なつて
いる。
この状況を第1図に基づいて説明すると、先ず
1はビデオテープレコーダに装着されたテープカ
セツトであつて、その内部には供給リール2及び
巻取リール3が回転自在に収納されている。そし
て夫々のリール2,3には磁気テープ4が巻装さ
れている。なお、供給リール2は巻取リール3よ
りも約1.5mm低い位置に設けられている。テープ
カセツト1にはその前面に開口部5と連通した切
欠部6が設けられている。開口部5の左右両側部
にはテープガイド7,8,9が設けられ、上記磁
気テープ4は通常はこれらテープガイド7,8に
ガイドされて開口部5に沿つて掛渡されている。
テープカセツト1の前方には、ローデイングリ
ング12がその一部をテープカセツト1の切欠部
6の下方に位置させ、かつその軸線が垂直線より
10゜傾斜した状態で配置されている。このローデ
イングリング12上には所定の間隔でテープガイ
ド14〜16が植設され、またテープガイド14
の近傍にピンチローラ17が取り付けられてい
る。なお、テープガイド14〜16にはテープ4
の摺動抵抗を小さくするためにローラ(図示せ
ず)が取り付けられている。
ローデイングリング12の内側には、一対の回
転磁気ヘツド(図示せず)を備えたガイドドラム
即ち回転ヘツドドラム13がローデイングリング
12に対して偏心しかつその軸線が垂直線より5゜
傾斜した状態で配置されている。また、回転ヘツ
ドドラム13の近傍位置にはキヤプスタン19、
全幅消去ヘツド20、CTLヘツド21、オーデ
イオヘツド22、複数の固定テープガイド23〜
27が所定の配置状態で設けられている。
テープカセツト装置位置の近傍には、供給側引
出しアーム30及び巻取側引出しアーム31が回
動自在に設けられている。これらアーム30,3
1の先端部には夫々テープ引出しローラ32,3
3が設けられており、これら引出しローラ32,
33はテープカセツト1をカセツト装着位置に装
着したとき、切欠部6から開口部部5に沿つて掛
渡されたテープ4の内側に挿入されるよう構成さ
れている。そしてテープ4を回転ヘツドドラム1
3にローデイングする場合、供給側引出しアーム
30と巻取側引出しアーム31を回動させてテー
プ4を第1図で一点鎖線で示すようにテープカセ
ツト1外へ引出すように構成されている。従つて
テープ4が第1図で一点鎖線で示すように引出さ
れた状態でローデイングリング12を時計方向に
回動させていくと、テープ4はテープガイド14
〜16によつて第1図で実線で示すように回転ド
ラム13に巻回される。そしてこの巻回状態でフ
オワード及びレビユー操作がなされる。
ところで、ローデイングリング12は上述の如
く10゜傾斜しているため、例えばフオワード及び
レビユー時においてはテープガイド9とテープ引
出しローラ33との間に掛渡されたテープ4のア
ジマス角(水平面を基準としたテープ4の走行方
向の角度)が0゜であるのに対し、テープ引出しロ
ーラ33とテープガイド16との間に掛渡された
テープ4のアジマス角は例えば10゜となる。また、
早送り及び巻戻し時にはテープ4は第1図で一点
鎖線で示す状態となるが、前述した如く供給リー
ル2が巻取リール3よりも低いため、早送り及び
巻戻し時においてテープ引出しローラ33と固定
テープガイド27との間に掛渡されたテープ4の
アジマス角は例えば1゜となる。従つてフオワード
及びレビユー時と、早送り及び巻戻し時とでテー
プ引出しローラ33の傾斜度及びその傾斜方向を
変化させないと、テープ4がテープ引出しローラ
33になじまず、テープ4の安定した走行ができ
ない。またローデイングリング時においては、テ
ープ4のアジマス角が連続的に変化していくの
で、テープ引出しローラ33におけるテープ4の
ガイド状態が不安定となり易い。
従来のテープローデイング装置は、上記アジマ
ス角の変化によつてテープ4の走行状態乃至ガイ
ド状態が不安定になるのを防止するため、フオワ
ード及びレビユー時にはテープ引出しローラ33
を垂直な状態から第1図で矢印a方向に例えば約
10゜傾斜させ、早送り及び巻戻し時には矢印b方
向に例えば約1゜傾斜させ、またローデイング時に
は略垂直としていた。しかし、このようにフオワ
ード及びレビユー時においてテープ引出しローラ
33を大きく傾けると、テープ引出しローラ33
に対してテープ4が大きな傾斜角をもつてヘリカ
ル状に走行することになるから、テープ4がテー
プ引出しローラ33の軸心方向に移動し易くなつ
てテープ走行が不安定になり、特にテープテンシ
ヨンが高い場合や薄物テープを用いた場合にその
テープ走行が不安定となる傾向にあつた。このた
め、テープ走行の不安定成分が記録再生装置の画
質の安定性に悪影響を与える恐れがあつた。ま
た、テープ引出しローラ33をローデイング時、
フオワード及びレビユー時、早送り及び巻戻し時
の各場合でその傾斜度及び傾斜方向を変化させる
機構が非常に複雑であり、テープローデイング装
置の組立性及び製造コストの点で問題があつた。
本考案は上述の如き欠陥を是正すべく考案する
に至つたものであつて、記録再生装置の設定モー
ドの如何にかかわらずテープ走行を安定して行い
得るテープローデイング装置を提供することにあ
る。
以下本考案をビデオテープレコーダのテープロ
ーデイング装置に適用した一実施例を図面に基づ
いて説明する。
第2図に示すテープローデイング装置は、第1
図に示した従来のテープローデイング装置のテー
プ引出しローラ33とテープガイド16との間
に、テープ4のあおり角度を調節する調節手段3
5が設けられたものである。そしてテープ引出し
ローラ33は第7図に示すようにその軸線A1
垂直線Vよりも第2図及び第3図で矢印c方向に
θ1=約1゜傾斜した状態で巻取側引出しアーム31
の先端部に固定されている。第2図のその他の部
分については第1図に示した従来のテープガイド
装置と同様であるので、第1図と同一部分に同一
符号を付してその説明を省略する。
上記調節手段35は第3図に示すようにテープ
引出しローラ33の近傍に配置されている。そし
てこの調節手段35に設けられているあおり角度
調節用のテープガイドピン、即ち調節ピン36に
よつてテープ引出しローラ33とテープガイド1
6との間に掛渡されたテープ4のあおり角度を調
節するように構成されている。以下この調節手段
35の構造を第4図、第5A図及び第5B図に基
づいて詳しく説明する。
調節手段35は第4図及び第5図に示すように
取付基板37を有しており、この取付基板37が
第3図に示すようにビデオテープレコーダのメカ
シヤーシ38の所定位置に固定されている。この
取付基板37には左右一対の支持板部39,4
0、支軸41、ストツパ部42及び係止部43が
夫々立設され、一対の支持板部39,40の上端
部には夫々軸孔44が設けられている。そして
夫々の軸孔44に支軸45の左右両端部が挿入さ
れ、支軸45は略水平に支持されている。なお、
支軸45の一端部には抜け止め用の軸キヤツプ4
6が嵌合されている。
上記支軸45には回動部材49が回動自在に軸
支されている。即ち、回動部材49の左右両側部
には下方へ延びた一対のアーム部50,51が設
けられ、この一対のアーム部50,51の下端部
に夫々設けられた軸孔52に上記支軸45が挿入
されている。回動部材49にはまた、下方へ延び
た別のアーム部53が設けられ、このアーム部5
3の下端部には被押圧部54と被ストツパ部55
が夫々形成されている。この被押圧部54は後述
する押圧板78の押圧部80で押圧される部分で
あり、被ストツパ55は次に述べる引張バネ57
による回動部材49の回動を止めるためのもので
ある。即ち、回動部材49には係止部56が設け
られ、この係止部56と取付基板37の係止部4
3との間に引張バネ57が架設されている。そし
てこの引張バネ57によつて回動部材49を支軸
45を中心として第4図で矢印d方向に回動附勢
するように構成されている。この際回動部材49
はその被ストツパ部55が支持板部39の一側部
に形成されたストツパ部58に当接することによ
り、第4図で矢印d方向の回動が止められるよう
にされている。
回動部材49の上部には支持板部61が設けら
れている。この支持板部61の左右には軸孔62
と係止部63が設けられ、また上部にはストツパ
部64が設けられている。そして上記軸孔62に
はピン取付部材65の支軸66が回動可能に軸支
されている。このピン取付部材65の一側部には
アーム部67が設けられ、アーム部67の先端部
には係止孔68が設けられている。そしてこの係
止孔68と上記回動部材49の支持板部61の係
止部63との間に引張バネ69が架設され、ピン
取付部材65を第4図で矢印e方向に回動附勢す
るように構成されている。上記アーム部67の略
中央部にはネジ孔70が設けられており、このネ
ジ孔70にはアジマス角度調節ネジ71が螺合さ
れている。そしてこのネジ71の先端部が引張バ
ネ69の回動附勢力によつて上記ストツパ部64
に圧着されるよう構成されている。従つてアジマ
ス角度調節ネジ71を調節することによつてピン
取付部材65と回動部材49との相対的な角度を
調節できることになる。ピン取付部材65の先端
部には前記調節ピン36が前記支軸45に対して
所定の角度傾斜した状態でその上端部を固定され
ている。この調節ピン36とピン取付部材65の
支軸66との関係は、第3図で二点鎖線に示す状
態から実線に示す状態まで回動部材49が所定角
度回動することにより調整ピン36が矢印c方向
に沿つて傾斜した状態(調整ピン36の上端から
下端にかけて上記矢印c方向に傾斜した状態)に
なつたとき、支軸66が水平となるような角度関
係をなしている。従つて回動部材49及び調節ピ
ン36が第3図で実線で示す状態にあるとき、上
記アジマス角度調節ネジ71を調節すると調節ピ
ン36の傾斜角を第3図で矢印c方向へ、またそ
の逆方向へと調節できることになる。
前記取付基板37の支軸41には回動アーム7
4がその一対の軸孔75を挿入されている。そし
てこの回動アーム74は支軸41を中心として水
平方向に回動自在とされている。なお、支軸41
の上端部には抜け止め用の軸キヤツプ73が嵌合
されている。回動アーム74の先端部には支軸7
6が垂直にして設けられ、この支軸76に倣いロ
ーラ77が回転自在に挿入されている。この倣い
ローラ77は後述するローデイングリング12の
カム部86を倣うようにされている。
回動アーム74の上面には前記押圧板78が固
定用ネジ79によつて取り付けられている。そし
て回動アーム74と押圧板78とが一体的に回動
するようにされている。この押圧板78の一側部
には水平方向に突出した押圧部80が形成され、
回動アーム74と押圧板78が第4図で矢印f方
向に一体的に回動した際この押圧部80が前記回
動部材49のアーム部53の被押圧部54を押圧
して、回動部材49を第4図で矢印g方向に回動
させるように構成されている。そしてこの回動部
材49の回動ストロークは回動アーム74に対す
る押圧板78の取付角度を変えることにより調節
できるようにされている。なお、押圧板78の一
側部には下方へ延出した被ストツパ部81が形成
され、回動アーム74と押圧板78が第4図で矢
印f方向と反対方向に回動した場合、この被スト
ツパ部81が前記取付基板37のストツパ部42
と当接するように構成されている。
以上、調節手段35の構造につき述べたが、次
にローデイングリング12に形成されているカム
部86について説明する。ローデイングリング1
2の外周部には第3図、第6図及び第8図に示す
ように外周部に沿つてギヤ部84が刻設されてい
て、このギヤ部84に駆動ギヤ85が噛合され、
駆動ギヤ85の回転によつてローデイングリング
12が回動するようにされている。上記カム部8
6は第8図に示すようにギヤ部84の下側であつ
てローデイングリング12の外周部に沿つて形成
されている。
このカム部86は詳しくは第6図に示すように
所定の中心角θ4,θ5及びθ6を夫々有する第1カム
面87、第2カム面88及び第3カム面89を有
し、これらカム面87〜89とローデイングリン
グ12の中心Oとの距離R1,R2,R3は、R1
R3,R2の順に大きくなるようにされている。ま
た夫々のカム面87〜89は変化面90〜92に
よつて相互になめらかに連続されている。そして
前記倣いローラ77が第1カム面87を倣つてい
るときには回動部材49が第3図で一点鎖線イで
示す回動位置にあり、倣いローラ77が第2カム
面88を倣つているときには回動部材49が第3
図で一点鎖線ロで示す回動位置にあり、また倣い
ローラ77が第3カム面89を倣つているときに
は回動部材49が第3図で実線ハで示す回動位置
にあるように構成されている。また、ローデイン
グリング12が第2図で時計方向に回動してその
テープガイド14が第2図で一点鎖線イで示す位
置にきてテープ4が調節ピン36に掛けられる直
前に倣いローラ77が変化面90を倣い始め、テ
ープガイド14が第2図で一点鎖線ロで示す位置
にきてテープ4が回転ドラム13にかなり巻回さ
れたとき倣いローラ77が変化面91を倣い始
め、またテープガイド14が第2図で実線ハで示
す位置にきてローデイングが完了したとき倣いロ
ーラ77が第3のカム面89の端部に至るように
構成されている。
次に第2図及び第3図に示すようにローデイン
グ完了時において前記テープ引出しローラ33か
ら調節ピン36を経由してテープガイド16に掛
渡されたテープ4と、調節ピン36及びテープガ
イド16の傾斜角との関係につき述べる。先ずテ
ープガイド16については、その軸線が調節ピン
36とテープガイド16との間に掛渡されたテー
プ4と直角となるようにローデイングリング12
上に植設されている。即ち、例えば上記テープ4
のアジマス角が10゜であれば、テープガイド16
は第7図に示すようにその軸線A3が垂直線Vよ
りも第3図で矢印g方向にθ3=10゜傾斜した状態
でローデイングリング12上に植設される。一方
調節ピン36はテープ引出しローラ33とテープ
ガイド16の間にパスされたテープ4の上側エツ
ジ95又は下側エツジ96のいずれにもたるみが
生じないように傾斜されている。この場合のたる
みが生じないための条件は上側エツジ95の長さ
と下側エツジ96の長さが等しくなることであつ
て、テープ引出しローラ32とテープガイド16
との相互位置関係等によつて調節ピン36の傾斜
角が異なつてくるものである。本実施例において
は第7図に示すように調節ピン36の軸線A2
垂直線Vよりもθ2=2920′傾斜されている。なお、
この角度θ2は前記アジマス角度調節ネジ71によ
つて調節することが可能である。
次に上述したテープガイド装置の作用について
説明する。
第2図でテープガイド7と8の間に掛渡された
テープ4の回転ドラム13へのローデイングは、
ローデイングリング12を第2図で時計方向に往
動させることによつてなされる。ローデイングリ
ング12を第2図で時計方向にやや往動させる
と、先ず供給側引出しアーム30と巻取側引出し
アーム31がローデイングリング12と連動して
第2図で実線で示す位置に往動する。このとき調
節手段35の倣いローラ77はローデイングリン
グ12のカム部86の第1カム面87を倣つてい
るため、回動部材49及び調節ピン36は第3図
でイで示す位置にあつて調節ピン36がはね上が
つている。従つてテープ引出しローラ33が調節
ピン36と衝突することは全くなく、調節手段3
5をテープ引出しローラ33の往動位置に近接し
て配置することが可能となる。なお、このように
調節手段35をテープ引出しローラ33の往動位
置に近接して配置するのは、後述するように調節
ピン36とテープガイド16との間に掛渡される
テープ4の単位長さ当りの捩れ角をできるだけ少
なくすることにある。
ローデイングリング12が更に往動してそのテ
ープガイド14が第2図でイの位置にきたとき、
調節手段35の倣いローラ77がローデイングリ
ング12の変化面90を倣い始める。そしてロー
デイングリング12がまた更に往動すると倣いロ
ーラ77が第2カム面88を倣い始める。従つて
調節手段35の回動アーム74及び押圧板78が
第4図で矢印f方向へ往動し、押圧板78の押圧
部80が回動部材49のアーム部53の被押圧部
54を押圧する。よつて回動部材49は引張バネ
57の附勢力に抗して第4図で矢印g方向に回動
し、第3図でイで示す位置からロで示す回動位置
に至る。このためローデイングリングの途中にお
いてテープ引出しローラ33とテープガイド14
との間に掛渡されたテープ4は、調節ピン36に
よつてメカシヤーシ38側にやや抑えつけられる
ようにしてあおられる。このため従来のテープロ
ーデイング装置において問題とされていたテープ
のローデイングの途中におけるテープの不安定な
動作を除去することができ、安定にして確実なテ
ープローデイングを成し得る。なおテープ4のあ
おり角度の過不足は、前記回動アーム74に対す
る押圧板78の取付角度を増減することにより簡
単になし得るから、テープ4のあおり角度を最適
なものとすることができる。
ローデイングリング12が更に往動してそのテ
ープガイド14が第2図でロで示す位置にきたと
き、調節手段の倣いローラ77がカム部36の変
化面91を倣い始める。そしてローデイングリン
グ12がまた更に往動すると倣いローラ77が第
3カム面89を倣い始める。即ち、第6図で示す
距離R3は距離R2よりもやや小さいため、回動部
材49と回動アーム74は引張バネ57の附勢力
によつて第4図で矢印d方向と矢印h方向に夫々
やや復動する。よつて調節ピン36は第3図で実
線で示す位置に復動する。そしてローデイングリ
ング12が往動し終えてローデイングが完了する
と、第2図及び第3図に示すようにテープ4はテ
ープ引出しローラ33から調節ピン36を経てテ
ープガイド16に掛けられ、この状態でフオワー
ド操作及びレビユー操作が行われる。このフオワ
ード及びレビユー時においては、テープ4がテー
プ引出しローラ33とテープガイド16に夫々の
軸線A1,A3に対して直角となるようにして巻き
掛けられ、かつテープ引出しローラ33とテープ
ガイド16との間に掛渡されたテープ4に全くた
るみ個所がない。しかも調節ピン36は第3図に
示すようにテープ引出しローラ33の方向に傾斜
しているから、テープ引出しローラ33と調節ピ
ン36との間に掛渡されたテープ4は全く捩れて
いない。また調節ピン36はガイドピン16から
かなり離間しているため、調節ピン36とガイド
ピン16との間に掛渡されたテープ4の単位長さ
当りの捩れ角は極く僅かである。従つてテープ引
出しローラ33及びテープガイド16とテープ4
との接触圧が夫々の軸線A1,A3方向に均一なも
のとなり、テープテンシヨンが高い場合や薄物テ
ープを使用した場合でもテープ4がテープ引出し
ローラ33及びテープガイド16に位置ずれを起
すことなく巻回され、安定したテープ走行がなさ
れる。
次に早送り及び巻戻し時におけるテープ走行状
態について説明する。この場合にはローデイング
リング12が第2図で反時計方向に復動され、テ
ープ4はテープ引出しローラ33から調節ピン3
6と接触することなく直接回転ドラム13に至
る。従つてこの場合のテープ走行状態は従来のテ
ープローデイング装置と同様であるが、テープ引
出しローラ33の傾斜角θ1を約1゜程度傾斜させる
ことによりリール2,3の1.5mmの段差をスムー
ズに解決している。
なお、アンローデイング時においては調節ピン
36は前述したローデイング時と全く逆の動作を
して復動する。
以上本考案の一実施例につき述べたが、上記実
施例における調節ピン36の駆動手段は倣いロー
ラ77とカム部86を組合せたものに限定される
ものではない。即ち、駆動手段はローデイングリ
ング12の回動位置に応じて調節ピン36を調節
駆動するものであればよいから、ローデイングリ
ング12の回動位置を電気的に検出して、この検
出結果により調節ピン36を駆動するようなもの
でもよい。
本考案は、上述のように、引出しガイドを回転
ローラから構成すると共に、引出しガイドとは別
に設けた傾斜ガイドはテープが第1の位置にある
ときにテープと接触しないようにしたから、テー
プテンシヨンが高い場合や薄物テープを用いた場
合であつても、テープの高速走行時におけるテー
プへの負担を極めて少なくすることができる。従
て、小型テープカセツトを使用して長時間記録を
行うために薄物テープを用いてテープ長を稼ぐこ
とが可能となる。
また回転ローラから構成された引出しガイドと
は別に傾斜ガイドを設け、第2の位置に引き出さ
れたテープにこの傾斜ガイドによつて所定の傾斜
角を与えるようにしたから、回転ローラから構成
された引出しガイドに対してテープが大きな傾斜
角をもつてヘリカル状に走行する必要がない。こ
のため、テープテンシヨンが高い場合や薄物テー
プを用いた場合であつても、テープが引出しガイ
ドの軸心方向に移動し易くテープ走行が不安定に
なる恐れがないから、記録再生装置の画像の安定
性に悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のテープローデイング装置の概略
平面図、第2図〜第8図は本考案をビデオテープ
レコーダのテープローデイング装置に適用した一
実施例を示したものであつて、第2図はテープロ
ーデイング装置の概略平面図、第3図は向上の要
部を示し、ローデイングリングを水平方向に切断
した拡大平面図、第4図はあおり角度調節手段の
斜視図、第5A図は同上の分解斜視図、第5B図
は回動部材及びピン取付部材の分解斜視図、第6
図はローデイングリングの平面図、第7図はテー
プのガイド状態を示す第3図の−矢視側面
図、第8図はローデイングリングの要部の縦断面
図である。 また図面に用いられた符号において、4……磁
気テープ、12……ローデイングリング、13…
…回転ヘツドドラム、14,15,16……ロー
デイングテープガイド、31……引出しアーム
(回動アーム)、33……テープ引出しローラ(引
出しガイド)、35……調節手段、36……調節
ピン(傾斜ガイド)、77……倣いローラ、86
……カム部、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 装着されたテープカセツト1の前方にこのテー
    プカセツト1に対し傾斜して配置された回転ヘツ
    ドドラム13と、 回動アーム31上に設けられ、上記テープカセ
    ツト1から第1の位置にテープ4を引き出す回転
    ローラから構成された引出しガイド33と、 上記回転ヘツドドラム13を囲むように配置さ
    れ、上記テープカセツト1に対し傾斜した状態で
    回転駆動されるローデイングリング12と、 上記ローデイングリング12上に間隔を隔てて
    設けられ、上記第1の位置に引き出されたテープ
    4を、上記ローデイングリング12の回動によ
    り、上記回転ヘツドドラム13の周囲に巻きつく
    第2の位置に引き出す複数のローデイングテープ
    ガイド14,15,16と、 テープ4が上記第2の位置に引き出された状態
    において上記引出しガイド33と上記ローデイン
    グテープガイド14,15,16との間に位置す
    る傾斜ガイド36とをそれぞれ具備し、 上記傾斜ガイド36は、テープ4が上記第1の
    位置にあるときにはテープ4と接触せず、上記ロ
    ーデイングリング12の回動によりテープ4が上
    記第1の位置から上記第2の位置へ引き出される
    際にテープ4と接触して、第2の位置へ引き出さ
    れたテープ4に所定の傾斜角を与えるように構成
    されていることを特徴とする記録再生装置におけ
    るテープローデイング装置。
JP13846781U 1981-09-18 1981-09-18 記録再生装置におけるテ−プロ−デイング装置 Granted JPS5843666U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13846781U JPS5843666U (ja) 1981-09-18 1981-09-18 記録再生装置におけるテ−プロ−デイング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13846781U JPS5843666U (ja) 1981-09-18 1981-09-18 記録再生装置におけるテ−プロ−デイング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5843666U JPS5843666U (ja) 1983-03-24
JPH0222824Y2 true JPH0222824Y2 (ja) 1990-06-20

Family

ID=29931691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13846781U Granted JPS5843666U (ja) 1981-09-18 1981-09-18 記録再生装置におけるテ−プロ−デイング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5843666U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5315362A (en) * 1976-07-26 1978-02-13 Upjohn Co Production of steroid compound

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5315362A (en) * 1976-07-26 1978-02-13 Upjohn Co Production of steroid compound

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5843666U (ja) 1983-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0083932A2 (en) Signal recording/reproducing apparatus
JPH03194754A (ja) 磁気テープ記録再生装置
US4943874A (en) Tape tension controller for a cassette recording/playback apparatus
JPH0222824Y2 (ja)
US5434726A (en) Tape running device of video cassette recorder
EP0115075B1 (en) Magnetic recording/reproducing apparatus
JPH06195823A (ja) 磁気記録再生装置のガイドローラ高さ調整機構
US5204791A (en) Tape loading device of a video tape recorder having a linkage driven inclined auxiliary tape guide member
JPH0210502B2 (ja)
JPH0447372B2 (ja)
JPH0627002Y2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0421261B2 (ja)
JP2605835Y2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0664803B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS59218658A (ja) Vtrのロ−デイング機構
JPH04318355A (ja) 磁気記録再生装置
KR200154855Y1 (ko) 브이씨알의 오디오/콘트롤 헤드 스프링장력 조절장치
JPH0627009Y2 (ja) 磁気記録/再生装置
JP2633970B2 (ja) 磁気記録再生装置のテープ案内体
JPH0229555Y2 (ja)
JP3141240B2 (ja) テープローディング装置
US7221535B2 (en) Magnetic recording and reproduction apparatus
JP2616646B2 (ja) 磁気テープ案内装置
JPS6341640Y2 (ja)
JP3042003B2 (ja) テープパス系のテープ走行高さ修正装置