JPH02227045A - 高粘度乳化組成物 - Google Patents

高粘度乳化組成物

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JPH02227045A
JPH02227045A JP1049606A JP4960689A JPH02227045A JP H02227045 A JPH02227045 A JP H02227045A JP 1049606 A JP1049606 A JP 1049606A JP 4960689 A JP4960689 A JP 4960689A JP H02227045 A JPH02227045 A JP H02227045A
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fiber
emulsifier
gum
fibers
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Akiko Arakawa
荒川 彰子
Chihiro Katou
加藤 千潯
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高粘度乳化食品に関する。
(従来の技術と問題点) 乳化食品としてはマヨネーズ、ドレッシング、マーガリ
ン等、多数あり、これらの乳化が良好に行われる為には
乳化剤が必要である。
マヨネーズには乳化剤をわざわざ添加してぃないが原料
として加えられる卵黄中に存在するレシチン、リボプロ
ティンが乳化剤として働くので乳化を行うことができる
0食品原料中にこのような乳化剤として作用する成分を
含有しない場合には乳化剤を加える必要がある0食品用
乳化剤としてレシチン、モノグリセライド、シュガーエ
ステル等があり、−船釣に利用されている。これら乳化
剤を使用する上での問題点としては味に対する影響から
乳化剤の種類、量が制約を受けることが多いことである
(本発明が解決しようとする課題) 従来の乳化食品のごくみ、なめらかさを保持したまま、
呈味性をそこなうことなく、高粘度油性乳化食品を開発
することにある。
(問題を解決するための手段) 本発明の高粘度乳化組成物は粒径80〜10μ−の繊維
を乾物換算で0.05〜5重量%、キサンタンガム、グ
アガム等の各種ガム質を乾物換算で0゜05〜5重量%
の範囲で併用することにより乳化剤を使用しなくても、
良好な高粘度乳化食品が得られること、又乳化剤を使用
する場合においても従来より乳化剤の量を大巾に減少し
、かつ安定性の良い呈味への悪影響の少い高粘度乳化物
が得られることを見出し、本発明の高粘度乳化食品を完
成したものである。
ここでいう繊維とは、酢酸蝕菌が生産するセルロースで
尚かつ特許請求範囲に示すごとく粒径80〜10μmの
もの、及び、穀物、野菜、果物等に含有される結晶セル
ロースで粒径80〜10μmのものが用いられる。
これらの繊維は単独又は2種以上混合して使用すること
もできる。本発明の繊維粒径の範囲を越えて粒径が小さ
い場合には得られる乳化食品に好ましい粘度が出す、又
、この範囲を越えて粒径が大きい場合にはザラツキが生
ずるようになり好ましくない。
繊維の製造方法については、−船釣に行われている方法
でよ(、酢酸菌産生ゲル、果物、野菜等を加圧し水分を
分離した繊維を用いることができる。その際、加圧を容
易に行う為にあらかじめ、細断、破砕などの前処理、を
行うことも可能である。
このようにして得られた繊維はカッター、ホモジナイザ
ー、高圧ホモジナイザー等により任意の繊維の大きさに
細断され、更に加水分解等適当な精製条件を経て得るこ
とができる。又、本発明で用いる繊維はその製造過程で
水分を分離することは必らずしも必要でなく水分を含ん
だ状態のまま細断し、そのまま用いることもできる。
本発明の高粘度乳化組成物に用いられる油脂はコーン油
、なたね油、大豆油、綿実油、サフラワー油、米油、パ
ーム油、ヤシ油等、植物油脂全般、ならびに魚油、動物
脂、及びこれらの水添脂、分別脂、エステル交換脂等を
1種又は2種以上混合して使用できる。
本発明で用いられるガム質は、キサンタンガム、グアガ
ム、カラギーナンローカストビーンガム、グルコマンナ
ン・アラビアガム、寒天等が挙げられ、これらを少な(
とも1種又は組み合わせて用いることができる。
繊維のみでも乳化安定性に対する効果は大きいがガム質
を併用することにより更に外観、食感等を改良できる。
本発明の乳化に用いられる乳化剤はレシチン、モノグリ
セライド、蔗糖脂肪酸エステル等一般に用いられる乳化
剤を用いることができる。
本発明の高粘度乳化組成物の乳化系は、マヨネーズ等の
0/W1及びマーガリン等のWlo、及びO/W10、
W10/Wのダブルエマルジョン型のいずれの系であっ
ても本発明の目的を達成することができる。
繊維とガム質の量及び比率は、繊維は乾物換算で0.0
5〜5重四%重量ましくは0.1〜3重量%、ガム質は
乾物換算で0.05〜5重量%、好ましくはO,1〜3
重量%の範囲で適宜選択できる。繊維の量はこれ以下の
量では乳化する力が充分発揮できず、又これ以上の量で
は多すぎて外観、食惑面から好ましいものとならない。
乳化の方法としては一般的に使用される乳化機で乳化を
行う。すなわちホモジナイザー、コロイドミル・マント
ンボウリン、真空乳化機及びマーガリン、スプレッド等
においてはボテーター、オンレータ−等、一般の乳化食
品を製造する乳化機はすべて使用することができる。乳
化するにあたっても特に制約はなく、通常の順序で行な
えばよい。更に乳化行う前に繊維が塊状となっているよ
うな場合には一度繊維をほぐしてやる為に水相部分と繊
維を予備混合しておくと一層乳化が良好に行われる。
(実施例) 実施例1  マヨネーズ様ドレッシング卵黄     
   1500g (レシチン9.4%含有) 酢            1000 コーン油       5000 繊維          30(乾物換算)酢酸菌産生
繊維(粒径80μ僧〜lOμm)キサンタンガム   
  30(乾物換算)AP             
2 水            2288 塩              1500000g キサンタンガム30gをあらかじめ水1000gに分散
させた後、塩150g、繊維30g、酢1000g1卵
黄1500g、アスパルテーム(AP)2g、水128
8gをみずは工業(株)真空乳化装置に入れ、予備混合
した後、コーン、油5000gを250 g/分の速度
で加えながら約200Orpmでゆるく攪拌しながら乳
化の後、真空度60〜65mm1gとし、高速で攪拌混
合を5分間行ってマヨネーズ様ドレッシングを得た。
このドレッシングは冷蔵庫(4°C)保存で4ケ月安定
な乳化状態を保った。
実施例2  ドレッシング様乳化物 酢            2500gサフラー油  
   2500 おから繊維       40 (粒径80μ11〜10uI11) キサンタンガム      15 塩             150 コシ!l−1 AP            2 水            4793.8キサンタンガ
ム15gを9あらかじめ水1kgに分散させた後、繊維
40g、酢2500 g、サフラワー油2500g、塩
150g、AP2g、水3793.8 gを日本精機製
作所製ウルトラホモミキサー(型式UM−3)を用い、
11000rpで5分間攪拌し、ドレッシングを得た。
得られたドレッシングは冷蔵庫保存(4℃)で、3ケ月
安定な乳化を保った。
実施例3  デザート パーム核油       50g バターオイル       10 キサンタンガム      2 グルコマンナン      2 スキムミルク      50 ごぼう繊維       20 (粒径80μm〜10μm) 水             866 Ap            O,1 000g あらかじめ水500gに分散しておいたキサンタンガム
2g1グルコマンナン2g及び366gの水に溶解して
おいたスキムミルク50g、、APo、1gを日本精機
製作所製ウルトラホモジナイザーに入れ、8000ps
で2分攪拌混合した後、あらかじめ加熱溶解しておいた
バターオイルLog、パーム核油50gを加えた後、2
000rpiaで2分間ゆるく攪拌した後、型に流し込
んで冷蔵庫で固める。
実施例4  スプレッド 大豆油/大豆水添脂ブレンド油 (mp31℃)  12000g 脱脂粉乳       300 食塩         300 モノグリ         60 キサンタンガム      10 レシチン        40 フレーバー        6 β−カロチン       0.6 リンゴ繊維       60 (粒径80〜lOμm) 水            7224 乳化剤にフレーバー・β−カロチンを溶解しておいた油
相を60℃に保持し、水に繊維、キサンタンガム、食塩
、脱脂粉乳を溶解しておいた水相を徐々に添加しながら
攪拌乳化を行う。
乳化後、小型オンレータ−を通して急冷固化し、スプレ
ッドを作った。このスプレッドを直径5cm。
高さ5C11に型抜きし濾紙上に置き30’仁30hr
a保存後水分のにじみ出しを観察したところ直径6、5
 ciIであった。
比較例1  マヨネーズ様ドレッシング卵黄     
   1500゜ (レシチン9.4%含有) 30(乾物換算) 酢 コーン油 キサンタンガム P 水 塩 0000g 実施例1と同様に作り冷蔵庫(4℃)で保存したところ
、2週間で分離した。
比較例2  ドレッシング様乳化物 酢            2500gサフラワー油 
   2500 キサンタンガム     15 塩             150 コシツー         l AP            2 水            4833.80000g 実施例2と同様に作り冷蔵庫(4℃)に保存したところ
、10日で分離した。
比較例3  デザート 実施例3と同様に作゛り型に流し、冷蔵庫で冷やしたが
保型性が悪く、又、離水が起きた。
比較例4  スプレッド 大豆油/大豆水添脂ブレンド油 (mp31°C)  12000g 脱脂粉乳       300 食塩         300 キサンタンガム      10 モノグリ         60 レシチン        40 フレーバー        6 β−カロチン       0.6 水            7284 P 0、1 000g 実施例4と同様にスプレッドを作り、直径5C11、高
さ5cmに型抜きし、濾紙上に置き30℃、30hrs
保存後、水分のにじみ出しを観察したところ直径15(
11であり水分のにじみ出しが多かった。
(発明の効果) 本発明により、乳化剤を使用しなくても又は使用する場
合においてもごく少量の使用のみで従来より風味に影響
を及ぼし難い高粘度の乳化物を得ることができ、かつ、
乳化安定性も優れた高粘度の乳化物を提供することがで
きた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)平均粒径が80〜10μmの繊維を0.05%〜5
    重量%、ガム質を0.05〜5重量%、及び油脂分を0
    .5〜95重量%含有することを特徴とする高粘度乳化
    組成物。 2)平均粒径が80〜10μmの繊維を0.05〜5重
    量%、ガム質を0.05〜5重量%、油脂分を0.5〜
    95重量%及び乳化剤を0.01〜3%含有することを
    特徴とする高粘度乳化組成物。
JP1049606A 1989-02-28 1989-02-28 高粘度乳化組成物 Expired - Lifetime JP2734062B2 (ja)

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