JPH022268Y2 - - Google Patents

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JPH022268Y2
JPH022268Y2 JP14812984U JP14812984U JPH022268Y2 JP H022268 Y2 JPH022268 Y2 JP H022268Y2 JP 14812984 U JP14812984 U JP 14812984U JP 14812984 U JP14812984 U JP 14812984U JP H022268 Y2 JPH022268 Y2 JP H022268Y2
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JP
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container
outer container
thermos flask
joint
metal thermos
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は金属製魔法瓶、特に、非円筒形形状の
金属製魔法瓶に関する。
(従来の技術) 一般に、金属製魔法瓶は、円筒形形状の内側容
器と外側容器とをそれらの口部で接合し、両容器
間の空間を真空断熱した構造を有しているが、、
近年、需要者の好みの多様化により、非円筒形形
状のものが要求されるようになつてきた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、非円筒形形状の金属製魔法瓶は、従来
の円筒形形状の魔法瓶に比べ機械的強度が弱いた
め、非円筒形形状の内側容器と外側容器との間に
形成される空間の間隔をその横断面全体にわたつ
て均一になるように接合しても、前記空間を真空
断熱することによつて、大気圧の作用により横断
面が長辺となる部位15の内外両容器間の間隔が
短辺となる部位16の間隔より狭くなり、このた
め衝撃が加わつた場合に内側容器の接合部が外側
容器の内壁部に衝突して異音を発生したり、甚だ
しい場合には内外両容器が接触し、保温効率が著
しく低下するという問題が生じることが明らかと
なつた。内外両容器の衝突による異音の発生や接
触による保温力の低下を防止するには、内外両容
器間の間隔を大きくすれば良いが、これでは外形
寸法が大きくなり、金属製魔法瓶の内容量に比べ
て外形寸法が大きくなり、携帯性に欠けるという
問題を生じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、断面が非円形、例えば、長円形、楕
円形、まゆ形などである非円筒形形状の金属製の
内側容器とを外側容器とそれらの口部で接合して
両容器間の空間を真空断熱してなる金属製魔法瓶
を製造するにあたり、各容器を少なくとも容器の
上下方向に2分された横断面非円形の部材を接合
して形成し、少なくとも内側容器の部材の接合部
に相対する外側容器の内壁部に凹所を形成するこ
とによつて、前記問題を解決するようにしたもの
である。
(作用) 即ち、本考案の金属製魔法瓶は、少なくとも内
側容器の接合部に相対する外側容器の内壁部に凹
所を形成することによつて、両容器間の空間を真
空にした際に内側容器の接合部の表面と外側容器
の内側表面との間の間隔が他の部位の間隔とほぼ
等しくなるようにすると共に、容器の機械的強度
を高めるものである。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本考案の実施例に
ついて説明する。
第1図において、1は内側容器、2は外側容器
で、いずれも底部側の寸法が肩側の寸法より小さ
くしてあり、内側容器1と外側容器2とはそれら
の口部3で溶接その他の手段により接合され、両
容器の間に形成される空間4は真空断熱され、該
空間4を包囲する両容器の壁面のうち少なくとも
内側容器1の外側表面には銀鏡メツキあるいは銅
メツキなどの輻射防止膜が形成されている。内側
容器1は容器の略中央部で2分された断面非円形
の上部部材1aと下部部材1bとからなり、上部
部材1aの下端部と下部部材1bの上端部にそれ
ぞれ外方へ突き出すように形成された段部5a,
5bを突き合わせ溶接等で接合して、内側容器1
の内壁部に凹所6が形成されている。外側容器2
は、内側容器1の接合部7に対応する位置で二分
され内側容器1の横断面形状に対応する横断面形
状の上部部材2aと下部部材2bとからなり、上
部部材2aの下端部と下部部材2bの上端部に内
側容器1の段部に対応して、それぞれ外方へ突き
出すように形成された段部8a,8bを突き合わ
せ溶接等で接合することにより内壁部に凹所9が
形成されている。
前記構造の金属製魔法瓶を製造する場合、まず
内側容器1を形成た後、外側容器2の上部部材2
aを内側容器1と口部3で接合し、次いで外側容
器2の下部部材2bを上部部材2aの下端部に接
合した後、化学メツキを施し、その後外側容器2
に取り付けたチツプ管10を介して真空処理して
両容器間の空間4を真空にし、チツプ管10を封
止すればよい。
第3図は、本考案に係る金属製魔法瓶の他の実
施例を示し、肩側と底部側の寸法が等しく、内側
容器1が容器の略中央部で二分された断面まゆ形
の上部部材1aと下部部材1bとの接合部に凹所
が形成されていない点と、内側容器1の接合部に
対応する位置で二分された外側容器2の上部部材
2aと下部部材2bとの接合部に外方へ突出した
フランジ11a,11bを設け、フランジ11
a,11bを接合した際に形成される凹所12で
内側容器1の接合部と外側容器2の内壁面との間
隔を他の部位の間隔と等しくなるようにした点が
異なるのみで、他の構成は第1図に示すものと同
じである。
第4図は本考案のさらに他の実施例を示し、内
側容器1の接合部となる部位にもフランジ13
a,13bを設けた点が異なるのみで、他の構成
は第3図のものと同じである。
なお、本考案は前記実施例のみに限られるもの
では無く、種々に変形することもできることは言
うまでもない。例えば、前記実施例では内外両容
器とそれらの上下方向の略中央部で二分した部材
を接合した構造を採用しているが、これは上下方
向に3以上に分割した部材を接合した構造として
もよい。これは金属製魔法瓶の形状が大きい場合
に有利である。
(考案の効果) 前記構造の金属製魔法瓶は、横断面形状が長円
形、まゆ形などの非円形であつても、外側容器の
内壁部の、内側容器の接合部に対応する位置に凹
所が形成され、また凹所を形成する段部が機械的
強度の弱い上下方向の略中央部に形成されている
ため、機械的強度を著しく向上させることが出
来、真空処理時に大気圧によつて内外両容器が圧
縮されても、接合部間の間隔が他の部位に比べて
狭くなることが殆ど無く、従つて、両容器間の間
隔を最小限にとどめることができ、外形寸法を小
さくできる、などの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る金属製魔法瓶の実施例を
示す一部切欠き斜視図、第2図はその要部拡大断
面図、第3図は本考案に係る金属製魔法瓶の他の
実施例を示す一部切欠側面図、第4図は本考案の
他の実施例を示す一部切欠側面図である。 1〜内側容器、1a〜内側容器の上部部材、1
b〜内側容器の下部部材、2〜外側容器、2a〜
外側容器の上部部材、2b〜外側容器の下部部
材、3〜口部、4〜空間、5a,5b〜段部、7
〜接合部、6,9,12〜凹所。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属製の内側容器と外側容器とをそれらの口
    部で接合して両容器間の空間を真空断熱してな
    る金属製魔法瓶において、各容器が非円筒形形
    状を有し、かつ少なくとも容器の上下方向に2
    分された横断面非円形の部材を接合して形成さ
    れ、少なくとも前記内側容器の部材の接合部に
    相対する外側容器の内壁部に凹所を形成したこ
    とを特徴とする金属製魔法瓶。 (2) 内側容器と外側容器がそれぞれ上下方向の中
    央部で二分された2個の部材を接合して形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    金属製魔法瓶。 (3) 前記少なくとも外側容器の内壁部に形成され
    る凹所がその接合部に形成されたフランジによ
    り形成されている実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載の金属製魔法瓶。 (4) 前記少なくとも外側容器の内壁部に形成され
    る凹所がその接合部に形成された段部により形
    成されている実用新案登録請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の金属製魔法瓶。
JP14812984U 1984-09-28 1984-09-28 Expired JPH022268Y2 (ja)

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JP14812984U JPH022268Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JP14812984U JPH022268Y2 (ja) 1984-09-28 1984-09-28

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JPS6161936U JPS6161936U (ja) 1986-04-25
JPH022268Y2 true JPH022268Y2 (ja) 1990-01-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255874A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Toto Ltd 貯湯式温水器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007255874A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Toto Ltd 貯湯式温水器

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Publication number Publication date
JPS6161936U (ja) 1986-04-25

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