JPH02223917A - 配向膜および液晶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は液晶表示体用液晶セルの配向膜の作成方法に関
する。

［従来の技術］ 近年、液晶表示体技術の発展は著しく、液晶テレビ等へ
の応用が可能となった。この液晶表示体は第１図に示す
如く二枚の透明電Ｆ！！！ｉ１２付き基板１１と液晶１
４と配向膜１Ｓよりなっている。

液晶テレビに使われるアクティープマトリクス駆動の場
合、画素が独立に駆動されるため、配向技術に関しては
従来の技術で問題にはならなかった。しかし、この場合
、歩留まりが悪く高価になる欠点がある。

一方、単純マトリクス駆動方式によれば、安価になる可
能性があるためアクティープ方式の代替が考えられてい
る。

これら代替技術は、ＦＪＢＷ方式、　Ｍ’ｌ’Ｍ方式等
とよばれている。

この技術の重要な点は、従来の液晶表示体の液晶分子が
９０度ツイストしているのに対して、１８０度以上ツイ
ストしていることである。

このため液晶分子を基板に対し′Ｃ５度以上たたせ、過
度のネジリによる歪を逃がしてやる必要がある。５度以
上立たせる方法の一つとして配向膜による方法がある。

１８０度以上液晶分子をツイストさせる従来の配向膜の
作成方法は、単一成分のポリイミド系樹脂を塗布する方
法であった− しかし、拳−成分を用いるため任意に基板との角度を変
えることはできなかった。

又多成分によって変えようとしても、琳−成分で基板と
の角度を大きく変えるような成分が無かったため幅広く
変えることは不可能であった。

［課題を解決するための手段］ 本発明は従来の配向膜のこのような欠点を改良するため
になされたもので、つぎの構造式を有すポリアミド酸と
、基板との角度が低角度、望ましくは５度以下であるポ
リイミド配向膜の前駆体であるポリアミド酸を含有する
溶液を塗布した後、乾燥、焼成してからラビングするこ
とを特徴とする。

［発明が解決しようとする課題］ 液晶表示体のコントラストを最善の状態にするためには
液晶の種類、液晶のネジレ角度等に対応して液晶分子と
基板との角度を最適化しなければならない。

（但し、農は正の整数を、Ｒは水素又はアルキル基を示
す、） 基板との角度が低角であるポリイミド配向膜の前駆体で
あるポリアミド酸としてはつぎのような化合物が考えら
れる。

ニルテトラカルボン酸無水物、ジアミン系化合物トシて
はｍ−フェニレンジアミン、ｍ−キシレンジアミンｐ１
，６−ジアミツヘキサン、Ｂｉａ−Ｍ（三井石油化学製
）、Ｂ１５−Ｐ（三井石油化学製）等色々考えられる。

乾燥、焼成条件、ラビング条件等は従来のポリイミド系
配向膜を作成する条件がそのまま適用出来る。

塗布方法としては、スピンコード法、デイピング法、キ
ャスティング法、へケ塗り法等いずれも可能であるがス
ピンコード法が優れている。

（以上路は正の整数を示す。） このようなポリアミド酸化合物はテトラカルボン酸無水
物とジアミン系化合物を原料として反応させることによ
りでき、上記化合物の原料のほかにも色々考えることが
出来る。

例えば、テトラカルボン酸無水物としてはへキサフルオ
ロプロピリデンシフタル酸無水物ｔ　ヒフェ［作用］ 本発明の配向膜の作成方法によれば、配向膜はポリイミ
ド樹脂よりなるため、ポリイミドの特徴である耐熱性に
優れるという特性を有する。

基板に対する液晶分子の角度は、２成分のポリアミド酸
の混合割合を変えることにより数度（０〜５度）から２
０度まで自由に変えることが出来る。混合することによ
り達成される液晶分子と基板との角度と混合前の２成分
によって達成される角度との間にはほぼ加成性が成り立
つ。

以下、実旙例により本発明の詳細な説明する。

表　　１ ［実施例］ （実施例１） 次の構造式を有す２種のポリアミド酸を表１の割合で混
合した１０重量パーセントのＮエメチルビロリドン溶液
を作成し、配向剤１−５とした。

尚、表の数値は重量の割合を示す。

ざリアミ　ド＃！！１ ポリアミ　ド酸２ これらの配向剤をスピンコード法により回転数１５００
ｒｐｍで透明′ＩＬ極付き基板に塗布した。

この基板を９０度０で２時間乾燥した後、２００度０で
２時間焼成した。

焼成後、この基板を送り速度１６メ一トル／分で、回転
数４００ｒｐｍで回転している表面にナイロン繊維が植
毛されている直径８０ミリメートルの回転体の下を移送
し、ラビング処理をした。

このようにして得た基板を２ピング方向が２２０度にな
るようＫして、１２ミクロンのスペーサを介して液晶セ
ルを組立、液晶（ＺＬＩ２２１４メルク社りを充填し、
磁場配向法により液晶分子と基板との角度を測定したと
ころ表２の結果が得られた。

表　　２ 〆リアミ　ド＃３ 表　　３ 尚、ポリアミド酸１．ポリアミド酸２のみよりなる１０
１１量パーセントのＮ−メチルピロリドン溶液を用いて
同様の処理をし、測定した結果は２ｒＬ１度と、１．２
度であった。

（実施例２） 次の構造式を有す２種のポリアミド酸を表３の割合で混
合した１０重量パーセントのジメチルホルムアミド溶液
を作成し、配向剤６−１０とした。尚、表の数値は重量
の割合を示す。

ポリアミド＃１１ これらの配向剤をスピンコード法により回転数２００Ｏ
ｒｐｍで透明電極付き基板に塗布した。

この基板を９０度ａで２時間乾燥した後、２００度Ｏで
２時間焼成した。

焼成後、この基板を送り速度＋ｌＬ６メートル／分で、
′回転数４０Ｏｒｐｍで回転している表面にナイロン繊
維が４毛されている直径８０ミリメートルの回転体の下
を移送し、ラビング処理をした。このようにして得た基
板をラビング方向が２２０度になるようにして、１２ミ
クロンのスペーサを介して液晶セルを組立、液晶（ＺＩ
ｔ１２２１４　　メルク社製）を充填し、磁場配向法に
より液晶分子と基板との角度を測定したところ表４の結
果が得られた。

表　　４ 尚、ポリアミド酸１．ポリアミド＃２のみよりなる１０
重量パーセントのジメチルホルムアミド溶液を用いて同
様の処理をし、測定した結果は２ａＯ度と、１１２度で
あった。

以上実施例を述べたが、本発明は上記実施例に限定され
るものではな（、広く、他の原料、溶媒、塗布条件、乾
燥、焼成条件においても適用出来るものである。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、液晶の種類、ネジレ
の角度等に合わせ配向剤を用意する必要がな（，２種類
のポリアミド酸を用意することにより全てに対応出来る
という効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、液晶表示体の概念図である。 １１・・・・・・・・・基　板 １２・・・・・・・・・電　極 １５・・・・・・・・・配向膜 １４・・・・・・・・・液　晶 以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）透明電極付き基板、該基板に塗布された配向膜、
   スペーサおよび液晶より成る液晶表示体用液晶セルにお
   いて、下記構造式を有すポリアミド酸と、液晶の初期配
   向が基板に対して低角度となるポリイミド配向膜の前駆
   体であるポリアミド酸を含有する溶液を透明電極付き基
   板に塗布した後、乾燥、焼成し、ラビング処理をするこ
   とを特徴とする配向膜の作成方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ （但し、ｎは正の整数を、Ｒは水素又はアルキル基を意
   味する、）
2. （２）前記低角度が５度以下であることを特徴とする請
   求項１記載の配向膜の作成方法。