JPH02222924A - 記録媒体及び記録,再生方式 - Google Patents

記録媒体及び記録,再生方式

Info

Publication number
JPH02222924A
JPH02222924A JP1291660A JP29166089A JPH02222924A JP H02222924 A JPH02222924 A JP H02222924A JP 1291660 A JP1291660 A JP 1291660A JP 29166089 A JP29166089 A JP 29166089A JP H02222924 A JPH02222924 A JP H02222924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer member
recording medium
light
charge image
material layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1291660A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoyu Takanashi
高梨 稜雄
Shintaro Nakagaki
中垣 新太郎
Hirohiko Shinonaga
浩彦 篠永
Tsutae Asakura
浅倉 伝
Masato Furuya
正人 古屋
Hiromichi Tai
裕通 田井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP1291660A priority Critical patent/JPH02222924A/ja
Publication of JPH02222924A publication Critical patent/JPH02222924A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は記録媒体−及び記録、再生方式、特に。
画像の印刷応用、電子編集用などの目的に対して有効に
使用できる高品質の画像の記録再生が可能な記録媒体及
び記録、再生方式に関する。
(従来の技術) 被写体の光学像をカラー撮像装置により撮像して得た映
像信号は、編集、トリミング、その他の画像処理が電気
信号の形態で容易に行えるとともに、既記緑信号を消去
できる可逆性を有する記録部材を使用して記録再生が容
易に行えるという特徴を有しているために、従来からテ
レビジョン放送や磁気録画装置などに広く用いられてき
ている。
近年になって高画質・高解像度の再生画像に対する要望
が高まるのに応じて、テレビジョン方式について、いわ
ゆるEDTV、HDTVなどの新しい諸方式が提案され
るようになり、また、高画質・高解像度の再生画像を再
現できる映像信号を用いた電子映像システムは、印刷や
電子出版などの分野にも用途が拡大されようとしている
そして、従来の電子映像システムの代表的なものとして
は(1)3管式あるいは単管式のカラーTVカメラで発
生させたカラー映像信号をVTR。
半導体メモリ、磁気ディスクなどの記録媒体に記録し、
それを再生してカラー映像信号を得る方式、(2)3板
式あるいは単板式のカラーTVカメラで発生させたカラ
ー映像信号をVTR,半導体メモリ、磁気ディスクなど
の記録媒体に記録し、それを再生してカラー映像信号を
得る方式、(3)写真機によって被写体を撮影したカラ
ーフィルムの記録カラー画像をレーザ・テレシネを用い
て映像信号を得る方式、などがあるが、電子映像システ
ムによって得られる電子画像を印刷の分野等で利用でき
るようにするためには、′W1子画像として4000X
4000画素程度の解像度を有するものが必要とされる
が、撮像管または固体撮像板と記録系とに高い解像度を
得難くさせている問題点があるために、HDTVで得ら
れている1000x2000画素程度の解像度を得るの
が限界である。
すなわち、映像信号の発生のために従来から一般的に使
用されて来ているカラーT Vカメラは、撮像レンズを
通した被写体の光学像を色分解光学系を介して撮像素子
における光電変換部に結像させ、撮像素子の光電変換部
で被写体の光学像に対応する電気的な画像情報に変換し
、その電気的な画像情報を時間軸上で直列的な映像信号
として出力させうるような構成形態のものであり、前記
のような構成形態のカラーTVカメラの構成に当ってそ
れに使用される撮像素子には従来から各種の撮像管や各
種の固体撮像素子が使用されている。
ところで、高画質・高解像度の再生画像が得られるよう
にするためには、高画質・高解像度の再生画像を再生さ
せつるような映像信号を発生させることのできる撮像素
子が必要とされるが、撮像素子が撮像管の場合には、撮
像管における電子ビーム径の微小化に限界があるために
、電子ビーム径の微小化による高解像度化が望めないこ
と、及び撮像管のターゲット容量はターゲット面積と対
応して増大するものであるために、ターゲット面積の増
大による高解像度化も実現することができないこと、ま
た、例えば動画のカラー撮像装置の場合には高解像度化
に伴って映像信号の周波数帯域が数十MHz〜数百MH
z以上にもなるためにS/Nの点で問題になる1等の理
由によって、カラー撮像装置により高画質・高解像度の
再生画像を再生させうるような映像信号を発生させるこ
とは困難である。
このように、従来のカラーTVカメラにおいては、それ
に使用されている撮像素子が、せいぜい1000x20
00画素程度の解像度を示すHDTV方式による画像の
解像度を達成するのが限界であって、電子画像として必
要とされる4000X4000画素程度の解像度を有す
る画像を再現できるような映像信号を発生させることは
できなかったので、前記した(1)〜(3)で示した従
来の電子映像システムによっては良好な高画質・高解像
度の再生画像が得られるような映像信号を得ることがで
きなかった。
本出願人会社では前記した従来の諸問題点を解決するた
めに、先に、高い解像度で画像の撮像、記録、再生の可
能な電荷像による撮像、記録再生方式を提案した。第5
0図及び第51図は本出願人会社によって先に提案され
た撮像、記録再生方式による撮像、記録再生装置の概略
構成を示すブロック図であり、第50図には撮像記録系
を示し、また、51図には再生系を示している。
第50図に示されている撮像記録系において記録媒体R
Mは誘電体層部材ILと電極Eとによって構成されてお
り、前記した記録媒体RMの誘電体層部材ILの面と微
小な間隙を隔てて、記録ヘッド(書込みヘッド)WHの
光導電層部材PCLwの面が対向されている。
記録動作に当り、前記した記録ヘッドWHの光導電層部
材PCLwと透明電極Etwとが積層されて構成されて
いる記録ヘッドWHにおける透明電極Etwと、前記し
た記録媒体RMの電極Eとの間には電源vbを接続して
、記録ヘッドWHの透明電極Etw側に撮像レンズLを
介して被写体0の光学像を与える。
第50図示の撮像記録系において、被写体0の光学像が
撮像レンズLによって記録ヘッドWHにおける透明電極
Etwを介して光導f1層部材PCLwに結像されると
光導電層部材PCLwの電気抵抗値は、それに結像され
た被写体Oの光学像に従って変化するが、既述のように
、前記した記録ヘッドWHの透明電極Etwと電極Eと
の間には透明電極Etw側に負極が接続されるような接
続極性で電源vbが接続されているから、前記のように
光導電層部材PQLwの電気抵抗値が、それに結像され
た被写体Oの光学像に従って変化することにより、前記
した記録ヘッドWHの透明電極Etwと電極Eとの間に
直列的に存在している各構成部材のそれぞれに対して印
加される電圧配分が被写体Oの光学像に従って変化して
いるものになる。
それで、記録ヘッドWHの光導電層部材PCLWの表面
と記録媒体RMにおける誘電体層部材ILの表面との間
の空隙では被写体0の光学像と対応して気中放電が生じ
、記録媒体RMにおける誘電体層部材ILの表面には被
写体0の光学像と対応する負電荷像が形成される。
第50図を参照して説明されたようにして記録媒体RM
に記録された電荷像は高い解像度を有するものであり、
前記した記録媒体RMに記録されている電荷像は例えば
第51図に例示されているような構成態様の再生系(電
荷像読取り系)によって再生される。
第51図中においてEは記録媒体RMにおける電極であ
り、記録媒体RMにおける誘電体層部材ILの面と対向
する位置には再生ヘッド(電荷像読取りヘッド)RHに
おける誘電体ミラーDMLが位置されている。
再生ヘッドRHには、例えば、印加された電圧によって
光の状態を変化させつるような特性を示す光変調材層部
材PML(例えば、電気光学効果を有するニオブ酸すチ
ュウム、あるいはネマチック液晶の層のような光変調用
の材料層)の一方の面に誘電体ミラーDMLを備えてい
るとともに他方の面に透明電極Etrを備えている。
そして、前記した読取りヘッドRHの誘電体ミラーDM
Lの側に記録媒体RMに記録されている電荷による電界
を与え、また、光変調材層部材PMLにおける他方の面
から光を入射させると、その入射光が光変調材層部材P
MLを通過して誘電体ミラーDMLにより反射し、その
反射光が再び光変調材層部材PMLを通過して、その光
が入射した側の光変調材層部材PMLの面から出射する
が、その出射光の光の状態(前記の例の場合には偏光面
の角度)は入射光の光の状態(#記の例の場合には偏光
面の角度)とは、前記した電荷像における電荷量と対応
して変化したものになっている。
それで1例えばレーザ光i[14(またはハロゲンラン
プを用いた光源14)から放射された光を偏光子15に
通過させて直線偏光の光束としく前記の光[14が直線
偏光のレーザ光源の場合には偏光子15は使用しなくて
もよい)でから光偏向器16に入射させる6 前記の光偏向器16では、それに入射された光束をテレ
ビジョン機器におけるデイスプレィで描かせるラスタの
ように直交する2方向に偏向している状態のものとして
出射させる。
前記のような状態のものとして前記の光偏向器16から
出射された光束は、入射光を平行光にして出射させるコ
リメータレンズ17によって平行光となされて、その平
行光束がビームスプリッタ18に入射される。
ビームスプリッタ18に入射した光束はレンズ19で集
光されて前記した読取りヘッドRHに入射される。そし
て、前記した読取りヘッドRHにおける誘電体ミラーD
ML側には、記録情報を電荷像の形で記憶している記録
媒体RMにおける誘電体層部材ILの面が対面している
から、読取りヘッドRHにおける光変調材層部材PML
には前記した誘電体ミラーDMLを介して記録媒体RM
における誘電体層部材ILに記録されている電荷像によ
る電界が与えら扛る。
それで、読取りヘッドRHにおける透明電極Etr側か
ら光が入射すると、その入射光は光変調材層部材PML
を通過して誘電体ミラーD M Lにより反射して再び
光変54材層部HPMLを通過し、その光が透明電極E
trの面から出射するが、前記した読取りヘッドRHか
らの出射光の光の状態(前記の例の場合には偏光面の角
度)は入射光の光、の状態(前記の例の場合には偏光面
の角度)とは、前記した記録媒体RMにおける電荷像の
電荷量と対応して変化しているものになっている。
前記のように読取りヘッドRHからの出射光は、読取り
ヘッドRHへの入射光が記録情報を電荷像の形で記憶し
、でいる記録媒体RMにおける電荷像の電荷量に応じて
偏光面の回転量が変化している・状態のもので、かつ、
既述したコリメータレンズ17によって平行光の状態に
なっている。
それで、読取りヘッドRHからの前記した出射光をレン
ズ19とビームスプリッタ18とを通過させてから集光
レンズ20に入射させると、前記の集光レンズ20で集
光された光束は常に同一の位置に集光する。
それで、前記した集光レンズ20によって集光された光
を、光学的バイアスを設定するための波長板21と、偏
光面の回転量を明るさの変化に変換するための検光子2
2とを介して、前記した集光レンズ20の集光点の位置
に光fI!変換器23を配置しておくと、前記の光電変
換器23からは記録媒体RMにおける二次元的な電荷像
の各部分の電荷量に応じて振幅が変化している映像信号
が得られる。
前記のように光電変換器23から出力される映像信号は
、記録媒体RMにおける高い精細度を有する二次元的な
電荷像における電荷量分布と対応しているものになって
いる。それで読出し光として、直径の小さなレーザ光束
を使用した場合には、高い解像度と対応する映像信号が
発生できる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、第51図を参照して説明した再生系において
、電荷像が記録されている状態の記録済み記録媒体RM
からの電荷像の再生に際し、再生ヘッドRHは既述のよ
うに、それの誘電体ミラーDMLの面が記録済み記録媒
体RMの誘電体層部材ILと対面するような状態に配置
されて、記録媒体RMに記録されている電荷像による電
界が再生ヘッドRHの変調材層部材PMLに与えられる
ことによって行われるが、その際に再生ヘッドRHにお
ける変調材層部材PMLと記録媒体RMの誘電体層部材
ILとの間には多少の距離が生じるために電荷から生じ
る電気力線の拡がりの影響により読取り感度の低下が生
じたり、読取り解像度の劣化が生じたりすることが問題
になる。
(課題を解決するための手段) 本発明は少なくとも光変調材層部材と電荷像形成層部材
との積層構成部分を備えて構成してなる記録媒体、また
は少なくとも光変調材層部材と光導電層部材との積層構
成部分を備えて構成してなる記録媒体、あるいは光変調
材層部材としてエレクトロクロミック材層部材を用いた
記録媒体のように、再生動作時に使用される光変調材層
部材を記録媒体の構成部材として用いることにより、再
生動作時にも感度の低下や解像度の劣化が生じないよう
にした記録媒体と、前記した構成の記録媒体を用いて行
われる記録、再生、転写方式を提供する。
(作用) 少なくとも光変調材層部材と電荷像形成層部材との積層
構成部分を備えて構成された記録媒体では、電荷像形成
層部材に形成させた電荷像の電界により光変調材層部材
の状態が変化された状態で電荷像記録が行われ、また、
少なくとも光変調材層部材と光導電層部材との積層構成
部分を備えて構成してなる記録媒体では光導電層部材と
光変調材層部材との境界に形成された電荷像の電界によ
り光変調材層部材の状態が変化された状態で電荷像記録
が行われ、さらに、少なくともエレクトロクロミック材
層部材と電荷像形成層部材との積層構成部分を備えて構
成された記録媒体では、電荷像形成層部材に形成させた
電荷像の電界によりエレクトロクロミック材層部材に着
色像を生じさせた状態で電荷像記録が行われ、さらにま
た少なくともエレクトロクロミック材層部材と光導電層
部材との積層構成部分を備えて構成してなる記録媒体で
は光導電層部材と光変調材層部材との境界に形成された
電荷像の電界によりエレクトロクロミック材層部材に着
色像を生じさせた状態で電荷像記録が行われるように、
前記の記録媒体に対する電荷像の記録動作時には、記録
媒体における構成部材の積層方向に予め所定の強度の電
界を印加して、記録の対象にされいている情報によって
強度が変調されている光を入射させる。
記録済みの記録媒体からの再生動作時には記録済みの記
録媒体に記録情報の読取り用の光を入射させ、また、記
録済みの記録媒体に記録され、ている記録情報を他の記
録媒体に転写するのには、記録済みの第1の記録媒体と
、第2の記録媒体とを対向させて配置し、第2の記録媒
体における各構成部材の積層方向に予め所定の強度の電
界を印加し、前記した記録済みの第1の記録媒体を透過
させた光を第2の記録媒体における光導電層部材に入射
させる。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の記録媒体及び記録、
再生装置の具体的な内容について詳細に説明する。第1
図乃至第28図及び第52図乃至第55図は本発明の記
録媒体の代表例の一部の側断面図、第29図乃至第34
図は本発明の記録媒体を用いて記録再生の対象にされて
いる情報を記録する記録系の構成例を示すブロック図、
第35図乃至第41図は本発明の記録媒体に記録されて
いる情報を再生する再生系の構成例を示すブロック図、
第42図は静止画像の記録再生装置の構成例を示すブロ
ック図、第43図は動画像の記録再生M置の構成例を示
すブロック図、第44図は記録態様を示す平面図、第4
5図は3色分解光学系の一例構成の平面図、第46図は
3色分解光学系の一例構成の斜視図、第47図は光−光
変換素子の構成例を示す側面図、第48図は光−光変換
素子における光変調材部材の光透過率特性例図、第49
図は転写装置の構成例のブロック図である。
第1図乃至第28図及び第52図乃至第55図は本発明
の記録媒体のそれぞれ異なる実施例の一部の側断面図で
ある。第1図に示す記録媒体は光変調材層部材P M 
Lと電荷像形成層部材CF Lとを積層して構成した記
録媒体RMであり、第2図に示す記録媒体は光変調材層
部材PMLと電荷像形成層部材CFLとを積層して構成
した第1図示の記録媒体RMにおける光変調材層部材P
 M Lの面に電極Et(電極Etは必要に応じて透明
電極とされる5この点は他の図についても同じ)を付着
形成させた構成のものである。
第1図に示されている記録媒体RMにおいて、光変調材
層部材PMLはそれを通過する光の状態を変化させるこ
とができる性質を有する材料によっ゛C構成させた部材
であり、この光変調材層部材PMLは、電気光学効果を
有するニオブ酸すチュウム、BSO,PLZTあるいは
液晶、などを用いて構成できるのであり、この点は第2
図乃至第13図の各回に示されている記録媒体RMにお
ける光変調材層部材PMLについても同様である。
第52図乃至第55図に示されている記録媒体RMは、
それの構成に用いられている光変調材層部材PMI、と
して、散乱モードで動作しうる光変調材として高分子一
液晶複合膜を用いた場合の例を示している。
また、第14図乃至第28図に示されている記録媒体は
、第1図乃至第13図及び第52図乃至第55図に示さ
れている記録媒体における光変調材層部材P M Lを
、エレクトロクロミック材層部材ECLに変更した実施
例である。
電荷像形成層部材CFLは例えば誘電体物質の層で構成
されるもので、電荷像形成層部材CFLの構成材料とし
ては例えば高分子有機材料の内から適当な材料を選択し
て使用できる。
前記した第1図に示されている記録媒体RMは、それら
の各構成層の各構成部材を順次に蒸着法またはスパッタ
リング法2その他の手段によって順次に成膜することに
より構成することができ、また、前記した電荷像記録媒
体RMは、ディスク状、シート状、テープ状、カード状
、その他、どのような構成形態のものとして構成されて
もよい(第2図乃至第28図の各図に示されている記録
媒体RMについても同じ)。
なお、第52図乃至第55図に示されている記録媒体R
Mにおいて、散乱モードで動作しつる光変調材として用
いられている高分子一液晶複合膜の具体的な構成や製法
などについては後述されている。
第1図に示す記録媒体RMは光変調材層部材PMLと電
荷像形成層部材CFLとを積層させた構成のものである
から、この記録媒体RMに記録の対象にされるべき情報
の記録を行う場合には、第29図の(a)に例示されて
いる記録系のように、記録媒体RMにおける光変調材層
部材PMLの面に電極Ewを密着させ、また、記録媒体
RMにおける電荷像形成層部材CFLの前面に透明電極
Etwと光導電層部材PCLwとからなる記録ヘッドW
Hを配置し、前記した[極Ewと記録ヘッドWHにおけ
る透明電極Etwとに電源vbを接続し、被写体0の光
学像を撮像レンズ丁、によって記録ヘッドWHにおける
光導電層部材P CE、 wに結像させる。
前記した記録ヘッドWHの光導電層部材Pct、Wの電
気抵抗値は、それに結像された被写体Oの光学像に従っ
て変化するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極
E t−wと記録媒体RMにおける光変調材層部材PM
Lの面に密着させた電極EWとの間には電源vbが接続
されているから、前記した記録ヘッドWHの光導電層部
材PCLwの面と記録媒体RMにおける電荷像形成層部
材CFLとの間の電界強度は、前記した記録ヘッドW!
(の光導電層部材PCLwの電気抵抗値の変化パターン
に従って変化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMとの間
の放電によって記録媒体RMの電荷像形成層部材CFL
に形成される電荷像は被写体0の光学像に対応する電荷
像となされる。
次に、第2図に示す記録媒体RMは、既述のように光変
調材層部材PMLと電荷像形成層部材CFLとを積層さ
せた構成の第1図に示されている構成の記録媒体RMに
おける光変調材層部材PMLの面にt!tFjAEtを
付着形成させた構成のものであるから、この記録媒体R
Mに記録の対象にされるべき情報の記録を行う場合には
第29図の(b)に例示されている記録系のように、記
録媒体RMにおける電荷像形成層部材CFI、の前面に
透明電極Etwと光導電層部材PCLwとからなる記録
ヘッドWHを配置し、前記した記録媒体RMにおける光
変調材層部材PMLの面に設けである電極Etと記録ヘ
ッドWHにおける透明電極Etwとに電源vbを接続し
、被写体○の光学像を撮像レンズLによって記録ヘッド
WHにおける光導電層部材PCLwに結像させる。
前記した光導電層部材PCLwの電気抵抗値は、それに
結像された被写体Oの光学像に従って変化するが、前述
のように記録ヘッドWHの透明電極Etwと記録媒体R
Mにおける光変調材層部材PMLの面に設けである電極
Etとの間には電源Vbが接続されているから、前記し
た記録ヘッドWHの光導電層部材PCLwの面と記録媒
体R,Mにおける電荷像形成層部材CFLとの間の電界
強度が、前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PCL
wの電気抵抗値の変化パターンに従って変化し。
記録ヘッドWHと記録媒体RMとの間の放電によって記
録媒体RMの電荷像形成層部材CFLに形成される電荷
像は被写体0の光学像に対応する電荷像となされる。
第1図及び第2図に示されている本発明の記録媒体RM
は、第29図に例示されているような記録系により記録
媒体RMにおける電荷像形成層部材CFLに電荷像が形
成されると、その電荷像による電界が光変調材層部材P
MLに加わるために、記録媒体RMにおける光変調材層
部材PMLには記録媒体RMの電荷像形成層部材CFL
に形成された電荷像と対応した状態の変化が生じる。
それで、電荷像形成層部材CFLに電荷像が記録された
状態の第1図及び第2図示の記録媒体RMにおける光変
調材層部材PMLに一定の光強度の読取り光(再生光)
を照射すると、光変調材層部材P M [、の透過光ま
たは反射光は電荷像形成層部材CFI、に形成されてい
る電荷像の情報を有しているものになっていることは明
らかである。
前記した第1図及び第2図示の記録媒体RMにおける電
荷像形成層部材CFLが読取り光(再生光)に対して透
明な構成材料で構成されていた場合には、記録媒体RM
に照射させた読取り光(再生光)における記録媒体RM
の透過光を記録情報の再生用の光として用い、また、第
1図及び第2図示の記録媒体RMにおける電荷像形成層
部材CFLが読取り光(再生光)に対して不透明な構成
材料で構成されていた場合には、記録媒体RMにおける
光変調材層部材PML側に入射させ、光変調材層部材P
 M Lを往復して透過して光変調材層部材P M L
から出射した読取り光(再生光)の反射光を記録情報の
再生用の光として用いることができる。
第1図及び第2図示の記録媒体RMにおける光変調材層
部材PMLが、既述のように電気光学効果を有するニオ
ブ酸すチュウム、BSO,PLZTあるいは液晶、など
を用いて構成されていた場合には、記録媒体RMの電荷
像形成層部材CF Lに形成された電荷像と対応した状
態の変化が生じている記録媒体RMにおける光変調材層
部材PMLに特定な偏光面を有する読取り光(再生光)
を透過させ、前記の光変調材層部材P M Lによって
偏光の状態が変化している記録情報の再生用の光を検光
子に通すことに尖り、記録媒体RMに記録されていた電
荷像に対応して光量が変化している光として利用するこ
とができる。
なお、光変調材層部材PMLとして光散乱効果とメモリ
効果とを有するPLZTや第52図乃至第55図に例示
されている記録媒体RMのように光変調材層部材PML
として光散乱効果とメモリ効果とを有する高分子一液晶
メモリ膜が使用されたときは、光変調材層部材PMLの
散乱効果により読取り光(再生光)に散乱量の変化によ
る光量の変化が生じた光が得られるから、この場合には
検光子を介して再生光を取出す必要はない。
前記した第1図及び第2図示の記録媒体RMにおける電
荷像形成層部材CFLが読取り光(再生光)に対して不
透明な構成材料で構成されていた場合には、既述のよう
に記録媒体RMにおける光変調材層部材P M L側に
入射させ、光変調材層部材PMLを往復して透過して光
変調材層部材PMI、から出射した読取り光(再生光)
の反射光を記録情報の再生用の光として用いるようにす
るのであるが、この場合に光変調材層部材PMLに入射
して光変調材層部材PML中を通過し、光変調材層部材
PMLと電荷像形成層部材CF Lとの境界面で反射し
て再び光変調材層部材PML中を通過して光変調材層部
材PMLから出射する再生光の強度を大にするためには
、光変調材層部材PMLと電荷像形成層部材CFLとの
境界面での反射率が大きいことが必要とされる。
第3図及び第4図にそれぞれ示されている記録媒体RM
は、第1図及び第2図について説明した構成態様の記録
媒体RMにおける光変調材層部材PMLと電荷像形成層
部材CFLとの境界面に誘電体ミラーDMLを設けた構
成態様のものであり。
この第3図及び第4図にそれぞれ示されている記録媒体
RMは、それの電荷像形成層部材CFLが読取り光(再
生光)に対して不透明な構成材料で構成されていて、記
録媒体RMにおける光変調材層部材PML側に入射させ
た光を、光変調材層部材PML中で往復して透過させて
、光変調材層部材P M、 Lから出射した読取り光(
再生光)を記録情報の再生用の光として用いるようにし
た場合にも。
光変調材層部材PMLに入射して光変調材層部材P M
 L中を通過した光が誘電体ミラーDMLで良好に反射
して光変調材層部材PML中を通過して光変調材層部材
PMLから出射するために再生光の強度が大にできるの
である。
第3図及び第4図にそれぞれ示されている記録媒体RM
に対する情報の記録時に使用されるべき記録系は、第1
図及び第2図にそれぞれ示されている記録媒体RMに対
する情報の記録時に使用された第29図示のような構成
態様の記録系と同様であってもよい。
なお、記録媒体RMに情報を記録するための記録系とし
ては、第29図に示されているように電源vbの電圧が
加えられている電極間に設けられている記録媒体RMに
おける構成部材の積層方向に電界を印加した状態で記録
動作が行われるようにする他に、他の構成形態の記録媒
体に対する記録動作のように、記録媒体RMに帯電器C
Tから電荷を与えて記録媒体RMにおける構成部材の積
層方向に電界が印加された状態で記録動作が行われるよ
うにされてもよい。この点は他の構成態様の記録媒体に
ついても同様である。
次に、第5図に示されている記録媒体RMは光変調材層
部材P M Lと電荷像形成層部材CFLとを積層させ
た構成のものにおける電荷像形成層部材CFLが、電荷
移動抑止層部材ESLと誘電体層部材ILとを積層した
構成態様のものとした場合の実施例を示している。
前記した第5図に示されている記録媒体RMにおいて電
荷像形成層部材CFLを構成するのに使用されている電
荷移動抑止層部材ESLは、それに大きな電界が加えら
れたときに、トンネル効果によりトンネル電流が流れる
ような薄い誘電体膜で構成されているものであって、こ
の電荷移動抑止層部材ESLは、例えば、二酸化シリコ
ンの薄層、あるいはアルミナの薄層などを用いて構成し
たものを使用できる。
前記した第5図に示されている記録媒体RMは、それら
における各構成層を積層させるのに、順次の各構成部材
を順次に蒸着法またはスパッタリング法、その他の手段
によって順次に成膜することにより構成することができ
る。
この第5図示の記録媒体RMに情報の記録を行うのには
、第1図示の記録媒体R,Mに対する情報のg録動作の
ために使用された第29図の(a)に示されているよう
な構成の記録系を用いることができる。
すなわち、第5回に示す記録媒体RMに記録の対象にさ
れるべき情報の記録を行う場合にt±、第29図の(a
)に例示されている記録系のように、記録媒体RMにお
ける光変調材層部材PMU、の而に電極Ewを密着させ
、また、記録媒体RMの電荷移動抑止層部材ESLと誘
電体°層部材ILとを積層した構成態様の電荷像形成層
部材CFLにおける電荷移動抑止層部材ESLの前面に
透明電極Etwと光導電層部材PCLwとからなる記録
ヘッドWHを配置し、前記した電極Ewと記録ヘッドW
Hにおける透明電極Etwとに電源vbを接続し、被写
体0の光学像を撮像レンズLによって記録ヘッドWHに
おける光導電層部材PCLwに結像させる。
前記した記録ヘッドW Hの光導電層部材PCLWの電
気抵抗値は、それに結像された被写体Oの光学像に従っ
て変化するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極
EtWと記録媒体RMにおける光変調材層部材P M 
Lの面に密着させた電極EWとの間には電源vbが接続
されているから、前記した記録ヘッドWHの光導電層部
材PCLwの面と記録媒体RMの電荷移動抑止層部材E
 S Lと誘電体層部材ILとを積層した構成態様の電
荷像形成層部材CFLにおける電荷移動抑止層部材ES
Lとの間の電界強度は、前記した記録ヘッドWHの光導
電層部材PCLwの電気抵抗値の変化パターンに従って
変化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMとの間の放電に
よって記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLにおける
電荷移動抑止層部材E S Lの面に被写体○の光学像
に対応する電荷像が形成される。
それで、前記した電荷移動抑止層部材ESLと誘電体層
部材I Lとの間の電界の大きさが、前記した被写体○
の光学像に対応しているものになり、電荷移動抑止層部
材E S Lにはトンネル効果によって電流が流れて、
電荷移動抑止層部材ESLと誘電体層部材ILとの境界
に被写体Oの光学像に対応する電荷像が記録される。
前記のように記録媒体RMの内部に位置している電荷移
動抑止層部材ESLと誘電体層部材ILとの境界に記録
された電荷像は、絶縁体製の電荷移動抑止層部材ESL
と誘電体層部材ILとによって包囲されているために長
期間にわたり安定に保持された状態となされる。
第5図に示されている本発明の記録媒体RMは、第29
図に例示されているような記録系により記録媒体RMに
おける電荷像形成層部材CF Lにおける電荷移動抑止
層部材ESLと誘電体層部打丁■、との境界に電荷像が
形成されると、その電荷像による電界が光変調材層部材
1” M Lに加オ)るために、記録媒体RMにおける
光変調材層部材PMLには記録媒体RMの電荷像形成層
部材CF T、における電荷移動抑止層部組E S I
、と誘電体層部材■Lとの境界に電荷像と対応した状態
の変化が生じる。
それで、電荷像形成層部材CFLにおける電荷移動抑止
層部材ESLと誘電体層部材ILとの境界に電荷像が記
録された状態の第5図示の記録媒体RMにおける光変調
材層部材1) M Lに一定の光強度の読取り光(再生
光)を照射すると、光変調材層部材PMLの透過光また
は反射光は電荷像形成層部材CFLに形成されている電
荷像の情報を有しているものになっていることは明らか
である。
前記した第5図示の記録媒体RMにおける電荷像形成層
部材CFLが読取り光(再生光)に対して透明な構成材
料で構成されていた場合には、記録媒体RMに照射させ
た読取り光(再生光)における記録媒体RMの透過光を
記録情報の再生用の光として用い、また、第5図示の記
録媒体RMにおける電荷像形成層部材CFLが読取り光
(再生光)に対して不透明な構成材料で構成されていた
場合には、記録媒体RMにおける光変調材層部材P M
 L側に入射させ、光変調材層部材PMLを往復して透
過して光変調材層部材PMLから出射した読取り光(再
生光)の反射光を記録情報の再生用の光として用いるこ
とができる。
第5図示の記録媒体RMにおける光変調材層部材P M
 Lが、既述のように電気光学効果を有するニオブ酸す
チュウム、B501P L Z Tあるいは液晶、など
を用いて構成されていた場合には、記録媒体RMの電荷
像形成層部材CFT−に形成された電荷像と対応した状
態の変化が生じている記録媒体RMにおける光変調材層
部材PMLに特定な偏光面を有する読取り光(再生光)
を透過させ、前記の光変調材層部材P M Lによって
偏光の状態が変化している記録情報の再生用の光を検光
子に通すことにより、記録媒体RMに記録されていた電
荷像に対応して光量が変化している光として利用するこ
とができる。
前記した第5図示の記録媒体RMにおける電荷像形成層
部材CF 1.が聞取り光(再生光)に対して不透明な
構成材料で構成されていた場合には、農述のように記録
媒体RMに才ノける光変調材層部材PML側に入射させ
、光変調材層部材P MLを往復して透過して光変調材
層部材PMLから出射した読取り光(再生光)の反射光
を記録情報の再生用の光として用いるようにするのであ
るが、この場合に光変調材層部材PME、に入射して光
変調材層部材P M L中を通過し、光変調材層部材P
MLと電荷像形成層部材CF I、との境界面で反射し
て再び光変調材層部材PML中を通過して光変調材層部
材PMLから出射する再生光の強度を大にするためには
、光変調材層部材P M、 Lと電荷像形成層部材CF
Lとの境界面での反射率が大きいことが必要とされる。
第6図に示されている記録媒体RMは、第5図について
説明した構成態様の記録媒体RMの光変調材層部材PM
Lと電荷像形成層部材CFLにおける誘電体層部材IL
との境界面に1!電体ミラーD M Lを設けた構成態
様のものであり、この第6図に示されている記録媒体R
Mは、それの電荷像形成層部材CFLが読取り光(再生
光)に対して不透明な植成材料で構成されていて、記録
媒体RMにおける光変調材層部材PML、側に入射させ
た光を、光変調材層部材P M L中で往復して透過さ
せて、光変調材層部材PMLから出射した読取り光(再
生光)を記録情報の再生用の光として用いるようにした
場合にも、光変調材層部材PMLに入射して光変調材層
部材PML中を通過した光が誘電体ミラーDMLで良好
に反射して光変調材層部材PML中を通過して光変調材
層部材1) M Lから出射するために再生光の強度が
大にできるのである。
第6図におけるEtは電極である。
次に、第7図に示されている記録媒体RMは光変調材層
部材PMLと電荷像形成層部材CFLとを積層させた構
成のものにおける電荷像形成層部材CF Lとして、光
導電体の微粒子PCGの層を内在させである誘電体層部
材ILを用いているものである。
この第7図示の記録媒体RMにおける誘電体層部材I 
T、は、高い絶縁抵抗値を有する誘電体材料、例えば、
適当な高分子材料膜を用いて構成されたものが使用され
、また、前記した記録媒体RMにおける光導電体の微粒
子PCGの層は、例えば。
高い絶縁抵抗値を有する誘電体材料を使用して構成され
ている誘電体層部材■Lの面上に適当な手段により無数
の光導電体の微粒子PCGが互いに分離して分布してい
る状態とさせた後に、その上に誘電体材料の薄膜を例え
ば蒸着法あるいはスパッタリング法により被着させるこ
とによって構成できる。なお、前記した光導電体の微粒
子PCGを互いに分・離しで分布している状態にさせる
のには、例えばマスクパターンを介して光導電体材料を
蒸着またはスパッタリングさせるようにしてもよい。
前記した記録媒体RMは、それらにおける各構成層を¥
*Mさせるのに、順次の各構成部材を順次に蒸着法また
はスパッタリング法、その他の手段によって順次に成膜
することにより構成することができる。
第7図示の記録媒体RMに情報の記録を行う場合にも、
第1図示の記録媒体RMに対する悄帽の記録動作のため
に使用された第29図の(a)に示されているような構
成の記録系を用いることができる。
すなわち、第7図に示す記録媒体RMに記録の対象にさ
れるべき情報の記録を行う場合には、第29図の(a)
に例示されている記録系のように、記録媒体RMにおけ
る光変調材層部材PMLの而に電極Ewを密着させ、ま
た、記録媒体RMの光導電体の微粒子PCGの層を内在
させである誘電体層部材ILよりなる電荷像形成層部材
CFLの前面に透明電極Etwと光導電層部材PCLw
とからなる記録ヘッドWHを配置し、前記した電極Ew
と記録ヘッドWHにおける透明電極Etwとに電源vb
を接続し、被写体0の光学像を撮像レンズL4によって
記録ヘッドWZ+における光導電層部材PCLwに結像
させる。
前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PCLWの電気
抵抗値は、それに結像された被写体0の光学像に従って
変化するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極E
twと記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLの面
に密着させた電極EWとの間には電源vbが接続されて
いるから、前記した記録ヘッドWHの光導電層部材P 
CLwの面と記録媒体RMの光導電体の微粒子PCGの
層を内在させである誘電体層部材ILよりなる電荷像形
成層部材CFLの面との間の電界強度は、前記し、た記
録ヘッドWHの光導電層部材PCLwの電気抵抗値の変
化パターンに従って変化し、記録ヘッドWHと記録媒体
RMとの間の気中放電によって記録媒体RMの電荷像形
成層部材CF I、の表面に電荷像(第29図示の例で
は負電荷像)が形成される。
前記のように記録媒体RMの電荷像形成層部材c FL
の表面に負電荷像が形成された記録媒体IくMにおける
電荷像形成層部材CFLの面に記憶用光源からメモリ光
を照射させると、前記の照射光が電荷像形成層部材CF
 Lを構成している誘電体層部材IL中に埋設されてい
る光導電体の微粒子PCGに到達することにより前記の
光導電体の微粒子PCGには電子−正孔対が発生する。
なお。
電荷像形成層部材CFLを構成している誘電体層部材I
Lは、前記したメモリ光に対しτは透明であっても、後
述されている読取り光(再生光)に対しては不透明にな
される場合もある。
そして、前記した光導電体の微粒子PCG中に発生した
電子−正孔対と、被写体0の光学像と対応して記録媒体
RMにおける電荷像形成層部材CFLを構成している誘
電体層部材ILの表面に形成されている負電荷像との間
の電界によって、前記した記録媒体RMにおける電荷像
形成層部材CFLを構成している誘電体層部材ILの表
面に形成されている負電荷像の負電荷は、トンネル効果
によりトンネル電流として誘電体層部材i Lを突抜け
て、誘電体層部材ILに埋設されている光導電体の微粒
子PCGよりなる構成層の光導電体の微粒子PCGに達
し、前記した光導電体の微粒子PCG中の電子−正孔対
における正孔と中和して、前記した光導電体の微粒子P
CGは負に帯電した状態となされて、被写体0の光学像
に対応する電荷像が光導電体の微粒子PCGによって記
録された状態になされる。
前記のように記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLを
構成している誘電体層部材ILに内在されている光導電
体の微粒子I) CGに記録された電荷像は誘電体層部
材1. Lによって包囲されているために長期間にわた
り安定に保持された状態となされる。
第7図に示されている本発明の記録媒体RMは、第29
図に例示されているような記録系により記録媒体RMの
電荷像形成層部材CFLを構成している誘電体層部材I
Lに内在されている光導電体の微粒子PCGに電荷像が
形成されると、その電荷像による電界が光変調材層部材
PMLに加わるために、記録媒体RMにおける光変調材
層部材PM Lには記録媒体RMの電荷像形成層部材C
FLを構成している誘電体層部材ILに内在されている
光導電体の微粒子PCGの電荷像と対応した状態の変化
が生じる。
それで、電荷像形成層部材CFLを構成している誘電体
層部材ILに内在されている光導電体の微粒子PCGの
電荷像が記録された状態の第7図示の記録媒体RMにお
ける光変調材層部材PMLに一定の光強度の読取り光(
再生光)を照射すると、光変調材層部材PMLの透過光
または反射光は電荷像形成層部材CFLに形成されてい
る電荷像の情報を有しているものになっていることは明
らかである。
前記した第7図示の記録媒体RMにおける電荷像形成層
部材CFLが読取り光(再生光)に対して透明な構成材
料で構成されていた場合には、記録媒体RMに照射させ
た読取り光(再生光)における記録媒体RMの透過光を
記録情報の再生用の光として用い、また、第7図示の記
録媒体RMにおける電荷像形成層部材CF Lが読取り
光(再生光)に対して不透明な構成材料で構成されてい
た場合には、記録媒体RMにおける光変調材層部材PM
L側に入射させ、光変調材層部材PMLを往復して透過
して光変調材層部材P M Lから出射した読取り光(
再生光)の反射光を記録情報の再生用の光として用いる
ことができる。
第7図示の記録媒体RMにおける光変調材層部材PML
が、既述のように電気光学効果を有するニオブ酸すチュ
ウム、BSO,PLZTあるいは液晶、などを用いて構
成されていた場合には、記録媒体RMの電荷像形成層部
材CFLを構成している誘電体層部材ILに内在されて
いる光導電体の微粒子PCGの電荷像と対応した状態の
変化が生じている記録媒体RMにおける光変調材層部材
PMLに特定な偏光面を有する読取り光(再生光)を透
過させ、前記の光変調材層部材PMLによって偏光の状
態が変化している記録情報の再生用の光を検光子に通す
ことにより、記録媒体RMに記録されていた電荷像に対
応して光量が変化している光として利用することができ
る。
前記した第7図示の記録媒体RMにおける電荷像形成層
部材CFLが読取り光(再生光)に対して不透明な構成
材料で構成されていた場合には、既述のように記録媒体
RMにおける光変調材層部材PML側に入射させ、光変
調材層部材PMLを往復して透過して光変調材層部材P
MLから出射した読取り光(再生光)の反射光を記録情
報の再生用の光として用いるようにするのであるが、こ
の場合に光変調材層部材PMLに入射して光変調材層部
材PML中を通過し、光変調材層部材PMLと電荷像形
成層部材CFLとの境界面で反射して再び光変調材層部
材PML中を通過して光変調材層部材PMLから出射す
る再生光の強度を大にするためには、光変調材層部材P
MLと電荷像形成層部材CFLとの境界面での反射率が
大きいことが必要とされる。
第8図に示されている記録媒体RMは、第71閑につい
て説明した構成態様の記録媒体RMの光変調材層部材P
MLと電荷像形成層部材CFLにおける誘電体層部材I
Lとの境界面にvl電体ミラーDMLを設けた構成層様
のものであり、この第8図に示されている記録媒体RM
は、それの電荷像形成層部材CFLが読取り光(再生光
)に対して不透明な構成材料で構成されていて、記録媒
体RMにおける光変調材層部材PML側に入射させた光
を、光変調材層部材PML中で往復して透過させて、光
変調材層部材PMLから出射した読取り光(再生光)を
記録情報の再生用の光として用いるようにした場合にも
、光変調材層部材PMLに入射して光変調材層部材PM
L中を通過した光が誘電体ミラーDMLで良好に反射し
て光変調材層部材PML中を通過して光変調材層部材P
MLから出射するために再生光の強度が大にできるので
ある。
第8図におけるEtは電極である。
次に、第9図乃至第13図に示されている記録媒体RM
について説明する。第9図乃至第13図にそれぞれ示さ
れている記録媒体RMは、これまで第1図乃至第8図を
参照して説明して来た記録媒体RM、すなわち、少なく
とも光変調材層部材PMLと電荷像形成層部材CF T
、との積層構成を含んで構成されている記録媒体RMに
おける電荷像形成層部材CFLを光導電層部材PCLに
変更したような構成形態とした記録媒体RMである。
第9図に示されている記録媒体RMは光変調材層部材P
MLと光導電層部材PCLとを積層した構成の記録媒体
RMであり、また、第10図レコ示されている記録媒体
RMは前記した第9図に示されている構成態様の記録媒
体RMにおける光変調材層部材P M Lの面に電極E
tを付着形成させた構成態様の記録媒体RMであり、さ
らに、第11図は前記した第9図に示されている構成の
記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLの面に電極
Etlを付着形成させるとともに、光導電層部材Pc 
r=の面にも電極Et2を付着形成させた構成態様の記
録媒体RMであり、さらにまた、第12図は前記した第
9図に示されている構成の記録媒体RMにおける光変調
材層部材P M Lと光導電層部材PCLとの間に誘電
体ミラーDMLを設けた構成態様の記録媒体RMであり
、また、第13図は前記した第9図に示されている構成
の記録媒体RMにおける光変調材層部材P M、 Lと
光導電層部材PCLとの間に誘電体層部材ILt−設け
た構成態様の記録媒体RMである。
第9図に示されている記録媒体R,Mに情報の記録を行
う場合には、第30図の(a)に例示されている記録系
のように、記録媒体RMにおける光変調材層部材PML
の面に電極Ewを密着させ、また、記録媒体R,Mにお
ける光導電層部材P CLの前面に透明電極Etwから
なる記録ヘッドWHを配置し、前記した電極Ewと記録
ヘッドWHにおける透明電極E t Wとに電源vbを
接続し、被写体0の光学像を撮像レンズL、によって記
録ヘッドWHの透明電極Etwを介して記録媒体RMの
光導電層部材P CL wに結像させる。
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの電気抵抗
値は、それに結像された被写体Oの光学像に従って変化
するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極Etw
と記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLの面に密
着させた電極Ewとの間には電源vbが接続されている
から、前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの面
と記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLとの間の
電界強度は、前記した光導電層部材p c r、の電気
抵抗値の変化パターンに従って変化し、記録ヘッドW’
Hの透明電極Etwとの間の放電によって記録媒体RM
の光導電層部材PCLと光変調材層部材PMLとの境界
に形成される電荷像は被写体Oの光学像に対応する電荷
像となされる。
次に、第10図に示す記録媒体RMは、既述のように光
変調材層部材PMLと光導電層部材PCLとを積層させ
た構成の第9図に示されている構成の記録媒体RMにお
ける光変調材層部材P M Lの面に電極Etを付着形
成させた構成のものであるから、この記録媒体RMに記
録の対象にされるべき情報の記録を行う場合には、第3
0図の(b)に例示されている記録系のように、記録媒
体RMにおける光導電層部材PCLの前面に透明電極E
twからなる記録ヘッドWHを配置し、前記した記録媒
体RMにおける光変調材層部材PMLの面に設けである
電極Etと記録ヘッドWE(における透明電極Etwと
に電源vbを接続し、被写体Oの光学像を撮像レンズL
によって記録ヘッドWHの透明電極Etwを介して記録
媒体RMの光導電層部材PCLに結像させる。
前記した光導電層部材PCLの電気抵抗値は、それに結
像された被写体Qの光学像に従って変化するが、前述の
ように記録ヘッドW Hの透明電極E t、 wと記録
媒体RMにおける光変調材層部材PMLの面に設けであ
る電極Etとの間には電源Vbが接続されているから、
前記し・た記録媒体RMの光導電層部材PCLO面と光
変調材層部材PMLどの間の電界強度が、前記した光導
電層部材PCLの電気抵抗値の変化パターンに従って変
化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMとの間の放電によ
って記録媒体RMの光導電層部材PCLに形成される電
荷像は被写体0の光学像に対応する電荷像となされる。
第9図及び第10図に示されている本発明の記録媒体R
Mは、第30図に例示されているような記録系により記
録媒体RMにおける光導電層部材PCLと光変調材層部
材P M T−どの境界面に電荷像が形成されると、そ
の電荷像による電界が光変調材層部材PMLに加わるた
めに、記録媒体RMにおける光変調材層部材P M、 
Lには記録媒体RMの光導電層部材PCLに形成された
電荷像と対応した状態の変化が生じる。
それで、光導電層部材P CLに電荷像が記録された状
態の第9図及び第10図示の記録媒体RMにおける光変
調材層部材PMLに一定の光強度の読取り光(再生光)
を照射すると、光変調材層部材PMLの透過光または反
射光は光導@層部材PCLに形成されている電荷像の情
報を有しているものになっていることは明らかである。
前記した読取り光(再生光)として記録媒体RMの光導
電層部材PCLに吸収されない波長帯の光を使用すれば
、前記した読取り光(再生光)により光導電層部材PC
Lが低抵抗の状態になって記録媒体RMにおける光導電
層部材PCLと光変調材層部材P M、 Lとの境界面
の電荷像が失われるようなことは起こらない。
第11図に示されている記録媒体RMは光変調材層部材
PMLと光導電層部材PCLとを積層させた構成の第9
図に示されている構成の記録媒体RMにおける光導電層
部材PCLの面に電極Et1を付着形成させるとともに
、光変調材層部材PM、 Lの面に電極Et、2を付着
形成させた構成のものであるから、この記録媒体RMに
記録の対象にされるべき情報の記録を行う場合には、第
3L12Aに例示されている記録系のように、記録媒体
RM。
に対する情報の記録動作に際して記録ヘッドWHを必要
としない。
第31図に例示されている記録系において、第11図示
のような構成態様の記録媒体RMにおける光導電層部材
PCLの面に設けられている電極Etl と、光変調材
層部材PMLの面に設けである電極Et2とに電源vb
を接続し、被写体○の光学像を撮像レンズLによって記
録媒体R,Mの電極Etlを介L5て記録媒体RMの光
導t1tM部材PCLに結像させる。
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの電気抵抗
値は、それに結像された被写体0の光学像に従って変化
するが、前述のように記録媒体RMの光導電層部材PC
Lの面に設けられている電極EtIと、光変調材層部材
PMLの面に設けてあ6ffi極Et2との間にはit
gvbが接続されているから、前記した記録媒体RMの
光導電層部材PCLの面と光変調材層部材PMLとの間
の電界強度が、前記した光導電層部材PCLの電気抵抗
値の変化パターンに従って変化し、記録媒体R,Mの記
録媒体RMの光導電層部材p c r、と光変調材層部
材PMLとの境界面には被写体0の光学像に対応する電
荷像が形成される。
前記した第11図に示されている本発明の記録媒体R,
Mは、第31図に例示されているような記録系により記
録媒体RMにおける光導電層部材ト)CLと光変調材層
部材P M、 Lとの境界面に電荷像が形成されると、
その電荷像による電界が光変調材層部材P M Lに加
わるために、記録媒体RMにおける光変調材層部材PM
Lには記録媒体RMの光導電層部材PCLに形成された
電荷像と対応した状態の変化が生じる。
それで、記録媒体RMにおける光導電層部材PCLと光
変調材層部材PMLとの境界面に電荷像が形成された状
態の第11図示の記録媒体RMにおける光変調材層部材
PMLに一定の光強度の読取り光(再生光)を照射する
と、光変調材層部材PM Lの透過光または反射光は光
導電層部材P CI。
に形成されている電荷像の情報を有しているものになっ
ていることは明らかである。
そして、前記した読取り光(再生光)として記録媒体R
Mの光導電層部材PCLに吸収されない波長帯の光を使
用すれば、前記した読取り光(再生光)により光導電層
部材PCLが低抵抗の状態になって記録媒体RMにおけ
る光導電層部材P CI。
と光変調材層部材PMLとの境界面の電荷像が失われる
ようなことは起こらない。
次に、第12図示の記録媒体RMは前記した第9図に示
されている構成の記録媒体RMにおける光変調材層部材
PMLと光導電層部材PCLとの間にvi電体ミラーD
MLを設けた構成態様の記録媒体RMであるから、この
第12図示の構成態様の記録媒体RMにおいては既述し
・た第9図乃至第11図を参照して説明した記録媒体R
Mの場合のように、読取り光(再生光)を特定な波長帯
の光に選定する必要がなくなる。
第12図示の構成態様の記録媒体RMに対する情報の記
録時には、第5′)図示の記録媒体RMに対する情報の
記録時と同様な記録系、すなわち、第30図の(a)に
例示さ、ltている記録系が使用される。
なお、第12図示の記録媒体R,Mにおける光変調材層
部材P M、 Lの面に第10図示の記録媒体RMのよ
うに電極Etを付着した構成の記録媒体RMとし°C本
発明を実施したり、あるいは第12図示の記録媒体RM
における光導電層部材PCLの面と光変調材層部材PM
Lの面とに第11図示の記録媒体RMのように電極Et
l、Et2とを付着した構成の記録媒体RMとして本発
明を実施してもよいことは勿論であって、前記した各変
形実施態様の記録媒体RMに対する情報の記録動作時に
は、それぞれ第30図の(b)に例示されている記録系
、あるいは第31図に示されている記録系が使用される
次に第13図に示されている記録媒体RMは前記した第
9図に示されている構成の記録媒体RMにおける光変調
材層部材PMLと光導電層部材PCLとの間に誘電体層
部材ILを設けた構成態様の記録媒体RMである。
第13図に示されている記録媒体RMに情報の記録を行
う場合には、第30図の(a)に例示されている記録系
のように、記録媒体RMにおける光変調材層部材P M
 Lの面に電極Ewを密着させ、また、記録媒体RMに
おける光導電層部材PCLの前面に透明電極Etwから
なる記録ヘッドWHを配置し、前記した電極Ewと記録
ヘッドWHにおける透明電極Etwとに電源vbを接続
し、被写体0の光学像を搬像レンズ1、によって記録ヘ
ッドWHの透明電極Etwを介して記録媒体RMの光導
電層部材PCLwに結像させる。
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの電気抵抗
値は、それに結像された被写体○の光学像に従って変化
するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極Etw
と記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLの面に密
着させた電極Ewとの間には電源vbが接続されている
から、前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの面
と誘電体層部材ILとの間の電界強度は、前記した光導
電層部材PCLの電気抵抗値の変化パターンに従って変
化し、記録ヘッドWHの透明電極Etwとの間の放電に
よって記録媒体RMの光導電層部材PCLと誘電体層部
材I Lとの境界に形成される電荷像は被写体0の光学
像に対応する電荷像となされる。
それで、第13図に丞されている本発明の記録媒体RM
は、第30図に例示されているような記録系により記録
媒体RMにおける光導電層部材PCLと誘電体層部材I
Lとの境界面に電荷像が形成されると、その電荷像によ
る電界が光変調材層部材PMLに加わるために、記録媒
体RMにおける光変調材層部材PMI、には記録媒体R
Mの光導電層部材P CLに形成された電荷像と対応し
た状態の変化が生じる。
それで、光導電層部材PCLと誘電体層部材■Lとの境
界面に電荷像が記録された状態の第13図示の記録媒体
RMにおける光変調材層部材PMLに一定の光強度の読
取り光(再生光)を照射すると、光変調材層部材P M
 Lの透過光または反射光は光導電層部材PCLに形成
されている電荷像の情報を有しているものになっている
ことは明らかである。
前記した読取り光(再生光)として記録媒体RMの光導
電層部材PCLに吸収されない波長帯の光を使用すれば
、前記した読取り光(再生光)により光導電層部材PC
Lが低抵抗の状態になって記録媒体RMにおける光導電
層部材PCLと光変調材層部材PMLとの境界面の電荷
像が失われるようなことは起こらない。
なお、第13図示の記録媒体RMの変形実施態様として
は、例えば、第13図示の記録媒体RMにおける一方の
面に電極を付着形成させたり、あるいは第1,3図示の
記録媒体RMにおける両面にそれぞれ電極を付着形成さ
せたり、もしくは第13図中で誘電体層部材I Lとし
て示している部分を第5図及び第7図中で電荷像形成層
部材CFLとして示しているような構成のものに変更し
て実施されてもよく、また、構成に当って誘電体ミラー
 D M Lが設けられてもよい。
前記した各変形態様の記録媒体RMに対する記録系の構
成態様は、第1図乃至第13図について説明された記録
系に関する記載内容から容易に判かるところである。
既述もしたように、実施例の記録媒体RMに設けられる
電極E t 、 Etl、 Et2としては、必要に応
じて所要の波長域の光を透過させうるようなものとして
構成されるべきことは勿論であり、この点は本発明の実
施例のすべてに共通である。
第32図は光導電層部材PCLを備えているとともに、
被写体に面する側とは反対側の面に電極E t、 (電
極は透明電極、不透明な電極のどちらでもよい)を備え
ているような記録媒体RMにおける被写体に面する側の
全面に対して、帯電器CTから予め所定の極性の電荷を
付着させておき、その面に被写体の光学像を結像させる
ようにした記録系を例示したものであり、また、第33
図は構成部材中に光導電層部材を備えてなく、また被写
体に面する側とは反対側の面に電極Et(電極は透明電
極、不透明な電極のどちらでもよい)を備えているよう
な記録媒体RMにおける被写体に面する側の全面に対し
て、帯電器CTから予め所定の極性の電荷を付着させて
消去を行った後に、透明電極Etwと光導電層部材PC
Lwとからなる記録ヘッドWHを用いて記録媒体RMに
電荷像を形成させるようにした記録系を例示したもので
ある。第32図及び第33図に示されている構成の記録
系のように、帯電器を用いて記録媒体に電荷を付着させ
るようにした記録系は、前記した構成形態以外の構成形
態の記録媒体にも適用できる。
次に、散乱モードで動作する光変調材層部材PMLを用
いて構成させた記録媒体RMについて説明する。散乱モ
ードで動作する光変調材層部材PMLとしては、電界に
より光の散乱状態が繰返し変化するPLZT(例えばP
 L ZT8/70/30)を光変調材層部材として構
成させた記録媒体RMが用いられても構成できる。前記
した光の散乱状態が繰返し変化するPLZT(例えばP
LZT8/70/30)を光変調材層部材として用いた
記録媒体RMの場合における消去動作は加熱によって行
われる。
第52図乃至第55図は散乱モードで動作する光変調材
層部材PMLとして高分子材料に高抵抗液晶を分散させ
た高分子一液晶複合膜を用いて構成した記録媒体RMを
示している。
まず、第52図示の記録媒体RMは電荷像形成層部材C
FLと高分子材料に高抵抗液晶を分散させた高分子−液
晶複合膜を用いて構成した光変調材層部材PMLとを積
層した構成態様の記録媒体RMであり、また、第53図
示の記録媒体RMは電荷像形成層部材CFLと高分子材
料に高抵抗液晶を分散させた高分子一液晶複合膜を用い
て構成した光変調材層部材PMLと電極Etとを積層し
た構成態様の記録媒体RMであり、さらに第54図示の
記録媒体RMは光導電層部材PCLと、高分子材料に高
抵抗液晶を分散させた高分子一液晶複合膜を用いて構成
した光変調材層部材PMLとを積層した構成態様の記録
媒体RMであり、さらにまた、第55図示の記録媒体R
Mは光導電層部材PCLと高分子材料に高抵抗液晶を分
散させた高分子一液晶複合膜を用いて構成した光変調材
層部材PMLと電極Etとを積層した構成態様の記録媒
体RMであり、各図中に示されている12.Q・・・は
高分子一液晶複合膜中に分散されている状態の液晶(細
孔中の液晶)を示している。
ここで、前記した記録媒体RMにおける光変調材層部材
PMLとして用いられている高分子一液晶複合膜につい
て説明する。
前記の光変調材層部材PMLとして使用されている高分
子一液晶複合膜は9例えば、ポリエステル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、塩化ビニール樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン
樹脂、シリコン樹脂のような体積抵抗率が1014Ω1
以上の高分子材料中に、室温において液晶相を示し、か
つ、高い体積抵抗率を有するネマティック液晶を分散さ
せることによって構成されている。
次に、前記した記録媒体RMにおける高分子一液晶複合
膜による光変調材層部材PMLの製作例について述べる
と、(1)英国BDH社製の室温ネマティック液晶E−
44を3グラム計量し、前記した3グラムの室温ネマテ
ィック液晶E−44を20グラムのPMMAのクロロホ
ルム10%溶液に添加して攪拌した後に静置する。
電荷像形成層部材CFLとして使用される高分子材料膜
または、光導電層部材PCLの面を充分に洗浄し、前記
した高分子材料膜または、光導電層部材PCLの面上に
、前記のように静置しておいた液晶を含むPMMAのク
ロロホルム溶液をバーコータによって塗布して高分子一
液晶複合膜による光変調材層部材PMLを構成させる。
前記した高分子材料としては前記したP MMAの他に
、溶剤に溶けてフィルム状に塗布することができ、かつ
、高い体積抵抗率を有する高分子材料であれば何でもよ
いが、特に透明度の良好なポリカーボネート、PETな
どは良好に使用できるのである(この点は後述されてい
る(2)、(3)の他の製作例についても同様である)
(2)チッソ株式会社製の室温ネマティック液晶LIX
ON5017(またはLIXON5028)を3グラ1
1計量し、前記した3グラムの室温ネマティッ’)液晶
LIXON5017(またはLIXON5028 )を
10重量%の20グラムのPMMAのクロロホルム溶液
に添加して攪拌した後に静置する。
電荷像形成層部材CFLとして使用される高分子材料膜
または、光導電層部材PCLの面を充分に洗浄し、前記
した高分子材料膜または、光導電層部材PCLの面上に
、前記のように静置しておいた液晶を含むPMMAのク
ロロホルム溶液をバーコータによって塗布して高分子一
液晶複合膜による光変調材層部材PMLを構成させる。
(3)メルク・ジャパン社製の室温ネマティック液晶Z
LI4277を3グラム計量し、前記した3グラムの室
温ネマティック液晶ZLI4277を10重量%の20
グラムのPMMAのクロロホルム溶液に添加して攪拌し
た後に静置する。
電荷像形成層部材CFLとして使用される高分子材料膜
または、光導電層部材PCLの面を充分に洗浄し、前記
した高分子材料膜または、光導電層部材PCLの面上に
、前記のように静置しておいた液晶を含むPMMAのク
ロロホルム溶液をバーコータによって塗布して高分子一
液晶複合膜による光変調材層部材PMLを構成させる。
前記のようにして製作された高分子一液晶複合膜による
光変調材層部材PMLにおける細孔中の液晶Q、Q・・
・は、高分子材料中に存在する無数の細孔中に閉じ込め
られた状態となされている。
前記した(1)〜(3)の製作例の内でIIQ例の(2
)。
(3)で使用しているネマティック液晶は、それの比抵
抗がI X 10”Ω1というように高い値を示すもの
であるために、その液晶を分散させる高分子材料として
体積抵抗率が1014Ω1以上のものを用いて作られた
高分子一液晶複合膜による光変調材層部材PMLを備え
た記録媒体RMでは高い解像度の画像情報の杏込み読出
し動作を行うことができ、また、光変調材層部材PML
として用いられている高分子一液晶複合膜に与えられる
電界は直流電界であっても、液晶として高抵抗のもの(
イオンの混入量が極めて少い液晶)が使用されているこ
とにより、長時間の経過によっても画像の解像度の低下
が生じないようにできる。
すなわち、高分子一液晶複合膜を用いた光変調材層部材
において、多くのイオンを含んでいるために体積抵抗率
の低い液晶が用いられた場合には。
光変調材層部材に印加された電界によって液晶に含まれ
ているイオンが移動して、光変調材層部材に電界を与え
ている電荷像による電界の強度を低下させるために、液
晶分子の光学軸の傾きが減少し、前記した液晶分子の光
学軸の傾きの減少によって電荷像による電界が乱れて電
荷像の解像度の劣化が生じるのであるが、前記した製作
例の(2)。
(3)で使用しているネマティック液晶のように、それ
の比抵抗がlXl0”Ω1というように高い値を示すも
のであり、また、その液晶を分散させる高分子材料とし
て体積抵抗率が1OL4Ω1以上のものを用いて作られ
た高分子一液晶複合膜による光変調材層部材PMLを備
えた記録媒体RMでは、液晶には多くのイオンが含まれ
ていないためにイオンによる前述のような不都合な動作
が行われず、したがって前記した構成の記録媒体RMで
は、高い解像度の画像情報の記録、再生動作が行われる
のである。
さて、散乱モードで動作しうる光変調材層部材として構
成されている高分子材料に高抵抗液晶を分散させた高分
子一液晶複合膜による光変調材層部材PMLに電荷像の
電荷分布に応じた強度分布の電界が加わると、光変調材
層部材PMLとして用いられている高分子一液晶複合膜
では、前記の電荷像による電界と対応した液晶の配向状
態の変化像が生じる。
前記のようにして光変調材層部材PMLとして用いられ
ている高分子一液晶複合膜に電荷像と対応して生じた液
晶の配向状態の変化像は、前記した電荷像が存在してい
る限りそのままの状態に保持されているが、高分子一液
晶複合膜中に分散されている細孔の大きさが大きなもの
の場合には、電荷像が除去されると光変調材層部材PM
Lとして用いられている高分子一液晶複合膜に与えられ
る電界がなくなるために高分子一液晶複合膜中の液晶が
等方性相になって消去が行われる。
しかし、光変調材層部材P M Lとして用いられてい
る高分子一液晶複合膜中に分散されている細孔の大きさ
が例えば0.5ミクロン程度以下の径の小さなものの場
合には、電荷像が除去されて光変調材層部材PMLとし
て用いられている高分子・一液晶複合膜に与えられる電
界がなくなっても、高分子一液晶複合膜中の液晶に電荷
像と対応して生じていた液晶の配向状態の変化像がその
ままの状態で保持されるようなメモリ機能が生じる。
すなわち、高分子一液晶メモリ膜PMLの構成要素の一
つとして用いられている液晶は、高分子一液晶メモリ膜
PMLの他の構成要素として用いられている多孔質の高
分子材料膜中にランダムに分布している状態で形成され
ている無数の微小な細孔中に封入された状態になされて
いるが、液晶が閉じ込められている高分子材料中の細孔
の大きさを小さくして、高分子材料中の液晶に加えられ
る細孔の壁の力が大きくなるようにされると、前記した
高分子一液晶メモリ膜中の液晶に電界が印加されて高分
子一液晶メモリ膜が透明な状態になるような傾向で液晶
に生じた配向状態が前記した1加電界の除去後において
も保持され続けるようになるが、このようなメモリ機能
について補足説明を行うと次の通りである。
細孔中に封入されている液晶分子は、細孔壁表面の力を
受けている状態で微小な細孔中にネマティック相の状態
で封入された状態になされている(細孔中に封入されて
いる液晶分子は細孔壁の表面の力を受けるが、細孔壁に
近い液晶分子になる桿菌記の力は大きく加わる。したが
って径の小さな細孔になる程、細孔中に封入されている
液晶分子に加わる細孔壁の表面の力の影響が大になる)
が、前記のように細孔壁の表面の力を受けている状態で
細孔中に封入されている液晶に対して、ある閾値以上の
電界強度の電界が印加された場合には、細孔壁の表面か
らの力を受けている状態で細孔中にネマティック相の状
態で封入されている液晶分子は、前記した細孔壁の表面
から加えられている力に抗して電界の方向に配向するよ
うに変位する。
そして電界の印加に対応して液晶分子に生じる変位の態
様は、印加される電界の強度に応じて変化し、液晶に印
加される電界が弱い状態のときは細孔壁の表面から加え
られている力が弱い液晶分子、すなわち、主として細孔
の中心部付近に位置する液晶分子だけが印加された電界
の方向に向くような傾向で変位し、液晶に印加される電
界の強度が次第に強くなるのにつれて、細孔壁の表面か
ら加えられている力が強い液晶分子、すなわち。
細孔壁に近くに位置する液晶分子も印加された電界の方
向に液晶の分子軸の方向が向くような傾向で変位すると
いう変位の態様で液晶分子が配向する。
それで、高分子一液晶メモリ膜における多孔質の高分子
材料膜中にランダムに分布して形成されている無数の微
小な細孔中にネマティック相の状態で封入されている液
晶分子は、電界の印加時に前記した細孔壁の表面から加
えられている力に抗して液晶の分子軸の方向が電界の方
向に向くような傾向で変位するような変位の態様で配向
されるが、前記のように印加された電界によって配向さ
れた液晶の分子は既述した細孔壁の表面の力によって、
そのままの姿態に保持されるから、前記のように電界の
印加によって変化された液晶の配向の状態は印加された
電界が除去された後においても、そのままの状態に保持
されるためにメモリ機能を示すのである。
そして、液晶の配向の状態による情報の記憶状態を消去
するのには、光変調材層部材PMLとして使用されてい
る高分子一液晶メモリ膜中の液晶をそれの融点の温度と
高分子材料の融点との間の温度にまで昇臥して、液晶を
溶融させて等方性相とすることによって行うことが必要
とされ、前記のようにして溶融状態になされて等方性相
になっていた液晶は、時間の経過により冷却してネマテ
ィック相になり、その部分が不透明な状態に変化して消
去される。前記の消去動作は例えば記録媒体RMに加熱
層を設けておき、消去動作時に前記の加熱層に消去用電
力が供給されるようにすればよい、前記した加熱層が電
極Etと兼用されるようにして実施されてもよいことは
勿論である。
第52図に示す記録媒体RMは光変調材層部材PMLと
して用いられている高分子一液晶複合膜と電荷像形成層
部材CFLとを積層させた構成のものであるが、この記
録媒体RMに記録の対象にされるべき情報の記録を行う
場合には、第29図の(a)に例示されている記録系の
ように、記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLの
面に電極Ewを密着させ、また、記録媒体RMにおける
電荷像形成層部材CFLの前面に透明電極Etwと光導
電層部材PCLwとからなる記録ヘッドWHを配置し、
前記した電極Ewと記録ヘッドWHにおける透明電極E
twとに電源vbを接続し、被写体Oの光学像を撮像レ
ンズLによって記録ヘッドWHにおける光導電層部材P
CLwに結像させる。
前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PCLWの電気
抵抗値は、それに結像された被写体Oの光学像に従って
変化するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極E
twと記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLの面
に密着させた電極EWとの間には電源vbが接続されて
いるから、前記した記録ヘッドWHの光導電層部材P 
CL wの面と記録媒体RMにおける電荷像形成層部材
CFLとの間の電界強度は、前記した記録ヘッドWHの
光導電層部材PCLwの電気抵抗値の変化パターンに従
って変化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMとの間の放
電によって記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLに形
成される電荷像は被写体Oの光学像に対応する電荷像と
なされる。
吹に、第53図に示す記録媒体RMは、既述のように光
変調材層部材PMLとして用いられている高分子一液晶
複合膜と電荷像形成層部材CFLとを積層させた構成の
第52図に示されている構成の記録媒体RMにおける光
変調材層部材PMLの面に電極Etを付着形成させた構
成のものであるから、この記録媒体RMに記録の対象に
されるべき情報の記録を行う場合には第29図の(b)
に例示されている記録系のように、記録媒体RMにおけ
る電荷像形成層部材CFLの前面に透明電極Etwと光
導電層部材PCLwとからなる記録ヘッドWHを配置し
、前記した記録媒体RMにおける光変調材層部材PML
の面に設けである電極Etと記録ヘッドWHにおける透
明電極Etwとに′電1vbを接続し、被写体Oの光学
像を撮像レンズLによって記録ヘッドWHにおける光導
電層部材PCLwに結像させる。
前記した光導電層部材PCLwの電気抵抗値は、それに
結像された被写体0の光学像に従って変化するが、前述
のように記録ヘッドWHの透明電極Etwと記録媒体R
Mにおける光変調材層部材PMLの面に設けである電極
Etとの間には電源■bが接続されているから、前記し
た記録ヘッドWHの光導電層部材PCLwの面と記録媒
体RMにおける電荷像形成層部材CFLとの間の電界強
度が、前記した記録ヘッドWHの光導電層部材pcLw
の電気抵抗値の変化パターンに従って変化し、記録ヘッ
ドWHと記録媒体RMとの間の放電によって記録媒体R
Mの電荷像形成層部材CFLに形成される電荷像は被写
体Oの光学像に対応する電荷像となされる。
第52図及び第53図に示されている本発明の記録媒体
RMは、第29図に例示されているような記録系により
記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CFLに電荷像
が形成されると、その電荷像による電界が光変調材層部
材PMLとして用いられている高分子一液晶複合膜に加
わるために、記録媒体RMにおける光変調材層部材PM
Lとして用いられている高分子一液晶複合膜には記録媒
体RMの電荷像形成層部材CFLに形成された電荷像と
対応した状態の変化が生じる。
それで、電荷像形成層部材CF Lに電荷像が記録され
た状態の第52図及び第53図示の記録媒体RMにおけ
る光変調材層部材PMLとして用いられている高分子一
液晶複合膜に一定の光強度の読取り光(再生光)を照射
すると、光変調材層部材PMLの透過光または反射光は
電荷像形成層部材CFLに形成されている電荷像の情報
を有しているものになっていることは明らかである。
前記した第52図と第53図に示されている記録媒体R
Mにおける電荷像形成層部材CFLが読取り光(再生光
)に対して透明な構成材料で構成されていた場合には、
記録媒体RMに照射させた読取り光(再生光)における
記録媒体RMの透過光を記録情報の再生用の光として用
い、また、第52図及び第53図示の記録媒体RMにお
ける電荷像形成層部材CFLが読取り光(再生光)に対
して不透明な構成材料で構成されていた場合には、記録
媒体RMにおける光変調材層部材PML側に入射させ、
光変調材層部材PMLを往復して透過して光変調材層部
材PMLがら出射した読取り光(再生光)の反射光を記
録情報の再生用の光として用いることができる。
そして、光変調材層部材PMLとして光散乱効果とメモ
リ効果とを有するPLZTや第52図乃至第55図に例
示されている記録媒体RMのように光変調材層部材PM
Lとして光散乱効果とメモリ効果とを有する高分子一液
晶メモリ膜が使用されたときは、光変調材層部材PML
の散乱効果により読取り光(再生光)に散乱量の変化に
よる光量の変化が生じた光が得られるがら検光子を介し
て再生光を取出す必要はない。
次に、第54@に示されている記録媒体RMは光変調材
層部材PMLとして用いられている高分子一液晶複合膜
と光導電層部材PCLとを積層した構成の記録媒体RM
であり、また、第55図に示されている記録媒体RMは
前記した第54図に示されている構成態様の記録媒体R
Mにおける光変調材層部材PMLとして用いられている
高分子一液晶複合膜の面に電極gtを付着形成させた構
成態様の記録媒体RMである。
まず、第54図に示されている記録媒体RMに情報の記
録を行う場合には、第30図の(a)に例示されている
記録系のように、記録媒体RMにおける光変調材層部材
PMLの面に電極EVを密着させ、また、記録媒体RM
における光導電層部材PCLの前面に透明電極E t、
 wからなる記録ヘッドWHを配置し、前記した電極E
wと記録ヘッドW 1−1における透明電極E t、 
Wとに電源vbを接続し、被写体0の光学像を撮像レン
ズLによって記録ヘッドWHの透明電極Etwを介して
記録媒体RMの光導電層部材PCLwに結像させる。
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの電気抵抗
値は、それに結像された被写体0の光学像に従って変化
するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極Etw
と記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLの面に密
着させた電極EVとの間には電源vbが接続されている
から、前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの面
と記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLとの間の
電界強度は、前記した光導電層部材PCLの電気抵抗値
の変化パターンに従って変化し、記録ヘッドWHの透明
電極Etwとの間の放電によって記録媒体RMの光導電
層部材PCLと光変調材層部材PMLとの境界に形成さ
れる電荷像は被写体0の光学像に対応する電荷像となさ
れる。
次に、第55図に示す記録媒体RMは、既述のように光
変調材層部材PMLとして用いられている高分子一液晶
複合膜と光導電層部材P C1,、とを積層させた構成
の第54図に示されている構成の記録媒体RMにおける
光変調材層部材P M Lの面に電極Etを付着形成さ
せた構成のものであるから、この記録媒体RMに記録の
対象にされるべき情報の記録を行う場合には、第30図
の(b)に例示されている記録系のように、記録媒体R
Mにおける光導電層部材PCLの前面に透明電極Etw
からなる記録ヘッドWHを配置し、前記した記録媒体R
Mにおける光変調材層部材PMLの面に設けである電極
Etと記録ヘッドWHにおける透明電極Etwとに電源
vbを接続し、被写体0の光学像を撮像レンズLによっ
て記録ヘッドWHの透明電極EtWを介して記録媒体R
Mの光導電層部材PCLに結像させる。
前記した光導電層部材PCLの電気抵抗値は。
それに結像された被写体0の光学像に従って変化するが
、前述のように記録ヘッドWHの透明電極Etwと記録
媒体RMにおける光変調材層部材PMLの面に設けであ
る電極Etとの間には電源Vbが接続されているから、
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの面と光変
調材層部材PMLどの間の電界強度が、前記した光導電
層部材PCLの電気抵抗値の変化パターンに従って変化
し。
記録ヘッドWHと記録媒体RMとの間の放電によって記
録媒体RMの光導電層部材PCLに形成される電荷像は
被写体0の光学像に対応する電荷像となされる。
第54図及び第55図に示されている本発明の記録媒体
RMは、第30図に例示されているような記録系により
記録媒体RMにおける光導電層部材PCLと光変調材層
部材PMLとの境界面に電荷像が形成されると、その電
荷像による電界が光変調材層部材PMLに加わるために
、記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLには記録
媒体RMの光導電層部材PCLに形成された電荷像と対
応した状態の変化が生じる。
それで、光導電層部材PCLに電荷像が記録された状態
の第54図及び第55図示の記録媒体RMにおける光変
調材層部材PMLに一定の光強度の読取り光(再生光)
を照射すると、光変調材層部材PMLの透過光または反
射光は光導電層部材PCLに形成されている電荷像の情
報を有しているものになっていることは明らかである。
前記した第52図乃至第55図に例示されている記録媒
体RMは、それの光変調材層部材PMLとして用いられ
ている高分子一液晶複合膜における細孔の径の大小に応
じてメモリ効果が異なり。
それに従って消去の仕方も異ることは既述したとおりで
ある。
次に、第14乃至第28図に例示されている記録媒体R
M、すなわち、これまでに説明して来た第1図乃至第1
3図及び第52図乃至第55図に示されている記録媒体
RMにおける光変調材層部材PMLとしてエレクトロク
ロミック材層部材ECLを用いた場合の実施例について
説明する。
前記したエレクトロクロミック材層部材ECLは、「エ
レクトロクロミズム」すなわち「電圧印加による酸化還
元反応により物質の色が可逆的に変化する現象」を利用
した部材である。
ところで、エレクトロクロミズムを利用した素子として
、従来からエレクトロクロミック表示素子(ECD)が
提案されて来ていることは周知のとおりであり、酸化タ
ングステン膜(WO3[[1)を用いた固体薄膜型EC
Dについての研究も進められていて1例えば、酸化タン
グステンIII(WO3m)と誘電体薄11m(例えば
Cr2O7,LiF、Ca F2゜MgF2.Sin、
ZrO2,Ta205その他の物質の薄膜)との積層構
成を含んで構成したもの。
酸化タングステン膜(WO3膜)と固体電解質膜(例え
ばRbAg4I5.固体系プロトン導電体、その他)2
. T a 205)との積層構成を含んで構成したも
の、その他、各種の構成形態の固体薄膜型ECDについ
ての研究発表も数多く行われている。
エレクトロクロミズムを利用した素子(ECD)は色彩
が鮮明で、また、電気量と光学濃度とが比例し、視野角
も広く、記憶機能もある。などの特徴があるために、例
えば、画像の記録媒体に利用しようとする試みもなされ
たが、エレクトロクロミズムを利用した素子(ECD)
は物質の色の可逆変化が電圧印加によって生じる酸化還
元反応によるために応答速度が遅い、という点がエレク
トロクロミズムを利用した素子を記録媒体に利用する場
合の大きなネックになっていた。
ところが、第1図乃至第13図を参照して説明した記録
媒体RMのように、記録の対象にされている情報を−た
ん電荷像形成層部材CFLに電荷像として形成し、その
電荷像の電界により光変調材層部材PMLの状態が変化
されるようになされている構成態様の記録媒体RMや、
記録の対象にされている情報を−たん光導電層部材PC
Lと光変調材層部材PMLとの間の部分に電荷像とじて
形成し、その電荷像の電界により光変調材層部材PML
の状態が変化されるようになされている構成態様の記録
媒体RMなとの場合には、 (1)記録媒体RMで記録
の対象にされている情報の電荷像形成層部材CFLへの
電荷像の形成動作、あるいは記録媒体RMにおける光導
電層部材PCLと光変調材層部材P M Lとの間の部
分への電荷像の形成動作は極めて短時間に行われること
、(2)前記のように形成された電荷像の電界による光
変調材層部材PMLの状態の変化は、それが瞬時に生じ
なくても記録媒体RMから記録情報の読取り動作が行わ
れるまでの間に、前記のように形成された電荷像の電界
による光変調材層部材PMLの状態の変化が生じていれ
ば、記録再生動作は良好に行われるものであるから、前
記した第1図乃至第13図を参照して説明した記録媒体
RMにおける光変調材層部材PMLとして1色彩が鮮明
で、電気量と光学濃度とが比例し、記憶機能があるエレ
クトロクロミズム素子によるエレクトロクロミック材層
部材ECLを用いて記録媒体を構成すれば、物質の色の
可逆変化が電圧印加によって生じる酸化還元反応による
ために応答速度が遅い、というエレクトロクロミズムを
利用した素子のもつ問題点も何等問題にならないから、
前記した構成態様の記録媒体は記録性能に優れていると
ともに、記録済み記録媒体からの情報信号の読取り動作
も容易で、記録、再生装置としても構成が簡単なものを
使用できる。というような実用上で優れた諸特性を有す
るものとなるのである。
さて、第14図乃至第28図の各図に示されでいる記録
媒体RMにおいてE CLはエレクトロクロミック材層
部材ECLであり、このエレクトロクロミック材層部材
ECLは、例えば酸化タングステンrlA(WO3膜)
を用いた固体薄膜型の素子構造とされてもよく1例えば
、酸化タングステン膜(WO3膜)と誘電体薄膜(例え
ばCr2O7,Lj、F 。
CaF2.MgF2.Sin、ZrO2,Ta205そ
の他の物質の簿膜)との積層構成を含んだ構成態様、あ
るいは、酸化タングステン[(WO2眼)と固体電解質
@(例えばRbAg415.固体系プロトン導電体、そ
の他)2. T a 205)との積層構成を含んだ構
成態様のものとされてもよい。
まず、第14図に示す記録媒体はエレクトロクコミック
材層部材ECLと電荷像形成層部材CFLとを積層して
構成した記録媒体RMであり、また、第15図に示す記
録媒体はエレクトロクロミック材層部材ECLと電荷像
形成層部材CFLとを積層して構成した第14図示の記
録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材EC
Lの面に電極Et(電極Etは必要に応じて透明電極と
される。この点は他の図についても同様である)を付着
形成させた構成のである7 電荷像形成層部材CFLは例えば誘電体物質の層で構成
されるもので、電荷像形成層部材CFLの構成材料とし
ては例えば高分子有機材料の内から適当な材料を選択し
て使用できる。
前記した第14図に示されている記録媒体RMは、それ
らの各構成層の各構成部材を順次に蒸着法またはスパッ
タリング法、その他の手段によって順次に成膜すること
により構成することができ、また、前記した電荷像記録
媒体RMは、ディスク状、シート状、テープ状、カード
状、その他、どのような構成形態のものとして構成され
てもよい(この点は第15図乃至第28図の各回に示さ
れている記録媒体RMについても同様である)。
第14図に示す記録媒体RMはエレクトロクロミック層
部材E CLと電荷像形成層部材CFLとを積層させた
構成のものであるから、この記録媒体RMに記録の対象
にされるべき情報の記録を行う場合には、第29図の(
a)に例示されている記録系のように、記録媒体RMに
おけるエレクトロクロミック層部材ECLの面に電極E
wを密着させ、また、記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLの前面に透明電極Etwと光導電層部材P
CLwとからなる記録ヘッドWHを配置し、前記した電
極Ewと記録ヘッドWHにおける透明電極E t、 w
とに電源vbを接続し、被写体Oの光学像を撮像レンズ
Lによって記録ヘッドWHにおける光導電層部材PCL
wに結像させる。
前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PCLWの電気
抵抗値は、それに結像された被写体Oの光学像に従って
変化するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極E
twと記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック層部
材ECLの面に密着させた電極Ewとの間には電源vb
が接続されているから、前記した記録ヘッドWHの光導
電層部材PCLwの面と記録媒体RMにおける電荷像形
成層部材CFLとの間の電界強度は、前記した記録ヘッ
ドWHの光導電層部材PCLwの電気抵抗値の変化パタ
ーンに従って変化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMと
の間の放電によって記録媒体RMの電荷像形成層部材C
FLに形成される電荷像は被写体0の光学像に対応する
電荷像となされる。
次に、第15図に示す記録媒体RMは、既述のようにエ
レクトロクロミック層部材ECLと電荷像形成層部材C
FLとを積層させた構成の第14図に示されている構成
の記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック層部材E
CLの面に電極E、tを付着形成させた構成のものであ
るから、この記録媒体RMに記録の対象にされるべき情
報の記録を行う場合には第29図の(b)に例示されて
いる記録系のように、記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLの前面に透明電極Etwと光導電層部材P
CLwとからなるE録ヘッドW)Iを配置し、前記した
記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック層部材EC
Lの面に設けである電極Etと記録ヘッドWHにおける
透明電極Etwとに電源vbを接続し、被写体Oの光学
像を撮像レンズLによって記録ヘッドWHにおける光導
電層部材PCLwに結像させる。
前記した光導電層部材PCLwの電気抵抗値は、それに
結像された被写体0の光学像に従って変化するが、前述
のように記録ヘッドWHの透明電極Etwと記録媒体R
Mにおけるエレクトロクロミック層部材ECLの”面に
設けである電極Etとの間には電源vbが接続されてい
るから、前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PCL
wの面と記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CFL
との間の電界強度が、前記した記録ヘッドW)(の光導
電層部材PCLwの電気抵抗値の変化パターンに従って
変化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMとの間の放電に
よって記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLに形成さ
れる電荷像は被写体Oの光学像に対応する電荷像となさ
れる。
第14図及び第15図に示されている本発明の記録媒体
RMは、第29図に例示されているような記録系により
記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CFLに電荷像
が形成されると、その電荷′像による電界がエレクトロ
クロミック層部材ECLに加わるために、記録媒体RM
におけるエレクトロクロミック層部材ECLには記録媒
体RMの電荷像形成層部材CFLに形成された電荷像と
対応した着色像が生じる。
それで、電荷像形成層部材CFLに電荷像が記録された
状態の第14図及び第15図示の記録媒体RMにおける
エレクトロクロミック層部材ECLに一定の光強度の読
取り光(再生光)を照射する。
と、エレクトロクロミック層部材ECLの透過光または
反射光は電荷像形成層部材CFLに形成されている電荷
像の情報に応じて光強度が変化しているものになること
は明らかである。
前記した第14図及び第15図示の記録媒体RMにおけ
る電荷像形成層部材CFLが、読取り光(再生光)に対
して透明な構成材料で構成されていた場合には、記録媒
体RMに照射させた読取り光(再生光)における記録媒
体RMの透過光を記録情報の再生用の光として用い、ま
た、第14図及び第15図示の記録媒体RMにおける電
荷像形成層部材CFLが読取り光(再生光)に対して不
透明な構成材料で構成されていた場合には、記録媒体R
Mにおけるエレクトロクロミック層部材ECL側に入射
させ、エレクトロクロミック層部材ECLを往復して透
過してエレクトロクロミック層部材ECLから出射した
読取り光(再生光)の反射光を記録情報の再生用の光と
して用いることができる。
それで、前記した第14図及び第15図示の記録媒体R
Mにおける電荷像形成層部材CFLが読取り光(再生光
)に対して透明な構成材料で構成されていた場合には、
記録媒体RMに照射させた読取り光(再生光)における
記録媒体RMの透過光を記録情報の再生用の光として用
い、また、第14図及び第15図示の記録媒体RMにお
ける電荷像形成層部材CF T、が読取り光(再生光)
に対して不透明な構成材料で構成されていた場合には、
記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材E
CL側に入射させ、エレクトロクロミック材層部材EC
Lを往復して透過してエレクトロクロミック材層部材E
CLから出射した読取り光(再生光)の反射光を記録情
報の再生用の光として用いることができる。
第14図及び第15図示の記録媒体RMにおける電荷像
形成層部材CFLが読取り光(再生光)に対して不透明
な構成材料で構成されていた場合には、既述のように記
録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材EC
L側に入射させ、エレクトロクロミック材層部材E C
Lを往復して透過してエレクトロクロミック材層部材E
CLから出射した読取り光(再生光)の反射光を記録情
報の再生用の光として用いるようにするのであるが、こ
の場合にエレクトロクコミック材層部材i−,CLに入
射してエレクトロクロミック材層部材E CL中を通過
し、エレクトロクロミック材層部材E CLど電荷像形
成層部材CF Lとの境界面で反射して再びエレクトロ
クコミック材層部材I−,CI、中を通過してエレクト
ロクロミック材層部材E CLから出射する再生光の強
度を大にするためには、エレクトロクロミック材層部材
ECLと電荷像形成層部材CF Lとの境界面での反射
率が大きいことが必要とされる。
第16図及び第17図にそれぞれ示されている記録媒体
RMは、第14図及び第15図について説明した構成態
様の記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部
材ECLと電荷像形成層部材CFLとの境界面に誘電体
ミラーDMLを設けた構成態様のもので−あり、この第
16図及び第17図にそれぞれ示されている記録媒体R
Mは、それの電荷像形成層部材CFLが読取り光(再生
光)に対して不透明な構成材料で構成されていて、記録
媒体RMにおけるエレクトロクコミック材層部材ECL
側に入射させた光を、エレクトロクロミック材層部材E
CL中で往復して透過させて、エレクトロクロミック材
層部材ECLから出射した読取り光(再生光)を記録情
報の再生用の光として用いるようにした場合にも、エレ
クトロクコミック材層部材ECLに入射してエレクトロ
クロミック材層部材ECL中を通過した光が誘電体ミラ
ーDMLで良好に反射してエレクトロクロミック材層部
材ECL中を通過してエレクトロクロミック材層部材E
CLから出射するために再生光の強度が大にできるので
ある。
第16図及び第17図にそれぞれ示されている記録媒体
RMに対する情報の記録時に使用されるべき記録系は、
第14図及び第15図にそれぞれ示されている記録媒体
RMに対する情報の記録時に使用された第29図示のよ
うな構成層様の記録系と同様であってもよい。
なお、記録媒体RMに情報を記録するための記録系とし
ては、第29図に示されているように電mvbの電圧が
加えられている電極間に設けられている記録媒体RMに
おける構成部材の積層方向に電界を印加した状態で記録
動作が行われるようにする他に、記録媒体RMに?lF
電器CTから電荷を与えて記録媒体RMにおける構成部
材の積層方向に電界が印加された状態で記録動作が行わ
れるようにされてもよい。
次に、第18図に示されている記録媒体RMはエレクト
ロクロミック材層部材ECLと電荷像形成層部材CFL
とを積層させた構成のものにおける電荷像形成層部材C
FLが、電荷移動抑止層部材ESLと誘電体層部材IL
とを積層した構成態様のものとした場合の実施例を示し
ている。
前記した第18図に示されている記録媒体RMにおいて
電荷像形成層部材CFLを構成するのに使用されている
電荷移動抑止層部材ESLは、それに大きな電界が加え
られたときに、トンネル効果によりトンネル電流が流れ
るような薄い誘電体膜で構成されているものであって、
この電荷移動抑止層部材ESLは、例えば、二酸化シリ
コンの薄層、あるいはアルミナの薄層などを用いて構成
したものを使用できる。
前記した第18図に示されている記録媒体RMは、それ
らにおける各構成層を積層させるのに、順次の各構成部
材を順次に蒸着法またはスパッタリング法、その他の手
段によって順次に成膜することにより構成することがで
きる。
そして、この第18図示の記録媒体RMに情報の記録を
行うのには、第14図示の記録媒体RMに対する情報の
記録動作のために使用された第29図の(a)に示され
ているような構成の記録系を用いることができる。
すなわち、第18図に示す記録媒体RMに記録の対象に
されるべき情報の記録を行う場合には、第29図の(a
)に例示されている記録系のように。
記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材E
CLの面に電極Ewを密着させ、また、記録媒体RMの
電荷移動抑止層部材ESLと誘電体層部材ILとを積層
した構成態様の電荷像形成層部材CFLにおける電荷移
動抑止層部材ESLの前面に透明電極Etwと光導電層
部材PCLWとからなる記録ヘッドWHを配置し、前記
した電極Ewと記録ヘッドWHにおける透明電極Etw
とに電源vbを接続し、被写体0の光学像を撮像レンズ
Lによって記録ヘッドWHにおける光導電層部材PCL
wに結像させる。
前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PCLWの電気
抵抗値は、それに結像された被写体Oの光学像に従って
変化するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極E
twと記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層
部材ECLの面に密着させた電極Ewとの間には電源v
bが接続されているから、前記した記録ヘッドWHの光
導電層部材PCLwの面と記録媒体RMの電荷移動抑止
層部材ESLと誘電体層部材ILとを積層した構成態様
の電荷像形成層部材CFLにおける電荷移動抑止層部材
ESLとの間の電界強度は、前記した記録ヘッドWHの
光導電層部材PCLwの電気抵抗値の変化パターンに従
って変化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMとの間の放
電によって記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLにお
ける電荷移動抑止層部材ESLの面に被写体Oの光学像
に対応する電荷像が形成される。
それで、前記した電荷移動抑止層部材ESLと誘電体層
部材ILとの間の電界の大きさが、前記した被写体Oの
光学像に対応しているものになり。
電荷移動抑止層部材ESLにはトンネル効果によって電
流が流れて、電荷移動抑止層部材ESLと誘電体層部材
ILとの境界に被写体0の光学像に対応する電荷像が記
録される。
前記のように記録媒体RMの内部に位置している電荷移
動抑止層部材ESLと誘電体層部材ILとの境界に記録
された電荷像は、絶縁体製の電荷移動抑止層部材ESL
と誘電体層部材ILとによって包囲されているために長
期間にわたり安定に保持された状態となされる。
第18図に示されている本発明の記録媒体RMは、第2
9図に例示されているような記録系により記録媒体RM
における電荷像形成層部材CFLにおける電荷移動抑止
層部材ESLと誘電体層部材ILとの境界に電荷像が形
成されると、その電荷像による電界がエレクトロクロミ
ック材層部材ECLに加わるために、記録媒体R,Mに
おけるエレクトロクロミック材層部材ECLには記録媒
体RMの電荷像形成層部材CFLにおける電荷移動抑止
層部材ESLと誘電体層部材ILとの境界に形成された
電荷像と対応した着色像が生じる。
それで、電荷像形成層部材CFLにおける電荷移動抑止
層部材ESLと誘電体層部材ILとの境界に電荷像が記
録された状態の第18図示の記録媒体RMにおけるエレ
クトロクロミック材層部材ECLに一定の光強度の読取
り光(再生光)を照射すると、エレクトロクロミック材
層部材ECLの透過光または反射光は電荷像形成層部材
CFLに形成されている電荷像の情報を有しているもの
になっていることは明らかである。
前記した第18図示の記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLが読取り光(再生光)に対して透明な構成
材料で構成されていた場合には、記録媒体RMに照射さ
せた読取り光(再生光)における記録媒体RMの透過光
を記録情報の再生用の光として用い、また、第18図示
の記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CFLが読取
り光(再生光)に対して不透明な構成材料で構成されて
いた場合には、記録媒体RMにおけるエレクトロクロミ
ック材層部材ECL側に入射させ、エレクトロクロミッ
ク材層部材E CLを往復して透過してエレクトロクロ
ミック材層部材ECLから出射した読取り光(再生光)
の反射光を記録情報の再生用の光として用いることがで
きるのである。
前記した第18図示の記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLが読取り光(再生光)に対して不透明な構
成材料で構成されていた場合には、既述のように記録媒
体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材ECL側
に入射させ、エレクトロクロミック材層部材ECLを往
復して透過してエレクトロクロミック材層部材ECLか
ら出射した読取り光(再生光)の反射光を記録情報の再
生用の光として用いるようにするのであるが、この場合
にエレクトロクロミック材層部材ECLに入射してエレ
クトロクロミック材層部材ECL中を通過し、エレクト
ロクロミック材層部材ECLと電荷像形成層部材CFL
との境界面で反射して再びエレクトロクロミック材層部
材ECL中を通過してエレクトロクロミック材層部材E
CLから8射する再生光の強度を大にするためには、エ
レクトロクロミック材層部材ECLと電荷像形成層部材
CFLとの境界面での反射率が大きいことが必要とされ
る。
前記のようにエレクトロクロミック材層部材ECLと電
荷像形成層部材CF Lとの境界面での反射率を大きく
するのには、第18図に示されている記録媒体RMのエ
レクトロクロミック材層部材ECLと電荷像形成層部材
CFLにおける誘電体層部材ILとの境界面に誘電体ミ
ラーD M Lを設けた構成態様とすればよい。
なお、第18図示の記録媒体RMの一方の面または双方
の面に電極を設けた構成の記録媒体としてもよいことは
勿論であり、その際におけるm極は必要に応じて所定の
波長域の光が透過できるようにする。
次に、第19図に示されている記録媒体RMはエレクト
ロクロミック材層部材ECLと電荷像形成層部材CFL
とを積層させた構成のものにおける電荷像形成層部材C
FLとして、光導電体の微粒子PCGの層を内在させで
ある誘電体層部打丁りを用いているものである。
この第19図示の記録媒体RMにおける誘電体層部材I
Lは、高い絶縁抵抗値を有する誘電体材料、例えば、適
当な高分子材料膜を用いて構成されたものが使用され、
また、前記した記録媒体RMにおける光導電体の微粒子
PCGの層は、例えば、高い絶縁抵抗値を有する誘電体
材料を使用して構成されている誘電体層部材ILの面上
に適当な手段により無数の光導電体の微粒子PCGが互
いに分離して分布している状態とさせた後に、その上に
誘電体材料の薄膜を例えば蒸着法あるいはスパッタリン
グ法により被着させることによって構成できる。なお、
前記した光導電体の微粒子PCGを互いに分離して分布
している状態にさせるのには、例えばマスクパターンを
介して光導電体材料を蒸着またはスパッタリングさせる
ようにしてもよい。
前記した記録媒体RMは、それらにおける各構成層を積
層させるのに、順次の各構成部材を順次に蒸着法または
スパッタリング法、その他の手段によって順次に成膜す
ることにより構成することができる。
第19図示の記録媒体RMに情報の記録を行う場合にも
、第14図示の記録媒体RMに対する情報の記録動作の
ために使用された第29図の(a)に示されているよう
な構成の記録系を用いることができる。
すなわち、第19図に示す記録媒体RMに記録の対象に
されるべき情報の記録を行う場合には。
第29図の(a)に例示されている記録系のように、記
録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材EC
Lの面に電極Ewを密着させ、また、記録媒体RMの光
導電体の微粒子pcaO層を内在させである誘電体層部
材ILよりなる電荷像形成層部材CFLの前面に透明電
極Etwと光導電層部材PCLwとからなる記録ヘッド
WHを配置し、前記した電極Ewと記録ヘッドWf(に
おける透明電極Etwとに電源vbを接続し、被写体0
の光学像を撮像レンズLによって記録ヘッドWHにおけ
る光導電層部材PCLwに結像させる。
前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PCLWの電気
抵抗値は、それに結像された被写体Oの光学像に従って
変化するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極E
twと記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層
部材ECLの面に密着させた電極Ewとの間には電源v
bが接続されているから、前記した記録ヘッドWHの光
導電層部材PCLwの面と記録媒体RMの光!!誘電体
微粒子PCGの層を内在させである誘電体層部材ILよ
りなる電荷像形成層部材CFLの面との間の電界強度は
、前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PCLwの電
気抵抗値の変化パターンに従って変化し、記録ヘッドW
Hと記録媒体RMとの間の気中放電によって記録媒体R
Mの電荷像形成層部材CFLの表面に電荷像(第29図
示の例では負電荷像)が形成される。
前記のように記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLの
表面に負電荷像が形成された記録媒体RMにおける電荷
像形成層部材CFLの面に記憶用光源からメモリ光を照
射させると、前記の照射光が電荷像形成層部材CFLを
構成している誘電体層部材IL中に埋設されている光導
電体の微粒子PCGに到達することにより前記の光導電
体の微粒子PCGには電子−正孔対が発生する。・なお
電荷像形成層部材CFLを構成している誘電体層部材I
Lは、前記したメモリ光に対しては透明であっても、後
述されている読取り光(再生光)に対しては不透明にな
される場合もある。
そして、前記した光導電体の微粒子PCG中に発生した
電子−正孔対と、被写体0の光学像と対応して記録媒体
RMにおける電荷像形成層部材CFLを構成している誘
電体層部材ILの表面に形成されている負電荷像との間
の電界によって、前記した記録媒体RMにおける電荷像
形成層部材CFLを構成している誘電体層部材ILの表
面に形成されている負電荷像の負電荷は、トンネル効果
によりトンネル電流として誘電体層部材ILを突抜けて
、誘電体層部材ILに埋設されている光導電体の微粒子
PCGよりなる構成層の光導電体の微粒子PCGに達し
、前記した光導電体の微粒子PCG中の電子−正孔対に
おける正孔と中和して、前記した光導電体の微粒子PC
Oは負に帯電した状態となされて、被写体Oの光学像に
対応する電荷像が光導電体の微粒子PCGによって記録
された状態になされる。
前記のように記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLを
構成している誘電体層部材ILに内在されている光導電
体の微粒子PC(Eに記録された電荷像は誘電体層部材
ILによって包囲されているために長期間にわたり安定
に保持された状態となされる。
第19図に示されている本発明の記録媒体RMは、第2
9図に例示されているような記録系により記録媒体RM
の電荷像形成層部材CFLを構成している誘電体層部材
ILに内在されている先導電体の微粒子PCGに電荷像
が形成されると、その電荷像による電界がエレクトロク
ロミック材層部材ECLに加わるために、記録媒体RM
におけるエレクトロクロミック材層部材ECLには記録
媒体RMの電荷像形成層部材CFLを構成している誘電
体層部材ILに内在されている光導電体の微粒子PCG
の電荷像と対応した着色像が生じる。
それで、電荷像形成層部材CFLを構成している誘電体
層部材ILに内在されている光導電体の微粒子PCGの
電荷像が記録された状態の第19図示の記録媒体RMに
おけるエレクトロクロミック材層部材ECLに一定の光
強度の読取り光(再生光)を照射すると、エレクトロク
ロミック材層部材ECLの透過光または反射光は電荷像
形成層部材CFLに形成されている電荷像の情報を有し
ているものになっているととは明らかである。
前記した第19図示の記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLが読取り光(再生光)に対して透明な構成
材料で構成されていた場合には、記録媒体RMに照射さ
せた読取り光(再生光)における記録媒体RMの透過光
を記録情報の再生用の光として用い、また、第19図示
の記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CF Lが読
取り光(再生光)に対して不透明な構成材料で構成され
ていた場合には、記録媒体RMにおけるエレクトロクロ
ミック材層部材ECL側に入射させ、エレクトロクロミ
ック材層部材E CLを往復して透過してエレクトロク
ロミック材層部材E CLから出射した読取り光(再生
光)の反射光を記録情報の再生用の光として用いること
ができる。
前記した第19図示の記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLが読取り光(再生光)に対して不透明な構
成材料で構成されていた場合には、既述のように記録媒
体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材E CL
側に入射させ、エレクトロクロミック材層部材E CL
を往復して透過してエレクトロクコミック材層部材E 
CLから出射した読取り光(再生光)の反射光を記録情
報の再生用の光として用いるようにするのであるが、こ
の場合にエレクトロクロミック材層部材ECLに入射し
でエレクトロクロミック材層部材E CL 中を通過し
、エレクトロクロミック材層部材E CLと電荷像形成
層部材CFLとの境界面で反射して再びエレクトロクロ
ミック材層部材ECL中を通過してエレクトロクロミッ
ク材層部材ECLから出射する再生光の強度を大にする
ためには、エレクトロクロミック材層部材E Cl、と
電荷像形成層部材CF Lとの境界面での反射率が大き
いことが必要とされる。
前記のようにエレクトロクロミック材層部材ECLと電
荷像形成層部材CF T、との境界面での反射率を大き
くするのには、第19図に示されている記録媒体RMの
エレクトロクロミック材層部材ECLと電荷像形成層部
材CF Lにおけろ誘電体層部材ILとの境界面に誘電
体ミラーD M Lを設けた構成態様とすればよい。
なお、第19図示の記録媒体RMの一方の面または双方
の面に電極を設けた構成の記録媒体としてもよいことは
勿論であり、その際における電極は必要に応じて所定の
波長域の光が透過できるようにする。
次に、第20図乃至第28図に示されている記録媒体R
Mについて説明する。第20図乃至第28図にそれぞれ
示されている記録媒体RMは、これまで第14図乃至第
19図を参照して説明して来た記録媒体RM、すなわち
、少なくともエレクトロクロミック材層部材ECLと電
荷像形成層部材CFLとの積層構成を含んで構成されて
いる記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CF Lを
光導電層部材PCLに変更したような構成形態とした記
録媒体RMである。
第20図に示されている記録媒体RMはエレクトロクロ
ミック材層部材ECLと光導電層部材PCLとを積層し
た構成の記録媒体RMであり、また、第21図に示され
ている記録媒体RMは前記した第20図に示されている
構成態様の記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック
材層部材ECLの面に電極Etを付着形成させた構成態
様の記録媒体RMであり、さらに、第22図は前記した
第20図に示されている構成の記録媒体R,Mにおける
エレクトロクロミック材層部材E CLの面に電極Et
2を付着形成させるとともに、光導電層部材PCLの面
にも電極Etlを付着形成させた構成態様の記録媒体R
Mであり、さらにまた、第23図は前記した第21図に
示されている構成の記録媒体RMにおけるエレクトロク
ロミック材層部材ECLと光導電層部材PCLとの間に
誘電体ミラーDMLを設けた構成態様の記録媒体RMで
あり、また、第24図は前記した第23図に示されてい
る構成の記録媒体RMにおける光導電層部材PCLの面
にも電極Etlを付着形成させた構成態様の記録媒体R
Mである。
第20図に示されている記録媒体RMに情報の記録を行
う場合には、第30図の(a、)に例示されている記録
系のように、記録媒体RMにおけるエレクトロクロミッ
ク材層部材E CLの面に電極EWを密着させ、また、
記録媒体RMにおける光導電層部材PCLの前面に透明
電極Etwからなる記録ヘッドWHを配置し、前記した
電極Ewと記録ヘッドWHにおける透明電極Etwとに
電源Vbを接続し、被写体Oの光学像を撮像レンズLに
よって記録ヘッドWHの透明電極Etwを介して記録媒
体RMの光導電層部材PCLwに結像させる。
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの電気抵抗
値は、それに結像された被写体0の光学像に従って変化
するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極Etw
と記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材
ECLの面に密着させた電極Ewとの間には電源vbが
接続されているから、前記した記録媒体RMの光導電層
部材PCLの面と記録媒体RMにおけるエレクトロクロ
ミック材層部材ECLとの間の電界強度は、前記した光
導電層部材PCLの電気抵抗値の変化パターンに従って
変化し、記録ヘッドWHの透明電極Etwとの間の放電
によって記録媒体RMの光導電層部材PCLとエレクト
ロクロミック材層部材ECLとの境界に形成される電荷
像は被写体0の光学像に対応する電荷像となされる。
次に、第21図に示す記録媒体RMは、既述のようにエ
レクトロクロミック材層部材ECLと光導電層部材PC
Lとを積層させた構成の第20図に示されている構成の
記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材E
 CLの面に電極Etを付着形成させた構成のものであ
るから、この記録媒体RMに記録の対象にされるべき情
報の記録を行う場合には、第30図の(b)に例示され
ている記録系のように、記録媒体RMにおける光導電層
部材PCLの前面に透明電極Etwからなる記録ヘッド
WHを配置し、前記した記録媒体RMにおけるエレクト
ロクロミック材層部材ECLの面に設けである電極Et
と記録ヘッドWHにおける透明電極Etwとに電源vb
を接続し、被写体0の光学像を撮像レンズLによって記
録ヘッドWHの透明電極E t、 wを介して記録媒体
RMの光導電層部材PCLに結像させる。
前記した光導電層部−材PCLの電気抵抗値は、それに
結像された被写体0の光学像に従って変化するが、前述
のように記録ヘッドWHの透明電極Etwと記録媒体R
Mにおけるエレクトロクロミック材層部材ECLの面に
設けである電極Etとの間には電源vbが接続されてい
るから、前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの
面とエレクトロクロミック材層部材ECLとの間の電界
強度が、前記した光導電層部材PCLの電気抵抗値の変
化パターンに従って変化し、記録ヘッドWHと記録媒体
RMとの間の放電によって記録媒体RMの光導電層部材
PCLに形成される電荷像は被写体Oの光学像に対応す
る電荷像となされる。
第20図及び第21図に示されている本発明の記録媒体
RMは、第30図に例示されているような記録系により
記録媒体RMにおける光導電層部材PCLとエレクトロ
クロミック材層部材ECLとの境界面に電荷像が形成さ
れると、その電荷像による電界がエレクトロクロミック
材層部材ECLに加わるために、記録媒体RMにおける
エレクトロクロミック材層部材ECLには記録媒体RM
の光導電層部材PCLに形成された電荷像と対応した着
色像が生じる。
それで、光導電層部材PCLに電荷像が記録された状態
の第20図及び第21図示の記録媒体RMにおけるエレ
クトロクロミック材層部材ECLに一定の光強度の読取
り光(再生光)を照射すると。
エレクトロクロミック材層部材ECLの透過光または反
射光は光導電層部材PCLに形成されている電荷像と対
応した強度変化の光とされることは明らかである。
前記した読取り光(再生光)として記録媒体RMの光導
電層部材PCLに吸収されるような波長帯の光が使用さ
れた場合には、前記の読取り光(再生光)により光導電
層部材PCLが低抵抗の状態になって記録媒体RMにお
ける光導電層部材PCLとエレクトロクロミック材層部
材ECLとの境界面の電荷像が失わ−れるが、前記のよ
うに記録媒体RMにおける光導電層部材PCLとエレク
トロクロミック材層部材・ECLとの境界面の電荷像が
失われたとしても、エレクトロクロミック材層部材EC
Lにおける着も像はそのまま残された状態になっている
から、読取り光としてどのような波長域の光を使用して
−も記録媒体に対して非破壊的に良好な再生動作を繰返
し行うことができる。
なお、記録媒体RMにおける光導電層部材PCLとエレ
クトロクロミック材層部材ECLとの境界面の電荷像が
再生動作時に失われないような動作態様となされた場合
には、エレクトロクロミック材層部材ECLにおける着
色像の記憶性能は一層向上されることになる。
前記した第22図に示されている記録媒体RMはエレク
トロクロミック材層部材ECLと光導電層部材PCLと
を積層させた構成の第20図に示されている構成の記録
媒体RMにおける光導電層部材PCLの面に電極Etl
 を付着形成させるとともに、エレクトロクロミック材
層部l’ E CLの面に電11E t2を付着形成さ
せた構成のものであるから、この記録媒体RMに記録の
対象にされるべき情報の記録を行う場合には、第31図
に例示されている記録系のように、記録媒体RMに対す
る情報の記録動作に際して記録ヘッドWHを必要としな
い。
第31図に例示されている記録系においては、第22図
示のような構成態様の記録媒体RMにおける光導電層部
材PCLの面に設けられている電極Etl と、エレク
トロクロミック材層部材ECLの面に設けであるf!を
極EtZとに@源vbを接続し、被写体Oの光学像を撮
像レンズLによって記録媒体RMの電極Etlを介して
記録媒体RMの光導電層部材PCLに結像させる。
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの電気抵抗
値は、それに結像された被写体Oの光学像に従って変化
するが、前述のように記録媒体RMの光導電層部材PC
Lの面に設けられている電極Etl と、エレクトロク
ロミック材層部材ECLの面に設けである電極Et2と
の間には電源vbが接続されているから、前記した記録
媒体RMの光導電層部材PCLの面とエレクトロクロミ
ック材層部材ECLとの間の電界強度が、前記した光導
電層部材P CLの電気抵抗値の変化パターンに従って
変化し、記録媒体RMの記録媒体RMの光導電層部材P
CLとエレクトロクロミック材層部材E CLとの境界
面には被写体○の光学像に対応する電荷像が形成される
前記した第22図に示されている本発明の記録媒体RM
は、第31図に例示されているような記録系により記録
媒体RMにおける光導電層部材PCLとエレクトロクロ
ミック材層部材ECLとの境界面に電荷像が形成される
と、その電荷像による電界がエレクトロクロミック材層
部材ECLに加わるために、記録媒体RMにおけるエレ
クトロクロミック材層部材ECLには記録媒体RMの光
導電層部材PCLに形成された電荷像と対応した着色像
が生じる。
それで、記録媒体RMにおける光導電層部材PCLとエ
レクトロクロミック材層部材ECLとの境界面に電荷像
が形成された状態の第22図示の記録媒体JMにおける
エレクトロクロミック材層部材ECLに一定の光強度の
読取り光(再生光)を照射すると、エレクトロクロミッ
ク材層部材ECLの透過光または反射光は光導電層部材
PCLに形成されている電荷像と対応した強度変化を有
するものになることは明らかである。
次に、第23図示の記録媒体RMは前記した第21図に
示されている構成の記録媒体RMにおけるエレクトロク
ロミック材層部材ECLと光導電層部材PCLとの間に
誘電体ミラーD M E、を設けた構成態様の記録媒体
RMに対する情報の記録時には、第21図示の記録媒体
RMに対する情報の記録時と同様な記録系、すなわち第
30図の(b)に例示されている記録系が使用される。
第24図示の記録媒体RMは前記した第23図示の記録
媒体RMにおける光導電層部材PCLの面に電極Etl
を付着した構成の記録媒体RMであり、この第24図示
の記録媒体RMに対する情報の記録動作時には第31図
に示されている記録系が使用される。
次に第25図に示され°Cいる記録媒体RMは前記した
第20図に示されている構成の記録媒体IくMにおける
エレクトロクロミック材層部材ECLと光導電層部材P
CLとの間に電荷像形成層部材CFLを設けた構成態様
の記録媒体RMである。
この第25図に示されている記録媒体RMに情報の記録
を行う場合には、第30図の(a)に例示されている記
録系のように、記録媒体RMにおけるエレクトロクロミ
ック材層部材ECLの面に電極Ewを密着させ、また、
記録媒体RMにおける光導電層部材PCLの前面に透明
電極Etwからなる記録ヘッドWHを配置し、前記した
電極Ewと記録ヘッドWHにおける透明電極Etwとに
電源vbを接続し、被写体0の光学像を撮像レンズLに
よって記録ヘッドWHの透明電極Etwを介して記録媒
体RMの光導電層部材PCLwに結像させる。
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの電気抵抗
値は、それに結像された被写体0の光学像に従って変化
するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極Etw
と記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材
ECLの面に密着させた電極Ewとの間には電源vbが
接続されているから、前記した記録媒体RMの光導電層
部材PCLの面と電荷像形成層部材CFLとの間の電界
強度は、前記した光導電層部材PCLの電気抵抗値の変
化パターンに従って変化し、記録ヘッドWHの透明電極
EtWとの間の放電によって記録媒体RMの光導電層部
材PCLと電荷像形成層部材CFLとの境界に形成され
る電荷像は被写体0の光学像に対応する電荷像となされ
る。
それで、第25図に示されている本発明の記録媒体RM
は、第30図に例示されているような記録系により記録
媒体RMにおける光導電層部材PCLと電荷像形成層部
材CFLとの境界面に電荷像が形成されると、その電荷
像による電界がエレクトロクロミック材層部材ECLに
加わるために。
記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材E
C,Lには記録媒体RMの光導電層部材pcLに形成さ
れた電荷像と対応した状態の着色像が生じる。
それで、光導電層部材PCLと電荷像形成層部材CFL
との境界面に電荷像が記録された状態の第25図示の記
録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材EC
〜Lに一定の光強度の読取り光(再生光)を照射すると
、エレクトロクロミック材層部材ECLの透過光または
反射光は光導電層部材PCLに形成されている電荷像と
対応した強度を有してものになっていることは明らかで
ある。
前記した読取り光(再生光)として記録媒体RMの光導
電層部材PCLに吸収されない波長帯の光を使用すれば
、前記した読取り光(再生光)により光導電層部材PC
Lが低抵抗の状態になって記録媒体RMにおける光導電
層部材PCLとエレクトロクロミック材層部材ECLと
の境界面の電荷像が失われるようなことは起こらず、既
述のようにエレクトロクロミック材層部材ECLに着色
像として記憶されている記憶情報の記憶期間を一層長く
できる。
第26図は第25図を参照して説明した前記の記録媒体
RMにおけるエレクトロクロミック材層部材ECLに電
極Etを付着形成させた構成態様の記録媒体RMである
また、第27図及び第28図は第25@を参照して説明
した構成の記録媒体RM、すなわち、第20図に示され
ている構成の記録媒体RMにおけるエレクトロクロミッ
ク材層部材ECLと光導電層部材PCLとの間に電荷像
形成層部材CFLを設けた構成態様の記録媒体RMにお
ける電荷像形成層部材CFLとして第27図示の記録媒
体RMでは電荷移動抑止層部材ESLと誘電体層部材I
Lとを積層した構成態様のものを用いている場合の実施
例であり、また、第28図示の記録媒体RMでは第20
図に示されている構成の記録媒体RMにおけるエレクト
ロクロミック材層部材ECLと光導電層部材PCLとの
間に電荷像形成層部材CFLを設けた構成態様の記録媒
体RMにおける電荷像形成層部材CFLとして光導電体
の微粒子PCGの層を内在させである誘電体層部材IL
を用いている場合の実施例である。
まず、第27図示の記録媒体RMにおいて電荷像形成層
部材CFLを構成するのに使用されている電荷移動抑止
層部材ESLは、それに大きな電界が加えられたときに
、トンネル効果によりトンネル電流が流れるような薄い
誘電体膜で構成されているものであって、この電荷移動
抑止層部材ESLは、例えば、二酸化シリコンの薄層、
あるいはアルミナの薄層などを用いて構成したものを使
用できる。
前記した第27図に示されている記録媒体RMは、それ
らにおける各構成層を積層させるのに、順次の各構成部
材を順次に蒸着法またはスパッタリング法、その他の手
段によって順次に成暎することにより構成することがで
きるのであり、この第27図示の記録媒体RMに情報の
記録を行うのには、第30図の(a)に示されているよ
うな構成の記録系を用いることができる2 すなわち、第27図に示す記録媒体RMに記録の対象に
されるべき情報の記録登行う場合には。
第30図の(a)に例示されている記録系のように、記
録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材EC
Lの面に電極Ewを密着させ、また、記録媒体RMの電
荷移動抑止層部材E S Lと誘電体層部材ILとを積
層した構成態様の電荷像形成層部材CF Lに積層した
光導電層部材PCLの前面に透明電極Etwからなる記
録ヘッドWHを配置し、前記した電極Ewと記録ヘッド
WHにおける透明電極Etwとに電源vbを接続し、被
写体0の光学像を撮像レンズLによって記録媒体RMに
おける光導電層部材PCLに結像させる。
前記した記録媒体RMの光導電層部材I) CLのmi
抵抗値は、それに結像された被写体Oの光学像に従って
変化するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極E
twと記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層
部材ECLの面に密着させた電極Ewとの間シこは電源
vbが接続されでいるから、前記した記録ヘッドWHの
透明電極E t。
Wと記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLにおける電
荷移動抑止層部材E S Lの面との間の電界強度が、
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCI、の電気抵
抗値の変化バター・ンに従って変化し、記録ヘッドWH
と記録媒体RMどの間の放電によって記録媒体RMの電
荷像形成層部材CFLにおける電荷移動抑止層部材ES
Lの面に被写体Oの光学像に対応する電荷像が形成され
る。
それで、前記した電荷移動抑止層部材ESLと誘電体層
部材TLとの間の電界の大きさが、前記した被写体Oの
光学像に対応しているものになり、電荷移動抑止層部材
ESLにはトンネル効果によって電流が流れて、電荷移
動抑止層部材ESLと誘電体層部材ILとの境界に被写
体Oの光学像に対応する電荷像が記録される。
前記のように記録媒体RMの内部に位置している電荷移
動抑止層部材E S Lと誘電体層部材ILどの境界に
記録された電荷像は、絶縁体製の電荷移動抑止層部材E
 S Lと誘電体層部材Ir−とによって包囲されてい
るために長期間にわたり安定に保持された状態となされ
る。
第27図に示されている本発明の記録媒体RMは、第7
30図に例示されているような記録系により記録媒AR
Mにおける電荷像形成層部材CFLにおける電荷移動抑
止層部材ESLとvit体層部材I Lとの境界に電荷
像が形成されると、その電荷像による電界がエレクトロ
クロミック材層部材E CLに加わるために、記録媒体
RMにおけるエレクトロクロミック材層部材ECLには
記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLにおける電荷移
動抑止層部材ESLと誘電体層部材1. Lとの境界に
形成された電荷像と対応した着色像が生じる。
それで、電荷像形成層部材CF Lにおける電荷移動抑
止層部材ESLと誘電体層部材ILとの境界に電荷像が
記録された状態の第27図示の記録媒体RMにおけるエ
レクトロクロミック材層部材ECLに一定の光強度の読
取り光(再生光)を照射すると、エレクトロクコミック
材層部材ECLの透過光または反射光は電荷像形成層部
材CFLに形成されている電荷像と対応した強度変化を
示すものになっていることは明らかである。
前記した第27図示の記録媒体RMにおけろ電荷像形成
層部材CFLが読取り光(再生光)に対して透明な構成
材料で構成されていた場合には、記録媒体RMに照射さ
せた読取り光(再生光)における記録媒体RMの透過光
を記録情報の再生用の光として用い、また、第27図示
の記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CF Lが読
取り光(再生光)に対して不透明な構成材料で構成され
ていた場合には、記録媒体RMにおけるエレクトロクロ
ミック材層部材ECL側に入射させ、エレクトロクロミ
ック材層部材ECLを往復して透過してエレクトロクロ
ミック材層部材ECLから出射した読取り光(再生光)
の反射光を記録情報の再生用の光として用いることかで
°きるのである。
前記した第27図示の記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLが読取り光(再生光)に対して不透明な構
成材料で構成されていた場合には。
既述のように記録媒体RMにおけるエレクトロクロミッ
ク材層部材ECL側に入射させ、エレクトロクロミック
材層部材ECLを往復して透過してエレクトロクロミッ
ク材層部材ECLから出射した読取り光(再生光)の反
射光を記録情報の再生用の光として用いるようにするの
であるが、この場合にエレクトロクロミック材層部材E
CLに入射してエレクトロクロミック材層部材ECL中
を通過し、エレクトロクロミック材層部材ECLと電荷
像形成層部材CFLとの境界面で反射して再びエレクト
ロクロミック材層部材ECL中を通過してエレクトロク
ロミック材層部材ECLがら出射する再生光の強度を大
にするためには、エレクトロクロミック材層部材ECL
と電荷像形成層部材CFLとの境界面での反射率が大き
いことが必要とされる。
前記のようにエレクトロクロミック材層部材ECLと電
荷像形成層部材CFLとの境界面での反射率を大きくす
るのには、第27図に示されている記録媒体RMのエレ
クトロクロミック材層部材ECLと電荷像形成層部材C
FLにおける誘電体層部材ILとの境界面に誘電体ミラ
ーDMLを設けた構成態様とすればよい。
なお、第27図示の記録媒体RMの一方の面または双方
の面に電極を設けた構成の記録媒体としてもよいことは
勿論であり、その際における電極は必要に応じて所定の
波長域の光が透過できるようにする。
次に、第28図に示されている記録媒体RMはエレクト
ロクロミック材層部材ECLと光導電層部材PCLとの
間に設ける電荷像形成層部材CFLとして、光導電体の
微粒子PCGの層を内在させである誘電体層部材ILを
用いているものであるが、前記した誘電体層部材ILは
高い絶縁抵抗値を有する誘電体材料、例えば、適当な高
分子材料膜を用いて構成されたものが使用され、また、
前記した記録媒体RMにおける光導電体の微粒子PCG
の層は、例えば、高い絶縁抵抗値を有する誘電体材料を
使用して構成されている誘電体層部材■Lの面上に適当
な手段により無数の光導電体の微粒子PCGが互いに分
離して分布している状態とさせた後に、その上に誘電体
材料の薄膜を例えば蒸着法あるいはスパッタリング法に
より被着させることによって構成できる。なお、前記し
た光導電体の微粒子PCGを互いに分離して分布してい
る状態にさせるのには、例えばマスクパターンを介して
光導電体材料を蒸着またはスパッタリングさせるように
してもよい。
前記した記録媒体RMは、それらにおける各構成層を積
層させるのに、順次の各構成部材を順次に蒸着法または
スパッタリング法、その他の手段によって順次に成膜す
ることにより構成することができる。
第28図示の記録媒体RMに情報の記録を行う場合にも
、第27図示の記録媒体RMに対する情報の記録動作の
ために使用された第30図の(a)に示されているよう
な構成の記録系を用いることができる。
すなわち、第28図に示す記録媒体RMに記録の対象に
されるべき情報の記録を行う場合には、第30図の(a
)に例示されている記録系のように、記録媒体RMにお
けるエレクトロクロミック材層部材ECLの面に電極E
wを密着させ、また、記録媒体RMの光導電体の微粒子
PCGの層を内在させである誘電体層部材ILよりなる
電荷像形成層部材CFLに積層されている光導電層部材
pcLの前面に透明電極Etwよりなる記録ヘッドWH
を配置し、前記した電極Ewと記録ヘッドWHにおける
透明電極Etwとに電源vbを接続し。
被写体Oの光学像を撮像レンズLによって記録媒体RM
における光導電層部材PCLに結像させる。
前記した記録媒体RMの光導電層部材PCLの電気抵抗
値は、それに結像された被写体Oの光学像に従って変化
するが、既述のように記録ヘッドWHの透明電極Etw
と記録媒体RMにおけるエレクトロクロミック材層部材
ECLの面に密着させた電極Ewとの間には電源vbが
接続されているから、前記した記録ヘッドWHの透明電
極EtWと記録媒体RMの光導電体の微粒子PCGの層
を内在させである誘電体層部材ILよりなる電荷像形成
層部材CFLの面との間の電界強度は、前記した記録媒
体RMの光導電層部材PCLの電気抵抗値の変化パター
ンに従って変化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMとの
間の気中放電によって記録媒体RMの光導電層部材PC
Lの表面に電荷像(第30図示の例では負電荷像)が形
成され、その負の電荷像は低抵抗になった光導電層部材
pcLを通って電荷像形成層部材CFLの表面に達する
前記のように記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLの
表面に負電荷像が形成された記録媒体RMには記憶用光
源からメモリ光を照射させると。
前記の照射光が電荷像形成層部材CFLを構成している
誘電体層部材IL中に埋設されている光導電体の微粒子
PCGに到達することにより前記の光導電体の微粒子P
CGには電子−正孔対が発生する。なお、電荷像形成1
部材CFLを構成している誘電体層部材ILは、前記し
たメモリ光に対しては透明であっても、後述されている
読取り光(再生光)に対しては不透明になされる場合も
ある。
そして、前記した光導電体の微粒子PCG中に発生した
電子−正孔対と、被写体Oの光学像と対応して記録媒体
RMにおける電荷像形成層部材CFLを構成している誘
電体層部材ILの表面に形成されている負電荷像との間
の電界によって、前記した記録媒体RMにおける電荷像
形成層部材CFLを構成しているfllI重体層部材I
Lの表面に形成されている負電荷像の負電荷は、トンネ
ル効果によりトンネル電流として誘電体層部材ILを突
抜けて、誘電体層部材ILに埋設されている光導電体の
微粒子PCGよりなる構成層の光導電体の微粒子PCG
に達し、前記した光導電体の微粒子PCG中の電子−正
孔対における正孔と中和して、前記した光導電体の微粒
子PCGは負に帯電した状態となされて、被写体0の光
学像に対応する電荷像が光導電体の微粒子PCGによっ
て記録された状態になされる。
前記のように記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLを
構成している誘電体層部材ILに内在されている光R電
体の微粒子PCGに記録された電荷像は誘電体層部材I
 L、によって包囲されているために長期間にわたり安
定に保持された状態となされる。
第28回に示されている本発明の記録媒体RMは、第3
0@に例示されているような記録系により記録媒体RM
の電荷像形成層部材CFLを構成している誘電体層部材
ILに内在されている光導電体の微粒子PCGに電荷像
が形成されると、その電荷像による電界がエレクトロク
ロミック材層部材E CLに加わるために、記録媒体R
Mにおけるエレクトロクロミック材層部材ECLには記
録媒体RMの電荷像形成層部材CFLを構成している誘
電体層部材ILに内在されている光導電体の微粒子PC
Gの電荷像と対応した着色像が生じる。
それで、電荷像形成層部材CFLを構成している誘電体
層部材ILに内在されている光導電体の微粒子PCGの
電荷像が記録された状態の第28図示の記録媒体RMに
おけるエレクトロクロミック材層部材ECLに一定の光
強度の読取り光(再生光)を照射すると、エレクトロク
ロミック材層部材ECLの透過光または反射光は電荷像
形成層部材CF Lに形成されている電荷像の情報を有
しているものになっていることは明らかである。
前記した第28図示の記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLが読取り光(再生光)に対して透明な構成
材料で構成されていた場合には、記録媒体RMに照射さ
せた読取り光(再生光)における記録媒体RMの透過光
を記録情報の再生用の光として用い、また、第28図示
の記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CFLが読取
り光(再生光)に対して不透明な構成材料で構成されて
いた場合には、記録媒体RMにおけるエレクトロクロミ
ック材層部材ECL側に入射させ、エレクトロクロミッ
ク材層部材ECLを往復して透過してエレクトロクロミ
ック材層部材ECLから出射した読取り光(再生光)の
反射光を記録情報の再生用の光として用いることができ
る。
前記した第28図示の記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLが読取り光(再生光)に対して不透明な構
成材料で構成されていた場合には。
既述のように記録媒体RMにおけるエレクトロクロミッ
ク材層部材ECL側に入射させ、エレクトロクロミック
材層部材ECLを往復して透過してエレクトロクロミッ
ク材層部材ECLから出射した読取り光(再生光)の反
射光を記録情報の再生用の光として用いるようにするの
であるが、この場合にエレクトロクロミック材層部材E
CLに入射してエレクトロクロミック材層部材ECL中
を通過し、エレクトロクロミック材層部材ECLと電荷
像形成層部材CFLとの境界面で反射して再びエレク1
−ロクロミック材層部材ECL中を通過してエレクトロ
クロミック材層部材ECLから出射する再生光の強度を
大にするためには、エレクトロクロミック材層部材EC
Lと電荷像形成層部材CFLとの境界面での反射率が大
きいことが必要とされる。
前記のようにエレクトロクロミック材層部材ECLと電
荷像形成層部材CFLとの境界面での反射率を大きくす
るのには、第28図に示されている記録媒体RMのエレ
クトロクロミック材層部材ECLと電荷像形成層部材C
FLにおける誘電体層部材ILとの境界面に誘電体ミラ
ーDMLを設けた構成態様とすればよい。
なお、第28図示の記録媒体RMの一方の面または双方
の面に電極を設けた構成の記録媒体としてもよいことは
勿論であり、その際における電極は必要に応じて所定の
波長域の光が透過できるようにする。
これまで、第1図乃至第28図を参照して本発明の記録
媒体、すなわち、少なくとも光変調材層部材と電荷像形
成層部材との積層構成部分を備えて構成し、電荷像形成
層部材に形成させた電荷像の電界により光変調材層部材
の状態が変化された状態で電荷像記録が行われるように
した記録媒体と、少なくとも光変調材層部材と光導電層
部材との積層構成部分を備えて構成し、光導電層部材と
光変調材層部材との境界に形成された電荷像の電界によ
り光変調材層部材の状態が変化された状態で電荷像記録
が行われるようにした記録媒体、及び、少なくともエレ
クトロクロミック材層部材と電荷像形成層部材との積層
構成部分を備えて構成し、電荷像形成層部材に形成させ
た電荷像の電界によりエレクトロクロミック材層部材に
着色像を生じさせた状態で電荷像記録が行われるように
した記録媒体、ならびに少なくともエレクトロクロミッ
ク材層部材と光導電層部材との積層構成部分を備えて構
成し、光導電層部材と光変調材層部材との境界に形成さ
れた電荷像の電界によりエレクトロクロミック材層部材
に着色像を生じさせた状態で電荷像記録が行われるよう
にした記録媒体などの代表的な実施例についての説明を
行って来たが、これまでの記載から明らかなように、本
発明の記録媒体では記録の対象にされている情報を−た
ん電荷像形成層部材CFLに電荷像として形成し、その
電荷像の電界により光変調材層部材PMLの状態が変化
されるようになされている構成態様の記録媒体や、記録
の対象にされている情報を−たん光導電層部材PCLと
光変調材層部材PMLとの間の部分に電荷像として形成
し、その電荷像の電界により光変調材層部材PMLの状
態が変化されるようになされている構成態様の記録媒体
として、記録の対象とされる情報の記録動作が電荷像の
形成動作によって迅速に行われ、また、その記録された
電荷像による電界によって光変調材層部材の状態が変化
されることにより、記録媒体からの情報の読取り動作に
際しては特別な読取りヘッドを必要とすることもなく、
記録媒体に再生光を入射させて透過光または反射光を用
いて容易に記録情報を再生することができるので、高解
像度での記録再生が高感度に行えるようにできるのであ
り、また、前記のように記録の対象にされている情報を
−たん電荷像形成層部材CFLに電荷像として形成し、
その電荷像の電界により光変調材層部材P M Lの状
態が変化されるようになされている構成態様の記録媒体
や、記録の対象にされている情報を−たん光導電層部材
PCLと光変調材層部材PMLとの間の部分に電荷像と
して形成し、その電荷像の電界により光変調材層部材P
MLの状態が変化されるようになされている構成態様の
記録媒体であるために、 (1)記録媒体RMで記録の
対象にされている情報の電荷像形成層部材CFLへの電
荷像の形成動作、あるいは記録媒体RMにおける光導電
層部材P C1,と光変調材層部材PMT、との間の部
分への電荷像の形成動作は極めて短時間に行われること
、 (2)前記のように形成された電荷像の電界による
光変調材層部材PMLの状態の変化は、それが瞬時に生
じなくても記録媒体RMから記録情報の読取り動作が行
われるまでの間に、前記のように形成された電荷像の電
界による光変調材層部材PMLの状態の変化が生じてい
れば、記録再生動作は良好に行われる。ということに着
目し、記録媒体RMにおける光変調材層部材PMLとし
て、色彩が鮮明で、電気量と光学濃度とが比例し、記憶
機能があるエレクトロクロミズム素子によるエレクトロ
クロミック材層部材ECLを用いて記録媒体を構成して
も、物質の色の可逆変化が電圧印加によって生じる酸化
還元反応によるために応答速度が遅い、というエレクト
ロクロミズムを利用した素子のもつ問題点も何等問題に
ならずに、記録済み記録媒体からの情報信号の読取り動
作も容易で、記録、再生装置としても構成が簡単なもの
を使用できる、という優れた諸特性を有する記録媒体が
実現できるのである。
なお、少なくとも光変調材層部材と電荷像形成層部材と
の積層構成部分を備えて構成した記録媒体と、少なくと
も光変調材層部材と光導電層部材との積層構成部分を備
えて構成した記録媒体とを比較すると前者の方が記録性
能が優れており、また、少なくともエレクトロクロミッ
ク材層部材と電荷像形成層部材との積層構成部分を備え
て構成した記録媒体と、少なくともエレクトロクロミッ
ク材層部材と光導電層部材との積層構成部分を備えて構
成した記録媒体とを比較すると前者の方が記録性能が優
れている。
次に、第34図乃至第48図を参照して前記した本発明
の記録媒体RMに記録された情報の再生(読取り)方式
について説明する。まず、第34図の(a)〜(d)の
各回は、記録済み記録媒体RMが透過型の場合と反射型
の場合とのそれぞれの場合に、再生信号を電気信号で得
るようにしたり、あるいは光学像で得るようにしたりで
きるということを単に図示説明するための図であり、こ
の第34図には記録の対象にされている情報が記録され
ている状態の本発明の記録媒体RM(記録済み記録媒体
)に再生用(読取り用)の光を透過させ、その透過光を
光電変換して電気信号を得るようにした再生方式(第3
4図の(a))と、記録の対象にされている情報が記録
されている状態の本発明の記録媒体RM(記録済み記録
媒体)に投射した再生用(読取り用)の光の反射光を光
電変換して電気信号を得るようにした再生方式(第34
図の(b))と、記録の対象にされている情報が記録さ
れている状態の本発明の記録媒体RM(記録済み記録媒
体)に再生用(読取り用)の光を透過させ、その透過光
を投影光学系を用いてスクリーンに投射するようにした
再生方式(第34図の(C))と、記録の対像にされて
いる情報が記録されている状態の本発明の記録媒体RM
 (記録済み記録媒体)に投射した再生用(読取り用)
の光の反射光を投影光学系を用いてスクリーンに投射す
るようにした再生方式(第34図の(d))とを示して
いる。
@34図において、RMは記録済み記録媒体、LSは光
源であり、またMS34図の(aL (b)においてP
Dは光電変換器、第34図の(C)、(d)においてL
pは投影光学系、Sはスクリーン、第34図の(b)、
(d)においてBSはビームスプリッタである。第34
図中には光の偏向系、その他の具体的な構成部分の図示
は省略されている。
なお、再生系の説明を簡単にするために、以下の再生系
の説明においては、再生系で記録情報が再生されるべき
記録済記録媒体RMは第24@乃至第28図に例示され
ているような構成態様のもの、すなわち、記録媒体RM
における光変調材層部材がエレクトロクロミック材層部
材ECLによって構成されていて、エレクトロクロミッ
ク材層部材ECLに記録情報による着色像が形成されて
いるものが使用されているものとされている(光変調材
層部材PMLとして1例えば液晶または例えばニオブ酸
リチウムのようなものが使用されている第1@乃至第1
3図に例示されている記録媒体からの記録情報の再生に
際しては、既述のように、特定な偏光面を有する光を記
録済み記録媒体に入射させ、記録済み記録媒体の透過光
や反射光を検光子を介して取り出して利用する)。
第35図に例示しである再生系は、光[LSから放射さ
れた再生光を、光偏向器PDEFxyにより横方向Xと
縦方向Yとの両方向に偏向した後にレンズL1を介して
記録済み記録媒体RMに投射し、静止状態になされてい
る記録済み記録媒体R7Mが2次元的に走査されるよう
にする。
そして、記録済み記#1媒体RMを透過した光をレンズ
L2で集光して光電変換器FDに与え、光電変換器PD
から記録済み記録媒体RMに記録されていた情報と対応
する電気信号を出力させるように構成したものである。
この第35図に示されている再生系では、記録済み記録
媒体RMが光偏向器PDEFxyにおける縦方向Yの偏
向周期と同期して図中の矢印Y方向に間欠的に駒送りさ
れている。
次に第36図に例示しである再生系は、光源LSから放
射された再生光を、光偏向器PDE F xにより横方
向Xに偏向した後にレンズL3を介して記録済み記録媒
体RMに投射し、図中のY方向に副走査のために移動さ
れている記録済み記録媒体RMを横方向Xに走査される
ようにする。
そして、記録済み記録媒体RMを透過した光をレンズL
4で集光して光電変換器PDに与え、光電変換器PDか
ら記録済み記録媒体RMに記録されていた情報と対応す
る電気信号を出力させるように構成したものである。
第37図に例示しである再生系は、光源LSから放射さ
れた再生光を、光偏向器PDEFxにより横方向Xに偏
向した後にレンズL3を介して記録済み記録媒体RMに
投射し1図中のY方向に副走査のために移動されている
記録済み記録媒体RMを横方向Xに走査されるようにし
、記録済み記録媒体RMを透過した光をレンズL4で集
光してライン・イメージセンサl5I(例えば、CCD
ライン・イメージセンサ)に与え、ライン・イメージセ
ンサISIから記録済み記録媒体RMに記録されていた
情報と対応する電気信号を出力させるように構成したも
のである。なお、第37図示の再生系において光偏向器
PDEFxを除去するとともに、光源LSから放射させ
た横の一直線状の光によって記録済み記録媒体RMが照
射されるようにしてもよい。
次に、第38図示の再生系は、光源LSから放射された
再生光を、光偏向器PDEFxyにより横方向又と縦方
向Yとの両方向に偏向した後にレンズL1を介して記録
済み記録媒体RMに投射し、静止状態になされている記
録済み記録媒体RMが2次元的に走査されるようにする
そして記録済み記録媒体RMを透過した光をレンズL2
で集光してライン・イメージセンサl5I(例えば、C
CDライン・イメージセンサ)に与え、ライン・イメー
ジセンサISIから記録済み記録媒体RMに記録されて
いた情報と対応する電気信号を出力させるように構成し
たものである。
この第38図示の再生系で使用されているライン・イメ
ージセンサISLは、光偏向@PDEFxyにおける縦
方向Yの′偏向動作と同期して図中のY方向に副走査の
ために移動できるようになされており、また、記録済み
記録媒体RMは光偏向器PDEFxyにおける縦方向Y
の偏向周期と同期して図中の矢印Y方向に間欠的に駒送
りされる。
なお、この第38図示の再生系におけるライン・イメー
ジセンサl5I(例えば、CCDライン・イメージセン
サ)の代わりに、静止している2次元イメージセンサ(
例えば、撮像管、固体撮像板)が用いられてもよい。
第39図は投影光学系を使用した再生系であり、光源L
Sから放射された再生光をレンズLLを介し、連続的に
図中のY方向に副走査のために移動されている記録済み
記録媒体RMに投射し、記録済み記録媒体RMを透過し
た光をレンズL2で集光してライン・イメージセンサI
SI<例えば、CCDライン・イメージセンサ)に与え
、ライン・イメージセンサISlから記録済み記録媒体
RMに記録されていた情報と対応する電気信号を出力さ
せるように構成したものである。
第40図は投影光学系を使用した再生系であり、光源L
Sから放射された再生光をレンズL+ を介し、間欠的
に図中のY方向に副走査のために駒送りされている記録
済み記録媒体RMに投射し、記録済み記録媒体RMを透
過した光をレンズL2で集光して2次元イメージセンサ
(例えば、撮像管。
固体撮像板HS2に与え、2次元イメージセンサIS2
から記録済み記録媒体RMに記録されていた情報と対応
する電気信号を出力させるように構成したものである。
また、第41図は記録済み記録媒体RMを副走査のため
に図中のY方向に移動させておき、前記の記録済み記録
媒体RMの副走査方向と直交する方向に主走査が行われ
るようなライン・イメージセンサl5I(例えば、CC
Dライン・イメージセンサ)を記録済み記録媒体RMと
密着させておき。
ライン・イメージセンサISIに記録済み記録媒体RM
の透過光を与えて、記録済み記録媒体RMに記録されて
いた情報と対応する電気信号がライン・イメージセンサ
ISIから得られるようにしたものである。
第42図は本発明の記録媒体RMを使用して構成したカ
ラー・スチル・カメラの一例構成を示すブロック図であ
り、また、第43図は本発明の記録媒体RMを使用し−
て構成したカラー・動画カメラの一例構成を示すブロッ
ク図である。第44図は第43図に示されているカラー
・動画カメラによって記録媒体RMに記録された3つの
原色像の記録状態の説明用の平面図である。
第42図において、1.3は記録媒体R1vi(以下の
説明においては、第15図を参照して既述したような構
成態様の記録媒体RMであるとされている)を巻回しで
あるリール、2は接地ローラ、Ce Tは消去用4F電
器、Veは消去用電源、WHは記録ヘッド、0は被写体
、Lは撮像レンズ、C8Aは3色分解光学系、vbは記
録用電源であり、第42図中の上方の一点鎖線枠内に示
されている前記の各部は撮像部を構成しており、また、
第42図中の下方の一点鎖線枠内に示されている部分は
再生部を構成しており、再生部には光源LS、光偏向器
PDETxy、レンズL+、、L2、光電変換器PDが
設けられている。
送り出しり−ル1から送り出された記録媒体RMは、消
去用電源Veから所定の電圧が供給されている消去用帯
電器CTから与えられた電荷によってそれに記録されて
いた既記縁情報が消去されてから、被写体Oの光学像が
記録されるべき位置の方へ図中の矢印Y方向に移動され
る。
被写体Oの光学像は撮像レンズLと3色分解光学系C8
Aと記録媒体RMとを介して記録ヘッドWHの光導電層
部材P CL wに結像する。記録媒体RMの透明電極
Etは接地ローラ2によって接地されているから、前記
した記録ヘッドWHの光導電層部材PCLwの電気抵抗
値は、それに結像された被写体0の光学像に従って変化
するが、記録ヘッドW I−(の電極Ewと記録媒体R
Mにおけるエレクトロクロミック層部材ECLの面に密
着されている透明電極Etとの間には電源vbが接続さ
れているから5.前記した記録ヘッドWHの光導電層部
材PCLwの面と記録媒体RMにおける電荷像形成層部
材CFLとの間の電界強度は、前記した記録ヘッドWH
の光導tit層部材PCLwの電気抵抗値の変化パター
ンに従って変化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMとの
間の放電によって記録媒体RMの電荷像形成層部材CF
Lに形成される電荷像は被写体0の光学像に対応する電
荷像となされる。
前記のように記録媒体RMにおける電荷像形成層部材C
FLに電荷像が形成されると、その電荷像による電界が
エレクトロクロミック層部材ECLに加わるために、記
録媒体RMにおけるエレクトロクロミック層部材ECL
には記録媒体RMの電荷像形成層部材CFLに形成され
た電荷像と対応した着色像が生じる。
それで、電荷像形成層部材CFLに電荷像が記録された
状態の記録媒体RMが第42図の下方に示されている再
生部で、光源LSから放射されて光偏向器PDEFxy
により横方向Xと縦方向Yとの両方向に偏向された後に
レンズL1を介して記録済み記録媒体RMに投射され、
静止状態になされている記録済み記録媒体RMが2次元
的に走査されると、その2次元的な走査光は記録済み記
録媒体RMにおけるエレクトロクロミック層部材ECL
における着色像によって強度変調された状態で記録済み
記録媒体RMを透過し、レンズL2で集光されて光電変
換iPDに与えられ、光電変換器PDから記録済み記録
媒体RMに記録されていた情報と対応する電気信号が出
力される。
次に、第42図及び後述されている第43図中に示され
ている3色分解光学系C8Aの具体的な構成を第45図
及び第46図を参照して説明する。
まず、3色分解光学系C8Aは、それの全体の斜視図が
第46図に例示されており、また、それの構成原理の説
明用の平面図が第45図に示されている。第45図及び
第46図においてDPは赤色光を反射し緑色光と青色光
とを透過するダイクロイックミラー(R面)と、青色光
を反射し緑色光と赤色光とを透過するダイクロイックミ
ラー(B面)とを直交させて構成したプリズム形態のダ
イクロイックミラー(ダイクロイックプリズムDp)で
あり、またPrは全反射面Mrを有するプリズム、pb
は全反射面Mbを有するプリズムである。
第45図において被写体0からの光が撮像レンズ1を介
して前記したダイクロイックプリズムDpに入射すると
、ダイクロイックプリズムDpへの入射光の内で、ダイ
クロイックミラー(R面)とダイクロイックミラー(B
面)との双方を通過した被写体の光学像の緑色光成分は
結像面Igに結像し、また、ダイクロイックプリズムD
Pへの入射光の内で、ダイクロイックミラーR面で反射
した被写体の光学像の赤色光成分は、プリズムPrの全
反射面で反射した後にプリズムPr中を通過して、前記
した結像面1gと同一の平面内にあり。
かつ、前記した結像面Igに近接している結像面Irに
結像し、さらに、ダイクロイックプリズムDpへの入射
光の内で、ダイクロイックミラー8面で反射した被写体
の光学像の青色光成分は、プリズムpbの全反射面で反
射した後にプリズムPb中を通過して、前記した結像面
Ig、T、rと同一の平面内にあり、かつ、前記した結
像面Tg。
Irに近接している結像面Ibに結像する。
そして、前記した3つの結像面I g、I r、I b
は、既述のように同一の平面内に形成されているととも
に、−直線上に配置されているような配置態様のものと
して形成されるようになされている。
第45図及び第46図に示されている3色分解光学系C
5Aにおいて、プリズムPrは赤色光の光路長を伸ばし
、また、プリズムpbは青色光の光路長を伸ばして、前
記したように緑色光の結像面Igと、赤色光の結像面I
rと、青色光の結像面Ibとが、既述のように同一の平
面内で、かつ、−直線上に近接して配置されているよう
な状態にさせるのであり、前記したプリズムPr、Pb
による光路長の伸び量又は、各色光の光軸のずれ量aと
等しく、すなわち、X=aとなるようにされる。
前記したプリズムP’r、Pbによる光路長の伸び量又
は、プリズムPr、Pb中の光路長をdとし、プリズム
Pr、Pbの構成物質の屈折率をnとすると、 X =
 d (n−1) / n   で表わされるから、前
記したようにプリズムPr、Pbによる光路長の伸び量
又と各色光の光軸のずれ量aとを等しくするには、プリ
ズムPr、Pb中の光路長dと、プリズムPr、Pbの
構成材料の屈折率nとを変えることによって行うことが
できる。
前記の構成態様の3色分解光学系C8Aのように、同一
平面内で一直線に近接して形成される3個の結像面Ir
、Ig、Ibに個別の色に分解された被写体の光学像が
結像されるようになされた色分解光学系を用いると、前
記した複数の結像面の位置に記録媒体RMを配置するこ
とにより、記録媒体RMには第44図に示゛されている
ように3色分解された状態の高い解像度の3つの画像B
l。
Gl、 R1(B2. G2. R2,B3. G3.
 R3・・・)が並列した状態で記録再生される。
次に、第43図と第44図とを参照して本発明の記録媒
体RMを使用して構成されているカラー・動画カメラに
ついて説明する。第43図において。
1.3は記録媒体RM(以下の説明においては、第15
図を参照して既述したような構成態様の記録媒体RMで
あるとされている)を巻回しであるリール、EAは消去
装置、WHは透明電極Etwと光導電層部材PCLwと
からなる記録ヘッド、vbは記録用電源、Oは被写体、
Lは撮像レンズ、C8Aは3色分解光学系、PPCAは
光−光変換素子、4は光源、5は偏光板、PDEFxy
は光偏向器、6はレンズ、7はビームスプリッタ、PD
EFyは光偏向器、8はレンズ、9は検光子である。
被写体0の光学像は撮像レンズLと3色分解光学系C8
Aとを介して、光−光変換素子P P CAに与えられ
る。光−光変換素子PPCAとしては、例えば第47図
に示されているような構成態様のものが使用されてもよ
い。第47図において11゜12は透明電極であり、そ
れは光学ガラス基板10.1.3に設けられている。
第47図中においてPCLは光導電層、DMLは誘電体
ミラー、PMLは印加された電界の強度分布に応じて光
の状態を変化させる光学部材(例えばニオブ酸リチウム
単結晶または硅酸化ビスマス(BSO)のような光変調
材層・・・以下の説明例は光変調材層がニオブ酸リチウ
ム単結晶を用いて構成されている場合について述べられ
ている)、WLは書込み光、RT、は読出し光、ELは
消去光である。
第47図中では消去光ELの入射方向と読出し光RLの
入射方向とを同じに示しているが、これは第47図示の
光−光変換素子PPCAが、それの誘電体ミラーDML
として、第48図に例示しであるように波長λlの読出
し光RI、を反射させ。
波長λ2の消去光ELは透過させるような光の透過率特
性を有するものを使用しているものだからである。
さて、第47図に示す光−光変換素子PPCAで光学的
な情報の書込みを行う場合には、光−光変換素子)) 
I) CAに対して電源Vsと切換スイッチSWどから
なる回路を接続し、切換スイッチSWに切換制御<4号
を供給して切換スイッチSWの可動接点を固定接点WR
側に切換えた状態にして前記L7た透明電極11.12
間にfat源Vsの電圧を与え、光導ft層PCLの両
端間に電界が加わるようにし、でおいて、光−光変換素
子PPCAにおける透明型+@1.1側から書込光Wl
、を入射させることにより光−光変換素子PPCAに対
する光学的情報の書込みを行うのである。
すなわち、前記のように光−光変換素子P P CAに
入射した書込み光WLが透明電極11を透過して光導電
層PCLに到達すると、光導電層PCLの電気抵抗値が
それに到達した入射光による光学像と対応して変化する
ために、光導電層1) CLとvIt体ミラーDMLと
の境界面には光導電層PCLに到達した入射光による光
学像と対応した電荷像が生じる。
前記のようにして入射光による光学像と対応する電荷像
の形で書込みが行われた光学的情報の読出し動作を、書
込み光V/ T、、による書込み動作が行われ続けてい
る光−光変換素子r p c Aについて実施する場合
には、切換スイッチSWの可動接点を固定接点WR側に
切換えた状態として、電源VSの電圧が透明電極11,
12間に印加されている状態にしておいて、光−光変換
素子PPCAにおける透明電極12側に図示されていな
い光源から一定の光強度の読出し光RLを投射すること
によって行うのである。
すなわち、既述のように入射光による光情報の書込みが
行われた光−光変換素子PPCAにおける光導電層PC
Lと誘電体ミラーDMLとの境界面には、光導電paP
CLに到達した入射光による光学像と対応した強度分布
を有する電荷像が生じているが、前記した光導電層P 
CI、に対して誘電体ミラーDMLとともに直列的な関
係に設けられている光学部材PML(例えばニオブ酸リ
チウム単結晶PML )には、入射光による光学像と対
応して生じた電荷像による電界が加わっている状態にな
っている。
そして、前記したニオブ酸リチウム単結晶PMLの屈折
率は1次電気光学効果により電界に応じて変化するから
、入射光による光学像と対応した強度分布を有する電荷
像の電界が加わっている状態の前記した光導電層PCL
に対して誘電体ミラーDMLとともに直列的な関係に設
けられているニオブ酸リチウムの結晶PMLの屈折率は
、既述した入射光による光情報の書込みにより光−光変
換素子PPCAにおける光導電層PCLと誘電体ミラー
DMLとの境界面に光導電層PCLに到達した入射光に
よる光学像と対応して生じた電荷像に応じて変化してい
るものになる。
それで、透明電極12側の光学ガラス基板13に読出し
光RLが投射された場合には、前記のように投射された
読出し光RLが、光学ガラス基板13→透明電極12→
ニオブ酸リチウム単結晶PML→誘電体ミラーDML→
のように進行して行き、次いで前記した読出し光RLは
誘電体ミラーDMLで反射して透明電極12側の光学ガ
ラス基板13の方に反射光として戻って行くが、ニオブ
酸リチウムの結晶PMLの屈折率は1次電気光学効果に
よって電界に応じて変化しているから、読出し光RLの
反射光はニオブ酸リチウムの結晶PMLの1次電気光学
効果によりニオブ酸リチウムの結晶PMLに加わる電界
の強度分布に応じた画像情報を含んでいるものとなって
、透明電極12側の光学ガラス基板13には入射光によ
る光学像に対応した再生光学像を生じさせることになる
また、前記のようにして書込み光WLによって書込まれ
た情報を消去するのには、前記した切換スイッチSWに
切換制御信号を供給して切換スイッチSWの可動接点を
固定接点Er側に切換えて光−光変換素子PPCAにお
ける透明電極11゜12間に電界が生じないようにして
から透明電極12側から−様な強度分布の消去光ELを
入射させることによって行う。
第43図において、前記のように撮像レンズLと3色分
解光学系C8Aとを介して光−光変換素子I) P C
Aに被写体Oの光学像が書込み光WLとして与えられた
光−光変換素子PPCAは、3色分解光学系により色分
解された複数の光学像と対応する3個の電荷像を形成す
る。
前記のように光−光変換素子PPCAに形成された3個
の電荷像は、読出し光によって読出されてから記録媒体
RMへ第44図に例示されているような状態で記録され
る。
すなわち、記録媒体RMは第15図を参照して低連した
ように、電極Eとエレクトロクロミック層部材ECLと
電荷像形成層・部材CFLとを積層させた構成のもので
あり、記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CFLの
前面に透明電極Etwと光導電層部材PCLwとからな
る記録ヘッドWHを配置し、前記した記録媒体RMにお
けるエレクトロクロミック層部材ECLの面に設けであ
る電極Eと記録ヘッドWHにおける透明電極Etwとに
電gvbを接続しであるが5読出し光による光−光変換
素子PPCAからの電荷像の読出しが、光源4→偏光板
5→光偏向器PDEFxy→レンズ6→ビームスプリツ
タ7→光−光変換素子PPCAの経路で光−光変換素子
PPCAに縦横釦こ走査されている読出し光として与え
られ、それにより光−光変換素子PPCAでは第47図
を参照して既述したようにして電荷像が光像に変換され
て読出され、その光は光−光変換素子PPCA→光偏向
器Fy→レンズ8→検光子9→書込みヘッドWHの透明
電極Etw及び光導電層部材PCLwに与えられると、
前記した光導電層部材PCLwの電気抵抗値が、それに
結像された被写体Oの光学像に従って変化する。
前述のように記録ヘッド’l117Hの透明電極Etw
と記録媒体RMにおける一エレクトロクロミック層部材
ECLの面に設けである電極Etとの間には電源vbが
接続されているから、前記した記録ヘッドWHの光導電
層部材PCLwの面と記録媒体RMにおける電荷像形成
層部材CFLとの間の電界強度が、前記した記録ヘッド
WHの光導電層部材PCLwの電気抵抗値の変化パター
ンに従って変化し、記録ヘッドWHと記録媒体RMとの
間の放電によって記録媒体RMの電荷像形成層部材CF
Lに形成される電荷像は被写体0の光学像に対応する電
荷像となされる。
記録媒体RMにおける電荷像形成層部材CFLに電荷像
が形成されると、その電荷像による電界がエレクトロク
ロミック層部材ECLに加わるために、記録媒体RMに
おけるエレク]・ロクロミック層部材ECLには記録媒
体RMの電荷像形成層部材CFLに形成された電荷像と
対応した着色像が生じる。
第44図は記録媒体RMにおける記録の態様を例示した
図であり、図中のBl、 01. R1,B2゜G2.
 R2、・・・などが、それぞれの3つの原色像である
次に第49図を参照して記録済み記録媒体RMIから記
録媒体RM2に転写を行う場合について説明する。この
第49図に示されている例においては、記録済の記録媒
体RM4.RM2の双方が、ともに転写用の照射光Lt
に対して透明なものとして構成されているものであり、
かつ、記録済の記録媒体RMIはそれの光変調材層部材
がエレクトロクロミック材層部材ECLとなされていて
、記録情報が光学的な濃度情報として記録されているも
のであるとされている。
第49図において記録済の記録媒体RMIと記録媒体R
M2とを互いに密着させた状態、あるいは離隔した状態
で対向させるとともに、記録媒体RM2に記録ヘッドW
Hを対向させて、記録ヘッドWHの電極Ewと記録媒体
RM2の透明電極Ettとに電源vbを接続して、記録
済の記録媒体RM1を透過させた転写用の照射光Ltで
記録媒体RM2を照射させると、記録済の記録媒体Rt
に記録されていた光学的な濃度情報によって強度変調さ
れている転写用の照射光Ltが記録ヘッドWHの光導電
層部材PCLwに与えられる。
なお、記録済の記録媒体RMIと記録媒体RM2とを離
隔させた状態で対向して転写を行うようにする場合には
、投射光学系を用いることにより離隔量の自由度を持た
せることができることはいうまでもない。
前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PCLWの電気
抵抗値は、それに与えられた記録済の記録媒体RM ]
 に記録されていた光学的な濃度情報に従って変化する
が、記録ヘッドWHの電極Ewと記録媒体RMの透明電
極Etとの間には電源Vbが接続されているから、前記
した記録ヘッドWHの光導電層部材PCLwの面と記録
媒体RMにおける電荷像形成層部材CF Lとの間の電
界強度は、前記した記録ヘッドWHの光導電層部材PC
Lwの電気抵抗値の変化パターンに従って変化し、記録
ヘッドWHと記録媒体RMとの間の放電によって記録媒
体R114の電荷像形成層部材CFI、に形成される電
荷像は記録済の記録媒体RMIに記録されていた光学的
な濃度情報に対応する電荷像となされる。すなわち、転
写が良好に行われるのである。
第49図を参照して説明した転写方式は記録済の記録媒
体RMIを透過させた転写用の照射光Ltで記録媒体を
照射して行うようにしたものであったが、記録済み記録
媒体から新たな記録媒体に記録情報の転写を行うのに、
転写用の照射光を照射することなく、記録済み記録媒体
の電荷像の電界を用いて行うようにもできることはいう
までもない(例えば特願昭63−186947号を参照
されるとよい)。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明は少なくとも光変調材層部材と電荷像形成層部材との
積層構成部分を備えて構成し、電荷像形成層部材に形成
させた電荷像の電界により光変調材層部材の状態が変化
された状態で電荷像記録が行われるようにした記録媒体
と、少なくとも光変調材層部材と光導電層部材との積層
構成部分を備えて構成し5、光導電層部材と光変調材層
部材との境界に形成された電荷像の電界により光変調材
層部材の状態が変化された状態で電荷像記録が行われる
ようにした記録媒体、及び、少なくともエレクトロクロ
ミック材層部材と電荷像形成層部材との積層構成部分を
備えて構成し、電荷像形成層部材に形成させた電荷像の
電界によりエレクトロクロミック材層部材に着色像を生
じさせた状態で電荷像記録が行われるようにした記録媒
体、ならびに少なくともエレクトロクロミック材層部材
と光導電層部材との積層構成部分を備えて構成し、光導
電層部材と光変調材層部材との境界に形成された電荷像
の電界によりエレクトロクロミック材層部材に着色像を
生じさせた状態で電荷像記録が行われるようにした記録
媒体では、再生動作時に使用される光変調材層部材が記
録媒体の構成部材として用いられていることにより、再
生動作時にも感度の低下や解像度の劣化が生じない記録
媒体を容易に提供できるのであり、前記の記録媒体に対
する電荷像の記録動作時には、記録媒体における構成部
材の積層方向に予め所定の強度の電界を印加して、記録
の対象にされいている情報によって強度が変調されてい
る光を入射させることにより容易に記録が行われ、また
、記録済みの記録媒体からの再生動作時には記録済みの
記録媒体に記録情報の読取り用の光を入射させることに
より再生が良好に行われ、さらに、記録済みの記録媒体
に記録されている記録情報を他の記録媒体に転写する際
には、記録済みの第1の記録媒体と、第2の記録媒体と
を対向させて配置し、第2の記録媒体における各構成部
材の積層方向に予め所定の強度の電界を印加し、前記し
た記録済みの第1の記録媒体を透過させた光を第2の記
録媒体における光導電層部材側から入射させることによ
って容易に転写が行われる。
すなわち5本発明の記録媒体において、記録の対象にさ
れている情報を−たん電荷像形成層部材に電荷像として
形成し、その電荷像の電界により光変調材層部材の状態
が変化されるようになされている構成態様の記録媒体で
も、記録の対象にされている情報を−たん光導電層部材
と光変調材層部材との間の部分に電荷像として形成し、
その電荷像の電界により光変調材層部材の状態が変化さ
れるようになされていξ構成態様の記録媒体であっても
記録の対象とされる情報の記録動作が電荷像の形成動作
により迅速に行われ、その記録された電荷像による電界
によって光変調材層部材の状態が変化されることにより
、記録媒体からの情報の読取り動作に際しては特別な読
取りヘッドを必要とすることもなく、記録媒体に再生光
を入射させて透過光または反射光を用いて容易に記録情
報を再生したり転写したりすることができるので、高解
像度での記録、再生、転写が高感度に行えるのである。
また、前記のように記録の対象にされている情報を−た
ん電荷像形成層部材に電荷像として形成し、その電荷像
の電界により光変調材層部材の状態が変化されるように
なされている構成態様の記録媒体や、記録の対象にされ
ている情報を−たん光導電層部材と光変調材層部材との
間の部分に電荷像として形成し、その電荷像の電界によ
り光変調材層部材の状態が変化されるようになされてい
る構成態様の記録媒体であるために、(1)記録媒体R
Mで記録の対象にされている情報の電荷像形成層部材へ
の電荷像の形成動作、あるいは記録媒体における光導電
層部材と光変調材層部材との間の部分への電荷像の形成
動作は極めて短時間に行われること、(2)前記のよう
に形成された電荷像の電界による光変調材層部材の状態
の変化は、それが瞬時に生じなくても記録媒体から記録
情報の読取り動作が行われるまでの間に、前記のように
形成された電荷像の電界による光変調材層部材の状態の
変化が生じていれば、記録再生動作は良好に行われる。
ということに着目し、記録媒体における光変調材層部材
として、色彩が鮮明で、電気量と光学濃度とが比例し、
記憶機能があるエレクトロクロミズム素子によるエレク
トロクロミック材層部材E、CLを用いて記録媒体を構
成しても、物質の色の可逆変化が電圧印加によって生じ
る酸化還元反応によるために応答速度が遅い、というエ
レクトロクロミズムを利用した素子のもつ問題点も何等
問題にならずに、記録済み記録媒体からの情報信号の読
取り動作も容易で、記録、再生装置としても構成が簡単
なものを使用できる、という優れた諸特性を有する記録
媒体が実現できるのであり、また、前記のように記憶機
能があるエレクトロクロミズム素子によるエレクトロク
ロミック材層部材ECLを用いて記録媒体を構成した場
合には、エレクトロクロミック材層部材ECL自体によ
り長期間にわたる記憶動作が期待できる他に、電荷像形
成層に電荷が保持されているような構成態様の記録媒体
においては、その保持されている電荷像による電界がエ
レクトロクロミック材層部材ECLに印加されている状
態になるためにエレクトロクロミック材層部材ECLに
おける記憶がより一層長期間にわたった良好に保たれる
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第28図及び第52図乃至第55図は本発明
の記録媒体の代表例の一部の側断面図、第29図乃至第
34図は本発明の記録媒体を用いて記録再生の対象にさ
れている情報を記録する記録系の構成例を示すブロック
図、第35図乃至第41図は本発明の記録媒体に記録さ
れている情報を再生する再生系の構成例を示すブロック
図、第42図は静止画像の記録再生装置の構成例を示す
ブロック図、第43図は動画像の記録再生装置の構成例
を示すブロック図、第44図は記録態様を示す平面図、
第45図は3色分解光学系の一例構成の平面図、第46
図は3色分解光学系の一例構成の斜視図、第47図は光
−光変換素子の構成例を示す側面図、第48図は光−光
変換素子における光変調材部材の光透過率特性例図5第
49図は転写装置の構成例のブロック図、第50図は従
来例を説明するための記録系の側面図、第51図は従来
例を説明するための再生系の側面図である。 RM・・・記録媒体、IL・・・誘電体層部材、E、E
t。 E t W、 Ew、 Etl、Et2−・・電極、P
CL、PCL w・・・光導電層部材、WH・・・記録
ヘッド、O・・・被写体、L・・・撮像レンズ、vb・
・・電源、RH・・・再生ヘッド(電荷像読取りヘッド
)、Etr・・・透明電極、CFL・・・電荷像形成層
部材、ESL・・・電荷移動抑止層部材、PCG・・・
光導電体の微粒子、CT・・・帯電器、ECL・・・エ
レクトロクロミック材層部材、PD・・・光電変換器、
Lp・・・投影光学系、S・・・スクリーン、BS・・
・ビームスプリッタ、LS・・・光源、PDEFxy、
PDEFx−光偏向器、Ll−L4−・レンズ、ISS
トライン・イメージセンサ、IS2・・2次元イメージ
センサ、CT e・・・消去用帯電器。 Ve・・・消去用電源、WHは記録ヘッド、C8A・・
・3色分解光学系、op・・・ダイクロイックプリズム
。 Pr・・全反射面Mrを有するプリズム、Pb・・・全
反射面Mbを有するプリズム、EA・・消去装置。 PPCA・・・光−光変換素子、PDEFy・・・光偏
向器、WL・・・書込み光、RL・・・読出し光、EL
・・・消去光、Vs・・・電源、SW・・切換スイッチ
、RMI。 RM2・・記録媒体、1,3・・記録媒体RMを巻回し
であるリール、2・・・接地ローラ、4・・光源、5・
・・偏光板、6・・・レンズ、7・・・ビームスプリッ
タ、8・・・レンズ、9・・・検光子、11.12・・
・透明電極。 10.13・・・光学ガラス基板、14・・・レーザ光
源(またはハロゲンランプを用いた光[)、15・偏光
子、16・・・光偏向器、17・・・コリメータレンズ
、18・・・ビームスプリッタ、19・・・レンズ、2
0・・・集光レンズ、21・・・光学的バイアスを設定
するための波長板、22・・・検光子、23・・光電変
換器。 RM (a) (C) 34図 M

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも光変調材層部材と電荷像形成層部材との
    積層構成部分を備えて構成してなる記録媒体 2、少なくとも光変調材層部材と光導電層部材との積層
    構成部分を備えて構成してなる記録媒体 3、散乱モードで動作しうる光変調材層部材を備えた請
    求項1または2に記載の記録媒体 4、光変調材層部材として高分子−液晶複合膜を用いた
    請求項1乃至3のいずれかに記載の記録媒体 5、少なくともエレクトロクロミック材層部材と電荷像
    形成層部材との積層構成部分を備えて構成してなる記録
    媒体 6、少なくともエレクトロクロミック材層部材と光導電
    層部材との積層構成部分を備えて構成してなる記録媒体 7、記録媒体における光変調材層部材と電荷像形成量部
    材との積層方向に予め所定の強度の電界を印加させてお
    く手段と、前記した電荷像形成層部材に記録の対象にさ
    れる情報と対応する電荷像を形成させる手段とを備え、
    前記した電荷像形成層部材に形成された電荷像と対応し
    て記録の対象にされる情報を、光変調材層部材の光学的
    な状態変化の形態により記録再生させるようにした記録
    、再生方式 8、記録媒体における光変調材層部材と、光導電層部材
    との積層方向に予め所定の強度の電界を印加させておく
    手段と、記録の対象にされている情報を光情報として前
    記した光導電層部材に入射させて少なくとも光導電層部
    材に電荷像を形成させる手段とを備え、前記の電荷像と
    対応して記録の対象にされる情報を光変調材層部材の光
    学的な状態変化の形態により記録再生させるようにした
    記録、再生方式 9、記録媒体におけるエレクトロクロミック材層部材と
    電荷像形成層部材との積層方向に予め所定の強度の電界
    を印加させておく手段と、前記した電荷像形成層部材に
    記録の対象にされる情報と対応する電荷像を形成させる
    手段とを備え、前記した電荷像形成層部材に形成された
    電荷像と対応してエレクトロクロミック材層部材に記録
    の対象にされる情報を光学的な濃度情報の形態により再
    生させるようにした記録、再生方式 10、記録媒体におけるエレクトロクロミック材層部材
    と光導電層部材との積層方向に予め所定の強度の電界を
    印加させておく手段と、記録の対象にされている情報を
    光情報として前記した光導電層部材に入射させて電荷像
    を形成させる手段とを備え、前記の電荷像と対応してエ
    レクトロクロミック材層部材に記録の対象にされる情報
    を光学的な濃度情報の形態により再生させるようにした
    記録、再生方式 11、記録済みの第1の記録媒体と、少なくとも光導電
    層部材を備えて構成されている第2の記録媒体とを対向
    させて配置する手段と、前記した第2の記録媒体に予め
    所定の強度の電界を印加させておく手段と、前記した記
    録済みの第1の記録媒体を透過させた光を第2の記録媒
    体における光導電層部材に入射させて電荷像を形成させ
    る手段とを備え、記録済みの第1の記録媒体の記録情報
    を第2の記録媒体に転写させるようにした転写方式
JP1291660A 1988-11-16 1989-11-09 記録媒体及び記録,再生方式 Pending JPH02222924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1291660A JPH02222924A (ja) 1988-11-16 1989-11-09 記録媒体及び記録,再生方式

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28970788 1988-11-16
JP63-289707 1988-11-16
JP1291660A JPH02222924A (ja) 1988-11-16 1989-11-09 記録媒体及び記録,再生方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02222924A true JPH02222924A (ja) 1990-09-05

Family

ID=26557702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1291660A Pending JPH02222924A (ja) 1988-11-16 1989-11-09 記録媒体及び記録,再生方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02222924A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04274213A (ja) * 1991-02-28 1992-09-30 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JPH04275520A (ja) * 1991-03-01 1992-10-01 Victor Co Of Japan Ltd 記録再生装置
JPH04362916A (ja) * 1990-07-12 1992-12-15 Dainippon Printing Co Ltd 情報記録媒体及び静電情報記録再生方法
US5191408A (en) * 1990-02-28 1993-03-02 Victor Company Of Japan, Ltd. Color imaging system with selectively openable optical shutter
JPH05165005A (ja) * 1991-01-31 1993-06-29 Dainippon Printing Co Ltd 情報記録媒体及び情報記録再生方法
JPH06130347A (ja) * 1991-01-31 1994-05-13 Dainippon Printing Co Ltd 情報記録媒体及び情報記録再生方法
US5313288A (en) * 1991-03-06 1994-05-17 Victor Company Of Japan, Ltd. Recording medium and recording/reproduction apparatus thereof
US5319461A (en) * 1991-03-06 1994-06-07 Victor Company Of Japan, Ltd. Recording medium and recording apparatus wherein voltage is applied only to peripheral edges of the recording medium
JPH06235901A (ja) * 1992-10-13 1994-08-23 Dainippon Printing Co Ltd 光センサー、情報記録装置および情報記録再生方法
US5430705A (en) * 1990-04-02 1995-07-04 Victor Company Of Japan, Ltd. Method and apparatus for recording and reproducing main and sub information

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5191408A (en) * 1990-02-28 1993-03-02 Victor Company Of Japan, Ltd. Color imaging system with selectively openable optical shutter
US5430705A (en) * 1990-04-02 1995-07-04 Victor Company Of Japan, Ltd. Method and apparatus for recording and reproducing main and sub information
JPH04362916A (ja) * 1990-07-12 1992-12-15 Dainippon Printing Co Ltd 情報記録媒体及び静電情報記録再生方法
JPH05165005A (ja) * 1991-01-31 1993-06-29 Dainippon Printing Co Ltd 情報記録媒体及び情報記録再生方法
JPH06130347A (ja) * 1991-01-31 1994-05-13 Dainippon Printing Co Ltd 情報記録媒体及び情報記録再生方法
JPH04274213A (ja) * 1991-02-28 1992-09-30 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JPH04275520A (ja) * 1991-03-01 1992-10-01 Victor Co Of Japan Ltd 記録再生装置
US5313288A (en) * 1991-03-06 1994-05-17 Victor Company Of Japan, Ltd. Recording medium and recording/reproduction apparatus thereof
US5319461A (en) * 1991-03-06 1994-06-07 Victor Company Of Japan, Ltd. Recording medium and recording apparatus wherein voltage is applied only to peripheral edges of the recording medium
JPH06235901A (ja) * 1992-10-13 1994-08-23 Dainippon Printing Co Ltd 光センサー、情報記録装置および情報記録再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0229081A (ja) 撮像装置
JPH049916A (ja) 記録装置および記録ヘッド
JPH02222924A (ja) 記録媒体及び記録,再生方式
KR930001618B1 (ko) 광 영상 정보의 반복 기록 방법 및 영상 픽업장치
KR930000514B1 (ko) 광학 정보 기록매체 및 기록/재생 시스템
JPH01190084A (ja) 撮像装置
JPH0318824A (ja) 電荷像記録媒体
EP0403307B1 (en) Method for operating photo-to-photo transducer
JPS63168618A (ja) 撮像装置
JP2990828B2 (ja) 情報記録媒体
JPH01319384A (ja) カラー撮像装置
JPH03296014A (ja) 撮像装置
US5319461A (en) Recording medium and recording apparatus wherein voltage is applied only to peripheral edges of the recording medium
US5241376A (en) Cinematographic system
EP0657764B1 (en) Photo-to-photo transducer
JPS63168631A (ja) カラ−撮像装置
JPH04274213A (ja) 撮像装置
JPH03295387A (ja) カラー撮像装置
JPH03286436A (ja) 複数情報の記録再生装置
JPH02250473A (ja) 電荷像の記録,再生装置
JP2623894B2 (ja) 電磁放射線情報の記録方法
JPH068935B2 (ja) 光―光変換素子
JPH02250058A (ja) 電荷像記録媒体及び電荷像の記録,再生装置
JPH04277717A (ja) 電磁放射線情報記録装置
JPH01314478A (ja) 撮像装置