JPH02222646A - 食品用離型油 - Google Patents

食品用離型油

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JPH02222646A
JPH02222646A JP8946185A JP4618589A JPH02222646A JP H02222646 A JPH02222646 A JP H02222646A JP 8946185 A JP8946185 A JP 8946185A JP 4618589 A JP4618589 A JP 4618589A JP H02222646 A JPH02222646 A JP H02222646A
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JP
Japan
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oil
mold release
oils
mold releasing
acid
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JP8946185A
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JPH082243B2 (ja
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Hiroshi Sakka
属 博史
Hideyuki Ito
秀行 伊藤
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Riken Vitamin Co Ltd
Original Assignee
Riken Vitamin Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は製菓、製パン、惣菜調理用等食品用離型油に関
する。
′〔従来の技術〕 従来より製菓、製パン、惣菜調理用の離型油について種
々のタイプが市販されている。それらは、形状別には固
体、半固体、液体に9組成別には食用油脂に食品用乳化
剤あるいは、ワックスを加えたもの(特公昭51−16
935)、蛋白質。
ガム質、澱粉といった粉末固型物質を添加したもの(特
公昭4g−32345,特公昭45−29418 ) 
エマルション型(特公昭60−12.特公昭46−40
182)に分類される。固型、半固型若しくは粉末固型
物質を添加した離型油が一般的に離型性が良いと言われ
ているが、固型、半固型離型油はグリーサー設備を必要
とし、機械の維持管理が繁雑であり、一方粉末固型物質
を添加した離型油は天板上にこげや付着物が多量に発生
し、それらが製品に混入する事で商品価値を著しく低下
させてしまう。エマルション型は、エマルションの長期
安定性及び腐敗の点で問題がある為、普及するまでには
至っていない。
液体型は、相対的に離型性は劣るものの簡便なノズル噴
霧方式を用いることにより、容易に天板に塗布出来る為
、広く一般に使用されている。しかし、依然として離型
性の良い液体の離型油に対する要望は強い。
〔発明が解決しようとする課題3 食品は複雑な多成分系から構成されており、特に蛋白質
、糖質の多い食品は離型性が悪く、生地が天板表面に付
着し、製品のロス、型汚れの原因ともなっている。又、
一方で最近は製品の離型のみならず焼色、焼肌と言った
出来上がりの外観を重視する傾向にある。本発明の目的
は、離型性に優れ且つ良好な焼色、焼肌を製品に付与し
、ノズル噴霧可能な液体の離型油を堤供する事にある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果、食用液状油脂にラウリン酸。
ミリスチン酸、パルミチン酸の中から選ばれた少なくと
も1つ以上の構成脂肪酸を70%以上含有するプロピレ
ングリコール七ノおよび/またはジ脂肪酸エステル(以
下PGEと略)を配合したものが離型性能、焼色、焼肌
共に優れていることを見い出した。
本発明において使用される食用液状油脂としては、大豆
油、菜種油、とうもろこし油、綿実油、サフラワー油、
サンフラワー油、米油、落花生油、オリーブ油、ごま油
、ヤシ油、パーム油、中鎖トリグリセライド(MCT)
等単独或いはこれらの混合物又は一部微水添或いは硬化
分別油でも常温で透明状態であれば良く、従って動物油
であってもこの条件を満たせば使用可能である。本発明
で用いるPGEは、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸それぞれ単独或いはこれらの混合物とプロビレ・
ングリコールとのエステル化反応で得られる。
PGEは本来離型油の界面張力を低下させ、スプレー時
に天板の表面に油の被膜を形成させる作用がある。
プロピレングリコールモノエステルの構成脂肪酸鎖長と
界面張力との関係について調べてみると、構成脂肪酸鎖
長が短い程離型油の界面張力低下能が大となり、又一方
で離型性も上がる事が確認され、離型性と界面張力低下
能はほぼ相関する事が本発明者により見い出された。し
かし、PGEの構成脂肪酸がラウリン酸より短い場合離
型油としての発煙点の低下をもたらし、また風味上の許
容範囲を越えてしまう。パルミチン酸より長鎖の脂肪酸
が30%以上の場合、離型性は不十分であり、食用液状
油中から析出分離してしまう為、適当ではない。本発明
の特定のPGEに限りPGEの配合量が1〜10重量%
、好ましくは1〜5重量%であれば風味、常温での結晶
析出の問題がない。
適度な焼色、焼肌は離型性と関連性があり、離型性を重
視し過ぎると焼色が付きにり<、離型性が不十分である
と、均一な焼色、焼肌を得る事が出来ない。
従ってラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸を構成
脂肪酸とするPGEは、均−且つ適度の焼色、焼肌を製
品に与え、商品価値を著しく高める事が出来る。
レシチンが、離型油に用いられるのは公知の事実であり
、大豆、卵黄等起源の異なるもの、或いは分画レシチン
、水添レシチン、酵素分解レシチンも使用可能であるが
、離型油中0.5〜10重量%が風味上望ましい。
〔実施例〕
以下本発明を実施例及び比較例を用いて説明する。尚、
表中の数字は重量%を示す。
実施例1〜4及び比較例1〜3 表1及び表2に示す配合組成の離型油を作製し、下記の
配合にてケーキ生地を調製した。
小麦粉 In    Mixia(低速 θ′30″′
砂 糖 +30         高速 3’00″全
 卵 150    生地比重 0.40〜0.45起
泡剤  8 水     5 ベーキングパウダー l レモンケーキ用天板に離型油を塗布し、生地を充填後7
80℃15分間焼成する。天板を逆にして離型性の評価
を行う。
1)日清製油■     日清レシチンDX2)理研ビ
タミン(m   レジマールEL3)離型性の評価 ◎ 天板を逆にして1分以内の落下率が80%以上O更
にショックを与えた後の落下率が80%以上△    
 〃60〜80% ×〃50%以下 4)焼色の評価 1・・・・・・不適当 2・・・・・・普 通 3・・・・・・良 好 〔発明の効果〕 表10表2の結果から明らかな様に、本発明の離型油は
、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸の中から選
ばれた少なくとも1つ以上の構成脂肪酸が70%以上で
あるところのPGEを配合した場合に優れた離型性を示
し、製品の焼色、焼肌を改良した。常温で液体且つ粉末
固型物質を含んでいない為、ノズル噴霧可能であり型汚
れする事なく、大量生産工程に容易に利用出来た。
焼肌の評価 1・・・・・・肌があれ、きめ粗い 2・・・・・・普通 3・・・・・・滑らかできめ細かい 風味の評価 1・・・・・・苦味強い 2・・・・・・やや苦味 3・・・・・・普通 表2 比

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)食用液状油脂にラウリン酸、ミリスチン酸、パル
    ミチン酸の中から選ばれた少なくとも1種以上の構成脂
    肪酸を70%以上含有するプロピレングリコールモノお
    よび/またはジ脂肪酸コステルを1〜10重量%配合す
    る事を特徴とする食品用離型油。
  2. (2)請求項1記載の離型油に対しレシチンを0.5〜
    10重量%、配合することを特徴とする食品用離型油。
JP1046185A 1989-02-27 1989-02-27 食品用離型油 Expired - Fee Related JPH082243B2 (ja)

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JPH02222646A true JPH02222646A (ja) 1990-09-05
JPH082243B2 JPH082243B2 (ja) 1996-01-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06245701A (ja) * 1993-02-24 1994-09-06 Tsukishima Shokuhin Kogyo Kk 油脂組成物の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06245701A (ja) * 1993-02-24 1994-09-06 Tsukishima Shokuhin Kogyo Kk 油脂組成物の製造法

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JPH082243B2 (ja) 1996-01-17

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