JPH02219303A - 誘電体共振器の周波数調整機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 誘電体共振器と、導体との間隔を変化させることにより
共振周波数を調整する誘電体共振器の周波数調整機構に
関し、 誘電体共振器と、導体の間隔が小さくなるとともに、導
体の面積を減少させることにより、共振周波数の変化を
緩やかにして、共振周波数の調整を容易に行うことがで
きる誘電体共振器の周波数調整機構を提供することを目
的とし、 誘電体共振器と、共振周波数の調整を行うための導体と
、誘電体共振器と、導体の間隔を変化させる調整ネジよ
りなる共振周波数を調整可能な誘電体共振器にお、いて
、誘電体共振器と導体の間隔が小さくなるとともに、導
体の誘電体共振器に対向する面積を、減少させるように
構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、誘電体共振器と、導体との間隔を変化させて
共振周波数を調整する誘電体共振器の周波数調整機構に
関する。

例えば、誘電体共振器を使用して、バンドパスフィルタ
、ハンドリジェクションフィルタを作るときに、所定の
特性に調整するために誘電体共振器の共振周波数を調整
することが必要になる。

かかる共振周波数の調整を容易に行うことのできる誘電
体共振器の周波数調整機構が必要となる。

〔従来の技術〕

第４−１図は従来例を説明する図、第４−２図は従来例
を説明する図（斜視図）を示す。

第４−１図の例は、誘電体共振器】と、共振器周波数を
調整するための導体２と、誘電体共振器１と導体２−に
、との間の間隔を調整する言周整ネジ３と、 誘電体共振器１を支持する支持台４と、筺体５とを具備
している。

上述の構成において、−船釣に導体２が調整ネジ３によ
って押し下げられるとき、導体２が磁界に強く影響を与
えるときは、共振周波数が高くなり、電界に強く影響を
与えるときは、共振周波数が低くなることが知られてい
る。

即ち、導体２を誘電体共振器１に接近させることで、誘
電体共振器１の周囲の空間領域のエネルギを変化させる
ことによって、共振周波数を変化させることができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述の従来例では、誘電体共振器１と導体２との間の間
隔を調整することにより、共振周波数を調整しているが
、第３図に示すように、導体２が誘電体共振器１に接近
するにしたがって、僅かな間隔の変化で誘電体共振器１
の共振周波数が大幅に変化するので、周波数調整が難し
くなり、長時間を要している。

本発明は、誘電体共振器と、導体の間隔が小さくなると
ともに、導体の面積を減少させることにより、共振周波
数の変化を緩やかにして、共振周波数の調整を容易に行
うことができる誘電体共振器の周波数調整機構を提供す
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の詳細な説明する図を示す。

第１図に示す本発明の原理図中の１は誘電体共振器であ
り、 ２は誘電体共振器１との間隔が小さくなるにしたがって
、その面積が小さくなる導体であり、３は誘電体共振器
１と導体２の間隔を変化させる調整ネジであり、 かかる手段を具備することにより本課題を解決するため
の手段とする。

〔作　用〕

誘電体共振器１の共振周波数は、誘電体共振器１の周囲
の空間領域のエネルギを導体２により変化させることに
より行う。

この導体２の面積を、誘電体共振器１に接近するととも
に、小さく（例えば、第１図に示す破線の状態）して、
誘電体共振器１の共振周波数の変化を緩やかにすること
により周波数調整を容易に行うことが可能となる。

〔実施例〕

以下本発明の要旨を第２−１図〜第３図に示す実施例に
より具体的に説明する。

第２−１図、第２−Ｔ２図は本発明の詳細な説明する図
、第３図は誘電体共振器と導体との間隔と共振周波数の
関係を説明する図をそれぞれ示す。

なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。

第２−１図に示す本発明の実施例は第１図で説明した誘
電体共振器１として、誘電体共振器１とそれを支持する
支持台４と、 導体２として、調合金製のテーバ状の形状をもつベロー
ズ２０と、 調整ネジ３として、第４図で説明したのと同一機能を有
する調整ネジ３と、 これらを収容する筺体５とから構成した例である。

本実施例において、調整ネジ３を回転させると、ベロー
ズ２０が押し下げられる。このベローズ２０はテーパー
状に構成されており中心部の径は、筐体取付部の径より
小さくできている。

従って、調整ネジ３によりベローズ２０が誘電体共振器
１に接近させる程、誘電体共振器１に対向するベローズ
２０の面積は小さくなる。

このような構造をとることにより、誘電体共振器１とへ
ロース２０が接近したときでも、間隔の変化による共振
周波数の変化が緩やかとすることができ、周波数調整を
容易に行うことが可能となる。

第２−１図はへロース２０が誘電体共振器１との間隔が
大きい状態、第２−２図はベローズ２０と誘電体共振器
１の間隔が小さい状態を示す。

また、第３図は誘電体共振器１と導体２０間隔と共振周
波数の関係を示す図であり、従来例では誘電体共振器１
と導体２人の間隔が接近すると共振周波数が急激に変化
するが、本発明においては、ベローズの内径と外径を最
適寸法に設定することにより、誘電体共振器１と導体２
との間隔と、共振周波数の関係を比例関係にすることが
でき、周波数調整を容易に行うことができる。

〔発明の効果〕

以上のような本発明によれば、誘電体共振器と導体との
間隔と、共振周波数を比例するようにでき、周波数調整
を容易に行うことができる誘電体共振器の周波数調整機
構を提供できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明する図、 第２−１図は本発明の詳細な説明する図（間隔；大）、 第２−２図は本発明の詳細な説明する図説明する図、 第４−１図は従来例を説明する図、 第４−２図は従来例を説明する図（斜視図）、をそれぞ
れ示す。 図において、 １は誘電体共振器、 ２、蟇義は導体、 ３は調整ネジ、 ４は支持台、 ５は筐体、 ２０はベローズ、 をそれぞれ示す。 本発明の詳細な説明する図 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 誘電体共振器（１）と、 共振周波数の調整を行うための導体（２）と、前記誘電
   体共振器（１）と、前記導体（２）の間隔を変化させる
   調整ネジ（３）よりなる共振周波数を調整可能な誘電体
   共振器において、 前記誘電体共振器（１）と前記導体（２）の間隔が小さ
   くなるとともに、前記導体（２）の前記誘電体共振器（
   １）に対向する面積を、減少させることを特徴とする誘
   電体共振器の周波数調整機構。