JP2720210B2 - ヘリカルフィルタ - Google Patents

ヘリカルフィルタ

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JP2720210B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
    • H01P1/2053Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities the coaxial cavity resonators being disposed parall to each other

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯域幅を調節可能なヘリカルフィルタに関
する。
〔従来技術〕
ヘリカルフィルタは、一端を開放端とし、他端をアー
ス端としてあるヘリカルコイルを通常は複数個、電磁気
的に結合して構成される。具体的には、ヘリカルコイル
を夫々1個ずつの金属のケース内に収納されるボビンに
巻回し、複数個のケースの側面に結合窓を設け、この結
合窓が設けられた側面同士を半田や溶接により固着する
もの、ヘリカルコイルを共通のベース上にある複数のボ
ビンに巻回し、全体を夫ヘリカルコイル間に仕切り壁の
あるケースで被うもの等がある。
そして、夫々へのヘリカルコイルが1つの共振器を構
成しており、その共振周波数はヘリカルコイルとその周
囲のケース間の分布容量を変化させて調節する。分布容
量は、誘電体をヘリカルコイルとケース間で移動させた
り、ケースに電気的に接続する金属の螺子をヘリカルコ
イルの近傍に移動させて変化させる。
夫々の共振器の共振周波数は等しくしてあり、この共
振周波数の入力信号に対してフィルタは共振する。ま
た、フィルタの帯域幅は共振器間の結合状態により調節
するが、設計時にヘリカルコイル間のケースの側面や仕
切り壁の結合窓の大きさにより設定した後は調節ができ
ない。
ところが、組み立てられたヘリカルフィルタの帯域幅
が設計時に設定した帯域幅からずれることはしばしば生
ずる。
従って、帯域幅が厳しく規定されている場合は、ヘリ
カルフィルタの歩留りが著しく低下する。
〔課題〕
本発明の課題は、組み立てられた後でも、帯域幅を容
易に調節できるヘリカルフィルタを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、一端を開放端とし、他端をアーム端とする
ヘリカルコイルを複数結合してなるヘリカルフィルタに
おいて、ヘリカルコイルを巻回したボビンの少なくとも
1つに帯域幅を調節するための螺子を螺合させ、ボビン
の片側から回動可能にしてあることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本発明のヘリカルフィルタの実施例を示す第1
図の縦断面図を参照しながら説明する。
第1図のヘリカルフィルタは、3戸のヘリカルコイル
1が別のボビン2に夫々巻回され、ケース3で被われて
いる。ケース3は側面が互いに固着されているが、コイ
ル1間の側面には結合窓4を設けてある。コイル1はボ
ビン2の上側が開放端であり、下側のアーム端がベース
7の端子11に接続される。左右の入力側と出力側のヘリ
カルコイル1には、図示されていない夫々入力用と出力
用の端子11に接続するタップが設けられる。
5は共振周波数を調節する金属の螺子であり、ボビン
2の上側のナット6に螺合している。ナット6はアーム
されるケース3に接続しており、ボビン2の上側からそ
の内部まで上下動する。12は螺子5の上側のケース3の
孔であり、この孔12よりドライバーで螺子5を回動す
る。
ボビン2とボビン2の下側のケース7は合成樹脂で一
体成形されており、ボビン2の中心にはベース7までを
貫通する貫通孔8を設けてある。
そして、ボビン2内の貫通孔8の下側には帯域幅を調
節するための螺子9を螺合させてあり、下側のベース7
側から回動して上下動できる。この螺子9は、金属や、
フェライトのような磁性体から形成するが、螺子5とは
異なりアームされていない。
なお、ボビン2内の貫通孔8にはリブと称される上下
に延在する細い突部10を数個設けてあり、螺子9と螺子
5はその突部10にセルフタップにより螺合する。螺子9
と螺子5は、接触しないようにする。
第2図は、このように構成されたヘリカルフィルタの
特性図であり、縦軸は挿入損失を表す減衰量、横軸は周
波数である。共振周波数は420MHzであり、(1)は螺子
9のない場合、(2)と(3)は螺子9の材質を変えた
場合の特性であり、螺子9はボビン2内の貫通孔8の下
端に螺合している。特性(2)はフェライト、特性
(3)は真鍮の場合である。
夫々の場合における挿入損失と帯域幅は、ほぼ以下の
通りである。
螺子9のない場合の特性(1)は、共振周波数におけ
る挿入損失は2dB、3dBの帯域幅は20MHzである。
螺子9がフェライトの場合の特性(2)は、共振周波
数における挿入損失は3dB、3dBの帯域幅は24MHzであ
る。
螺子9が真鍮の場合の特性(3)は、同じく3.2dBと1
4MHzである。なお、アルミニウムの場合も、真鍮に近い
特性が得られる。
第2図から明らかなように、螺子9がボビン2内にあ
る場合は信号の挿入損失が増加する。このことは、ボビ
ン2内に螺子9を螺合させることによりヘリカルコイル
1のQ値が多少低下することを意味する。しかし、共振
周波数における信号の挿入損失は、螺子9が真鍮の場合
でも螺子9のない場合に比較して2dB以内にあり、実用
上不都合はない。
すなわち、螺子9が絶縁体のフェライトの場合は、ボ
ビン2内に螺合した螺子9によってそれぞれのヘリカル
コイル1のQ値が低下し、かつ隣接するボビン2に夫々
巻回されたヘリカルコイル間の磁気的な結合が密になる
ので帯域幅が広くなり、螺子9が導体の場合は、ボビン
2内に螺合した螺子9によってそれぞれのヘリカルコイ
ル1のQ値が低下し、かつ隣接するボビン2に夫々巻回
されたヘリカルコイル間の磁気的に結合が疎になるので
帯域幅が狭くなる。
第3図は本発明のヘリカルフィルタの他の実施例にお
ける特性図である。
第3図の特性図は、第1図のヘリカルフィルタの入力
側と出力側のヘリカルコイル1の螺子9を除いて、中央
のヘリカルコイル1のボビン2だけ真鍮の螺子9を螺合
させた場合の特性である。共振周波数は420MHzである。
(5)は螺子9を第1図の場合と同じようにボビン2
の下端に螺合させた場合の特性であり、共振周波数の挿
入損失は2.2dB、3dB帯域幅は18MHz程度である。
(6)は螺子9をさらに内部に挿入した場合の特性で
あり、同じく2.7dB、15MHz程度である。螺子9を移動さ
せても、ヘリカルコイルの高電位側の開放端近傍に近づ
けなければ共振周波数の変化は少ない。螺子9はアース
してもよいが、構造が複雑になる。
なお、第3図には第2図の螺子9のない場合の特性
(1)を比較のために示してある。
1個のヘリカルコイル1のボビン2に螺子9を螺合さ
せただけでも、このように帯域幅の調節ができる。ま
た、この螺子9をボビン2内で上下動させることにより
帯域幅の微調整ができる。すなわち、中央のボビン2に
螺合した螺子9のボビン2内を移動させることにより、
中央のヘリカルコイル1のQ値、中央のヘリカルコイル
1と入力側のヘリカルコイル1間の磁気的な結合、中央
のヘリカルコイル1と出力側のヘリカルコイル1間の磁
気的な結合を変えて前述の様に帯域幅の調節ができる。
なお、挿入損失は全部のボビン2に螺子9を螺合させた
場合に比較して小さくなる。
このような本発明は、実施例に限定されることなく、
種々のヘリカルフィルタに応用できることは明らかであ
る。
例えば、実施例では共振周波数を螺子5により調節す
る場合を説明したが、金属の移動体の代わりに誘電体か
らなる移動体を配置してもよい。
また、帯域幅を調節するための螺子9は、磁性体の粉
末を混入したプラスチックでもよい。
端子は回路基板上で接続する面接続用の端子でもよ
い。
さらに、実施例では螺子9はボビン2内に螺合してい
たが、ベース7をボビン2の一部分と見なしてベース7
の部分で螺合する場合もある。
〔効果〕
以上述べたように本発明のヘリカルフィルタは、入力
側と出力側のヘリカルコイルが巻回されるボビンを除い
た少なくとも1つのボビン内のヘリカルコイルのアーム
端側に帯域幅を調節する螺子を螺合させてあるので、設
計時に設定した帯域幅とのずれに応じて、螺子を回動し
て上下動させたり、螺子の材質を変えることにより帯域
幅の調整を行なえる。
通常、上側には共振周波数を調節する移動体がある
が、ヘリカルコイルのアース側である下側に帯域幅を調
節する螺子を設けるので、帯域幅を調節する螺子が共振
周波数に影響を与えることなくボビンの上下から共振周
波数と帯域幅を別々に調節できる。
従って、帯域幅が設定値からずれることがあっても、
その調節を容易に行なえるので、帯域幅の厳しい規格に
対しても歩留りが低下することはなく、きわめて実用的
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のヘリカルフィルタの実施例を示す縦断
面図、第2図はその特性図、第3図は他の実施例におけ
る特性図である。 1:ヘリカルコイル、2:ボビン、3:ケース、7:ベース 8:貫通孔、9螺子

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を開放端とし、他端をアース端とする
    複数のヘリカルコイルを電磁気的に結合してなるヘリカ
    ルフィルタにおいて、 該ヘリカルコイルがそれぞれのボビンに巻回され、該ボ
    ビンのうち入力側と出力側のヘリカルコイルが巻回され
    るボビンを除いた少なくとも1つのボビンは、その中空
    部内の該ヘリカルコイルのアース端側に帯域幅を調節す
    るための螺子を螺合させたことを特徴とするヘリカルフ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】一端を開放端とし、他端をアース端とする
    複数のヘリカルコイルを電磁気的に結合してなるヘリカ
    ルフィルタにおいて、 該ヘリカルコイルがそれぞれのボビンに巻回され、該ボ
    ビンの上側に共振周波数を調節するための移動体が配置
    され、 該ボビンのうち入力側と出力側のヘリカルコイルが巻回
    されるボビンを除いた少なくとも1つのボビンは、その
    中空部内の下側に帯域幅を調節するための螺子を回動可
    能に螺合させたことを特徴とするヘリカルフィルタ。
  3. 【請求項3】一端を開放端とし、他端をアース端とする
    複数のヘリカルコイルを電磁気的に結合してなるヘリカ
    ルフィルタにおいて、 該ヘリカルコイルがそれぞれのボビンに巻回され、該ヘ
    リカルコイルの開放端側に共振周波数を調節するための
    移動体が配置され、 該ボビンのうち入力側と出力側のヘリカルコイルが巻回
    されるボビンを除いた少なくとも1つのボビンは、その
    中空部内の該ヘリカルコイルのアース端側に帯域幅を調
    節するための螺子を回動可能に螺合させたことを特徴と
    するヘリカルフィルタ。
  4. 【請求項4】帯域幅を調節するための螺子は、磁性体で
    ある特許請求の範囲第1項、第2項、第3項に記載のい
    ずれかのヘリカルフィルタ。
  5. 【請求項5】帯域幅を調節するための螺子は、金属であ
    る特許請求の範囲第1項、第2項、第3項に記載のいず
    れかのヘリカルフィルタ。
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