JPH03174801A - ヘリカルフィルタ - Google Patents

ヘリカルフィルタ

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JPH03174801A
JPH03174801A JP32165289A JP32165289A JPH03174801A JP H03174801 A JPH03174801 A JP H03174801A JP 32165289 A JP32165289 A JP 32165289A JP 32165289 A JP32165289 A JP 32165289A JP H03174801 A JPH03174801 A JP H03174801A
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JP
Japan
Prior art keywords
helical
bobbin
helical coil
metal body
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP32165289A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadaaki Shimizu
貞明 清水
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、組み立てられた後でも帯域幅を調節可能なヘ
リカルフィルタに関する。
〔従来技術〕
ヘリカルフィルタは一端を開放端とし、他端をアース端
としてあるヘリカルコイルを通常は複数個、電磁気的に
結合して構成される。具体的には、ヘリカルコイルを夫
々1個ずつの金属のケース内のボビンに巻回し、複数個
のケースの側面を半田や溶接により固着するもの、また
ヘリカルコイルを共通のベース上にある複数のボビンに
巻回し、全体を夫々ヘリカルコイル間に仕切り壁のある
ケースで被うもの等がある。
そして、夫々のヘリカルコイルがlっの共振器を構成し
ており、その共振周波数はヘリカルコイルとその周囲の
ケース間の分布容量を変化させて調節する。分布容量は
、誘電体からなる移動体をヘリカルコイルとケース間に
設けたり、ケースに電気的に接続する金属の螺子をヘリ
カルコイルの近傍で移動して変化させる。
夫々の共振器の共振周波数は等しくしてあり、この共振
周波数の人力信号に対してフィルタは共振する。またフ
ィルタの帯域幅は共振器間の結合状態により調節するが
、設計時にヘリカルコイル間のケースの側面や仕切り壁
の結合窓の大きさにより設定した後は調節ができない。
熱論、結合窓を設けないで、ヘリカルコイルの間隔で設
定する場合も同様である。
ところが、組み立てられたヘリカルフィルタの帯域幅が
、設計時に設定した帯域幅からずれることはしばしば生
ずる。
従って帯域幅が厳しく規定されている場合は、ヘリカル
フィルタの歩留りが著しく低下する。
〔課題〕
本発明の課題は組み立てられた後でも、帯域幅を容易に
調節できるヘリカルフィルタを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のヘリカルフィルタは、一端を開放端とし、他端
をアース端とするヘリカルコイルを複数並置した状態で
結合してあり、該ヘリカルコイルを巻回するボビンは少
なくとも入力側と出力側のヘリカルコイルを巻回するボ
ビンを除いて上下動可能に保持してあることを特徴とす
るものである。
上下動可能に保持するボビンは、その一端の金属体をヘ
リカルコイルを被うケースやその内部に嵌合するナツト
に螺合させてある。
〔実施例〕
以下、本発明のヘリカルフィルタの実施例を示す第1図
から第5図を参照しながら説明する。第1図は断面図、
第2図は側面図、第3図は平面図、第4図は底面図、第
5図は一部分の分解斜視図である。
この実施例のヘリカルフィルタは、3個のヘリカルコイ
ルが別のケース内のボビンの巻溝に夫々巻回されている
。左側のヘリカルコイル1と右側のヘリカルコイル2は
、夫々入力側と出力側のヘリカルコイルであり、上側の
外径を部分的に細くした同じ形状のボビン3に巻回して
ある。両方のボビン3の上側には、夫々つぼ状の誘電体
からなる移動体4がケース5に螺合した状態で上下動可
能に配置してある。ケース5は、ボビン3の下側のベー
ス部6に嵌合している。そしてコイル1とコイル2は、
上側が開放端であり、下側のアース端とタップがベース
部6の端子7に接続する。タップは、ヘリカルフィルタ
の入力端子と出力端子の役割をする。なお、20は移動
体4の螺合するケース5の螺子溝であり、21は移動体
4を回転させるためのドライバー用の溝である。
中央のヘリカルコイル8は、下側を閉じた円筒状のボビ
ン9に巻回してある。第5図は主としてこのボビン9の
部分を示す分解斜視図であるが、ボビン9の下側の端に
はつぼ状の金属体10を被せである。金属体10はボビ
ン9の鍔部11に被せであるが、鍔部11からは1つの
端子12が突出しており、この端子12にコイル8のア
ース端が接続している。さらに、金属体10の中央の孔
13に端子12を通してから金属体10と端子12を半
田付けしてある。端子12は、金属体10の下側に突出
しないように短く切断される。そして、金属体10の外
側には螺子溝14を設けてあり、この螺子溝14により
金属体IOはケース5に螺合している。15は、金属体
10に螺合するケース5の螺子溝である。
従って、ボビン9と一体の金属体10を回転することに
より、ボビン9はケース5内を上下動する。ボビン9の
上側には、ケース5に螺合する誘電体の移動体16を配
置してあるが、ボビン9の上下動の範囲を広くするため
にドーナツ状にして平たくしてある。なお、17は金属
体10の底面の溝であり、この溝17に下側からドライ
バーを嵌めこんで金属体10を回転させる。また18は
移動体16を回転させるための溝であり、19は移動体
16の螺合するケース5の螺子溝である。
ケース5の螺子溝15.19.20は、対向する側面に
設けられている。
このように構成されたヘリカルフィルタでは、互いに固
着されたケース5の側面の結合窓22にヨリヘリカルコ
イル1.2.8が結合している。
そして移動体4.16を上下動することにより、共振周
波数を調節できる。さらに、中央のヘリカルコイル8が
上下動することにより、結合窓22の大きさが変化しな
くても、並置してある3つのヘリカルコイル1.2.8
の相対的な位置が変化することにより結合状態を調節で
きる。つまり、帯域幅を調節できるわけである。
第6図はこの実施例のヘリカルフィルタの特性図であり
、縦軸は挿入損失を表す減衰量、横軸は周波数である。
共振周波数は530MHzであり、(A)はヘリカルコ
イル1.2.8の巻回してある部分のアース側の端を第
1図のように同じにした場合、(B)は特性(A)の場
合よりもヘリカルコイル8を0.6mm上に移動した場
合、(C)はヘリカルコイル8を上に1 、2m++m
移動した場合の特性である。
夫々の特性における挿入損失と帯域幅はほぼ以下の通り
である。
特性(A)は、共振周波数における挿入損失が2.5d
B、1dBの帯域幅は20MHzである。
特性(B)は、共振周波数における挿入損失が2.8d
B、1dBの帯域幅は18MHzである。
特性(C)は、同じ<3.3dBと15MHzである。
第6図から、明らかなように、ヘリカルコイル8が上に
移動するにつれて帯域幅は狭くなる。挿入損失も増加す
るが、実用上不都合は生じない。
第7図から第9図までは本発明のヘリカルフィルタの他
の実施例を示す図であり、上下動するボビン部分だけを
示してある。第7図は断面図、第8図は平面図、第9図
は底面図である。なお最初の実施例と同一部分は同じ符
号を付与してある。
ボビン30はボビン9とは異なり、外径の大きな部分と
小さな部分からなる。ヘリカルコイル31の大部分は外
径の大きな部分に巻回してあるが、外径の小さな部分に
も数回巻回してあり開放端はその溝32に固定されてい
る。
ボビン30の下側の端にはっは状の金属体33を被せで
ある。金属体33はボビン30の鍔部に設けた凸部34
に被せであるが、凸部34からは1つの端子35が突出
しており、この端子35にコイル31のアース端が接続
している。さらに、金属体33の中央の孔に端子35を
通してから金属体33と端子35を半田付けしてあり、
端子35は短く切断される。ケース5の下側にはナツト
36が嵌合しており、その孔に金属体33の外側の螺子
溝を螺合させてある。
そして上側の移動体16の孔23からドライバーをボビ
ン30自身の溝32に嵌めこんで回転させることにより
、ボビン30を上下動させることができる。
この実施例では、ケース5に直接螺合する移動体16と
、ナツト36を介して間接的に螺合するボビン30を上
側から回転させることができる。
金属体33の螺合するケース5の螺子溝が不要になるこ
とは言うまでもない。
第10図から第12図までは本発明のヘリカルフィルタ
のさらに別の実施例を示す図であり、上下動するボビン
部分だけを示してある。第10図は断面図、第11図は
ボビンの底面図、第12図はケースを含めた底面図であ
る。
ボビン40はボビン30と同じように、外径の大きな部
分と小さな部分からなり、ヘリカルコイル41の大部分
は外径の大きな部分に巻回してあるが、外径の小さな部
分にも数回巻回してあり開放端がその溝42に固定され
ている。
ボビン40の下側の鍔部は鍔43、金属板44、凸部4
5からなるが、鍔43と凸部45に上下から挟まれた状
態で金属板44がボビン40に埋設されている。金属板
44は鍔43とほぼ同じ円形であり、その下側に重なっ
た状態で中央を埋設されているが、周囲は露呈している
。そして、金属板44の周囲を切り欠くことによりコイ
ル41のアース端の接続される係止部46を設けである
さらに凸部45には環状の金属体47を嵌めこんであり
、金属体47の外側には螺子溝を設けである。そしてケ
ース5の下側にはナツト48が嵌合しており、その孔に
金属体47の外側の螺子溝を螺合させてある。金属板4
4と金属体47は電気的に接続しており、コイル41の
アース端は金属板44を経て金属体47に接続する。
ボビン40は移動体16の孔23からドライバーを溝4
2に嵌めこんで回転させることにより、上下動させるこ
とができる。
この実施例においても、ケース5に直接螺合する移動体
16と、ナンド48を介して間接的に螺合するボビン4
0を上側から回転させることができる。
なお、最初の実施例を除いて上下動するボビンは、外径
の大きな部分と小さい部分があり、小さい部分にヘリカ
ルコイルの開放端を固定したり巻回してあるが、このよ
うに構成するとボビンを上下動させた場合の共振周波数
の変化を同じ外径にするよりも小さくできることが実験
により確認できた。共振周波数の変化は、ボビンを移動
させることによるコイルとケース間の分布容量の変化に
起因する。従って、分布容量に最も影響を与える電位の
高い開放端側をボビンの中心に位置させて、ケマスの側
面からの距離をボビンの移動にかかわらずほぼ一定にす
ることにより分布容量の変化を小さくできるものと考え
られる。
ボビンを上下動させる手段は、このように種々の変形が
可能である。
また本発明は実施例に限定されることなく、発明の範囲
内で種々の変形が可能である。
例えば、共振周波数を調整する誘電体の移動体4.16
の代わりに、金属の螺子からなる移動体が上下動するよ
うにもできる。金属の螺子をケース5の内部上面に固着
するナツトに螺合させるようにすれば、ケースの螺子溝
19.20は不要になる。
ボビンを上側から回転することを考慮しなければ、移動
体16の形状は円板状や移動体4と同し形状にできる。
ヘリカルコイルは、4つ以上を結合させて入出力側のヘ
リカルコイルを除く1つのヘリカルコイルだけを移動可
能にしてあってもよい。
またヘリカルコイルは一端が開放端となり他端をアース
端としてあればよく、必ずしも正確に螺旋状に巻回され
ていなくてもよい。ボビンも種々の形状のものを用い得
る。
なお、上下動しないボビン3も外径の太い部分と細い部
分があるが、ヘリカルコイル間の所望の結合を得るため
の一例であり、本発明の要件ではない。
さらに、実施例ではヘリカルコイルを上下方向に巻回し
、ボビンが文字通り上下動する場合を説明したが、ヘリ
カルコイルを水平方向に巻回してボビンが水平方向に移
動するようにも構成できる。
従って、理解を容易にするために用いられた上下動の用
語は、対向する2方向に移動する意味が含まれる。
〔効果〕
以上述べたように本発明のヘリカルフィルタは、少なく
とも入力側と出力側のヘリカルコイルを巻回するボビン
を除いて上下動可能に保持してある。
そしてそのヘリカルコイルを移動することにより、複数
のヘリカルコイル間の結合を変化させて帯域幅を調節で
きる。
従って帯域幅が設計値からずれることがあってもその調
節を容易に行えるので、帯域幅の厳しい規格に対しても
歩留りが低下することはなく、きわめて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のヘリカルフィルタの実施例を示す断面
図、第2図は側面図、第3図は平面図、第4図は底面図
、第5図は一部分の分解斜視図、第6図は特性図、第7
図は本発明のヘリカルフィルタの他の実施例を示す断面
図、第8図は平面図、第9図は底面図、第10図は本発
明のヘリカルフィルタのさらに別の実施例を示す断面図
、第11図はボビンの底面図、第12図はケースを含め
た底面図である。 12.8:ヘリカルコイル  3.9:ボビン 5 二ケース ■ 二金属体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一端を開放端とし、他端をアース端とするヘリカ
    ルコイルを複数並置した状態で結合してあり、該ヘリカ
    ルコイルを巻回するボビンは、少なくとも入力側と出力
    側のヘリカルコイルを巻回するボビンを除いて、上下動
    可能に保持してあることを特徴とするヘリカルフィルタ
  2. (2)上下動可能に保持してあるボビンの一端は、外側
    に螺子溝を設けた横断面が円形の金属体を被せてあり、
    ヘリカルコイルのアース側を該金属体に接続すると共に
    、該螺子溝をケースの螺子溝に螺合させてある特許請求
    の範囲第1項記載のヘリカルフィルタ。
  3. (3)上下動可能に保持してあるボビンの一端は、外側
    に螺子溝を設けた横断面が円形の金属体を被せてあり、
    ヘリカルコイルのアース側を該金属体に接続すると共に
    、金属体の螺子溝をケース内に嵌合するナットに螺合さ
    せてある特許請求の範囲第1項記載のヘリカルフィルタ
  4. (4)上下動可能に保持してあるボビンは、外径の太い
    部分と細い部分があり、ヘリカルコイルの開放端側を細
    い部分に固定してある特許請求の範囲第2項又は第3項
    記載のヘリカルフィルタ。
JP32165289A 1989-09-29 1989-12-12 ヘリカルフィルタ Pending JPH03174801A (ja)

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JP32165289A JPH03174801A (ja) 1989-09-29 1989-12-12 ヘリカルフィルタ

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JP25673489 1989-09-29
JP1-256734 1989-09-29
JP32165289A JPH03174801A (ja) 1989-09-29 1989-12-12 ヘリカルフィルタ

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JP (1) JPH03174801A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6816037B2 (en) * 1998-11-27 2004-11-09 Mark Allan Hoffman Helical filters and methods for specifying assembly thereof
JPWO2005038982A1 (ja) * 2003-10-16 2007-02-08 スミダコーポレーション株式会社 アンテナコイルおよびアンテナ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6816037B2 (en) * 1998-11-27 2004-11-09 Mark Allan Hoffman Helical filters and methods for specifying assembly thereof
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