JPH01318404A - マイクロストリップ型分布定数回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超高周波用分布定数回路に関し、特にマイクロ
ストリップ型分布定数線路における先端開放線路の形状
に関する。

〔従来の技術］ 従来、この種のマイクロストリップ型分布定数回路では
、第２図のように、先端開放線路４は誘電体基板１上に
直線状に形成され、この線路４の電気長を変えることに
より、リアクタンスを自由に変えられる。また、開放端
３のため電気的絶縁が容易であり、分布定数回路によく
用いられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の直線状のマイクロストリップ型分布定数
回路の先端開放線路は、例えば使用周波数が比較的低い
場合には形状が大きくなり、回路を小型化することがで
きないという問題がある。

また、限られた基板面積で大きなりアクタンスを得るに
は限界があった。

本発明は小型化を図るとともに、大きなりアクタンスを
得ることができるマイクロストリップ型分布定数回路を
提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のマイクロストリップ型分布定数回路は、先端開
放の分布定数路線を円形または矩形のうず巻状の形状に
し、開放端の先端をうず巻状部分のほぼ中央に配置した
構成としている。

〔作用〕

上述した構成では、うず巻状部分の相互誘導作用により
リアクタンスを増加し、全長が等しい直線状の開放端分
布定数線路より大きいりアクタンスを得ることが可能に
なる。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す要部の斜視図である。

図において、誘電体基板１上に形成されたマイクロスト
リップ線路２はうず巻状（スパイラル状）に形成されて
おり、特にマイクロストリップ線路２の先端の開放端３
は内側を大きく残すように形成されたうず巻状のマイク
ロストリップ線路のほぼ中央部に、しかも他の線路から
最も離れるような位置に配置している。このような形状
にすることで、うず巻状部分の相互誘導作用によりリア
クタンスは増加し、全長が等しい直線状の開放端分布定
数線路より大きいりアクタンスが得られる。

なお、第１図ではうず巻を矩形に近い形に構成している
が、円形、楕円形等のうず巻状に構成してもよいことは
言うまでもない。

、〔発明の効果〕 以上説明したように本発明のマイクロストリップ型分布
定数回路は、先端開放分布定数線路をうず巻状に配置す
ることで、少ない面積で大きなりアクタンスが得られる
ため、回路を小型化できる効果がある。また、開放端部
分を他の伝送線路から遠ざけることによって、線路間の
浮遊容量による自己並列共振周波数を上げることができ
るため、使用可能な周波数範囲を広げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のマイクロストリップ型分布定数回路の
一実施例を示す斜視図、第２図は従来のマイクロストリ
ップ型分布定数回路の構成を示す斜視図である。 １・・・誘電体基板、２・・・うず巻状マイクロストリ
ップ線路、３・・・マイクロストリップ線路の開放端、
４・・・直線状マイクロストリップ線路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．先端開放の分布定数線路を有するマイクロストリッ
   プ型分布定数回路において、前記分布定数線路を円形ま
   たは矩形のうず巻状の形状にし、開放端の先端をうず巻
   状部分のほぼ中央に配置したことを特徴とするマイクロ
   ストリップ型分布定数回路。