JPH0221916B2 - - Google Patents
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- JPH0221916B2 JPH0221916B2 JP58079828A JP7982883A JPH0221916B2 JP H0221916 B2 JPH0221916 B2 JP H0221916B2 JP 58079828 A JP58079828 A JP 58079828A JP 7982883 A JP7982883 A JP 7982883A JP H0221916 B2 JPH0221916 B2 JP H0221916B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 2
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K11/00—Resistance welding; Severing by resistance heating
- B23K11/14—Projection welding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Resistance Welding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は被溶接部材が案内ピンによつて位置決
めされる形式の抵抗溶接機に関し、特に、その被
溶接部材の位置決め精度を向上させる技術に関す
るものである。
めされる形式の抵抗溶接機に関し、特に、その被
溶接部材の位置決め精度を向上させる技術に関す
るものである。
従来の技術
(a)相対向して設けられ相対的に接近離隔駆動さ
れる第1電極および第2電極と、(b)溶接部材が配
置される第2電極からその溶接部材を貫通して前
記第1電極に向かつて突出させられるとともに、
その第2電極内への押し込み可能に設けられ、そ
の溶接部材に溶接すべき被溶接部材を位置決めす
るためにその被溶接部材に形成された位置決め用
穴内に先端部が挿入される案内ピンと、を備えた
抵抗溶接機が提供されている。斯る抵抗溶接機に
よれば、被溶接部材の位置決め用穴に案内ピンが
挿入されることによつてその被溶接部材が位置決
めされた後、前記第1電極と第2電極とが相対的
に接近させられると、その第1電極によつて案内
ピンが第2電極内に押し込まれるとともに溶接部
材と被溶接部材とがそれ等第1電極と第2電極と
の間で狭圧され、この状態で第1電極と第2電極
との間に溶接電流が流されることによつて被溶接
部材が溶接部材に抵抗溶接される。したがつて、
被溶接部材の位置決めは単にその位置決め用穴内
に案内ピンが挿入されるように被溶接部材を供給
するだけで良く、優れた作業性が得られる特徴が
ある。
れる第1電極および第2電極と、(b)溶接部材が配
置される第2電極からその溶接部材を貫通して前
記第1電極に向かつて突出させられるとともに、
その第2電極内への押し込み可能に設けられ、そ
の溶接部材に溶接すべき被溶接部材を位置決めす
るためにその被溶接部材に形成された位置決め用
穴内に先端部が挿入される案内ピンと、を備えた
抵抗溶接機が提供されている。斯る抵抗溶接機に
よれば、被溶接部材の位置決め用穴に案内ピンが
挿入されることによつてその被溶接部材が位置決
めされた後、前記第1電極と第2電極とが相対的
に接近させられると、その第1電極によつて案内
ピンが第2電極内に押し込まれるとともに溶接部
材と被溶接部材とがそれ等第1電極と第2電極と
の間で狭圧され、この状態で第1電極と第2電極
との間に溶接電流が流されることによつて被溶接
部材が溶接部材に抵抗溶接される。したがつて、
被溶接部材の位置決めは単にその位置決め用穴内
に案内ピンが挿入されるように被溶接部材を供給
するだけで良く、優れた作業性が得られる特徴が
ある。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、一般に、斯る従来の案内ピンは
被溶接部材の位置決め用穴の径より小径とされ且
つその位置決め用穴を貫通させられて被溶接部材
の位置決めが行われるため、案内ピンと位置決め
用穴との間に所定量の〓間が形成されて必ずしも
優れた位置決め精度が得られない場合があつた。
すなわち、被溶接部材の位置決め用穴内に確実に
案内ピンが挿入され得るようにしようとすると、
その案内ピンの径は位置決め用穴径の公差内の最
小径よりも小さく設定されるので、たとえばその
公差内の最大径付近の位置決め用穴を有する被溶
接部材は、その位置決め用穴と案内ピンとの間に
〓間が生じて十分な位置決め精度が得られないの
である。
被溶接部材の位置決め用穴の径より小径とされ且
つその位置決め用穴を貫通させられて被溶接部材
の位置決めが行われるため、案内ピンと位置決め
用穴との間に所定量の〓間が形成されて必ずしも
優れた位置決め精度が得られない場合があつた。
すなわち、被溶接部材の位置決め用穴内に確実に
案内ピンが挿入され得るようにしようとすると、
その案内ピンの径は位置決め用穴径の公差内の最
小径よりも小さく設定されるので、たとえばその
公差内の最大径付近の位置決め用穴を有する被溶
接部材は、その位置決め用穴と案内ピンとの間に
〓間が生じて十分な位置決め精度が得られないの
である。
本発明は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは、被溶接部材の
位置決めが精度良くしかも容易かつ迅速に為され
得る抵抗溶接機を提供することにある。
であり、その目的とするところは、被溶接部材の
位置決めが精度良くしかも容易かつ迅速に為され
得る抵抗溶接機を提供することにある。
課題を解決するための手段
斯る目的を達成するため、本発明の要旨とする
ところは、前記(a)第1電極および第2電極と、(b)
案内ピンとを備えた抵抗溶接機において、その案
内ピンの先端部に、基端が被溶接部材の位置決め
用穴よりも大径であるとともにその基端から先端
に向かうに従つて滑らかに小径となる先細形状を
成し、その先端から前記位置決め用穴内に挿入さ
れることにより前記被溶接部材を溶接部材から離
隔した位置においてその先細形状の中間部で支持
する一方、前記第1電極と第2電極とが相対的に
接近駆動されてその第1電極が前記被溶接部材に
当接させられることにより、前記先細形状の中間
部で支持されているその被溶接部材の姿勢を修正
して同心に芯出しする芯出し頭部を設けたことに
ある。
ところは、前記(a)第1電極および第2電極と、(b)
案内ピンとを備えた抵抗溶接機において、その案
内ピンの先端部に、基端が被溶接部材の位置決め
用穴よりも大径であるとともにその基端から先端
に向かうに従つて滑らかに小径となる先細形状を
成し、その先端から前記位置決め用穴内に挿入さ
れることにより前記被溶接部材を溶接部材から離
隔した位置においてその先細形状の中間部で支持
する一方、前記第1電極と第2電極とが相対的に
接近駆動されてその第1電極が前記被溶接部材に
当接させられることにより、前記先細形状の中間
部で支持されているその被溶接部材の姿勢を修正
して同心に芯出しする芯出し頭部を設けたことに
ある。
また、本発明の他の態様における要旨とすると
ころは、上記芯出し頭部を案内ピンの先端部に設
けることに加えて、その案内ピンの押し込み量を
検出し、その案内ピンの押し込み量が予め定めら
れた一定の値を超えた時溶接不可信号を出力する
ずれ検出装置を設けたことにある。
ころは、上記芯出し頭部を案内ピンの先端部に設
けることに加えて、その案内ピンの押し込み量を
検出し、その案内ピンの押し込み量が予め定めら
れた一定の値を超えた時溶接不可信号を出力する
ずれ検出装置を設けたことにある。
作用および発明の効果
このような抵抗溶接機においては、案内ピンの
先端部に被溶接部材が供給されると、その被溶接
部材は先細形状を成す芯出し頭部の中間部にその
位置決め用穴が係合させられることによつて溶接
部材から離隔した位置で支持され、その状態にお
いて第1電極と第2電極とが接近駆動され、第1
電極が被溶接部材に当接させられると、上記芯出
し頭部の中間部に支持されている被溶接部材はそ
の芯出し頭部の外周面に摺接しつつ姿勢が修正さ
れ、位置決め用穴の中心線と芯出し頭部の中心線
とが一致させられて被溶接部材の芯出しが自動的
に為される。
先端部に被溶接部材が供給されると、その被溶接
部材は先細形状を成す芯出し頭部の中間部にその
位置決め用穴が係合させられることによつて溶接
部材から離隔した位置で支持され、その状態にお
いて第1電極と第2電極とが接近駆動され、第1
電極が被溶接部材に当接させられると、上記芯出
し頭部の中間部に支持されている被溶接部材はそ
の芯出し頭部の外周面に摺接しつつ姿勢が修正さ
れ、位置決め用穴の中心線と芯出し頭部の中心線
とが一致させられて被溶接部材の芯出しが自動的
に為される。
このような本発明によれば、被溶接部材の位置
決め用穴径の寸法公差に拘わらず、その穴と案内
ピンの芯出し頭部とが常に接する状態で被溶接部
材が位置決めされるため、高い位置決め精度が安
定して得られるのである。しかも、被溶接部材が
芯出し頭部により支持されている状態においてそ
の被溶接部材に第1電極が当接させられることに
より、その姿勢が自動的に修正されて芯出しされ
るため、被溶接部材を案内ピンの先端部に供給す
る際にその被溶接部材の姿勢の乱れを殆ど考慮す
る必要がなく、作業が容易且つ迅速に為され得て
従来と同様の作業性が得られるのである。
決め用穴径の寸法公差に拘わらず、その穴と案内
ピンの芯出し頭部とが常に接する状態で被溶接部
材が位置決めされるため、高い位置決め精度が安
定して得られるのである。しかも、被溶接部材が
芯出し頭部により支持されている状態においてそ
の被溶接部材に第1電極が当接させられることに
より、その姿勢が自動的に修正されて芯出しされ
るため、被溶接部材を案内ピンの先端部に供給す
る際にその被溶接部材の姿勢の乱れを殆ど考慮す
る必要がなく、作業が容易且つ迅速に為され得て
従来と同様の作業性が得られるのである。
一方、前記ずれ検出装置を備えた抵抗溶接機に
おいては、ずれ検出装置によつて被溶接部材の位
置ずれが自動的に検出されるので、上述した効果
に加えて芯ずれによる不良品の発生が可及的に防
止される利点がある。
おいては、ずれ検出装置によつて被溶接部材の位
置ずれが自動的に検出されるので、上述した効果
に加えて芯ずれによる不良品の発生が可及的に防
止される利点がある。
実施例
以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図において、10および12は相対向して
設けられた第1電極および第2電極であり、第1
電極10は図示しない駆動装置によつて上下方向
へ移動させられるようになつているとともに、第
2電極12の下部は電極ホルダー14に嵌合され
ることによつて第2電極12が固定されている。
設けられた第1電極および第2電極であり、第1
電極10は図示しない駆動装置によつて上下方向
へ移動させられるようになつているとともに、第
2電極12の下部は電極ホルダー14に嵌合され
ることによつて第2電極12が固定されている。
第2電極12は段付きの貫通孔16を備えた円
筒状を成し、その貫通孔16内に案内ピン18お
よび空気弁装置20が収容されている。案内ピン
18は、貫通孔16の上部に形成された小径部に
嵌め入れられた円筒状を成す絶縁体製ブツシユ2
2の内側に軸方向の摺動可能に嵌合される軸部2
4と、軸部24の下端部に半径方向へ向かつて突
出され、ブツシユ22の下端部に当接する円環状
のフランジ部26と、軸部24の先端部に設けら
れた芯出し頭部としての弾頭部28とを備えて構
成されている。そして、フランジ部26と電極ホ
ルダー14との間には圧縮コイルスプリング30
が配設されて案内ピン18が第2電極12から第
1電極10に向かう方向に付勢されているので、
弾頭部28が常時第2電極12から突出させられ
るとともに第2電極12内への押し込みが可能と
されている。
筒状を成し、その貫通孔16内に案内ピン18お
よび空気弁装置20が収容されている。案内ピン
18は、貫通孔16の上部に形成された小径部に
嵌め入れられた円筒状を成す絶縁体製ブツシユ2
2の内側に軸方向の摺動可能に嵌合される軸部2
4と、軸部24の下端部に半径方向へ向かつて突
出され、ブツシユ22の下端部に当接する円環状
のフランジ部26と、軸部24の先端部に設けら
れた芯出し頭部としての弾頭部28とを備えて構
成されている。そして、フランジ部26と電極ホ
ルダー14との間には圧縮コイルスプリング30
が配設されて案内ピン18が第2電極12から第
1電極10に向かう方向に付勢されているので、
弾頭部28が常時第2電極12から突出させられ
るとともに第2電極12内への押し込みが可能と
されている。
空気弁装置20は、底部に流入孔32が形成さ
れた有底円筒状の第1円筒部材34と、その第1
円筒部材34に相対向しかつその第1円筒部材3
4の円筒部内に軸方向への摺動可能に嵌合された
有底円筒状の第2円筒部材36とから構成されて
いる。第1円筒部材34はその底部が電極ホルダ
ー14に密着させられているとともに円筒部が第
2電極12の貫通孔16大径部に嵌合されてお
り、流入孔32は電極ホルダー14内に形成され
た通路38および配管40を介して空気供給装置
42に連通されている。第2円筒部材36は、そ
の底部に前記圧縮コイルスプリング30の一端部
が当接させられるとともに案内ピン18の下端部
に設けられた突起が係合させられて、常時その案
内ピン18とともに移動させられるようになつて
おり、また、第2円筒部材36の円筒部にはその
開口側(第1円筒部材34側)端部から軸方向に
所定寸法の切欠44が複数形成されている。そし
て、それ等第1円筒部材34および第2円筒部材
36によつて弁室46が形成され、流入孔32を
通して供給される空気は通常切欠44および第2
電極12の側周部に設けられた複数の排出孔48
を介して外部へ排出されるが、第2円筒部材36
が案内ピン18とともに下降させられて切欠44
の上端縁が第1円筒部材34の上端開口縁に達す
ると、弁室46から空気の排出が阻止されるよう
になつている。なお、50は弁室46に連通させ
られた圧力スイツチで、空気弁装置20とともに
ずれ検出装置を構成しており、弁室46内の空気
圧力が予め定められた設定値以下である場合には
溶接許可信号を図示しない溶接制御装置に供給し
て第1電極10と第2電極12との間に溶接電流
が流されるが、弁室46内の空気圧力がその設定
値を超えると溶接不可信号を前記溶接制御装置に
供給し、溶接電流が流されることなく前記第1電
極10が上方へ駆動されるとともに、位置決め不
良を表す表示が為されるようになつている。ま
た、51は空気供給装置42と弁室46との間に
設けられた絞りである。
れた有底円筒状の第1円筒部材34と、その第1
円筒部材34に相対向しかつその第1円筒部材3
4の円筒部内に軸方向への摺動可能に嵌合された
有底円筒状の第2円筒部材36とから構成されて
いる。第1円筒部材34はその底部が電極ホルダ
ー14に密着させられているとともに円筒部が第
2電極12の貫通孔16大径部に嵌合されてお
り、流入孔32は電極ホルダー14内に形成され
た通路38および配管40を介して空気供給装置
42に連通されている。第2円筒部材36は、そ
の底部に前記圧縮コイルスプリング30の一端部
が当接させられるとともに案内ピン18の下端部
に設けられた突起が係合させられて、常時その案
内ピン18とともに移動させられるようになつて
おり、また、第2円筒部材36の円筒部にはその
開口側(第1円筒部材34側)端部から軸方向に
所定寸法の切欠44が複数形成されている。そし
て、それ等第1円筒部材34および第2円筒部材
36によつて弁室46が形成され、流入孔32を
通して供給される空気は通常切欠44および第2
電極12の側周部に設けられた複数の排出孔48
を介して外部へ排出されるが、第2円筒部材36
が案内ピン18とともに下降させられて切欠44
の上端縁が第1円筒部材34の上端開口縁に達す
ると、弁室46から空気の排出が阻止されるよう
になつている。なお、50は弁室46に連通させ
られた圧力スイツチで、空気弁装置20とともに
ずれ検出装置を構成しており、弁室46内の空気
圧力が予め定められた設定値以下である場合には
溶接許可信号を図示しない溶接制御装置に供給し
て第1電極10と第2電極12との間に溶接電流
が流されるが、弁室46内の空気圧力がその設定
値を超えると溶接不可信号を前記溶接制御装置に
供給し、溶接電流が流されることなく前記第1電
極10が上方へ駆動されるとともに、位置決め不
良を表す表示が為されるようになつている。ま
た、51は空気供給装置42と弁室46との間に
設けられた絞りである。
第2電極12の上端部には溶接部材としての薄
板52が載置され、その薄板52に形成された案
内ピン18の軸部24よりやや大径の貫通穴54
に案内ピン18が嵌合されることによつて位置決
めされている。また、第1電極10と第2電極1
2との間の案内ピン18の弾頭部28よりやや上
方には、図示しない供給装置によつて被溶接部材
としてのナツト56が自動的に供給されるように
なつている。ナツト56には、その中央部に案内
ピン18の軸部24より小径の位置決め用穴(ね
じ穴)58が設けられている一方、上記弾頭部2
8は軸部24と同径の基端から先端に向かうに従
つて滑らかに小径となる先細形状、更に具体的に
は逆放物線状の弾頭形状を成しており、位置決め
用穴58の下端部開口縁が弾頭部28の中間部外
周面に係合させられることにより、ナツト56は
薄板52から離隔した位置において支持されるよ
うになつている。なお、60はナツト56の下面
外周部に形成された複数の溶接用突起(プロジエ
クシヨン)である。
板52が載置され、その薄板52に形成された案
内ピン18の軸部24よりやや大径の貫通穴54
に案内ピン18が嵌合されることによつて位置決
めされている。また、第1電極10と第2電極1
2との間の案内ピン18の弾頭部28よりやや上
方には、図示しない供給装置によつて被溶接部材
としてのナツト56が自動的に供給されるように
なつている。ナツト56には、その中央部に案内
ピン18の軸部24より小径の位置決め用穴(ね
じ穴)58が設けられている一方、上記弾頭部2
8は軸部24と同径の基端から先端に向かうに従
つて滑らかに小径となる先細形状、更に具体的に
は逆放物線状の弾頭形状を成しており、位置決め
用穴58の下端部開口縁が弾頭部28の中間部外
周面に係合させられることにより、ナツト56は
薄板52から離隔した位置において支持されるよ
うになつている。なお、60はナツト56の下面
外周部に形成された複数の溶接用突起(プロジエ
クシヨン)である。
以下、本実施例の作動を説明する。
第2電極12上に薄板52が載置された後、図
示しない供給装置が案内ピン18上に移動してナ
ツト56を案内ピン18上に落下させると、その
の投入されたナツト56は案内ピン18の弾頭部
28によつて薄板52から上方に離隔した位置に
て支持される。その後、その供給装置の後退に連
動して第1電極10が第2電極12に接近する方
向へ駆動される。なお、第1図は位置決め用穴5
8と弾頭部28との中心線が略一致させられてい
る状態を示している。
示しない供給装置が案内ピン18上に移動してナ
ツト56を案内ピン18上に落下させると、その
の投入されたナツト56は案内ピン18の弾頭部
28によつて薄板52から上方に離隔した位置に
て支持される。その後、その供給装置の後退に連
動して第1電極10が第2電極12に接近する方
向へ駆動される。なお、第1図は位置決め用穴5
8と弾頭部28との中心線が略一致させられてい
る状態を示している。
そして、第2電極12に接近する第1電極10
はまずナツト56の上端面に当接し、ナツト56
を弾頭部28との間に挟むことにより、そのナツ
ト56を弾頭部28と同心に確実に位置決めす
る。第1電極10がさらに下降させられると、案
内ピン18は圧縮コイルスプリング30の付勢力
に抗してナツト56とともに下方へ移動させられ
て第2電極12内へ押し込まれ、ナツト56の突
起60が薄板52に当接させられると同時に第1
電極10の下降が停止させられる。第2図はこの
状態を示している。
はまずナツト56の上端面に当接し、ナツト56
を弾頭部28との間に挟むことにより、そのナツ
ト56を弾頭部28と同心に確実に位置決めす
る。第1電極10がさらに下降させられると、案
内ピン18は圧縮コイルスプリング30の付勢力
に抗してナツト56とともに下方へ移動させられ
て第2電極12内へ押し込まれ、ナツト56の突
起60が薄板52に当接させられると同時に第1
電極10の下降が停止させられる。第2図はこの
状態を示している。
第2図において、案内ピン18とともに移動さ
せられる空気弁装置20の第2円筒部材36は、
案内ピン18の移動量だけ第1円筒部材34内に
嵌入されているが、その切欠44の上端部は未だ
第1円筒部材34の上端開口縁に到達していな
い。このため、空気供給装置42から弁室46内
に供給される空気は、矢印Aに示されるように切
欠44および排出孔48を介して外部へ排出され
るので、第1図の案内ピン18の突出時に比較し
て弁室46内の圧力がそれほど変化せず、弁室4
6内の圧力は予め定められた設定値以下であり、
圧力スイツチ50から溶接許可信号が図示しない
溶接制御装置に出力される。ここで、圧力スイツ
チ50の作動をきめる上記設定値は、ナツト56
と弾頭部28との軸心にずれが生じて案内ピン1
8が正常時以上に押し込まれた時上昇させられる
弁室46内の圧力よりも低く、また、上記ずれが
なく案内ピン18の押し込み量が正常である時の
弁室46の圧力値よりも大きい値とされる。
せられる空気弁装置20の第2円筒部材36は、
案内ピン18の移動量だけ第1円筒部材34内に
嵌入されているが、その切欠44の上端部は未だ
第1円筒部材34の上端開口縁に到達していな
い。このため、空気供給装置42から弁室46内
に供給される空気は、矢印Aに示されるように切
欠44および排出孔48を介して外部へ排出され
るので、第1図の案内ピン18の突出時に比較し
て弁室46内の圧力がそれほど変化せず、弁室4
6内の圧力は予め定められた設定値以下であり、
圧力スイツチ50から溶接許可信号が図示しない
溶接制御装置に出力される。ここで、圧力スイツ
チ50の作動をきめる上記設定値は、ナツト56
と弾頭部28との軸心にずれが生じて案内ピン1
8が正常時以上に押し込まれた時上昇させられる
弁室46内の圧力よりも低く、また、上記ずれが
なく案内ピン18の押し込み量が正常である時の
弁室46の圧力値よりも大きい値とされる。
溶接許可信号が供給された溶接制御装置から溶
接電流が出力されると、第1電極10および第2
電極12によつて挾圧されているナツト56と薄
板52との接触面、すなわち、ナツト56の突起
60および薄板52の接触面には抵抗熱が発生
し、その抵抗熱によつて突起60が薄板52に溶
接される。なお、前記空気供給装置42からは常
時弁室46内に空気が供給されており、抵抗熱に
よつて加熱される第2電極12は常時その空気の
流通によつて冷却されている。
接電流が出力されると、第1電極10および第2
電極12によつて挾圧されているナツト56と薄
板52との接触面、すなわち、ナツト56の突起
60および薄板52の接触面には抵抗熱が発生
し、その抵抗熱によつて突起60が薄板52に溶
接される。なお、前記空気供給装置42からは常
時弁室46内に空気が供給されており、抵抗熱に
よつて加熱される第2電極12は常時その空気の
流通によつて冷却されている。
溶接後、第1電極10が図示しない駆動装置に
よつて第2電極12から離隔する方向(上方)へ
駆動されると、溶接されたナツト56および薄板
52は圧縮コイルスプリング30の付勢力に従つ
て案内ピン18とともに押し上げられ、それ等ナ
ツト56および薄板52が案内ピン18の弾頭部
28から取り外されることによつて溶接作業は終
了する。
よつて第2電極12から離隔する方向(上方)へ
駆動されると、溶接されたナツト56および薄板
52は圧縮コイルスプリング30の付勢力に従つ
て案内ピン18とともに押し上げられ、それ等ナ
ツト56および薄板52が案内ピン18の弾頭部
28から取り外されることによつて溶接作業は終
了する。
つぎに、前記供給装置から投入されたナツト5
6の姿勢が乱れ、その中心線と弾頭部28の中心
線とが一致しない状態でナツト56が弾頭部28
に係合させられた場合について説明する。
6の姿勢が乱れ、その中心線と弾頭部28の中心
線とが一致しない状態でナツト56が弾頭部28
に係合させられた場合について説明する。
第3図はナツト56が傾いた状態で案内ピン1
8の弾頭部28に係合させられた状態を示してい
る。この状態において第1電極10が第2電極1
2に接近させられると、第1電極10はまずナツ
ト56の上端部のうち外周部の最も上方に位置す
る部分に当接させられる。そして、第1電極10
の下降にともない、ナツト56は、その位置決め
用穴58の下端開口縁が弾頭部28の外周面に摺
接させられ、かつ第1電極10に当接する部分が
第1電極10の端面に摺接させられつつ、その姿
勢が修正される。すなわち、ナツト56は圧縮コ
イルスプリング30の付勢力に従つて第2電極1
2から突出させられている案内ピン18の弾頭部
28と第1電極10との間に挟まれると、弾頭部
28の傾斜によつて発生する案内ピン18の軸心
に向かう駆動力によつてナツト56が駆動され、
ナツト56の芯出しが自動的に為されるのであ
る。第4図ははこの状態を示している。以後、前
述の場合と全く同様の作動が為される。
8の弾頭部28に係合させられた状態を示してい
る。この状態において第1電極10が第2電極1
2に接近させられると、第1電極10はまずナツ
ト56の上端部のうち外周部の最も上方に位置す
る部分に当接させられる。そして、第1電極10
の下降にともない、ナツト56は、その位置決め
用穴58の下端開口縁が弾頭部28の外周面に摺
接させられ、かつ第1電極10に当接する部分が
第1電極10の端面に摺接させられつつ、その姿
勢が修正される。すなわち、ナツト56は圧縮コ
イルスプリング30の付勢力に従つて第2電極1
2から突出させられている案内ピン18の弾頭部
28と第1電極10との間に挟まれると、弾頭部
28の傾斜によつて発生する案内ピン18の軸心
に向かう駆動力によつてナツト56が駆動され、
ナツト56の芯出しが自動的に為されるのであ
る。第4図ははこの状態を示している。以後、前
述の場合と全く同様の作動が為される。
第5図は第3図に比較してナツト56が一層傾
いた状態で案内ピン18の弾頭部28に係合させ
られた状態を示している。この状態において第1
電極10が第2電極12に接近させられると、第
1電極10は前述の場合と同様にナツト56の上
端面のうち外周部の最も上方に位置する部分に当
接させられる。しかし、第1電極10の下降にと
もない、ナツト56は、その位置決め用穴58の
下端開口縁のうち弾頭部28の最も先端側に係合
させられている部分、すなわち第5図においてB
点で示されている部分を支点として、第1電極1
0に当接する部分が第1電極10の端面に摺接さ
せられつつ回動させられる。したがつて、ナツト
56はその軸心Cが弾頭部28の軸心Dとずれた
状態で位置決めされ、この状態のまま突起60が
薄板52に当接するまで第1電極10とともに下
降させられる。第6図はこの状態を示している。
ここで、この様にナツト56の芯出しが不能にな
るのは、本実施例の弾頭部28が軸方向の寸法を
できるだけ小さくするために先端ほど軸心に対す
る傾斜が急となる逆放物線状に形成されているた
め、ナツト56の傾きが所定角度以上になつて弾
頭部28の先端部に係合させられると、弾頭部2
8の傾斜による案内ピン18の軸心に向かう駆動
力が減少したり、位置決め用穴58の弾頭部28
に対する喰い付きが発生し易くなるからである。
いた状態で案内ピン18の弾頭部28に係合させ
られた状態を示している。この状態において第1
電極10が第2電極12に接近させられると、第
1電極10は前述の場合と同様にナツト56の上
端面のうち外周部の最も上方に位置する部分に当
接させられる。しかし、第1電極10の下降にと
もない、ナツト56は、その位置決め用穴58の
下端開口縁のうち弾頭部28の最も先端側に係合
させられている部分、すなわち第5図においてB
点で示されている部分を支点として、第1電極1
0に当接する部分が第1電極10の端面に摺接さ
せられつつ回動させられる。したがつて、ナツト
56はその軸心Cが弾頭部28の軸心Dとずれた
状態で位置決めされ、この状態のまま突起60が
薄板52に当接するまで第1電極10とともに下
降させられる。第6図はこの状態を示している。
ここで、この様にナツト56の芯出しが不能にな
るのは、本実施例の弾頭部28が軸方向の寸法を
できるだけ小さくするために先端ほど軸心に対す
る傾斜が急となる逆放物線状に形成されているた
め、ナツト56の傾きが所定角度以上になつて弾
頭部28の先端部に係合させられると、弾頭部2
8の傾斜による案内ピン18の軸心に向かう駆動
力が減少したり、位置決め用穴58の弾頭部28
に対する喰い付きが発生し易くなるからである。
ナツト56とともに下降させられた案内ピン1
8は、前述の第2図の場合に比較して第2電極1
2内に深く押し込まれる。このため、案内ピン1
8とともに移動させらる空気弁装置20の第2円
筒部材36は第1円筒部材34内に一層深く嵌入
され、その切欠44の上端部が第1円筒部材34
の上端開口縁に到達して、弁室46内の空気の排
出が阻止される。すなわち、切欠44の軸方向の
寸法は、第2図のようにナツト56の芯出しが好
適に為されている場合には弁室46内の空気の排
出を許容するが、芯出しが為されなかつた場合に
はその排出を阻止する寸法に設定されているので
ある。
8は、前述の第2図の場合に比較して第2電極1
2内に深く押し込まれる。このため、案内ピン1
8とともに移動させらる空気弁装置20の第2円
筒部材36は第1円筒部材34内に一層深く嵌入
され、その切欠44の上端部が第1円筒部材34
の上端開口縁に到達して、弁室46内の空気の排
出が阻止される。すなわち、切欠44の軸方向の
寸法は、第2図のようにナツト56の芯出しが好
適に為されている場合には弁室46内の空気の排
出を許容するが、芯出しが為されなかつた場合に
はその排出を阻止する寸法に設定されているので
ある。
空気の排出が阻止されて弁室46の空気圧が前
記設定値を超えると、圧力スイツチ50からは溶
接不可信号が図示しない前記溶接制御装置に出力
され、溶接制御装置から溶接電流が供給されるこ
となく第1電極10は上方へ移動させられる。
記設定値を超えると、圧力スイツチ50からは溶
接不可信号が図示しない前記溶接制御装置に出力
され、溶接制御装置から溶接電流が供給されるこ
となく第1電極10は上方へ移動させられる。
なお、ナツト56の姿勢が著しく乱れてその位
置決め用穴58が弾頭部28に全く係合しなかつ
た場合にも、第1電極10が第2電極12に当た
るまで移動して案内ピン18が第2電極12内に
深く嵌入されるので、圧力スイツチ50から溶接
不可信号が出力される。
置決め用穴58が弾頭部28に全く係合しなかつ
た場合にも、第1電極10が第2電極12に当た
るまで移動して案内ピン18が第2電極12内に
深く嵌入されるので、圧力スイツチ50から溶接
不可信号が出力される。
この様に、本実施例によれば、ナツト56の位
置決め用穴58が案内ピン18の弾頭部28の中
間部に係合させられてナツト56が自動的に位置
決め(芯出し)されるため、位置決め用穴58の
加工公差等に起因する寸法誤差に拘わらず、ナツ
ト56の位置決めが精度良く為されるのである。
しかも、ナツト56は第1電極10と弾頭部28
との間に挟まれてその姿勢が自動的に修正されて
芯出しが為されるため、供給装置から投入される
ナツト56の姿勢の乱れに拘らず芯出しが好適に
為され、従来と同様の作業性が得られるのであ
る。
置決め用穴58が案内ピン18の弾頭部28の中
間部に係合させられてナツト56が自動的に位置
決め(芯出し)されるため、位置決め用穴58の
加工公差等に起因する寸法誤差に拘わらず、ナツ
ト56の位置決めが精度良く為されるのである。
しかも、ナツト56は第1電極10と弾頭部28
との間に挟まれてその姿勢が自動的に修正されて
芯出しが為されるため、供給装置から投入される
ナツト56の姿勢の乱れに拘らず芯出しが好適に
為され、従来と同様の作業性が得られるのであ
る。
また、本実施例では空気弁装置20が設けられ
てナツト56の位置決め用穴58と弾頭部28と
の芯ずれが自動的に検出され、圧力スイツチ50
から溶接不可信号が出力されて溶接が阻止され得
るため、たとえ芯ずれが発生しても目視により芯
ずれを確認する場合に比較して不良品の発生が確
実に防止され得る。しかも、空気弁装置20の弁
室46に供給された空気は矢印Aのように排出さ
せられるので、第2電極12が好適に冷却されて
抵抗熱に起因する電極の損耗が軽減される。
てナツト56の位置決め用穴58と弾頭部28と
の芯ずれが自動的に検出され、圧力スイツチ50
から溶接不可信号が出力されて溶接が阻止され得
るため、たとえ芯ずれが発生しても目視により芯
ずれを確認する場合に比較して不良品の発生が確
実に防止され得る。しかも、空気弁装置20の弁
室46に供給された空気は矢印Aのように排出さ
せられるので、第2電極12が好適に冷却されて
抵抗熱に起因する電極の損耗が軽減される。
さらに、本実施例の案内ピン18の弾頭部28
は逆放物線状に形成されて軸方向の寸法が短くさ
れ、かつ案内ピン18の第2電極12からの突出
量が小さくナツト56を貫通しないように設定さ
れているため、第1電極10に案内ピン18の先
端との干渉を回避するための凹部を形成しなくて
も良い利点がある。
は逆放物線状に形成されて軸方向の寸法が短くさ
れ、かつ案内ピン18の第2電極12からの突出
量が小さくナツト56を貫通しないように設定さ
れているため、第1電極10に案内ピン18の先
端との干渉を回避するための凹部を形成しなくて
も良い利点がある。
以上、本発明の一実施例を示す図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適
用され得る。
説明したが、本発明はその他の態様においても適
用され得る。
たとえば、前述の実施例においては突起60を
備えたナツト56を薄板52に溶接するいわゆる
プロジエクシヨン溶接について説明したが、溶接
部材および被溶接部材の形状は種々変更され得る
ものであり、また溶接方式はスポツト溶接等の他
の抵抗溶接方式であつても良いのである。
備えたナツト56を薄板52に溶接するいわゆる
プロジエクシヨン溶接について説明したが、溶接
部材および被溶接部材の形状は種々変更され得る
ものであり、また溶接方式はスポツト溶接等の他
の抵抗溶接方式であつても良いのである。
また、案内ピン18の芯出し頭部は逆放物線状
の弾頭部28とされているが円錘状あるいは截頭
円錐状であつても良い。
の弾頭部28とされているが円錘状あるいは截頭
円錐状であつても良い。
また、前述の実施例では位置決め用穴58と弾
頭部28との位置ずれを検出するずれ検出装置と
して空気弁装置20および圧力スイツチ50が配
設されているが、案内ピン18の移動量が予め定
められた値に達すると作動するリミツトスイツチ
等の電気的検出装置が用いられても良く、また、
それ等のずれ検出装置が何等設けられなくても本
発明の一応の効果は得られるのである。
頭部28との位置ずれを検出するずれ検出装置と
して空気弁装置20および圧力スイツチ50が配
設されているが、案内ピン18の移動量が予め定
められた値に達すると作動するリミツトスイツチ
等の電気的検出装置が用いられても良く、また、
それ等のずれ検出装置が何等設けられなくても本
発明の一応の効果は得られるのである。
また、ナツト56の位置決め用穴58はナツト
56の軸心を貫通して設けられているが、下端面
から所定寸法だけ穿設された有底円穴であつても
良い。更に、ナツト56の位置決め用穴58の下
端開口縁にテーパ面を形成しても良く、この場合
には、ナツト56が弾頭部28に供給される際の
位置決め用穴58下端開口縁の喰い付きが防止さ
れ、ナツト56の極端な姿勢の乱れが可及的に解
消される。
56の軸心を貫通して設けられているが、下端面
から所定寸法だけ穿設された有底円穴であつても
良い。更に、ナツト56の位置決め用穴58の下
端開口縁にテーパ面を形成しても良く、この場合
には、ナツト56が弾頭部28に供給される際の
位置決め用穴58下端開口縁の喰い付きが防止さ
れ、ナツト56の極端な姿勢の乱れが可及的に解
消される。
また、前述の実施例ではナツト56が供給装置
から自動的に供給されて作業の合理化が図られて
いるが、その様な装置が設けられず手動でナツト
56が投入されるように構成されても良いことは
勿論である。
から自動的に供給されて作業の合理化が図られて
いるが、その様な装置が設けられず手動でナツト
56が投入されるように構成されても良いことは
勿論である。
さらに、圧力スイツチ50は空気弁装置20の
弁室46内の圧力を検出して溶接許可信号或いは
溶接不可信号を出力し、自動的に溶接電流が供給
されたり溶接電流が供給されることなく第1電極
10が第2電極12から離隔させられたりするよ
うになつているが、圧力スイツチ50は単に溶接
不可信号のみを出力するように構成されたもので
も良く、また、その溶接不可信号は第1電極10
の駆動装置に供給されることなく位置決め不良表
示のみが為されるように構成されても良い。
弁室46内の圧力を検出して溶接許可信号或いは
溶接不可信号を出力し、自動的に溶接電流が供給
されたり溶接電流が供給されることなく第1電極
10が第2電極12から離隔させられたりするよ
うになつているが、圧力スイツチ50は単に溶接
不可信号のみを出力するように構成されたもので
も良く、また、その溶接不可信号は第1電極10
の駆動装置に供給されることなく位置決め不良表
示のみが為されるように構成されても良い。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施
例であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
例であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。第2図は第1図の実施例の溶接時の作動を説
明する図である。第3図および第4図は、第1図
の実施例における被溶接部材の芯出し作用を説明
する図である。第5図および第6図は、第1図の
実施例における被溶接部材の芯出し不能の場合の
作動を説明する図である。 10:第1電極、12:第2電極、18:案内
ピン、28:弾頭部(芯出し頭部)、{20:空気
弁装置、50:圧力スイツチ}(ずれ検出装置)、
52:薄板(溶接部材)、56:ナツト(被溶接
部材)、58:位置決め用穴。
る。第2図は第1図の実施例の溶接時の作動を説
明する図である。第3図および第4図は、第1図
の実施例における被溶接部材の芯出し作用を説明
する図である。第5図および第6図は、第1図の
実施例における被溶接部材の芯出し不能の場合の
作動を説明する図である。 10:第1電極、12:第2電極、18:案内
ピン、28:弾頭部(芯出し頭部)、{20:空気
弁装置、50:圧力スイツチ}(ずれ検出装置)、
52:薄板(溶接部材)、56:ナツト(被溶接
部材)、58:位置決め用穴。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 相対向して設けられ相対的に接近離隔駆動さ
れる第1電極および第2電極と、溶接部材が配置
される該第2電極から該溶接部材を貫通して前記
第1電極に向かつて突出させられるとともに、該
第2電極内への押し込み可能に設けられ、該溶接
部材に溶接すべき被溶接部材を位置決めするため
に該被溶接部材に形成された位置決め用穴内に先
端部が挿入される案内ピンと、を備えた抵抗溶接
機において、 前記案内ピンの先端部に、基端が前記被溶接部
材の位置決め用穴よりも大径であるとともに該基
端から先端に向かうに従つて滑らかに小径となる
先細形状を成し、該先端から前記位置決め用穴内
に挿入されることにより前記被溶接部材を前記溶
接部材から離隔した位置において該先細形状の中
間部で支持する一方、前記第1電極と第2電極と
が相対的に接近駆動されて該第1電極が前記被溶
接部材に当接させられることにより、前記先細形
状の中間部で支持されている該被溶接部材の姿勢
を修正して同心に芯出しする芯出し頭部を設けた
ことを特徴とする抵抗溶接機。 2 相対向して設けられ相対的に接近離隔駆動さ
れる第1電極および第2電極と、溶接部材が配置
される該第2電極から該溶接部材を貫通して前記
第1電極に向かつて突出させられるとともに、該
第2電極内への押し込み可能に設けられ、該溶接
部材に溶接すべき被溶接部材を位置決めするため
に該被溶接部材に形成された位置決め用穴内に先
端部が挿入される案内ピンと、を備えた抵抗溶接
機において、 前記案内ピンの先端部に、基端が前記被溶接部
材の位置決め用穴よりも大径であるとともに該基
端から先端に向かうに従つて滑らかに小径となる
先細形状を成し、該先端から前記位置決め用穴内
に挿入されることにより前記被溶接部材を前記溶
接部材から離隔した位置において該先細形状の中
間部で支持する一方、前記第1電極と第2電極と
が相対的に接近駆動されて該第1電極が前記被溶
接部材に当接させられることにより、前記先細形
状の中間部で支持されている該被溶接部材の姿勢
を修正して同心に芯出しする芯出し頭部を設ける
とともに、該案内ピンの押し込み量を検出し、該
案内ピンの押し込み量が予め定められた一定の値
を超えた時溶接不可信号を出力するずれ検出装置
を設けたことを特徴とする抵抗溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7982883A JPS59206178A (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | 抵抗溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7982883A JPS59206178A (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | 抵抗溶接機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59206178A JPS59206178A (ja) | 1984-11-21 |
JPH0221916B2 true JPH0221916B2 (ja) | 1990-05-16 |
Family
ID=13701066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7982883A Granted JPS59206178A (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | 抵抗溶接機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59206178A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04113180U (ja) * | 1991-03-14 | 1992-10-02 | 豊田鉄工株式会社 | 抵抗溶接用固定電極 |
US7564005B2 (en) * | 2001-07-10 | 2009-07-21 | Doben Limited | Resistance welding fastener electrode and monitor and method of using same |
KR20040011930A (ko) * | 2002-07-31 | 2004-02-11 | 현대자동차주식회사 | 패널과 부품의 볼트 결합구조 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5920976B2 (ja) * | 1976-11-08 | 1984-05-16 | 株式会社東芝 | 粉砕特性の測定方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6039176Y2 (ja) * | 1982-07-30 | 1985-11-22 | 好高 青山 | 電気抵抗溶接の固定電極における部品検知装置 |
-
1983
- 1983-05-06 JP JP7982883A patent/JPS59206178A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5920976B2 (ja) * | 1976-11-08 | 1984-05-16 | 株式会社東芝 | 粉砕特性の測定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59206178A (ja) | 1984-11-21 |
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