JPH02218825A - 移動農機のエンジン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はエンジンに供給される燃料の供給量調節を行う
スロットルバルブなど燃料供給量調節要素を操作してエ
ンジン回転数の制御を行うようにしたトラクタ或いはコ
ンバイン或いは田植機など移動農機のエンジン装置に関
する。

「従来の技術」 この種、エンジン回転数をアクセルモータによる燃料供
給量の自動制御で行う構造のものにあっては、他からの
規制を受けることなくエンジン回転数は燃料供給量に応
じた分度化する。

［発明が解決しようとする問題点」 そのため、前記アクセルモータに急激な低回転の信号が
入力された場合、エンジン回転数も急激に低下して作業
機が必要とする最低必要回転数の確保ができなくなった
り、エンストを起こすなどして正常な作業が続行不可能
となる欠点があった。

「問題点を解決するための手段Ｊ したがって本発明は、エンジンの燃料供給量調節要素を
操作する優先手動用のアクセルレバ−と自動制御用のア
クセルモータを備えた構造において、前記アクセルモー
タによる燃料供給量の最下限を規制するエンジン回転最
下限設定要素を前記アクセルレバ−に設けたものである
。

「作　用」 而して本発明によれば、前記アクセルモータに低回転信
号が入力されて設定低回転数以下にアクセルモータによ
り燃料供給量調節要素が操作されてエンジン回転数が低
下するようなときには、前記最下限設定要素が作動して
アクセルモータによる低回転信号分に応じた回転数の低
下を規制し、最小値まで回転数が低下することを防止し
て所定の設定低回転数を一定維持させるもので、したが
ってエンストなどの防止や作業機での駆動に異常が発生
するなどの不都合の防止を図ることができるものである
。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。第
１図はアクセル機構部の側面説明図、第２図は同平面説
明図、第３図はトラクタの全体側面図であり、移動農機
であるトラクタ（１１の後部にロータリ耕耘作業機（２
）を装備するもので、エンジン（３）及びクラッチケー
ス（４）及びミッション（５）を一体連設してトラクタ
機体を構成し、該機体の前後部に走行用前後輪ｆ６１　
（７１を配設すると共に、運転席（８）及び操向ハンド
ル（９）を備え、機体後部に三点リンク機構（１０）及
び油圧リフト（１１）のリフトアーム（１２）などを介
し耕耘ロータリ（工３）を有する前記作業機（２）を昇
降自在に連結させている。

前記エンジン（３）の気化器（１４）の燃料供給量調節
要素であるスロットルバルブ（１５）を開閉操作する優
先手動用のハンドアクセルレバ−（１６）と、自動制御
用の電動アクセルモータ（１７）とをトラクタ（１１は
備え、前記アクセルレバ−（１６）はレバー軸（１８）
に基端を可揺動に支持させる揺動レバー（１９）と、前
記バルブ（１５）のバルブ軸（２０）に基端を一体連結
させるバルブ操作アーム（２１）と、該アーム（２１）
と前記レバー（１９）先端間を連結するリンク（２２）
とからなるリンク機構（２３）を介し前記バルブ（１５
）に適宜連動連結するように構成している。

また前記アクセルモータ（１７）を取付けるモータ取付
台（２４）には、モータ軸（２５）に一対のギヤ（２６
）（２７）を介し連動連結するモータ操作アーム（２８
）を備え、該アーム（２８）をバネ（２９）を有するワ
イヤ（３０）を介して前記揺動レバー（１９）に連動連
結させて、前記モータ（１７）の正転駆動時ワイヤ（３
０）を弓張ってスロットルバルブ（１５）を量調節する
共に、前記モータ（１７）の逆転駆動時ワイヤ（３０）
を弛め前記リンク機構（２３）をリターンバネ（３１）
で戻してスロットルバルブ（１５）を閉調節するように
構成している。

さらに、前記アクセルレバ−（１６）には揺動レバー　
（１９１と係合するレバー係合溝（３２ａｌを有する鉤
形状のエンジン回転最下限設定要素である規制金具（３
２）を設けるもので、また該金具（３２）は揺動レバー
（１９）との係合解除時にあっては、揺動レバー（Ｉ９
）をバルブ（１５）の開方向側（ａ方向）に自由で、閉
方向側（ｂ方向）には延設板部（３２ｂｌにより移動の
規制を行うように設け、前記モータ（１７）による自動
制御中にあってはアクセルレバ−（１６）で設定される
最下限以上にバルブ（１５）の開度を小とさせない状態
とさせてエンジン回転数の必要最小限の保持を図る一方
、自動制御中にあって揺動レバー（！９）側にアクセル
レバ−（１６）を近接させ前記金具（３２）の係合溝（
３２ａｌ　を該レバー（１９）に係合させるとき前記モ
ータ（１月に関係なくアクセルレバ−（１６）操作を優
先してのバルブ（１５）の開閉制御を行わしめるように
構成している。

なお、（３３）は前記モータ（１７）のリセット位置で
ある逆転エンド位置を検出するリセット検出スイッチで
ある。

第４図に示す如く、このトラクタ（１）は無線操縦によ
る遠隔操作でもっての走行作業も可能とさせるもので、
手元操作盤である手元操作回路（３４）に、走行うラッ
チの大切を行う走行スイッチ（３５）と、走行を停止さ
せるブレーキスイッチ（３６）と、作業機（２）の昇降
を行う作業機昇降スイッチ（３７）と、作業機クラッチ
の大切を行う作業スイッチ（３８）と％機体の左右操向
制御を行う操向スイッチ（３９）と、前記モータ（１７
）の駆動により自動制御を行う自動スロットルスイッチ
（４０）とを備え、アンテナ（４１）を介し発信される
これら各スイッチ（３５）＋３６１　＋３７）　（３８
１［３９１（４０）からの操作信号を、機体（１）に備
える制御回路（４２）に受信アンテナ（４３）及び受信
回路（４４）を介して入力させると共に、機体（１）に
備える走行うラッチの大切位置を検出する走行うラッチ
センサ（４５）と、走行ブレーキのオンオフ位置を検出
するブレーキセンサ（４６）と、作業機昇降位置を検出
する作業機昇降センサ（４７）と、作業機クラッチの大
切位置を検出する作業機クラッチセンサ（４８）と、機
体の操向方向を検出する操舵角センサ（４９）と、エン
ジン（３））の駆動負荷の変化を検出するエンジン負荷
センサ（５０）と、走行進行方向側の障害物や旋回標識
を検出する超音波式の走行センサ（５１）と、前記検出
スイッチ（３３）とを前記制御回路（４２）に入力接続
させている。そして走行うラッチを大切駆動する走行う
ラッチ用電動シリンダ（５２）と、走行ブレーキをオン
オフ駆動する走行ブレーキ用電動シリンダ（５３）と、
作業機クラッチを大切駆動する作業機クラッチ用電動シ
リンダ（５４）と、前記作業機（２）の昇降を行う油圧
リフト（１１）の作業機昇降用バルブ（５５）と、ステ
アリング用油圧シリンダを作動制御する操舵バルブ（５
６）と、前記スロットルバルブ（１５）の自動制御を行
うアクセルモータ（１７）とに前記制御回路（４２）を
出力接続させ、前記手元操作回路（３４）における各ス
イッチｆ３５１　（３６１＋３７１　（３８）　（３９
１ｆ４０）からの遠隔操作信号と、各センサ（４５）　
（４６１＋４７１　＋４８１　＋４９１　Ｆ２Ｏ）（５
１）及びスイッチ（３３）の検出出力に基づいて各シリ
ンダ＋５２１　＋５３１　＋５４１と各バルブ（５５）
　（５６１とモータ（１７）の駆動制御を行うように構
成している。

本実施例は上記の如く構成するものにして、以下第５図
のフローチャートを参照し作用を説明する。

今走行スイッチ（３２）などがオン操作され走行指令信
号などが出力されるとき、機体の走行や作業機（２）に
よる各種作業が行われるもので、この作業状態時前記ス
ロットルスイッチ（４０）がオン操作されると、前記ス
ロットルバルブ（１５）の自動制御が開始される。即ち
前記モータ（１７）は前記バルブ（１５）の所定開度位
置まで正転してエンジン（３）に供給される燃料供給量
を一定に保つ状態とさせてエンジン回転数を一定保持す
る。断る状態時にあってエンジン負荷の変動によりエン
ジン回転数が増減変化することを前記センサ（５０）が
検出するとき、モータ（１７）を正逆駆動しバルブ（１
５）を開閉制御してエンジン回転数の一定保持を図ると
共に、前記センサ（５１）が前方に障害物や旋回標識を
検出するとき前記バルブ（１５）を閉制御してエンジン
（３）に供給される燃料供給量を低減させてエンジン回
転数を低下させ走行速度を減速させる。

而して、上述の如き、アクセルモータ（１７）による自
動制御中にあって、バルブ（１５）に急激な閉制御信号
が入力されエンジン回転数も著しく低下するようなとき
、前記アクセルレバ−（１６）を予め必要とするエンジ
ン回転数の必要最下限位置に位置保持させておくことに
より、前記金具（３２）の延設板部（３２ｂｌにより前
記レバー（１９）の最大下限側への戻りは規制されて、
エンジン（３）は所定の最低必要回転数の確保が図れる
ものである。

このように前記モータ（１７）に急激な低回転の信号が
入力されたとしても最小値がアクセルレバ−（１６）に
より設定された状態となって、それ以下に回転数が低下
しエンストなど発生する不都合が防止される。また作業
機（２）の最低必要回転数を確保することができて作業
能率の低下を防止することができる。

なお、前記アクセルレバ−（１６）による手動操作時に
あっては、操作時におけるレバー（１６）との接触をタ
ッチセンサなどにより検出させてアクセルモータ（１７
）を逆転させ、前記レバー（１９）が最下限規制位置に
位置する状態のとき該レバー（１９）とアクセルレバ−
（１６）の規制金具（３２）との係合を可能とさせるよ
うに構成しても良い。

「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、エンジン（３
）の燃料供給量調節要素（１５）を操作する優先手動用
のアクセルレバ−（１６）と自動制御用のアクセルモー
タ（１７）を備えた構造において、前記アクセルモータ
（１７）による燃料供給量の最下限を規制するエンジン
回転最下限設定要素（３２）を前記アクセルレバ−（３
６）に設けたものであるから、前記アクセルモータ（１
７）による自動制御中に急激な低回転信号が入力され例
えエンジン回転数が最小値まで低下しようとする場合に
も前記設定要素（３２）によりその低下が規制されてエ
ンストなどの防止が図れると共に、作業機（２）の最低
必要回転数の確保も図れてこの作業機（２）での能率向
上化が図れるなど顕著な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はアクセル機構部の側面説明図、第２図は同平面
説明図、第３図はトラクタの全体側面図、第４図は制御
回路図、第５図はフローチャートである。 （３）・・・　エンジン （１５）・・・　　スロットルバルブ （燃料供給量調節要素） アクセルレバ− アクセルモータ 規制金具（設定要素） （１６）・・・ （１７）・・・ （３２）・・・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンジンの燃料供給量調節要素を操作する優先手動用の
   アクセルレバーと自動制御用のアクセルモータを備えた
   構造において、前記アクセルモータによる燃料供給量の
   最下限を規制するエンジン回転最下限設定要素を前記ア
   クセルレバーに設けたことを特徴とする移動農機のエン
   ジン装置。