JP2958566B2 - 移動農機のエンジン装置 - Google Patents
移動農機のエンジン装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はエンジンに供給される燃料の供給量調節を行
うスロットルバルブなど燃料供給量調節要素を操作して
エンジン回転数の制御を行うようにしたトラクタ或いは
コンバイン或いは田植機など移動農機のエンジン装置に
関する。
うスロットルバルブなど燃料供給量調節要素を操作して
エンジン回転数の制御を行うようにしたトラクタ或いは
コンバイン或いは田植機など移動農機のエンジン装置に
関する。
「従来の技術」 従来、実開昭61−123847号公報に示す如く、エンジン
回転数調節をアクリルモータによる燃料供給量自動制御
で行う構造のものにあっては、他からの規制を受けるこ
となくエンジン回転数は燃料供給量に応じて変化してい
た。
回転数調節をアクリルモータによる燃料供給量自動制御
で行う構造のものにあっては、他からの規制を受けるこ
となくエンジン回転数は燃料供給量に応じて変化してい
た。
「発明が解決しようとする課題」 そのため、前記アクセルモータに急激な低回転の信号
が入力された場合、エンジン回転数も急激に低下して作
業機が必要とする最低必要回転数の確保ができなくなっ
たり、エンストを起こすなどして正常な作業が続行不可
能となる欠点があった。
が入力された場合、エンジン回転数も急激に低下して作
業機が必要とする最低必要回転数の確保ができなくなっ
たり、エンストを起こすなどして正常な作業が続行不可
能となる欠点があった。
「課題を解決するための手段」 然るに、本発明は、エンジンの燃料供給量調節要素に
自動制御レバーを介して連結させて自動制御するアクセ
ルモータと、該アクセルモータの前記調節要素の操作に
優先して前記調節要素を操作する手動用アクセルレバー
を設ける移動農機のエンジン装置において、前記アクセ
ルモータによる燃料供給量の最下限を規制するエンジン
の回転最下限設定要素を前記アクセルレバーに設けると
共に、自動制御中に自動制御レバーにアクセルレバーを
近接させて前回回転最下限設定要素を自動制御レバーに
係合させ、前記アクセルモータに関係なくアクセルレバ
ー操作を優先して燃料供給量調節要素を制御するように
構成したことを特徴とする。
自動制御レバーを介して連結させて自動制御するアクセ
ルモータと、該アクセルモータの前記調節要素の操作に
優先して前記調節要素を操作する手動用アクセルレバー
を設ける移動農機のエンジン装置において、前記アクセ
ルモータによる燃料供給量の最下限を規制するエンジン
の回転最下限設定要素を前記アクセルレバーに設けると
共に、自動制御中に自動制御レバーにアクセルレバーを
近接させて前回回転最下限設定要素を自動制御レバーに
係合させ、前記アクセルモータに関係なくアクセルレバ
ー操作を優先して燃料供給量調節要素を制御するように
構成したことを特徴とする。
「作 用」 従って、自動制御中にアクセルレバー操作により、ア
クセルモータによる燃料供給量調節要素の自動制御を中
止し乍ら、燃料供給量調節要素を増速または減速動作さ
せ得、過大負荷によるエンジン急停止或いは過小負荷に
よるエンジン高速空転などの誤動作を容易に防止し得、
作業機が異常低回転駆動されたり異常高回転駆動される
不具合などを容易になくし得ると共に、自動制御レバー
の低回転動作ストップ並びに自動制御レバーとアクセル
レバーの係合部材として回転最下限設定要素を兼用した
から、アクセルレバー及びアクセルモータと燃料供給量
調節要素の連結構造の簡略化並びに手動と自動の切換操
作性向上などを容易に図り得るものである。
クセルモータによる燃料供給量調節要素の自動制御を中
止し乍ら、燃料供給量調節要素を増速または減速動作さ
せ得、過大負荷によるエンジン急停止或いは過小負荷に
よるエンジン高速空転などの誤動作を容易に防止し得、
作業機が異常低回転駆動されたり異常高回転駆動される
不具合などを容易になくし得ると共に、自動制御レバー
の低回転動作ストップ並びに自動制御レバーとアクセル
レバーの係合部材として回転最下限設定要素を兼用した
から、アクセルレバー及びアクセルモータと燃料供給量
調節要素の連結構造の簡略化並びに手動と自動の切換操
作性向上などを容易に図り得るものである。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図はアクセル機構部の側面説明図、第2図は同平面
説明図、第3図はトラクタの全体側面図であり、移動農
機であるトラクタ(1)の後部にロータリ耕耘作業機
(2)を装備するもので、エンジン(3)及びクラッチ
ケース(4)及びミッション(5)を一体連設してトラ
クタ機体を構成し、該機体の前後部に走行用前後輪
(6)(7)を配設すると共に、運転席(8)及び操向
ハンドル(9)を備え、機体後部に三点リンク機構(1
0)及び油圧リフト(11)のリフトアーム(12)などを
介し耕耘ロータリ(13)を有する前記作業機(2)を昇
降自在に連結させている。
第1図はアクセル機構部の側面説明図、第2図は同平面
説明図、第3図はトラクタの全体側面図であり、移動農
機であるトラクタ(1)の後部にロータリ耕耘作業機
(2)を装備するもので、エンジン(3)及びクラッチ
ケース(4)及びミッション(5)を一体連設してトラ
クタ機体を構成し、該機体の前後部に走行用前後輪
(6)(7)を配設すると共に、運転席(8)及び操向
ハンドル(9)を備え、機体後部に三点リンク機構(1
0)及び油圧リフト(11)のリフトアーム(12)などを
介し耕耘ロータリ(13)を有する前記作業機(2)を昇
降自在に連結させている。
前記エンジン(3)の気化器(14)の燃料供給量調節
要素でるスロットルバルブ(15)を開閉操作する優先手
動用のハンドルアクセルレバー(16)、自動制御用の電
動アクセルモータ(17)とをトラクタ(1)は備え、前
記アクセルレバー(16)はレバー軸(18)に基端を可揺
動に支持させる揺動レバー(19)と、前記バルブ(15)
のバルブ軸(20)に基端を一体連結させるバルブ操作ア
ーム(21)と、該アーム(21)と前記レバー(19)先端
間を連結するリンク(22)とからなるリンク機構(23)
を介し前記バルブ(15)に適宜連動連結するように構成
している。
要素でるスロットルバルブ(15)を開閉操作する優先手
動用のハンドルアクセルレバー(16)、自動制御用の電
動アクセルモータ(17)とをトラクタ(1)は備え、前
記アクセルレバー(16)はレバー軸(18)に基端を可揺
動に支持させる揺動レバー(19)と、前記バルブ(15)
のバルブ軸(20)に基端を一体連結させるバルブ操作ア
ーム(21)と、該アーム(21)と前記レバー(19)先端
間を連結するリンク(22)とからなるリンク機構(23)
を介し前記バルブ(15)に適宜連動連結するように構成
している。
また前記アクセルモータ(17)を取付けるモータ取付
台(24)にはモータ軸(25)に一対のギヤ(26)(27)
を介して連動連結するモータ操作アーム(28)を備え、
該アーム(28)をバネ(29)を有するワイヤ(30)を介
して前記揺動レバー(19)に連動連結させて、前記モー
タ(17)の正転駆動時ワイヤ(30)を引張ってスロット
ルバルブ(15)を開調節する共に、前記モータ(17)の
逆転駆動時ワイヤ(30)を弛め前記リンク機構(23)を
リターンバネ(31)で戻してスロットルバルブ(15)を
閉調節するように構成している。
台(24)にはモータ軸(25)に一対のギヤ(26)(27)
を介して連動連結するモータ操作アーム(28)を備え、
該アーム(28)をバネ(29)を有するワイヤ(30)を介
して前記揺動レバー(19)に連動連結させて、前記モー
タ(17)の正転駆動時ワイヤ(30)を引張ってスロット
ルバルブ(15)を開調節する共に、前記モータ(17)の
逆転駆動時ワイヤ(30)を弛め前記リンク機構(23)を
リターンバネ(31)で戻してスロットルバルブ(15)を
閉調節するように構成している。
さらに、前記アクセルレバー(16)には揺動レバー
(19)と係合するレバー係合溝(32a)を有する鉤越状
のエンジン回転最下限設定要素である規制金具(32)を
設けるもので、また該金具(32)は揺動レバー(19)と
の係合解除時にあっては、揺動レバー(19)をバルブ
(15)の開方向側(a方向)に自由で、閉方向側(b方
向)には延設板部(32b)により移動の規制を行うよう
に設け、前記モータ(17)による自動制御中にあっては
アクセルレバー(16)で設定される最下限以上にバルブ
(15)の開度を小とさせない状態とさせてエンジン回転
数の必要最小限の保持を図る一方、自動制御中にあって
揺動レバー(19)側にアクセルレバー(16)を近接させ
前記金具(32)の係合溝(32a)を該レバー(19)に係
合させるとき前記モータ(17)に関係なくアクセルレバ
ー(16)操作を優先してのバルブ(15)の開閉制御を行
わしめるように構成している。
(19)と係合するレバー係合溝(32a)を有する鉤越状
のエンジン回転最下限設定要素である規制金具(32)を
設けるもので、また該金具(32)は揺動レバー(19)と
の係合解除時にあっては、揺動レバー(19)をバルブ
(15)の開方向側(a方向)に自由で、閉方向側(b方
向)には延設板部(32b)により移動の規制を行うよう
に設け、前記モータ(17)による自動制御中にあっては
アクセルレバー(16)で設定される最下限以上にバルブ
(15)の開度を小とさせない状態とさせてエンジン回転
数の必要最小限の保持を図る一方、自動制御中にあって
揺動レバー(19)側にアクセルレバー(16)を近接させ
前記金具(32)の係合溝(32a)を該レバー(19)に係
合させるとき前記モータ(17)に関係なくアクセルレバ
ー(16)操作を優先してのバルブ(15)の開閉制御を行
わしめるように構成している。
上記から明らかなように、エンジン(3)の燃料供給
量調節要素であるスロットルバルブ(15)に自動制御レ
バーである揺動レバー(19)を介して連結させて自動制
御するアクセルモータ(17)と、該アクセルモータ(1
7)の前記スロットルバルブ(15)の操作に優先して前
記スロットルバルブ(15)を操作する手動用アクセルレ
バー(16)を設ける移動農機のエンジン装置において、
前記アクセルモータ(17)による燃料供給量の最下限を
規制するエンジン(3)の回転最下限設定要素である規
制金具(32)を前記アクセルレバー(16)に設けると共
に、自動制御中に揺動レバー(19)にアクセルレバー
(16)を近接させて前記金具(32)を揺動レバー(19)
に係合させ、前記アクセルモータ(17)に関係なくアク
セルレバー(16)操作を優先して前記バルブ(15)を制
御させる。そして、自動制御中にアクセルレバー(16)
操作により、アクセルモータ(17)によるスロットルバ
ルブ(15)の自動制御を中止し乍ら、スロットルバルブ
(15)を増速または減速動作させ、過大負荷によるエン
ジン(3)急停止或いは過小負荷によるエンジン(3)
高速空転などの誤動作を防止し、作業機(2)が異常低
回転駆動されたり異常高回転駆動される不具合などをな
くすと共に、揺動レバー(19)の低回転動作ストッパ並
びに揺動レバー(19)とアクセルレバー(16)の係合部
材としての規制金具(32)を兼用し、アクセルレバー
(16)及びアクセルモータ(17)とスロットルバルブ
(15)の連結構造の簡略化並びに手動と自動の切換操作
性向上などを図る。
量調節要素であるスロットルバルブ(15)に自動制御レ
バーである揺動レバー(19)を介して連結させて自動制
御するアクセルモータ(17)と、該アクセルモータ(1
7)の前記スロットルバルブ(15)の操作に優先して前
記スロットルバルブ(15)を操作する手動用アクセルレ
バー(16)を設ける移動農機のエンジン装置において、
前記アクセルモータ(17)による燃料供給量の最下限を
規制するエンジン(3)の回転最下限設定要素である規
制金具(32)を前記アクセルレバー(16)に設けると共
に、自動制御中に揺動レバー(19)にアクセルレバー
(16)を近接させて前記金具(32)を揺動レバー(19)
に係合させ、前記アクセルモータ(17)に関係なくアク
セルレバー(16)操作を優先して前記バルブ(15)を制
御させる。そして、自動制御中にアクセルレバー(16)
操作により、アクセルモータ(17)によるスロットルバ
ルブ(15)の自動制御を中止し乍ら、スロットルバルブ
(15)を増速または減速動作させ、過大負荷によるエン
ジン(3)急停止或いは過小負荷によるエンジン(3)
高速空転などの誤動作を防止し、作業機(2)が異常低
回転駆動されたり異常高回転駆動される不具合などをな
くすと共に、揺動レバー(19)の低回転動作ストッパ並
びに揺動レバー(19)とアクセルレバー(16)の係合部
材としての規制金具(32)を兼用し、アクセルレバー
(16)及びアクセルモータ(17)とスロットルバルブ
(15)の連結構造の簡略化並びに手動と自動の切換操作
性向上などを図る。
なお、(33)は前記モータ(17)のリセット位置であ
る逆転エンド位置を検出するリセット検出スイッチであ
る。
る逆転エンド位置を検出するリセット検出スイッチであ
る。
第4図に示す如く、このトラクタ(1)は無線操縦に
よる遠隔操作でもっての操向作業も可能とさせるもの
で、手元操作盤である手元操作回路(34)に、走行クラ
ッチの入切を行う走行スイッチ(35)と、走行を停止さ
せるブレーキスイッチ(36)と、作業機(2)の昇降を
行う作業機昇降スイッチ(37)と、作業機クラッチの入
切を行う作業スイッチ(38)と、機体の左右操向制御を
行う操向スイッチ(39)と、前記モータ(17)の駆動に
より自動制御を行う自動スロットルスイッチ(40)とを
備え、アンテナ(41)を介し発信されるこれら各スイッ
チ(35)(36)(37)(38)(39)(40)からの操作信
号を、機体(1)に備える制御回路(42)に受信アンテ
ナ(43)及び受信回路(44)を介して入力させると共
に、機体(1)に備える走行クラッチの入切位置を検出
する走行クラッチセンサ(45)と、走行ブレーキのオン
オフ位置を検出するブレーキセンサ(46)と、作業機昇
降位置を検出する作業機昇降センサ(47)と、作業機ク
ラッチの入切位置を検出する作業機クラッチセンサ(4
8)と、機体の操向方向を検出する操舵角センサ(49)
と、エンジン(3)の駆動負荷の変化を検出するエンジ
ン負荷センサ(50)と、走行進行方向側の障害物や方向
標識を検出する超音波式の走行センサ(51)と、前記検
出スイッチ(33)とを前記制御回路(42)に入力接続さ
せている。そして走行クラッチを入切駆動する走行クラ
ッチ用電動シリンダ(52)と、走行ブレーキをオンオフ
駆動する走行ブレーキ用電動シリンダ(53)と、作業機
クラッチを入切駆動する作業機クラッチ用電動シリンダ
(54)と、前記作業機(2)の昇降を行う油圧リフト
(11)の作業機昇降用バルブ(55)と、ステアリング用
油圧シリンダを作動制御する操舵バルブ(56)と、前記
スロットルバルブ(15)の自動制御を行うアクセルモー
タ(17)とに前記制御回路(42)を出力接続させ、前記
手元操作回路(34)における各スイッチ(35)(36)
(37)(38)(39)(40)からの遠隔操作信号と、各セ
ンサ(45)(46)(47)(48)(49)(50)(51)及び
スイッチ(33)の検出出力に基づいて各シリンダ(52)
(53)(54)と各バルブ(55)(56)とモータ(17)の
駆動制御を行うように構成している。
よる遠隔操作でもっての操向作業も可能とさせるもの
で、手元操作盤である手元操作回路(34)に、走行クラ
ッチの入切を行う走行スイッチ(35)と、走行を停止さ
せるブレーキスイッチ(36)と、作業機(2)の昇降を
行う作業機昇降スイッチ(37)と、作業機クラッチの入
切を行う作業スイッチ(38)と、機体の左右操向制御を
行う操向スイッチ(39)と、前記モータ(17)の駆動に
より自動制御を行う自動スロットルスイッチ(40)とを
備え、アンテナ(41)を介し発信されるこれら各スイッ
チ(35)(36)(37)(38)(39)(40)からの操作信
号を、機体(1)に備える制御回路(42)に受信アンテ
ナ(43)及び受信回路(44)を介して入力させると共
に、機体(1)に備える走行クラッチの入切位置を検出
する走行クラッチセンサ(45)と、走行ブレーキのオン
オフ位置を検出するブレーキセンサ(46)と、作業機昇
降位置を検出する作業機昇降センサ(47)と、作業機ク
ラッチの入切位置を検出する作業機クラッチセンサ(4
8)と、機体の操向方向を検出する操舵角センサ(49)
と、エンジン(3)の駆動負荷の変化を検出するエンジ
ン負荷センサ(50)と、走行進行方向側の障害物や方向
標識を検出する超音波式の走行センサ(51)と、前記検
出スイッチ(33)とを前記制御回路(42)に入力接続さ
せている。そして走行クラッチを入切駆動する走行クラ
ッチ用電動シリンダ(52)と、走行ブレーキをオンオフ
駆動する走行ブレーキ用電動シリンダ(53)と、作業機
クラッチを入切駆動する作業機クラッチ用電動シリンダ
(54)と、前記作業機(2)の昇降を行う油圧リフト
(11)の作業機昇降用バルブ(55)と、ステアリング用
油圧シリンダを作動制御する操舵バルブ(56)と、前記
スロットルバルブ(15)の自動制御を行うアクセルモー
タ(17)とに前記制御回路(42)を出力接続させ、前記
手元操作回路(34)における各スイッチ(35)(36)
(37)(38)(39)(40)からの遠隔操作信号と、各セ
ンサ(45)(46)(47)(48)(49)(50)(51)及び
スイッチ(33)の検出出力に基づいて各シリンダ(52)
(53)(54)と各バルブ(55)(56)とモータ(17)の
駆動制御を行うように構成している。
本実施例は上記の如く構成するものにして、以下第5
図のフローチャートを参照し作用を説明する。
図のフローチャートを参照し作用を説明する。
今走行スイッチ(32)などがオン操作され走行指令信
号などが出力されるとき、機体の走行や作業機(2)に
よる各種作業が行われるもので、この作業状態時前記ス
ロットルスイッチ(40)がオン操作されると、前記スロ
ットルバルブ(15)の自動制御が開始される。即ち前記
モータ(17)は前記バルブ(15)の所定開度位置まで正
転してエンジン(3)に供給される燃料供給量を一定に
保つ状態とさせてエンジン回転数を一定保持する。斯る
状態時にあってエンジン負荷の変動によりエンジン回転
数が増減変化することを前記センサ(50)が検出すると
き、モータ(17)を正逆回転しバルブ(15)を開閉制御
してエンジン回転数の一定保持を図ると共に、前記セン
サ(51)が前方に障害物や旋回標識を検出するとき前記
バルブ(15)を閉制御してエンジン(3)に供給される
燃料供給量を低減させてエンジン回転数を低下させ走行
速度を減速させる。
号などが出力されるとき、機体の走行や作業機(2)に
よる各種作業が行われるもので、この作業状態時前記ス
ロットルスイッチ(40)がオン操作されると、前記スロ
ットルバルブ(15)の自動制御が開始される。即ち前記
モータ(17)は前記バルブ(15)の所定開度位置まで正
転してエンジン(3)に供給される燃料供給量を一定に
保つ状態とさせてエンジン回転数を一定保持する。斯る
状態時にあってエンジン負荷の変動によりエンジン回転
数が増減変化することを前記センサ(50)が検出すると
き、モータ(17)を正逆回転しバルブ(15)を開閉制御
してエンジン回転数の一定保持を図ると共に、前記セン
サ(51)が前方に障害物や旋回標識を検出するとき前記
バルブ(15)を閉制御してエンジン(3)に供給される
燃料供給量を低減させてエンジン回転数を低下させ走行
速度を減速させる。
而して、上述の如き、アクセルモータ(17)による自
動制御中にあって、バルブ(15)に急激な閉制御信号が
入力されエンジン回転数も著しく低下するようなとき、
前記アクセルレバー(16)を予め必要とするエンジン回
転数の必要最下限位置に位置保持させておくことによ
り、前記金具(32)の延設板部(32b)により前記レバ
ー(19)の最大下限側への戻りは規制されて、エンジン
(3)は所定の最低必要回転数の確保が図れるものであ
る。
動制御中にあって、バルブ(15)に急激な閉制御信号が
入力されエンジン回転数も著しく低下するようなとき、
前記アクセルレバー(16)を予め必要とするエンジン回
転数の必要最下限位置に位置保持させておくことによ
り、前記金具(32)の延設板部(32b)により前記レバ
ー(19)の最大下限側への戻りは規制されて、エンジン
(3)は所定の最低必要回転数の確保が図れるものであ
る。
このように前記モータ(17)に急激な低回転の信号が
入力されたとしても最小値がアクセルレバー(16)によ
り設定された状態となって、それ以下に回転数が低下し
エンストなど発生する不都合が防止される。また作業機
(2)の最低必要回転数を確保することができて作業能
率の低下を防止することができる。
入力されたとしても最小値がアクセルレバー(16)によ
り設定された状態となって、それ以下に回転数が低下し
エンストなど発生する不都合が防止される。また作業機
(2)の最低必要回転数を確保することができて作業能
率の低下を防止することができる。
なお、前記アクセルレバー(16)による手動操作時に
あっては、操作時における レバー(16)との接触をタッチセンサなどにより検出さ
せてアクセルモータ(17)を逆転させ、前記レバー(1
9)が最下限規制位置に位置する状態のとき該レバー(1
9)とアクセルレバー(16)の規制金具(32)との係合
を可能とさせるように構成しても良い。
あっては、操作時における レバー(16)との接触をタッチセンサなどにより検出さ
せてアクセルモータ(17)を逆転させ、前記レバー(1
9)が最下限規制位置に位置する状態のとき該レバー(1
9)とアクセルレバー(16)の規制金具(32)との係合
を可能とさせるように構成しても良い。
「発明の効果」 以上実施例から明らかなように本発明は、エンジン
(3)の燃料供給量調節要素(15)に自動制御レバー
(19)を介して連結させて自動制御するアクセルモータ
(17)と、該アクセルモータ(17)の前記調節要素(1
5)の操作に優先して前記調節要素(15)を操作する手
動用アクセルレバー(16)を設ける移動農機のエンジン
装置において、前記アクセルモータ(17)による燃料供
給量の最下限を規制するエンジン(3)の回転最下限設
定要素(32)を前記アクセルレバー(36)に設けると共
に、自動制御中に自動制御レバー(19)にアクセルレバ
ー(16)を近接させて前記回転最下限設定要素(32)を
自動制御レバー(19)に係合させ、前記アクセルモータ
(17)に関係なくアクセルレバー(16)操作を優先して
燃料供給量調節要素(15)を制御するように構成したも
ので、自動制御中にアクセルレバー(16)操作により、
アクセルモータ(17)による燃料供給量調節要素(15)
の自動制御を中止し乍ら、燃料供給量調節要素(15)を
増速または減速動作上させることができ、過大負荷によ
るエンジン(3)急停止或いは過小負荷によるエンジン
(3)高速空転などの誤動作を容易に防止でき、作業機
(2)が異常低回転駆動されたり異常高回転駆動される
不具合などを容易になくすことができると共に、自動制
御レバー(19)の低回転動作ストッパ並びに自動制御レ
バー(19)とアクセルレバー(16)の係合部材として回
転最下限設定要素(32)を兼用したから、アクセルレバ
ー(16)及びアクセルモータ(17)と燃料供給量調節要
素(15)の連結構造の簡略化並びに手動と自動の切換操
作性向上などを容易に図ることができるものである。
(3)の燃料供給量調節要素(15)に自動制御レバー
(19)を介して連結させて自動制御するアクセルモータ
(17)と、該アクセルモータ(17)の前記調節要素(1
5)の操作に優先して前記調節要素(15)を操作する手
動用アクセルレバー(16)を設ける移動農機のエンジン
装置において、前記アクセルモータ(17)による燃料供
給量の最下限を規制するエンジン(3)の回転最下限設
定要素(32)を前記アクセルレバー(36)に設けると共
に、自動制御中に自動制御レバー(19)にアクセルレバ
ー(16)を近接させて前記回転最下限設定要素(32)を
自動制御レバー(19)に係合させ、前記アクセルモータ
(17)に関係なくアクセルレバー(16)操作を優先して
燃料供給量調節要素(15)を制御するように構成したも
ので、自動制御中にアクセルレバー(16)操作により、
アクセルモータ(17)による燃料供給量調節要素(15)
の自動制御を中止し乍ら、燃料供給量調節要素(15)を
増速または減速動作上させることができ、過大負荷によ
るエンジン(3)急停止或いは過小負荷によるエンジン
(3)高速空転などの誤動作を容易に防止でき、作業機
(2)が異常低回転駆動されたり異常高回転駆動される
不具合などを容易になくすことができると共に、自動制
御レバー(19)の低回転動作ストッパ並びに自動制御レ
バー(19)とアクセルレバー(16)の係合部材として回
転最下限設定要素(32)を兼用したから、アクセルレバ
ー(16)及びアクセルモータ(17)と燃料供給量調節要
素(15)の連結構造の簡略化並びに手動と自動の切換操
作性向上などを容易に図ることができるものである。
第1図はアクセル機構部の側面説明図、第2図は同平面
説明図、第3図はトラクタの全体側面図、第4図は制御
回路図、第5図はフローチャートである。 (3)……エンジン (15)……スロットルバルブ(燃料供給量調節要素) (16)……アクセルレバー (17)……アクセルモータ (19)……揺動レバー(自動制御レバー) (32)……規制金具(回転最下限設定要素)
説明図、第3図はトラクタの全体側面図、第4図は制御
回路図、第5図はフローチャートである。 (3)……エンジン (15)……スロットルバルブ(燃料供給量調節要素) (16)……アクセルレバー (17)……アクセルモータ (19)……揺動レバー(自動制御レバー) (32)……規制金具(回転最下限設定要素)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−44451(JP,U) 実開 昭61−123847(JP,U) 実開 昭58−46632(JP,U) 実開 昭58−137846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 11/02 F02D 11/10
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン(3)の燃料供給量調節要素(1
5)に自動制御レバー(19)を介して連結させて自動制
御するアクセルモータ(17)と、該アクセルモータ(1
7)の前記調節要素(15)の操作に優先して前記調節要
素(15)を操作する手動用アクセルレバー(16)を設け
る移動農機のエンジン装置において、前記アクセルモー
タ(17)による燃料供給量の最下限を規制するエンジン
(3)の回転最下限設定要素(32)を前記アクセルレバ
ー(16)に設けると共に、自動制御中に自動制御レバー
(19)にアクセルレバー(16)を近接させて前記回転最
下限設定要素(32)を自動制御レバー(19)に係合さ
せ、前記アクセルモータ(17)に関係なくアクセルレバ
ー(16)操作を優先して燃料供給量調節要素(15)を制
御するように構成したことを特徴とする移動農機のエン
ジン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4102889A JP2958566B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 移動農機のエンジン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4102889A JP2958566B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 移動農機のエンジン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02218825A JPH02218825A (ja) | 1990-08-31 |
JP2958566B2 true JP2958566B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=12596943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4102889A Expired - Fee Related JP2958566B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 移動農機のエンジン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958566B2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-20 JP JP4102889A patent/JP2958566B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02218825A (ja) | 1990-08-31 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |