JPH02218661A - 改良されたセロトニンおよびノルエピネフリン取り込み阻害剤 - Google Patents

改良されたセロトニンおよびノルエピネフリン取り込み阻害剤

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JPH02218661A
JPH02218661A JP1324878A JP32487889A JPH02218661A JP H02218661 A JPH02218661 A JP H02218661A JP 1324878 A JP1324878 A JP 1324878A JP 32487889 A JP32487889 A JP 32487889A JP H02218661 A JPH02218661 A JP H02218661A
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Bennie J Foster
ベニー・ジョー・フォスター
David C Hunden
デイビッド・チャールズ・ハンデン
Edward R Lavagnino
エドワード・ラルフ・ラバグニーノ
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Eli Lilly and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、3位がチオ、スルフィニル、またはスルホニ
ル部分で置換されている新規なプロパンアミン類、それ
らの医薬組成物、および選択的セロトニンわよびノルエ
ピネフリン取り込み阻害剤としてのその使用に関する。
モノアミンの取り込みと種々の疾患および症状、たとえ
ば摂食障害、アルコール依存症、およびうつ病との関係
は、絶えず研究されている。米国特許筒4.018,8
95号、第4,194,009号、および第4.314
,081号には、特定のモノアミン類取り込みについて
の強力な選択的阻害剤として3−アリールオキシ−3−
フェニルプロパンアミン類が開示されている。たとえば
、フルオキセチン(dl−N−メチル−γ−[4−(ト
リフルオロメチル)フェノキシ]ベンゼンプロパンアミ
ン)の塩酸塩は、うつ病、不安、肥満症、および他の障
害の処置に有用である選択的なセロトニン(5−ヒドロ
キントリプタミン)取り込み阻害剤である。同様に、ト
モキセチン塩酸塩((−)−Nメチル−γ〜(2−メチ
ルフェノキシ)ベンセンプロパンアミン塩酸塩)は、現
在、抗うつ活性について臨床調査されているノルエピネ
フリン取り込みの選択的阻害剤である。
本発明は、新規なプロパンアミン類であって、そのプロ
パンアミン鎖の3位がチす、スルフィニル、またはスル
ホニル基で置換されているプロパンアミン類を提供する
ものである。本化合物は、強力な選択的セロトニンおよ
びノルエピネフリン取り込み阻害物質である。
より詳細には、本発明は、式; %式% [式中、Rはフェニル、置換フェニル、ナフチル、置換
ナフチル、チエニル、ハロチエニル、(CIC4アルキ
ル)置換チエニル、フラニル、ハロフラニル、(C,−
C,アルキル)置換フラニル、ピロリル、ハロピロリル
、または(C,−C,アルキル)置換ピロリルであり、 R」はフェニル、置換フェニル、C6−07シクロアル
キル、チエニル、ハロチエニル、(C,−04アルキル
)置換チエニル、フラニル、ピリジル、またはチアゾリ
ルであり、 R2およびR3はそれぞれ独立して水素またはメチルで
あり、 nは0.1または2である] で示される化合物、およびその製薬的に許容され得る酸
付加塩に関するものである。
上記の式中、「置換フェニル」なる用語は、/%口、C
,−C,アルキル、C,−C3アルコキシ、トリフルオ
ロメチル、またはC,−C,アルケニルの中から個別に
選ばれる1つまたは2つの置換分によって置換されてい
るフェニル環を意味する。その置換分はフェニル環のい
ずれの部位に位置していてもよい。
Rがナフチルの場合、l−ナフチルまたは2ナフチルの
いずれであってもよい。Rが置換ナフチルの場合、ハロ
、C,−C,アルキル、またはトリフルオロメチルの中
から選ばれる置換分によってナフチル環系のあらゆる利
用可能な位置が一置換されている1−ナフチルまたは2
−ナフチルのいずれもが包含される。
RまたはR1がチエニルの場合、2−チエニル、または
3−チエニルのいずれであってもよい。RまたはR1が
フラニルの場合、2−フラニルまたは3−フラニルのい
ずれであってもよい。Rがピロリルの場合、2−ピロリ
ルまたは3−ピロリルのいずれであってもよい。
(C,−C,アルキル)置換−チエニル、−フラニルま
たは一ピロリルは、C,−C,アルキル置換置に一置換
されているチエニル、フラニルまたはピロリル環を意味
する。代表的な(C,−C,アルキル)置換−チエニル
、−フラニルまたは−ピロリル基には、4−メチル−2
−チエニル、3−エチル−2−チエニル、2−メチル−
3−チエニル、4〜プロピル−3−チエニル、5−n−
ブチル−2−チエニル、4−メチル−3−チエニル、3
−メチル−2−チエニル、4−エチル−2−フラニル、
2−イソプロピル−3−フラニル、5−メチル−2−7
5ニル、3−プロピル−2−フラニル、4−t−ブチル
−3−フラニル、2−プロピル−3−ピロリル、5−イ
ンブチル−2−ピロリル、4−メチル−2−ピロリル、
2−メチル−3−ピロリルなどがある。
ハロチエニル、ハロフラニルマタハハロビロリルは、ハ
ロ置換置で一置換されているチエニル、フラニルまたは
ピロリルである。代表的なハロチエニル、ハロフラニル
またはへロピロリル基には、3−クロロ−2−チエニル
、4−ブロモ−3−チエニル、2−ヨード−3−チエニ
ル、5−ヨード−3−チエニル、4−フルオロ−2−+
エニル、2−ブロモ−3−チエニル、4−クロロ−2−
チエニル、3−ブロモ−2−フラニル、5−クロロ−2
−フラニル、4−ヨード−3−フラニル、2−フルオロ
−3−フラニル、5−ブロモ−3−フラニル、4−クロ
ロ−3−ピロリル、2−ヨード−3−ピロリル、5−フ
ルオロ−2−ピロリル、4−ブロモ−2−ピロリルなど
がある。
R1がピリジルの場合、2−ピリジル、3−ピリジルま
たは4−ピリジルのいずれであってもよい。R1がチア
ゾリルの場合、2−チアゾリル、4−チアゾリルまたは
5−チアゾリルのいずれであってもよい。
上記の式、およびそれに関連する定義中には、rc、−
C4アルキル」、rCI Csアルコキシ」、rc、−
c4アルケニル」および「ハロ」なる用語を使用してい
る。rc、−c、アルキル」なる用語は、■から4個の
炭素原子を有する直鎖または分枝鎖状のアルキル鎖を意
味する。代表的なC1−04アルキル基には、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、5ec−−ブチル、および(−ブチルなどが
ある。「CC,アルコキシ」なる用語は、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、またはインプロポキシを意味する
。rc、−c、アルケニル」なる用語は、エチレン、プ
ロピレン、イソプロピレン、l−ブテン、および2−ブ
テンを意味する。最後に、[ハロ」なる用語は、クロロ
、フルオロ、ブロモ、およびヨードを意味する。
本発明の化合物のすべてが哺乳動物においてセロトニン
およびノルエピネフリンの取り込みを阻害すると考えら
れるが、これらの化合物のうちでこのような用途に好ま
しい化合物がある。好ましい化合物は、Rがフェニノペ
置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、チエニル、ま
たは(C。
C4アルキル)置換チエニルであり、R1がフェニルで
あり、n SR!およびR′3が既述の定義と同意義で
ある化合物である。さらに好ましい化合物は、R,R’
、R3およびR3が既述の定義であり、nが0である化
合物である。
本発明の比較的好ましい化合物は、Rがフェニルである
か、メチル、メトキシまたはトリフルオロメチルで置換
されているフェニル、チエニル、またはメチル置換チエ
ニルであり、R’ 、R”およびR3およびnが既述の
定義と同意義である化合物である。特に好ましい化合物
は、R,R’およびnが既述の定義と同意義であり、R
2が水素であり、R3がメチルである化合物である。
最も好ましい本発明化合物は、N−メチル〜3−[(2
−メチルフェニル)チオ]ベンゼンプロパンアミン、N
−メチル−3−[(2−メトキシフェニル)チオコベン
ゼンブロバンアミン、N−メチル−3−[[4−(トリ
フルオロメチル)フェニル]チオコベンゼンプロパンア
ミン、およびN−メチル−3−(2−チエニルチオ)ベ
ンゼンプロパンアミンである。
本発明の化合物は、下記式において符号を付け* た炭素原子「C」で示される不斉炭素原子を有している
: \ R’               R3このように、
本発明の化合物は、個々の立体異性体と15て、および
ラセミ混合物として存在することができる。したがって
、本発明化合物は、ラセミ体ばかりでなく、光学活性な
d−および1−異性体それぞれをも包含するものである
。特に明記しない限り、本明細書において命名している
化合物はすべて、ラセミ混合物として存在しているもの
を意味する。
さらに、本発明は、上記の式で示される化合物の医薬的
に許容され得る酸付加塩をも包含している。本発明の化
合物はアミン類であるので、塩基性であり、したがって
あらゆる無機酸および有機酸と反応して製薬的に許容さ
れ得る酸付加塩となることができる。本発明の遊離アミ
ンは室温では通常油状であるので、その遊離アミンは、
通常、室温では取り扱いが容易な固体である対応する製
薬的に許容され得る酸付加塩に変換することが好ましい
このような塩を作成するのに普通使用される酸は、塩酸
、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、およびリン酸など
の無機酸、ならびにパラ−トルエンスルホン酸、メタン
スルホン酸、シュウ酸、パラ−ブロモフェニルスルホン
酸、カルボン酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、酢酸
などの有機酸、ならびにそれらの類縁無機酸および有機
酸などである。したかって、このような製薬的に許容さ
れ得る塩には、硫酸塩、ピロ硫酸塩、硫酸水素塩、亜硫
酸塩、亜硫酸水素塩、リン酸塩、リン酸−7に素酸塩、
リン酸二水素酸塩、メタリン酸塩、ビロリン酸塩、塩酸
塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、酢酸塩、プロピオ
ン酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、ギ
酸塩、イソ酪酸塩、カプリン酸塩、ヘプタン酸塩、プロ
ピオール酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、
スペリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸
塩、ブチン−1,4−ジオエート、ヘキシン−1,6−
ジオエート、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、メチル安
息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキン安息香酸塩
、メトキン安息香酸塩、フタル酸塩、テレフタル酸塩、
スルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、フェニル酢酸塩
、フェニルプロピオン酸塩、フェニル酪酸塩、クエン酸
塩、乳酸塩、β−ヒドロキシ酪酸塩、グリコール酸塩、
酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩
、ナフタレン−1−スルホン酸塩、p−トルエンスルホ
ン酸、ナフタレン−2−スルホン酸塩、およびマンデル
酸塩などがある。好ましい製薬的に許容され得る酸付加
塩としては、シュウ酸、マレイン酸、およびパラ−トル
エンスルホン酸などの有機酸とで形成される塩が挙げら
れ、特に好ましくは、塩酸および臭化水素酸などの鉱酸
とで形成される塩が挙げられる。
本発明の第2の目的は、本発明化合物の製造方法を提供
することにある。本発明にがかる3−チオプロパンアミ
ン類(nが0の化合物)は、以下の反応式(I)の工程
にしたがって製造することができる: 反応式([) [式中、R−R3は既述の定義と同意義であり、Xはハ
ロであり、 Mはアルカリ金1r4I A族である]。
この反応式(I)では、適当な置換3−ハロプロパンア
ミンを、適当な置換メルカプタンのアルキル金属塩と反
応させ、本発明にかかる対応する3−チオプロパンアミ
ンを得る。好ましくは反応試剤はそれぞれに対しておよ
そ等モルmで使用する。
しかし、所望ならば、いずれの反応試剤も過剰量で使用
することもできる。
上記の反応は不活性溶媒中で行うのが好ましい。
使用することのできる不活性溶媒には、メタノール、エ
タノール、イソプロパツールなどのアルコール、ベンゼ
ン、トルエンなどの芳香族溶媒、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフランなどのエーテル類、またはペンタン、
ヘキサン、ヘプタンなどのアルカン類がある。この反応
は、温度約O′Cから約150°Cで行った場合、約3
0分から約48時間で実質的に終了する。
生成物であるチオプロパンアミンは標準的な単離操作に
よって単離することができる。通常、チオプロパンアミ
ンを含有する反応溶液を蒸留による不活性溶媒の除去に
よって濃縮する。得られた残渣を水と混和しない溶媒、
たとえばジエチルエーテル、酢酸エチル、クロロホルム
などの溶媒に溶解し、得られた溶液を水で洗浄し、乾燥
する。
その有機溶媒を蒸留した後は、得られた単離生成物を、
所望であれば、普通使用される溶媒から再結晶、または
シリカゲルもしくはアルミナなどの固体支持体によるク
ロマトグラフィーなどの常法によってさらに精製しても
よい。
本発明の3−スルフィニルおよび3−スルホニルプロパ
ンアミン類(それぞれnが1または2である化合物)は
、上記反応式([)で説明した方法と類似の方法によっ
て、適当な置換3−ハロプロパンアミンを適当な置換ス
ルフィン酸またはその一酸素化誘導体のアルカリ金属塩
と反応させて製造することができる。得られた生成物は
既述のように単離することができる。
また、本発明の3−スルフィニルプロパンアミンは、い
くつかの当業界既知の方法のいずれによっても、対応す
る3−チオ化合物を酸化することによって製造すること
ができる。使用する酸化剤は重要でない。通常、酸化剤
としては、過ギ酸、過酢酸、l−クロロ過安息香酸など
の過酸(ペルオキシ酸)誘導体、t−ブチル次亜塩素酸
、N−ブロモスクシンイミド、N−クロロスクシンイミ
ド、1−クロロベンゾトリアゾールなどの正ハロゲン供
給源、過マンガン酸カリウムなどの活性r M n0t
J供給源、または過酸化水素などがある。
般に、酸化剤はチオプロパンアミンに対しておよそ等モ
ル量を使用する。しかし、要すれば、若干過剰、たとえ
ば約20%まで過剰の酸化剤を使用してもよい。強い酸
化剤、たと丸ば過酸誘導体または過酸化水素を使用する
場合、アミンの窒素原子における酸化を最小限に抑える
ため、チオプロパンアミンに対して約等モル量の強酸化
剤を使用すべきである。
この酸化反応は好ましくは不活性溶媒、たとえば塩化メ
チレン、クロロホルム、アセトン、メタノール、酢酸エ
チルなどの溶媒中で行う。不活性溶媒を選択するに当た
っては、安全性の観点から使用する酸化剤が選択する溶
媒と適合するように注意を払う必要がある。温度約−2
0°Cから約75°Cの範囲内で行った場合、この反応
は約30分から約48時間で実質的に終了する。3−ス
ルホニル誘導体になる程の過剰酸化を防止するためには
、温度はしばしば約−20’Cから約室温(24℃)で
あることが望ましい。生成物3−スルフィニルプロパン
アミン類は既述のように単離精製することができる。
また、本発明の3−スルホニルプロパンアミン類は、対
応する3−チオまたは3−スルフィニル化合物を既述の
酸化反応と類似の方法により酸化することによって製造
することができる。出発物質としてチオプロパンアミン
を使用し、スルホニル化合物を製造する場合、3−スル
フィニル化合物が中間体となる。ここでも、使用する酸
化剤は重要でない。使用することのできる酸化剤として
は、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸、過マンガン酸
カリウム、重クロム酸ナトリウム、t−ブチル次亜塩素
酸などが挙げられる。スルホニル化合物を対応するチオ
同族体の酸化によって製造する場合、チオプロパンアミ
ンに対して酸化剤は少なくとも2当量使用しなければな
らない。スルホニル化合物の製造に強酸化剤を使用する
場合は、アミン窒素原子の酸化を最小限にするため、過
剰量(すなわち、スルフィニルまたはチオ出発物質をそ
れぞれスルホニルに変換するために必要な酸化剤2また
は2当mよりも多いff1)の使用は避けるべきである
さらに、R1およびR3が共にメチルである本発明の化
合物は、本発明の1級アミン化合物(R3およびR3が
共に水素)を、シア/ホウ水素化ナトリウム(sodi
um cyanoborohydride)および相互
溶解性溶媒の存在下に過剰量のホルムアルデヒドと反応
させることによって、製造することができる。
さらに R+およびR1の一方がメチルであり、その他
方が水素である本発明化合物は、本発明の1級アミン化
合物を、トリエチルアミンおよび適当な溶媒の存在下に
クロロギ酸エチルと反応させ、対応するカルバメート中
間体を製し、次いで水素化アルミニウムリチウムなどの
適当な還元剤の存在下に還元して本発明のN−メチル化
合物を製造することによって得ることができる。
R1およびR’の一方がメチルであり、その他方が水素
である本発明の化合物はさらに、対応するN、N−ジメ
チル置換化合物を脱メチル化することによって製造する
ことができる。好ましくは、クロロギ酸フェニル、クロ
ロギ酸トリクロロエチルまたは臭化シアンなどの試薬を
ジメチル化合物と反応させて中間体を得、次いでそれを
塩基中で加水分解することで、R1およびR章の一方が
メチルであり、他方が水素である本発明の化合物を得る
既述のように、本発明のラセミ体の光学活性異性体も本
発明の一部を構成する。このような光学活性異性体は、
既述の操作法またはそのラセミ混合物を光学分割するこ
とによって、それらのそれぞれ光学活性な前駆体から製
造することができる。
この分割は、クロマトグラフィーまたは結晶化の繰り返
しによって、分割剤の存在下に行えばよい。
特に有用な分割剤は、ジベンゾイル−d−および−1−
酒石酸などである。
本発明の製薬的に許容され得る酸付加塩は通常、本発明
の3−チオ、スルフィニルまたはスルホニルプロパンア
ミンを等モル量または過剰量の製薬的に許容され得る酸
と反応することにより、形成される。一般に、これらの
反応試剤は、アセトン、ジエチルエーテルまたはベンゼ
ンなどの相互溶解性の溶媒中で混合する。普通、塩は約
1時間から約10日以内で溶液から析出し、それは濾過
によって単離することができる。
本発明の化合物の合成に当たって出発物質として使用さ
れる適当な置換メルカプタン、またはより高度に酸化さ
れたその同族体のアルカリ金属塩は、市販されているか
、文献公知であるか、または当業界既知の方法によって
製造することができる。本発明化合物を製造するに当た
り使用される他の出発物質、すなわち適当な置換3−ノ
\ロプロパンアミン類は、以下の反応式(It)の工程
にしたがって製造することができる; 反応式(III) [式中、R1、R2およびXは既述の定義と同意義であ
る]。
反応式(■)においては、ホルムアルデヒド、ベンジル
アミン(またはそのN−メチル化同族体)および適当な
置換ケトンをマンニッヒ反応させ、3−[(フェニルメ
チル)アミン]−1−置換−1−プロパノンを製造する
。次いで、水素化リチウムアルミニウム、ホウ水素化ナ
トリウムなどの還元剤を使用して、このプロパノンのケ
ト官能基をアルコールに還元し、置換α−[2−[(フ
ェニルメチル)アミノエチルメタノールを得る。
次いで、そのフェニルメチルアミ7部分を接触水素添加
によって還元し、置換α−(2−アミノエチル)メタノ
ールを得る。最後に、ハロゲン化剤を使用してアミノエ
チルメタノールのヒドロキシ基をハロ基に変換すれば、
本発明化合物の製造に使用される3−ハロプロパンアミ
ン出発物質が得られる。使用することのできる適当なハ
ロゲン化剤には、塩化水素酸、臭化水素酸などのハロゲ
ン酸、およびハロゲン化チオニル、トリハロゲン化リン
、ペンタハロゲン化リンなどのハロゲン化無機酸などが
ある。
上記の方法は、R1およびR’のうち少なくとも1つが
水素の出発物質を製造する場合にも使用することができ
る。R″およびR3の両者がメチルである出発物質は、
以下の反応式(II[)の工程にしたがって製造するこ
とができる 反応式(III) R”CII−CHt−Ctl、−N−C113[式中、
R+およびXは既述の定義と同意義である]。
反応式(III)においては、ホルムアルデヒド、適当
な置換α−[2−(メチルアミン)エチル]メタノール
(反応式(■)の操作にしたがって製造する)および還
元剤を反応させ、対応するジメチル誘導体を得る。使用
できる適当な還元剤は当業界既知のものであり、例示す
れば水素および触媒である鉛、塩化水素酸、ホウ水素化
ナトリウム、ならびにギ酸などの還元剤が挙げられる。
第2のメチル基を付加したなら、N、N−ジメチル−3
ハロプロパンアミン出発物質は、そのヒドロキン基を既
述のようにハロゲン基に変換することによって容易に製
造することができる。
以下に実施例を挙げて本発明の化合物およびその合成方
法をさらに説明する。これらの実施例はあらゆる点にお
いて本発明の範囲の減縮を意図するものでなく、またそ
のように理解すべきではない。
製造例1 N−メチル−3−クロロベンゼンプロパンアミン塩酸塩 2つの還流冷却器を備えた5リツトル容量の3頚丸底フ
ラスコにメチルベンジルアミン5580g (4,6モ
ル)およびエタノール50011Qを加えた。この溶液
を撹拌しながら、塩酸のエタノール性溶液(エタノール
2500ffQに酸170゜Ogを溶解)を1時間にわ
たって加えた。塩酸の添加が終了した後、アセトフェノ
ン(552,5g、4.6モル)およびパラホルムアル
デヒド(207、Og、6.9モル)を加えた。得られ
た溶液をその液が還流し始めるまで加熱し、次いでその
温度で一晩撹拌した。翌朝、バラホルムアルデヒド13
7.0g (4,6モル)を追加し、得られた反応溶液
を還流温度でさらに5時間撹拌した。次いで、この溶液
を室温(24°C)まで冷し、沈殿した固形物を濾取し
、エタノールで洗浄し、次いて減圧槽中、40°Cで乾
燥し、3−[メチル(フェニルメチル〉アミノ]−1−
フェニルー′f−プロパノン塩酸塩1090.0g (
82,0%収率)を得た。
この生成物の一部(289,0g、1.0モル)を、イ
ソプロパツール280RQ、および水2401Qを加え
た2リツトル容量3頚丸底フラスコ中に入れた。50重
世%水酸化ナトリウム溶液80gを15分かけて加えた
。次いで、ホウ水素化ナトリウム(to、Og、0.2
7モル)を10分かけて加えた。得られた溶液を室温く
24°C)で約2時間撹拌した。2時間経過後、メタノ
ール500mQおよび追加量のホウ水素化ナトリウムi
o、。
g(0,27モル)を加え、得られた溶液を室温(24
℃)で週末にかけて撹拌した。
この反応溶液を減圧下に蒸留し、溶媒を約2/3まで濃
縮した。塩化メチレンおよび水を残った液に加えた。得
られた水層を有機層から分離し、塩化メチレンで3回抽
出した。先の有機層をこの塩化メチレン抽出液と一緒に
し、得られた溶液を水で2回洗浄し、炭酸ナトリウムで
乾燥し、2次いで減圧下に濃縮し、油状物質としてα−
[2−[メチル(フェニルメチル)アミノ]エチルコベ
ンゼンメタノール253.0gを得た。
この生成物の一部(224,5g5O,88モル)を3
Aエタノール1700+f2に溶解した。5%パラジウ
ム−炭素触媒75gを加え、得られた混合物を圧力反応
器に入れた。水素ガスを使用してこの反応器を60ps
igにまで加圧し、得られた反応混合物を室温(24°
C)で−晩撹拌した。翌朝、この反応器を排気して大気
圧に戻し、濾過して触媒を除去した。減圧下に、この溶
媒を留去し、油状物質としてα−[2−(メチルアミノ
)エチル]ベンゼンメタノール140.0gをflた。
この生成物を、塩化メチレン1000+f2を含む3リ
ツトル容量の4つ頚丸底フラスコ中に加えた。この溶液
に塩酸ガスを約30分間通した。塩化チオニル(I08
,0m、0.9モル)を加え、得られた溶液を室温(2
4°C)で3時間撹拌した。
次いで、ヘキサン(I000xi2)を加え、この溶液
を週末にかけて撹拌すると、この間に白色固体が沈殿し
た。この固形物を濾取し、水酸化ナトリウムベレットの
存在下、4°0°Cにおいて減圧下に乾燥させ、標題の
化合物を得た。
F、D、質量スペクトル・ 184 元素分析(C、ol−1+sN C(2tとして)理論
値:C,54,56;H,6,87;N、6.36実測
地:C,54,46;H,7,12;N、6.55実施
例I N−メチル−3−[(2−メトキシフェニル)チオ〕ベ
ンゼンプロパンアミン塩酸塩 製造例1で得られたN−メチル−3−クロロベンゼンプ
ロパンアミンt[n(I3,14g、0゜06モル)を
冷水(0℃)に溶解した。25重量%水酸化ナトリウム
溶液(溶液9.6g、水酸化ナトリウム0.06モル)
も0°Cに冷却した。これら両溶液を、トルエン50R
ρを含有する100籾容量分液漏斗に加えた。この漏斗
中の内容物を振盪させ、そして届を分離させた。水層を
有機層から分離し、次いでトルエン、次ぎにジエチルエ
ーテルで抽出した。先の有機層を有機抽出物と一緒にし
、得られた溶液を飽和食塩水で洗浄し、次いで炭酸ナト
リウムで乾燥し、遊離塩基としての製造例1の化合物を
含有する有機溶液を得た。
還流冷却器を備えた250RQ容世丸底フラスコにメタ
ノール1001Qおよび水酸化ナトリウムベレット2.
0g (0,05モル)を入れた。2メトキシベンゼン
チオール(7,0g、0.05モル)を10分かけて滴
加し、次いで得られた溶液をその液が還流し始めるまで
加熱した。この溶液をその温度で約15分間撹拌した。
このようにして製造したN−メチル−3−クロロベンゼ
ンプロパンアミンの有機溶液を250Re容1フラスコ
に入れた。この溶液をその液が還流し始めるまで加熱し
、次いでその温度で一晩撹拌した。翌朝、その溶液を室
mc24°C)にまで冷却し、溶媒を減圧下に留去して
油状物質を得た。
この油状物質をジエチルエーテル/水混液に溶解した。
得られた有機層を水層から分離し、硫酸す1− IJウ
ムで乾燥し、溶媒を減圧下に留去して油状物質を得た。
この油状物質をジエチルエーテル200R(lに溶解し
た。この溶液に塩酸ガスを約15分間通した。固形物が
沈殿したので、それを濾過して回収した。その固形物を
温(35°C〉塩化メチレンに溶解した。ヘキサンを加
え、塩化メチレンを留去し、再び固形物を沈殿させた。
これらの固形物を塩化メチレン−酢酸エチルから再結晶
し、60°Cの減圧槽内で乾燥し、N−メチル−3−[
(2−メトキシフェニル)チオ]ベンゼンプロパンアミ
ン塩酸塩13.0gを得た。
融点= 130°C 元素分析(C,7H,!NO3Ceとして)理論値:C
,63,04;H,6,85:N、4.32実測地: 
C,63,61;H,7,03;N、4.83実施例1
で説明した方法と類似の方法によって、以下の化合物を
製造した。
実施例2 N−メチル−3−[(2−メチルフェニル)チオ]ベン
ゼンプロパンアミン[[i N−メチル−3−クロロベンゼンプロパンアミン塩酸塩
(I3,14g、0.06モル)、25重量%水酸化ナ
トリウム溶液(溶液9.6g、水酸化ナトリウム0.0
6モル)、水酸化ナトリウムベレット(2,0g、0.
05モル)、および2〜メチルベンゼンチオール(6,
2g、 0405モル)を反応させて、油状物質として
N−メチル−3〜[(2−メチルフェニル)チオ]ベン
ゼンプロパンアミンを得た。この油状物質を調製用HP
LCで精製し、次いで実施例1に記載のように塩酸塩に
変換した。塩化メチレン−酢酸エチルから再結晶し、標
題の化合物約3.Ogを得た。
融点=90℃ 元素分析(CI?HffNSCQとして)理論値:C,
66,32;H,7,20;N、4.55実測地:C,
66,50;H,7,10;N、4.68実施例3 N−メチル−3−[[4−(I−リフルオロメチル)フ
ェニル]チオ]ベンゼンプロパンアミン塩酸塩 N−メチル−3−クロロベンゼンプロパンアミン塩酸塩
(I3,14g、 0.06モル)、25重量%水酸化
ナトリウム溶液(溶液9.6g、水酸化ナトリウム0.
06モル)、水酸化ナトリウムペレット(2,0g、0
.05モル)、および4トリフルオロメチルベンゼンチ
オール(8,3g。
0.05モル)を反応させて、油状物質としてNメチル
−3−[[4−0リフルオロメチル)フェニル]チオ]
ベンゼンプロパンアミンを得た。
この油状物質をジエチルエーテル200iQに溶解し、
得られた溶液を約15分間塩酸ガスに】■した。溶媒を
減圧下に除去し、油状物質を得、これを酢酸エチル:ジ
エチルエーテル:ヘキサン(l:1:1)溶媒混液に溶
解した。この溶媒を減圧下にゆっくりと除去し、結晶を
沈殿させた。得られた結晶を、塩化メチレン:酢酸エチ
ル:ジエチルエーテル(I: t : l)溶媒系に部
分的に溶解した結晶のスラリーを調製して精製し声。こ
の混合物を0°C1こ冷却し、得られた固形物を濾取し
、標題の化合物13.0gを回収した。
融点−125−13,0℃ 元素分析(C、?l(、、N S CQF 、として)
理論値:C,56,43;H,5,29;N、3.87
実測地: C,56,65;H,5,19;N、3..
96大嵐珂I N−メチル−3−[[4−<トリフルオロメチル)フェ
ニル]スルフィニル]ベンゼンプロパンアミン塩酸塩 実施例3で得られた化合物(Ig、2.77モル)を塩
化メチレン1oR(lに溶解した。m−りoo過安息香
酸(0,57g、 3.3ms+ol)も塩化メチレン
101(2に溶解した。これら両溶液を一緒にし、得ら
れた溶液を室温(24℃)で−晩撹拌した。翌朝、飽和
炭酸す) IJウム溶液を加え、未反応のm−クロロ過
安息香酸を沈殿させた。沈殿物を濾別し、得られたII
aHについて溶媒を減圧下に留去することで濃縮し、粘
稠な油状物質を得た。
このah状物質をジエチルエーテルに溶解した。
得られた溶液に塩酸ガスを約15分間通した。この酸性
ジエチルエーテル溶液にヘキサンを加えて固形物を沈殿
させ、それを濾過して回収した。
回収した固形物500mgを、アセトニトリル:水温1
(I(35:65)を使用する逆相クロマトグラフィー
によって精製した。精製した生成物を含有する溶液をそ
の初期容量の1/3になるまで濃縮し、水酸化アンモニ
ウムを用いてpHを約1O10に調節した。得られた塩
基性溶液をジエチルエーテル25112で3回抽出した
。このエーテル抽出液をまとめ、硫酸ナトリウムで乾燥
した。
その溶液に約15分間塩酸ガスを通すと、固形物が析出
した。減圧下に溶媒を除去して単離した固形物は、N−
メチル−3−[[4−トリフルオロメチル)フェニル]
スルフィニルコベンゼンプロパンアミン塩酸塩と同定さ
れた。
融点ご 135°C 元素分析(C、、H、、NOS Cl2F 、として)
理論値:C,54,04:H,5,07;N、3.71
実測地:C,54,28;H,5,33;N、3.58
実施例5 N−メチル−3−[[4−(+−リフルオロメチル)フ
ェニル]スルホニル]ベンゼンプロパンアミン塩酸塩 250IC容量丸底フラスコに実施例3の化合物0.7
5 g (2+mmol) 、水100i+7!、ro
x。
NEJ(デュポント(DuPont)から販売:硫酸カ
リウム1部、二硫酸カリウム1部、およびベルオキソ−
硫酸カリウム1部)3.75gを入れた。この溶液を室
温(24°C)に3時間放置し、次いで[0XONE4
3.75gを追加した。得られた溶液を週末まで放置す
ると、その間に、反応フラスコの底に油層が形成された
この2層の混合物のpHを50重量%の水酸化ナトリウ
ム溶液を用いて約8.0に調節した。この2層混合物を
酢酸エチルで、次いで塩化メチレンで抽出し、油層を水
層から単離した。得られた抽出液をまとめ、飽和塩化ナ
トリウム溶液で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥し
た。この溶液を減圧下に溶媒留去し、て濃縮し、油状物
質とした。
得られた油状物質をジエチルエーテルに溶解し、ジエチ
ルエーテル中に溶解した塩酸の飽和溶液を加えた。細か
な白色固形物が沈殿し、それを濾取し、ジエチルエーテ
ルで洗浄した。得られた固形物を風乾し、標題化合物1
00mgを得た。
FD質量スペクトル:357 実施例6 N−メチルー:3− (2−チエニルチオ)ベンゼンプ
ロパンアミン塩酸塩 N−メチル−3−クロロベンゼンプロパンアミン塩酸塩
(I2,0g、0.055モル)を冷水(0°C)10
m+2に溶解した。50重量%水酸化ナトリウム溶液(
溶i&4.36g、水酸化ナトリウム0、055モル)
をこの水溶液に加えた。この溶液をジエチルエーテルで
3回抽出し、得られた抽出液を一緒にし、次いで炭酸ナ
トリウムで乾燥した。
還流冷却器を備えた250x(!容量3頚丸底フラスコ
にチオフェン4.2g (0,05モル)、へ牛サン5
031i2、およびジエチルエーテル30M(Iを加え
た。この溶液をその溶媒が還流し始めるまで加熱し、こ
の時点でヘキサンに溶解上たn−ブチルリチウム1.6
M溶1(JE21xQ、を15分かけて4加した。n−
ブチルリチウムの4加が終了した後、この溶液を30分
間還流温度で撹拌した。
次いで、硫黄(I,6g、0.05モル)を還流冷却器
を介して加え、得られた溶液をさらに30分間還流温度
で撹拌した。
このようにして製造したN−メチル−3−クロロベンゼ
ンプロパンアミンのジエチルエーテル溶液を10分かけ
て25.OxQ容量フラスコに入れた。得られた溶液を
その液が還流し始めるまで加熱し、次いでその温度で4
5分間撹拌した。この溶液を室温(24°C)にまで冷
却し、水50酎を加えた。有機層を水層から分離し、I
N塩酸溶液50R(lで抽出した。得られた抽出液を塩
基性にし、次いでジエチルエーテルで抽出した。このエ
ーテル抽出液を飽和食塩水で洗浄し、炭酸ナトリウムで
乾燥し、ジエチルエーテルを減圧下に留去して油状物質
7.0gを得た。
この油状物質を調製用HP L Cで精製し、油状物質
2.0gを得た。得られた油状物質をジエチルエーテル
に溶解し、この溶液に塩酸ガスを約15分間通した。減
圧下にジエチルエーテルを除去し、塩化メチレンと置き
換えた。ヘキサンを加え、沈殿物を濾過して回収し、N
−メチル−3−(2−チエニルチオ)ベンゼンプロパン
アミン塩M塩1.22gを得た。
融点−<100°C 元素分析(C、、H、、N S 、CQとして)理論値
:C,56,07;H,6,05;N、4.67実測t
tll : C,55,83;H,6,OO:N、 4
.62実施例7 N−メチル−3−[(5−メチル−2−チエニル)チオ
]ベンゼンプロパンアミン塩酸塩実施例6で説明した方
法と類似した方法において、N−メチル−3−クロロベ
ンゼンプロパンアミン塩酸塩(I2,0g、0.055
モル)、50重量%水酸化ナトリウム溶液4.36g 
(NaOHO,055モル)、2−メチルチオフェン4
.9g(0,05モル)、ヘキサンに溶解したローブチ
ルリチウム1.6M溶液21m(、および硫黄1゜6g
(0,05モル)を反応させて、標題化合物を製造した
。得られた粗製の油状物質を調製用HPLCによって精
製し、次いでジエチルエーテルに溶解した。得られたジ
エチルエーテル溶液に約15分間塩酸ガスを通した。塩
化メチレンを加え、濾過によって回収される、沈殿した
N−メチル=3−[(5−メチル−2−チエニル)チオ
]ベンゼンブaパンアミン塩酸塩300xgを得た。
融点= 100℃ 元素分析(C+5l(t。NS、C12として)理論値
:C,57,39;H,6,42:N、4.46実測地
: C,57,10:H,6,20;N、4.71本発
明は、第3および第4の目的として、本発明の化合物ヲ
セロトニンまたはノルエピネフリンの取り込みを阻害す
るために使用する方法を提供するものである。当然なが
ら、本発明に従って投与される化合物の個々の投与量は
、投与する化合物、投与経路、処置する個々の症状、お
よび類似の考慮事項など、患者を取り巻く個々の情況に
よって決定されるものである。本発明の化合物は、経口
、経直腸、経皮、皮下、静脈内、筋肉内、または鼻腔内
などの種々の経路から投与することができる。通常の1
日投与量は、本発明の活性化合物約0.01mg/kg
から約20xg/kgである。好ましい1日投与量は、
約105から約lo1ig/−1望ましくは約0.1か
ら約5mg/kgである。
種々の身体的機能は、脳セロトニン作動性およびノルエ
ピネフリン作動性神経系によって影響を受けることが示
唆されている。、したがって、本発明の化合物は、これ
ら神経系に関連する哺乳動物の種々の疾患、たとえば肥
満症、うつ病、アルコール依存症、疼痛、記憶喪失、不
安症、発汗を処置する能力を有すると考えられる。した
がって、本発明は、哺乳動物におけるセロトニンおよび
ノルエピネフリンの取り込みを阻害するための既述した
種類の上記疾患を処置するための方法をも提供するもの
である。
以下の実験を行い、本発明化合物のセロトニンおよびノ
ルエピネフリンの取り込みの阻害能を証明した。この一
般的な操作法は、ウォング(long)らのDrtig
 Development Re5earch 6:3
97−403(I985)に記載されている。
バーラン−インダストリーズ(Harlan Indu
strieg、カンバーランド、IN)から人手した雄
性スブラーグーダウレル(Sprague−Dawle
y)ラット(I1010−l50に、本試験の開始前史
なくとも3日間、Purina Chovを自由に与尤
た。話頭してラットを殺した。全部を取り出し、解剖し
た。大脳皮質を、0.32M 7B糖およびlomM 
グルコースを含有する9容量の培地中でホモシネ−1−
した。
1.0009で10分間、および17. OOOfIで
28分間、それぞれ遠心した後、粗製のシナブトソーム
調製物を単離した。最終的なベレットを同一の培地に懸
濁し、この同じ日に使用するまで水に入れて保存した。
3H−セロトニン(3H−5−ヒドロキシトリプタミン
、’H−5HT)および”c−ρ−フルエピネフリン(
”C−NE)のシナブトソーム取り込みを以下のように
して測定した。皮質シナブトソーム(タンパク質1xg
と当量)を、lQfflM グルコース、0.1mMイ
ブロニアジド(iproniazid)、1mMアスコ
ルビン酸、0.17mM EDTA。
50nM 3H−5HTおよびlQQnM”C−NEを
も含有するクレブスの重炭酸塩培地lRQ中、37℃で
、5分間インキュベートした。素早(、得られた反応混
合物を水冷クレブス−重炭酸塩緩衝液2RQで希釈し、
細胞捕果器[ブランデル(Brandeり、ガイサース
ベルク、 MD]を使用して減圧下に濾過した。フィル
ターは、水冷0.9%食塩水5 txQで2回洗浄し、
シンチレーション1ffl(PC81アマルシャム、ア
ーリングトンハイツ、IL)10xffを含有する計数
管に移した。液体シンチレーション分光側光器によって
放射活性を測定した。4°Cにおける3H−5HTおよ
び’4C−NEの蓄積は、バックグランドであったので
、すべての試料からそれを差し引いた。
本発明のすべての化合物は、セロトニ、ンおよびノルエ
ピネフリンの取り込みをある程度阻害するが、特定の化
合物は、これらモノアミン類のいずれか1つの取り込み
を他方のモノアミンの取り込みよりも極めて高い程度で
阻害するという独特の選択性を有している。本発明の化
合物を評価した結果を以下の第1表に示す。第1表では
、評価した化合物の構造を、表の上部に記載した式を考
慮して2−6欄において特定し、7および8欄では、セ
0 )−ニン(5f(T)またはノルエピネフリンを5
0%阻害するのに必要とされた被検化合物の濃度(I0
−”M)をそれぞれ示している(第1表ではIC5oと
記載している)。括弧内の数字は、その濃度では50%
阻害できなかった化合物のlOQQnMにおける阻害%
を表している。
第1表 インビトロにおけるJ”HTおよび ノルエピネフリン取り込みの阻害 忰 [相] ◎ 0 ◎ F2O−@−O F・K〉 F=べ) 口 ■ 本発明の化合物は、投与前に製剤化するのが好ましい。
したがって、本発明はさらにもう1つの態様として、1
つまたはそれ以上の製薬的に許容され得る担体、希釈剤
、または賦形剤と共に、本発明化合物を含有する医薬製
剤を提供するものである。
本発明の医薬製剤は、周知のかつ容易に入手可能な成分
を使用し、既知の方法によって製造される。本発明の組
成物を製するに当たっては、通常は、活性成分を担体と
混合し、または担体で希釈し、マ°たはカプセル、サシ
エ、ペーパーモシクハ他の容器内に入れることのできる
担体内に封入する。箱釈剤として担体を利用する場合、
それは活性成分のためのビヒクル、賦形剤または媒質と
して働く固体、半固体または液体であってもよい。
したがって、本発明の組成物は、錠剤、ピル剤、粉末剤
、ロゼンジ剤、サシエ剤、カシュ剤、エリキシル、懸濁
剤、溶液剤、シロップ剤、エアロゾル剤(固体として、
または液体媒質中)、たとえば活性化合物10重世%ま
でで含有する軟膏剤、ゼラチン軟および硬カプセル剤、
串刺、滅菌注射用溶液剤、および滅菌包装粉末剤とする
ことができ適当な担体、賦形剤、および希釈剤の例とし
、では、乳糖、デキストロース、ショ糖、ソルビトール
、マンニトール、澱粉類、アカシアゴム、リン酸カル/
ウム、アルギネート類、トラガカント、ゼラチン、ケイ
酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリド
ン、セルロース、水シロップ、メチルセルロース、メチ
ル−およびプロピルヒドロキシベンゾエート、タルク、
ステアリン酸マグネシウム、および鉱油などが挙げられ
る。本発明の製剤にはさらに、崩壊剤、湿潤剤、乳化剤
、および懸濁化剤、保存剤、甘味料、または香料を含有
させることもできる。本発明の組成物は、当業界周知の
方法で患者に投与した後、活性成分か迅速に、または徐
々にもしくは遅延して放出するように製剤化することが
できる。
本発明の組成物は単位投与剤形の形態に製造するが、そ
れぞれ約5から約500a+g、より一般には約25か
ら約300xgの活性成分を含有する投与剤形が好まし
い。「単位投与剤形」なる用語は、ヒト対象または他の
哺乳動物の単一投与量として適した物理的に別個の単位
を意味し、それぞれの単位は、適当な製薬的担体と共に
、所望の治療効果を上げるよう意図した、前もって決定
した量の活性物質を含有している。
以下に、製剤例を記載するが、これらは単なる例示を目
的としたものであり、いかなる点においても本発明の限
定を意図するものではない。
毀剋皿↓ 以下の成分からゼラチン硬カプセル剤を製造する: 内容量(xg/カプセル剤) N−メチル−3−[(2−メトキシフェニル) 250
チオ]ベンゼンプロパンアミン塩酸塩 乾燥澱粉                  200
ステアリン酸マグネシウム          10総
  量              460mg上記の
各成分を混合し、ゼラチン硬カプセルに充填して内容量
460mgのゼラチン硬カプセル剤とする。
穀珂皿又 以下の成分から錠剤を製造する: N−メチル−3−[[4−()リフルオロメチル)フェ
ニルコチオ]べ/ゼンブロバンアミン塩酸塩 内容量(*g/錠剤) 微結晶セルロース             400ヒ
ユームド二酸化シリコン          10ステ
アリン酸                 5総  
量              665mg上記の各成
分を混合し、打錠して各々6651g重量の錠剤とする
製剤例3 以下の成分からエアロゾル製剤を製造する:重量% (+)−N−メチル−3−(2−チエニルチオ)   
0.25ベンゼンプロパンアミン塩酸塩 エタノール                 29.
75噴射剤22                70
.00(クロロジフルオロメタン) 総  m             ioo、o。
活性化合物をエタノールと混合し、得られた混合物を噴
射剤22の一部に加え、−30℃に冷却し、次いで充填
装置に移す。次ぎに、必要量をステンレス鋼の容器に送
り込み、残りの噴射剤22で希釈する。次いで、バルブ
器材(valve、uniLs)をその容器に備え付け
る。
製剤例4 活性成分60mgをそれぞれ含有する錠剤は以下のよう
に製造される: (−1−N−メチル−3−[(2−メチルフェニル) 
60肩gチオコベンゼンプロパンアミン塩酸塩 澱粉 微結晶セルロース ポリビニルピロリドン (I伊%水溶液として) 45肩g 5mg Rg ナトリウムカルボキシメチル澱粉         4
゜5+gステアリン酸マグネシウム         
   0.5xgタルク              
       1mg総  量           
    150mg活性成分、澱粉およびセルロースを
No、45メツシュ米国ふるいに通し、完全に混合する
。ポリビニルピロリドンの溶液をこの粉末に混合し、次
いでNo、14メツシュ米国ふるいに通す。このように
して製造した粒状物を、50℃で乾燥し、No、18メ
ツシユの米国ふるいに通す。次いで、No、60メツシ
ユの米国ふるいに前もって通しておいたナトリウムカル
ボキシメチル澱粉、ステアリン酸°マグネシウムおよび
タルクをこの粒状物に加え、混合した後、打錠機にかけ
て、各fflff1が150mgの錠剤を製する。
製剤例5 医薬成分80mgを各々含有するカプセル剤は以下のよ
うに製造される: N−メチル−3−[(5−メチル−2−チエニル) 8
0肩gチオ]ベンゼンプロパンアミン塩酸塩 澱粉                     59
*g微結晶セルロース               
59xgステアリン酸マグネシウム         
   2xg総  量              2
00+g活性成分、セルロース、澱粉、およびステアリ
ン酸マグネシウムを混合し、No、45メツシユの米国
ふるいに通し、ゼラチン硬カプセルに充填して容量20
0mgとした。
製剤例6 活性成分225mgをそれぞれ含有する串刺は以下のよ
うにして製造される: (+)−N−メチル−3−[[4〜(トリフルオロ  
225mgメチル)フェニル]スルフィニル]ベンゼン
プロパンアミン塩酸塩 飽和脂肪酸グリセリド類          2.00
0xg総  量              2.22
5肩g活性成分をNo、60メツシユの米国ふるいに通
し、あらかじめ必要最小限の熱で融解させたグリセリド
類の脂肪酸に懸濁させる。次いで、得られた混合物を公
称2g容量の串刺型に注ぎ入れ、冷却する。
製剤例7 投与量5Rρ当たりに医薬成分を各々50mg含有する
懸濁剤は、以下のようにして製造される:(−)−N−
メチル−3−[(2−メトキシフエ  50xgニル)
チオ]ベンゼンプロパンアミン塩酸塩ナトリウムカルボ
キシメチル         50mgセルロース シロップ                     
1.25x(I安息香酸溶液            
     0.10村香料             
         適量色素            
          適量精製水を加尤て全量を5xQ
とする。
医薬成分をNo、45メツシュ米国ふるいに通し、カル
ボキシメチルセルロース・ナト’J ラム、およびシロ
ップと混合し1.滑らかなペーストを製する。安息香酸
溶液、香料および色素をい(らかの精製水に溶解し、撹
拌下に加える。次いで、十分量の水を加え、所望の容量
にする。
覧剤例旦 静注用製剤は、以下のようにして製造することができる
: N−メチル−3−[(2−メチルフェニル)     
1100zチオ]ベンゼンプロパンアミン塩酸塩 等張性生理食塩水             1000
xCうつ病に罹患した患者に、上記の成分の溶液を1分
当たり13112の速度で静脈内投与する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rはフェニル、置換フェニル、ナフチル、置換
    ナフチル、チエニル、ハロチエニル、(C_1−C_4
    アルキル)置換チエニル、フラニル、ハロフラニル、(
    C_1−C_4アルキル)置換フラニル、ピロリル、ハ
    ロピロリル、または(C_1−C_4アルキル)置換ピ
    ロリルであり、 R^1はフェニル、置換フェニル、C_5−C_7シク
    ロアルキル、チエニル、ハロチエニル、(C_1−C_
    4アルキル)置換チエニル、フラニル、ピリジル、また
    はチアゾリルであり、 R^2およびR^3はそれぞれ独立して水素またはメチ
    ルであり、 nは0、1または2である] で示される化合物、およびその製薬的に許容され得る酸
    付加塩。 2、Rがフェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフ
    チル、チエニル、または(C_1−C_4アルキル)置
    換チエニルであり、R^1がフェニルである請求項1に
    記載の化合物。 3、N−メチル−3−[(2−メチルフェニル)チオ]
    ベンゼンプロパンアミンである請求項2に記載の化合物
    またはその製薬的に許容され得る酸付加塩。 4、N−メチル−3−[(2−メトキシフェニル)チオ
    ]ベンゼンプロパンアミンである請求項2に記載の化合
    物またはその製薬的に許容され得る酸付加塩。 5、N−メチル−3−[[4−(トリフルオロメチル)
    フェニル)チオ]ベンゼンプロパンアミンである請求項
    2に記載の化合物またはその製薬的に許容され得る酸付
    加塩。 6、N−メチル−3−(2−チエニルチオ)ベンゼンプ
    ロパンアミンである請求項2に記載の化合物またはその
    製薬的に許容され得る酸付加塩。 7、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の式(
    I )で示される化合物またはその製薬的に許容され得
    る塩を、1つまたはそれ以上の製薬的に許容され得る担
    体、希釈剤、または賦形剤と共に含有する医薬製剤。 8、a)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1、R^2およびR^3は請求項1におけ
    る定義と同意義であり、Xはハロである] で示される化合物を、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rおよびnは請求項1における定義と同意義で
    あり、Mはアルカリ金属 I A族である]で示される化
    合物と反応させるか、 b)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R、R^1、R^2およびR^3は請求項1に
    おける定義と同意義である] で示される化合物を酸化剤と反応させて式:▲数式、化
    学式、表等があります▼ で示される化合物を製造するか、 c)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R、R^1、R^2およびR^3は請求項1に
    おける定義と同意義である] で示される化合物を酸化剤と反応させて式:▲数式、化
    学式、表等があります▼ で示される化合物を製造するか、 d)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R、R^1、R^2およびR^3は請求項1に
    おける定義と同意義である] で示される化合物を酸化剤と反応させて式:▲数式、化
    学式、表等があります▼ で示される化合物を製造するか、 e)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R、R^1およびnは請求項1における定義と
    同意義である] で示される化合物を、シアノホウ水素化ナトリウムの存
    在下に、過剰のホルムアルデヒドと反応させ、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を製造するか、 f)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R、R^1およびnは請求項1における定義と
    同意義である] で示される化合物をクロロギ酸エチルと反応させ、次い
    で還元剤を用いて還元し、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を製造するか、 g)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R、R^1およびnは請求項1における定義と
    同意義である] で示される化合物を脱メチル化し、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を製造するか、または h)要すれば、得られた生成物を製薬的に許容され得る
    塩に変換すること を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記
    載の式( I )で示される化合物の製造方法。
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