JPH02217756A - ヒートポンプシステム - Google Patents

ヒートポンプシステム

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JPH02217756A
JPH02217756A JP3577189A JP3577189A JPH02217756A JP H02217756 A JPH02217756 A JP H02217756A JP 3577189 A JP3577189 A JP 3577189A JP 3577189 A JP3577189 A JP 3577189A JP H02217756 A JPH02217756 A JP H02217756A
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heat exchanger
compressor
bathroom
bathtub
heat
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光陽 内田
Junichi Onishi
順一 大西
Takayuki Matsumoto
隆幸 松本
Hiroshi Mitsune
三根 博史
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、圧縮機と熱源側熱交換器とを有する熱源側
ユニットに、互いに凝縮能力の異なる利用側熱交換器を
接続して構成したヒートポンプシステムに関するもので
ある。
(従来の技術) 上記のようなヒートポンプシステムの従来例として、例
えば特開昭62−258953号公報記載の装置を挙げ
ることができる。その装置においては、圧縮機と室外熱
交換器とを内装する室外ユニットに、浴槽用熱交換器を
有する浴槽ユニ・ントと、浴室用熱交換器を有する浴室
加熱ユニットとが接続されている。上記浴槽ユニットか
らは浴槽湯が設定湯温よりも低下したときに浴槽加熱要
求信号が出力され、このとき圧縮機からの吐出冷媒を浴
槽用熱交換器から室外熱交換器へと回流させて、上記浴
槽用熱交換器での冷媒凝縮熱を浴槽湯に付与する浴槽加
熱運転を行い、また上記浴室加熱ユニットからは浴室の
温度が設定温度よりも低下したときに浴室加熱要求信号
が出力され、このとき上記浴室用熱交換器を凝縮器とし
て機能させる運転を行うことにより、浴室の暖房を行う
ようになされている。
ところでJ二記のような浴槽用熱交換器としては、温度
低下した浴槽湯を迅速に昇温させるために、比較的大き
な凝縮能力を有する構成となされ、浴室用熱交換器との
間に大きな凝縮能力の差が存するものとなっている。ま
た通常、インバータ周波数制御による圧縮能力可変な圧
縮機によって、上記のような凝縮能力に差がある利用側
熱交換器のそれぞれに対応し得る循環冷媒量の制御が行
われる。例えば浴槽加熱運転の終了後、これに引き続い
て浴室暖房を行う場合には、それまでの浴槽用熱交換器
の大きな凝縮能力に対応した高い周波数での圧縮機の運
転周波数を、浴室用熱交換器の凝縮能力に対応させて予
め設定している低い初期周波数に自動的に変更すること
によって、凝縮能力の変化に対応した圧縮能力での運転
を行うよ・うに5なされCいる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記のよ・)な圧縮機の運転周波数の低下
は、ある程度時間をかけて漸減させる制御が必要であり
1.このため浴槽加熱運転から浴室暖房運転への切換直
後には浴室用熱交換器の凝縮能力に対して過大な冷媒量
が圧縮機から吐出され、この結果、高圧圧力のL昇を生
じるものとなっている。そしてこの圧カド昇が許容上限
圧力に達した場合に保8I機能が動作して圧縮機の強制
停止が行われ、運転を継続できない場合が生じている。
この発明は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、凝縮能力の小さな利用側熱交換器への運転の切換え
に際して圧力上昇を抑え、これにより運転の停止頻度を
低減し得るヒートポンプシステムを提供することにある
(課題を解決するための手段) そこでこの発明のヒートポンプシステムは、第1図に示
しているように、圧縮能力可変な圧縮機1と熱源側熱交
換器12とを有する熱源側ユニットXに、第1熱交換器
29を有する第1利用側ユニットwと、上記第1熱交換
器29よりも凝縮能力の小さい第2熱交換器30を有す
る第2利用側ユニッt−Zとをそれぞれ接続し7、−上
記第1利用側ユニントWからの運転要求信号に応じて上
記第1熱交換器29での凝縮能力に応じた圧縮能力で上
記圧縮機1を運転してこの圧縮機lからの吐出冷媒を上
記第1熱交換器29から熱源側熱交換器■2へと回流さ
せる一方、上記第2利用側ユニットZからの運転要求信
号に応じて上記第2熱交換器30での凝縮能力に応じた
圧縮能力で上記圧縮機1を運転してこの圧縮機1からの
吐出冷媒を上記第2熱交換器30から熱源側熱交換器1
2へと回流させるべく制御する運転制御手段60を設け
て成るヒートポンプシステムであって、上記第1熱交換
器29が凝縮器として機能する運転状態から上記第2熱
交換器30が凝縮器として機能する運転状態への切換え
を行う際に、上記第1、第2熱交換器29.30の双方
を共に凝縮器として所定時間機能させた後、第2熱交換
器30のみか凝縮器として機能する運転に切換える切換
制御手段〔j3を設けている。
(作用) 」二記構成のヒートポンプシステムにおいては、凝縮能
力の大きな第1熱交換器29が凝縮器として機能する運
転状態から、凝縮能力の小さな第2熱交換器30が凝縮
器として機能する運転状態への切換えを行う際に、上記
第1、第2熱交換器29.30の双方が共に凝縮器とし
て所定時間機能し、この間は凝縮能力の低下を生じない
。したがってこの間に、圧力と昇を生じさせずに圧縮機
1の運転状態を第2熱交換器30の凝縮能力に見台う圧
縮能力へと低丁させることが可能であり、その後に第2
熱交換器30のみが凝縮器として機能する運転に切換え
ることによって、圧縮機Iを第2熱交換器30の凝縮能
力に見合った圧縮能力として運転を継続させることがで
きる。
(実施例) 次にこの発明のヒートポンプシステムの具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第2図には、この発明の一実施例におけるヒートポンプ
システムの全体構成模式図を示しており、同図において
、Xは熱源側ユニットとしての室外ユニットであって、
この室外ユニットXに、3台の室内ユニットA、B、C
と、貯湯槽ユニットYと、浴槽加熱ユニット(第1利用
側ユニット)Wと、浴室加熱ユニット(第2利用側ユニ
ツH2とがそれぞれ接続されている。
第3図は、上記構成のヒートポンプシステムにおける冷
媒回路図であって、図のように、上記室外ユニッ+−X
には圧縮機1が内装されており、この圧縮機lの吐出配
管2と吸込配管3とはそれぞれ四路切換弁4に接続され
ている。なお上記圧縮機1は、その回転速度、つまり圧
縮能力を制御するためのインバータ5を有するものであ
り、また吐出配管2には第1電磁弁6が介設されると共
に高圧圧力スイッチ7が取付けられ、吸込配管3にはア
キュームレータ8が介設されている。
上記四路切換弁4にはさらに第1ガス管9と第2ガス管
10とが接続され、第2ガス管10には、室外ファン1
1の付設された室外熱交換器12が接続されている。こ
の室外熱交換器12にはさらに液管13が接続され、こ
の液管13には順次ドライヤフィルタ14、第1電動膨
張弁15、受液器16、第1液閉鎖弁17が介設される
と共に、その先端は、それぞれ第2電動膨張弁1日・・
18の介設された第1〜第4液支管19〜22に分岐さ
れている。
一方、上記第1ガス管9には第1ガス閉鎖弁23が介設
されると共に、その先端は第1〜第4ガス支管24〜2
7に分岐され、そして上記第1〜第3液支管19〜21
と第1〜第3ガス支管24〜26の間に、室内ユニット
A−Cに各々内装されている室内熱交換器(室内ユニッ
トAについてのみ図示する)28がそれぞれ接続され、
また第4液支管22と第4ガス支管27との間に、互い
に直列に接続された浴槽加熱ユニットWの風呂用熱交換
器(第1熱交換器)29と浴室加熱ユニットZの浴室用
熱交換器(第2熱交換器)30とが接続されている。な
お上記各室内熱交換器28にはそれぞれ室内ファン31
が付設されている。上記浴槽・浴室加熱ユニットW、Z
の構成については後で説明する。
一方、上記圧縮機1の吐出配管2にはさらに給湯用ガス
管32が、また上記受液器16に給湯用液管33がそれ
ぞれ接続され、これらの給湯用ガス管32と給湯用液管
33との間に、貯湯槽ユニットYにおける貯湯タンク3
4内に配設された給湯用熱交換器35が接続されている
。なお上記給湯用ガス管32には第2電磁弁36と第2
ガス閉鎖弁37とが順次介設されており、また上記給湯
用液管33には第2液閉鎖弁38が介設されると共に、
さらに第1キヤピラリチユーブ39及び逆止弁40と、
第2キヤピラリチユーブ41及び第3電磁弁42とから
成る直並列回路が介設されている。後述する給湯加熱運
転時には上記逆止弁40側が冷媒流通路となり、一方、
前記室外熱交換器12に付着する霜を除くデフロスト運
転を、上記貯湯タンク34内の湯熱を活用して行う場合
に、上記第3電磁弁42を開弁し4第2キヤビラリチエ
ーブ41を通して冷媒を流通させる。なおこのデフロス
ト運転時における給湯用熱交換器35からの圧縮機1へ
の戻り配管55には電磁弁56が介設されている。
上記浴槽加熱ユニッ+−Wは、上記風呂用熱交換器29
と、これを浴槽43に接続する水用往管44及び水用復
管45とを存するものである。上記水用往管44には循
環ポンプ46が介設され、この循環ポンプ46を作動す
ることによって、上記浴槽43内の湯が上記水用往管4
4から水用復管45へと至る径路方向で上記風呂用熱交
換器29を通して循環する。この際に、上記風呂用熱交
換器29にこれが凝縮器として作用するように冷媒を循
環させることによって、冷媒凝縮熱が循環湯水に付与さ
れ浴槽湯の温度上昇を与える浴槽加熱運転が行われる。
なお上記浴槽加熱ユニットWによって、浴槽湯を給水水
温状態から加熱することも可能であるが、通常は、貯湯
槽ユニッ+−y内に貯溜されている湯を浴槽43に供給
し、その後の湯温の低下に対してこれを所定温度に上昇
させる、いわゆる追い焚きに利用される。上記水用往管
44には、浴槽湯温を検出するための湯温センサ47が
取付けられている。
一方、浴室加熱ユニッ+−2は、第2図に示しているよ
うに、浴室48の天井に設置される。これは、第4図に
示しているように、ケーシング49内に前記浴室用熱交
換器30と送風ファン50とを内装すると共に、上記ケ
ーシング49における下面に吸込口51と吹出口52と
を設け、また上記吸込口51に、浴室48内の温度を検
出するための浴室温度センサ54を取付けた構成となさ
れている。上記送風ファン50を作動することによって
、浴室48内の空気が上記吸込口51からケーシング4
9内に吸込まれ、浴室用熱交換器30を通して吹出口5
2から浴室48内へと吹出される。このとき上記浴室用
熱交換器30を凝縮器として作用させる冷媒循環を行う
ことによって、浴室48内に加熱された空気が吹出され
、これにより浴室暖房運転が行われる。この浴室暖房ユ
ニット2は、浴室未使用時に、浴室内に吊り下げた洗濯
後の衣類等の乾燥を行う機能も有しており、このために
、衣類からの蒸発水分を多量に含む空気を順次屋外に排
出する換気を行う換気ファン53を上記ケーシング49
の側壁面にさらに設けている。なお以下においては、こ
の浴室加熱ユニットZによって浴室暖房を行う場合に限
定して説明する。
上記風呂用熱交換器29と浴室用熱交換器30とは、第
3図に示しているように互いに直列に接続しており、こ
の径路に圧縮機lからの吐出冷媒を循環させる場合に、
浴槽加熱ユニッ+−Wの循環ポンプ46を運転し、浴室
加熱ユニットZ内の送風ファン50を停止することによ
って前記浴槽加熱運転が行われる。つまり送風ファン5
0の停止状態では、浴室用熱交換器30での熱交換を生
じずに冷媒はこれを素通りし、風呂用熱交換器29のみ
が凝縮器として機能する。一方、循環ポンプ46を停止
して送風ファン50を運転する場合には風呂用熱交換器
29での熱交換が生じなくなり、浴室用熱交換器30が
凝縮器として機能し、浴室暖房運転が行われることとな
る。そして上記浴槽加熱運転と浴室暖房運転とは、後述
するように通常いずれか一方を択一的に行うようにして
いる。
に記ヒートポンプシステムにおいては、圧縮機lからの
吐出冷媒を各室内熱交換器28から室外熱交換器12へ
と回流させて室内の暖房を、また室外熱交換器12から
各室内熱交換器28へと冷媒を回流させて室内の冷房が
行われる。また上記暖房運転時に、浴槽・浴室加熱ユニ
ットw、z側にも圧縮機1からの吐出冷媒を分流して循
環させることで、浴槽加熱或いは浴室暖房運転を同時に
行うこともできる。
さらに圧縮機1からの吐出冷媒を給湯用熱交換器35か
ら室外熱交換器12へと回流させることで、貯湯タンク
34内の湯水を加熱する給湯加熱運転が、また圧縮機l
からの吐出冷媒を給湯用熱交換器35と各室内熱交換器
28とに分流して供給した後、室外熱交換器12へと回
流させる運転で、暖房と給湯加熱との同時運転が行われ
る。さらに給湯用熱交換器35から各室内熱交換器28
へと回流させる運転によって、冷房と給湯加熱の同時運
転を行うことも可能である。また圧縮機1からの吐出冷
媒を、給湯用熱交換器35から風呂用熱交換器30へと
回流させて、上記風呂用熱交換器30が蒸発器として機
能する運転を行うことにより、浴槽湯の排熱を貯湯タン
ク34に回収する運転を行うこともできる。
上記の各運転は、各室内温度や貯湯タンク35内の湯温
等をそれぞれ検出し、検出温度が設定温度に達していな
い各利用側ユニットA−C,Y。
W、Zで発生される運転要求信号の組合せに応じて、上
記各運転モードのいずれかが選択され、選択された運転
モードに応じた径路を、四路切換弁4の切換え、第1、
第2電磁弁6.36、第1、第2電動膨張弁15.18
の開閉制御を行って形成した後、圧縮機1を運転するこ
とにより行われる。以下には、便宜上、浴槽加熱・浴室
暖房を単独で行う場合の運転の制御についてさらに詳細
に説明する。
第5図には、上記浴槽加熱・浴室暖房の運転を制御する
ための運転制御系統図を示しており、同図のように、室
外ユニッ)Xは室外制御装置(運転制御手段)60を、
また浴槽加熱ユニッt−Wは浴槽・浴室制御装置61を
それぞれ備えている。
この浴槽・浴室制御装置61内には、運転要求信号発生
部62と機器作動制御部(切換制御手段)63とが設け
られており、上記運転要求信号発生部62には、前記湯
温センサ47での検出湯温、及び浴室温度センサ54で
の検出温度が入力されると共に、さらに浴室48等に設
置されている運転操作用リモコン64での各種設定信号
が入力される。この運転操作用リモコン64には、浴槽
加熱運転スイッチ、浴室暖房運転スイッチの他、浴槽湯
温設定スイッチ、浴室温度設定スイッチ等を有している
。上記運転要求信号発生部62では、上記浴槽加熱運転
スイッチがONであることを前提に、湯温センサ47で
の検出湯温が浴槽湯温設定スイッチでの設定湯温よりも
低いときに、室外制御装置60への送信データ中の浴槽
加熱フラグFwを1とすることで、浴槽加熱運転要求信
号を室外制御装置60に出力する。このとき同時に上記
設定湯温と検出湯温との温度差信号も上記室外制御装置
60に出力する。また、上記浴室暖房運転スイッチがO
Nである場合には、上記浴室温度センサ54での検出温
度が浴室温度設定スイッチでの設定温度よりも低いとき
に、室外制御装置60への送信データ中の浴室加熱フラ
グFzを1とすることで、浴室暖房運転要求信号を室外
制御装置60に出力し、このとき同時に上記設定温度と
検出温度との温度差信号も出力する。
一方、上記室外制御装置60内には、圧縮機運転制御部
65と弁制御部66とが設けられており、上記浴槽加熱
フラグFw、或いは浴室加熱フラグFzがOから1に変
化した時に、まず弁制御部66によって、浴槽加熱・浴
室暖房時の冷媒循環径路を構成すべく四路切換弁4に対
する第3図中実線で示す切換位置への切換え、第1電磁
弁6及び第4液支管22の第2電動膨張弁18の開弁、
第2電磁弁36の閉弁が行われる。なお第1〜第3液支
管19〜21の各第2電動膨張弁18・18は、所定の
停止開度(停止中の各室内熱交換器28での液溜りや圧
縮機1への液戻りを防止するため、自然放熱に見合うだ
けのわずかな量の冷媒を流し得る開度)とする。
そして上記圧縮機運転制御部65では、上記浴槽加熱フ
ラグF−がlであるときには、風呂用熱交換器29の標
準凝縮能力に対応させて予め設定されている初期周波数
を、また浴室加熱フラグFzが1であるときには、浴室
用熱交換器30の標準凝縮能力に対する初期周波数をそ
れぞれ選定し、この周波数にて圧縮機1の運転を開始す
る。なお上記F&4とFzとが共に1である場合には、
浴室暖房よりも浴槽加熱を優先して行うことから、上記
風呂用熱交換器29に対する初期周波数を選定する。
圧縮機1の運転が上記初期周波数での運転状態となった
後には、上記各運転要求信号と共に入力される温度差の
変化に応じた周波数の増減を行いながら、上記圧縮機1
の運転を継続する。またこの運転状態で、上記FwとF
zとの内容に変化を生じ、浴槽加熱と浴室暖房との間の
運転モードの切換えを行う場合には、新たな運転モード
における初期周波数に圧縮機1の運転周波数数を変更す
る制御から行われる。なおこの間、前記弁制御部66に
よって、第1電動膨張弁】5に対する過熱度制御が行わ
れる。また上記圧縮機運転制御部65では、前記高圧圧
力スイッチ7からの高圧異常信号を監視し、この異常信
号が発生された場合には、圧縮機1の強制停止を行うよ
うになされている。
上記のように制御される冷媒循環制御と共に、浴槽加熱
ユニットWの循環ポンプ46を作動することによって浴
槽加熱運転が、また浴室加熱ユニットZの送風ファン5
0を作動することによって、浴室暖房運転がそれぞれ行
われる訳であるが、このような冷媒循環制御に連動する
循環ポンプ46及び送風ファン50の作動制御は、前記
機器作動制御部63で行うようになされており、以下、
この機器作動制御部63での制御について、第6図の制
御フローチャートを参照して説明する。
第6図のステップS1は、浴槽加熱運転直後の浴室暖房
運転への切換時を判別するための判別ビットMにOを初
期設定するステップである。次いでステップS2におい
て、上記浴槽加熱フラグF−が1であるか否かを判別す
る。F−が1である場合には、ステップS3において上
記判別ビットMを1に変更した後、ステップS4で送風
ファン50はOFFに、またステップS5で循環ポンプ
46はONにして、上記ステップS2に戻る処理を行う
。したがってF−が1である間、送風ファン50は停止
状態に、循環ポンプ46は作動状態に維持され、これに
より、室外制御装置60によって制御される冷媒循環サ
イクルで風呂用熱交換器29が凝縮器として機能し、浴
槽湯を加熱する浴槽加熱運転が行われる。
この浴槽加熱運転の継続によって浴槽湯温か上昇して設
定湯温に達すると、上記Fwを0に変更して浴槽加熱運
転要求信号は停止される。この結果、上記ステップS2
からステップS6に移行する処理が行われ、このステッ
プS6において、浴室加熱フラグFzが1であるか否か
を判別する。Fzが1である場合には、次いでステップ
S7において送風ファン50の作動を開始する。そして
次のステップS8においては、上記判別ビットMが1で
あるか否かを判別する。Mが1である場合、すなわち上
記浴槽加熱運転の終了に続く浴室暖房運転への切換えで
ある場合に、次いでステップS9において、循環ポンプ
遅延タイマtmの計時を開始し、このタイマLmでの計
時時間が設定時間口(例えば60秒)に達するまで(ス
テップ510)は、上記ステップS5を経てステップS
2に戻る処理を行う。したがってこの間、送風ファン5
0と循環ポンプ46との同時運転が行われ、風呂用熱交
換器29と浴室用熱交換器30との両者が共に凝縮器と
して機能する運転が行われる。
その後、上記タイマtmでの計時時間が設定時間t1に
達すると、上記ステップ31.0からステ・ノブS11
に移行し、このステップにて判別ビ・ントMをOに変更
した後、ステップSL2において循環ポンプ46の作動
を停止して、ステップS2に戻る処理を行う。したがっ
て以降は、上記Fzが1である間、ステップS2.56
〜S8、S+、2を経る処理が繰返され、したがって送
風ファン50のみの運転、すなわち浴室用熱交換器30
を凝縮器として機能させる浴室暖房運転が継続される。
なお上記の浴室暖房運転の継続中に、浴槽湯温か低下し
て再度浴室加熱フラグFwに1が設定された場合には1
.ステップ82〜S5の繰返し処理となって、上記した
浴槽加熱運転が優先して行われることとなる。また上記
浴室暖房運転の継続により浴室の温度が設定温度に達し
、F−とFzとが共に0となった場合には、ステップS
2、S6からステ・ノブS13における送風ファン50
の停止と、ステップS14における循環ポンプ46の停
止とを行ってステップSlに戻る処理が繰返されて運転
の停止状態に維持される。またこの運転の停止状態から
、浴室暖房運転要求信号のみが新たに発生された場合に
は、ステップS2.86〜S8からステップS12に移
行する処理の繰返しとなって、初めから送風ファン50
のみを作動する浴室暖房運転が開始される。
第7図のタイムチャートは、上記制御結果の一例を示し
ており、同図のように、浴槽加熱フラグFwがOから1
に変化した時点で、圧縮機1と循環ポンプ46とを起動
して、浴槽加熱運転が開始される。上記Fwが1である
間に浴室加熱フラグFzが1に変化しても、上記浴槽加
熱運転が優先して行われ、したがって送風ファン50ば
停止状態に維持される。
そして上記FwがOに変化した時点(C)で、上記Fw
が1であることに対応する浴室暖房運転への切換えが行
われるが、この切換えは、上記切換時点Cで、送風ファ
ン50を新たに作動し、その後上記切換時点Cから所定
の短時間tl (例えば60秒)経過後に循環ポンプ4
6を停止して浴室暖房運転に移行する。第8図には、こ
のような制御に伴う冷媒配管系での高圧圧力の変化を模
式的に示している1図中破線で示した曲線は、上記切換
時点Cにおいて循環ポンプの停止と送風ファンの起動と
を同時に行う従来例での圧力変化を示しており、この場
合、上記切換時点Cにおいて、室外制御装置60により
圧縮機lに対して浴室用熱交換器30の標準凝縮能力に
応する初期周波数が設定され、この周波数へと漸減させ
る圧縮能力の変更制御が開始されるが、この制御による
圧縮能力の低下を待たずに、上記切換時点Cで浴室用熱
交換器30のみを凝縮器として機能させる運転への切換
えが行われていたために、凝縮能力に対して過大な冷媒
量の供給状態となり、この結果、高圧圧力の上昇を生じ
て許容上限圧力ptに達し、圧縮機1の強制停止を行う
場合を生していた。この場合には、圧縮機1の停止状態
を例えば3公開維持して圧力の低下を待ち、その後に浴
室暖房運転が再開される。
一方、上記実施例においては、切換時点Cから所定時間
t1の間、送風ファン50と循環ポンプ46との同時運
転が行われ、風呂用熱交換器29と浴室用熱交換器30
とが共に凝縮器として機能する。したがって圧縮機1の
圧縮能力を浴室用熱交換器30に対する初期周波数へと
低下させる制御と共に、図中実線で示すように、高圧圧
力は漸減し、この結果、圧力の異常上昇を生じることな
く、浴室用熱交換器30での凝縮能力に見合う圧縮能力
となる。その後、循環ポンプ46を停止して送風ファン
50のみの運転状態に切換えることによって、圧縮機1
の強制停止を生じることなく浴室暖房運転状態へと移行
する。したがって上記実施例によれば、圧縮機lの高圧
圧力の上昇による異常停止がなくなり、これにより発停
頻度が減少するので、例えば圧縮機lの耐久性能が向上
すると共に、圧縮機1の停止期間が少なくなることによ
って、加熱効率、加熱能力が向上する。
なお上記循環ポンプ46の継続運転時間tI (例えば
60秒)は、圧縮機1の圧縮能力の変更が浴室用熱交換
器30に対する初期周波数に略応じる運転状態へと変化
するのに必要な時間であると共に、この間に浴槽湯が設
定湯温まりも必要以上に昇温しない時間として設定され
る。
以上、この発明の具体的な実施例についての説明を行っ
たが、上記実施例はこの発明を限定するものではなく、
この発明の範囲内で種々の変更を行うことが可能であり
、例えば上記においては風呂用熱交換器29での凝縮能
力が浴室用熱交換器30での凝縮能力よりも大きい場合
を例に挙げたが、凝縮能力の大小が逆の場合、或いは空
気との熱交換を行う熱交換器同士や湯水との熱交換を行
う熱交換器同士等、凝縮能力の異なるその他の熱交換器
の組合せに対してこの発明を適用することが可能であり
、また上記においては、室外熱交換器12に対して直列
接続された熱交換器29.30の構成を例に挙げたが、
熱源側熱交換器に利用側熱交換器を互いに並列に接続す
る構成においても、この発明の適用が可能である。
(発明の効果) 上記のようにこの発明のヒートポンプシステムにおいて
は、凝縮能力の小さな利用側熱交換器を凝縮器として機
能させる運転状態への切換時に、凝縮能力の低下を生じ
ない期間が設けられ、この間に圧縮機に対して上記利用
側熱交換器の凝縮能力に見合う圧縮能力への低下が行わ
れることで、切換時の圧力上昇が抑えられ、従来のよう
な高圧異常等による運転の停止頻度が低減する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の機能ブロック図、第2図はこの発明
の一実施例におけるヒートポンプシステムの全体構成を
示す模式図、第3図は上記装置の冷媒回路図、第4図は
上記装置における浴室加熱ユニットの構成を示す斜視図
、第5図は上記装置における浴槽加熱運転と浴室暖房運
転との運転制御系統図、第6図は上記装置における機器
作動制御部でなされる制御のフローチャート、第7図は
上記制御の一例を示すタイムチャート、第3(図は上記
制御結果における高圧圧力の変化例及び従来の装置にお
ける高圧圧力の変化例を示すグラフである。 1・・・圧縮機、12・・・室外熱交換器(熱源側熱交
換器)、29・・・風呂用熱交換器(第1熱交換器)、
30・・・浴室用熱交換器(第2熱交換器)、60・・
・室外制御装置(運転制御手段)、63・・・機器作動
制御部(切換制御手段)、X・・・室外ユニット(熱源
側ユニット)、W・・・浴槽加熱ユニット(第1利用側
ユニ・ント)、Z・・・浴室加熱ユニッI−(第2利用
側ユニット)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、圧縮能力可変な圧縮機(1)と熱源側熱交換器(1
    2)とを有する熱源側ユニット(X)に、第1熱交換器
    (29)を有する第1利用側ユニット(W)と、上記第
    1熱交換器(29)よりも凝縮能力の小さい第2熱交換
    器(30)を有する第2利用側ユニット(Z)とをそれ
    ぞれ接続し、上記第1利用側ユニット(W)からの運転
    要求信号に応じて上記第1熱交換器(29)での凝縮能
    力に応じた圧縮能力で上記圧縮機(1)を運転してこの
    圧縮機(1)からの吐出冷媒を上記第1熱交換器(29
    )から熱源側熱交換器(12)へと回流させる一方、上
    記第2利用側ユニット(Z)からの運転要求信号に応じ
    て上記第2熱交換器(30)での凝縮能力に応じた圧縮
    能力で上記圧縮機(1)を運転してこの圧縮機(1)か
    らの吐出冷媒を上記第2熱交換器(30)から熱源側熱
    交換器(12)へと回流させるべく制御する運転制御手
    段(60)を設けて成るヒートポンプシステムであって
    、上記第1熱交換器(29)が凝縮器として機能する運
    転状態から上記第2熱交換器(30)が凝縮器として機
    能する運転状態への切換えを行う際に、上記第1、第2
    熱交換器(29)(30)の双方を共に凝縮器として所
    定時間機能させた後、第2熱交換器(30)のみが凝縮
    器として機能する運転に切換える切換制御手段(63)
    を設けていることを特徴とするヒートポンプシステム。
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