JPH02217190A - 電気抵抗溶接用電極 - Google Patents

電気抵抗溶接用電極

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JPH02217190A
JPH02217190A JP3725589A JP3725589A JPH02217190A JP H02217190 A JPH02217190 A JP H02217190A JP 3725589 A JP3725589 A JP 3725589A JP 3725589 A JP3725589 A JP 3725589A JP H02217190 A JPH02217190 A JP H02217190A
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JP
Japan
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electrode
alloy
resistance welding
electric resistance
weight
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Application number
JP3725589A
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Inventor
Hiroshi Fukutome
福留 博
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気抵抗溶接用電極、特にその材料に関する
〔従来の技術〕
周知のように、電気抵抗溶接は、被溶接材を電極間に設
置し、電極により被溶接材を加圧しながら、電極間に大
電流を流し、被溶接部の接合部に生じるジュール熱によ
り、ナゲツトを形成し、被溶接材を接合する溶接法であ
り、各種の溶接に適用されている。
かかる電気抵抗溶接の電極としては、通常銅系のものが
用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、耐蝕性に優れた亜鉛メツキ鋼板に対する電気抵
抗溶接においては、大電流を必要とし種々の問題がある
すなわち、亜鉛メツキ鋼板に対する抵抗溶接では大電流
を流すため、電極表面が高温に加熱される。その一方で
、電極母材の銅と鋼板表面の亜鉛とが反応して生じる黄
銅は、溶融温度および高温強度が低い。したがって、抵
抗溶接中において、黄銅が軟化変形してしまい、かつ電
極自体の損耗が著しい。その結果、被溶接材との接触面
が増大し、電流密度が低下するので、適切なナゲツトの
形成が困難となる。
そこで、かかる点につき、改良が試みられている。たと
えば、特開昭56−151180号のように、Cuベー
スの電極材料にNi、Si、Mnを含有させた電極、C
u−Cr合金電極、Cu−Cr−Zr電極、あるいは特
開昭58−141876号のように、酸化物分散銅の表
面に窒化物、炭化物、炭窒化物の被覆層を有する電極、
特開昭62−114780号および同60−22799
7号のように、母材のCu合金と異なる成分の物質で表
面層を形成した電極、アルミナや酸化チタンなどの酸化
物を分散させた分散型60合金電極などが提案されてい
る。
しかしながら、これら電極のいずれもが前記問題を十分
解決するに到っていない。
たとえば、Cu−Cr合金、Cu−Cr−Zr合金は、
高伝導性を有し、耐軟化性および高温強度の点で優れる
けれども、製造時に約1000℃の高温で焼き入れ処理
を行うため、その際、結晶粒が粗大化して耐変形性が悪
い場合があり、そのため電極先端にクラックが生じ易い
アルミナなどの酸化物分散型Cu合金は、内部酸化法に
よって製造するものであるため、多量の酸化物を分散さ
せることが難しく、分散できる酸化物量の上限は約1%
で、このため硬度および耐熱性の改善効果は極く僅かで
ある。
さらに、表面が異種成分で形成された電極は、電極表面
が損傷した場合、再使用(ドレッシング)が困難であり
、実用的でない。
そこで本発明の主たる目的は、抵抗溶接用電極として必
要とされる熱伝導性および電気伝導性に優れることは勿
論、高温軟化抵抗性および高温強度が高く、高品位およ
び高寿命の電気抵抗溶接用電極を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本第1発明は、Cuに、La
およびCeの少なくとも一方を合計量として、0.00
03〜2.0重量%を含有し、残部が不可避的不純物か
らなることを特徴とするものである。
また、第2発明は、Crを材料中に0.3〜1.4重量
%含有したCu合金に、LaおよびCeの少なくとも一
方を合計量として、0.0003〜2.0重量%を含有
し、残部が不可避的不純物からなることを特徴とするも
のである。
さらに、第3発明は、材料中にCrを0.3〜1.4重
量%、およびZrを002〜1.0重量%含有したCu
合金に、LaおよびCeの少なくとも一方を合計量とし
て、o、 oooa〜2.0重量%を含有し、残部が不
可避的不純物からなることを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明者は、従来の電極が、高温強度、高温導電性、電
熱性など電極の損傷の観点のみから設計されてきたのに
対して、いわゆる軟鋼板のみならず、亜鉛メツキ鋼板(
亜鉛または亜鉛系合金)と電極との相互作用たとえば合
金化挙動に着目したところ、Cu系電極材料にLaやC
eを含有させると、高い強度と優れた高温軟化抵抗性を
示すこと、しかも亜鉛系メツキ鋼板に対して抵抗溶接す
る場合における電極の寿命が著しく延びることを見出し
た。
この理由は必ずしも明白ではないが、LaやCeはCu
に殆ど固溶せず、微細析出物による析出硬化によって、
高い強度と優れた高温軟化抵抗性を示すとともに、これ
らはZnの融点を著しく上昇させるため、溶接時のジュ
ール熱による合金化反応を抑制するために亜鉛系メツキ
鋼板における寿命を延ばすと考えられる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
本発明の組成の量の限定理由を説明すれば、Laおよび
またはCeの合計量が、0.0003重量%(以下単に
%と言う)未満では、上記効果が不十分であり、2.0
%を超えると溶接時に電極先端にクラックが生じ易くな
るからである。
Crを添加すると、硬度と耐熱性の向上を図ることがで
きる。0.3%未満ではその効果が明確でなく、14%
を超えると、粗Cr結晶の増加によって脆化する。
Zrを添加すると、Cu合金の硬度が高まり、Znによ
る浸食抑制効果がみられる。002%未満では効果が薄
いし、1.0%を超えると熱伝導性および電気伝導性が
低下する。
本発明は亜鉛メツキ鋼板に対しての抵抗溶接に特に著し
い効果を示すが、対象として他のものでも勿論よい。
〔実施例〕
次に実施例によって本発明の効果を明らかにする。
種々の電極材料により、電極を形成し、それぞれについ
て寿命を調べた。
供試材は0.8mmの溶融亜鉛メツキ鋼板である。
溶接条件としては、溶接電流: 12000Δ、通電ザ
イクル・12、加圧カニ200kgf、打点速度=5秒
/打点とし、それぞれ共通にした。
その結果、第1表に示す結果を得た。
なお、電極寿命は、点溶接作業標準(JISZ−361
1)に従い、有効ナゲツト径が5v’t(t:板厚)よ
り小さくなる最初の打点数をもって表した。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば、とくに亜鉛系メツキ鋼
板であっても、寿命を飛躍的に延ばすことができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Cuに、LaおよびCeの少なくとも一方を合計
    量として、0.0003〜2.0重量%を含有し、残部
    が不可避的不純物からなることを特徴とする電気抵抗溶
    接用電極。
  2. (2)Crを材料中に0.3〜1.4重量%含有したC
    u合金に、LaおよびCeの少なくとも一方を合計量と
    して、0.0003〜2.0重量%を含有し、残部が不
    可避的不純物からなることを特徴とする電気抵抗溶接用
    電極。
  3. (3)材料中にCrを0.3〜1.4重量%、およびZ
    rを0.02〜1.0重量%含有したCu合金に、La
    およびCeの少なくとも一方を合計量として、0.00
    03〜2.0重量%を含有し、残部が不可避的不純物か
    らなることを特徴とする電気抵抗溶接用電極。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0849028A (ja) * 1994-05-23 1996-02-20 Korea Inst Of Mach & Metals 銅−ジルコニューム−セリューム−ランタン合金とその加工熱処理方法
JPH08199263A (ja) * 1995-01-23 1996-08-06 Korea Inst Of Mach & Metals 銅(Cu)−クローム(Cr)−セリューム(Ce)−ランタン(La)合金とその加工熱処理方法
JPH08199262A (ja) * 1995-01-13 1996-08-06 Korea Inst Of Mach & Metals 銅−クローム−ジルコニューム−セリューム−ランタン合金とその加工熱処理方法
CN106319279A (zh) * 2015-06-29 2017-01-11 新疆正源泰铜合金科技有限公司 一种高导电高导热高硬度高耐磨edm铜合金材料及其制备方法

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