JPH02217140A - 金属薄帯連続鋳造装置 - Google Patents

金属薄帯連続鋳造装置

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JPH02217140A
JPH02217140A JP3633689A JP3633689A JPH02217140A JP H02217140 A JPH02217140 A JP H02217140A JP 3633689 A JP3633689 A JP 3633689A JP 3633689 A JP3633689 A JP 3633689A JP H02217140 A JPH02217140 A JP H02217140A
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Shigeru Ogawa
茂 小川
Shuichi Hamauzu
浜渦 修一
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、溶湯から直接金属薄帯を連続的に製造する、
金属薄帯連続鋳造装置に関する。
[従来の技術] 溶湯から金属薄帯が直接製造できると、圧延工程が大幅
に簡易化できるために好ましい。
第5図は、特開昭61−27675号公報に記載の、双
ドラム式金属薄板連続鎚造機の例である。溶湯6は、矢
印方向に回転する2本の回転ドラム18−1と18−2
で形成される湯溜り部に注入される。回転ドラムと接し
た溶湯は、m点からn点迄の間で冷却されて凝固シェル
を形成するが、1g−1と18−2上にそれぞれ生成し
た凝固シェルはn点で合体して、金属薄板9となって取
り出される。この方法で生産性(トン/時間)を大きく
するためには回転ドラムを早く回転させる事となるが、
m点とn点の距離が短いために、早く回転させると凝固
シェルの厚みが不十分で、所定の厚さの金属薄板が製造
できない。又回転ドラムの直径を大きくすると、極めて
大規模な設備となる。
第6図は、特開昭59−47047号公報に記載の、双
ベルト式金属薄板連続鋳造機の例である。溶湯6は、矢
印方向に回転するプーリー19−1.19−2.19−
3に張り渡されて走行する無端ベルト1と、同様にして
張り渡されて走行する無端ベルト1′とで形成される湯
溜り部に注入される。無端ベルト1及び1′は、裏面が
冷却装置20で冷却されているため、無端ベルトに接し
た溶湯は凝固シェルを形成し、凝固が大兄完了した金属
板21として取り出される。
この方法で薄い板厚の金属板を製造するには、無端ベル
ト1と1′との間隔tを狭くすることとなるが、この方
法でtを小さくし過ぎると、溶湯の注入流22が無端ベ
ルトに当って、無端ベルトを損傷し又金属板21の表面
肌が損われるため、好ましくない。
以上述べた如く、双ドラム式金属薄板連続鋳造機は、板
厚の薄い金属薄板が製造できるが、高い生産性を得る事
は容易でなく、又双ベルト式金属薄板連続鋳造機は、例
えば第6図で19−1と19−2との間隔を大きく配す
る事によって、高い生産性が得られるが、薄い金属板の
製造は容易ではない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、薄い金属帯を高い生産性で製造でき且つ、金
属帯の板厚分布を精度よく制御できる金属薄帯連続鋳造
装置を開示するものである。
[課題を解決するための手段および作用]第1図は本発
明の金属薄帯連続鋳造装置の例の全体図で、(A)は側
面を示す図、(B)はX−X断面図、(C)はY−Y断
面図である。
本発明の薄帯連続鋳造装置は、上ロール2と下ロール3
との間で、傾斜して、例えば矢印5方向に走行する無端
ベルト1と、これと対面して配され上ロール2′と下ロ
ール3′との間で傾斜して、例えば矢印5′方向に走行
する無端ベルト1′とで、上広鋳型内壁の長辺面が形成
されている。尚本発明で無端ベルト1や1′は、例えば
テンションロール8や8′によって張力をかけて張り渡
されている。7と7′とはサイド堰で、例えば無端ベル
ト1と1′の走行方向に沿った上広型で、無端ベルトに
挟まれて、上広鋳型内壁の短辺面を形成する。溶湯6は
鋳型内に注入されるが、無端ベルトは裏面が冷却パッド
4,4′によって冷却されているため、鋳型内で凝固シ
ェル10.10’を形成し、鋳型の下端で凝固シェル1
0.10’は合体して金属薄帯11となる。
本発明の薄帯連続鋳造装置は、先に述べた双ドラム式の
薄板連続鋳造機とは異なり、上ロール2(2’)と下ロ
ール3(3’)とを十分前して設けた設備とする事が容
易であり、従って高速度で鋳造しても、十分な厚さの凝
固シェル10.10’が得られて、所定の厚さの金属薄
帯が製造できる。又本発明の薄帯連続鋳造装置は、先に
述べた公知の双ベルト式薄板連続鋳造機と異なり、溶湯
は上広型の鋳型に注入されるため、板厚が薄い金属帯の
鋳造に際しても、溶湯の注入流が無端ベルトに当って、
無端ベルトを損傷したり金属薄帯11の表面肌を損う事
がない。
本発明の薄帯連続鋳造装置では、凝固シェル10と10
′の合体に際して、下ロール3と3′は無端ベルト1と
1′を介して凝固シェルを加圧する。この加圧によって
金属薄帯11の厚さや断面形状が調整される。
この装置では板厚が薄く、後工程の圧延で板厚方向の圧
下量が少ない板厚の薄い金属薄帯が製造できる。しかし
この際は金属薄帯の寸法や形状を、後の圧延工程に適す
るように正確に制御する事が重要である。例えば横断面
が、後の圧延に適していないクラウンやコンケープ形状
の板厚分布の金属薄帯は、圧延後の薄板に中伸びや耳波
等の平坦度不良が発生するため、好ましい圧延材ではな
い。
本発明では下ロール3(3’)に、ロールクラウン可変
型のロールを用いる。このロールクラウン可変型のロー
ルは、下ロールの何れか一方に設けてもよいし、又下ロ
ール3及び3′の双方がロールクラウン可変型のロール
であってもよい。
第2図は第1図のY−Y断面で、下ロール3をクラウン
可変とする構造の例を示す図である。加圧媒体15(例
えば水、油)は、加圧媒体供給口12からロール内導入
され、ロール内部に周方向に設けた間隙13内に充満し
て加圧する。この加圧によってロールの外殻16は矢印
17の方向にロールクラウンを生せしめる。14は加圧
媒体15の排出口である。
このロールで、加圧媒体15の圧力を制御すると、所望
のロールクラウンを有するロールとなる。
第3図は、ロールクラウン可変型の他の構造の例を示す
図である。第3図(A)に見られる如くこのロールクラ
ウン可変型のロールは複数の短胴ロール28−1.・・
・、 28−nを有する。
第3図(B)及び(C)は、例えば短胴ロール28−1
のZ−Z断面図である。各短胴ロールは、回動しない固
定心材25と回動しない可動ラム26が、加圧媒体24
を介して嵌合されている。27はリングスリーブで、固
定心材25と可動ラム26の外周を回動自在に設けられ
ている。第3図(B)で加圧媒体24の圧力を大きくす
ると、可動ラム26は押し出されて、第3図(C)の如
くとなり、リングスリーブ27は矢印23の方向に張り
出される。
尚、固定心材25と可動ラム26で形成される外周とリ
ングスリーブ27の内周は、公知の方法で潤滑されてい
る。短胴ロール28−1.・・・、 28−nの加圧媒
体の圧力を変えて、各々の矢印23方向の張り出し量を
制限すると、下ロール3は所望のクラウンやコンケープ
を有するロールとなる。
第4図は、ロールクラウン可変型のさらに他の構造の例
を示す図である。これは第3図において分割されていた
スリーブ27を一体型としたものであり、基本構造およ
び機能は第3図の装置と同様であるが、スリーブ27を
一体とすることによって固定芯材25および可動ラム2
6とスリーブ27との潤滑が容易な構造となっている。
以上述べた如く、下ロール3 (3’ )はクラウン可
変型の下ロールである。本発明では下ロールのクラウン
を調整して、無雑ベルト1,1′を介して金属薄板11
を加圧するが、このクラウンの調整によって金属薄板1
1の板厚分布は、次工程の圧延に適するように制御され
る。従って本発明の装置を用いて製造した金属薄帯は、
圧延工程で圧下量が少ない、薄い板厚の金属薄帯にあっ
ても、圧延後の薄板の中伸びや耳波等が防止されて、好
ましい圧延材となる。
[実施例1] 第1図のような構造を有し、ベルト肉厚1mm。
ベルト幅800mmの鋳造装置を用いて、SUS 30
4のステンレス鋼組成を有する温度1490℃の溶鋼を
湯溜りに注入し、肉厚2mm 、板幅600mmの金属
薄帯を製造した。下端ロール3および3′は直径300
mmで第2図に示すような油圧方式による可変ロールク
ラウン構造となっている。
下端ロール3および3′のプロフィルは、油圧が250
kgf/am2のとき、ロールクラウンが零になるよう
に加工を施しておいた。この結果、当初下端ロール3お
よび3′の油圧を100kgf/cm2として鋳造を行
ったところ、50μmの凸クラウンを有する鋳片が得ら
れた。そこで油圧を250kgf/cm2に上げたとこ
ろ、はぼ板クラウン零の鋳片が得られた。
[実施例2] 第1図のような構造を有し、ベルト肉厚1mm。
ベルト幅800mmの鋳造装置を用いて、SO3304
のステンレス鋼組成を有する温度1490℃の溶鋼を湯
溜りに注入し、肉厚2mm 、板幅600mmの金属薄
帯を製造した。下端ロール3は直径300mmで第4図
に示すように回動する一体スリーブ27の内側に回動し
ない固定心材25と回動しない可動ラム26を軸方向に
5組配した構造となっており、下端ロール3′はクラウ
ン零の固定クラウンロールとなっている。
当初、下端ロール3の可動ラム26−1〜26−5の位
置は一定として鋳造を開始した。この結果、はぼ板厚分
布−様すなわち板クラウン零の鋳片が得られた。そこで
可動ラム26−2.26−4の位置は固定したまま、可
動ラム26−3を鋳片から遠ざかる方向に0゜017m
m移動し、可動ラム26−1および26−2を鋳片に近
づく方向に0.048mm移動したところ、50μmの
凸クラウンを有する鋳片が得られた。
[発明の効果] 本発明の金属薄帯連続鋳造装置を用いる事によって、薄
い金属帯を高い生産性で製造でき、且つ金属帯を次工程
の圧延に好ましい形状に精度よく制御する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金属薄帯連続鋳造装置の例の全体図 第2図は下ロールのクラウン可変構造の例を示す図 第3図は下ロールの、他のクラウン可変構造の例を示す
図 第4図は下ロールの、更に他のクラウン可変構造の例を
示す図 第5図は双ドラム式金属薄板連続鋳造機を示す同第6図
は公知の双ベルト式金属薄板連続鋳造機を示す図 である。 1(1’) :無端ベルト、 2(2’):上ロール、
3(3’):下ロール、 4(4’):冷却パッド、5
(5’):走行方向(ベルト)、 6:溶湯、 7(7
’):サイド堰、 8(8’):テンションロール、 
9:金属薄板、 10(10’) :凝固シェル、 1
に金属薄帯、 12:加圧媒体供給口、 13:間隙、
14:加圧媒体排出口、 15:加圧媒体、 16:ロ
ール外殻、 17二ロール外殻の張り出し方向、18(
18−1,2) :回転ドラム、 19(19−1,2
,3) :回転プーリー、 20:冷却装置、 21:
金属板、22:注入流、 23:ロール外殻の張り出し
方向、24:加圧媒体、 25(25−1〜n):固定
心材、26(26−1〜n):可動ラム、 27:リン
グスリーブ、 28(28−1〜n):短胴ロール。 特許出願人  新日本製鐵株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 張り渡されて上ロール2(2′)と下ロール3(3′)
    の間で傾斜して走行し上広鋳型の長辺壁を形成する無端
    ベルト1と1′とを有し、下ロールがロールクラウン可
    変型の下ロールで、下ロールのロールクラウンを調整し
    て、鋳型の下端で無端ベルト1と1′との間隙から取り
    出される金属薄帯の板厚分布を制御する、金属薄帯連続
    鋳造装置
JP1036336A 1989-02-17 1989-02-17 金属薄帯連続鋳造装置 Expired - Lifetime JP2894713B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010519046A (ja) * 2007-02-26 2010-06-03 エスエムエス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト 金属のストランドを鋳造する装置

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JPS58154444A (ja) * 1982-03-10 1983-09-13 Sumitomo Metal Ind Ltd ツインベルト型連鋳機
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