JPH02214545A - アルミナウィスカーを有する触媒反応器用担持母体の製造方法 - Google Patents
アルミナウィスカーを有する触媒反応器用担持母体の製造方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
媒コンバータ)のための触媒担持母体の製造方法に関す
る。
る担持母体は高温に耐えるAQ含有ステンレスII箔に
よるハニカム構造体(メタルハニカムと称される)が用
いられている。すなわち、担持母体は触媒物質で被覆さ
れるが、その為AQ含有ステンレス#I箔の表面は触媒
物質との密着性を強化するためアルミナウィスカーを生
成させている。アルミナウィスカーを生成させる方法に
ついては、既に特開昭56−96726号、特開昭56
−152965号、特開昭57−71898号、戒は特
開昭62−299711号がある。これらの方法はAM
含有ステンレス鋼を適当な前処理を施した後、何れも最
終的に大気中で長時間酸化させてウィスカーを生成させ
るのである。
常平坦な鋼箔と波形に加工された鋼箔を交互に層状に配
置し、これを円筒形成は楕円形に巻回成形したものが広
く用いられている。しかし、このようなハニカム構造体
に排気ガスを流通させると部材である鋼箔はガス流通方
向にづれ、所謂テレスコープと称される現像を生ずる。
接が施されている。ハニカム構造体にろう接を施す方法
について特開昭61−199574号、特願昭61−1
81665号には、はんだろう材を挿入、加熱、ろう接
する方法が開示されている。
も熱処理によるものであるから、この両者を効率良く行
なうことが必要である。アルミナウィスカーを有する表
面は、酸化物で覆われているのでろう接には不適当であ
る。したがって、この酸化物の表面をろう接するには酸
化物を破壌するような特殊な処理を行なうか、或はアル
ミナウィスカーの生成前、大気中酸化以前にろう接を行
なわなければならない。
理方法によって異なるが、何れの場合も最終的に900
℃付近の大気中で長時間酸化する。
とはアルミナウィスカーの生成に大きく影響する。特に
1050℃を超える高温の熱処理を施すと、熱処理雰囲
気によらず、アルミナウィスカーの生成は阻害される。
施す場合、その熱処理条件は1050℃以下というよう
に大きく制約を受ける。他方、触媒コンバータの使用さ
れる環境はエンジン近傍の排ガス系に位置することから
、通常900℃付近である。また、エンジン内でミスフ
ァイヤー等が起これば、温度は瞬間的に1100℃程度
まで上昇することがある。したがって、ろう接部材には
1100℃程度でも溶融破断等のない特性を有するもの
が要求される。
熱処理条件の中でアルミナウィスカーの生成を阻害する
ことなくろう接し、その後ろう液処理温度より高い11
00℃以上の再溶融温度を得るろう材はなかった。
生成を阻害することなくろう接し、且つ、例えば、11
00℃程度の使用温度においても溶融破断等のない特性
を有するろう接を施したアルミナウィスカーを有する触
媒反応器用担持母体の製造方法を堤供するものである。
板を層状に交互に配置し、ろう接とアルミナウィスカー
生成工程とによってハニカム状の触媒物質を担持するア
ルミナウィスカーを有する触媒反応器用担持母体の製造
方法において、低温用ろう接材及び高温用ろう接材の少
なくとも2種類以上のろう接材を使用し、該ろう接材を
密着或は混在して前記ハニカム内に挿入し、アルミナウ
ィスカーの生成以前に1050℃以下で低温用ろう材の
みが溶融する温度に加熱して低温用ろう接材で仮ろう接
する工程とアルミナウィスカーの生成後、高温用ろう材
の溶融する温度以上の温度に加熱して高温用ろう接材で
ろう接する工程からなる2段階のろう液熱処理を行なう
ことを特徴とする担持母体の製造方法である。
のろう材を用い、そのろう材の熱処理をアルミナウィス
カーの生成のための大気中酸化処理の前後に分けて行な
うものである。
ミナウィスカーの生成を151害しない熱処理条件でろ
う接が完了するものと高温用として担持母体の環境中で
再溶融等の起こることのない高温での特性に優れたろう
材との2種類以上を必要とする。ろう材の形状には特に
制約はなく、板。
は、例えば、板状の場合には互いに密着して、また、粉
末状、ペースト状の場合には混合する等して2種類のろ
う材をハニカム構造体内に挿スする。ハニカム構造体内
に挿入する方法は2種類のろう材が、上述のようにして
重なるか、混合されて配置されれば良く、方法に制限は
ない。ただ、触媒反応器として使用する場合の性能の観
点から、本出願人の出願にかかる特願昭63−1816
65号に開示されているように、ハニカム構造体成形時
に、その中央部にろう材を挿入する方法が好ましい。
ための2回の熱処理とアルミナウィスカー生成のための
大気酸化処理が施される。先ず、第1回目の熱処理は、
低温用ろう材のろう接最適温度にて処理されるが、この
熱処理はアルミナウィスカーの生成に大きく影響するた
め制限される。
性雰囲気で1050℃以下、10分以内の短時間処理で
なければならない。そのため、低温用ろう材は、この条
件内でろう接の可能なものを把握する必要がある。
されアルミナウィスカーが生成する。その後2回目のろ
う液処理が施される。この2回目のろう傍熱処理は特に
制限はなく、触媒反応器の使用環境下で優れた特性をも
つ高温ろう材のろう接最適温度にて実施される。
われる。このため1次に行なわれるウィスカー生成のた
めの大気酸化から母材、ろう接面と高温ろう材が保護さ
れ、2回目のろう接が可能となる。この1回目のろう接
の熱処理は、1050℃以下、10分以内であれば、ア
ルミナウィスカーを生成するAQ含有ステンレス鋼の特
性、前処理の効果を妨げることはない。むしろ、非酸化
性雰囲気で行なわれるこの熱処理はアルミナウィスカー
の生成を促進する。このためウィスカーの生成に関して
は、すでに特開昭56−96726号、特開昭56−1
52965号、特開昭57−71898、或は特開昭6
2−299711等があるが、何れの場合もアルミナウ
ィスカー生成のための大気酸化以前に行なうことが可能
である低温ろう材は特に制限はないが、大気酸化から母
材のろう接面、高温用ろう材を保護するという役割から
、Ni基の低融点タイプのものが好ましい。
高温用ろう材によって行なわれる。したがって、高温用
ろう材のろう接最適温度で行なわれるが、この条件は生
成したアルミナウィスカーハニカム構造体を破壊するよ
うな過酷な条件でなければ特に制限はない9又、低高温
用ろう材の両者が固溶する場合は固溶した合金によって
ろう接される。この場合、低高湿用ろう材の量の比によ
って最終的なろう接部の溶融点等の特性が決定され制御
することが可能である。このため高温用ろう材としては
、低温用ろう材にNi基のものを使用した場合、Ni基
の高融点タイプのものが好ましい。
高温で実施され、この熱処理によって生成しているアル
ミナウィスカーの成長は抑制され、通常の酸化が生じ、
その結果、触媒担体との密着性は何等影響されることは
ない、(例えば、特願昭63−166958号に記載さ
れているウィスカーの成長を抑制する処理をかねること
が可能である。)本発明のハニカム構造体よりなる触媒
反応器用担持母体の製造方法の1例を図面をもって説明
する。第1図はろう材の挿入を示す説明図、第2図はろ
う材の配置図、第3図は形成されたハニカム体とこれを
収納する外筒である。第1図において。
箔3との間に板状の低温用ろう材6と高湿用ろう材7と
を互いに密着したろう材lを挿入して巻き上げてハニカ
ム構造体4を成形する。ハニカム構造体内のろう材の配
置図を第2図に示す、このようにして得られたハニカム
構造体を外筒5に収納する(第3図参照)。
ス鋼の表面にAMメツキし、真空中若しくは非酸化雰囲
気中で加熱してAMをフエライト系ステンレス鋼中へ拡
散させたものを用いた(特開昭62−299711号記
載方法参照)。このフェライト板を板厚50μ■、幅7
5+amの平形及び波形帯状箔に加工し、第1図のよう
に巻回し、直径70+oa+の円筒形ハニカム構造体に
生成した。その際、低高臥用の2′Nt類のろう材箔を
重ねて平形、波形帯状箔の間の中央部両面に挿入し巻き
込んだ。低温用ろう材としてはNi基低融点タイプろう
材B−Ni−2(JIS規格)板厚10μm、幅10m
m高温用ろう材としてNi基同高融点タイプう材B−N
i−5、板厚20μ随、幅9■mを使用した。2種類の
ろう材は低温用ろう材が、高温用ろう材を保護するよう
に第2図のように重ねて配置した。巻き終り部では、ハ
ニカム構造体収納容器外筒lとのろう接のため、第3図
のように1周分多く巻かれ、収納容器に納められる。こ
の2種類のろう材の挿入されたハニカム構造体に1回目
ろう接処理り000℃、5分間真空中、ウィスカー生成
のための大気酸化処理900℃、16時間、大気中、2
回目ろう液熱処理1170℃、5分間真空中の3の熱処
理を順に加えた。
れ、テレスコープは生じなかった。ろう接部は示唆熱分
析の結果、再溶融開始温度、固相線は1140℃であっ
た。
接がアルミナウィスカーの生成を阻害することなく施さ
れたことを確認した。
材を用い、2段階に分けた熱処理を施すことでアルミナ
ウィスカーの生成をtan害することなく再溶融点の高
いろう接が施された担持1e体が製造された。この担持
母体は母材表面にアルミナウィスカーを有するため、触
媒反応器として使用する場合、触媒物質との密着性にす
ぐれ使用環境下でエンジンのミスファイヤー等で生ずる
高温の排ガスにさらされてもろう接部に溶融がなくテレ
スコープ現象、ハニカム体の破壊といったことが起きる
ことはない。
置図、第3図は形成されたハニカノ1体とこれを収納す
る外筒である9 1・・・ろう材 2・・・波形帯状箔 3・・・平形帯
状箔4・・ハニカム構造体 5・・・外筒 6・・・低
温用ろう材 7・・・高温用ろう材 第1図
Claims (1)
- 1 平坦状及び波状の2枚のAl含有の耐高温性鋼板を
層状に交互に配置し、ろう接とアルミナウィスカー生成
工程とによってハニカム状の触媒物質を担持するアルミ
ナウィスカーを有する触媒反応器用担持母体の製造方法
において、低温用ろう接材及び高温用ろう接材の2種類
以上のろう接材を使用し、該ろう接材を密着或は混在し
て前記ハニカム内に挿入し、アルミナウィスカーの生成
以前に1050℃以下で低温用ろう材のみが溶融する温
度に加熱して低温用ろう接材で仮ろう接する工程とアル
ミナウィスカーの生成後、高温用ろう材の溶融する温度
以上の温度に加熱して高温用ろう接材でろう接する工程
からなる2段階のろう接熱処理を行なうことを特徴とす
る担持母体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1032777A JPH02214545A (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | アルミナウィスカーを有する触媒反応器用担持母体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1032777A JPH02214545A (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | アルミナウィスカーを有する触媒反応器用担持母体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02214545A true JPH02214545A (ja) | 1990-08-27 |
JPH0471582B2 JPH0471582B2 (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=12368276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1032777A Granted JPH02214545A (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | アルミナウィスカーを有する触媒反応器用担持母体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02214545A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993024230A1 (en) * | 1992-05-29 | 1993-12-09 | Nippon Yakin Kogyo Co., Ltd. | Metal honeycomb support manufacturing method |
EP1061240A2 (de) * | 1999-06-17 | 2000-12-20 | Scambia Industrial Developments Aktiengesellschaft | Verfahren zum Verbinden von Verbindungsabschnitten einer Abgasanlage sowie Abgasanlage |
-
1989
- 1989-02-14 JP JP1032777A patent/JPH02214545A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993024230A1 (en) * | 1992-05-29 | 1993-12-09 | Nippon Yakin Kogyo Co., Ltd. | Metal honeycomb support manufacturing method |
EP1061240A2 (de) * | 1999-06-17 | 2000-12-20 | Scambia Industrial Developments Aktiengesellschaft | Verfahren zum Verbinden von Verbindungsabschnitten einer Abgasanlage sowie Abgasanlage |
EP1061240A3 (de) * | 1999-06-17 | 2002-12-11 | Scambia Industrial Developments Aktiengesellschaft | Verfahren zum Verbinden von Verbindungsabschnitten einer Abgasanlage sowie Abgasanlage |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0471582B2 (ja) | 1992-11-16 |
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