JPH02212143A - 装飾シートの製造方法 - Google Patents

装飾シートの製造方法

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Publication number
JPH02212143A
JPH02212143A JP1033479A JP3347989A JPH02212143A JP H02212143 A JPH02212143 A JP H02212143A JP 1033479 A JP1033479 A JP 1033479A JP 3347989 A JP3347989 A JP 3347989A JP H02212143 A JPH02212143 A JP H02212143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyvinyl chloride
sheet
polyester film
chloride sheet
decorative sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP1033479A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kasahara
笠原 一雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Leather Cloth Co Ltd
Original Assignee
Kanto Leather Cloth Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Leather Cloth Co Ltd filed Critical Kanto Leather Cloth Co Ltd
Priority to JP1033479A priority Critical patent/JPH02212143A/ja
Publication of JPH02212143A publication Critical patent/JPH02212143A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、塩ビ鋼板の表面に貼り付けられたり、壁や家
具に貼り付けられて使用される装飾シートの製造方法に
関する。
【従来の技術】
この種の装飾シートは、表面の優れた意匠性と共に、裏
面は被貼着物によく接着するように平坦性と汚れ等が付
いていないクリーン性が要求される。従来から行われて
いる製造方法としては、例えば150μ程度の比較的薄
いポリ塩化ビニルシートをカレンダー法で作り、その塩
ビシート表面にグラビヤ印刷機やエンボス機で印刷や凹
凸を付与して意匠付けを行っている。上記のような塩ビ
シート厚さであるから、余り深い凹凸をエンボス加工を
施すと、その凹凸はシート裏面にまで抜けてしまうため
、従来の装飾シートの凹凸絞は浅く付けられていて、立
体感には欠けるものであった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、エンボス加工の代りに、表面に深い凹凸を
付与し、しかも、裏面の平坦性を損わない方法について
検討した結果、ペースト状ポリ塩化ビニル塗料を例えば
ロータリースクリーン印刷機で凹凸状に厚肉印刷し、加
熱ゲル化させるという方法があることがわかった。 しかし、実際にやってみてわかったことは、ペースト状
ポリ塩化ビニル塗料はグラビヤ印刷インキ等と異なって
、加熱しないと乾燥ゲル化が行なわれないから、必ず加
熱工程が必要となリ、一方、熱可塑性樹脂である薄い塩
ビシートは該加熱工程を経ることで軟化してしまい、処
理工程を通す際の張力で容易に伸びたり切断したりして
、その用に耐え得なかった。また、張力を与えないよう
にベルト状担体上に載せて加熱工程を通しても、塩ビシ
ートは該ベルト状担体に乗っているだけだから、軟化に
伴い塩ビシート製造時の歪みが現れて伸縮を生し、それ
がガイドロールや圧着ロールを通過することではっきり
とシワがついてしまうので、到底商品とはならなかった
。更に塩ビシートをベルト状+U体に接着剤等で全面接
着したとすると、上記した歪み開放に伴う伸縮は押さえ
られても剥がすのが困難であるし、仮に剥がれたとして
も綺麗に剥がすことが難しいから、この方法も実用に供
し得ないものでしかなか゛った。 本発明者は、塩ビシートに対し接着性と剥離性という相
矛盾した性質を備え、且つ耐熱強度を有する材質の裏打
材で塩ビシートを裏打ち出来たならば、ペースト状ポリ
塩化ビニル塗料の加熱ゲル化時に、塩ビシートの勝手な
伸長を許さず、その後では剥離できて、上述した従来の
欠点を改善できることに想到した。本発明の[1的は、
従って、上記した構想を実際に実施可能ならしめる方法
を提供することにある。
【課題を解決するための手段] 本発明者は上記した要望に応えることができる素材を追及した結果、ポリエステルフィルムが上記の条件をほぼ満たすことを見出だし、本発明を完成するに至った。 即ち本発明は、加熱状態にあるポリ塩化ビニルシートの片面全面にポリエステルフィルムを後刻剥離可能な程度に接着し、次にこのポリ塩化ビニルシートの上にペースト状ポリ塩化ビニル樹脂塗料を厚肉印刷して、これを加熱ゲル化せしめるようにしたものである。 ペースト状ポリ塩化ビニル樹脂塗料の厚肉印刷にはロータリースクリーン印刷機が好適であるが、深度の深い彫刻をしたグラビヤロールのグラビヤ印刷機でもよい。立体感を更に強調した装飾シートとするために、ペースト状ポリ塩化ビニル樹脂塗料に発泡剤を含有させておき、加熱ゲル化と同時に発泡させるようにしてもよい。また、壁や家具に貼り付けて使用される装飾シートではポリ塩化ビニルシートの裏面に粘着剤の塗布層を形成することが多いが、このような粘着剤の塗布形成は従来技術によって適宜施せばよい。 尚、ポリエステルフィルムの代りに剥離紙を使ってもよいが、剥離紙の場合、耐熱性、剥離性の点では良好であるが、貼合せの点でポリエステルフィルムの場合よりもやや難しい而がある。 【作 用】
熱によってポリ塩化ビニルシートに貼り合わせるポリエ
ステルフィルムは、耐熱性を備え、片面を加熱しても寸
法安定性や強度を損なうことがなく、効果的な裏打材的
働きを奏する。しかも必要とする接着強度は勿論、後刻
引き剥せる剥離性を付与されて、綺麗に11つ容易に剥
離できる。 ポリ塩化ビニルシートは、その上に厚肉印刷したペース
ト状ポリ塩化ビニル樹脂塗料を加熱ゲル化せしめるため
加熱されても、上記したポリエステルフィルムの裏打ち
により、塩ビシト製造時の歪み解放に伴う伸縮は生じな
い。
【発明の効果】
上記のように、本発明は加熱状態にあるポリ塩化ビニル
シートの片面全面にポリエステルフィルムを接着したか
ら、接着性と剥離性の兼備という二律背反的な要請に充
分満足答え得るばかりか、後刻、ポリエステルフィルム
をill il するのに何の困難もないし、剥離後の
ポリ塩化ビニルシートの裏面は綺麗で平滑性及びクリー
ン性を確実に保証できる。 また、ポリエステルフィルムで裏打ちされたポリ塩化ビ
ニルシート上にペースト状ポリ塩化ビニル樹脂塗料を厚
肉印刷して、これを加熱ゲル化せしめたから、ポリ塩化
ビニルシートが加熱軟化しても、裏面全面に貼りついて
いるボリエステルフィルムによって、ポリ塩化ビニルシ
ートの加熱軟化に伴う歪み開放を許さず、従って伸縮の
発生を生じなくさせることができ、表面には立体感のあ
る意匠性に富む凹凸を付することかできる。
【実 施 例】
実施例1 本例は、塩ビ鋼板用の装飾シートを得るものであって、
第1図の工程図に従って作成した。 先ず下記配合表1の材料をカレンダー1にて厚さ 15
0μのポリ塩化ビニルシート2となし、直ちに厚さ25
μのポリエステルフィルム3をカレンダー1に付属した
圧着ローラ5,5′にて上記ポリ塩化ビニルシート2の
裏面に貼合わせ、しかる後、ロータリースクリーン印刷
機6にて60メツシユのスクリーンロールで下記配合表
2のペースト状ポリ塩化ビニル樹脂シルアを前記積層さ
れたポリ塩化ビニルシート1上に石目柄の凹凸状に印刷
し、予備乾燥機8で140℃、40 secにて予備乾
燥した後、加熱機9にて170℃、40secの加熱ゲ
ル化を行った。この例では、その後、巻直し機10にて
ポリエステルフィルム3を剥がすことで製品11を得た
。 製品11は、塩ビ鋼板用の装飾シートとして最適であっ
た。 配  合  表  1 (P−2000、 ストレートレジン)  V C OP 安定剤(Ba−Zn系) aCO3 顔料 配 合  表 100重量部 35   /〆 3 〃 20ノI 5  // P  V  C(P−900、ペーストジン)OP 安定剤(Ca−Zn系) 顔  料 実施例2 100重量部 40   〃 3   /〆 10// 下記配合表3の材料をカレンダー1にて厚さ250μの
ポリ塩化ビニル半硬質シート12となし、グラビヤ印刷
機13にて石目調の印刷を行った後、ラミネータ5に付
属のヒータ4で片面を加熱し、次いで厚さ25μのポリ
エステルフィルム3を上記ポリ塩化ビニルシート2の裏
面に貼合わせ、しかる後、ロータリースクリーン印刷機
6にて60メツシユのスクリーンロールで下記配合表4
のペースト状ポリ塩化ビニル樹脂シルアを前記積層され
たポリ塩化ビニルシート1上に凹凸状に印刷し、予備乾
燥機8で140℃、40secにて予備乾燥した後、加
熱機9にて170℃、40socの加熱ゲル化を行った
後、巻直し機10にてポリエステルフィルム3を剥がし
た。別に剥離紙上に、アクリル系の粘着剤をコーターラ
ミネート機14にて塗布量200g/nfに塗布し、1
30℃、40secにて乾燥すると同時に、前記装飾シ
ートの裏面に貼合せて粘着割付の装飾シートとした。こ
の製品15は壁装材や家具・建材等の表面化粧シートと
して最適であった。 配 合  表 P  V  C(1)−2000、X)レ−)レジン)
OP 安定剤(Ba−Zn系) aC03 顔  料 100重量部 17  l/ 3  〃 15  〃 5    // 配 合  表 P  V  C(1’−900、ペーストジン)OP 安定剤(Ca−Zn系) 顔料 100重量部 3   〃 1   〃
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は、本発明の装飾シートの製造方法を実
施するための夫々光なった工程図である。 1・・・カレンダー 2・・・ポリ塩化ビニルシート、
3・・・ポリエステルフィルム、4・・・ヒータ、5・
・・ラミネータ、6・・・ロータリースクリーン印刷機
、7・・・ポリ塩化ビニル樹脂ゾル、8・・・予備乾燥
機、9・・・加熱機、10・・・巻直し機、11・・・
製品。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、加熱状態にあるポリ塩化ビニルシートの片面全面に
    ポリエステルフィルムを後刻剥離可能な程度に接着し、
    次にこのポリ塩化ビニルシートの上にペースト状ポリ塩
    化ビニル樹脂塗料を厚肉印刷して、これを加熱ゲル化せ
    しめることを特徴とする装飾シートの製造方法。
JP1033479A 1989-02-13 1989-02-13 装飾シートの製造方法 Pending JPH02212143A (ja)

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JPH02212143A true JPH02212143A (ja) 1990-08-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267926B2 (en) 2000-02-21 2007-09-11 Toray Engineering Co., Ltd. Active energy beam curing type conductive paste, production method and device for conductor circuit substrate and non-contact ID and production method thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267926B2 (en) 2000-02-21 2007-09-11 Toray Engineering Co., Ltd. Active energy beam curing type conductive paste, production method and device for conductor circuit substrate and non-contact ID and production method thereof

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