JPH0221138A

JPH0221138A - 空気調和機

Info

Publication number: JPH0221138A
Application number: JP63172455A
Authority: JP
Inventors: Tetsuhiro Yamanaka; 山中　哲博
Original assignee: Daikin Industries Ltd
Current assignee: Daikin Industries Ltd
Priority date: 1988-07-11
Filing date: 1988-07-11
Publication date: 1990-01-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は、蒸発器で発生した凝縮水をスプラッシュ板
で凝縮器に跳ね掛けて蒸発させろようにした空気調和機
の改良に関する。

〈従来の技術〉凝縮器の熱を利用して蒸発器で発生した凝縮水を蒸発さ
せるようにした空気調和機は、例えば実開昭６１−５５
６２９号公報、実開昭６１−１１６９２３号公報等によ
って公知である。前者は蒸発器の下部に設けた水受口に
たまる凝縮水をパイプで凝縮器に導くようにしたらの、
後者は凝縮水を回転式スプラッシュ板で凝縮器に跳ね掛
けるようにしたものである。

〈発明が解決しようとする課題〉しかしながら、蒸発器で発生した凝縮水をパイプによっ
て凝縮器ＩＱ流し込む場合は水位確保のため蒸発器と凝
縮器の位置関係に制約を受け、また凝縮水をスプラッシ
ュ板で凝縮器に跳ね掛ける場合は、その水滴を確実に凝
縮器に当てられるような位置にスプラッシュ板を設けな
ければならないため、凝縮器とスプラッシュ板の位置関
係に制約を受ける。このように、上記従来空気調和器に
おいては、内部の機器配置の自由度に欠けるため製品の
小型化に支障があり、また凝縮器の有効面積を十分活用
できず、処理能力を高めることが困難であった。

この発明はこのような問題点に着目し、内部の機器配置
の自由度が高く、凝縮水の処理能力に６優れた空気調和
機を提供することを目的としてなされたものである。

く課題を解決するための手段〉上記目的を達成するため、この発明の空気調和器は、ス
プラッシュ板と凝縮器との間に水滴分散器を配置し、ス
プラッシュ板で跳ね上げられて凝縮器に向かう凝縮水の
水滴を水滴分散器に当てて微粒化するようにしている。

また、この発明の空気調和器は凝縮器近傍に導水部材を
設け、スプラッシュ板によって凝縮器付近に向けて飛散
した水滴をこの導水部材によって凝縮器に導くようにし
ている。

く作用〉水滴分散器を設けた乙のでは、スプラッシュ板によって
飛散した凝縮水の水滴が微粒化されるので、水滴が蒸発
しやすくなって凝縮器による蒸発が促進されろと」（に
、凝縮器に付着しなかった水滴は空気流に運ばれ易くな
り、また空気中で蒸発し易くなる。

また導水部材を設けたものでは、凝縮器に達しない方向
に飛んだ水滴も凝縮器に導かれ、凝縮器の有効面積を十
分活用できるようになる。

従って、いずれら凝縮水の処理能力が向上して、スプラ
ッシュ仮によって跳ね上げられた凝縮水のすべての水滴
が必ずしも凝縮器に向かわなくてもよいため、内部の機
器配置の自由度か高まり、製品の小型化が容易となる。

〈実施例〉以下、本発明を図示の実施例により説明する。

この実施例は冷却室と放熱室を偏平なケーシング内に並
べて配置した一体型の天井埋込型空気調和機にこの発明
を実施した例であり、まず第１図乃至第４図（ａ）　（
ｂ）により全体の構成について説明すこれらの図におい
て、１は偏平なケーシング、２は蒸発器２１と冷風側フ
ァン２２を備えた冷却室、３は凝縮器３Ｉと温風側ファ
ン３２を備えた放熱室であり、冷却室２と放熱室３はケ
ーシングｌ内に水平方向に並べて配置されている。２３
および２４はケーシングｌの下面に開口した冷却室２の
吸込口および吹出口、３３および３４は同様にケーシン
グｌの下面に開口した放熱室３の吸込口および吹出口、
２５はケーシングｌの側面に設けられた冷却室２の排気
口、３５は同じく放熱室３の排気口であり、この排気口
２５および３５は各吹出口２４および３４に隣接する位
置に設けられている。ｒ２６は冷却室側ダンパー、３６
は放熱室側ダンパーであり、冷却室側ダンパー２６によ
って冷却室２の吹出風Ｃが吹出口２４側または排気口２
５側に切替えられ、放熱室側ダンパー３６によって放熱
室３の吹出風Ｗが吹出口３４側または排気口３５側に切
替えられるようになっている。

５はファン２２および３２に共通のファン電動機、６は
小型の横置圧縮機、７は制御部、８はドレンパン９に溜
まった凝縮水を凝縮器３１に跳ね掛ける回転式のスプラ
ッシュ仮、８ａはスプラッシ：ＬＶｉ、８の駆動モーフ
である。また、１１は前面パネル、１２は排気ガイド、
１３は排気ダクト、１４はスラブ、Ｉ５は天井パネル、
１６は吊りボルトである。

上記構成の天井埋込型空気調和器の冷暖房運転は次のよ
うに行なわれる。第１図〜第４図（ａ）　（ｂ）は暖房
時の状態を示したもので、吹出風Ｃの通路は冷却室側ダ
ンパー２６によって冷却室２の排気口２５側に切替えら
れ、吹出風Ｗの通路は放熱室側ダンパー３６によって放
熱室３の吹出口３４１１１＋１に切替えられている。従
って、ファン電動機５が運転されると、室内の空気は各
吸込口２３および３３から吸込まれてそれぞれ蒸発器２
１または凝縮器３１を通過して冷却または加熱される。

そして、冷却室２で冷却された吹出風Ｃは排気口２５か
ら排気ダクトＩ３を経て外部に排出され、放熱室３で加
熱された吹出風Ｗが吹出口３４から室内に吹出されて室
内は暖房される。

一方、各ダンパー２６および３６をそれぞれ第４図（ａ
）および（ｂ）に矢印で示したように回動させて、ダン
パー２６で排気口２５を塞ぎ、ダンパー３６で吹出口３
４側を塞ぐと冷房運転となり、放熱室３の吹出風Ｗが排
気口３５から排気ダクト１３を経て外部に排出され、冷
却室２の吹田風ＣＭ吹田口２４から室内に吹出今れて室
内は冷房される。

次に凝縮水の処理について説明する。第３図に示すよう
に、ドレンパン９は蒸発器２１から凝縮器３■こかけて
その下部に設けられており、駆動モータ８ａでスプラッ
シュ板８を回転させて、蒸発器２１で発生した凝縮水を
凝縮器３１に跳ね掛けるように構成されている。第５図
および第６図は水滴分散器を設けた実施例、第７図は導
水部材を設けた実施例である。なお、第２図では水滴分
散器あるいは導水部材は図示していない。

第５図および第６図において１７は水滴分散器であり、
スプラッシュ板８によって跳ね上げられて水滴４０が凝
縮器３１に向けて飛ぶ経路に配置している。水滴分散器
１７は水７１１４０を当てて微粒化するのに適した形状
とされており、この例では細長い板を円弧状に曲げ、多
数の切り起こし片１７ａを形成している。なおスプラッ
シュ板８を取り付ける取付板１９をゆるく曲げており、
水滴４０の飛ぶ方向が凝縮器３１に平行ではなく、凝縮
器３１の方向に向くようにしている。

このように、水滴分散器１７により凝縮水の水滴４０が
微粒化されるので水滴が蒸発しやすくなって凝縮器３１
による蒸発が促進され、水滴の一部は凝縮器３１に付着
しなくても空気中でそのまま蒸発するようにもなる。な
お、暖房時には凝縮水の発生が比較的少なく、その処理
が必要になるのは冷房時であるが、この実施例では蒸発
器２Ｉを通過した気流を冷房時に戸外に排出しているの
で、微粒化された水滴の一部は蒸発して生じた水蒸気と
ともに気流に乗って排出される。このため、凝縮水の処
理能力は一層高まり、効果的に処理が行われることにな
る。

第７図において１８は細長い板からなる導水部材であり
、スプラッシュ板８からの水ａ４０が凝縮器３１に向け
て飛ぶ経路中に、凝縮器３１から少し突出した状態で、
しかし、スプラッシュ板８に近い側を高くして所定の勾
配を付けて設けている。従って、スプラッシュ板８で跳
ね上げられた水滴４０のうち、凝縮器３１に当たらずに
再びドレンパン９に落下する方向に飛んだ水滴が導水部
材１８に付着して捕捉され、勾配に沿って流下するうち
に凝縮器３１に導かれて蒸発する。また、凝縮器３１を
通る風と共に運ばれる。このため、凝縮水の処理能力は
高まり、効果的に処理か行われることになる。

なお、上記実施例では、水滴分散器１７あるいは導水部
材１８は気流に対して凝縮器３１の下流側に設けている
が、これは上流側に設けることもできる。

〈発明の効果〉以上より明らかなように、この発明の空気調和器は、凝
縮器とスプラッシュ板との間に水滴分散器を配置して凝
縮水を微粒化するようにした乙のであり、凝縮水の蒸発
および排出を促進することが容易となって、スプラッシ
ュ板から跳ね上げられた凝縮水の水滴か必ずしし凝縮器
に直接に当たらなくてら蒸発可能なため、蒸発器と凝縮
器の位置関係あるいは凝縮器とスプラッシュ板の位置関
係に対する制約が少なく、内部の機器配置の自由度が高
まることにより、製品を小型化することが可能となる。

また凝縮器付近に導水部材を設けた場合は、凝縮器の方
向に飛散しなかった水滴をこの導水部材によって捕捉し
て凝縮器に導くことができるので、凝縮器の有効面積を
十分活用して凝縮水の処理能力を向上させることができ
、また、内部の機器配置の自由度も高まり製品の小型化
が容易となるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の天井埋込型空気調和器の
概略側面図、第２図は上記実施例の概略平面図、第３図
は上記実施例に係る本体を模式的に示す構成図、第４図
（ａ）は第２図のＡ矢視概略図、第４図（ｂ）は同じく
Ｂ矢視概略図ζ第５図および第６図は水滴分散器を設け
た実施例の要部の平面図および斜視図、第７図は導水部
材を設けた実施例の要部の斜視図である。１・・・ケーシング、２・・・冷却室、３・・・放熱室
、８・・・スプラッシュ板、１７・・・水滴分散器、１
８・・・導水部材、２１・・・蒸発器、３ト・・凝縮器
、４０・・・水滴。特許出願人　ダイキン工業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）蒸発器（２１）で発生した凝縮水を回転式スプラ
ッシュ板（８）で凝縮器（３１）に跳ね掛けて蒸発させ
るようにした空気調和機において、上記スプラッシュ板
（８）から上記凝縮器（３１）に向かう凝縮水の経路中
に設けられ、凝縮水の水滴を微粒化する水滴分散器（１
７）を備えた空気調和機。
（２）蒸発器（２１）で発生した凝縮水を回転式スプラ
ッシュ板（８）で凝縮器（３１）に跳ね掛けて蒸発させ
るようにした空気調和機において、上記凝縮器（３１）
近傍に設けられ、上記スプラッシュ板（８）によって上
記凝縮器（３１）付近に飛散した水滴を上記凝縮器（３
１）に導く導水部材（１８）を備えた空気調和機。