JPH0220779A - キー検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば車両のドアシリンダ錠等に用いられる
キー検出装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、この種のキー検出装置としては、例えば本願出願
人による特開昭６２’−２０２１７７号公報に記載され
ているようなものが知られている。

これによると、シリンダ錠の破壊等不正解錠操作を阻止
すべく警報セット状態にするために、キーに磁性体の磁
気変化を利用した暗証を設け、キーのキー穴挿入時に前
記暗証の一致を検出するように構成されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、かかる従来技術の構成によると、キー自
体に暗証を設ける構成であるので、小さなキーを殊更複
雑なものにすることや、キーの取扱いにも通常のキーと
は異なる注意を払う必要がある等の問題がある。

本発明は、かかる従来の課題を解決すべくなされたもの
であり、キー自体の構成を複雑にすることなく、取扱い
も通常のキーと同様にできるキー検出装置を提供するこ
とを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成するべく、キーの把持部に両
端を露出させて埋設した導光部材と、錠本体側に設けら
れ前記キーのキー穴挿入時に前記導光部材の両端に夫々
対向する発光部及び受光部と、前記キー穴挿入時に前記
発光部からの所定のパルス光をｎｉｊ記導光導光部材し
て受光部で受信したとき所定の検出信号を出力する検出
回路とを備えたことを特徴とする。

（作用） キーのキー穴挿入時に、錠木（杢側の発光部から所定の
パルス光が射出されると、該パルス光はキー把持ｎ１（
の導光部材を介して受光部に到達し、検出回路は所定の
検出信号を出力する。すなわち、キー検出におけるキー
把持部は導光部としての機能のみを有する。

（実施例） 第１図は本発明を自動車のドアシリンダ錠に適用した場
合の第１実施例を示すものであり、ドアｌに取（＝Ｉけ
られるドアシリンダ錠２は１錠本体を構成し、軸線の回
りに回動自在な内筒３、及びドアｌに固定され内筒３と
同軸状の外筒４から大略（１信成されている。一方、キ
ー５は内筒３に形成されたキー穴６に押入されるキー本
体７、及び該キー本体７ど一体のキー把持部８から大略
（１カ成されている。ここで、キー把持部８にはＵ字状
に折曲された導光部材としての光ファイバ９が埋設され
ており、該光ファイバ９の受光端９ａと出光端９ｂとは
外筒４のキー挿入側に設けられた発光部１０と受光部１
１とに夫々対向している。

また、内筒３と外筒４とには施錠位置で連通する押通孔
３ａ、４ａが夫々形成されており、両種通孔３ａ、４ａ
にはソレノイド１２のプランジャ１２ａが押通されるよ
うになっている。

なお、内筒３の後端（第１図の右端）には解錠機構を構
成するロックプレートカム１３が取伺けられ該ロックプ
レートカム１３は前記キー５による内筒３の回動操作に
よってＯ；１記解錠機構の解錠状態を実現できる。

他方、内筒３の後部にはキー本体７のキー穴〇への１甲
人時にオンとなるキー挿入スイッチ１４が設けられてお
り、該キー押入スイッチ１４はクロックパルス発生回路
１５に接続されて、該グロックパルス発生回路１５の作
動により所定のタロツクパルスが発生し、該クロックパ
ルスは発光回路１６に供給されて光信号に変換され導光
Ｗｌ　６Ａを介し７て発光部１０から所定のパルス光を
射出する。さらに、受光部１１で受けた光は光電変換さ
れて導光管１６Ｉ３を介して受光回路１７に供給され、
該受光回路１７の出力はｎｌ記クロックパルス発生回路
１５の出力と共にパルス判定回路１８に入力され、該パ
ルス判定回路１８では発光部１０から射出した所定のパ
ルス光が光ファイバ９を介してぞのまま受光部！１に到
達しているか否かの判定（パルス幅やパルス周期等の比
較）を行う。

そして、パルス判定回路１８の出力はソレノイド駆動回
路１９に供給され、パルス判定回路１８の判定結果に１
，１；じてｎｉＪ記ソリソレノイド１２動される。

次に、このように構成された第１実施例の作動につき説
明する。

ドアシリンダ錠２の施錠状態ではソレノイド１２のプラ
ンジャ１２ａは押通孔３ａ、４ａに押通されており、内
筒３の外筒４内での回動は内筒３と列部４との間に配設
される複数の板タンブラ（図示省略）の作用と共に阻止
されている。

かかる解錠機構の施錠状態において、正規のキー５のキ
ー本体７をキー穴６に挿入すると、外筒４側に突出した
〇；ｉ記板タンブラが内筒３内に全て引き込まれると共
に、その完全挿入時にキー押入スイッチ１４がオン状態
となり、クロックパルス発生回路１５を作動させる。こ
れにより発光回路１６が作動して所定のパルス光が発光
部ＩＯから射出され、該光パルスは発光部１０と対向す
る光ファイバ９の受光端９ａに入射し、該光ファイバ９
の出光端９［）から受光部ＩＩに向けて射出される。該
受光部１１からのパルス光は受光回路１７で処理され、
所定の電気信号となって検出回路としてのパルス判定回
路１８に供給される。前記クロックパルス発生回路１５
からの出力パルスと受光回路１７からの出力パルスとは
合致しているため、パルス判定回路Ｉ８からは所定の信
号が出力され、ソレノイド駆動回路１９を駆動させる。

ソレノイド駆動回路１９が駆動されると、ソレノイド１
２のプランジャ１２ａは後退して内筒３は外筒４内で回
動し得るようになる。すなわち、かかるプランジャ１２
ａの後退状態でキー５を通常の回動操作すると、内筒３
が回動してロックプレートカム１３が揺動し、解錠機構
が解錠状態となってドア１をアンロック状態にすること
ができる。

前記クロックパルス発生回路１５からの出力パルスと受
光回路１７からの出力パルスとが合致していないとき、
例えば金具等によるピッキング操作、キー把持部に導光
部材を埋設していないダミーキーのキー穴押入等により
前記タンブラを内筒３内に引き込んでも、受光部１１に
前記所定のパルス光の入射がないので、パルス判定回路
１８からは所定の出力信号が得られず、ソレノイド駆動
回路１９は駆動されず、内筒３は回動できない。

次に、第２図は本発明の第２実施例を示すものであり、
上記第１実施例におけるソレノイド１２及びソレノイド
駆動回路Ｉ９の代わりに当該自動車の盗難防止システム
作動手段２０を設けたものである。

この盗難防止システム作動手段２０は、例えばパルス判
定回路１８からの所定の出力信号が得らずに解錠操作が
なされると、ボーンの断続吹鳴や前照灯の点滅等の警報
を行うべく作動される警報回路２１、またはスタータモ
ータの駆動を阻止するスタータカット回路２２、あるい
は燃料給送系統の遮断を行う燃料カット回路２３等の各
種盗難防止システムを含むものである。したがって、盗
難防止システム作動手段２０は、パルス判定回路１８か
らの所定の出力信号が得られたときに作動が禁止される
。

本第２実施例の作動は例えば次のように行われる。なお
、上記第１実施例と同一の構成部材については同一の符
号を用い、重複した説明を省略する。

（１）盗難防止システムセラ１へ ドアシリンダ錠２がドライバ側ドアに地利けられキー５
によって解錠状態とすることができる能、前記解錠機構
に連結したロックノブによって施解錠状態とすることが
できる場合、例えばアシスト側ドアがロックされ、ドラ
イバー側ドアがキーレスロック（キー５を用いないでド
ライバー側ドアをロックすること、すなわちドライバー
側ドアを開いてドライバー側ドアのロックノブを押し込
み該ドライバー側ドアの該ロックノブに連結されたドア
ハンドルを引きながら該ドライバー側ドアを閉じてロッ
クすること）されると、盗難防止システムはセット状態
となる。

ここで、盗難防止システムのセットをキーレスロック時
に行うこととしたのは、ユーザにシステムセットを意識
的に行わせるためである。

（２）正規のキー５を用いたセット解除及びアンロック かかるロック状態において、キー本体７をキー穴〇に押
入すると、前述した通りパルス判定回路１８からは所定
の信号が出力され、盗難防止システム作動手段２０の作
動が禁止される。すなわち、警報はなされず、スタータ
モータを駆動でき、あるいは燃料給送系統も正常に作動
でき、セット解除状態となる。勿論、このキー挿入状態
で内筒３を回動すれば、解錠機構を解錠状態、すなわち
ドライバー側ドアをアンロック状態にできる。

（３）不正操作による場合 上記ロック状態において、例えば前記ダミーキーを用い
てキー穴６に該ダミーキーが挿入されるか、またさらに
ｔｄ以のパルス光が受光部１１に入射されても、パルス
判定回路１８からは信号は出力されず、その時に解錠操
作がなされると、盗難防止システム作動手段２０が作動
する。ずなわち、警報がなされ、スタータモータを駆動
できず、あるいは燃料給送系統も正常に作動しない。

（４）盗難防止システム作動手段２０の作動停止盗難防
止システム作動手段２０の作動を停止させるには、正規
のキー５をキー穴６に押入し、パルス判定回路１８から
の出力信号を得れば、盗難防止システム作動手段２０の
作動が停止される。

したがって、本第２実施例は第１実施例とは異なり、単
にドアシリンダ錠２の無断解錠を阻止するのではなく、
当該自動車の盗難防止を系統的に行おうとするものであ
る。

なお、上記実施例においては本発明を自動車のドアに適
用する場合につき説明したが、例えば金庫等に適用して
も有用である。

（発明の効果） 以−にのように本発明によれば、キーの把持部に両端を
露出させて埋設した導光部材と、錠本体側に設けられ前
記キーのキー穴挿入時に前記導光部材の両端に夫々対向
する発光部及び受光部と、前記キー穴挿入時に前記発光
部からの所定のパルス光をｎｉＪ記導光導光部材して受
光部で受信したとき所定の検出信号を出力する検出回路
とを備える構成としたので、通常のキー操作でキー検出
が行えユーザにとって便利である一方、キー検出におけ
るキー把持部は導光部としての機能のみを有するから、
キー自体への加工手段を極力省略でき、従来のような構
成の複雑さを回避できると共に、キー側が破損すること
もないのでキーの取扱いに特段の注意を払う必要がない
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示すブロック図、第２図
は本発明の第２実施例を示すブロック図である。 ３・・・内筒（錠本体） ・・・キー、６・・・キー穴、 アイμ（導光部材）、 出回路）。 、４・・・外筒（錠本体）、５ ８・・・キー把持部、９・・・光フ １８・・・パルス判定回路（検

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、キーの把持部に両端を露出させて埋設した導光部材
   と、錠本体側に設けられ前記キーのキー穴挿入時に前記
   導光部材の両端に夫々対向する発光部及び受光部と、前
   記キー穴挿入時に前記発光部からの所定のパルス光を前
   記導光部材を介して受光部で受信したとき所定の検出信
   号を出力する検出回路とを備えたことを特徴とするキー
   検出装置。