JPH02207401A - 拡大撮像装置における照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は１人の肌や臓器等の観察ばかりでなく、各種被
験体の表面の拡大像を得るための拡大撮像装置における
照明装置に関するものである。

［従来の技術］ 被験体にハンディタイプの撮像用ヘッドを直接当接して
その拡大像をモニタに表示する拡大撮像装置では、被験
体の背後から照明を行うことができないので、被験体の
表面側に照明装置を設けて投光する必要がある。

しかしながら、このような照明を行うに際しては、被験
体の表面が均一な明るさになるように照明する必要があ
り、そのため拡大撮像装置の光軸の一方に偏寄した位置
に照明用の光源を設けると、必ずしも適切な照明を行う
ことができない、という問題がある。

また、被験体に対して正面側からの落射光で照明する場
合には、被験体における反射光が強くなって、モニタ上
ではその反射光の強い部分が白く写し出され、被験体の
色や形状を観察することができなくなる。

このような問題に対処し、本発明者は、先に特願昭ｆ１
３−１３９９０５号により、被験体の凹部等を含めて極
めて広範囲の各種被験体の拡大表示に適した照明用導光
装置を提案している。この既提案の照明用導光装置によ
れば、被験体表面での反射光を排除して、その被験体を
明瞭に拡大表示することができるが、逆に被験体表面の
反射の程度を観察することが困難になる。

例えば１人の肌の表面における「てかり具合」は、その
肌の健康状態や老化の程度によって相違するため、それ
らの判断に有効に利用することができるが、この「てか
り具合」は、肌の表面における光の反射の程度によって
検知することができる。従って、上述したように、被験
体表面での反射光を排除して観察できるようにすること
も有効であるが、必要に応じて被験体表面での反射の程
度を検出可能にすることも、各種の観察を可能にするた
めに有効である。

［発明が解決しようとする課Ｎ］ 本発明の技術的課題は、上記拡大撮像装置において、被
験体表面を均一な明るさに照明できるようにし、その際
、被験体の表面での反射の影響を排除した被験体の拡大
表示を可能にすると同時に、その被験体表面での反射の
程度をも検出可能にした照明装置を得ることにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記課題を解決するため１本発明の照明装置は、内部に
拡大用光学系を収容した鏡筒内に、上記光学系を通して
入射した光学像を撮像する撮像素子を設けると共に、光
源からの照明光を被験体に投射する導光体の投光端を、
鏡筒の先端において上記光学系の周囲に均等に配設し、
鏡筒に対して回転及び光軸方向に位ｌ１ＴＡ節可能に設
けた対物接触体に、導光体の投光端から被験体に投射す
る照明光を透過させる偏光板を設けると共に、被験体か
ら撮像素子に至る光路にも偏光板を設けることにより構
成される。

［作　用］ 被験体の観察を行うに際して、光学系の周囲に均等に配
置した導光体を通して被験体を照明するので、被験体を
均一な明るさに照明することができ、また導光体の投光
端から偏光板を通して被験体に照明光を投射し、さらに
被験体からの光を偏光板を通して撮像素子に導入するよ
うにしているので１両偏光板の相対的な回転による偏光
面の向きの調整により、被験体の表面で反射した光のみ
を除去した撮像素子出力、及び上記反射した光を含む撮
像素子出力を得ることができる。

そのため、被験体の表面での反射の影響を排除した被験
体の拡大表示が可能になると同時に、その被験体表面で
の反射の程度をも検出することが可能になる。

［実施例〕 図面は本発明に係る照明装置を備えた拡大撮像装置を示
している。

この拡大撮像装置は、内部に拡大用光学系２を収容した
鏡筒ｌの基端側に、該光学系２を通して入射した光学像
を撮像する撮像素子（ＣＣＤイメージセンサ）３を設け
、これを図示しないテレビモニタに接続している。また
、上記鏡筒ｌ内には、多数の光ファイバー５を光学系２
の周囲に円環状に並列配設し、その光ファイバー５によ
って形成される導光体喀の先端を、鏡筒１の先端から均
等な照明を行えるように並列配置している。この導光体
４を構成する光ファイバー５は、図示しない光源の直前
から結束状態で鏡筒１の基端側に導き、鏡筒１内で円環
状に分散して鏡筒端面に均等に配列させたもので、これ
により被験体６の表面が均等な明るさに照明される。

上記鏡筒１の先端には、先端部分を被験体６に接触させ
ることにより、鏡筒１と被験体８との位置的関係を安定
させると同時にピントを調整するための対物接触体７を
、調整用のねじ部材８を介して、鏡筒！に対し回転及び
光軸方向に位置調節可能に取付けている。即ち、上記鏡
筒１の先端には、円筒状をなす対物接触体７を光軸方向
に進退させるねじ部材８を螺挿し、またこのねじ部材８
に対物接触体７を螺挿し、それによって、対物接触体７
を鏡筒ｌに対し回転及び光軸方向に位置調節可能に取付
けている。

上記対物接触体７の形状は、図示したような筒状に限る
ことなく、被験体Ｂの性状に応じて１例えば、先端が拡
開し、あるいは先端が狭窄した筒状に形成することがで
きる。

また、上記対物接触体７には、導光体４の投光端から被
験体６に投射する照明光を透過させるためのリング状の
偏光板８を設け、一方、被験体６から撮像素子３に至る
光路に位置するように、上記光学系２の取付筒ｌＯにも
偏光板１１を設けている。

上記構成を有する拡大撮像装置により被験体６の観察を
行うに際しては、その対物接触体７の先端を被験体８に
当接させる。この場合に、光源からの照明光は光ファイ
バー５を通して対物接触体７の内部に至り、光学系２の
周囲から均等に投射するので、被験体を均一な明るさに
照明することができ、被験体上に凹凸があっても、適切
な照明を行うことができる。

また、導光体４の投光端から投射される光は、偏光板９
を通して被験体Ｂを照明し、被験体６からの光は偏光板
１１を通して撮像素子３に導入される。従って、対物接
触体７の回転による円偏光板８．１１の相対的な回転に
よって、円偏光板８，１１における偏光面の向きを調整
することにより、被験体６の表面で反射した光のみを除
去した撮像素子出力、及び上記反射した光を含む撮像素
子出力を得ることができる。特に、被験体Ｂの表面での
友射光を除去した場合には、被験体８の色彩が非常に明
瞭に観察でき１例えば皮膚における発赤、しみ、病変等
を容易に診断することが可能になる。

さらに５人の肌の表面における「てかり具合」のように
、被験体の表面における光の反射の程度を検知する必要
がある場合には、被験体Ｂの表面で反射した光のみを除
去した撮像素子出力と、上記反射した光を含む撮像素子
出力を対照させ、それらの比によって「てかり具合」に
ついての定量化を行うこともできる。

なお、円偏光板８．１１を透過した光は、光学系２によ
り被験体６の明瞭な拡大像として撮像素子３の受光面上
に結像し、撮像素子に接続したテレビモニタにその拡大
像が表示される。

このような拡大撮像装置は、特に人の肌や臓器等の組織
を拡大して観察する場合などに適し、対物接触体７を観
察部位に適合させることにより、各種被験体に適用する
ことができる。

［発明の効果］ 以上に詳述した本発明の照明装置によれば、被験体の表
面での反射の影響を排除した被験体の拡大表示が可能に
なると同時に、その被験体表面での反射の程度をも検出
することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る拡大撮像装置の実施例を示す要部
断面図である。 １・・鏡筒、　　　　　２・・光学系、３・中撮像素子
、　　４・・導光体。 ６拳・被験体、　　　７書・対物接触体。 ９．１１−・偏光板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、内部に拡大用光学系を収容した鏡筒内に、上記光学
   系を通して入射した光学像を撮像する撮像素子を設ける
   と共に、光源からの照明光を被験体に投射する導光体の
   投光端を、鏡筒の先端において上記光学系の周囲に均等
   に配設し、鏡筒に対して回転及び光軸方向に位置調節可
   能に設けた対物接触体に、導光体の投光端から被験体に
   投射する照明光を透過させる偏光板を設けると共に、被
   験体から撮像素子に至る光路にも偏光板を設けたことを
   特徴とする拡大撮像装置における照明装置。