JPH02207096A - 21―アシルオキシ―20―ケト―△↑1↑6―ステロイドの製造法 - Google Patents

21―アシルオキシ―20―ケト―△↑1↑6―ステロイドの製造法

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JPH02207096A
JPH02207096A JP2617689A JP2617689A JPH02207096A JP H02207096 A JPH02207096 A JP H02207096A JP 2617689 A JP2617689 A JP 2617689A JP 2617689 A JP2617689 A JP 2617689A JP H02207096 A JPH02207096 A JP H02207096A
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acyloxy
keto
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Kenichi Kogai
小貝 健一
Kiyoshi Watanabe
澄 渡辺
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は21−アシルオキシ−20−ケト−Δ16−ス
テロイドの製造法に関する。
(従来の技術) 従来、後記一般式(V)で表わされるような21−アシ
ルオキシ−20−ケト−Δ′6−ステロイドは医薬品と
して重要なコルチコイドを製造する為の鍵中間体として
知られている。
(式中、R1及びR2は水素原子又は低級アルキル基を
、R1は炭化水素残基を、=:は単結合又は二重結合を
、へIしは20位炭素に結合しているアシルオキシ基と
ホルミル基の立体配置がE型又はZ型のどちらでも良い
ことを示す。)一方、前述の反応式に示されるように一
般式(I)の17−ケト−Δ4−ステロイドをエチニル
化して一般式(II)の17α−エチニル−17β−ヒ
・ドロキシ−Δ4−ステロイドを得、次いで17β−ヒ
ドロキシル基をアシル化して一般式%式% システロイドを合成する方法が知られている(特開昭5
7−197299号、開開58−8097号、特公昭5
3−8695号公報)。
しかし、このようにして得られる一般式(1)のステロ
イドを用いて一般式(V)を合成する方法は知られてい
なかった。
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、前述の反応式に示
すように一般式(III)のステロイドを酸化して一般
式(IV)の20−アシルオキシ−17(20)メチレ
ン−21−アルステロイドを得、次いで異性化すること
により一般式(V)の21−アシルオキシ−20−Δ′
6−ステロイドを得る方法を見い出した(特願昭62−
228056号及び開閉63−214184号)。
しかし、この方法では出発物質として一般式(I[[)
のステロイドを用いた場合は目的物、すなわち一般式(
V)のステロイドを収率良くかつ、効率良く得ることが
できるが、出発物質として一般式(1)のステロイドを
用い、それをエチニル化、アシル化し、次いで+核反応
、すなわち酸化、異性化反応を行なった場合は目的物を
収率良く得ることができず、又、反応に長時間を要し効
率が悪いという問題点を有していた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは前記問題点を解決すべく鋭意研究の結果、
一般式(1)、のステロイドをエチニル化した際に前記
一般式(II′)のジェチニル体が副生ずること、その
ジェチニル体が次工程以降の反チエ 応に悪影響を及ぼすこと、ジエ゛)す′ル体は一般式(
II)のステロイドと比較的容易に分離できることを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに到った
(課題を解決するための手段) かくして本発明によれば、前記一般式(I・)の17−
ケト−Δ4−ステロイドをエチニル化して前記一般式(
n)の17α−エチニル−17β−ヒドロキシーΔ4−
ステロイドを合成する工程(A)、該工程(A)の反応
液から前記一般式%式% キシ−Δ3°5−ステロイドを除去して前記一般式(I
I)のステロイドを精製する工程(B)、該工程CB)
の精製物である前記一般式(II)のステロイドの17
β−ヒドロキシル基をアシル化して前記一般式(III
)の17α−エチニル−17β−アシルオキシ−ステロ
イドを合成する工程(C)、前記一般式(III)のス
テロイドを酸化して前記一般式(IV)の20−アシル
オキシ−17(20)−メチレンー21−アルステロイ
ドを合成する工程(D)及び前記一般式(IV)のステ
ロイドを異性化して前記一般式(V)の21−アシルオ
キシ−20−ケト−Δ1h−ステロイドを合成する工程
(E)からなることを特徴とする21−アシルオキシ−
20−ケト−Δ16−ステロイドの製造法が提供される
前記の各一般式中、R,及びR1は水素原子又は低級ア
ルキル基を示す。低級アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、プロピル基などが例示される。
R1は炭化水素残基であり、その具体例としては、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基
、ブチル基、イソブチル基、ヘキシル基、オクチル基、
デシル基などのアルキル基、アリル基、プレニル基など
のどときアルケニル基、フェニル基、ベンジル基などの
ごときアリール基などが例示され、なかでも炭素数が5
以下のアルキル基が好ましい。
□は単結合又は二重結合を、へIりは20位炭素に結合
しているアシルオキシ基とホルミル基の立体配置がE型
又はZ型のどちらでも良いことを示す。
本発明で用いられるステロイドは原則として前記の各一
般式で示されるが、更に、1−.6−11−位にヒドロ
キシル基、11位にケト基、6−19−位にフッ素原子
、1−.6−.16−位にメチル基などの置換基が置換
していても良い。
本発明では、まず工程(A)で前記一般式(I)の17
−ケト−Δ4−ステロイドをエチニル化して前記一般式
(n)の17α−エチニル−17β−ヒドロキシ−Δ4
−ステロイドを得る。
エチニル化の方法は特に制限されないが、例えば、不活
性溶剤中でカセイカリとアルコールを反応させた後、反
応生成物にアセチレンを供給し、得られたアセチレン付
加物と一般式(1)の17−ケト−Δ4−ステロイドを
反応させた後、酸と接触させ、さらにアルカリで中和す
る方法が挙げられる(特開昭57−197299号及び
開開58−8097号公報)。
不活性溶剤としてはテトラヒドロフラン、ジオキサンな
どが例示され、一方、アルコールとじてはエタノール、
イソプロパツールなどが例示される。
カセイカリとアルコールとの反応温度は通常10〜60
゛C1反応時間は通常数分〜数時間である。
次いで得られた反応生成物にアセチレンを供給して反応
させる。反応温度は通常−20〜20°C1反応時間は
通常数分〜数時間である。
更に得られたアセチレン付加物と一般式(1)の17−
ケト−Δ4−ステロイドを反応させる。
反応温度は通常−50℃〜20℃、反応時間は通常数分
〜数時間である。
上述した反応においてカセイカリ及びアルコールの使用
量は17−ケト−Δ4−ステロイドに対し、それぞれ4
〜30倍モル、2〜15倍モル程度から選択される。
次いで反応混合物は塩酸のごとき酸と10〜80℃で、
数分〜数時間接触させた後、アルカリ水溶液で中和を行
なう。
以上の工程(A)により17−ケト−Δ4−ステロイド
から前記一般式(I[)のエフα−エチニル−17β−
ヒドロキシ−Δ4−ステロイドが生成するが、不純物と
して前記一般式(II′)の3.17α−ジエチニル−
17β−ヒドロキシ−Δ3゛5−ステロイドが副生ずる
ので、工程(B)で工程(A)の反応液から前記(II
′)のステロイドを除去して前記(n)のステロイドを
精製する。
除去方法としては例えば工程(A)の反応液を適当な溶
剤で洗浄し、次いで濾過する方法が挙げられ、かかる方
法では不純物(II′)が炉液に移行し、目的の17α
−エチニル−17β−ヒドロキシ−Δ4−ステロイドが
残渣として得られる。
溶剤としては、例えば四塩化炭素が挙げられる。
次に、工程(C)で前工程(B)の精製物である前記(
II)のステロイドとアシル化剤とを反応させて一般式
(III)の17α−エチニル−17βアシルオキシ−
ステロイドを合成する。
アシル化剤は17β−ヒドロキシル基と反応しうるちの
であり、例えばR3を残基として有する酸、酸無水物、
酸ハライドなどであり、例えば酢酸、プロピオン酸、イ
ソ醋酸、アクリル酸、安息香酸、それら酸の無水物やク
ロライドやブロマイドなどのハライドなどが挙げられる
アシル化の方法は特に限定されず、例えば特公昭53−
8695号公報に開示された方法が挙げられる。
工程(D)では前記(DI)のステロイドを酸化して一
般式(IV)の20−アシルオキシ−17(20)−メ
チレン−21〜アルステロイドを合成する。
しめることにより実施される(特願昭62−22805
6号及び開閉63−214184号)。
酸化剤として酸素を使用する場合、反応系内における酸
素の分圧は通常0.1〜1気圧であり、必要に応じて不
活性ガスとの混合ガス雰囲気下で反応を行なってもよい
用いられる過酸化物は、過酢酸、過安息香酸、及びそれ
らのエステル類、過酸化水素、過酸化水素水、ジーte
rt−ブチルペルオキシド、過酸化ベンゾイル、次亜塩
素ナトリウム、塩素酸ナトリウム、過塩素酸などが例示
される。
過酸化物の使用量は、通常、(III)のステロイド1
モル当り、1〜10モルである。
用いられる白金族金属化合物触媒はパラジウム、ルテニ
ウム、白金、ロジウムなどの塩又は錯体であり、例えば
塩化パラジウム、ジクロロビス(アセトニトリル)パラ
ジウム、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム、
塩化パラジウム(n)ナトリウム、臭化パラジウム(n
)カリウム、硝酸パラジウム、ヘキサクロロ白金酸カリ
ウム、塩化ロジウム、塩化ルテニウムなどが挙げられる
白金族金属化合物触媒の使用量は、通常、(III)の
ステロイド100モル当り0.01〜10モルである。
反応に際しては反応の活性を向上させる目的で塩化第二
銅、酢酸第二銅、蟻酸第二銅などの銅化合物を助触媒と
して存在させたり、反応性及び収率の向上などの目的で
蟻酸、パラトルエンスルホン酸、臭化水素酸などの酸を
存在させることが好ましい場合がある。
これら助触媒及び酸の使用量は、通常、(III)のス
テロイド1モル当り、それぞW番+!〜0.5モル、0
,01〜10モルである。
又、反応に際して、水、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、エチレングリコールジメチルエーテル、メチ
ルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、ジメチルス
ルホキシド、テトラヒドロフラン、トルエンなど、又は
これらと水との混合溶媒を希釈剤として存在させても良
い。
希釈剤の使用量は、通常、(III)のステロイドの濃
度が1〜50重量(%)になるような範囲で選択される
反応温度は通常0°C以上、反応時間は通常5分〜30
時間である。
反応終了後は、必要があれば反応液から溶剤抽出、蒸留
、再結晶、カラムクロマトグラフィーなどのごとき常法
に従って目的物を分離することによって一般式(IV)
の20−アシルオキシ−17(20)−メチレン−21
−アル−ステロイドを高純度で得ることができるが、特
に精製することなしに次の工程(E)に進むこともでき
る。
工程(E)で前記(IV)のステロイドを異性化するこ
とにより本発明の目的物である一般式(V)の21−ア
シルオキシ−20−ケト−Δ1h−ステロイドを得るこ
とができる。
異性化の方法はとくに制限されないが、例えば、(IV
)のステロイドを極性有機溶剤中で、異性化触媒で処理
することにより実施される(特願昭62−228056
号、開閉63−214184号及び開開63−2254
33号)。
有機極性溶剤としては、例えば、ピリジン、ジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、
ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、メタノール、
酢酸エチルなどが挙げられる。
異性化触媒の具体例として、例えばカルボン酸や炭酸な
どの金属塩(例えば特開昭48−86854号公報)や
非求核性の強塩基などがある。
カルボン酸金属塩を構成するカルボン酸の具体例として
は、例えば、炭素原子数約5以下の低級脂肪族カルボン
酸や芳香族カルボン酸が例示され、その塩としてはアル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩、亜鉛塩、セシウム塩
などが例示される。
非求核性の強塩基は正に荷電した炭素原子を攻撃せずに
、炭素原子に結合している水素原子を引き抜く程度の強
塩基性を有するものであり、その具体例としては、例え
ば、1,5−ジアザビシクロ(4,3,O)−ノナ−5
−エン、1.8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウン
デカ−7−エン、ter t−ブトキシカリウムなどが
挙げられる。
(IV)のステロイドに対する異性化触媒の使用量はそ
の種類により適宜選択され、例えばカルボン酸や炭酸な
どの金属塩の場合は1倍モル以上であり、非求核性の強
塩基の場合は0.01〜1倍モルである。
反応温度は通常20〜150°C1反応時間は通常1〜
12時間である。
反応終了後は反応液から溶媒抽出、再結晶、カラムクロ
マトグラフィーなどのごとき常法に従って目的物を分離
することによって高純度の21−アシルオキシ−20−
ケト−Δ″−ステロイドを得ることができる。
かかるステロイドは、多くの抗炎症性副腎凍質ステロイ
ドの合成に有用である。
(発明の効果) かくして本発明によれば、17−ケト−Δ4−ステロイ
ドを原料物質として高収率で21−アシルオキシ−20
−ケト−Δ16−ステロイドを製造することができる。
実施例 く工程A〉 窒素ガス雰囲気下、テトラヒドロフラン1980m1!
、に95%純度の粉末力セイカリ311gを加え、更に
イソプロピルアルコール231mj2を添加し45°C
で400分間反応せた後、0℃に冷却しアセチレンガス
を360m1.7分の割合で1.5時間系内に供給した
。次いで、4℃に保ちながらアンドロスタ−4,9(1
1)−ジエン−3,17−ジオン150gを徐々に加え
、同温にて、2.5時間反応させた6反応終了後、18
%塩酸水溶液を内温か30°C以下になるように調整し
ながら加え、系内のpiを1以下にした後、45°Cに
昇温しで45分間反応させ、次に10°Cに冷却し、1
0%水酸化ナトリウム水溶液及び飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で中和した。そして、減圧下に溶媒を留去し、
析出した結晶を吸引濾過して炉集し、水洗後、減圧下、
50°Cで乾燥して黄色粉末164.8g(収率100
%)を得た。
この黄色粉末は不純物として3,17α−ジエチニル−
17β−ヒドロキシ−アンドロスタ−3,5,9(11
)−1−ジエンを約4%含む粗17α−エチニルー17
β−ヒドロキシ−アンドロスタ−4,9(11)−ジエ
ン−3−オンであった。
く工程B〉 工程Aで得られた粗17α−エチニルー17β−ヒドロ
キシ−アンドロスタ−4,9(11) −ジエン−3−
オン53gを四塩化炭素265gに懸濁させた後、吸引
が過し残渣を減圧下、50°Cで乾燥し、17α−エチ
ニル−エフβ−ヒドロキシ−アンドロスタ−4,9(1
1)−ジエン−3−オン51gを得た(収率95.3%
)、このものを薄層クロマジェチニル−17β−ヒドロ
キシルアンドロスタ3.5.9 (11)−トリエンは
除去されていた。また、17α−エチニル−エフβ−ヒ
ドロキシ−アンドロスタ〜4.9(11)−ジエン−3
−オンの純度ヲ高速液体クロマトグラフィーにより求め
たことろ不純物除去前が91.8(%)であったのに対
し、除去後は95.8(%)であった。
く工程C〉 工程Bで得られた精製17α−エチニル−17β−ヒド
ロキシ−4,9(11)−ジエン−3−オン155.2
g及び4−ジメチルアミノピリジン24.4gをピリジ
ン260mff1に懸濁させ、無水イソ酪酸118.7
gを室温にて30分間で滴下した。室温で一夜反応させ
た後、反応液を25%塩酸水溶液2200m l中にO
′Cにて徐々に加え、析出した結晶を吸引濾過にて枦集
し、25%塩酸水溶液、水、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、水の順序で洗浄した。次いでエタノール−水より
再結晶し、得られた結晶を減圧下、50゛Cにて乾燥し
、I7α−エチニル−17β−イソブチリルオキシ−ア
ンドロスタ−4,9(11)−ジエン−3−オンを97
.5%の収率で得た。
〈工程D〉 工程Cで得た17α−エチニル−17β−イソブチリル
オキシ−アンドロスタ−4,9(11)−ジエン−3−
オン110.3g、臭化パラジウム(U)カリウム5.
8g及び水5.7gを1.2−ジメトキシエタン110
0m 41!に懸濁させた。50℃に昇温し、空気を2
75mff1/分の割合で系内に供給しながら、465
時間反応させた。反応終了後、冷却し無機物を濾過にて
除去し、炉液を減圧下に濃縮したところ20−イソブチ
リルオキシ−3−オキソ−プレグナ−4,9(11)、
17<20)−トリエン−21−アルが98.3%の収
率で得られた。
〈工程E〉 工程りで得られた20−イソブチリルオキシ−3−オキ
ソ−プレグナ−4,9(11)、17(20)−トリエ
ン−21−アル113.Ogを窒素雰囲気下、酢酸エチ
ル620mff1に溶解し、そこに1,8−ジアザビシ
クロ(5,4,0)−ウンデカ−7−エン21.6 g
を含む酢酸エチル50mff1を45〜50”Cにて3
0分かけて滴下した。同温で2.5時間反応させた後、
反応物を酢酸エチルで抽出し、抽出物を硫酸マグネシウ
ムで脱水し、減圧下で溶媒を留去した。残留物をシリカ
ゲルクロマトグラフィーで精製したことろ21−イソブ
チリルオキシ−プレグナ−4,9(11)、16− ト
リエン−3,20−ジオンが65.7%の収率で得られ
た。
工程A−+B→C−+D→Eの全収率は約60%であっ
た。
比較例 く工程A及びC〉 11flu17α−エチニル−17β−ヒドロキシ−4
,9(11)−ジエン−3−オンに代えて実施例の工程
Aで得られた粗17α−エチニルー17β−ヒドロキシ
−アンドロスタ−4,9(11)−ジエン−3オンを用
いること以外は実施例の工程Cと同様の操作を行なった
ところ、3,17α−ジエチニル−17β−イソブチリ
ルオキシ−アンドロスタ−3゜5.9(11) −トリ
エン(このものは工程Aで副生じた不純物の3,17α
−ジエチニル−17β−ヒドロキシ−アンドロスタ−3
,5,9(11) −トリエンに由来する)を約4%含
む17α−エチニル−17β−イソブチリルオキシ−ア
ンドロスタ−4,9(11)−ジエン−3−オンが98
.4(%)の収率で得られた。
〈工程D〉 工程Cで得られた17α−エチニル−17βイソブチリ
ルオキシ−アンドロスタ−4,9(11)−ジエン−3
−オンを用い、反応時間を11時間とすること以外は実
施例の工程りと同様の操作を行なったことろ20−イソ
ブチリルオキシ−3−オキソ−プレグナ−4,9(11
)、17(20)−トリエン21−アルが83.3(%
)の収率で得られた。
〈工程E〉 工程りで得られた20−イソブチリルオキシ−3−オキ
ソ−プレグナ−4,9(11)、17(20) −トリ
エン−20−アルを用い、反応時間を6時間とすること
以外は実施例の工程Eと同様の操作を行なったところ、
21−イソブチリルオキシ−プレグナ−4,9(11)
、16−トリエン−3,20−ジオンが61.1(%)
の収率で得られた。
工程A−+C−+D→Eの全収率は約50%であった。
実施例及び比較例より、本発明の方法は工程Bの操作を
行なうことにより、工程り及びEの反応時間が短縮され
、また全収率が約10%向上することがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I )の17−ケト−Δ^4−ステロイ
    ドをエチニル化して一般式(II)の17α−エチニル−
    17β−ヒドロキシ−Δ^4−ステロイドを合成する工
    程(A)、該工程(A)の反応液から一般式(II′)の
    3,17α−ジエチニル−17β−ヒドロキシ−Δ^3
    ^,^5−ステロイドを除去して前記一般式(II)のス
    テロイドを精製する工程(B)、該工程(B)の精製物
    である前記一般式(II)のステロイドの17β−ヒドロ
    キシル基をアシル化して一般式(III)の17α−エチ
    ニル−17β−アシルオキシ−ステロイドを合成する工
    程(C)、前記一般式(III)のステロイドを酸化して
    一般式(IV)の20−アシルオキシ−17(20)−メ
    チレン−21−アルステロイドを合成する工程(D)及
    び前記一般式(IV)のステロイドを異性化して一般式(
    V)の21−アシルオキシ−20−ケト−Δ^1^6−
    ステロイドを合成する工程(E)からなることを特徴と
    する21−アシルオキシ−20−ケト−Δ^1^6−ス
    テロイドの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II′) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、R_1及びR_2は水素原子または低級アルキ
    ル基を、R_3は炭化水素残基を、▲数式、化学式、表
    等があります▼は単結合又は二重結合を、▲数式、化学
    式、表等があります▼は20位炭素に結合しているアシ
    ルオキシ基とホルミル基の立体配置がE型又はZ型のど
    ちらでも良いことを示す。)
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