JPH02207078A - ベンゾチアゾール誘導体 - Google Patents

ベンゾチアゾール誘導体

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JPH02207078A
JPH02207078A JP2710589A JP2710589A JPH02207078A JP H02207078 A JPH02207078 A JP H02207078A JP 2710589 A JP2710589 A JP 2710589A JP 2710589 A JP2710589 A JP 2710589A JP H02207078 A JPH02207078 A JP H02207078A
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JP
Japan
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compound
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benzothiazole
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Application number
JP2710589A
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English (en)
Inventor
Tokuyuki Hori
堀 徳之
Atsushi Imamura
今村 淳資
Tadayuki Saito
齋藤 忠之
Nobuyasu Nishimura
西村 宣泰
Masami Ohashi
大橋 正美
Koichiro Yoshino
公一郎 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規ベンゾチアゾール誘導体に関する。さらに
詳しくは、抗リウマチ剤として有用な化合物を製造する
ための製造中間体である一般式(式中、Rはメチル基、
メトキシ基、カルボキシル基またはメトキシカルボニル
基を示す。) で表わされるベンゾチアゾール誘導体に関する。
〔従来の技術〕
慢性関節リウマチ(以下RAと言う)は、慢性に経過す
る破壊性、変形性、非化膿性の関節病変を特徴とする全
身性炎症疾患である。RAの発症機序については、遺伝
的要因や環境因子がその根底にあり、ウィルス感染等が
引き金となり、免疫異常を通して発症するものと考えら
れている。従来、RAの治療は非ステロイド抗炎症剤等
によって炎症を抑制する対症療法が主として行われてき
たが、最近は免疫調節作用に基づいて免疫異常を改善す
るという原因療法により近づいた療法が注目されるよう
になって来ており、このタイプの薬物として、例えばロ
ベンザリットニナトリウムが挙げられる[Progre
ss in Drug Re5earch、24,18
5−186、Ern5t JuckerjJi、Bir
kMuser Verlag発行(190ベンザリツト
ニナトリウム (発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は免疫調節作用に基づく作用機序を有する
新規な抗リウマチ剤を製造するために有用な新規製造中
間体を提供する事である。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは検討を重ねた結果、前記−数式(I)で表
わされる新規ベンゾチアゾール誘導体をアセチル化して
得られる一般式(II)(式中、Rは前記に同じ。) で表わされる新規ベンゾチアゾール銹導体が抗リウマチ
剤として有用であることを見い出し、前記−数式(I)
で表わされる化合物がその重要な製造中間体であること
を確かめて本発明を完成した。
本発明の化合物(I)としては、 4−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)ベンゾチ
アゾール、 4−ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニル)ベンゾ
チアゾール、 4−(4−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)安
息香酸、 4−(4−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)安
息香酸メチルエステル が挙げられる。
上記本発明の化合物(I)を後記のようにしてアセチル
化することによって抗リウマチ剤として有用な一般式(
II)であられされる化合物を製造することができる。
−・数式(II)であられされる化合物としては、4−
アセl−キシ−2−(4−メチルフェニル)ベンゾチア
ゾール、 4−アセトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ベンゾ
チアゾール、 4−(4−アセトキシベンゾチアゾール−2−イル)安
息香酸、 4−(4−アセトキシベンゾチアゾール−2−イル)安
息香酸メチルエステル が挙げられる。
本発明の化合物(I)は、例えば下記の方法により製造
することができる。
(以、!う白) (Vll (式中、R′はメチル基、メトキシ基またはメトキシカ
ルボニル基を示す。Rは前記に同じ。)即ち、まず、化
合物(III)を触媒量のN、N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)存在下に塩化チオニルと反応させ酸クロラ
イドとし、これに0−アニシジンを反応させることによ
り化合物(IV)を得る。
次に、ローソン試薬[Lawesson ’ s Re
agent;2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−
1,3−ジチア−2,4−ジフオスフエタン−2,4−
ジスルフイド]を作用させることにより化合物(V)と
した後、水酸化カリウム存在下にフェリシアン化カリウ
ムを作用させることにより化合物(VI)を得る。更に
化合物(VI)に三臭化ホウ素を作用させることにより
本発明の化合物(I)を製造することができる。上記最
終工程に於いて、本発明の化合物(I)のなかでRがメ
チル基の場合は三臭化ホウ素を作用させる代わりに触媒
量のヨウ化テトラ−n−ブチルアンモニウム存在下にヨ
ウ化アルミニウムを、また、Rがカルボキシル基の場合
は臭化水素酸を作用させることが好ましい。(後記実施
例参照) 上記で生成する本発明の化合物(I)は通常の精製手段
、例えばカラムクロマトグラフィー、再結晶等により単
離精製される。
(発明の作用効果) 本発明の化合物(I)は免疫調節作用に基づく作用機序
を有する新規な抗リウマチ剤を製造するために有用であ
る。即ち、本発明の化合物(I)にアセチル化剤、例え
ば無水酢酸、アセチルクロライド等を常法に従って反応
させることによって抗リウマチ剤として有用な化合物(
II)を製造することができる(後記参考側参照)。
上記化合物(II)はRAの病態モデルであるラット・
アジュバント関節炎に対し、ロベンザリットニナトリウ
ムよりも明らかに強い抑制作用を有している(試験例1
参照)。
上記アジュバント関節炎に対する抑制作用は、以下の(
i)、(it)の点から抗炎症作用ではなく免疫調節作
用に基づいていると考えられる。
(i)化合物(II)は、ロベンザリットニナトリウム
と同様に急性炎症モデルであるラットカラゲニン足浮腫
および亜急性炎症モデルであるラットマスタード足浮腫
に対して何等作用を示さない(いずれの場合も投与量1
00mg/kgで無作用)。
(i i)細胞性免疫に対する作用について遅延型アレ
ルギー反応に対する作用を指標として検討したところ、
化合物(II)は、ロベンザリットニナトリウムと同様
に異常に亢進した免疫反応に対してはそれを抑えるが、
正常な免疫反応に対しては何等作用を示さない(試験例
2参照)。
また、化合物(II)はロベンザリットニナトリウムに
比して低毒性であった(試験例3参照)。
従って、化合物(II)は免疫調節作用に基づいてアジ
ュバント関節炎を強く抑制し、しかも低毒性で安全性が
高く、抗リウマチ剤として有用である。
以下に本発明の化合物(I)から製造される化合物(I
I)の抗リウマチ剤としての有用性について試験例を挙
げて説明する。
試験例1 アジュバント関節炎抑制作用: [被検化合物コ (1)化合物(II)(参考例1〜4の各化合物)(2
)ロベンザリットニナトリウム(比較化合物) [試験方法] F 1scher系雄性ラツト(8週齢、体重12〇−
180g)を各群の平均体重がほぼ同程度になるように
群分けし、コンプリート アジュバント[ミコバクテリ
ウム ブチリカム(Difc。
Laboratories)を6mg/mlとなるよう
波動パラフィンに懸濁したもの。] 00.1mを右後
肢足踏皮内に注射して、アジュバント関節炎を惹起した
被検化合物は、1%アラビアゴム溶液に溶解または懸濁
し、アジュバント注射当日より1日1回、週6日の割合
で3週間経口投与した。対照群には、被検化合物の代わ
りに1zアラビアゴム溶液を投与した。経口的に、アジ
ュバント処置足(右後肢)および非処置足(左後肢)の
容積(ml)を、水置換法により測定し、足浮腫抑制率
を下式により求めた。
木 : 被検化合物投与ラットの足浮腫率**:  対
照群の平均足浮腫率 但し、足浮腫率は次式により求めた。
准 : アジュバント処置後の足容積 本*:  アジュバント処置前の足容積[試験結果] アジュバント注射21日後の各化合物の足浮腫抑制率を
第1表に示した。
第1表 :16例中4例は試験中に死亡したため除外した。
第1表から明らかなように、化合物(II)はアジュバ
ント処置足および非処置足の浮腫の何れに対しても明ら
かな抑制作用を示し、この作用はロベンザリットニナト
リウムよりも明らかに強かりた。
試験例2 遅延 アレルギー  に対する作用= (A)免疫正常状態に対する作用: [被検化合物] (1)化合物(II)(参考例1の化合物)(2)ロベ
ンザリットニナトリウム(比較化合物) [試験方法] BALB/c系雄性マウス(8週齢)の尾静脈内に羊赤
血球浮遊液(5X10’個/m1)0.2mlを注射し
て感作した。感作3日後、羊赤血球浮遊液(8X109
個/m1)0.05m1を右後肢足踵皮内に注射し、遅
延型アレルギー反応を惹起した。24時間後、足踏の肥
厚(mm)をダイアルシックネスゲージ(dialth
ickness gauge)を用いて測定し、この肥
厚値と感作前の肥厚値との差を足浮腫(mm)とし、足
浮腫抑制率を下式により求めた。
被検化合物は、1χアラビアゴム溶液に溶解または懸濁
し、感作4日前より1日1回、7日間径ロ投与した。対
照群には、被検化合物の代わりに1zアラビアゴム溶液
を投与した。
第2表 * : 被検化合物投与群の平均足浮腫**:  対照
群の平均足浮腫 [試験結果コ 結果を第2表に示した。
(以下余白) 第2表から明らかなように、化合物(II)はロベンザ
リットニナトリウムと同様に、いずれの投与量において
も足浮腫を抑制せず、免疫正常状態の遅延型アレルギー
反応には影響を及ぼさないことがわかった。
(B)免疫亢進状態に対する作用: [被検化合物] 前記(A)の場合に同じ。
[試験方法] BALB/c系雄性マウス(8週齢)に、シクロホスフ
ァミド75mg/kgを腹腔内投与し、4日後、尾静脈
内に羊赤血球浮遊液(5X10’個/m1)0.2ml
を注射して感作した。感作3日後、羊赤血球浮遊液(8
X10’個/m1)0.05m1を右後肢足踏皮内に注
射し、遅延型アレルギー反応を惹起した。24時間後、
足浮腫(關)を前記(A)と同様にして測定し、足浮腫
抑制率を下式により求めた。
被検化合物は、1駕アラビアゴム溶液に溶解または懸濁
し、感作4日前(シクロホスファミド投与直後)より1
日1回、7日間経口投与した。対照群には、被検化合物
の代わりに1zアラビアゴム溶液を投与した。また、シ
クロホスファミドの代わりに生理食塩液を投与し、被検
化合物の代わりに1%アラビアゴム溶液を投与した群を
正常群とした。
* : 対照群の平均足浮腫 **:  被検化合物投与群の平均足浮腫*本本:  
正常群の平均足浮腫 [試験結果] 結果を第3表に示した。
(以下余白) 第3表 を検定により対照群に対してP<0.05で有意差あり
◆牟 : を検定により対照群に対してP<0.01で
有意差あり。
**◆: を検定により対照群に対してP<0.001
で有意差あり。
第3表から明らかなように、化合物(II )はいずれ
の投与量においても足浮腫を有意に抑制し、免疫亢進状
態の遅延型アレルギー反応を抑制することがわかった。
また、この作用はロベンザリットニナトリウムよりも明
らかに強かった。
試験例3 魚性皇性: [被検化合物] (1)化合物(II)(参考例1〜4の各化合物)(2
)ロベンザリットニナトリウム(比較化合物) [試験方法コ ddY系雄性マウス(体重23g前後)を−夜絶食し、
被検化合物を1%アラビアゴム溶液に溶解または懸濁し
て経口投与した。1週間後の死亡数からLD、。値をプ
ロビット(Probit)法で算出した。
[試験結果] 結果を第4表に示した。
(以下余色) 第4表 (実施例) 以下に、実施例および参考例を挙げて、本発明をさらに
具体的に説明する。
実施例1 4−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)ベンゾチ
アゾール: (1)4−メチル−2′−メトキシベンズアニリド:p
−メチル安息香酸33.Ogと塩化チオニル80m1の
混合物に、触媒量のDMF約0.5 mlを加え、3時
間還流した。反応後減圧乾固し、残渣をテトラヒドロフ
ラン40m1に溶解し、0−アニシジン29.8gのピ
リジン19(1ml溶液に5−10°Cで滴下した。室
温で1時間攪拌した後、水2.51に注ぎ込んだ。析出
した結晶を濾取し、水洗後乾燥し、次いでシクロヘキサ
ンから再結晶することにより、4−メチル−2′−メト
キシベンズアニリド50.5gを得た。
mp 72.5−74.5℃ (2)4−メチル−2′−メトキシベンズチオアニリド
: (1)で得られた4−メチル−2′−メトキシベンズア
ニリド50.0gを1〜ル工ン200m1に溶解し、ロ
ーソン試薬46.1gを加え、1時間還流した。反応核
的50℃に冷却した後、水200m1を加え、さらに2
時間還流した。有機層を分取し、水洗後無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、得られた残
渣をメタノール、次いでシクロヘキサンから再結晶する
ことにより、4−メチル−2′−メトキシベンズチオア
ニリド31.9gを得た。
mp 91.0−93.0°C (3)2−(4−メチルフェニル)−4−メトキシベン
ゾチアゾール: 水酸化カリウム21.8gとフェリシアン化カリウム6
4.0gを水2.51に溶解し、攪拌下(2)で得られ
た4−メチル−2′−メトキシベンズチオアニリド25
.0gを加え、6時間室温で攪拌した。反応後結晶を濾
取し、水洗、乾燥した後、シクロヘキサンから再結晶す
ることにより、2−(4−メチルフェニル)−4−メト
キシベンゾチアゾール13.9gを得た。
mp 98.0−100.0℃ (4)4−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)ベ
ンゾチアゾール: ベンゼン50m1にアルミニウム粉末1.4gおよびヨ
ウ素10.9gを加え、窒素気流下皿つ素の色が消失す
るまで還流した。次いで、これに(3)で得られた2−
(4−メチルフェニル)−4−メトキシベンゾチアゾー
ル11.4gとヨウ化テトラ−n−ブチルアンモニウム
31mgのベンゼン100m1溶液を還流下に滴下した
。更に7時間還流した後、水200m1に注ぎ込み、酢
酸エチルで3回抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥
した後、溶媒を減圧下に留去した。
得られた残渣を少量のクロロホルムで洗浄した後、アセ
トニトリルから再結晶することにより、4−ヒドロキシ
−2−(4−メチルフェニル)ベンゾチアゾール7.8
gを得た。
mp 163.5−165.5°C NMR(CDC13,δppm) :2.42(3H,
S) 、6.80(IH,S) 。
6.97(IH,dd) 、7.2−7.3(3H,m
) 、7.39(IH,dd) 。
7.94(2H,d)。
元素分析値(C工4H1□NOSとして):計算値(%
)  C,69,68;H,4,59;N、5.80実
測値(%)  C,69,96;H,4,41;N、5
.86実施例2 4−ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニル)ベンゾ
チアゾール: (1)4−メトキシ−2′−メトキシベンズチオアニリ
ド: 4−メトキシ−2′−メトキシベンズアニリド(Bul
l、Soc、Chim、France、1964.(5
) 、924−935参照)29.5gをトルエン15
0m1に溶解し、ローソン試薬25゜6gを加え、4.
5時間還流した。反応核溶媒を減圧下に留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー[シクロヘキサン
−酢酸エチル(7:1.v/v)で溶出]に付し、4−
メトキシ−2′−メトキシベンズチオアニリド26.5
gを得た。
なお、この一部をとってシクロヘキサンから再結晶した
ものは、mp 84.5−86.5°Cを示した。
(2)4−メトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ベ
ンゾチアゾール: 水酸化カリウム20.8gとフェリシアン化カリウム6
1.2gを水2.41に溶解し、攪拌下(1)で得られ
た4−メトキシ−2′−メトキシベンズチオアニリド2
5.4gを加え、10時間室温で攪拌した。反応後結晶
を濾取し、水洗、乾燥した後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー[シクロヘキサン−酢酸エチル(7:1.
v/v)で溶出コに付し、次いで、シクロヘキサンから
再結晶することにより、4−メトキシ−2−(4−メト
キシフェニル)ベンゾチアゾール12.0gを得た。
mp 86.0−88.0°C (3)4−ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニル)
ベンゾチアゾール: (2)で得られた4−メトキシ−2−(4−メトキシフ
ェニル)ベンゾチアゾール9.0gをジクロロメタン1
5m1に溶解し、これに三臭化ホウ素8.7gのジクロ
ロメタン15m1溶液を滴下した。室温で2時間攪拌し
た後、氷水200mIに注ぎ込みクロロホルムで3回抽
出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減
圧下に留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー[クロロホルムで溶出]に付し、4−ヒド
ロキシ−2−(4−メトキシフェニル)ベンゾチアゾー
ル4.2gを得た。
なお、この一部をとってシクロヘキサン−酢酸エチルか
ら再結晶したものは以下の物性値を示した。
mp 128.0−130.0℃ NMR(CDC13,δppm) :3.79(3H,
s) 、6.89(2H,d) 。
6.95(IH,dd) 、7.22(IH,dd) 
、7.33(LH,dd) 。
7.44(IH,bs) 、7.90(2H,d)。
元素分析値(C工、H□□No、Sとして):計算値(
%)  C,65,35;)1,4.31;N、5.4
4実測値(%)  C,65,33,H,4,32;N
、5.47実施例3 4−4−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−イル)安息
香酸: (1)4−メトキシカルボニル−2′−メトキシベンズ
アニリド: p−メトキシカルボニル安息香酸102.4gと塩化チ
オニル160m1の混合物に、触媒量のDMF約0.5
 mlを加え、1.5時間還流した。反応後減圧乾固し
、残渣をテトラヒドロフラン90m1に溶解し、0−ア
ニシジン70.0gのピリジン440m1溶液に5−1
0℃で滴下した。室温で2時間攪拌した後、水41に注
ぎ込んだ。析出した結晶を濾取し、水洗後乾燥すること
により、4−メトキシカルボニル−2′−メトキシベン
ズアニリド160 、8gを得た。
なお、この一部をとってシクロヘキサン−酢酸エチルか
ら再結晶したものは、mp 119.0−121.0°
Cを示した。
(2)4−メトキシカルボニル−2′−メトキシベンズ
チオアニリド: (1)で得られた4−メトキシカルボニル−2′−メト
キシベンズアニリド123.2gをトルエン4.00m
1に溶解し、ローソン試薬96.1gを加え、2時間還
流した。反応後熱時濾過し、濾液を室温まで放置した。
析出した結晶を濾取し、少量のベンゼンで洗浄すること
により、4−メトキシカルボニル−2′メトキシベンズ
チオアニリド69.2gを得た。
なお、この一部をとってシクロヘキサン−酢酸エチルか
ら再結晶したものは、mp 105.0−107.0°
Cを示した。
(3)4−(4−メトキシベンゾチアゾール−2−イル
)安息香酸および4−(4−メトキシベンゾチアゾール
−2−イル)安息香酸メチルエステル:水酸化カリウム
52.2gとフェリシアン化カリウム230.0gを水
31に溶解し、攪拌下(2)で得られた4−メトキシカ
ルボニル−2′−メトキシベンズチオアニリド70.0
gを加え、3.5時間室温で攪拌した。反応後結晶を濾
取し、水洗し、乾燥した後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー[ベンゼン−酢酸エチル(97:3.v/v
)で溶出]に付し、次いで、酢酸エチル、更にシクロヘ
キサンから再結晶することにより、4=(4−メトキシ
ベンゾチアゾールー2−イル)安息香酸メチルエステル
13.1gを得た。
mp 165.0−167.0°C また、上記反応後結晶を濾取した濾液を濃塩酸で酸性と
した。析出した結晶を濾取し、水洗後、乾燥することに
より、4−(4−メトキシベンゾチアゾール−2−イル
)安息香酸31.Ogを得た。
なお、この一部をとってジオキサンから再結晶したもの
は、mp 289.0−291.0°Cを示した。
(4) 4−(4−ヒドロキシベンゾチアゾール−2−
イル)安息香酸: (3)で得られた4−(4−メトキシベンゾチアゾール
−2−イル)安息香酸7.8gを臭化水素酸(47%)
 180m1に加え、27時間還流した。反応検水18
0m1に注ぎ込み、結晶を濾取し、洗浄した。乾燥後結
晶をクロロホルムで洗浄し、ジオキサンから再結晶する
ことにより、4−(4−ヒドロキシベンゾチアゾール−
2−イル)安息香酸7.Ogを得た。
なお、この一部をとってシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー[クロロホルム−メタノール(98:2、v/v
)で溶出]に付し、次いで、イソプロピルアルコール、
更にジオキサンから再結晶したものは以下の物性値を示
した。
mp 290.0−302.0°C(分解)NMR(D
MSO−d、、δppm):6.96(IH,dd)、
7.31(IH。
dd) 、7.55(IH,dd) 、8.13(2H
,d)、8.21(2H,d) 。
10、35(IH,bs) 、 12.5−14.0(
IH,br)。
元素分析値(C□4H9No3Sとして):計算値(%
)  C,61,98;H,3,34;N、5.16実
測値(%)  C,62,02;H,3,38;N、5
.17実施例4 実施例3(3)で得られた4−(4−メトキシベンゾチ
アゾール−2−イル)安息香酸メチルエステル11.3
gをジクロロメタン200m1に溶解し、これに三臭化
ホウ素9.5gのジクロロメタン80m1溶液を滴下し
た。室温で2.5時間攪拌した後、氷水300m1に注
ぎ込みクロロホルムで3回抽出した。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、溶媒を減圧下に留去した。残液をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー[クロロホルムで溶
出コに付し、溶媒を減圧下に留去して得られた残渣を少
量のクロロホルムで洗浄した後、酢酸エチルから再結晶
することにより、4−(4−ヒドロキシベンゾチアゾー
ル−2−イル)安息香酸メチルエステル3.6gを得た
mp 215.0−219.0°C NMR(DMSO−ds、δppm):3.91(3H
,s)、6.98(IH。
dd) 7.32(LH,dd) 、 7.53(LH
,dd) 、8.10(2H,d) 。
8.21(2H,d) 、 10.32(IH,bs)
 。
元素分析値(Ct s H11N O3Sとして):計
算値(%)  C,63,14;H,3,89;N、4
.91実測値(%)  C,63,24;H,3,82
;N、4.96参考例1 4−アセトギシー2−(4−メチルフェニル)ベンゾチ
アゾール: 実施例1で得られた4−ヒドロキシ−2−(4−メチル
フェニル)ベンゾチアゾール5.8gを無水酢酸58m
1に加え3時間還流した。反応核減圧乾固し、得られた
残渣を少量のシクロヘキサンで洗浄した後、シクロヘキ
サンから再結晶することにより、4−アセトキシ−2−
(4−メチルフェニル)ベンゾチアゾール4.8gを得
た。
mp 110.0−113.0°C NMR(CDC13,δppm) :2.42(3H,
s) 、2.48(3H,s) 。
7.20(IH,dd) 、7.28(2H,d) 、
7.36(IH,dd) 、7.76(IH,dd)、
7.96(2H,d)。
元素分析値(C16H□3NO,Sとしてル計算値(%
)  C,67,82;I(,4,62;N、4.94
実測値(%’)  C,68,11;H,4,58;N
、5.07参考例2 4−アセトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ベンゾ
チアゾール: 実施例2で得られた4−ヒドロキシ−2−(4−メトキ
シフェニル)ベンゾチアゾール4.0gを無水酢酸40
m1に加え1時間還流した。反応核減圧乾固し、得られ
た残渣を少量のシクロヘキサンで洗浄した後、シクロヘ
キサン−酢酸エチルから再結晶することにより、4−ア
セトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ベンゾチアゾ
ール4.0gを得た。
mp 121.5−124.5°C NMR(CDC13,δppm) :2.48(3H,
s) 、 3.82(3H、s) 6゜94(2H,d
)、7.16(IH,dd)、7.30(LH,dd)
、7.70(LH,dd) 、7.98(2H,d)。
元素分析値(C□a H13N O3Sとして)二計算
値(%)  C,64,20;H,4,38;N、4.
68実測値(%)  C,64,29;H,4,43;
N、4.59参考例3 4−(4−アセトキシベンゾチアゾール−2−イル)安
息香酸: 実施例3で得られた4−(4−ヒドロキシベンゾチアゾ
ール−2−イル)安息香酸6.9gをピリジン15m1
に溶解し、これに無水酢酸2.6gを滴下した。2時間
室温で攪拌した後、シクロヘキサン160m1を加え、
析出した結晶を濾取した。シクロヘキサン、次いで、ジ
エチルエーテルで洗浄した後、アセトニトリルから再結
晶することにより、4−(4−アセトキシベンゾチアゾ
ール−2−イル)安息香酸4.Ogを得た。
mp 229.0−233.0°C NMR(DMSO−d6.δppm):2.48(3H
,s)、7.38(it(。
dd) 、7.54(IH,dd) 、8.0−8.3
(5H,m) 、12.8−13゜6(IH,bs)。
元素分析値(C□e H1t N O4Sとしテ):計
算値(%’)  G、61.33;H,3,54;N、
4.47実測値(%)  C,61,38;H,3,4
1;N、4.32参考例4 実施例4で得られた4−(4−ヒドロキシベンゾチアゾ
ール−2−イル)安息香酸メチルエステル2.5gを無
水酢酸30m1に加え2時間還流した。反応後減圧乾固
し、残渣を少量のシクロヘキサンで洗浄した後、シクロ
ヘキサン−酢酸エチルから再結晶することにより、4−
(4−アセトキシベンゾチアゾール−2−イル)安息香
酸メチルエステル2.3gを得た。
mp 143.5−145.5°C NMR(CDC13,δppm) :2.50(3H,
s) 、3.94(3H,s)7゜20(IH,dd)
 、7.38(IH,dd) 、7.74(IH,dd
) 、8.0−8.2(4H,m)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはメチル基、メトキシ基、カルボキシル基ま
    たはメトキシカルボニル基を示 す。) で表わされるベンゾチアゾール誘導体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6372770B1 (en) 1994-10-12 2002-04-16 Euro-Celtique, S.A. Benzoxazoles
WO2020142865A1 (zh) * 2019-01-07 2020-07-16 江苏凯迪恩医药科技有限公司 一种苯甲酰胺类化合物、中间体、制备方法及应用

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CN112004798A (zh) * 2019-01-07 2020-11-27 江苏凯迪恩医药科技有限公司 一种苯甲酰胺类化合物、中间体、制备方法及应用

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