JPH02203671A - シェーディング補正処理装置 - Google Patents

シェーディング補正処理装置

Info

Publication number
JPH02203671A
JPH02203671A JP1024400A JP2440089A JPH02203671A JP H02203671 A JPH02203671 A JP H02203671A JP 1024400 A JP1024400 A JP 1024400A JP 2440089 A JP2440089 A JP 2440089A JP H02203671 A JPH02203671 A JP H02203671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
reflected light
shading
light amount
white background
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1024400A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadakazu Kusunoki
楠 忠和
Yoshiharu Suzuki
祥治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP1024400A priority Critical patent/JPH02203671A/ja
Publication of JPH02203671A publication Critical patent/JPH02203671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 基準白色板により得られる基準反射光量値に従って、画
像読取装置の光学系のシェーディングを補正するシェー
ディング補正処理装置に関し、基準白色板と異なる白地
の原稿面であっても、読取データの分解能を落とさずに
シェーディングの補正を実現できるようにすることを目
的とし、ラインイメージセンサの走査の開始画素から所
定の画素までの画素が検出する原稿面の白地からの反射
光量値を入力として、この入力に応じたパルスを発生す
る白地パルス発生回路と、ラインイメージセンサの走査
の開始時点で、所定の計数値を初期値としてセットする
とともに、白地パルス発生回路の発生パルスに応じて、
この初期計数値をアップダウンするアップダウンカウン
タと、このアップダウンカウンタの計数値と基準反射光
量値に応じた値とを乗算する乗算器とを備え、この乗算
器により求まる乗算結果のシェーディング波形値に従っ
てシェーディングの補正を実行するよう構成する。
ディング補正処理装置に関するものである。
ファクシミリやモノクロスキャナ等のように、原稿面上
に措かれた画像データをラインイメージセンサにより読
み取る画像読取装置にあっては、蛍光灯等の照明用光源
により照明される原稿面上の照度がラインイメージセン
サの走査方向に対して不均一となることから、これを補
正して正確な画像データを読み取れるようにしていくた
めのシェーディング補正処理装置を具備していく必要が
ある。このようなシェーディング補正処理装置では、様
々な白地の原稿が用いられることに対応できるようにし
ていく必要がある。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、基準白色板を用いて画像読取装置の光学系が
有するシェーディングを補正するためのシェーディング
補正処理装置に関し、特に、基準白色板と異なる白地の
原稿面が用いられることがあっても、読取データの分解
能を落とさずにシェーディングの補正を実現できるよう
にするシエー【従来の技術〕 第4図に、−例として、照明用光源として蛍光灯を用い
る場合のシェーディングを図示する。この図に示すよう
に、蛍光灯1の光量は中央部分で最大をとるとともに、
両端部分にいくに従って減少するという特性がある。こ
れから、レンズ2を介して原稿面からの反射光を受光す
るラインイメージセンサ3は、同じ原稿面の白地からの
反射光を受光する場合であっても、この蛍光灯1の光量
分布に応じて、中央部分の画素では大きな光量を受光す
るとともに、両端部分の画素では小さな光量を受光する
ことになる。更に詳細に説明するならば、ラインイメー
ジセンサ3の各画素と蛍光灯lとの距離が両端部分にい
くに従って長くなることから、この受光する光量の違い
は蛍光灯lの光量分布以上に大きくなるとともに、各画
素の感度のバラツキ等から、微細的にみても受光する光
量に揺らぎが生ずることになる。
このようなラインイメージセンサ3の受光量が不均一と
なるシェーディングが起こると、本来、ラインイメージ
センサ3により第5図(a)のように読み取られるべき
原稿面上の画像データが、第5図(b)のように読み取
られることになってしまうことになる。これから、シェ
ーディングがあると、2値化処理が正確に行われなくな
ってしまい、原稿面上の画像データを正確に読み取れな
いという問題点がでてくるのである。
そこで、画像読取装置では、このようなシェーディング
を補正するためのシェーディング補正処理装置を備える
ことになる。このシェーディング補正処理装置としては
、様々な方式に基づくものが提案されているが、最も広
く用いられているものとして基準白色板を用いる方式が
ある0次に、第6図に従って、基準白色板を用いてシェ
ーディングの補正を実行するシェーディング補正処理装
置の従来技術について説明する。
基準白色板を用いるシェーディング補正処理装置では、
原稿面上の画像データの読み取りに入る前に、先ず最初
に、図示しないラインイメージセンサ3に対して基準白
色板を読み取らせるよう構成する。ここで、この基準白
色板は、原稿面の白地に相当するものとして用意されて
いるものである。このようにして読み取られる基準白色
板からの反射光量値は、ラインイメージセンサ3により
画素単位でアナログの電気信号値に変換されて、リファ
レンス電圧を変化できるマルチプライングタイプのA/
D変換器30に入力されることになる、この基準白色板
の読取処理時において、第1の切換スイッチ91は定電
圧源93を選択するよう構成され、また、第2の切換ス
イッチ92はパターンメモリ60を選択するよう構成さ
れる。これから、A/D変換器30は、定電圧a93よ
り供給される定電圧をリファレンス電圧として、入力さ
れてくる基準白色板からの反射光量値をディジタルに変
換し、そして、パターンメモリ60は、このようにして
ディジタルに変換された1ライン分の基準白色板からの
反射光量値を格納するよう処理する。
続いて、シェーディング補正処理装置は、第1の切換ス
イッチ91をD/A変換器80の側に切り換えるととも
に、第2の切換スイッチ92を出力側(図中の接点す側
)に切り換えてから、要求のある原稿面上の画像データ
の読み取りを実行する。この原稿面上の画像データの読
み取り時において、D/A変換器80は、ラインイメー
ジセンサ3と同期をとって、パターンメモリ60に格納
されている基準白色板からの反射光量値を順次読み出し
て対応するアナログ電圧に変換していく。
そして、A/D変換器30は、このD/A変換器80か
らのアナログ出力をリファレンス電圧として使いながら
、ラインイメージセンサ3により読み取られる原稿面上
からの反射光量値をディジタルに変換して図示しない2
値化回路等に出力していくよう処理することになる。す
なわち、A/D変換器30は、シェーディング波形と相
(以となる電圧信号をリファレンス電圧として用いてデ
ィジタル変換を実行することで、第5図(a)に示した
形式での読み取りを実現することになる。
このように、従来のシェーディング補正処理装置では、
基準白色板によって得られる基準の反射光量値をマルチ
プライングタイプのA/D変換器30のリファレンス電
圧として用いることで、反射光量値の小さい画素部分に
対しては、小さなリファレンス電圧を与え、また、反射
光量値の大きい画素部分に対しては、大きなリファレン
ス電圧を与えるよう構成してシェーディングの補正を実
現していたのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来技術では、基準白色板と
同じ程度の反射率を有する原稿の読み取りに対しては何
ら問題はないものの、基準白色板と比べて反射率の小さ
い原稿に対しては、A/D変換器30が、大きなリファ
レンス電圧に従って小さな電圧をA/D変換していくこ
とからも分かるように、A/D変換器30のダイナミン
クレンジが大きくとれないということになる。これから
、読取データの有効階調数を著しく減少させてしまうこ
とで、分解能を大きく落としてしまっていたという問題
点があった。
しかも、従来技術では、1枚の原稿に対して、同じリフ
ァレンス電圧を与えるよう構成するものであることから
、その原稿の読取中に照明用光源の光源変動があるよう
なことが起こると、読取データの有効階調数が変化して
しまうことで、原稿の読取データの分解能が部分的に悪
くなったり、あるいは逆に良くなったりしてしまうこと
が起こるという問題点もあった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、基
準白色板を用いるシェーディング補正処理装置にあって
、基準白色板と異なる白地の原稿面が用いられることが
あっても、また、原稿の途中で白地の状態が変化するよ
うなことがあっても、読取データの分解能を落とすこと
なく、正確にシェーディングの補正を実現できるように
するシェーディング補正処理装置の提供を目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理構成図である。
図中、20はアンプであって、ラインイメージセンサに
より読み取られる原稿面上からの反射光量値の電気信号
を増幅するもの、30はリファレンス電圧を変化できる
マルチプライングタイプのA/D変換器であって、アン
プ20により増幅された電気信号をディジタルに変換す
るもの、40は白地パルス発生回路であって、ラインイ
メージセンサの走査の開始画素から所定の画素までの画
素が検出する原稿面の白地からの反射光量値を入力とし
て、この入力に応じたパルスを発生するもの、40aは
パルス発生禁止手段であって、白地パルス発生回路40
が検出対象とする画素以外でパルスを発生しないよう制
inするもの、50はアップダウンカウンタであって、
ラインイメージセンサの走査の開始時点で、所定の計数
値を初期値としてセットするとともに、白地パルス発生
回路40の発生パルスに応じてこの初期計数値をアップ
ダウンするもの、50aは初期値設定手段であって、ア
ップダウンカウンタ50に対して初期値を設定するもの
、60はパターンメモリであって、予め測定されること
になる基準白色板からの反射光量値である基準反射光量
値に応じた値を格納するもの、70は乗算器であって、
アップダウンカウンタ50の計数値とパターンメモリ6
0に格納される基準反射光量値に応じた値とを乗算する
もの、80はD/A変換器であって、乗算器70により
求められる乗算値をアナログ電圧に変換して、A/D変
換器30に対してリファレンス電圧として供給するもの
である。
〔作用〕
本発明では、従来技術と同様に、原稿面上の画像データ
の読み取りに入る前にラインイメージセンサに対して基
準白色板を読み取らせて、その検出結果であるシェーデ
ィング波形の基準反射光量値をパターンメモリ60に格
納するよう処理する。
このとき、本発明では、アンプ20のゲインを原稿面上
の画像データの読取時よりも下げて、基準反射光量値を
低めで採取するよう処理する。従って、パターンメモリ
60に格納される基準光量値は、従来技術の基準反射光
量値よりも相対的に低めの値をとる基準反射光量値に応
じた値となることになる。
実際の原稿面上の画像データの読み取りに入ると、白地
パルス発生回路40は、1ラインの走査毎にパルス発生
禁止手段40aで禁止されることになる画素まで、読取
対象となる原稿面の白地からの反射光量値が大きいとき
には、アップダウンカウンタ50に対してカウントアツ
プの信号を送出していくよう動作し、逆に、小さいとき
には、アップダウンカウンタ50に対してカウントダウ
ンの信号を送出していくよう動作する。これから、この
動作が終了すると、アップダウンカウンタ50には、原
稿面の白地が明るいものであるときには大きな計数値が
ラッチされ、逆に、原稿面の白地が暗いものであるとき
には小さな計数値がラッチされることになる。そして、
乗算器70は、乗算処理を実行することで、このアップ
ダウンカウンタ50のラッチされた計数値に従って、パ
ターンメモリ60に格納される基準反射光量値に応じた
値を全体的に持ち上げるよう処理し、A/D変換器30
は、D/A変換器80を介して与えられるこの持ち上げ
られた基準反射光量値に応じた値のシェーディング波形
に従って、反射光量値の小さい画素部分に対しては小さ
なリファレンス電圧を与え、また、反射光量値の大きい
画素部分に対しては大きなリファレンス電圧を与えるよ
う処理して、シェーディングの補正を実現するよう動作
することになる。
このように、本発明では、読取対象の原稿の走査開始部
分の白地を使って、原稿の走査ライン毎に、原稿面の白
地からの反射光量値に適応したシェーディング波形を求
めてA/D変換器30のリファレンス電圧とするよう構
成するものであることから、基準白色板と異なる白地の
原稿面が用いられることがあっても、また、原稿の途中
で白地の状態が変化するようなことがあっても、読取デ
ータの分解能を落とさずにシェーディングの補正を実現
できるようになる。
〔実施例〕
以下、実施例に従って本発明の詳細な説明する。
第2図に、本発明の一実施例構成を示す。図中、第1図
及び第6図で説明したものと同じものについては、同一
の記号で示しである。IOは制御コントローラであって
、シェーディング補正処理装置全体の制御を実行するも
の、21はアンプ20を構成する演算増幅器、22は同
じくアンプ20を構成する増幅率切換スイッチであって
、演算増幅器21の増幅率を高低の2段階のいずれか一
方に設定するもの、41は白地パルス発生回路40を構
成する第1のコンパレータであって、演算増幅器21か
らの出力が所定の電圧より大きいときにH1出力を送出
するもの、42は第2のコンパレータであって、演算増
幅器21からの出力が所定の電圧より小さいときにH1
出力を送出するもの、43は第1のANDゲートであっ
て、ラインイメージセンサの読み出しの駆動クロック(
図中では、′″CLK”で記述しである)と、ラインイ
メージセンサの走査開始と同期して発せられるワンショ
ットパルス(図中では、“CLK EX”で記述しであ
る)との論理積が成立したときにH1出力を送出するも
の、44は第2のANDゲートであって、第1のAND
ゲート43の出力と第1のコンパレータ41との論理積
が成立したときにH1出力を送出するもの、45は第3
のANDゲートであって、ラインイメージセンサの読み
出しの駆動クロックと、ラインイメージセンサの走査開
始と同期して発せられるワンショットパルスとの論理積
が成立したときにH1出力を送出するもの、46は第4
のANDゲートであって、第3のANDゲート45の出
力と第2のコンパレータ42との論理積が成立したとき
にH1出力を送出するもの、51はレジスタであって、
アップダウンカウンタ50に設定されることになる初期
計数値を格納するもの、52はMPUバスであって、制
御コントローラ10からの指示に従って送られてくる初
期計数値をレジスタ51に伝送するものである。
次に、このように構成される本発明の動作処理について
説明する。
画像読取装置にセットされた原稿の読取要求があると、
制御コントローラlOは、増幅率切換スイッチ22を低
い増幅率が設定される接点a側にセットするとともに、
従来技術と同様に、第1の切換スイッチ91を定電圧源
93の側にセットし、第2の切換スイッチ92をパター
ンメモリ60の側にセットしてから、従来技術と同様に
、図示しないラインイメージセンサに対して基準白色板
を読み取らせるよう処理する。
このようにして読み取られる基準白色板からの反射光量
値は、ラインイメージセンサにより画素単位でアナログ
の電気信号に変換されて、低い増幅率に設定された演算
増幅器21で増幅されてから、A/D変換器30に入力
されることになる。
そして、従来技術と同様に、マルチプライングタイプの
A/D変換器30は、定電圧源93より供給される定電
圧をリファレンス電圧として、入力されて(る基準白色
板からの反射光量値をディジタルに変換し、パターンメ
モリ60は、このようにしてディジタルに変換された1
ライン分の基準白色板からの反射光量値を格納する。こ
のパターンメモリ60に格納される基準白色板からの反
射光量値は、パターンの形状としては、従来と同様にシ
ェーディング波形そのものであるが、演算増幅器21の
増幅率が低く設定されていることから、信号レベルの大
きさとしては、従来のそれよりも小さなものとなってい
る。
続いて、制御コントローラ10は、増幅率切換スイッチ
22を高い増幅率が設定される接点す側に切り換えると
ともに、第1の切換スイッチ91をD/A変換器80の
側に切り換え、第2の切換スイッチ92を出力側(図中
の接点す側)に切り換えてから、図示しない紙送り機構
を駆動することで、要求のある原稿面上の画像データの
読み取りに入るよう処理することになる 画像読取装置の読取対象となる原稿については、ライン
イメージセンサの走査方向についての左右両端部分につ
いては、文字等の画像データの記入が禁止される規約が
設けられることが一般的である。また、そのような規約
が特別に設けられなくても、利用者は、原稿の両端部分
については文字等を記入しないことが普通である。従っ
て、ラインイメージセンサの走査の開始画素から所定の
画素までの画素が検出することになる原稿面は、常に画
像データが記入されていない白地のものとなることにな
る。
これから、原稿面上の画像データの読み取りが開始され
ると、第1及び第2のコンパレータ41゜42は、演算
増幅器21により増幅される原稿面の白地からの反射光
量値を所定の電圧値と比較していくことで、ラインイメ
ージセンサの画素毎に、H1出力かLO小出力を出力し
ていくことになる。
一方、制御コントローラlOは、ラインイメージセンサ
のライン毎の走査開始と同期させて、この白地の保証さ
れている画素までの長さとなるワンショットパルス(図
中のCIJ EX”)を発生することで、第2、第4の
ANDゲート44.46が受は取る第1、第2のコンパ
レータ41,42からのHI/LO出力が、確かに原稿
面の白地からの反射光量によるものであることを制御す
るよう処理する。
このようにして、第1のコンパレータ41は、原稿面の
白地が所定のものよりも明るいものであるならば、H1
出力のパルスを送出していくことになり、また、逆に、
第2のコンパレータ42は、原稿面の白地が所定のもの
よりも暗いものであるならば、H1出力のパルスを送出
していくことになる。そして、この第1のコンパレータ
41から出力されるパルスは、アップダウンカウンタ5
0のアップカウント端子に入力されて、アップダウンカ
ウンタ50の計数値をカウントアツプしてい(とともに
、第2のコンパレータ42から出力されるパルスは、ア
ップダウンカウンタ50のダウンカウント端子に入力さ
れて、アップダウンカウンタ50の計数値をカウントダ
ウンしていくよう動作する。
上述したように、制御′nコントローラ10は、レジス
タ51を介して、このアップダウンカウンタ50に対し
て、ラインの走査の開始時点で所定の大きさの初期計数
値を設定していくことになる。
これから、ワンショットパルスの終了時点、すなわち、
原稿面の白地情報についてのサンプリング処理の終了時
点においては、アンプダウンカウンタ50には、原稿面
の白地が明るいものであるときには初期計数値よりも大
きな計数値がラッチされることになり、また、逆に、原
稿面の白地が暗いものであるときには初期計数値よりも
小さな計数値がラッチされることになる。
このアップダウンカウンタ50とパターンメモリ60と
を入力側として接続する乗算器70は、アップダウンカ
ウンタ50の計数値と、パターンメモリ60に格納され
る信号レベルの小さな基準白色板からの反射光量値とを
乗算することで、パターンメモリ60に格納される基準
白色板からの反射光量値を全体的に持ち上げるよう処理
する。
上述したように、アンプダウンカウンタ50は、原稿面
の白地が明るいものであるときには大きな計数値をラッ
チし、原稿面の白地が暗いものであるときには小さな計
数値をラッチすることから、第3図に示すように、原稿
面の白地が明るいものであるときには、乗算器70は、
パターンメモリ60に格納される基準白色板からの反射
光量値をより大きく持ち上げて出力し、原稿面の白地が
暗いものであるときには、小さく持ち上げて出力するこ
とになる。
これにより、A/D変換器30は、D/A変換器80を
介して与えられるこの持ち上げられた基準反射光量値に
応じた値に従って、明るい白地の原稿面上の画像データ
を読み取るときには、大きなレベルのシェーディング波
形のリファレンス電圧に従ってA/D変換を実行し、逆
に、暗い白地の原稿面上の画像データを読み取るときに
は、小さなレベルのシェーディング波形のリファレンス
電圧に従ってA/D変換を実行できることになる。
これから、従来技術のように、A/D変換器30が、原
稿面の白地の状態に依らずに常に同じレベルのシェーデ
ィング波形のリファレンス電圧に従ってA/D変換を実
行したことで生じていた問題点が解決できることになる
のである。
本発明の基本的な考え方は、演算増幅器21が備える2
段階の増幅率の大きさや、アップダウンカウンタ50に
設定される初期計数値の大きさで制限されるものではな
いが、A/D変換器30のダイナミックレンジが太き(
とれるように、これらの値を適切に選択していくことが
好ましいことは言うまでもない。また、実施例の説明に
あたって用いた原稿面の白地の「白」は、色彩学的にい
う無彩色の「白」に限られるものではな(、一般的に使
用される原稿面の白地の色を含めるものであることも言
うまでもないことである。
〔発明の効果] 以上に説明したように、本発明では、読取対象の原稿の
走査開始部分の白地を使って原稿の走査ライン毎に、原
稿面の白地からの反射光量値に適応したシェーディング
波形を求めてマルチプライングタイプのA/Di換器の
リファレンス電圧とするよう構成するものであることか
ら、基準白色板と異なる白地の原稿面が用いられること
があっ。
でも、また、原稿の途中で白地の状態が変化するような
ことがあっても、読取データの分解能を落とすことなく
、正確にシェーディングの補正を実現できるようになる
のである。
第4図はシェーディングを説明する説明図、第5図はシ
ェーディングがもたらす問題点を説明する説明図、 第6図は従来技術の説明図である。
図中、10は制御コントローラ、20はアンプ、21は
演算増幅器、22は増幅率切換スイッチ、30はA/D
変換器、40は白地パルス発生回路、50はアップダウ
ンカウンタ、60はパゝターンメモリ、70は乗算器、
80はD/A変換器、91は第1の切換スイッチ、92
は第2の切換スイッチ、93は定電圧源である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ラインイメージセンサにより読み取られる原稿面上の画
    像データを、基準白色板により得られる基準反射光量値
    に従って補正することで、画像読取装置の光学系が有す
    るシェーディングを補正するシェーディング補正処理装
    置において、 ラインイメージセンサの走査の開始画素から所定の画素
    までの画素が検出する原稿面の白地からの反射光量値を
    入力として、この入力に応じたパルスを発生する白地パ
    ルス発生回路(40)と、ラインイメージセンサの走査
    の開始時点で、所定の計数値を初期値としてセットする
    とともに、上記白地パルス発生回路(40)の発生パル
    スに応じて、反射光量値が大きいときにはカウントアッ
    プするとともに反射光量値が小さいときにはカウントダ
    ウンする態様で、この初期計数値をアップダウンするア
    ップダウンカウンタ(50)と、このアップダウンカウ
    ンタ(50)の計数値と上記基準反射光量値に応じた値
    とを乗算する乗算器(70)とを備え、 この乗算器(70)により乗算される乗算値に従って、
    ラインイメージセンサにより読み取られる原稿面上の画
    像データを補正することで、シェーディングの補正を実
    行することを特徴とするシェーディング補正処理装置。
JP1024400A 1989-02-02 1989-02-02 シェーディング補正処理装置 Pending JPH02203671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1024400A JPH02203671A (ja) 1989-02-02 1989-02-02 シェーディング補正処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1024400A JPH02203671A (ja) 1989-02-02 1989-02-02 シェーディング補正処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02203671A true JPH02203671A (ja) 1990-08-13

Family

ID=12137113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1024400A Pending JPH02203671A (ja) 1989-02-02 1989-02-02 シェーディング補正処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02203671A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7965874B2 (en) 2003-05-15 2011-06-21 Fujitsu Limited Biological information detecting device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7965874B2 (en) 2003-05-15 2011-06-21 Fujitsu Limited Biological information detecting device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4554583A (en) Shading correction device
EP0920193A2 (en) Image processing apparatus and method
US7443546B2 (en) Method for generating a calibration curve
JPS60172886A (ja) 複数受光素子を用いた読取り装置
US7433093B2 (en) Method and apparatus for increasing signal to noise ratio
JPH02203671A (ja) シェーディング補正処理装置
JP4194210B2 (ja) 画像読取装置、及び画像読取装置の制御方法
JPH06189132A (ja) 画像読取装置
KR100250360B1 (ko) 화상 입력장치의 전처리기 및 이를 이용한 화상왜곡보정방법
JPH0455019B2 (ja)
JPH01117571A (ja) 光学走査装置
JPH0399581A (ja) 原稿読取装置
JPH0671309B2 (ja) イメージセンサの出力補正方法
JP2612211B2 (ja) 画像入力装置
JPS6243265A (ja) シエ−デイング補正回路
JPH04301968A (ja) 画像信号処理装置
JPS60254876A (ja) シエ−デイング補正装置
KR100248751B1 (ko) 화상 입력장치의 전처리기 및 이를 이용한 화상왜곡보정방법
JPH0686008A (ja) 画像情報読取り装置
JPH0310463A (ja) 画像読取装置
JPH04207469A (ja) 画像読取装置
JPH03171966A (ja) 画像読取装置
JPH02254851A (ja) 画像読取装置
KR20000000673A (ko) 쉐이딩 보정방법
JPH1169154A (ja) シェーディング補正方法及び装置