JPH02203053A - 自動張力調整機構を有するベルト伝動装置 - Google Patents

自動張力調整機構を有するベルト伝動装置

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JPH02203053A
JPH02203053A JP2329589A JP2329589A JPH02203053A JP H02203053 A JPH02203053 A JP H02203053A JP 2329589 A JP2329589 A JP 2329589A JP 2329589 A JP2329589 A JP 2329589A JP H02203053 A JPH02203053 A JP H02203053A
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guide holes
diameter
belt
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Hideaki Kawahara
英昭 川原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、タイミングベルトの張力を駆動力に応じて自
動的に調整して、そのスキップ現象を抑制するベルト伝
動装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来より、歯付プーリにタイミングベルト(シンクロベ
ルト)を巻き掛けてベルト伝動を行うベルト伝動装置に
おいては、ベルトの張力が低下すると、ベルトの歯部と
プーリの歯部との噛合がなくなっていわゆるスキップ現
象が生じるという問題がある。
このようなスキップ現象を抑制する装置としては、ベル
トの緩み側背面をばね等で付勢されたテンションローラ
により押圧して、ベルトにその駆動力に応じた張力を与
えるようにしたテンション機構が知られている。しかし
、このものでは、ベルトがテンションローラによって通
常の屈曲方向とは逆の背面方向に屈曲されるため、ベル
ト心体の疲労が促進され、ベルトの耐久性が低下すると
いう不具合がある。また、大きいトルクが加わった場合
や、経時変化に伴ってベルトに伸びが生じた場合には、
テンションローラの戻りによりその押圧力が低下し、ス
キップ現象の発生は確実に阻止し得ないこととなる。
このため、上記スキップ現象を確実に阻止し得るように
したベルト伝動装置として、従来、特公昭58−475
92号公報に開示されるものが知られている。
すなわち、このものは、互いに平行な1対の回転軸にそ
れぞれ支持された歯付プーリからなる駆動及び従動プー
リと、該両プーリ間に巻き掛けられて両回転軸間で動力
を伝達するタイミングベルトとを設け、上記駆動又は従
動プーリのいずれか一方を、回転軸に回転一体に支持さ
れかつ外周にギヤを有する第1プーリ部材と、該第1プ
ーリ部材の外周に第1プーリ部材の軸心に対して偏心可
能に配置され、上記第1プーリ部材のギヤに噛合するギ
ヤを内周に有し、外周に上記タイミングベルトに噛み合
う歯部を有する第2プーリ部材とで構成し、上記両プー
リ部材のギヤ同士の噛合で動力伝達を行わせることによ
り、駆動及び従動プーリ間の軸間距離を駆動力に応じて
変位させて最適なベルト張力を自動的に得るようにし、
ベルトのスキップ現象を防[してその耐久性の向上を図
るようにしたものである。
しかしながら、この従来のものでは、駆動プーリ側を第
1及び第2プーリ部材で構成した場合、該両プーリ部材
の径の違いにより必然的に第2プーリ部材側のギヤの数
が第1プーリ部材のギヤの数よりも多くなり、回転軸の
回転が減速されて第2プーリ部材つまりベルトに伝達さ
れることとなる。このため、駆動プーリから従動プーリ
に回転を増進して伝達する必要のある自転車の駆動系に
適用すると、その増速伝達の確保のために、上記減速分
を見越して駆動プーリの直径を必要以上に大きくせねば
ならず、その配置スペースが大きくなったり、重量が増
加したりする等の難点があった。
そこで、こうした不具合を解消するベルト伝動装置とし
て、特開昭63−6261号公報に開示されるものがあ
る。このものは、例えば第11図に示すように、基本的
には上記従来の構造と同様で、駆動軸a上の駆動プーリ
Cと従動輪す上の従動プーリdとの間に歯付伝動ベルト
eが発註されたものである。その特徴として、上記駆動
プーリCは、外周端面に歯付ベルトeが噛み合う無端状
の外歯(図示せず)を有する環状従動輪fと、該環状従
動輪fの内周側に配置され、中心に上記駆動軸aを一体
に有し、環状従動輪fの内径よりも小径の駆動ディスク
gと、上記環状従動輪fの側面に一体に取り付けられ、
中心部に上記駆動軸aを遊動可能に貫通させる窓り、を
有する側面板りと、上記駆動ディスクgの側面に駆動軸
aを中心として等角度間隔で突設された複数のブツシュ
i。
i、・・・と、上記側面板りにその中心と同心状態に等
角度間隔で開口され、上記複数のブツシュi。
i、・・・をそれぞれ遊嵌合可能な複数のブツシュ窓、
t、  j、・・・とを備えている。そして、駆動ディ
スクgの各ブツシュiが側面板りの各ブツシュ窓jの周
縁部を摺接しながら押すことによって駆動ディスクgか
ら環状従動輪fへの動力伝達が行われる構成とされてい
る。この構成により、駆動力に応じて最適なベルト張力
を自動的に得ることができ、ベルトeのスキップ現象を
確実に防止することができることに加え、駆動ディスク
g(駆動軸a)と環状従動輪fとの回転比率が等しいた
めに、増速伝達を要する自転車の駆動系に適用した場合
でも、環状従動輪f延いては駆動プーリCの直径を小さ
くすることができる。
(発明が解決しようとする3題) ところが、この提案のものでは、作動原理上、駆動ディ
スクgの各ブツシュlが側面!2hの各ブツシュ窓jの
周縁部を滑りながら押すことによって駆動ディスクgか
ら環状従動輪fへの動力伝達が行われる構造であるので
、ブツシュi又はブツシュ窓j周縁部が早期磨耗しない
ようにするために、実際の使用段階では各ブツシュl上
にローラを回転自在に支持すること等が必要不可欠とさ
れる。このため、構造が複雑になり、装置の組立工数が
増加してコストアップを招く難がある。
また、大きな負荷が急激に加わった場合にはローラが破
損したり、ブツシュiが折損したりする虞れがある。
さらには、ブツシュ1やローラの摺動摩擦によるトルク
ロスが生じるのは避けられ?5ない。
また、駆動ディスクgの側面にブツシュi、i。
・・・が突設されているため、駆動プーリCの厚さが増
大してベルト伝動装置が厚くなる等の問題もある。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、上記のベルト伝動装置において、回転軸に結合
支持される側のプーリ部材とベルトに噛合連結される側
のプーリ部材との駆動力伝達構造を改良することにより
、ベルト伝動装置の構造を簡単にして組立工数の低減及
びそれに伴うコストダウン化を図り、急激な大負荷に対
する耐久性を高め、トルクロスを低減するとともに、ベ
ルト伝動装置の薄肉化を図ることにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明の解決手段は、基本
的に、駆動側プーリにおける回転軸側とプーリ側とをボ
ールやローラ等の転動体を用いた係合機構によって連結
する。
すなわち、請求項(1)記載の発明では、互いに平行な
1対の回転軸と、該回転軸にそれぞれ支持された歯付プ
ーリからなる駆動及び従動プーリと、該両プーリ間に巻
き掛けられて両回転軸間で動力を伝達するタイミングベ
ルトとを備えたベルト伝動装置に対し、上記駆動プーリ
を、回転軸に回転一体に支持された円板状の第1プーリ
部材と、該第1プーリ部材に係合された第2プーリ部材
とからなるものとする。
そして、上記第1プーリ部材は、内周が上記回転軸に回
転一体に取り付けられた円板からなるディスク部を備え
た構成とする。
一方、上記第2プーリ部材は、第1プーリ部材の外周に
配置され、かつ内径がディスク部の外径よりも大に形成
され、外周に上記タイミングベルトに噛み合う歯部を有
する略リング状のプーリ部と、上記ディスク部の両側に
ディスク部を挟み込むように配置され、かつ外周縁が上
記プーリ部に回転一体に固定され、中心に上記回転軸を
挿通可能な貫通孔を有する円板からなる1対の側面板と
を備えた構成とする。
さらに、上記一方の側面板の内側面には複数の有底の第
2プーリ側案内穴を側面板と同心円周上にかつ等角度間
隔をあけて設ける。また、上記ディスク部において上記
一方の側面板の内側面に対向する一側面には上記fjS
2プーリ側案内穴と略同径の複数の有底の第1プーリ側
案内穴を第2プーリ側案内穴に対応して設ける。
また、上記互いに対向する両案内穴には案内穴の開口径
よりも小径の転動体を各半部がそれぞれ両案内穴に臨む
ように嵌装する。そして、上記各転動体の案内穴での転
動により第2プーリ部材を第1プーリ部材に対し所定m
tQ心可能に構成する。
請求項(′2J記載の発明では、上記請求項(1)記載
の発明の構成において、第1プーリ部材のディスク部の
他側面にも同様の第1プーリ部材側案内穴を設け、一方
、ディスク部両側面にそれぞれ対向する側面板の内側面
に第2プーリ部材側案内穴を設ける。
また、請求項(3)記載の発明では、上記請求項(1)
記載の発明の構成とは逆に、駆動プーリにおける第1プ
ーリ部材を、軸線方向に所定間隔をあけて対向配置され
、かつ内周が上記回転軸に回転一体に取り付けられた円
板からなる1対の側面板を備える構成とする。一方、第
2プーリ部材は、第1プーリ部材の外周に配置され、か
つ内径が側面板の外径よりも大に形成され、外周に上記
タイミングベルトに噛み合う南部を有する略リング状の
プーリ部と、上記両側面板間に遊嵌合され、かつ外周縁
が上記プーリ部に回転一体に固定され、中心に上記回転
軸を挿通可能な貫通孔を有する円板からなるディスク部
とを備えてなるものとする。
そして、上記一方の側面板の内側面に複数の有底の第1
プーリ叫案内穴を側面板と同心円周上にかつ等角度間隔
をあけて設ける一方、上記ディスク部において上記一方
の側面板の内側面に対向する一側面に、上記第1プーリ
両案内穴と略同径の複数の有底の第2プーリ側案内穴を
第1プーリ両案内穴に対応して設ける。
さらに、上記互いに対向する両案内穴に転動体を各半部
がそれぞれ両案内穴に臨むように嵌装し、各転動体の案
内穴での転動により第2プーリ部材を第1プーリ部材に
対し所定量偏心可能に構成する。
請求項(4)記載の発明では、上記請求項(3)記載の
発明の構成において、第2プーリ部材のディスク部の他
側面にも同様の第2プーリ部材側案内穴を設け、一方、
ディスク部両側面にそれぞれ対向する側面板の内側面に
第1プーリ部材側案内穴を設ける。
さらに、請求項(5)記載の発明では、上記請求項(1
1,(2)、 +31又は(4)記載の発明の構成にお
いて、ディスク部と側面板との間に、転動体を転動可能
に保持する保持孔をPTする転動体保持板を配設する。
そして、具体的に、請求項(6)記載の発明では、上記
請求項(11,+2)、 (3)、 (4)又は(5)
記載の発明のtlが成において転動体をボールとする。
一方、請求項(7)記載の発明では、上記請求項(1)
+2)、 (3L (4)又は(5)記載の発明の構成
において転動体をローラ(ころ)とする。
また、請求項(8)記載の発明では、上記請求項(7)
記載の記載の発明の構成において、ローラをFワ往状、
円錐状又は鼓形状とする。
(作用) 上記の構成により、請求項(i)、 (2)、 (3)
又は(4)記載の発明では、駆動及び従動プーリ間にタ
イミングベルトが巻き掛けられると、該タイミングベル
トの曲げ剛性と第2プーリ部材の自重とにより、第2プ
ーリ部材の軸心が第1プーリ部材の軸心に対し従動プー
リ側でかつベルト緩み側に偏心する。
この偏心に伴い、第2プーリ部材の案内穴がそれと対応
する第1プーリ側案内穴に対して同様の方向に偏心する
が、この両案内入間には転動体が介在されているため、
偏心は転動体に規制されて止まる。すなわち、無負荷状
態では第2プーリ部材は最大量偏心する。この状態では
、第2プーリ側案内穴が第1プーリ側案内穴に対して従
動プーリ側でかつベルト緩み側に偏心しているため、第
1プーリ部材に駆動力を与えた場合、第2プーリ部材に
駆動力を伝達するのは、偏心方向が第1プーリ部材の円
周方向と一致する位置。つまり第1プーリ部材の軸心に
対し従動プーリ側でかつベルト緊張側部分のみとなる。
従って、駆動プーリの1回転中、複数の案内穴及び転動
体が第1プーリ部材の軸心に対し従動プーリ側でかつベ
ルト緊張側部分を横切るときにのみ、駆動力が第1プー
リ部材から第2プーリ部材に伝達される。
回転軸に駆動ノJが与えられた場合、第1プーリ部材か
ら第2プーリ部材への駆動力の伝達は第1プーリ部材の
軸心に対し従動プーリ側でかつベルト緊張側部分に位置
する転動体のみで行われ、その力の方向は第1プーリ部
材の円周方向となる。
この方向は第2プーリ部材の軸心から第1プーリ部材の
軸心に向かう方向と略一致しているので、上記駆動力に
より第2プーリ部材は第1プーリ部材側へ移動(7て偏
心量は減少する。ところが、この第2プーリ部材の移動
により、タイミングベルトの巻き掛かるピッチ周長が増
大するので、無負荷状態で緩み状態にあったタイミング
ベルトは引っ張られ、これにより第2プーリ部材の移動
が規制される。同時に、モーメントの釣合いにより、第
1プーリ部材の軸心に対し従動プーリ側でかつベルト緊
張側部分に位置する転動体からそれぞれベルトの緊張側
及び緩み側の各スパンまでの垂直距離に応じた比率でベ
ルトの緊張側及び緩み側に張力が付与される。また、駆
動力の大きさが変化しても、その駆動力を伝達する転動
体の位置及び力の方向は変化せず、力の大きさのみが駆
動力に応じて変化するため、タイミングベルトの緊張側
及び緩み側には常に一定の比率で張力が与えられる。以
上により、タイミングベルトのスキップ現象を抑制して
、その耐久性を高めることができる。
そして、この発明の場合、案内穴と転動体との係合によ
り駆動力を伝達する構造であるため、ブツシュ及びロー
ラを使用する場合に比べ、構造が簡単となり、組立工数
の減少によってコストダウンを図ることができる。また
、転動体による伝達であるので、大きな負荷が急激に加
わった場合でも転動体の損傷がなく、高い耐久性を得る
ことができる。さらに、転動体の案内穴内での転動によ
りその抵抗が小さく、トルクロスを低減することができ
る。しかも転動体が案内穴内で転動するので、駆動プー
リ側の厚さを薄くでき、ベルト伝動装置のコンパクト化
を図ることができる。
また、特に、請求項(2)又は(4)記載の発明では、
案内穴及び転動体が第1プーリ部材又は第2プーリ部材
のディスク部における表裏側面に配設されているので、
第1プーリ部材から第2プーリ部材へ駆動力を伝達する
際の力のバランスが良くなり、トルクロスを低減できる
とともに、大きな駆動力を伝達することができる。
さらに、請求項(5)記載の発明では、転動体の位置規
制を行う転動体保持板が付設されているの−C5案内穴
内での転動体の遊びを有効に規制でき、駆動プーリのよ
り安定した回転を得ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面にバづいて説明する。
第3図及び第4図は本発明の第1実施例の全体構成を示
し、1は自転車のクランクペダル(図示せず)に連結さ
れた駆動軸、2は自転車の後車輪(図示せず)を支持す
る従動軸であって、これら駆動軸1及び従動軸2は互い
に平行に配置されている。上記駆動軸1には歯付きの駆
動プーリ3が回転一体に取り付けられている。従動軸2
には駆動プーリ3よりも小径で外周に歯部16aを有す
る従動プーリ16が支持され、この従動プーリ16は図
示しないワンウェイクラッチ機構によって駆動回転方向
(図で反時計回り方向)にのみ従動軸2に回転一体に連
結される。そして、上記両プーリ3,16間には底面(
内周面)に歯部B1を有するタイミングベルトBが巻き
掛けられており、このベルトBによって駆動軸1から従
動軸2に動力を伝達するようになされている。
上記駆動プーリ3は、駆動軸1に回転一体に支持された
小径円板状の第1プーリ部材4と、該第1プーリ部材4
の外周に配置され、第1プーリ部材4の軸心01すなわ
ち駆動軸1の回転中心に対して偏心可能な軸心02を有
する第2プーリ部材7と、両プーリ部材4,7を連結す
る係合機溝12とで構成されている。
上記駆動プーリ3の具体構造について第1図及び第2図
により説明すると、上記第1プーリ部材4は、駆動軸1
に回転一体に結合されたボス部5と、該ボス部5の外周
に一体形成された円板からなるディスク部6とで構成さ
れている。
一方、上記第2プーリ部材7は、略リング状のプーリ部
8と、該プーリ部8に外周部にてビン9゜9、・・・に
より回転一体に固定された表裏1対の側面板10.11
とを備えてなる。上記プーリ部8は第1プーリ部材4の
外周に配置され、その内径がディスク部6の外径よりも
大に形成され、外周には上記タイミングベルトBに噛み
合う歯部8aが形成されている。一方、1対の側面板1
0.11は上記ディスク部6の両側にディスク部6を挟
み込むように対向配置され、外周部はプーリ部8よりも
半径方向外側に突出していて、駆動プーリ3の対向シェ
イブを構成しており、中心には上記ボス部5(駆動軸1
)を挿通可能な貫通孔10a。
11aが形成されている。
さらに、上記係合機構12について説明するに、上記第
2プーリ部材7における裏側(第1図で左側)の側面板
11の内側面には複数(図では16個)の有底円形状の
第2プーリ側ボール案内穴14.14.・・・が側面板
11と同心円周上にかつ等角度間隔をあけて凹設されて
いる。一方、上記第1プーリ部材4のディスク部6にお
いて上記裏側側面板11の内側面に対向する裏面には上
記第2プーリ側ボール案内穴14,14.・・・と略同
径の複数の有底円形状の第1プーリ側ボール案内穴13
.13.・・・がそれぞれ両プーリ部材4.7の同心状
態で各第2プーリ側ボール案内穴14に対応して形成さ
れている。この各ボール案内穴13゜14は深さが開口
部の直径に比べて小さい浅水に設定されている。
さらに、上記互いに対向する第1プーリ側ボール案内穴
13と第2プーリ側ボール案内穴14との各々には各ボ
ール案内穴13.14の開口径よりも小径でその略半分
程度の直径を有するボール15(転動体)が各半部をそ
れぞれ両ボール案内穴13.14に臨ませて嵌装されて
いる。
そして、この各ボール15のボール案内穴13゜14で
の転動により第2プーリ部材7が第1プーリ部材4に対
し所定量偏心可能に構成されている。
また、上記駆動軸1及び従動軸2の軸心01゜03間士
を結ぶ直線QAと、該直線Rxに直交しかつ上記第1プ
ーリ部材4の軸心OIを通る直線Qsとにより区画され
た緩み側偏心ゾーンZに、上記第2プーリ部材7の軸心
02が所定量偏心して位置するよう、上記タイミングベ
ルトBの長さが設定されている。
したがって、上記実施例においては、駆動及び従動プー
リ3,16間で動力伝達が行われない無負荷状態では、
第3図に示すように、タイミングベルトBの張力がほぼ
零になり、駆動プーリ3における第2プーリ部材7の軸
心02が第1ブー94の軸心01に対し最大量偏心する
この状態から駆動軸1に駆動力が加わって負荷状態にな
ると、第4図に示すように、その駆動力は第1プーリ部
材4から、該第1プーリ部材4の軸心Ojに対しほぼ従
動プーリ16側でかつベルト緊張側部分(図で駆動プー
リ3の右上側部分)に位置するボール15を介して第2
プーリ部材7に伝達される。このため、第2プーリ部材
7は両プーリ部材4.7の軸心0..02を通る平面p
に沿ってタイミングベルトBの緊張側に移動するととも
に、この移動によってタイミングベルトBの緊張側と緩
み側とに一定の比率で張力が分配される。その結果、タ
イミングベルトBのスキップ現象を有効に抑え、その耐
久性を向上させることができる。
そして、タイミングベルトBの同行状態では、上記両プ
ーリ部材4.7の軸心01.02同士がほぼ一致し、こ
のことにより駆動プーリ3をスムーズに回転させること
ができる。
この場合、上記第1及び第2プーリ部材4.7がボール
案内穴13.14及びボール15からなる係合機構12
により連結されているので、駆動プーリ3に対しその駆
動軸1の回転を1;1の伝達比で伝達でき、駆動プーリ
3の回転を増速して従動プーリ16に伝動する場合であ
っても駆動プーリ3の径を必要以上に大きくせずとも済
み、よって駆動プーリ3の配置スペースを縮小しかつそ
のff!量をも軽減することができる。
また、ボール案内穴13.14とボール15との係合に
より駆動力を伝達する横進であるため、ブツシュ及びロ
ーラを使用する場合に比べ、構造が簡単となり、組立工
数の減少によってコストダウンを図ることができる。
さらに、ボール15による伝達であるので、大きな負荷
が急激に加わった場合でもボール15の損傷がなく、高
い耐久性をf4)ることかできる。
さらにまた、ボール15は案内穴1.3.14内で転動
するので、トルクロスを低減することができる。
加えて、ボール15がボール案内穴1.3.14内で転
動するので、駆動プーリ3側の厚さを薄くでき、ベルト
伝動装置のコンパクト化を図ることができる。
また、第3図に示すように、無負荷状態ではタイミング
ベルトBの張力が零であるので、該タイミングベルトB
の装着の際に初張力を与える必要がなく、その装着を容
易に行うことができる。
本発明は以上の第1実施例以外に種々の他の実施例を包
含するものであり、以下、その各々について説明する。
尚、各実施例では、第1実施例に対応する部分について
は同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
上記第1実施例では、第1プーリ部材4の裏面及び該裏
面に対向する裏側の側面板11の内面にそれぞれボール
案内穴13.14を凹設して、該各ボール穴13.14
にボール15を嵌装したが、これに代え、ボール案内穴
13.14及びボール15を駆動プーリ3の表面側に設
けてもよい。
また、第1プーリ部材4の表裏面及び該表裏面に対向す
る表裏側の側面板11の内面にそれぞれボール案内穴を
凹設して、該各ボール案内穴にボールを嵌装した構造と
することも可能である(第2実施例)。この例の場合、
ボール案内穴及びボールが駆動ブー93の表裏側双方に
設けられるので、第1プーリ部材4から第2プーリ部材
7への駆動力の伝達の際、スラスト方向の力のバランス
が良くなり、トルクロスをさらに低減できるとともに、
伝達可能な駆動力を増大できる利点がある。
第5図は第3実施例を示し、上記第1実施例では、第1
プーリ部材4にディスク部6を、第2プーリ部材7に側
面1ffllO,11をそれぞれ形成したのに代え、第
1プーリ部材4に側面板10′11′を、第2プーリ部
材7にディスク部6′をそれぞれ形成したものである。
すなわち、この実施例では、駆動プーリ3′における第
1プーリ部材4′は、駆動軸1と回転一体のボス部5と
、軸線方向に所定間隔をあけて対向配置され、かつ内周
がピン9’ 、  9’ 、・・・により上記ボス部5
に回転一体に固定された円板からなる表裏1灼の側面!
210’、11’ とで構成されている。
一方、第2プーリ部材7′は、外周に歯部8aを有する
略リング状のプーリ部8と、上記第1プーリ部材4の両
側面[R10’、11’間に遊嵌へされ、かつ外周縁が
上記プーリ部8に回転一体に固定され、中心に上記ボス
部5(駆動軸1)を挿通可能な貫通孔6a /を有する
円板からなるディスフ部6′とで構成されている。
さらに、上記表裏側の両側面板10’、11’の内側面
にはそれぞれ複数の有底の第1プーリ側ボール案内穴1
3’ 、  13’ 、・・・が側面板10′11′と
同心円周上にかつ等角度間隔をあけて設けられている一
方、上記ディスク部6′の両側面にはそれぞれ上記第1
プーリ側ボール案内穴1313′と略同径の複数の有底
の第2プーリ側ボール案内穴14’ 、14’が第1プ
ーリ側ボール案内穴13′に対応して設けられている。
そして、上記互いに対向する両ボール案内穴13’  
 14’ にはボール案内穴13’、14’の開口径よ
りも小径のボール15が各゛ト部をそれぞれ両ボール案
内穴13’、14’ に臨ませて嵌装されていて、各ボ
ール15のボール案内穴13′14′での転動により第
2プーリ部材7が第1プーリ部材4に対し所定量偏心+
+J能に構成されている。
したがって、この第3実施例でも、上記第2実施例と同
様の作用効果を奏することができる。
尚、この第3実施例の構成において、駆動プーリ3′の
ボール案内穴13’、14’ とボール15との組合せ
を駆動プーリ3′の表裏側のいずれか一方に限定しても
よく、上記第1実施例と同様の作用効果を奏することが
可能である。
さらに、第6図に示すように、上記ディスク部6(又は
6′)と側面板10.11(又は10′11′)との間
に、ボール15を転動可能に保持する円形保持孔17a
、17a、・・・を有するボール保持板17を配設して
もよい。この場合、ボール15の位置規制を行うボール
保持板17により、各ボール案内穴13.14(又は1
3’、14’)内でのボール15の遊びを有効に規制で
き、駆動プーリ3,3′のより安定した回転を1ひるこ
とができる利点がある。
以上の実施例では、転動体としてボール15を使用した
が、このボール15に代えて円柱状、円錐状、鼓形状の
ローラを用いることもできる。
すなわち、第7図及び第8図は第4実施例を示しており
、この実施例では、上記第1実施例の構成(第1図〜第
4図参照)において、各ボール案内穴13.14をロー
ラ案内穴18.19に、ボール15を円柱状ローラ20
にそれぞれ代えた構成とされている。したがって、この
実施例の場合、第1実施例と同様の作用効果を奏するこ
とができることに加え、ボール15をローラ20に代え
たことによって耐久性を向上させることができ、より一
層有利である。
また、第9図は第5実施例を示し、上記第3実施例の構
成(第5図参照)において、上記と同様に各ボール案内
穴13’、14’ をローラ案内穴18’   19’
 に、ボール15を円錐状ローラ20′にそれぞれ代え
たものである。この実施例の場合、第3実施例と同様の
作用効果を奏することができ、耐久性を向上させること
ができる。
さらに、第10図は、上記第6図の実施例と同様に、デ
ィスク部6(又は6′)と側面板10゜11(又はNo
’   11’)との間に、ローラ20を転動可能に保
持する円形保持孔21a、21a、・・・を有するロー
ラ保持板21を配置したちのである。この場合、各ロー
ラ案内穴内18,19(又は18’ 、19”)でのロ
ーラ20の遊びを有効に規制でき、より安定した回転を
得ることができる。
以上の各実施例は、[1転車の駆動系に適用した場合で
あるが、本発明はこの他、高い耐久性の要求される各種
のベルト伝動装置に対しても適用することができる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(11,+2)、 (3)
又は(4)記載の発明によると、タイミングベルトによ
り従動プーリとの間で動力を伝達する駆動プーリを、そ
の回転軸に回転一体に支持された第1プーリ部材と、該
第1プーリ部材の外周に第1プーリ部材の軸心に対して
偏心可能に配置され、かつ第1プーリ部材にボールやロ
ーラ等の転動体及びその案内穴を組み合わせてなる係合
機溝を介して連結され、外周にて上記タイミングベルト
に噛み合う第2プーリ部材とで構成し、第1プーリ部材
の駆動力の増大に伴い、第2プーリ部材の第1プーリ部
材に対する偏心量を連続的に減少変化させるようにした
ことにより、第1プーリ部材の回転を減速することなく
1:1の回転比で第2プーリ部材に伝達でき、駆動プー
リの回転を増速して従動プーリに伝達する駆動系であっ
ても駆動プーリの直径を小さく保ち得、駆動プーリひい
てはベルト伝動装置の配置スペースの縮小化及び軽量化
を図ることができる。また、案内穴と転動体との係合に
より駆動力を伝達する構造であるため、ブツシュ及びロ
ーラを使用する場合に比べ、構造が簡単となり、組立工
数の減少によってコストダウンを図ることができる。ま
た、転動体による伝達であるので、大きな負荷が急激に
加わった場合でも転動体の損傷がなく、高い耐久性を得
ることができる。
さらに、転動体は案内穴内で転動するので、トルクロス
を低減することができる。しかも、転動体が案内穴内で
転動するので、駆動プーリ側の厚さを薄くでき、ベルト
伝動装置のコンパクト化を図ることができる。特に、自
転車の駆動系に適用した場合には、その耐久性を高め得
るばかりでなく、ペダルの踏出し操作力を軽くでき、自
転車自体の軽量化、コンパクト化を図ることができる等
、実用上鏝れた効果を有するものである。
また、特に、請求項(2)又は(4)記載の発明では、
案内穴及び転動体が第1プーリ部材又は第2プーリ部材
のディスク部における表裏側面に配設されているので、
第1プーリ部材から第2プーリ部材へ駆動力を伝達する
際の力のバランスが良くなり、トルクロスを低減できる
とともに、大きな駆動力を伝達することができる。
さらに、請求項(5)記載の発明では、転動体の位置規
制を行う転動体保持板が付設されているので、案内穴内
での転動体の遊びを有効に規制でき、より安定した回転
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示17、第1図
は駆動プーリの縦断面図、第2図は同分解斜視図、第3
図は無負荷状態のベルト伝動装置を示す一部破断正面図
、第4図は同負荷状態を示す一部破断正面図である。第
5図はm3実施例を示す第1図相当図である。第6図は
ボール保持医の斜視図である。第7図及び第8図は第4
実施例を示し、第7図は第1図相当図、第8図は第2図
相当図である。第9図は第5実施例における第1図相当
図である。第10図はローラ保持板の斜視図である。第
11図は従来例を示す第4図相当図である。 1・・・駆動軸(回転軸) 2・・・従動軸(回転軸) 3.3’ 、3’、3” ・・・駆動プーリ4.4′・
・・第1プーリ部材 5・・・ボス部 6.6′・・・ディスク部 6 a/・・・貫通孔 7.7′・・・第2プーリ部材 8・・・プーリ部 8a・・・歯部 10.10’ 、11.it’・・・側面板10a、l
la・・・貫通孔 12.12’ ・・・係合機構 13.13’ 、14.14’ ・・・ボール案内穴1
5・・・ボール(転動体) 16・・・従動プーリ 17・・・ボール保持板(転動体保持板)17a・・・
保持孔 18.18’ 、19.19’ ・・・ローラ案内穴2
0・・・ローラ(転動体) 21・・・ローラ保tjj板(転動体保持板)2]−a
・・・保持孔 B・・・タイミングベルト 01・・・第1プーリ部付の軸心 0:!・・・第2プーリ部材の軸心 03・・・従動軸の軸心 p・・・軸心01 、orを通る・[也面9A・・・軸
心0 + + 03を結ぶ直線特許出願人 バンド−化
学株式会社 代 理 人 弁理士 前 ul   弘(ほか2名)第
5図 第6図 第9図 兜10図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに平行な1対の回転軸と、該回転軸にそれぞ
    れ支持された歯付プーリからなる駆動及び従動プーリと
    、該両プーリ間に巻き掛けられて両回転軸間で動力を伝
    達するタイミングベルトとを備え、 上記駆動プーリは、回転軸に回転一体に支持された円板
    状の第1プーリ部材と、該第1プーリ部材に係合された
    第2プーリ部材とからなり、上記第1プーリ部材は、内
    周が上記回転軸に回転一体に取り付けられた円板からな
    るディスク部を備える一方、 上記第2プーリ部材は、第1プーリ部材の外周に配置さ
    れかつ内径がディスク部の外径よりも大に形成され、外
    周に上記タイミングベルトに噛み合う歯部を有する略リ
    ング状のプーリ部と、上記ディスク部の両側にディスク
    部を挟み込むように配置され、かつ外周縁が上記プーリ
    部に回転一体に固定され、中心に上記回転軸を挿通可能
    な貫通孔を有する円板からなる1対の側面板とを備えて
    なり、 上記一方の側面板の内側面には複数の有底の第2プーリ
    側案内穴が側面板と同心円周上にかつ等角度間隔をあけ
    て設けられている一方、上記ディスク部において上記一
    方の側面板の内側面に対向する一側面には上記第2プー
    リ側案内穴と略同径の複数の有底の第1プーリ側案内穴
    が第2プーリ側案内穴に対応して設けられ、上記互いに
    対向する両案内穴には案内穴の開口径よりも小径の転動
    体が各半部をそれぞれ両案内穴に臨ませて嵌装され、 上記各転動体の案内穴での転動により第2プーリ部材が
    第1プーリ部材に対し所定量偏心可能に構成されている
    ことを特徴とする自動張力調整機構を有するベルト伝動
    装置。
  2. (2)互いに平行な1対の回転軸と、該回転軸にそれぞ
    れ支持された歯付プーリからなる駆動及び従動プーリと
    、該両プーリ間に巻き掛けられて両回転軸間で動力を伝
    達するタイミングベルトとを備え、 上記駆動プーリは、回転軸に回転一体に支持された円板
    状の第1プーリ部材と、該第1プーリ部材に係合された
    第2プーリ部材とからなり、上記第1プーリ部材は、内
    周が上記回転軸に回転一体に取り付けられた円板からな
    るディスク部を備える一方、 上記第2プーリ部材は、第1プーリ部材の外周に配置さ
    れかつ内径がディスク部の外径よりも大に形成され、外
    周に上記タイミングベルトに噛み合う歯部を有する略リ
    ング状のプーリ部と、上記ディスク部の両側にディスク
    部を挟み込むように配置され、かつ外周縁が上記プーリ
    部に回転一体に固定され、中心に上記回転軸を挿通可能
    な貫通孔を有する円板からなる1対の側面板とを備えて
    なり、 上記両側面板の内側面にはそれぞれ複数の有底の第2プ
    ーリ側案内穴が側面板と同心円周上にかつ等角度間隔を
    あけて設けられている一方、上記ディスク部の両側面に
    はそれぞれ上記第2プーリ側案内穴と略同径の複数の有
    底の第1プーリ側案内穴が第2プーリ側案内穴に対応し
    て設けられ、 上記互いに対向する両案内穴には案内穴の開口径よりも
    小径の転動体が各半部をそれぞれ両案内穴に臨ませて嵌
    装され、 上記各転動体の案内穴での転動により第2プーリ部材が
    第1プーリ部材に対し所定量偏心可能に構成されている
    ことを特徴とする自動張力調整機構を有するベルト伝動
    装置。
  3. (3)互いに平行な1対の回転軸と、該回転軸にそれぞ
    れ支持された歯付プーリからなる駆動及び従動プーリと
    、該両プーリ間に巻き掛けられて両回転軸間で動力を伝
    達するタイミングベルトとを備え、 上記駆動プーリは、回転軸に回転一体に支持された円板
    状の第1プーリ部材と、該第1プーリ部材に係合された
    第2プーリ部材とからなり、上記第1プーリ部材は、軸
    線方向に所定間隔をあけて対向配置されかつ内周が上記
    回転軸に回転一体に取り付けられた円板からなる1対の
    側面板を備える一方、 上記第2プーリ部材は、第1プーリ部材の外周に配置さ
    れかつ内径が側面板の外径よりも大に形成され、外周に
    上記タイミングベルトに噛み合う歯部を有する略リング
    状のプーリ部と、上記両側面板間に遊嵌合され、かつ外
    周縁が上記プーリ部に回転一体に固定され、中心に上記
    回転軸を挿通可能な貫通孔を有する円板からなるディス
    ク部とを備えてなり、 上記一方の側面板の内側面には複数の有底の第1プーリ
    側案内穴が側面板と同心円周上にかつ等角度間隔をあけ
    て設けられている一方、上記ディスク部において上記一
    方の側面板の内側面に対向する一側面には上記第1プー
    リ側案内穴と略同径の複数の有底の第2プーリ側案内穴
    が第1プーリ側案内穴に対応して設けられ、上記互いに
    対向する両案内穴には案内穴の開口径よりも小径の転動
    体が各半部をそれぞれ両案内穴に臨ませて嵌装され、 上記各転動体の案内穴での転動により第2プーリ部材が
    第1プーリ部材に対し所定量偏心可能に構成されている
    ことを特徴とする自動張力調整機構を有するベルト伝動
    装置。
  4. (4)互いに平行な1対の回転軸と、該回転軸にそれぞ
    れ支持された歯付プーリからなる駆動及び従動プーリと
    、該両プーリ間に巻き掛けられて両回転軸間で動力を伝
    達するタイミングベルトとを備え、 上記駆動プーリは、回転軸に回転一体に支持された円板
    状の第1プーリ部材と、該第1プーリ部材に係合された
    第2プーリ部材とからなり、上記第1プーリ部材は、軸
    線方向に所定間隔をあけて対向配置されかつ内周が上記
    回転軸に回転一体に取り付けられた円板からなる1対の
    側面板を備える一方、 上記第2プーリ部材は、第1プーリ部材の外周に配置さ
    れかつ内径が側面板の外径よりも大に形成され、外周に
    上記タイミングベルトに噛み合う歯部を有する略リング
    状のプーリ部と、上記両側面板間に遊嵌合され、かつ外
    周縁が上記プーリ部に回転一体に固定され、中心に上記
    回転軸を挿通可能な貫通孔を有する円板からなるディス
    ク部とを備えてなり、 上記両側面板の内側面にはそれぞれ複数の有底の第1プ
    ーリ側案内穴が側面板と同心円周上にかつ等角度間隔を
    あけて設けられている一方、上記ディスク部の両側面に
    はそれぞれ上記第1プーリ側案内穴と略同径の複数の有
    底の第2プーリ側案内穴が第1プーリ側案内穴に対応し
    て設けられ、 上記互いに対向する両案内穴には案内穴の開口径よりも
    小径の転動体が各半部をそれぞれ両案内穴に臨ませて嵌
    装され、 上記各転動体の案内穴での転動により第2プーリ部材が
    第1プーリ部材に対し所定量偏心可能に構成されている
    ことを特徴とする自動張力調整機構を有するベルト伝動
    装置。
  5. (5)ディスク部と側面板との間に、転動体を転動可能
    に保持する保持孔を有する転動体保持板が配設されてい
    ることを特徴とする請求項(1)、(2)、(3)又は
    (4)記載の自動張力調整機構を有するベルト伝動装置
  6. (6)転動体はボールであることを特徴とする請求項(
    1)、(2)、(3)、(4)又は(5)記載の自動張
    力調整機構を有するベルト伝動装置。
  7. (7)転動体はローラであることを特徴とする請求項(
    1)、(2)、(3)、(4)又は(5)記載の自動張
    力調整機構を有するベルト伝動装置。
  8. (8)ローラは円柱状、円錐状又は鼓形状であることを
    特徴とする請求項(7)記載の自動張力調整機構を有す
    るベルト伝動装置。
JP2329589A 1989-01-31 1989-01-31 自動張力調整機構を有するベルト伝動装置 Granted JPH02203053A (ja)

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