JP2554694B2 - 自動張力調整機構を有するベルト伝動装置 - Google Patents

自動張力調整機構を有するベルト伝動装置

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JP2554694B2 JP63050849A JP5084988A JP2554694B2 JP 2554694 B2 JP2554694 B2 JP 2554694B2 JP 63050849 A JP63050849 A JP 63050849A JP 5084988 A JP5084988 A JP 5084988A JP 2554694 B2 JP2554694 B2 JP 2554694B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ベルトの張力を駆動力に応じて自動的に調
整して、そのスキップ現象を抑制するベルト伝動装置の
改良に関するものである。
(従来の技術) 従来より、歯付プーリにタイミングベルト(シンクロ
ベルト)を巻き掛けてベルト伝動を行うベルト伝動装置
においては、ベルトの張力が低下すると、ベルトの歯部
とプーリの歯部との噛合がなくなっていわゆるスキップ
現象が生じるという問題がある。
斯かるスキップ現象を抑制する装置としては、ベルト
の緩み側背面をばね等に付勢されたテンションローラに
より押圧して、ベルトにその駆動力に応じた張力を与え
るテンション機構が知られている。しかし、このもので
は、ベルトがテンションローラによって通常の屈曲方向
とは逆の背面方向に屈曲されるため、ベルト心体の疲労
が促進され、ベルトの耐久性が低下するという不具合が
あった。また、大きいトルクが加わった場合や、経時変
化に伴ってベルトに伸びが生じた場合には、テンション
ローラのばね等の戻りによりその押圧力が低下し、スキ
ップ現象の発生は確実に阻止し得ない。
そこで、上記の不具合を解消すべく、従来、特公昭58
−47592号公報に開示される自動張力調整機構を備えた
ベルト伝動装置が提案されている。
すなわち、この提案のものは、例えば第5図に示すよ
うに、互いに平行な1対の回転軸a,bと、該回転軸a,bに
それぞれ支持された歯付プーリからなる駆動および従動
プーリc,dと、該両プーリc,d間に巻き掛けられて両回転
軸間a,bで動力を伝達するタイミングベルトeとを設
け、上記駆動または従動プーリc,dのいずれか一方を、
回転軸a,bに回転一体に支持されかつ外周にギヤfを有
する第1プーリ部材gと、該第1プーリ部材gの外周に
第1プーリ部材gの軸心a1に対して偏心可能に配置さ
れ、上記第1プーリ部材gのギヤfに噛合するギヤhを
内周に有し、外周に上記タイミングベルトeに噛み合う
歯付iを有する第2プーリ部材jとで構成し、上記両回
転軸a,bの軸心a1,b1同士を結ぶ直線lAと、該直線lAに直
交しかつ上記第1プーリ部材gの軸心a1を通る直線lB
により区画された緩み側偏心ゾーンZに、上記第2プー
リ部材iの軸心i1が所定量偏心して位置するよう、上記
ベルトeの長さを設定したものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この提案のものでは、図示の如く、駆
動プーリc側を第1および第2プーリ部材g,iで構成し
た場合、該両プーリ部材g,iの径の違いにより必然的に
第2プーリ部材i側のギヤhの数が第1プーリ部材gの
ギヤfの数よりも多くなり、回転軸aの回転が減速され
て第2プーリ部材iつまりベルトeに伝達されることと
なる。このため、駆動プーリcから従動プーリdに回転
を増速して伝達する必要のある自転車の駆動系に適用す
ると、その増速伝達の確保のために、上記減速分を見越
して駆動プーリcの直径を必要以上に大きくせねばなら
ず、その配置スペースが大きくなったり、重量が増加し
たりする等の難がある。
また、両プーリ部材g,iは剛体同士の噛合いであるの
で、噛合い時の摩擦によるトルクロスや騒音が増大し、
磨耗による耐久性の低下等の問題もある。しかも、両プ
ーリ部材g,iのギヤf,h部分に異物が混入したときには、
プーリの損傷が生じる虞れもあった。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもので、その目
的は、上記のベルド伝動装置において、回転軸に結合支
持される第1プーリ部材とベルトに噛合連結される第2
プーリ部材とをギヤ機構以外の所定の手段により連結す
るようにすることにより、第1プーリ部材の回転を減速
することなくそのままかつトルクロス、騒音、磨耗等を
低下させつつ伝達でき、しかも異物の混入の悪影響を排
除できるようにし、駆動側のプーリの回転を増速して従
動側のプーリに伝達する駆動系であっても該駆動側のプ
ーリの直径を小さく保って、その配置スペースの縮小化
および軽量化を図ることにある。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明の解決手段は、基
本的に、駆動側のプーリにおける第1および第2プーリ
部材を高張力可撓性部材によって連結する。
具体的には、本発明は、互いに平行な1対の回転軸
と、該回転軸にそれぞれ支持された歯付プーリからなる
駆動および従動プーリと、該両プーリ間に巻き掛けられ
て両回転軸間で動力を伝達するタイミングベルトとを備
えたベルト伝動装置が前提である。
さらに、上記駆動プーリを、回転軸に回転一体に支持
された第1プーリ部材と、該第1プーリ部材の外周に第
1プーリ部材の軸心に対して偏心可能に配置され、外周
に上記タイミングベルトに噛み合う歯部を有する略リン
グ状の第2プーリ部材と、内端が上記第1プーリ部材の
外周に所定角度間隔をあけて連繋され、外端が上記第2
プーリ部材の内周に所定角度間隔をあけて連繋された同
一長さLの複数本の高張力可撓性部材とを備えた構成と
する。
そして、上記両プーリ部材を連繋する高張力可撓性部
材に緩みを付与するために、該各可撓性部材の長さL
は、第1プーリ部材の外径DOおよび第2プーリ部材の内
径DIに対し、 L>(DI−DO)/2 … に設定する。
また、上記高張力可撓性部材は、具体的構造としてロ
ープ状またはフィルム状であるのが好ましい。
また、第1および第2プーリ部材が可撓性部材によっ
て連繋されているので、両プーリ部材の配置位置を適正
に保つために、両プーリ部材の一方に他方を受容して両
者の軸方向の相対移動を規制するフランジを設ける。
(作用) 上記の構成により、本発明では、両プーリ部材を連繋
する高張力可撓性部材の長さLが式の関係に設定され
て、その可撓性部材には緩みが生じている。そして、無
負荷状態ではタイミングベルトの張力が零になり、駆動
プーリにおける両プーリ部材の軸心が最大量偏位する。
この状態から回転軸に駆動力が加わって負荷状態になる
と、その駆動力に応じて上記各プーリと各高張力可撓性
部材との位置関係が連続的に変化し、各可撓性部材が、
両プーリ部材の軸心を通る平面において両回転軸の軸心
同士を結ぶ直線に対しほぼベルト緩み側を横切るとき
に、可撓性部材が緊張状態となり、該可撓性部材を介し
て第1プーリ部材から第2プーリ部材に駆動力が伝達さ
れる。このとき、可撓性部材に伝わる力の分力として、
駆動力と共に、第2プーリ部材を両プーリ部材の軸心を
通る平面に沿ってタイミングベルトの緊張側に移動させ
ようとする力が働き、この力により両プーリ部材の偏心
量が減少方向に変化して、第2プーリ部材がベルトピッ
チ周長を増大させる方向に移動し、これに伴ってベルト
の張り側と緩み側とに常に一定の比率で張力が分配さ
れ、よってベルトのスキップ現象を有効に抑制できるこ
ととなる。そして、ベルトの回行状態では、両プーリ部
材の軸心が略一致し、このことにより駆動プーリはスム
ーズに回転する。
そして、上記両プーリ部材が複数本の高張力可撓性部
材により連結されているので、駆動プーリに対しその回
転軸の回転を1:1の伝達比で伝達でき、駆動プーリの回
転を増速して従動プーリに伝動する場合であっても駆動
プーリを必要以上に大きくせずとも済み、よって駆動プ
ーリの配置スペースを縮小しかつその重量を軽減できる
のである。
また、こうして可撓性部材による連結により両プーリ
部材間で駆動力を伝達するため、ギヤの噛合等により駆
動力を伝達する場合と比べ、摩擦トルクロスや騒音が低
く、磨耗を抑制して耐久性を向上できるとともに、プー
リ部材間に異物が混入したとしてもプーリ部材は損傷を
受け難い。
その場合、上記高張力可撓性部材は、ロープ状または
フィルム状であるので、第1プーリ部材から第2プーリ
部材に駆動力を伝達する機能と、両プーリ部材の軸心を
相対変位させる機能とを良好に満足することが可能であ
る。
また、第1または第2プーリ部材の一方に他方を受容
するフランジを設けると、両プーリ部材が軸心方向に相
対的に位置ずれするのを規制でき、両プーリ部材の配置
位置を確実に適正に保つことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示し、1
は自転車のフランクペダル(図示せず)に連結された駆
動軸、2は該駆動軸1に平行に配置されて自転車の後車
輪(図示せず)を支持する従動軸であって、上記駆動軸
1には歯付きの駆動プーリ3が回転一体に取り付けら
れ、従動軸2には駆動プーリ3よりも小径で外周に歯部
7aを有する従動プーリ7が駆動回転方向(図で反時計回
り方向)にのみ回転一体に支持されている。そして、こ
の両プーリ3,7間には底面(内周面)に歯部8aを有する
タイミングベルト8が巻き掛けられており、このベルト
8によって駆動軸1から従動軸2に動力を伝達するよう
になされている。
上記駆動プーリ3は、駆動軸1に回転一体に支持され
た外径DOを有する第1プーリ部材4と、該第1プーリ部
材4の外周に配置され、第1プーリ部材4を遊嵌合可能
な内径DIの中心孔5aを有し、かつ第1プーリ部材4の軸
心O1すなわち駆動軸1の回転中心に対して偏心可能な軸
心O2を有する略リング状の第2プーリ部材5と、両プー
リ部材4,5を連繋する16本の高張力可撓性部材6,6,…と
で構成され、上記第2プーリ部材5の外周には上記タイ
ミングベルト8に噛み合う歯部5bが形成されている。
上記高張力可撓性部材6,6,…の内端は第1プーリ部材
4の外周に、外端は第2プーリ部材5の内周(中心孔5a
の周囲)にそれぞれ円周方向に22.5゜の等角度間隔をあ
けて連繋されている。そして、上記各可撓性部材6の長
さLは、L>(DI−DO)/2に設定されている。
また、上記各可撓性部材6はロープ状またはフィルム
状であり、ロープ状のものとしてはスチールケーブル、
アラミド繊維、ポリエルテル繊維、ポリアミド繊維等の
高張力可撓性コードが好ましい。また、フィルム状のも
のとしては、金属または合成樹脂製のフィルムが使用さ
れる。また、可撓性部材6は16本以外の複数本に適宜増
減変更することができる。
また、上記駆動および従動軸1,2の軸心O1,O3同士を結
ぶ直線lAと、該直線lAに直交しかつ上記第1プーリ部材
4の軸心O1を通る直線lBとにより区画された緩み側偏心
ゾーンZに、上記第2プーリ部材5の軸心O2が所定量偏
心して位置するよう、上記タイミングベルト8の長さが
設定されている。
したがって、上記実施例においては、両プーリ3,7間
で動力伝達が行われない無負荷状態では、第1図に示す
ように、タイミングベルト8の張力が零になり、駆動プ
ーリ3における第2プーリ部材5の軸心O2が第1プーリ
4の軸心O1に対し最大量偏心している。
この状態から駆動軸1に駆動力が加わって負荷状態に
なると、第2図に示すように、その駆動力に応じて上記
第2プーリ部材5と各可撓性部材6との位置が連続的に
変化し、各可撓性部材6が、第1および第2プーリ部材
4,5の軸心O1,O2を通る平面pにおいて駆動および従動軸
1,2の軸心O1,O3同士を結ぶ直線lAに対しほぼタイミング
ベルト8の緩み側範囲(図で右下側)を横切るときに、
該各可撓性部材6が緊張状態となって、第1プーリ部材
4から該可撓性部材6を介して第2プーリ部材5に駆動
力が伝達される。このとき、可撓性部材6に伝わる力の
分力として、駆動力の他に、第2プーリ部材5を第1お
よび第2プーリ部材4,5の軸心O1,O2を通る平面pに沿っ
てタイミングベルト8の緊張側に移動させようとする力
が働き、第2プーリ部材5が上記緊張状態となった可撓
部材6により引っ張られて第1プーリ部材4との偏心量
が減少するようにベルト緊張側(ベルトピッチ周長を増
大させる方向)に移動し、これに伴ってタイミングベル
ト8の張り側と緩み側とに常に一定の張力が分配され
る。その結果、タイミングベルト8のスキップ現象を抑
制することができる。
そして、タイミングベルト8の回行状態では、上記両
プーリ部材4,5の軸心O1,O2同士が略一致し、このことに
より駆動プーリ3をスムーズに回転させることができ
る。
その場合、上記両プーリ部材4,5が可撓性部材6,6,…
により連結されているので、駆動プーリ3に対しその駆
動軸1の回転を1:1の伝達比で伝達でき、駆動プーリ3
の回転を増速して従動プーリ7に伝動する場合であって
も駆動プーリ3を必要以上に大きくせずとも済み、よっ
て駆動プーリ3の配置スペースを縮小しかつその重量を
も軽減することができる。
また、駆動プーリ3における両プーリ部材4,5が可撓
性部材6,6,…により連結されて駆動力の伝達が行われる
ことから、摩擦トルクロスや騒音が低く抑えられ、磨耗
も少ないとともに、両プーリ部材4,5間に異物が混入し
たとしてもプーリ部材4,5が損傷を受けるのを防止する
ことができる。
また、第1図に示すように、無負荷状態ではタイミン
グベルト8の張力が零であるので、該タイミングベルト
8の装着の際に初張力を与える必要がなく、その装着を
容易に行うことができる。
第3図は本発明の第2実施例を示す。尚、第1図と同
じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省
略する。
すなわち、この実施例では、駆動プーリ3′における
第2プーリ部材5′の前後側面には、第1プーリ部材4
の外径DOと略同じ内径の中心孔9aを有する1対のフラン
ジ9,9(一方のみ図示する)が、第2プーリ部材5′の
軸心O2と同心に配置されて一体に接合されており、両プ
ーリ部材4,5′の軸心O1,O2が変位した状態で、このフラ
ンジ間9,9に第1プーリ部材4を第2プーリ部材5′に
対し摺動可能に受容して、両プーリ部材4,5′の軸方向
の相対移動を規制するように構成されている。
したがって、この実施例では、第2プーリ部材5′の
前後1対のフランジ9,9間に第1プーリ部材4が摺動可
能に受容されているので、該フランジ9,9により、両プ
ーリ部材4,5′が軸心方向に位置ずれするのを規制で
き、両プーリ部材4,5′を可撓性部材6,6,…に連繋され
ているにも拘らず適正な配置位置に保つことができる。
また、第4図は第3実施例を示し、この実施例では、
駆動プーリ3″における第1プーリ部材4′の前後側面
に1対のフランジ9′,9′(一方のみ図示する)が一体
に接合されており、両プーリ部材4′,5の軸心O1,O2
変位した状態で、このフランジ9′,9′間に第2プーリ
部材5を第1プーリ部材4′に対し摺動可能に受容する
ようになされている。したがって、この実施例でも上記
第2実施例と同様の作用効果を奏することができる。
尚、以上の各実施例では、自転車の駆動系に適用した
場合であるが、本発明はこの他、高い耐久性の要求され
る各種のベルト伝動装置に対しても適用することができ
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によると、タイミングベ
ルトにより従動プーリとの間で動力を伝達する駆動プー
リを、その回転軸に回転一体に支持された第1プーリ部
材と、該第1プーリ部材の外周に第1プーリ部材の軸心
に対して偏心可能に配置され、かつ第1プーリ部材に複
数本の高張力可撓性部材を介して連結され、外周にて上
記タイミングベルトに噛み合う第2プーリ部材とで構成
し、第1プーリ部材の駆動力の増大に伴い、第2プーリ
部材の第1プーリ部材に対する偏心量を連続的に減少変
化させるようにしたことにより、第1プーリ部材の回転
を減速することなく1:1の回転比で第2プーリ部材に伝
達でき、駆動プーリの回転を増速して従動プーリに伝達
する駆動系であっても駆動プーリの直径を小さく保ち
得、よって駆動プーリひいてはベルト伝動装置の配置ス
ペースの縮小化おより軽量化を図ることができる。ま
た、両プーリ部材の高張力可撓性部材による連結によ
り、摩擦トルクロスや騒音、磨耗等を低減できるととも
に、両プーリ部材間の駆動力伝達状態での異物混入によ
る損傷を抑制してその耐久性の向上を図ることもでき
る。
また、上記高張力可撓性部材は、ロープ状またはフィ
ルム状とするのが好ましく、第1プーリ部材から第2プ
ーリ部材に駆動力を伝達する機能と、両プーリ部材の軸
心を相対変位させる機能とを良好に満足させることがで
きる。
さらに、第1または第2プーリ部材の一方に他方を受
容するフランジを設けることにより、両プーリ部材の軸
心方向の位置ずれを規制でき、両プーリ部材の配置位置
を適正に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は無負荷状態のベルト伝動装置を示す一部破断正面
図、第2図は同負荷状態を示す一部破断正面図である。
第3図は第2実施例における第1図相当図である。第4
図は第3実施例における第1図相当図である。第5図は
従来例を示す第2図相当図である。 1……駆動軸、2……従動軸、3,3′,3″……駆動プー
リ、4,4′……第1プーリ部材、5,5′……第2プーリ部
材、5a,5′a……歯部、6……高張力可撓性部材、7…
…従動プーリ、7a……歯部、8……タイミングベルト、
9,9′……フランジ、O1……第1プーリ部材の軸心、O2
……第2プーリ部材の軸心、O3……従動軸の軸心、p…
…軸心O1,O2を通る平面、lA……軸心O1,O3を結ぶ直線、
L……可撓性部材の長さ、DO……第1プーリ部材の外
径、DI……第2プーリ部材の内径。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行な1対の回転軸と、該回転軸に
    それぞれ支持された歯付プーリからなる駆動および従動
    プーリと、該両プーリ間に巻き掛けられて両回転軸間で
    動力を伝達するタイミングベルトとを備え、上記駆動プ
    ーリは、回転軸に回転一体に支持された第1プーリ部材
    と、該第1プーリ部材の外周に第1プーリ部材の軸心に
    対して偏心可能に配置され、外周に上記タイミングベル
    トに噛み合う歯部を有する略リング状の第2プーリ部材
    と、内端が上記第1プーリ部材の外周に所定角度間隔を
    あけて連繋され、外端が上記第2プーリ部材の内周に所
    定角度間隔をあけて連繋された同一長さLの複数本の高
    張力可撓性部材とを備えてなり、上記各高張力可撓性部
    材の長さLは、第1プーリ部材の外径DOおよび第2プー
    リ部材の内径DIに対し、 L>(DI−DO)/2 に設定されていることを特徴とする自動張力調整機構を
    有するベルト伝動装置。
  2. 【請求項2】高張力可撓性部材は、ロープ状またはフィ
    ルム状である請求項(1)記載の自動張力調整機構を有
    するベルト伝動装置。
  3. 【請求項3】第1または第2プーリ部材の一方に、他方
    を受容して両者の軸方向の相対移動を規制するフランジ
    が設けられている請求項(1)または(2)記載の自動
    張力調整機構を有するベルト伝動装置。
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