JPH02202526A - 表面処理剤およびグラスラン - Google Patents

表面処理剤およびグラスラン

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JPH02202526A
JPH02202526A JP1021486A JP2148689A JPH02202526A JP H02202526 A JPH02202526 A JP H02202526A JP 1021486 A JP1021486 A JP 1021486A JP 2148689 A JP2148689 A JP 2148689A JP H02202526 A JPH02202526 A JP H02202526A
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JP
Japan
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weight
parts
group
groups
surface treatment
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Application number
JP1021486A
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English (en)
Inventor
Heiji Sumida
隅田 兵治
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はゴムやプラスチック類の表面に塗布し、これを
硬化させることにより表面に滑性、耐摩耗性、はり水性
、非凍結性、非固着性および耐薬品性などを付与するの
に適した表面処理剤および処理されたグラスランに関す
る。
(従来の技術) たとえば、自動車に使用されるウェザ−ストリップや窓
ガラスを内外から支えるグラスランインナーおよびグラ
スランアウターから成るグラスラン、摺動する窓ガラス
を支持するグラスランチヤンネルもしくは、建築物のサ
ツシュなどのガスケット類には通常、ゴムや軟質ポリ塩
化ビニル樹脂などが主どして用いられている。ところで
、上記グラスランやガスケット類などは窓やドアーの開
閉に伴うガラスや塗装板との着脱ならびに摺動に耐えう
るように、前記摺動部分について摺動抵抗を下げるよう
な処理が施されている。たとえば、前記摺動部分に(a
)ポリアミド樹脂などの繊維を静電植毛乃至起毛したり
、または(b)ポリオールとイソシアネートから基本的
に成るウレタン塗料に、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂の
微粉末。
ポリスチレン樹脂のビーズ、金属やケイ素の炭化物もし
くは酸化物、二硫化モリブデンおよび金属石鹸の群から
選ばれた少なくともIF!i以上とシリコーンオイルと
を配合したもの、(C)シリコーンオイル、(d)硬化
性シリコーン系塗料、(e)ウレタン塗料と硬化性シリ
コーンとの混合物をゴムや軟質ポリ塩化ビニル樹脂など
から成る基材の表面に塗布して表面の接触面積を小さく
したり、表面に滑性を付与する手段が採られている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記(a)〜(e)の各手段乃至方法には次の
ような問題がある。すなわち、(a)の繊維を静電植毛
乃至起毛して摺動抵抗を下げる手段の場合は、前記静電
植毛乃至起毛のための作業環境に問題がある。また、た
とえば特公昭57−14988号公報や特公昭82−1
2282号公報などに開示されている(b)の場合は表
面に所要の滑性を十分付与しえずたとえば、車両用のグ
ラスランに適用したときガラスの摺動により大きい札み
音が発生するなどの難点がある。しかも、耐摩耗性が劣
るうえシリコーンオイルとウレタン塗料との相溶性も劣
るため、シリコーンオイルが滲み出し表面に埃か付着し
たり雨水などにより流失し易く滑性効果も一時的である
。さらに、前記ウレタン塗料にフッ素樹脂粉末やプラス
チック粒子を分散含有させた場合は、均質な塗膜を形成
するために塗装に当って適宜攪拌を施す必要があるばか
りでなく、形成した塗膜のはっ水性、非固若性および非
凍結性が劣る一方、摺動性の点でも耐久性が劣ると言う
不都合がある。さらに、(c)の場合は塗装したシリコ
ーンオイル層に塵埃が付着したりシリコーンオイル層自
体が雨などによって流失するため付与した滑性も一時的
に過ぎない。しかもグラスランに適用した場合にはJM
動するガラス面にシリコーンオイルが移行付着して視界
を妨げると言う不都合もある。さらに、たとえば特公昭
5B−19813号公報、特開昭61−+5’1427
号公報などに開示されている(d)の場合、つまり両末
端にシラノールのポリジオルガノシロキサン、ポリジメ
チルハイドロジエンシロキサン、エポキシハコ“aポリ
ジオルガノシロキサン、アミノ基とケイ素原子に結合し
たアルコキシ基をポリジオルガノシロキサンおよび触媒
としての有機金属脂肪酸塩を必須の成分とする硬化型シ
リコーンを用いた場合は、表面に被着形成したシリコー
ン硬化塗膜が基材との密着性に選択性を有する。たとえ
ば、ゴムや軟質ポリ塩化ビニル樹脂には実質的に密着し
ないし、可塑剤を含有するプラスチックには密着しがた
くグラスランのようにガラス面が比較的強い圧力で接触
し摺動する場合には塗膜の強度が不足で耐久性が劣ると
言う問題がある。また密着してもグラスランのようにガ
ラス端面が比較的強い圧力で接触し摺動する場合には塗
膜が破断し脱落することがある。一方、たとえば特開昭
6l−13883fi号公報−特開昭61−13883
9号公報などに開示されている(e)の場合つまり、ウ
レタン塗料に硬化型シリコーンたとえば、両末端シラノ
ール基のポリジオルガノシロキサン、ポリメチルハイド
ロジエンシロキサン、触媒としての9機金属脂肪酸塩を
添加配合した場合はシリコーンの硬化に高い温度もしく
は長い時間を要するため、ポリ塩化ビニル樹脂など耐熱
性の低い基材の表面処理には適さない。しかも、ポリメ
チルハイドロジエンシロキサンのケイ素原子に結合した
水素原子がポリジオルガノシロキザンのシラノール基(
ケイ素原子に結合したヒドロキシル基)と反応し易いた
め、ウレタン塗料中のイソシアネート基とシラノール基
との反応が阻害される。つまり、被着形成した塗膜はポ
リウレタン硬化物とシリコーン硬化物とが単に混ざり合
ったものでしかも、これら両者は相溶性もないため、強
い力でガラスを摺動するグラスランチヤンネルなどに適
用した場合シリコーン分が除去され滑性が低減乃至消失
する。
その他ウレタン塗料にイソシアネートと反応する官能基
を両末端にHする変性シリコーンオイルを配合すること
も試みられている(特公昭61−4408号公報)。こ
の場合は、ジオルガノシロキサンブロックを含むポリウ
レタン系塗膜が形成されて、はり水性、非固着性が改善
されるが、滑性が乏しくガラスが摺動するグラスランチ
ヤンネルなどには適用しがたい。さらに、ポリ塩化ビニ
ル樹脂にシリコーンオイルなどの潤滑剤を添加配合して
摩擦抵抗を低減することも試みられている(特開昭63
−6045号公報)が、滑性の改善、向上策とじては十
分満足しうる手段とは言えない。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記事情に対処してなされたもので、滑性、は
り水性、非凍結性および非固着性のすぐれたポリオルガ
ノシロキサン類と、高分子材料に対して密着性がすぐれ
かつ、耐摩耗性および耐薬品性のすぐれたポリウレタン
樹脂とを組合わせ、しかもこれら各成分相互の性質(特
長)を損わずに十分活用することを骨子としたものであ
る。すなわち本発明は、 一分子中に少なくとも2個のヒドロキシル基ををするポ
リオール100重量部、 一分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合したヒド
ロキシル基を有するポリオルガノシロキサン0.1−1
00重量部、 (イ)一般式 %式%) (式中R゛は同一または相異なり、水素原子および1価
の置換または非置換炭化水素基がら選ばれた1価の基を
示し、一分子中の全R”のうち少なくとも2個はエポキ
シ基含有基で置換された1価の炭化水素基、aは1〜3
の整数を示す)で表わされる構造単位より成る重合度が
lO〜5.000のポリオルガノシロキサンと、(ロ)
少なくとも1個の炭素原子を介してケイ素原子に結合し
た置換または非置換アミノ基およびケイ素原子に結合し
たアルコキシ基を有するシランおよび/またはシロキサ
ンとを、(イ)中のエポキシ基含有基1個に対して(ロ
)中のアミノ基が0.1−10個になるように配合した
混合物またはこれらの部分反応生成物もしくは前記部分
反応生成物と(イ)および/または(ロ)との混合物で
ある硬化性物質0.1−100重量部、多価イソシアネ
ート10〜1,000重量部、金属化合物0.01〜1
00重量部および有機溶剤から成ることを特徴とする表
面処理剤およびこの表面処理剤で少くともガラスとの摺
動面が処理されたグラスランである。
(作 用) 上記本発明によれば、ポリオルガノシロキサン類のすぐ
れた滑性、はり水性、非凍結性および非固着性と、ポリ
ウレタン樹脂の高分子材料に対するすぐれた密着性さら
に、耐摩耗性および耐薬品性とによって、容易にかっ、
長期間に亘って所要のすぐれた耐摩耗性、はっ水性、非
凍結性、非固着性および耐薬品性を備えた塗膜(塗膜層
)を形成しつる。
(実施例) 以下本発明の詳細な説明する。先ず本発明に係る表面処
理剤の各組成分および組成比の選択理由について説明す
る。
く一分子中に少なくとも2個のヒドロキシル基を有する
ポリオール成分について〉 このポリオール成分は、ポリウレタン塗膜を形成する主
成分となるもので、ポリウレタン樹脂の製造原料として
用いうる化合物は全て使用しうる。
すなわち、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール。
ポリエチレングリコールとボリブロビレングリコ−ルと
のコポリマーなどのポリオキシアルキレングリコール類
、グリセリンなどの多価アルコール類、もしくは2個以
上のアミノ基を有する化合物とアルキレンオキサイドと
から得られるポリエーテルポリオール類、または、上記
例示したヒドロキシ基含有化合物と、アジピン酸、無水
マレイン酸、フマール酸、無水コハク酸、イタコン酸、
セバシン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、トリメリド
酸、無水ピロメリト酸などの多塩基酸とを反応させて得
られるポリエステルポリオール、ε−カプロラクタムを
開環して得られるポリラクトンエステルポリオール、さ
らに末端にヒドロキシル基を有するポリオールとイソシ
アネートとの反応生成物である末端にヒドロキシル基を
有するウレタンポリオールやポリオールとイソシアネー
トとの反応生成物であるウレタンポリマーに低分子のジ
アミンを鎖延長反応して得られる末端にアミノ基を有す
るウレタンプレポリマーなどが例示される。しかして、
これらのうちポリエステルポリオールや末端にヒドロキ
シル基を有するウレタンポリオールが特に好ましい。
く一分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合したヒ
ドロキシル基を有するポリオルガノシロキサン成分につ
いて〉 この成分は水酸基の反応性により、少なくとも1個の炭
素原子を介してケイ素原子に結合した置換もしくは非置
換アミノ基とケイ素原子に結合したアルコキシ基有する
シランやシロキサンのアルコキシ基と反応してポリオル
ガノシロキサン被膜を形成し、塗膜にはり水性、非固着
性などを付与する役割をなすものである。しかして、こ
の成分において、ヒドロキシル基以外のケイ素原子に結
合する有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基9ヘキシル基のようなアルキル基、ビニル
基、アリル基のようなアルケニル基、フェニル基のよう
なアリール基、スチレニル基のようなアラルキル基およ
びこれらの炭化水素基の水素原子の一部をフッ素原子、
塩素原子、ニトリル基などで置換した置換炭化水素基な
どが例示される。合成のし易さ、取扱い易さ、室温での
硬化速度などの点からしてメチル基であることが好まし
い。また、このポリオルガノシロキサン成分の粘度は2
5℃において500〜50,000,000cSt好ま
しくは600〜20,000.000cStである。つ
まり、粘度が低過ぎると硬化後の塗膜が脆くなり、高過
ぎると表面処理剤として取扱いが不便である。
本発明において、このポリオルガノシロキサン成分の組
成比は前記ポリオール成分100重量部当り0.1〜1
00重量部の範囲で選ばれる。つまり、0.1重量部以
下では添加配合した効果がなく、  100重量部以上
になると基Hに対する密着性が低下したり、形成された
塗膜が不均一で耐摩耗性が損われ易いからである。
く(イ)−(ロ)系硬化性物質成分について〉一般式 
 (R’)  S l O(4−a)/ 2で示される
ポリオルガノシロキサンは一分子中に少なくとも2個の
エポキシ基含有基で置換された1価の炭化水素基を含む
もので、エポキシ基含有基としては、グリシドキシ2J
、 3.4−オキシシクロヘキシル基などが例示される
。これらのエポキシ化炭化水素基以外のR′としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル
基のようなアルキル基、ビニル基、アリル基のようなア
ルケニル基、フェニル基のようなアリール基、スチレニ
ル基のようなアラルキル基およびこれらの炭化水素基の
水素原子の一部をフッ素原子、塩素原子、ニトリル基な
どで置換した置換炭化水素基などが例示される。また、
末端は通常トリオルガノシリル基で閉鎖されているが、
ケイ素原子に結合する水酸基を含有していてもよい。し
かして、合成の容易さ、取扱い品さ、最終的に形成され
る塗膜の機械的な強度などからして、前記ポリオルガノ
シロキサンの重合度は10〜5.000程度好ましくは
50−1,000の範囲で選ばれる。
一方、(ロ)のシランやシロキサンは、少なくとも1個
の炭素原子を介してケイ素原子に結合した置換または非
置換アミノ基およびケイ素原子に結合したアルコキシ基
を有するシラン、このシランの部分縮合によって得られ
たシロキサン、もしくは前記シランと環状ポリオルガノ
シロキサンとの平衡化反応によって得られたポリシロキ
サンである。上記置換または非置換アミノ基を含むとし
ては、アミノメチル基、β−アミノエチル基、γ−アミ
ノプロピル基、δ−アミノブチル基2 γ−(メチルア
ミノ)プロピル基、γ−(エチルアミノ)プロピル基、
γ−(β−アミノエチルアミノ)プロピル基およびこれ
らアミノ基の一部もしくは全部を第4級アンモニウム化
した塩などが例示される。しかして、貯蔵中の安定性か
らは、たとえばγ−アミノプロピル基のように少なくと
も3個の炭素原子を介してアミノ基がケイ素原子に結合
していることが好ましい。また、上記シランやシロキサ
ンは、前記置換または非置換アミノ基を含む基を一分子
中に少なくとも1個有するものであり、さらにケイ素原
子に結合したアルコキシ基を有するものが選ばれる。こ
のアルコキシ基としはメトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、ブトキシ基などが例示されるが、合成の容易さ
からメトキシ 基およびエトキシ基が一般的であり、また上記アルコキ
シ基は一分子中に少なくとも2個有することが好ましい
しかして、上記(イ)成分と(ロ)成分とは次のような
組成比に選ばれる。すなわち、(イ)成分のポリオルガ
ノシロキサン中のエポキシ基含有基1個に対して、(ロ
)成分であるシランやシロキサンの、少なくとも1個の
炭素原子を介してケイ素原子に結合したアミノ基が0.
1〜10個、好ましくは0.7〜2.5個になるように
選ばれる。前記範囲を外れアミノ基が少ないと硬化性お
よび基材に対する密着性が十分でな(、アミノ基が多過
ぎても硬化性が劣りかつ、形成される塗膜の機械的強度
が低下する。また、これら(イ)成分と(ロ)成分とは
一般的に混合物の形で用いるが、これらの部分反応生成
物もしくは前記部分反応生成物と(イ)成分および/ま
たは(ロ)成分との混合物の形で用いても差支えない。
本発明においては、この(イ)成分−(ロ)成分系の組
成比は前記ポリオール成分100重量部当り 0.1〜
100重量部に選択される。その理由は0.1重量部以
下では形成した塗膜に滑性を与える効果がなく、また 
100重量部以上では表面処理剤の安定性が損われ塗装
処理操作が困難になる。
〈多価イソシアネート成分について〉 この成分は一分子中に少なくとも2個のイソシアネート
基を有する化合物であり、通常のポリウレタン樹脂を製
造する際、原料として用いる化合物は全て使用し得る。
すなわち、ポリウレタン樹脂の基本原料で、通称ジイソ
シアネートと呼ばれる化合物たとえば、トリレンジイソ
シアネート。
ジフェニルメタンジイソシアネート、ジアニシジンジイ
ソシアネート、ジフェニルエーテルジイソシアネート、
ビトリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、リジンジイソシアネートメチルエステ
ル、メタキシレンジイソシアネート、 2,2.4−)
リメチルへキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸
ジイソシアネート、イソプロピリデンビス−(4−シク
ロヘキシルイソシアネート)、シクロヘキシルメタンジ
イソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネー
ト、トリレンジイソシアネート2量体などがある。さら
にトリフェニルメタントリイソシアネート、トリイソシ
アネートフェニルチオフォスフェートもしくは上記ジイ
ソシアネート類のビウレット体やシアヌレート体、上記
ジイソシアネート類とトリメチロールプロパンなどの多
価アルコール類とのアダクトなど3個以上のイソシアネ
ート基を有する化合物も挙げられる。その他前記イソシ
アネート基含有化合物と多価アルコール類もしくは2個
以上のアミノ基を有する化合物とのプレポリマーであっ
て2個以上のイソシアネート残基を有する化合物はいず
れも使用でき、また、これらのイソシアネート基をフェ
ノール類、オキシム、ラクタムもしくは重硫酸ソーダな
どの活性水素を有する化合物でブロックしたブロックイ
ソシアネートも使用することができる。
本発明において、この多価イソシアネート成分の成分比
を前記ポリオール成分 100重量部当り10〜1,0
00重量部に選択したのは次の理由による。
つまり、この成分に含まれるエポキシ基が開環して得ら
れるヒドロキシル基と、エポキシ基とアミノ基との反応
後の−NH基の活性水素量、さらに過剰の(ロ)成分の
アミノ基の量に応じて適正二は決まるが、10重量部以
下では形成した塗膜について所要の耐久性など付与し得
ないし、1,000ffl量部以上になると形成した塗
膜について発泡などが見られ所要の滑性など付与し得な
いからである。
〈金属化合物成分について〉 この成分はポリオール成分1ポリオルガノシロキサン成
分、(イ)−(ロ)成分系、多価イソシアネート成分系
におけるシラノール基やヒドロキシル基とアルコキシ基
との反応促進および形成される塗膜に着色などする役割
をなすものである。
金属の種類としては、鉄、亜鉛、ニッケル、コバルト、
鉛、錫、アルミニウムなどが例示される。
また、金属化合物としては、酸化物、水酸化物。
塩化物、リン酸塩などの無機化合物、酢酸塩、オクテン
酸塩などのaFa酸塩、キレート化合物もしくはブチル
基、オクチル基などの有機基と結合した有機金属化合物
や有機酸塩などが例示され、これらは1種もしくは2種
以上の混合系で用いてもよい。さらに、金属としては鉄
2亜鉛、錫などが好ましく、化合物としては酸化物が推
奨される。
本発明においては、この金属化合物の組成比は前記ポリ
オール成分100重量部当り 0.01〜100瓜量部
の範囲で選択される。ここで、0.01重量部以下では
前記反応促進等の効果が不十分であり、また100重量
部以上では形成された塗膜が不連続であったりして耐久
性などが損われるからである。
〈有機溶剤成分について〉 この成分は前記各成分を溶解乃至分散させ、表面処理剤
として取扱い易くする(粘度調整により処理操作をし易
くする)とともに表面処理剤の貯蔵性(安定性)の付与
に関与するものである。しかして、この有機溶剤として
はたとえば、トルエン、キシシレンなどの芳香族系溶剤
、1,1.1−)リクロロエタンなど塩素化炭化水素系
溶剤またはこれらの溶剤とメチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトンなどケトン類や酢酸ブチルエステル類
との混合溶剤が挙げられる。
本発明においては前記ポリオール成分100ffiff
1部当りLO〜2.QOO重量部程度の範囲で選ばれる
つまり、10重量部以下では所要の貯蔵性(安定性)を
付与し得ないし、2.000重量部以上では形成される
塗膜が薄く所要の機能を付与するため繰り返し塗布をし
なければならず処理操作が煩雑になるからである。
次に本発明の詳細な説明する。
くウレタンプレポリマーの調製ン ブタンジオールとアジピン酸を反応させて得た分子量約
2.OQOのポリエステルポリオール100重量部をメ
チルエチルケトン200!Il量部に溶解し、これにト
リレンジイソシアネート 8重量部を加え、ジブチル錫
ジラウレートを触媒としてN2ガス中で80℃、311
r加熱して得た末端水酸基を有するウレタンプレポリマ
ーの不揮発分50重量%溶液に調製し、この溶液1(1
0重量部をトルエン200重量部で希釈してウレタンプ
レポリマー溶液(U−1)を得た。
〈ポリオルガノシロキサンの調製〉 シロキサン分子中のl/10のケイ素原子にγ −グリ
シドキシプロピル基とメチル基が結合し、他のケイ素原
子にはメチル基がそれぞれ2個結合した重合度約50の
ポリジメチルシロキサン10重量部とN −β −アミ
ノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシ29210
重量部とを混ぜ加熱して得た有機ケイ素化合物をイソプ
ロピルアルコール80重量部に溶解し、ポリオルガノシ
ロキサン溶液(S−1)を調製した。
また、シロキサン分子中の1/lOのケイ素原子にγ 
−グリシドキシプロピル基とメチル基が結合し、他のケ
イ素原子にはメチル基がそれぞれ2個結合した重合度約
200のポリジメチルシロキサン1(lffi量部と置
部−アミノプロピルトリエトキシン9210重量部とを
混ぜ加熱し、明らかに粘度上昇が認められた時点で加熱
を止めて得た有機ケイ素化合物をイソプロピルアルコー
ル80重量部に溶解し、ポリオルガノシロキサン溶液(
S−2)を調製した。
さらに、シロキサン分子中の115のケイ素原子にγ 
−グリシドキシプロピル基とメチル基が結合し、他のケ
イ素原子にはメチル基がそれぞれ2個結合した重合度約
600のポリジメチルシロキサン1oia部とγ −ア
ミノプロピルトリエトキシシラン30重量部とを混ぜ加
熱して得た有機ケイ素化合物ヲイソブロビルアルコール
60重量部に溶解し、ポリオルガノシロキサン溶液(S
 −3)を調製した。
く多価イソシアネート〉 ヘキサメチレンジイソシアネート3molとトリメチロ
ールプロパンl+olとの反応によって得られたポリイ
ソシアネート(日本ポリウレタン社製、コロネートHL
)を用意した。
(具体例1) ウレタンプレポリマー溶液(U−1)  300ffi
量部に、粘度が約800cSt (25℃)の両末端シ
ラノールのポリジメチルシロキサン10ffi1部およ
びオクチル酸亜鉛0.5重量部を加え、さらにポリオル
ガノシロキサン溶液(S−1)10ffl量部を加え混
合溶液を調製し、この混合溶液にポリイソシアネート5
0重量部を配合して表面処理剤を調製した。
上記調製した表面処理剤を、軟質ポリ塩化ビニール樹脂
製シートにデイツプコート法により塗布し、室温乾燥さ
せて形成した塗膜について、強度。
密着性、指触滑性およびガラス滑性の評価を行なったと
ころいずれも優れた性能を示した。
また、この表面処理剤を軟質ポリ塩化ビニール樹脂製グ
ラスラン基材のガラスとの摺動部に塗布し、室温乾燥さ
せて表面処理を施した。この表面処理を施したグラスラ
ン基材の前記処理面を、第1図に断面的に示すようにガ
ラス板面に押しつけ、ガラス板を進退(摺動)させた場
合における抵抗。
その時の擦れる音およびガラス板面への影響をそれぞれ
評価した。抵抗は軽く、擦れる音も小さくまた、ガラス
板面への影響も認められなかった。
(具体例2) ウレタンプレポリマー溶液(U−1)300i!部に、
粘度が約800cSt (25℃)の両末端シラノール
のポリジメチルシロキサン10重量部および四三酸化鉄
2重量部を加え、さらにポリオルガノシロキサン溶液(
S−2)10重量部を加え混合溶液を調製し、この混合
溶液にポリイソシアネート50重量部を配合して表面処
理剤を調製した。
上記調製した表面処理剤について、前記具体例1の場合
と同じ手段により塗膜の評価(強度など)およびガラス
ランへの適用評価をそれぞれ行なったところ具体例1の
場合と同様の結果が得られた。
(具体例3) ウレタンプレポリマー溶液(U−1)  300T!!
量部に、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキ
シシランおよびジフェニルシランジオールのモル(+5
ol)比が5:1:2の共加水分解縮合物10重量部お
よび酸化第一鉄3重量部を加え、さらにポリオルガノシ
ロキサン溶液(S−3)lOfft量部を加置部合溶液
を調製し、この混合溶液にポリイソシアネート50重量
部を配合して表面処理剤を調製した。
上記調製した表面処理剤について、前記具体例1の場合
と同じ手段により塗膜の評価(強度など)およびガラス
ランへの適用評価をそれぞれ行なったところ具体例1の
場合と同様の結果が得られた。
(具体例4) ウレタンプレポリマー溶液(U−1)  300重量部
に、粘度が約20.000cSt (25℃)の両末端
シラノールのポリジメチルシロキサン10重量部および
四三酸化鉄2重量部を加え、さらにポリオルガノシロキ
サン溶液(S−1)20重量部を加え混合溶液を調製し
、この混合溶液にポリイソシアネート100重量部を配
合して表面処理剤を調製した。
上記調製した表面処理剤について、前記具体例1の場合
と同じ手段により塗膜の評1i1[i(強度など)およ
びガラスランへの適用評価をそれぞれ行なったところ具
体例1の場合と同様の結果が得られた。
(具体例ら) ウレタンプレポリマー溶液(U−1)  300重量部
に、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ランおよびジフェニルシランジオールのモル(IIlo
l)比が5:1:2の共加水分解縮合物50重量部およ
び四三酸化鉄5重量部を加え、さらにポリオルガノシロ
キサン溶液(S−3)20重量部を加え混合溶液を調製
し、この混合溶液にポリイソシアネート200重量部と
トルエン 100重量部を配合して表面処理剤を調製し
た。
上記調製した表面処理剤について、前記具体例1の場合
と同じ手段により塗膜の評価(強度など)およびガラス
ランへの適用評価をそれぞれ行なったところ具体例1の
場合と同様の結果が得られた。
(比較例1) ウレタンプレポリマー溶液(U−1)  300重量部
に、ポリイソシアネート50重量部を配合して表面処理
剤を調製した。
(比較例2) 前記比較例1と同一組成の組成物350重量部に、平均
粒径約10μlのポリアミド樹脂粉末100重量部を配
合して表面処理剤を調製した。
(比較例3) ウレタンプレポリマー溶液(U−1)において、希釈溶
剤をトルエンの代りに1.1.1−トリクロロエタンを
用いた他は同様にして得たウレタンプレポリマー溶液3
00重量部に、平均粒径約5μmのテトラフロロエチレ
ン樹脂粉末15重量部を分散させ、これにポリイソシア
ネート50重量部を配合して表面処理剤を調製した。
(比較例4) 比較例2の場合とと同一組成の組成物450重量部に、
粘度が約10.ooocst (25℃)のジメチルシ
リコーンオイル10重量部を配合して表面処理剤を、S
ll製した。
(比較例5) 比較例3で調製した表面処理剤に、さらに粘度が約10
.ooocst (25℃)のジメチルシリコーンオイ
ル10重量部を配合して表面処理剤を調製した。
(比較例6) 比較例1の場合とと同一組成の組成物350重量部に、
粘度が約8QcsL (25℃)のアルコール変性シリ
コーンオイル(信越化学社製KF  851) 10重
量部およびポリイソシアネート10重量部を配合して表
面処理剤を調製した。
(比較例7) 重合度的2.000 (25℃における粘度が約180
,000cSt)の両末端シラノールのポリジメチルシ
ロキサン1ota部および重合度的50(25℃におけ
る粘度が約30cst)のポリメチルハイドロジエンシ
ロキサン1.5重量部をトルエン100重量部に溶かし
、これにジブチル錫ジアセテー)  0.1fflf量
部を加えて調製した溶液50重量部を、上記比較例1と
同一組成の組成物350重量部と混合して表面処理剤を
調製した。
(比較例8) 重合度的2.000の両末端シラノールのポリジメチル
シロキサン1Offl量部および重合度的50のポリメ
チルハイドロジエンシロキサン 1.5ffl量部をト
ルエン 100重量部に溶かし、これに重合度的50の
25℃における粘度が約lowestのエポキシ基含有
シリコーンオイル5重量部、γ −アミノブロピルトリ
エトキシシラ25重二部およびジブチル錫ジアセテート
 1重量部を加えて硬化性シリコーン溶液を調製し、こ
の溶液122.5重量部に上記比較例1と同一組成の組
成物350重量部を混合して表面処理剤を調製した。こ
の表面処理剤は調製後急激に反応し、ゲル状となり塗料
としての機能を果し得なかった。
これら比較例1,3.5〜7の各表面処理剤について、
具体例1の場合と同じ塗布条件で(ただし比較例7の場
合は80℃、 15mInの加熱乾燥)で塗膜を形成し
、それらの塗膜性能を評価したところ強度はいずれも優
れていたが、密着性の点は優れていたもの(比較例1,
3,5.6)と塗膜の脱落したもの(比較例7)とに分
れた。また、指触滑性およびガラス滑性の点では全く効
果の認められないもの(比較例1)、はとんど効果の認
められないもの(比較例6)、効果は認められるが十分
でないもの(比較例3,5)となりいずれも本発明に係
る表面処理剤に比べて劣っていた。なお、比較例5の場
合はガラス滑性評価においてガラス板面へシリコーンオ
イルの移行が認められた。
さらに、グラスラン基材への適用を想定して、具体例1
の場合と同じく (第1図の場合と同じ)抵抗、擦れる
音およびガラス板面への影響を評価したところ、抵抗は
比較例2.4の場合が軽く、比較例3.5の場合がやや
軽い他はいずれも重く、擦れる音の点も比較例4,5の
場合が小さい他は“かさかさした音°を発するもの(比
較例2.3)、ガラスと擦れる“キュッキュッ とする
音を発するもの(比較例1,6)とに分れ、またガラス
板面への影響については比較例4および5の場合シリコ
ーン油膜付着が認められた。
[発明の効果] 上記のように本発明に係る表面処理剤は、たとえば、高
分子弾性体から成る基材表面を処理することにより、そ
の基材表面に強固で優れた滑性など容易に付与し得る。
つまり、基材表面を処理し、塗膜を披む形成することに
より耐久性のある優れた摺動特性を保持1発揮させるこ
とが出来る。しかも上記被着形成された塗膜は優れたは
っ水性。
非凍結性、非固若性、耐薬品性なども備えているため、
滑性乃至摺動性を要求される各種の構造材料の表面処理
に適するものと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る表面処理剤で処理した面の評価例
を断面的に示す説明図である。 1・・・表面処理したグラスラン基材 2・・・ガラス板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一分子中に少なくとも2個のヒドロキシル基を有
    するポリオール100重量部、 一分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合したヒド
    ロキシル基を有するポリオルガノシロキサン0.1〜1
    00重量部、 (イ)一般式 (R′)_aSiO_(_4_−_a_)_/_2(式
    中R′は同一または相異なり、水素原子および1価の置
    換または非置換炭化水素基から選ばれた1価の基を示し
    、一分子中の全R′のうち少なくとも2個はエポキシ基
    含有基で置換された1価の炭化水素基、aは1〜3の整
    数を示めす)で表わされる構造単位より成る重合度が 10〜5,000のポリオルガノシロキサンと、 (ロ)少なくとも1個の炭素原子を介してケイ素原子に
    結合した置換または非置換アミノ基およびケイ素原子に
    結合したアルコキシ基を有するシランおよび/またはシ
    ロキサンとを、(イ)中のエポキシ基含有基1個に対し
    て(ロ)中のアミノ基が0.1〜10個になるように配
    合した混合物またはこれらの部分反応生成物もしくは前
    記部分反応生成物と(イ)および/または(ロ)との混
    合物である硬化性物質0.1〜100重量部、 多価イソシアネート10〜1,000重量部、金属化合
    物0.01〜100重量部および有機溶剤から成ること
    を特徴とする表面処理剤。
  2. (2)特許請求範囲第1項記載の表面処理剤で少くとも
    ガラス摺動面が処理されて成ることを特徴とするグラス
    ラン。
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