JPH0220193Y2 - - Google Patents
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- JPH0220193Y2 JPH0220193Y2 JP15861986U JP15861986U JPH0220193Y2 JP H0220193 Y2 JPH0220193 Y2 JP H0220193Y2 JP 15861986 U JP15861986 U JP 15861986U JP 15861986 U JP15861986 U JP 15861986U JP H0220193 Y2 JPH0220193 Y2 JP H0220193Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glaze
- compressed air
- glazing
- air supply
- supply pipe
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は陶磁器素体、特に大型の陶磁器素体に
向けて大量の釉薬を噴射注釉して施釉するための
施釉ノズルに関するものである。
向けて大量の釉薬を噴射注釉して施釉するための
施釉ノズルに関するものである。
(従来の技術)
陶磁器素体に対する施釉技術は古来からあるも
ので、施釉器も製作される陶磁器素体の形状に応
じて職人がその都度考案して、自己が最も使用し
易いものを使用してきた。
ので、施釉器も製作される陶磁器素体の形状に応
じて職人がその都度考案して、自己が最も使用し
易いものを使用してきた。
しかしながら、これらの施釉される器物は小型
のもので、大型の製品に施釉する場合に使用する
と、製品が大型であるために生ずる施釉ムラなど
の欠点が生じ、単に寸法を拡大するだけでは、そ
の施釉欠点を防止することはできなかつた。
のもので、大型の製品に施釉する場合に使用する
と、製品が大型であるために生ずる施釉ムラなど
の欠点が生じ、単に寸法を拡大するだけでは、そ
の施釉欠点を防止することはできなかつた。
従来の施釉器である施釉ノズルは、上記のよう
な事情から、系統的な技術文献もなく、改良方向
を示すような理論もなく、ただ経験で試行錯誤し
て改良するしかなかつた。
な事情から、系統的な技術文献もなく、改良方向
を示すような理論もなく、ただ経験で試行錯誤し
て改良するしかなかつた。
(考案が解決しようとする問題点)
先端を偏平にした注釉口の付いたノズルを用い
て滝状に施釉しようとすると、投射方向の奥の製
品部分まで到達しないので、圧縮空気を用いて投
射すると、釉薬スリツプ流が数条に分散して目的
を達しない。
て滝状に施釉しようとすると、投射方向の奥の製
品部分まで到達しないので、圧縮空気を用いて投
射すると、釉薬スリツプ流が数条に分散して目的
を達しない。
また、泥状の釉薬スリツプを複数の噴射口から
噴射させると、そのときによりそれぞれの噴射口
からの釉薬スリツプの投射方向が異り、施釉され
る物が均一に施釉されない。
噴射させると、そのときによりそれぞれの噴射口
からの釉薬スリツプの投射方向が異り、施釉され
る物が均一に施釉されない。
また、霧吹き器の原理を用いた施釉ノズルにお
いては釉薬が霧状の微粒子になるだけであつて、
釉薬スリツプを流し掛けのような状態では施釉で
きない。
いては釉薬が霧状の微粒子になるだけであつて、
釉薬スリツプを流し掛けのような状態では施釉で
きない。
一方、従来の圧縮空気を用いたノズルで、釉薬
送給管の周囲に圧縮空気を噴射させるものでは、
使用中に釉薬スリツプの投射方向が一定とならず
にフラつき、目標とする箇所に集中させることが
できない。また、施釉を中止すると、圧縮空気管
内に釉薬が逆流し、圧縮空気管内で凝固して圧縮
空気管を閉塞することがある。また、凝固した釉
薬がつぎの作業で施釉品に付着して、釉薬不良と
なることがあるから、このため、再々掃除をする
必要がある。
送給管の周囲に圧縮空気を噴射させるものでは、
使用中に釉薬スリツプの投射方向が一定とならず
にフラつき、目標とする箇所に集中させることが
できない。また、施釉を中止すると、圧縮空気管
内に釉薬が逆流し、圧縮空気管内で凝固して圧縮
空気管を閉塞することがある。また、凝固した釉
薬がつぎの作業で施釉品に付着して、釉薬不良と
なることがあるから、このため、再々掃除をする
必要がある。
(問題点を解決するための手段)
本考案の施釉ノズルは、上記のような問題点を
解決するためになされたもので、特に大型の陶磁
器素体に流し掛けのような状態で施釉するもので
あつて、先端2が細径に絞られた筒状体1の胴部
に、圧縮空気供給管3を斜めに臨ませたことを必
須の構成とするものである。
解決するためになされたもので、特に大型の陶磁
器素体に流し掛けのような状態で施釉するもので
あつて、先端2が細径に絞られた筒状体1の胴部
に、圧縮空気供給管3を斜めに臨ませたことを必
須の構成とするものである。
そして、圧縮空気供給管3を斜めに臨ませた部
分の胴部が第2図に示すように太径4となつてい
るもの、あるいは、第3図に示すように、圧縮空
気供給管3に、主空気を送給、停止するバルブ5
と微小空気を送給、停止するバルブ6とが併設さ
れているものを好ましい実施態様とするものであ
る。
分の胴部が第2図に示すように太径4となつてい
るもの、あるいは、第3図に示すように、圧縮空
気供給管3に、主空気を送給、停止するバルブ5
と微小空気を送給、停止するバルブ6とが併設さ
れているものを好ましい実施態様とするものであ
る。
なお、筒状体1に臨ませる圧縮空気供給管3の
筒状体1に対する角度は、10゜〜40゜が好ましい。
筒状体1に対する角度は、10゜〜40゜が好ましい。
また、筒状体1の先端の絞り率は70%ないし85
%程度が良い。また、作業中の圧縮空気の圧力
は、1〜1.5Kg/cm2程度が好調で、作業の都合で
主空気の送給を一時停止するときには、0.1Kg/
cm2程度の微小量の空気を微小空気のバルブ6を開
いて送給することが釉薬の凝固をなくするうえで
好ましい。
%程度が良い。また、作業中の圧縮空気の圧力
は、1〜1.5Kg/cm2程度が好調で、作業の都合で
主空気の送給を一時停止するときには、0.1Kg/
cm2程度の微小量の空気を微小空気のバルブ6を開
いて送給することが釉薬の凝固をなくするうえで
好ましい。
さらに、圧縮空気供給管3の内径は細径に絞ら
れた先端2の内径に等しいものが望ましい。
れた先端2の内径に等しいものが望ましい。
(作用と実施例)
第1図に示すように、内径10mmの金属製の筒状
体1の先端2を内径8mmに絞り、先端2から45mm
の箇所の筒状体1の胴部に20゜の角度で内径8mm
の圧縮空気供給管3を臨ませて取付けた施釉ノズ
ルを製作した。
体1の先端2を内径8mmに絞り、先端2から45mm
の箇所の筒状体1の胴部に20゜の角度で内径8mm
の圧縮空気供給管3を臨ませて取付けた施釉ノズ
ルを製作した。
この施釉ノズルから8/minの量の釉薬を送
り出し、圧縮空気供給管3から操作時1Kg/cm2の
圧縮空気を放出し、操作停止時には0.1Kg/cm2程
度の少量の空気を流した。この施釉ノズルによる
大型磁器素体への施釉作業は流し掛けのような状
態で良好で実施でき、標的とする部分全体に一本
の釉薬スリツプとして広く投射でき、陶磁器素体
の表面に均一に施釉でき多数の施釉品にも施釉不
良が全く発生しなかつた。
り出し、圧縮空気供給管3から操作時1Kg/cm2の
圧縮空気を放出し、操作停止時には0.1Kg/cm2程
度の少量の空気を流した。この施釉ノズルによる
大型磁器素体への施釉作業は流し掛けのような状
態で良好で実施でき、標的とする部分全体に一本
の釉薬スリツプとして広く投射でき、陶磁器素体
の表面に均一に施釉でき多数の施釉品にも施釉不
良が全く発生しなかつた。
また、作業休憩時に釉薬の送給と圧縮主空気の
送給を停止しても、釉薬の空気送給管への逆流も
なく、作業再開時にノズルの先端2への釉薬の凝
固付着もなかつた。
送給を停止しても、釉薬の空気送給管への逆流も
なく、作業再開時にノズルの先端2への釉薬の凝
固付着もなかつた。
なお、圧縮空気供給管の内径が細径に絞られた
先端の内径に比較して極端に太くなると、釉薬ス
リツプが投射のとき分散することがあり好ましく
ない。
先端の内径に比較して極端に太くなると、釉薬ス
リツプが投射のとき分散することがあり好ましく
ない。
(考案の効果)
本考案の施釉ノズルは、上記に詳細に説明した
ように、釉薬を送給する筒状体から投射される釉
薬スリツプが、流し掛けのような状態で分散する
ことなく、被施釉品の目的とする箇所に均一に到
達し、しかも作業を停止した場合でも釉薬の逆流
がなく、また、乾燥した釉薬が異物としてノズル
口先に付着することもないから、ノズルの清掃回
数を一日一回終業後に行う程度で充分である。
ように、釉薬を送給する筒状体から投射される釉
薬スリツプが、流し掛けのような状態で分散する
ことなく、被施釉品の目的とする箇所に均一に到
達し、しかも作業を停止した場合でも釉薬の逆流
がなく、また、乾燥した釉薬が異物としてノズル
口先に付着することもないから、ノズルの清掃回
数を一日一回終業後に行う程度で充分である。
したがつて、この施釉ノズルを使用すれば大型
の陶磁器素体に適正な施釉をすることができるな
どの利点があつて、本考案は業界の発展に寄与す
るところ極めて大なるものがある。
の陶磁器素体に適正な施釉をすることができるな
どの利点があつて、本考案は業界の発展に寄与す
るところ極めて大なるものがある。
第1図は本考案の一実施例の施釉ノズルを示す
断面図、第2図は別の実施例の施釉ノズルの断面
模式図、第3図は施釉ノズルへの圧縮空気供給管
のバルブを示す概念図である。 1……筒状体、2……先端、3……圧縮空気供
給管、4……太径胴部、5……主空気供給管のバ
ルブ、6……微小空気供給管のバルブ。
断面図、第2図は別の実施例の施釉ノズルの断面
模式図、第3図は施釉ノズルへの圧縮空気供給管
のバルブを示す概念図である。 1……筒状体、2……先端、3……圧縮空気供
給管、4……太径胴部、5……主空気供給管のバ
ルブ、6……微小空気供給管のバルブ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端が細径に絞られた筒状体の胴部に、圧縮
空気供給管を斜めに臨ませたことを特徴とする
施釉ノズル。 (2) 圧縮空気供給管を斜めに臨ませた部分の胴部
が太径となつている実用新案登録請求の範囲第
1項に記載の施釉ノズル。 (3) 圧縮空気供給管に、主空気を送給、停止する
バルブと微小空気を送給、停止するバルブとが
併設されている実用新案登録請求の範囲第1項
に記載の施釉ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15861986U JPH0220193Y2 (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15861986U JPH0220193Y2 (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6364739U JPS6364739U (ja) | 1988-04-28 |
JPH0220193Y2 true JPH0220193Y2 (ja) | 1990-06-01 |
Family
ID=31082282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15861986U Expired JPH0220193Y2 (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0220193Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2268486A2 (en) | 2008-03-25 | 2011-01-05 | 3M Innovative Properties Company | Multilayer articles and methods of making and using the same |
JP5324642B2 (ja) | 2008-03-25 | 2013-10-23 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 塗装フィルム複合体及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-10-16 JP JP15861986U patent/JPH0220193Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6364739U (ja) | 1988-04-28 |
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