JPH02200554A - 車両用制動油圧制御装置 - Google Patents

車両用制動油圧制御装置

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JPH02200554A
JPH02200554A JP2053989A JP2053989A JPH02200554A JP H02200554 A JPH02200554 A JP H02200554A JP 2053989 A JP2053989 A JP 2053989A JP 2053989 A JP2053989 A JP 2053989A JP H02200554 A JPH02200554 A JP H02200554A
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JP
Japan
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chamber
hydraulic
hydraulic pressure
output
control
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Application number
JP2053989A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Sato
真実 佐藤
Hiromi Inagaki
裕巳 稲垣
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は、車両用制動油圧制御装置に関し、特にトラク
ション制御機能を備えた車両用制動油圧制御装置に関す
る。
(2)従来の技術 車両の駆動輪が過剰スリップを生じたときに駆動輪を制
動して駆動力を減少させることにより、過剰スリップを
解消するようにしたものが、たとえば特開昭62−26
5061号公報により公知である。
(3)発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のものでは、駆動輪に装着されたブ
レーキ装置とマスタシリンダとの間に、電磁開閉弁およ
びスレーブシリンダが介設され、トラフシランコントロ
ール時には電磁開閉弁を閉弁せしめるさともにスレーブ
シリンダを油圧供給源からの油圧で作動せしめ、マスタ
シリンダの作動にかかわらず前記ブレーキ装置の制動油
圧を高めるようにしている。しかるに、かかる装置では
、油圧供給源およびスレーブシリンダ間に油圧調整手段
が必要であるとともに、スレーブシリンダおよびマスタ
シリンダ間に前記電磁開閉弁が必要であり、部品点数が
比較的多くなる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、部
品点数を比較的少なくした節単な構成により、トラクシ
ョンコントロール機能を備え得るようにした車両用制動
油圧制御装置を提供することを目的とする。
B5発明の構成 (1)課題を解決するだめの手段 本発明装置は、ブレーキペダルの踏込み操作に応じて制
動油圧を出力するマスタシリンダと;駆動輪に装着され
たブレーキ装置に通じる第1出力室、第1出力室に連通
可能な第1入力室、ならびに第1制御油圧室を備えると
ともに、第1ffdlllB油圧室の油圧増大に応じて
第1入力室および第111j力室間を遮断しながら第1
出力室の容積を収縮可能に構成される駆動輪用制御弁手
段と;油圧供給源と;前記第1制御油圧室の油圧を調整
すべく第1制御油圧室および油圧供給源間に介設される
第1油圧調整手段と;を備える。
(2)作用 上記構成によれば、第1制御油圧室の油圧を低くしてお
いてブレーキペダルを踏込むと、その踏込み量に応じて
マスタシリンダから出力される制動油圧が駆動輪のブレ
ーキ装置に作用して制動力を得ることができ、また第1
制御油圧室の油圧を増大すると、第1入力室および第1
出力室間を遮断しながら第1出力室の容積を減少させる
ことによりブレーキ装置の制動油圧を高めてトラクショ
ンコントロールを行なうことができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明を前輪駆動車両に適用したとき
の一実施例について説明すると、この制動油圧制御装置
は、ブレーキペダルPの踏込み操作に応じて制動油圧を
出力するタンデム型マスタシリンダMと、駆動輪として
の左前輪に装着されたブレーキ装置BFLに対応する駆
動輪用制御弁手段としての左前輪用制御弁手段IFLと
、右前輪に装着されたブレーキ装置B□に対応する駆動
輪用制御弁手段としての右前輪用制御弁手段1□と、ブ
レーキ装置BFLに対応するアキュムレータ2FLと、
ブレーキ装置B□に対応するアキュムレータ2Flと、
ブレーキ装置BFLに対応する切換弁としてのソレノイ
ド弁3FLと、ブレーキ装置BFIに対応する切換弁と
してのソレノイド弁3rmと、油圧供給源4と、非駆動
輪としての左後輪に装着されたブレーキ装置B114.
に対応する非駆動輪用制御弁手段としての左後輪用制御
弁手段511Lと、非駆動輪としての右後輪に装着され
たブレーキ装置B11mに対応する非駆動輪用制御弁手
段としての右後輪用制御弁手段5□と、左前輪用制御弁
手段IFLおよびアキュムレータ2FLと油圧供給源4
との間に介設される駆動輪用油圧調整手段としての左前
輪用油圧モジュレータ6FLと、右前輪用制御弁手段1
□およびアキュムレータ2□と油圧供給源4との間に介
設される駆動輪用油圧調整手段としての右前輪用油圧モ
ジニレ−タロ□と、左右後輪用制御弁手段5it、  
5□および油圧供給源4間に介設される非駆動軸用油圧
調整手段としての後輪用油圧モジュレータ6IIとを備
える。
タンデム型マスタシリンダMは、左前輪に装着されたブ
レーキ装置BFLおよび右後輪に装着されたブレーキ装
置B□に制動油圧を出力するための第1制動油圧出カポ
−)7aと、右前輪に装着されたブレーキ装置BFIお
よび左後輪に装着されたブレーキ装置Bitに制動油圧
を出力するための第2制動油圧出カポ−ドアbとを備え
、それらの制動油圧出カポ−ドアa、7bからはブレー
キペダルPの踏込み量に応じた制動油圧がそれぞれ出力
される。
各ブレーキ装置B FL、  B r*、  B IL
、  B□は、シリンダ8と該シリンダ8内に摺動可能
に嵌合されるピストン9とをそれぞれ備え、シリンダ8
およびピストン9間に画成された制動油圧室10に供給
される制動油圧に応じたピストン9の移動により制動力
を発生するものである。
油圧供給源4は、油タンクTから作動油を汲上げる油圧
ポンプ11と、その油圧ポンプ11に接続されるアキュ
ムレータ12と、油圧ポンプ11の作動を制御するため
の圧力スイッチ13とを備える。
左前輪用制御弁手段IFLおよび右前輪用制御弁手段l
□は、基本的に同一の構成を有するものであり、以下、
左前輪用制御弁手段IFLの構成についてのみ説明する
左前輪用制御弁手段IFLは、軸方向両端を閉塞した第
1シリンダ孔14を有する第1ハウジング15と、軸方
向に間隔をあけて同軸上で相互に連動、連結されながら
第1シリンダ孔14に軸方向摺動自在に嵌合される第1
ピストン16および第2ピストン17と、第1シリンダ
孔14の軸方向一端壁および第1ピストン16間に画成
される第1出力室18と、第1および第2ピストン16
゜17間に画成される第1入力室19と、第1シリンダ
孔14の軸方向他端壁および第2ピストン17間に画成
される第1制御油圧室20と、第1および第2ピストン
16.17の第1制御油圧室20側への移動に応じて開
弁するとともに第1出力室1日側への移動に応じて閉弁
すべく第1入力室】9および第1出力室18間に介設さ
れる第1開閉弁機構21と、第1および第2ピストン1
6】、7を第1制御油圧室20側に付勢すべく第1出力
室1日に収納されるばね22とを備える。
第1出力室18はブレーキ装置BFLの制動油圧室10
に接続され、第1出力室18で発生した油圧が制動油圧
室10に供給されることになる。また第1および第2ピ
ストン16.17は、小径の連結ロッド23で同軸に連
結されるものであり、両ピストン16,17、連結ロッ
ド23および第1シリンダ孔14の内面により第1入力
室19が画成される。
第1開閉弁機構21は、第1出力室18および第1入力
室19間を結んで第1ピストン16に同軸に穿設される
弁孔24と、第1出力室18側で第1ピストン16に設
けられるリテーナ25と、前記弁孔24を開閉すべくリ
テーナ25内に配置される弁体26と、弁体26を閉弁
方向に付勢すべくリテーナ25内に収納される弁ばね2
7と、弁孔24を緩やかに貫通して一端が弁体26に連
結される弁体28と、第1および第2ピストン16.1
7の自由な軸方向移動を許容しながら連結ロッド23を
その一直径線上で貫通しながら第1ハウジング15に両
端が固定される規制ロンド29とを備え、弁棒28の他
端は規制ロッド29に当接可能である。
而して第1開閉弁機構21では、第1および第2ピスト
ン16.17が第1制御油圧室20側に移動している状
態では弁棒2Bが規制ロッド29に当接して押圧される
ことにより弁体26が弁孔24を開放して第1入力室1
9および第1出力室18間を連通し、また第1および第
2ピストン16,17が第1出力室18側に移動したと
きには弁棒28が規制ロシド29から離反し、弁体26
は弁ばね27のばね力により弁孔24を閉鎖して第1入
力室19および第1出力室18間を遮断する。
かかる左前輪用制御弁手段1rLでは、第1制御油圧室
20の油圧が低い状態では第1および第2ピストン16
.17が第1 !If御油圧油圧室20側動して第1入
力室19および第1出力室18冊を連通ずるが、第1制
御油圧室20の油圧が増大すると、第1および第2ピス
トン16.17が第1出力室18側に移動することによ
り第1入力室19および第1出力室18間を遮断すると
ともに第1出力室18の容積を収縮させる。
アキュムレータ2 FL、  2 r*は基本的に同一
の構成を有するものであり、以下、アキュムレータ2F
Lの構成についてのみ説明する。
アキュムレータ2FLは、シリンダ体31と、軸方向両
端面に蓄圧室32および反力室33を臨ませながらシリ
ンダ体31に摺動自在に嵌合される反力ピストン34と
、蓄圧室32の容積を収縮する方向に反力ピストン34
を付勢すべく反力室33に収納されるばね35とを備え
る。
ソレノイド弁3FLは、アキュムレータ2rLの蓄圧室
32およびマスタシリンダMの第1制動油圧出カポ−)
7aと、左前輪用制御弁手段IFLの第1入力室19と
の連通、遮断を択一的に切換可能なものであり、消磁状
態では第1制動油圧出カポ−ドアaと第1入力室19と
を連通し、また励磁状態では蓄圧室32と第1入力室1
9とを連通ずる。
またソレノイド弁3r覧は、アキュムレータ2Fmの蓄
圧室32およびマスタシリンダMの第2制動油圧出カポ
−1−7bと、右前輪用制御弁手段1□の第1入力室1
9との連通、遮断を択一的に切換可能なものであり、消
磁状態では第1制動油圧出カポ−ドアbと第1入力室1
9とを連通し、また励磁状態では蓄圧室32と第1入力
室19とを連通ずる。
マスタシリンダMの第1制動油圧出カポ−ドアaおよび
アキュムレータ2FLの蓄圧室32とは、ソレノイド弁
3FLを迂回する逆止弁37.Lを介して接続され、該
逆止弁37FLは蓄圧室32の油圧が第1制動油圧出カ
ポ−ドアaの油圧よりも一定値以上高いときに蓄圧室3
2から第1制動油圧出カポ−)7aへの流れのみを許容
する。またマスタシリンダMの第2制動油圧出カポ−ド
アbおよびアキュムレータ2FIlの蓄圧室32とは、
ソレノイド弁3F11を迂回する逆止弁37riを介し
て接続され、該逆止弁37□は蓄圧室32の油圧が第2
制動油圧出カポ−ドアbよりも一定値以上高いときに蓄
圧室32から第2制動油圧出カポ−ドアbへの流れのみ
を許容する。
左後輪用制御弁手段5.lLおよび右後輪用制御弁手段
5■は、基本的に同一の構成を有するものであり、以下
、左後輪用制御弁手段51Lの構成についてのみ説明す
る。
左後輪用制御弁手段511Lは、相互間に隔壁39を介
在させて同軸に穿設された第2および第3シリンダ孔4
0.41を有する第2ハウジング42と、第2シリンダ
孔40に軸方向摺動自在に嵌合される第3ピストン43
と、第3ピストン43に連動、連結されながら第3シリ
ング孔41に摺動自在に嵌合される第4ピストン44と
、隔壁39および第3ピストン43間に画成される第2
出力室45と、隔壁39および第4ピストン44間に画
成される第2入力室46と、第3シリンダ孔4lの隔壁
39とは反対側の端壁および第4ピストン44間に画成
される第2制御油圧室47と、第2人内室46および第
2出力室45間を第3および第4ピストン4344の移
動に応じて連通、遮断すべく隔壁39に配設される第2
開閉弁機構48と、第2シリンダ孔の隔壁39とは反対
側の端壁および第3ピストン43間に縮設されるばね4
9とを備える。
第2出力室45ばブレーキ装置BIILの制動油圧室1
0に連通され、第2人内室46はマス外シリンダMの第
2制動油圧出カポ−ドアbに連通される。また第3およ
び第4ピストン43.44は、隔壁39を油密にかつ移
動自在に貫通する連結ロッド50の両端に固設されてお
り、したがって第3および第4ピストン43.44は連
動する。しかも第3および第4ピストン43.44は、
ばね49により第2出力室45および第2制御油圧室4
7の容積を収縮しかつ第2人内室46の容積を増大する
方向に付勢されている。
第2開閉弁機構48は、第2人内室46に通じ°ζ隔壁
39に穿設される弁室51と、該弁室51および第2出
力室45間にわたって隔壁39に穿設される弁孔52と
、該弁孔52を開閉すべく弁室51内に収納される弁体
53と、該弁体53を閉弁方向に付勢すべく弁室51内
に収納されるばね54と、弁孔52に緩やかに挿通され
る弁棒55とを備える。しかも弁棒55の一端は弁体5
3に固着され、他端は第3ピストン43に当接すべく弁
孔52から第2出力室45に突出される。
この第2開閉弁機構48では、第3ピストン43が第2
出力室45の容積を収縮すべく隔壁39側に移動してい
る状態で開弁じて第2人内室46および第2出力室45
間を連通し、第3ピストン43が隔壁39から離反する
方向に移動したときには閉弁して第2人内室46および
第2出力室45間を遮断する。
而して左後輪用制御弁手段511Lでは、第2制御油圧
室47の油圧が低いときには第3ピストン43が隔壁3
9側に移動しており、この状態ではマスタシリンダMか
らの制動油圧が第2人内室46から第2開閉弁機構48
および第2出力室45を介してブレーキ装置BILLに
作用することになる。
また第2制御油圧室47の油圧が増大すると第3ピスト
ン43が隔壁39から離反する方向に移動して第2開閉
弁機構48が閉弁作動するとともに第2出力室45の容
積が増大するので、ブレーキ装置BILの制動油圧が低
下する。
左前輪用油圧モジュレータ6FLおよび右前輪用油圧モ
ジュレータ6F、lは、共通の第3ハウジング60に相
互に平行に並設されて成るものであり、基本的に同一の
構成を有するものであるので、左前輪用油圧モジュレー
タ6FLの構造についてのみ以下に詳述する。
左前輪用油圧モジュレータ6FLは、油圧供給源4に通
じる第1人カポ−トロ1、第1制御油圧室20および反
力室33に通じる第1出カポ−トロ2および油タンクT
に通じる第1入力ポート63を有する第3ハウジング6
0に、第1人カポ−トロ1および第1入力ポート63と
第1出カポ−トロ2との間の連通状態を軸方向移動に応
じて切換えるべく第1スプール64が摺動自在に嵌合さ
れ、第1スプール64の一端には入力電気量に応じた推
力を発揮する第1電磁ソレノイド65が連動、連結され
、該推力に対抗する油圧力を発揮すべく第1出カポ−ト
ロ2に通じる第1出力油圧室66が第1スプール64の
他端面に臨んで形成されて成る。
第3ハウジング60には第4シリンダ孔67が穿設され
、この第4シリンダ孔67に第1スプール64が摺動自
在に嵌合される。第1電磁ソレノイド65は、第3ハウ
ジング60の一方の外側面に取付けられるものであり、
この第1電磁ソレノイド65の駆動ロンドロ8は第4シ
リンダ孔67内に同軸に挿入される。また第1スプール
64の他端と第4シリンダ孔67の他端壁との間に第1
出力油圧室66が画成され、この第1出力油圧室66に
は第1スプール64を軸方向一端側すなわち第1電磁ソ
レノイド65側に付勢する戻しばね69が収納される。
したがって第1スプール64の一端には駆動ロンドロ8
が常時当接することになり、第1スプール64と第1電
磁ソレノイド65とが連動、連結される。
第1スプール64には、相互間に環状溝70を形成する
ランド71.72が設けられる。また第4シリンダ孔6
7の内面には、第1解放ポート63および環状溝70間
を連通可能な環状凹部73と、第1人カポ−トロ1およ
び環状溝70間を連通可能な環状凹部74とが軸方向に
間隔をあけて設けられる。さらに第1スプール64には
、第1出力油圧室66側端面に開口するとともに環状溝
70に連通ずる連通路75が穿設されており、第1スプ
ール64が右動して環状凹部74を環状溝70に連通さ
せる油圧供給位置にあるときに環状凹部73はランド7
1で閉塞され、その油圧供給位置から第1スプール64
が左動して環状凹部73を環状溝70に連通させた油圧
解放位置にあるときに環状凹部74はランド72で閉塞
され、前記油圧供給位置および油圧解放位置の中間位置
では再環状凹部73.74はランド71.72でそれぞ
れ閉塞される。
すなわち第1スプール64は、第1出力油圧室66に通
じる環状溝70を第1人カポ−トロ1に連通させて油圧
供給源4からの油圧を第1出力油圧室66に供給する油
圧供給位置と、環状溝70を第1解放ポート63に連通
させて第1出力油圧室66を油タンクTに連通させる油
圧解放位置との間で軸方向に移動するものであり、第1
スプール64の軸方向一端に作用する第1電磁ソレノイ
ド65の油圧力は油圧供給位置側に向けて働き、第1出
力油圧室66の油圧により第1スプール64の軸方向他
端にかかる油圧力は油圧解放位置側に向けて作用する。
第4シリンダ孔67の前記他端壁には、第1スプール6
4の他端面に当接して連通路75を閉塞可能な突部76
が突設されており、該突部76からずれた位置で前記他
端壁に第1出カポ−トロ2が穿設される。而して突部7
6は、第1出力油圧室66ならびに第1制御油圧室20
および反力室33間の油圧経路で油圧失陥が生じたとき
に第1スプール64が最大限右動するのに応じて連通路
75を閉塞するものであり、これにより他の油圧モジュ
レータ6r=、6mに前記油圧失陥による影響が及ぶこ
とが回避される。
第1電磁ソレノイド65は、その入力電気量に応じた推
力を発生するりニアソレノイドである。
すなわち第1電磁ソレノイド65は、励磁電流量あるい
は抵抗を一定としたときの電圧に応じた推力を発生する
ものであり、成るストローク範囲では励磁電流量をlと
するとともに定数をKとしたときに第1電磁ソレノイド
65で発生する推力Fは、F=に−1で示される。また
第1出力油圧室66の油圧をP。とじ、第1出力油圧室
66に臨む第1スプール64の受圧面積をScとしたと
きに、第1スプール64に作用する油圧力rは、f”’
Sc’Pwで示される。したがってF=に−1>f””
Sc  ’ Pwであるときには第1スプール64は右
側の油圧供給位置へと移動し、またF<fであるときに
は第1スプール64が左側の油圧解放位置へと移動する
このように推力Fと油圧力fとの大小関係に応じて第1
スプール64が軸方向に移動することにより、第1出力
油圧室66に油圧供給源4から作動油が供給されたり、
第1出力油圧室66の油圧が解放されたりするので、油
圧P1は次式で与えられることになる。
Pw−(K/ Sc )  ・1 すなわち油圧P、、4は、第1電磁ソレノイド65への
供給電流Iに比例することになり、第1出力油圧室66
の油圧Pおを第1電磁ソレノイド65に供給する電流に
より任意に制御することができる。
後輪用油圧モジュレータ611は、上述の左右前輪用油
圧モジュレータ6rt、6□と基本的に同一の構成を有
するものであり、油圧供給源4に通じる第2入力ポート
81、第2制御油圧室47に通じる第2出力ポート82
および油タンクTに通じる第2入力ポート83を有する
第4ハウジング80に、第2入力ポート81および第2
入力ポート83と第2出力ポート82との間の連通状態
を軸方向移動に応じて切換えるべく第2スプール84が
摺動自在に嵌合され、第2スプール84の一端には入力
電気量に応じた推力を発揮する第2電磁ソレノイド85
が連動、連結され、該推力に対抗する油圧力を発揮すべ
く第2出力ポート82に通じる第2出力油圧室86が第
2スプール84の他端面に臨んで形成されて成る。しか
も第4ハウジング80は、第3ハウジング60と一体に
形成されるものであり、第2スプール84は、前記左右
前輪用油圧モジュレータ6FL、  6□の第一スプー
ル64と平行な軸線を有して第4ハウジング80に摺動
資材に嵌合され、第2入力ポート83は第1人カポ−ト
ロ1に、また第2入力ポート83は第1入力ポート63
にそれぞれ連通される。
次にこの実施例の作用について説明すると、通常の制動
作動時には、各油圧モジュレータ6 FLI6□、6R
の電磁ソレノイド65.85には励磁電流が供給されて
おらず、第1および第2出カポ−F−62,82は油タ
ンク′rに連通されている。
したがって第1制御油圧室20、反力室33および第2
制御油圧室47には作動油が供給されておらず、左右前
輪用制御弁手段IFL、1□では第1および第2ピスト
ン16.17が第1制御油圧室20の容積を収縮する位
置に移動しており、第1開閉弁機構21が開弁じている
。また左右後輪用制御弁手段51L、  51mでは、
第3および第4ピストン43.44が第2制御油圧室4
7の容積を収縮する位置に移動しており、第2開閉弁機
構4日が開弁している。さらにソレノイド弁3rt、3
□は消磁されており、左右前輪用制御弁手段IPLIF
Mの第1入力室19がマスタシリンダMに連通された状
態にある。
かかる状態でブレーキペダルPを踏込んで制動操作を行
なうと、マスタシリンダMで発生した制動油圧が左右前
輪用制御弁手段I FLI  1 v*の第1開閉弁機
構21を介して左右前輪用ブレーキ装置B FLI B
 r*に作用するとともに左右後輪用制御弁手段5 M
LI  5 +u+の第2開閉弁機構4Bを介して左右
後輪用ブレーキ装置B IL、 B 1111に作用す
る。
このような制動時に前輪のロック状態が生じそうになっ
たとき、あるいはロック状態が生じたときにはソレノイ
ド弁3 FLI  3 r*を励磁する。それにより左
右前輪用制御弁手段I FLI  I FKの第1入力
室19は、それまでマスタシリンダMに通じていた状態
からアキュムレータ2 r+、+  2 r*に通じる
状態へと切換わる。しかもこの状態で、左右前輪用油圧
モジュレータ6 FLI  6 FNの第1電磁ソレノ
イド65は消磁されており、反力室33は油タンクTに
連通した状態となっている。したがって各アキュムレー
タ2F、Ll  2Fllでば、蓄圧室32の容積を増
大する方向に反力ピストン34が作動し、前輪用ブレー
キ装置B、、、B□における制動油圧室10では油圧が
低下してロンク状態に入ることが回避される。
上記減圧により前輪のスリップ率が最適状態となったと
きには、前輪用油圧モジュレータ6FL6□の第1電磁
ソレノイド65を励磁する。それにより第1出力油圧室
66には第1電磁ソレノイド65の励磁電流量に応じた
油圧が生し、その油圧が各アキュムレータ2 ri  
2 Fmの反力室35に作用することにより制動油圧室
10の油圧を最適スリップ状態が持続するようにリニア
に制御することが可能となる。
このような前輪のアンチロック制御終了に伴い、ソレノ
イド弁3FL+  3□を元の消磁状態に戻したときに
は、制動操作終了時に各アキュムレータ2、L、2□に
おける蓄圧室32に蓄圧されていた油圧が逆止弁37F
L、37□を介してマスタシリンダM側に逃がされ、各
アキュムレータ2 FLI  2 r*の反力ピストン
34は元の位置に戻る。
また後輪のロック状態が生じそうになったとき、あるい
はロック状態が生じたときには後輪用油圧モジュレータ
6、lの第2電磁ソレノイド85を励磁する。それによ
り第2出力油圧室86には第2電磁ソレノイド85の励
磁電流量に応じた油圧が生じ、その油圧が両後輪用制御
弁手段5 RLI  5 R1の第2制御油圧室47に
作用し、両後輪用制御弁手段5st、50では第2開閉
弁機構48が閉弁するとともに第2出力室45の容積が
増大する。したがってブレーキ装置BIL、 BIll
における制動油圧室10の油圧が低下し、ロック状態を
解消することができる。
非制動操作状態での車両走行中に駆動輪すなわち前輪が
過剰スリップを生じたときを想定する。
このときには、前輪用油圧モジュレータ6FL、  6
■の第1電磁ソレノイド65が励磁される。それにより
各油圧モジュレータ6FL、6□の第1出力油圧室66
には1旬記励磁電流量に応じた油圧が生じ、その油圧が
前輪用制御弁手段IFLI  ]、rmの第1制御油圧
室20に作用する。それにより前輪用制御弁手段I F
LI  1 r*では第1開閉弁機構21が閉弁し、第
1出力室1日の容積が収縮せしめられる。したがってブ
レーキペダルPを踏込んでいないにもかかわらず、ブレ
ーキ装置B FLI  B Flにおける制動油圧室1
0の油圧が増大し、前輪に制動力が作用して駆動力が減
少せしめられ、過剰スリップの解消が可能となる。
かかるトラクシボンコントロール時に、急制動が必要と
なったときには、ブレーキペダルPの踏込みにより生じ
た制動油圧が第1入力室19から第1開閉弁機構21に
おける弁体26にその量弁方向に作用し、第1開閉弁機
構21が開弁じて制動油圧室10に制動油圧を作用させ
ることができる。
以上の実施例では、駆動輪用および非駆動輪用油圧調整
手段として、リニアソレノイドを備えた油圧モジュレー
タを用いたが、通常の電磁弁を用いるようにしてもよく
、そうすればより低コストの制御装置を実現することが
できる。
C1発明の効果 以上のように本発明装置は、ブレーキペダルの踏込み操
作に応じて制動油圧を出力するマスタシリングと;駆動
輪に装着されたブレーキ装置に通じる第1出力室、第1
出力室に連通可能な第1入力室、ならびに第11Iil
I御油圧室を備えるとともに、第1制御油圧室の油圧増
大に応じて第1入力室および第1出力室間を遮断しなが
ら第1出力室の容積を収縮可能に構成される駆動輪用制
御弁手段と;油圧供給源と;前記第1+l1H1油圧室
の油圧を調整すべく第1制御油圧室および油圧供給源間
に介設される駆動輪用油圧調整手段と;を備えるので、
トラクションコントロール時には第1制御油圧室の油圧
を増大させるだけでよく、従来必要であった電磁開閉弁
を不要として部品点数を低減した簡単な構成で、トラク
ション制i1機能を備える車両用制動油圧制御装置を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例の油圧回路図である。 I FLI  I Fm・・・駆動輪用制御弁手段とし
ての前輪用制御弁手段、2FL、  2□・・・アキュ
ムレータ、311,3□・・・切換弁としてのソレノイ
ド弁、4・・・油圧供給源、5 FLI  5 rl・
・非駆動輪用制御弁手段としての後輪用制御弁手段、C
I FLI  6 Fil・・・駆動輪用油圧調整手段
としての前輪用油圧モジュレータ、6、・・・非駆動輪
用油圧調整手段としての後輪用油圧モジュレータ、14
・・・第1シリンダ孔、15・・・第1ハウジング、1
6・・・第1ピストン、17・・・第2ピストン、19
・・・第1入力室、20・・・第1制i1B油圧室、2
1・・・第1開閉弁機構、31・・・シリンダ体、32
・・・蓄圧室、33・・・反力室、34・・・反力ピス
トン、35・・・ばね、42・・・第2ハウジング、4
5・・・第2出力室、46・・・第2入力室、47・・
・第2制御油圧室、60・・・第3ハウジング、61・
・・第1人力ポート、62・・・第1出力ポート、63
・・・第1入力ポート、64・・・第1スプール、65
・・・第1電磁ソレノイド、66・・・第1出力油圧室
、80・・・第4ハウジング、81・・・第2入力ポー
ト、82・・・第2出力ポート、83・・・第2入力ポ
ート、84・・・第2スプール、85・・・第2電磁ソ
レノイド、86・・・第2出力油圧室、 B FLI  B y*、 B ll□L+ Bll・
・・ブレーキ装置、M・・・マスタシリンダ、P・・・
ブレーキペダル、T・・・油タンク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレーキペダルの踏込み操作に応じて制動油圧を
    出力するマスタシリンダと;駆動輪に装着されたブレー
    キ装置に通じる第1出力室、第1出力室に連通可能な第
    1入力室、ならびに第1制御油圧室を備えるとともに、
    第1制御油圧室の油圧増大に応じて第1入力室および第
    1出力室間を遮断しながら第1出力室の容積を収縮可能
    に構成される駆動輪用制御弁手段と;油圧供給源と;前
    記第1制御油圧室の油圧を調整すべく第1制御油圧室お
    よび油圧供給源間に介設される駆動輪用油圧調整手段と
    ;を備えることを特徴とする車両用制動油圧制御装置。
  2. (2)前記マスタシリンダおよびアキュムレータと、前
    記第1入力室との間には、マスタシリンダおよびアキュ
    ムレータと、第1入力室との連通、遮断を択一的に切換
    可能な切換弁が介設されることを特徴とする第(1)項
    記載の車両用制動油圧制御装置。
  3. (3)前記駆動輪用制御弁手段は、軸方向両端を閉塞し
    た第1シリンダ孔を有する第1ハウジングと、軸方向に
    間隔をあけて同軸上で相互に連動、連結されながら第1
    シリンダ孔に軸方向摺動自在に嵌合される第1および第
    2ピストンと、第1シリンダ孔の軸方向一端壁および第
    1ピストン間に画成される第1出力室と、第1および第
    2ピストン間に画成される第1入力室と、第1シリンダ
    孔の軸方向他端壁および第2ピストン間に画成される第
    1制御油圧室と、第1および第2ピストンの第1制御油
    圧室側への移動に応じて開弁するとともに第1出力室側
    への移動に応じて閉弁すべく第1入力室および第1出力
    室間に介設される第1開閉弁機構とを備えることを特徴
    とする第(1)項記載の車両用制動油圧制御装置。
  4. (4)前記アキュムレータは、シリンダ体と、軸方向両
    端面に蓄圧室および反力室を臨ませながらシリンダ体に
    摺動自在に嵌合される反力ピストンと、蓄圧室の容積を
    収縮する方向に反力ピストンを付勢すべく反力室に収納
    されるばねとを備え、蓄圧室は前記切換弁に接続され、
    反力室は前記駆動輪用油圧調整手段に接続されることを
    特徴とする第(2)項記載の車両用制動油圧制御装置。
  5. (5)マスタシリンダに通じる第2入力室、非駆動輪に
    装着されたブレーキ装置に通じるとともに第2入力室に
    連通可能な第2出力室、ならびに第2制御油圧室を備え
    るとともに、第2制御油圧室の油圧増大に応じて第2入
    力室および第2出力室間を遮断しながら第2出力室の容
    積を増大可能に構成される非駆動輪用制御弁手段と、第
    2制御油圧室の油圧を調整すべく第2制御油圧室および
    油圧供給源間に介装される非駆動輪用油圧調整手段とを
    備えることを特徴とする第(1)項記載の車両用制動油
    圧制御装置。
  6. (6)前記駆動輪用油圧調整手段は、油圧供給源に通じ
    る第1入力ポート、第1制御油圧室に通じる第1出力ポ
    ートおよび油タンクに通じる第1解放ポートを有する第
    3ハウジングに、第1入力ポートおよび第1解放ポート
    と第1出力ポートとの間の連通状態を軸方向移動に応じ
    て切換えるべく第1スプールが摺動自在に嵌合され、第
    1スプールの一端には入力電気量に応じた推力を発揮す
    る第1電磁ソレノイドが連動、連結され、該推力に対抗
    する油圧力を発揮すべく第1出力ポートに通じる第1出
    力油圧室が第1スプールの他端面に臨んで形成されて成
    ることを特徴とする第(1)項記載の車両用制動油圧制
    御装置。
  7. (7)前記非駆動輪用油圧調整手段は、油圧供給源に通
    じる第2入力ポート、第2制御油圧室に通じる第2出力
    ポートおよび油タンクに通じる第2解放ポートを有する
    第4ハウジングに、第2入力ポートおよび第2解放ポー
    トと第2出力ポートとの間の連通状態を軸方向移動に応
    じて切換えるべく第2スプールが摺動自在に嵌合され、
    第2スプールの一端には入力電気量に応じた推力を発揮
    する第2電磁ソレノイドが連動、連結され、該推力に対
    抗する油圧力を発揮すべく第2出力ポートに通じる第2
    出力油圧室が第2スプールの他端面に臨んで形成されて
    成ることを特徴とする第(5)項記載の車両用制動油圧
    制御装置。
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