JPH02199787A - オーブン調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は発熱体を利用したオープン料理器に関するもの
である。

従来の技術 一般に発熱体を利用したオープン調理器は第１図に示す
ように加熱庫２内に発熱体３ａ、３ｂと温度感知器４を
設けていて加熱庫２内の温度が上昇してくると温度感知
器４が設定温度に達した時、発熱体３ａ、３ｂへの電力
供給を停止する。

発明が解決しようとする課題 しかし発熱体３ａ、３ｂによる蓄熱と温度感知器４への
熱伝導の遅れにより、温度感知器４が加熱庫２の設定温
度であると感知した時、加熱庫２の温度は既に設定した
温度を越えている。すなわちオーバーランする訳である
。所がこの状態であっても、２度３度○Ｎ−０ＦＦを繰
り返していると、温度感知器４で設定した値を中心に落
着いて（る。（第６図、第７図参照）更に加熱庫２の設
定温度が低い場合このオーバーランの値が大きく（第６
図△Ｔ）Ｌかも設定温度に対する温度のバラツキ巾も大
きく（第６図ＴＤ）設定温度が高い場合このオーバーラ
ンの値は小さ（（第７図△Ｔ１）しかも設定温度に対す
る温度のバラツキ巾も小さく（第７図Ｔｏ＋　）なる。

この傾向は一般的にいって調理を美味しく行う上では逆
の現象であり、欠点であった。すなわち低い温度で調理
する場合は、温度の上下巾は小さく、高い温度で調理す
る場合は、温度の上下巾は大きいほうが好ましい。理由
は、低い温度で調理するものに、クツキー、ケーキ等の
菓子類があり、この様なものの調理の場合は発熱体３ａ
、３ｂをあまり高温にすると調理物の表面が焦げ易く加
熱庫２の温度が上昇する。−旦上昇すると冷えるのに時
間がかがり、温度のバラツキ巾が太き（なる。この現象
を防ごうとすると発熱体３ａ、３ｂの温度をあまりあげ
ず短時間で０Ｎ−ＯＦＦを繰返し、設定温度を中心に小
さいバラツキで加熱庫の温度を維持するのが好ましい。

また、高い温度で調理するものには、肉類の調理物があ
り、この場合は、中心部を加熱すると同時に表面をコン
ガリと焦げ目をつける必要がある。この場合は、発熱体
の温度を７００℃〜７５０℃以上に上げる必要性があり
、この場合発熱体の種類により異なるが、普通約１分を
要する。この場合は温度のバラツキ巾を太き（して通電
時間を長く（略１分以上）しないとうまくいかない。本
発明はこの様な従来の問題点を解消するものであり、簡
単な構成でしかもコストがかからず解決できるすぐれた
オープン調理器を提供するものである。

課題を解決するための手段 そこで本発明のオープン調理器は温度調節器と発熱体へ
の通電周期を時間により制御するプログラムを備えたも
のである。

作用 本発明のオープン調理器は、実験により求めた温度上昇
カーブから所期の通電時間を時間により制御し、更に設
定温度に達した後の発熱体への通電周期を調理庫内の温
度と温度調節器との相関関係にて求めた値により概（略
）１０分以内になる様、例えば、調理庫の平均温度が上
昇傾向（第３図Ａ）になった場合は、０８時間を短かく
し、（又はＯＦＦ時間を長（シ）下降傾向（第２図Ｂ〉
になった場合は、０８時間を長く（またはＯＦＦ時間を
短かく）なるようにプログラムしであるため、庫内温度
のバラツキ巾を設定温度の高い場合、又は低い場合でも
大きくしたり小さくすることができる。又オープン調理
器の構造により発熱体への通電の周期が略（概）１０分
以内に納まらない場合は換気ファンモーターをＯＮＬ、
加熱庫内の換気を行い、発熱体を強制的に０Ｎ−ＯＦＦ
を行う様にすることもできる。

実施例 以下、本発明の一実施例のオープン調理器を図面を参照
して説明する。第１図はオープン調理器を説明しやすく
する為の要部断面図であり、従来のオープン調理器に換
気用ファンモータ５を設けている。発熱体３ａ、３ｂへ
の電力供給（通電）の周期（ＯＮ−ＯＦＦ）が予め決め
られた値（本考案実験では１０分以内）以下にならない
場合はファンモーターをＯＮ（回転）させ、加熱庫内の
換気を行い温度を強制的に下げて周期を短かくする。本
考案では、オープン換気用ファンモーターを使用してい
るが、熱風循環式オープン構造の場合は、熱風循環用フ
ァンモーターを間歇的に動作（ＯＮ）させることにより
、熱風循環でない調理の場合の０Ｎ−ＯＦＦ周期を短か
くする手段として効果的である。尚熱風循環式オープン
構造の場合は加熱庫の設定温度と温度感知器の温度差が
小さ（なり、０Ｎ−ＯＦＦ周期は本考案のプログラムで
充分所期の値（ＯＮ−ＯＦＦ周期が１０分以内）以下に
納まる。

第２図は本考案の要部回路図であり、本考案のプログラ
ム制御する温度制御回路部６で色々の条件により、発熱
体３ａ、３ｂを制御するそれぞれのリレー７．８．９更
に加熱庫２の換気を必要な時に行う為のリレー１０、尚
リレー８，９は調理の種類により上発熱体３ａだけＯＮ
する場合や下発熱体３ｂのみＯＮする場合の為のリレー
であり〈個別に）温度制御回路部により指示される。

第３図Ａ、第３図Ｂは本考案の原理図の一実施例である
。本実施例では０Ｎ−ＯＦＦ周期をｄ＋ｂ分としである
。第３図Ａの状態はＸ℃の設定時であり、６分０Ｎ−ｂ
分ＯＦＦでは加熱庫の温度が上昇してい（周期である。

この場合、ｄの加熱の０８時間は発熱体が赤熱し赤外線
を充分放射するに必要な最低時間であり、これ以上短か
くするのは好ましい調理をするのに不適当である。よっ
て発熱体へ電力供給の基準ＯＦＦ時間すに設定温度Ｘ’
Ｃのバラツキ上限ｃｔｈをい（ら越えたかにより決定さ
れる補正時間ｅ＋（Ｃｔｈを越える量により変わる値）
を加えた時間ＯＦＦさせる。急にＯＦＦ時間を変えると
逆に下降するので、バラツキの上限ｃｔｈを越えた１回
目は少し大きめに補正し、バラツキの範囲に納まったら
、補正前のＯＦＦ時間すと補正後のＯＦＦ時間（ｂ＋ｅ
＋）の中間の値（ｂ＋ｅ）にすれば、Ｙ℃を中心に安定
した加熱庫の温度が維持される。

第３図Ｂの状態はＹ℃の設定時でありｄ分ＯＮｂ分ＯＦ
Ｆでは加熱庫のｒＭ　ｇが下降してい（周期である。こ
の場合Ｃｔｌをいくら越えたかにより決定される補正時
間ｆ＋（Ｃｔｌを越える量により変わる値）を加えた時
間ＯＮさせる。急にＯＮ時間を変えると逆に上昇するの
でバラツキの下限（Ｃｔｌ）を越えた１回目は少し太き
目に補正し、バラツキの範囲に納まったら補正前のＯＮ
時時間と補正後のＯＮ時間（ｄ＋ｆ＋）の中間の値（ｄ
＋ｆ）にすればＹ℃を中心に安定した加熱庫の温度が維
持される。

第４図は従来の温度感知器４のみによる温度制御鎖線と
本考案の温度制御（実ｎ）の比較グラフであり、従来例
の設定温度による調理の場合の予熱完了は１２分後であ
り、ここで調理物を加熱庫に入れ、クツキーを焼いたと
すると約１０分で焼土がる。この例の場合調理物を入れ
てから発熱体３ａ、３ｂには一度もＯＮされることなく
調理が完了したとすると、二度目に同じ調理物であるク
ツキーを焼いたとすると、当初から考えると２４分後項
加熱庫にクツキーを入れたことになり、１回目と同じ１
０分後の３４分にとり出すと温度が低すぎて調理が完了
しない。（エネルギーの総量が違うことが第８図で理解
できる）又逆に第２回目の調理が１０分後に調理物がで
き上がる温度設定にしておくと、予熱完了直後に調理物
を入れると過加熱されて焦げてしまうということになる
。所が本考案のプログラム化されたオープン調理器では
、設定温度１５０℃と仮定した場合、当オープン調理器
を設計した当初に温度上昇カーブを求めて第１回目の発
熱体への通電ＯＦＦを予測して制御する。本例では通電
後約６分でＯＦＦするプログラムとなっており、２００
℃設定では、約９分でＯＦＦすることになる。（第７図
）本実施例はあくま−で実験に供したセットに於ける時
間（プログラム）であり、構造により温度上昇カーブが
変わることは言うまでもない。

第５図は本考案のプログラムフローチャート図である。

まず設定温度から発熱体３ａ、３ｂへの初期の通電時間
と基準となる通電周期（ｄ分ＯＮｂ分０ＦＦ）と設定温
度に対する調理庫内の温度のバラツキ巾を決定するバラ
ツキ上限ｃｔｈとバラツキ下限ｃｔｌを求めたのち、初
期の通電時間ａだけ調理庫内の温度を上昇させる。設定
温度に達した後は、通電状態と通電ＯＦＦ状態を切替え
る際にその時点の調理庫内温度Ｔを測定し、バラツキ上
限ｃｔｈ、バラツキ下限ｃｔｌと比較することにより、
通電時間、通電ＯＦＦ時間各々の補正を行なう。その方
法としては、通電をＯＮからＯＦＦに切替える際には調
理庫内温度Ｔがバラツキ上限ｃｔｈより高い場合に、通
電ＯＦＦ時間を長くするか次回からの通電時間を短くす
る補正を行ない、通電をＯＦＦからＯＮに切替える際に
は調理庫内温度Ｔがバラツキ下限ｃｔｌより低い場合に
、通電ＯＮ時間を長くするか次回からの通電ＯＦＦ時間
を短くする補正を行なう。また、通電周期が１０分以上
になる場合には、通電ＯＦＦ時間内に調理庫内の換気を
行なうためのリレー１０をＯＮすることにより、調理庫
内の温度を強制的に下げる。

発明の効果 以上のように本発明のオープン調理器は、温度上昇カー
ブにより求めた温度と時間により、加熱庫の温度制御を
すると同時に発熱体への通電（電力供給）周期をある値
以下にするプログラム、更に設定温度に対して上下にパ
ラツク温度中を制御するプログラムを備えたものであり
、短時間の調理物を予熱を行ったとき、どのタイミング
で加熱庫にいれても一定時間（同一時間・・・クックブ
ック等で記載されている時間〉で調理が期待された様に
できあがる。又調理の種類により、コンガリとした焦げ
目をつける方法や全体的に芳ばしく薄焦げ目をつける等
、簡単に正確に調理することができ、実用上きわめて有
利なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるオープン調理器の要
部全体の側面断面図、第２図は本考案の要部回路図、第
３図Ａ、Ｂは本考案の原理説明図、第４図は本考案の温
度カーブと従来例の温度カーブの比較図、第５図は本考
案のプログラムのフローチャート図、第６図は従来例で
本実験に供した１５０℃設定に於ける温度上昇カーブ図
、第７図は従来例で本実験に供した２００℃設定に於け
る温度上昇カーブ図、第８図は従来例に於ける欠点をわ
かり易く示す説明図である。 １・・・・・・オープン調理器、２・・・・・・加熱庫
、３・・・・・・発熱体、４・・・・・・温度感知器、
５・・・・・・ファンモーター、６・・・・・・温度制
御回路。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名廟１■ 第 図 弔 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発熱体と、その発熱体の近傍に設けた温度感知器と、前
   記発熱体および前記温度関知器への通電周期（ＯＮ−Ｏ
   ＦＦ）を、設定温度に達した後の設定温度と温度感知器
   の値の差異の大きさにより制御する手段を設けたオープ
   ン調理器。