JPH02199445A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 乙の発明は、図表等のカラースライド等の作製に用いる
記録装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、図２表２文字等（以後、図表等と呼称する）のス
ライドを作製する場合、レタリングや写植によって原図
を作成し、その原図を写真撮影することによってスライ
ドを作製していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

乙のような従来の技術においては、カラースライドの場
合はレタリングや写植によって原図を作成し、その原図
から原図と等倍程度のネガフィルムを作製し、ネガフィ
ルム上の各図表等（線、領域等）に希望する色シートを
張り付けて、改めて裏側から光を投射しながらスライド
用フィルムに撮影するため、多くの作製時間と経費が必
要であった。さらに、修正を行うときは始めから同一の
作製工程を繰り返す必要があった。

比較的簡便な方法では、カラーのレタリングによって原
図を作製し、カラースライド用フィルムに撮影する方法
がある。しかし、これはカラーの発色が劣ったり、修正
を行う場合は原図から書き換えるため、かなりの作製時
間と経費が必要であった。

一方、図表等のスライドを作製する他の方法として、モ
ノクロＣＲＴディスプレイを利用した記録装置では、Ｃ
ＲＴディスプレイとカメラの間に電動モータ等により選
択できるカラーフィルタを配置して、ＣｆｔＴ上に図表
等を表示し、かかる図表等をカラーで記録するなめに所
望するカラーフィルタを選択して、カメラで撮影してい
た。乙の方法では、ＣＲＴディスプレイの歪が記録され
、感光材料のカラー感度にあわせて各色対応にＣＲＴの
明るさの調整と、力、メラの露光時間とフィルムの透過
光量の制御が必要になり、ＣＲＴの明るさの限界から露
光時間が長くなり、カメラシャッタやフィルタ駆動用電
動モータ等の機械的可動部分が存在するために、信頼性
や寿命が低下する等の問題があった。さらに、カラーＣ
ＲＴを適用した記録装置では、各色が画素で分離されて
いるため、例えば赤を発光させて他の青と緑の色は発光
させない場合、全面積の１７３が赤色に発光し、２／３
は黒色になる。乙のため、感光体上の赤色になるべき部
分に黒が混じり、色純度が低下する。

これは他の色についても同じであり、この記録装置では
彩かな色は得られない欠点がある。

ところが、この発明に使用する光源はその経済性を高め
るためには商用１００■電源を使用することが好ましい
。しかし、商用１００■電源は電圧が変動するため、発
光時間で光量を制御するとその電圧変動により光強度が
変動し、色の再現性が悪くなる。また、螢光灯や冷陰極
管を用いる場合は、さらに周囲温度や光源の管の温度に
より光強度が変動するため、この場合は安定化電源を使
用しても光量が条件により変動し、この変動により色の
再現性が悪くなる問題がある。

この発明の目的は、図表等のカラースライド等の作製時
のレタリングや、写植２色シートの張り付けなどの手作
業を一切不要にし、修正を賽易にし、修正時間が短縮で
き、歪がなく、信頼性や寿命が優れ、かつ、色の再現性
が優れた記録装置を提供する乙とにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る記録装置は、透過型モノクロ液晶ディス
プレイ装置と、この透過型モア７クロ液晶デイスプレイ
装置に表示される複数の画像の出力を制御する制御装置
と、透過型モノクロ液晶ディスプレイ装置に表示した画
面を照明するための色の異なる複数の光を供給する透過
用光源と、各画像の表示に同期させて色の異なる複数の
光を選択するとともに照射する光の光量を制御する光制
御手段と、透過型モ、ノクロ液晶ディスプレイ装置に表
示された画像を記録する撮影装置とからなるものである
。

〔作用〕

この発明においては、制御装置によって画像信号を透過
型モノクロ液晶ディスプレイ装置に送出し、画像の表示
に同期させて透過用光源の色を選択し、発光させる。こ
のとき、発光量を検出し、その光量が所定値になった時
点で発光を中断する。

この発光により照明された透過型モノクロ液晶ディスプ
レイ装置上の画像を撮影装置が撮影して記録することが
できる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を第１図に示す。この実施例では、
透過型モノクｔｆｆ液晶ディスプレイ装置（以下、単に
液晶ディスプレイ装置という）１と、かかる液晶ディス
プレイ装Ｍ１に図表等の画像信号を転送する制御装置２
と、液晶ディスプレイ装Ｍ１に表示された画像をレンズ
を介１７て記録する撮影装置３と、撮影装置３に装填し
た感光材料を感光させるための透過用光源４と、その発
光量を測定する光センサ７と、そのセンサ出力を計測し
て、透過用光源４の発光を遮断する光制御手段８からな
る。

制御装置２ば、液晶ディスプレイ装置１に転送される画
像信号５を制御し、透過用光源制御信号６で透過用光源
４の点灯を開始し、液晶ディスプレイ装Ｎ１に表示され
た画像を、撮影装置制御信号９で感光材料に露光する。

これと並行して光センサ７は発光量を計測し、その出力
を光制御手段８が積分し、その値が所定値に達した時点
で透過用光源４の発光を遮断する。この透過用光源４に
入力する透過用光源制御信号６１，６２，６３によって
色の異なる複数に色の光源を選択成長させ、撮影装置３
に装填した感光材料を適正露光する。

動作タイミングは、第２図に示すように、画像信号５の
Ｒの信号によって同一の図表等を複数フレーム表示して
表示が十分安定した後、透過用光源制御信号６１のｒの
信号によって透過用光源４を選択発光させ、かつ発光量
を光センサ７の出力により制御し、その後、画像信号５
を変えて異なる図表等を表示させ、表示が十分安定した
後、前記と同様に透過用光源制御信号６２の８の信号に
よって透過用光源４を選択発光させ、かつ光センサ７の
出力により発光量を制御し、これを画像信号５０）Ｂの
信号についてもｂの信号を用いることによって、液晶デ
ィスブＬ・イ装置１に表示される複数の画像を合成して
記録する。この場合、画像信号５を変えて表示する図表
等は異なるカラーの構図や文字でよい。この実施例の場
合、透過用光源制御信号６１，６２，６３の組合せによ
り８色の記録ができる。

なお、透過用光源４としては、透過用光源制御信号６１
．６２，６３によって直接所要の色を選択しているが、
白色光源と各色フィルタとの組合せであってもよく、そ
の場合は色フィルタの選択を透過用光源制御信号６１，
６２，６３により行う。

また、光センサ７の出力を積分して光量を制御する方法
は、カメラ用ストロボ光源の自動制御方法として種々の
回路が提案されており、これなどを利用する乙とが可能
である。

次に具体例について説明する。。

（具体例） 第１図の記録装置を次の構成で作製した。液晶ディスプ
レイ装置１ば薄膜トランジスタ付の液晶パネルを用いた
電子ＯＨＰ用透過型パネル（画素数４００Ｘ６４０画素
）とした。制御装置２はパソナルコンピュータとし、そ
のＫＧＢ出力を画像信号５として使用した。撮影装置３
はマクロレンズ付３５ｍｍカメラとし、透過用光源４は
３原色発光用の熱陰極管と色フィルタを組み合わせて、
赤、緑、青の３原色を独立に発光可能にした。汎用図形
作成プログラムとしては、日本語ワードプロセッサソフ
１−を使用し、その色付けにはグラフィックモードによ
る多色画面を使用した。感光体としては、カラーポジフ
ィルムを使用し、赤、緑。

青の各々の両面を液晶ディスプレイ装置１にネガモード
の画面として順次表示させるとともに、それに合わせて
透過用光源４の各々の色の熱陰極管を発光させ、その発
光量を測定して発光を遮断した。この操作により３原色
を重ね合わせてフィルムに露光した。これにより、作製
したスライドフィルムは黒色の画面に鮮明な色の文字・
図形像を形成し、その濃度変動は各色とも±０．１以下
で非常に安定していた。

（比較例） 的記具体例の装置を用いて、同様に露光したが、光量の
測定は行わず、露光時間を一定としてスライドを作製し
た。この結果、１回目に撮影したスライドの緑色部の濃
度が０．７であったのが、連続して２４回撮影したスラ
イドの最後のスライドの緑色部の濃度は０．３５になり
、撮影中に上昇した熱陰極管に温度の影響を強く受け、
色再現性が不安定であった。ここで濃度測定をした波長
は５３０μｍである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明の記録装置は、透過型モ
ノクロ液晶ディスプレイ装置と、透過用光源と、光量を
制御する光制御手段と、透過型モノクロ液晶ディスプレ
イ装置に画像データを転送する制御装置と、透過型モノ
クロ液晶ディスプレイ装置に表示された画像を記録する
撮影装置とで構成したので、図表等のカラースライド等
を自動的に容易、短時間に作製でき、かつ従来の手作業
による作製に比較して安価にでき、かつその色の再現性
が安定している。また、この発明の記録装置の制御装置
として汎用パーソナルコンピュータを用い、その画像信
号とタイミング信号に適合した画像信号選択、透過用光
源の光源選択および透過用光源の発光時間制御等を行う
僅かな制御回路を付加することによって、多種多様な汎
用図表作成ブ四グラムで作成したカラー図表等がそのま
ま利用できるため、低価格な記録装置が実現できる。

また、画像信号選択、透過用光源選択および発光時間制
御を行う制御回路を各種汎用パーソナルコンピュータに
適用することによって、改めて汎用図表作成プログラム
対応にカラー図表等を操作して色分解したり、コード変
換する専用プログラムなどの開発が不要になり、ソフト
開発経費がかからない。

さらに、カラー図表等の修正は、原データがパソナルコ
ンピュータに保存されているため、短時間に容易に実現
できる。

また、透過型モノクロ液晶ディスプレイ装置を使用して
いるために、ＣＲＴを適用した場合より歪の少ない図表
等のカラースライド等が作製できる。

また、透過型モノクロ液晶ディスプレイ装置と透過用光
源を使用しているために、ディスプレイ装置にカラーＣ
ＲＴを適用した場合の欠点であるＣ　ＲＴの各発光色の
光波長と、感光材料の光波長感度の特性に不一致、およ
び各発光色の光強度と感光材料の光濃度特性の不一致に
よる感光材料の色バランスのずれと発色の低下が防げる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は乙の発明の一実施例を示す構成図、第２図は、
第１図の実施例の動作タイミング図である。 図中、１は液晶ディスプレイ装置、２は制御装置、３は
撮影装置、４は透過用光源、５は画像信号、６，６１，
６２，６３は透過用光源制御信号、７は光センサ、８は
光制御手段、９は撮影装置制御信号である。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透過型モノクロ液晶ディスプレイ装置と、この透過型モ
   ノクロ液晶ディスプレイ装置に表示される複数の画像の
   出力を制御する制御装置と、前記透過型モノクロ液晶デ
   ィスプレイ装置に表示した画面を照明するための色の異
   なる複数の光を供給する透過用光源と、各画像の表示に
   同期させて前記色の異なる複数の光を選択するとともに
   照射する光の光量を制御する光制御手段と、前記透過型
   モノクロ液晶ディスプレイ装置に表示された画像を記録
   する撮影装置とからなることを特徴とする記録装置。