JPH02199249A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JPH02199249A
JPH02199249A JP1634189A JP1634189A JPH02199249A JP H02199249 A JPH02199249 A JP H02199249A JP 1634189 A JP1634189 A JP 1634189A JP 1634189 A JP1634189 A JP 1634189A JP H02199249 A JPH02199249 A JP H02199249A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は触媒コンバータの上流側および下流側に空燃比
センサ(本明細書では、酸素濃度センサ(0!センサ)
)を設け、上流側のO,センサによる空燃比フィードバ
ック制御に加えて下流側のOエセンサによる空燃比フィ
ードバック制御及び過渡時(加減速時)に燃料量の学習
制御を行う内燃機関の空燃比制御装置に関する。
〔従来の技術〕
単なる空燃比フィードバック制mcシングル03センサ
システム)では、酸素濃度を検出する0□センサをでき
るだけ燃焼室に近い排気系の個所、すなわち触媒コンバ
ータより上流である排気マニホールドの集合部分に設け
ているが、0□センサの出力特性のばらつきのために空
燃比の制御精度の改善に支障が生じている。かかる0□
センサの出力特性のばらつきおよび燃料噴射弁等の部品
のばらつき、経時あるいは経年的変化を補償するために
、触媒コンバータの下流に第2の02センサを設け、上
流側0.センサによる空燃比フィードバック制御に加え
て下流側0.センサにょる空燃比フィードバック制御を
行うダブル0.センサシステムが既に提案されている(
参照:特開昭62−60941 号公報) 、このダブ
ル0鵞センサシステムでは、触媒コンバータの下流側に
設けられたo2センサは、下流側08センサに比較して
、低い応答速度を有するものの、次の理由により出力特
性のばらつきが小さいという利点を有している。
(1)触媒コンバータの下流では、排気温が低いので熱
的影響が少ない。
(2)触媒コンバータの下流では、種々の毒が触媒にト
ラップされているので下流側O!センサの被毒量は少な
い。
(3)触媒コンバータの下流では排気ガスは十分に混合
されており、しかも、排気ガス中の酸素濃度は平衡状態
に近い値になっている。
したがって、上述のごとく、2つのo2センサの出力に
もとづく空燃比フィードバック制御(ダプル08センサ
システム)により、上流側0.センサの出力特性のばら
つきを下流側0!センサにより吸収できる。実際に、第
2図に示すように、シングル08センサシステムでは、
Otセンサ出力特性が悪化した場合には、排気エミッシ
ョン特性に直接影響するのに対し、ダブル02センサシ
ステムでは、上流側0□センサの出力特性が悪化しても
、排気エミッション特性は悪化しない、つまり、ダブル
02センサシステムにおいては、下流側Otセンサが安
定な出力特性を維持している限り、良好な排気エミッシ
ョンが保証される。
他方、バルブクリアランス及び噴射弁噴口部へのデポジ
ット付着、シリンダ吸気弁の背面部等へのデポジット付
着による特性変化に対処するために、過渡時(加減速時
)補正としてのデポジット学習制御が行われている(参
照:特開昭59−203829号公報、特開昭59−1
28944号公報、特開昭60−204937号公報)
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のダブル0!センサシステムとデポ
ジット学習制御システムとを組合せた場合、通常、デポ
ジット学習制御実行時にも下流側08センサによる空燃
比フィードバック制御も行われており、この結果、下流
側Otセンサによる空燃比フィードバック制御によって
触媒上流空燃比が変化してデポジット学習制御が不安定
となり、デポジット学習値の誤学習が生じて、エミッシ
ョンの悪化、ドライバビリティの悪化、燃費の悪化等を
招(という課題がある。
また、触媒コンバータの触媒は、第3A図に示すように
、−殻内に、新品であればOtストレージ効果が大きく
、したがって、触媒浄化性能が高く、逆に、耐久品であ
ればo3ストレージ効果が小さく、したがって、触媒浄
化性能は低い、このような触媒浄化性能が高い状態(0
,ストレージ効果が大の状態)で、下流側0□センサに
よる空燃比フィードバック制御を制御定数たとえばリッ
チスキップ量R3Rに実行すると、リッチスキップ量R
3Rは、第3B図に示すように、太き(なり、この結果
、空燃比補正係数FAFは非対称となり、その波形はリ
ッチ化傾向となる。ただし、触媒内の空燃比自体は上流
側及び下流側08センサによる空燃比フィードバック制
御により理論空燃比にされる。さらに、下流側Oxセン
サによる空燃比フィードバック制御によるリッチスキッ
プ量R3Rの中心値の学習値PGR3Rも、第3C図に
示すように、触媒状態(0,ストレージ効果)の影響を
受け、特に、新品触媒時に大きくなる。したがって、減
速時にデポジット学習を行うと、上記リッチスキップ量
R3Rの影響を受け、デポジット学習値(この場合、後
述の減速減量係数KDC)が過度に大きくなり、この結
果、減速時に空燃比がオーバリーンとなり、エミッショ
ンの悪化、ドライバビリティの悪化を招くことになる。
つまり、第3D図に示すように、新品触媒状態には、そ
の高浄化性能のためにエミッションの絶対値は小さくな
る傾向にあるものの、エミッションのばらつきは大きく
なり、この結果、走行距11i(はぼ触媒の耐久度に相
当)が小さい程、許容範囲を外れる可能性が大きくなる
また、同様に、触媒浄化性能が低い耐久触媒状態にも、
デポジット学習値(この場合、後述の加速増量係数KA
C)が過度に大きくなる。
すなわち、このような触媒浄化性能が低い状態(08ス
トレージ効果が小の状態)で、下流側Oxセンサによる
空燃比フィードバック制御を制御定数たとえばリッチス
キップ量R5Rに実行すると、リッチスキップ量R3R
は、小さくなり、この結・果、空燃比補正係数FAFは
やはり非対称となり、その波形はリーン化傾向となる。
ただし、この場合も、触媒内の空燃比自体は、上流側及
び下流側0、センサによる空燃比フィードバック制御に
より理論空燃比にされる。さらに、下流側08センサに
よる空燃比フィードバック制御によるリッチスキップ量
R3Rの中心値の学習値FGR3Rも、0□ストレージ
効果が小さいために、小さ(なる、加速時にデポジット
学習を行うと、上記リッチスキップ量R3Rの影響を受
け、デポジット学習値KACが過度に大きくなり、この
結果、加速時に空燃比がオーバリッチとなり、エミッシ
ョンの悪化、燃費の悪化を招くことになる。
したがって、本発明の目的は、ダブル空燃比センサシス
テムとデポジット学習制御システムとの併存システムに
おいてデポジット学習値の誤学習を防止してエミッショ
ンの悪化、ドライバビリティの悪化、燃費の悪化等を防
止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の課題を解決するための手段は第1A図、第1B図
に示される。すなわち、第1A図においては内燃機関の
排気通路に設けられた三元触媒DCヨ。の上流側の排気
通路には、機関の空燃比を検出する上流側空燃比センサ
が設けられ、また、三元触媒CCI・の下流側の排気通
路には、機関の空燃比を検出する下流側空燃比センサが
設けられている。制御定数演算手段は下流側空燃比セン
サの出力■□に応じて空燃比フィードバック制御定数た
とえばスキップ量R3R,R3Lを演算し、制御定数学
習手段は空燃比フィードバック制御定数の中心値FGR
5R,PGRSLを学習する。他方、デポジット学習条
件判別手段は機関がデポジット学習条件を満たしている
か否かを判別し、この結果、機関がデポジット学習条件
を満たしているときに、デポジット学習手段は上流側空
燃比センサの出力Vlの偏差に応じてデポジット学習値
KAC,KDCを演算する。また、機関がデポジット学
習条件を満たしているときに、禁止手段が制御定数演算
手段による空燃比フィードバック制御定数R5R,R5
Lの演算を禁止し、ホールド手段が学習された空燃比フ
ィードバック制御定数の中心値FGR3R,FGRSL
が初期化値近傍の場合には空燃比フィードバック制御定
数R3R,R5Lをそのままホールドし、他方、初期化
値INIT近傍以外の場合には、空燃比フィードバック
制御定数R5R,R3Lを初期化値INITにホールド
する。空燃比補正量演算手段は、制御定数及び上流側空
燃比センサの出力■、に応じて空燃比補正量FAFを演
算する。そして、空燃比調整手段は、機関が非過渡状態
時には空燃比補正IFAFに応じて機関の空燃比を調整
し、機関が過渡状態時には空燃比補正量FAF及びデポ
ジット学習値KAC。
KDCに応じて機関の空燃比を調整するものである。
第1B図の手段によれば、制御定数学習手段を設けてな
い、この場合、空燃比フィードバック制御定数R5R(
R5L)が初期化値INITの近傍にあるか否かにより
ホールド値を変化させる。
〔作 用〕
上述の第1A図の手段によれば、デポジット学習条件成
立時には、空燃比フィードバック制御定数R3R,R5
Lをホールドするが、そのホールド値は中心値FGR5
R,FGRSLに応じて可変とする。たとえば、上記中
心値FOR5Rが第4A図のごとく変化したときには、
中心値FGR5R(FORSL)が初期化値(INIT
=5%)の近傍、たとえば、INIT−0,5%<FG
R3R<INIT+ 0.5%であればそのままホール
ドし、当該近傍以外であれば初期化値にホールドする。
これにより、中心値FGR5R,FGRSLがたとえば
初期化値INIT近傍よりリッチ側にずれた場合には、
減速減量係数KDCの増量を抑制し、また、中心値PG
R5R,FGRSLがたとえば初期化値INIT近傍よ
りリーン側にずれた場合には、加速増量係数KACの増
量を抑制する。つまり、学習値にDC。
MACの誤学習を抑制する。第1B図の手段によれば、
空燃比フィードバック制御定数R5R(R5L)がたと
えば初期化値INI↑近傍よりリッチ側にずれた場合に
は、減速減量係数KDCの増量を抑制し、また、空燃比
フィードバック制御定数RSR(R3L)がたとえば初
期化値INIT近傍よりリーン側にずれた場合には、加
速増量係数KACの増量を抑制する。
つまり、学習値KDC,にACの誤学習を抑制する。
〔実施例〕
第5図は本発明に係る内燃機関の空燃比制御装置の一実
施例を示す全体概略図である。第5図において、機関本
体1の吸気通路2には圧力センサ3が設けられている。
圧力センサ3は吸入空気圧の絶体圧PMを直接計測する
ものであって、たとえば半導体式センサであり、吸入空
気圧に比例したアナログ電圧の出力信号を発生する。こ
の出力信号は制御回路lOのマルチプレクサ内蔵A/D
変換器101に提供されている。ディストリビュータ4
には、その軸がたとえばクランク角に換算して720°
毎に基準位置検出用パルス信号を発生するクランク角セ
ンサ5およびクランク角に換算して30゛毎に基準位置
検出用パルス信号を発生するクランク角センサ6が設け
られている。これらクランク角センサ5,6のパルス信
号は制御回路10の入出力インターフェイス102に供
給され、このうち、クランク角センサ6の出力はCPU
1.03の割込み端子に供給される。
さらに、吸気通路2には各気筒毎に燃料供給系から加圧
燃料を吸気ボートへ供給するための燃料噴射弁7が設け
られている。
また、機関本体lのシリンダブロックのウォータジャケ
ット8には、冷却水の温度を検出するための水温センサ
9が設けられている。水温センサ9は冷却水の温度TH
Wに応じたアナログ電圧の電気信号を発生する。この出
力もA・/D変換器101に供給されている。
排気マニホールドllより下流の排気系には、排気ガス
中の3つの有毒成分HC、GO、NO,を同時に浄化す
る三元触媒を収容する触媒コンバータ12が設けられて
いる。
排気マニホールド11には、すなわち触媒コンバータ1
2の上流側には第1の02センサ13が設けられ、触媒
コンバータ12の下流側の排気管14には第2のOtセ
ンサ15が設けられている。
Otセンサ13 、15は排気ガス中の酸素成分濃度に
応じた電気信号を発生する。すなわち、0□センサ13
 、15は空燃比が理論空燃比に対してリーン側かリッ
チ側かに応じて、異なる出力電圧を制御回路lOのA/
D変換器101に発生する。制御回路10は、たとえば
マイクロコンピュータとして構成され、A/D変換器1
01、入出力インターフエイ71.102 、CPU1
03(7)外に、ROM104 、 RAM105、ハ
・ンクアップRAM106、クロック発生回路107等
が設けられている。
また、吸気通路2のスロットル弁16には、スロットル
弁16が全閉か否かを検出するためのアイドルスイッチ
17が設けられており、この出力信号は制御回路10の
入出力インターフェイス102に供給される。
また、制御回路10において、ダウンカウンタ108、
フリップフロップ109、および駆動回路110は燃料
噴射弁7を制御するためのものである。すなわち、後述
のルーチンにおいて、燃料噴射量TAUが演算されると
、燃料噴射量TAUがダウンカウンタ108にプリセッ
トされると共にフリップフロップ109もセットされる
。この結果、駆動回路110が燃料噴射弁7の付勢を開
始する。他方、ダウンカウンタ108がクロック信号(
図示せず)を計数して最後にそのボローアウト端子が“
l”レベルとなったときに、フリップフロップ109が
セットされて駆動回路110は燃料噴射弁7の付勢を停
止する。つまり、上述の燃料噴射量TAUだす燃料噴射
弁7は付勢され、従って、燃料噴射量TAUに応じた量
の燃料が機関本体lの燃焼室に送り込まれることになる
なお、CPU103の割込み発生は、A/D変換器10
1のA/D変換終了後、入出力インターフェイス102
がクランク角センサ6のパルス信号を受信した時、クロ
ック発生回路107からの割込信号を受信した時、等で
ある。
圧力センサ3の吸入空気圧データPMおよび冷却水温デ
ータT)IWは所定時間もしくは所定クランク角毎に実
行されるA/D変換ルーチンによって取込まれRAM1
05の所定領域に格納される。つまり、RAM105に
おけるデータPMおよびTHWは所定時間毎に更新され
ている。また、回転速度データNeはクランク角センサ
6の30°C^毎の割込みによって演算されてRAM1
05の所定領域に格納される。
第6図は上流側0□センサ13の出力にもとづいて空燃
比補正係数FAFを演算する第1の空燃比フィードバッ
ク制御ルーチンであって、所定時間たとえば4ms毎に
実行される。
ステップ601では、上流側Otセンサ13による空燃
比の閉ループ(フィードバック)条件が成立しているか
否かを判別する。たとえば、冷却水温が所定値以下の時
、機関始動中、始動後項量中、暖機増量中、パワー増量
中、触媒過熱防止のためOTP増量中、上流側0!セン
サ13の出力信号が一度も反転していない時、燃料カッ
ト中等はいずれも閉ループ条件が不成立であり、その他
の場合が閉ループ条件成立である。閉ループ条件が不成
立のときには、ステップ627に直接進む、なお、空燃
比補正係数FAFを1.0としてもよい。他方、閉ルー
プ条件成立の場合はステップ602に進む。
ステップ602では、上流側O!センサ13の出力■1
をA/D変換して取込み、ステップ603にてvIが比
較電圧■□たとえば0.45V以下か否かを判別する、
つまり、空燃比がリッチかリーンかを判別する、つまり
、リーン(V+ ≦V+++)であれば、スキップ60
4にてデイレイカウンタCDLYが正か否かを判別し、
CDLY>0であればステップ605にてCDLYを0
とし、ステップ606に進む、ステップ606では、デ
イレイカウンタCDLYを1減算し、ステップ607.
608にてデイレイカウンタCDLYを最小値TDLで
ガードする。この場合、デイレイカウンタCDLYが最
小値TDLに到達したときにはステップ609にて第1
の空燃比フラグF1を“O”(リーン)とする、なお、
最小値TDLは上流側03センサ13の出力においてリ
ッチからリーンへの変化があってもリッチ状態であると
の判断を保持するためのリーン遅延状態であって、負の
値で定義される。他方、リーン(V + > V * 
+ )であれば、ステップ610にてデイレイカウンタ
CDLYが負か否かを判別し、CDLY<0であればス
テップ611・にてCDIJをOとし、ステップ612
に進む、ステップ612ではデイレイカウンタCDLY
を1加算し、ステップ613.614にてデイレイカウ
ンタCDLYを最大値TDRでガードする。この場合、
デイレイカウンタCDLYが最大値TDRに到達したと
きにはステップ615にて第1の空燃比フラグFlを“
1′(リッチ)とする、なお、最大値TDRは上流側0
2センサ13の出力においてリーンからリッチへの変化
があってもリーン状態であるとの判断を保持するための
リッチ遅延時間であって、正の値で定義される。
ステップ616では、第1の空燃比フラグF1の符号が
反転したか否かを判別する、すなわち遅延処理後の空燃
比が反転したか否かを判別する。空燃比が反転していれ
ば、ステップ617にて、第1の空燃比フラグF1の値
により、リッチからり一ンへの反転か、リーンからリッ
チへの反転かを判別する。リッチからリーンへの反転で
あれば、ステップ618にてFAF 4− FAF+R
5Rとスキップ的に増大させ、逆に、リーンからリッチ
への反転であれば、ステップ619にてFAP 4− 
FAF−RSLとスキップ的に減少させる。つまり、ス
キップ処理を行う。
ステップ612にて第1の空燃比フラグFlの符号が反
転していなければ、ステップ620.621.622に
て積分処理を行う。つまり、ステップ620にて、F1
=“0”か否かを判別し、Fl−“0”(り一ン)であ
ればステップ621にてFAF +−FAF+にIRと
し、他方、Fl−1#(リッチ)であればステップ62
2にてFAF←FAF−XILとする。。ここで、積分
定数KIR,KILはスキップ量R5R,RSLに比し
て十分小さく設定してあり、つまり、にIR(KIL)
<R2H(RSL)である、従って、ステップ621は
リーン状!I(F1=“O“)で燃料噴射量を徐々に増
大させ、ステップ622はリッチ状態(F1=“1”)
で燃料噴射量を徐々に減少させる。
ステップ618.619.621.622にて演算され
た空燃比補正係数FAFはステップ623.624にて
最小値たとえば0.8にてガードされ、また、ステップ
625、626にて最大値たとえば1.2にてガードさ
れる。これにより、何らかの原因で空燃比補正係数FA
Fが大きくなり過ぎ、もしくは小さくなり過ぎた場合に
、その値で機関の空燃比を制御してオーバリッチ、オー
バリーンになるのを防ぐ。
上述のごとく演算されたFAFをRAM105に格納し
て、ステップ627にてこのルーチンは終了する。
第7図は第6図のフローチャートによる動作を補足説明
するタイミング図である。上流側08センサ13の出力
により第7図(A)に示すごとくリッチ、リーン判別の
空燃比信号A/Fが得られると、デイレイカウンタCD
IJは、第7図(B)に示すごとく、リッチ状態でカウ
ントアツプされ、リーン状態でカウントダウンされる。
この結果、第7図(C)に示すごとく、遅延処理された
空燃比信号A/F’  (フラグFlに相当)が形成さ
れる。たとえば、時刻t、にて空燃比信号A/F’がリ
ーンからリッチに変化しても、遅延処理された空燃比信
号A/F’はリッチ遅延時間TDRだけリーンに保持さ
れた後に時刻t2にてリッチに変化する0時刻t、にて
空燃比信号A/Fがリッチからリーンに変化しても、遅
延処理された空燃比信号A/F’はリーン遅延時間(−
TDL)相当だけリッチに保持された後に時刻t4にて
リーンに変化する。しかし空燃比信号A/F’が時刻L
itLb、Lqのごとくリッチ遅延時間TDRの短い期
間で反転すると、デイレイカウンタCDLYが最大値T
DRに到達するのに時間を要し、この結果、時刻し、に
て遅延処理後の空燃比信号A/F’が反転される。つま
り、遅延処理後の空燃比信号A/F’は遅延処理前の空
燃比信号A/Fに比べて安定となる。このように遅延処
理後の安定した空燃比信号A/F’にもとづいて第7図
CD)に示す空燃比補正係数FAFが得られる。
次に、下流側Oxセンサ15による第2の空燃比フィー
ドバック制御について説明する。第2の空燃比フィード
バック制御としては、第1の空燃比フィードバック制御
定数としてのスキップ量R5R,R5L、積分定数KI
R,KIL、遅延時間TDR,TDL。
もしくは上流側0!センサ13の出力■1の比較電圧■
□を可変にするシステムと、第2の空燃比補正係数PA
P2を導入するシステムとがある。
たとえば、リッチスキップ量R3Rを大きくすると、制
御空燃比をリッチ側に移行でき、また、リーンスキップ
量R3Lを小さ(しても制御空燃比をリッチ側に移行で
き、他方、リーンスキップ量R3Lを大きくすると、制
御空燃比をリーン側に移行でき、また、リッチスキップ
量R3Rを小さくしても制御空燃比をリーン側に移行で
きる。
したがって、下流側Otセンサ15の出力に応じてリッ
チスキップ量R3Rおよびリーンスキップ量R3Lを補
正することにより空燃比が制御できる。また、リッチ積
分定数KIRを大きくすると、制御空燃比をリッチ側に
移行でき、また、リーン積分定数KILを小さくしても
制御空燃比をリッチ側に移行でき、他方、リーン積分定
数KILを大きくすると、制御空燃比をリーン側に移行
でき、また、リッチ積分定数KIRを小さくしても制御
空燃比をリーン側に移行できる。従って、下流側0□セ
ンサ15の出力に応じてリッチ積分定数KIRおよびリ
ーン積分定数KILを補正することにより空燃比が制御
できる。リッチ遅延時間TDRを大きくもしくはリーン
遅延時間(−TDL)を小さく設定すれば、制御空燃比
はJJラッチに移行でき、逆に、リーン遅延時間(−T
DL)を大きくもしくはリッチ遅延時間(TDR)を小
さく設定すれば、制御空燃比はリーン側に移行できる。
つまり、下流側O,センサ15の出力に応じて遅延時間
↑DR,TDLを補正することにより空燃比が制御でき
る。さらにまた、比較電圧■□を大きくすると制御空燃
比をリッチ側に移行でき、また、比較電圧■□を小さく
すると制御空燃比をリーン側に移行できる。従って、下
流側0オセンサ15の出力に応じて比較電圧■1を補正
することにより空燃比が制御できる。
これらスキップ量、積分定数、遅延時間、比較電圧を下
流側0□センサによって可変とすることはそれぞれに長
所がある。たとえば、遅延時間は非常に微妙な空燃比の
調整が可能であり、また、スキップ量は、遅延時間のよ
うに空燃比のフィードバック周期を長くすることなくレ
スポンスの良い制御が可能である。従って、これら可変
量は当然2つ以上組み合わされて用いられ得る。
次に、空燃比フィードバック制御定数としてのスキップ
量を可変にしたダブルO,センサシステムについて説明
する。
第8図は下流側Ofセンサ15の出力にもとづく第2の
空燃比フィードバック制御ルーチンであって、所定時間
たとえば512 ses毎に実行される。
ステップ801〜805では、下流側O!センサ15に
よる閉ループ条件か否かを判別する。たとえば、上流側
O,センサ13による閉ループ条件の不成立(ステップ
801)に加えて、冷却水温THWが所定値(たとえば
70℃)以下のとき(ステップ802)、スロットル弁
16が全開(LL=″1′″)のとき(ステップ803
)、軽負荷のとき(Q/Ne<X、)(ステップ804
)、下流側02センサ15が活性化していないとき(ス
テップ805)、デポジット学習条件が成立していると
き(ステップ806.807)等が閉ループ条件が不成
立であり、その他の場合が閉ループ条件成立である。な
お、デポジット学習は後述の第10図のルーチンにより
カウンタCLRN 1もしくはCLRN 2がトリガさ
れることにより(CLRN l 、 CLRN 2≧1
)、実質的に開始する。このように、デポジット学習条
件成立を非閉ループ条件とすることにより下流側0宜セ
ンサ15による空燃比フィードバック制御がデポジット
学習に影響しないようにする。閉ループ条件でなければ
ステップ827に進むが、特に、デポジット学習条件が
成立していればステップ808〜813に進む。
すなわち、リッチスキップ量R3Rはデポジット学習開
始時の値でホールドされる。他方、閉ループ条件成立で
あればステップ814〜816を介してステップ817
〜826に進む。
なお、第8図のルーチンにおけるフラグXD[!P(−
“1″)はデポジット学習中を示す。
始めに、ステップ801〜805による閉ループ条件成
立且つデポジット学習中でなければ(CLRN 1=C
LRN 2−0且”)XDEP=″0”)、ステップ8
17〜826のフローが実行される。すなわち、ステッ
プ817では、下流側0オセンサ15の出力vtをA/
D変換して取り込み、ステップ818にて■8が比較電
圧■□たとえば0.55V以下か否かを判別する、つま
り、空燃比がリッチかリーンかを判別する。なお、比較
電圧v0は触媒コンバータ12の上流、下流で生ガスの
影響による出力特性が異なることおよび劣化速度が異な
ること等を考慮して上流側O,センサ13の出力の比較
電圧■□より高く設定されているが、この設定は任意で
もよい。
この結果、v2≦■□(リーン)であればステップ81
9.820.821に進み、Vz >、Vzz (リッ
チ)であればステップ822.823.824に進む、
すなわち、ステップ819では、R3R←R3R+ΔR
5とし、つまり、リッチスキップIIR3Rを増大させ
て空燃比をリッチ側に移行させ、ステップ820.82
1では、R2Hを最大値MAX(−7,5%)にてガー
ドし、他方、ステップ822 ニテRSR←R5R−A
R5とし、つまり、リッチスキップ量R3Rを減少させ
て空燃比をリーン側に移行させ、ステップ823゜82
4にてR2Hを最小値MIN(=2.5%)にてガード
する。なお、最小値MNNは過渡追従性がそこなわれな
いレベルの値であり、また、最大値MAXは空燃比変動
によりドライバビリティの悪化が発生しないレベルの値
である。
次に、ステップ825では、リーンスキップ量R3Lを
、 RSL 4−10%−R2H により演算する。つまり、R5R+RSL = 10%
で制御する。
ステップ826では、上述の学習値FGRSRを演算す
る。
また、ステップ801〜805による閉ループ条件成立
後デポジット学習条件が成立すると(CLRN 1≧1
もしくはCLRN 2≧1)、ステップ808〜813
に進む、すなわち、ステップ808.809にてデポジ
ット学習フラグXDI!Pを1°°とし、ステップ81
0にてデポジット学習開始時のリッチスキップ量R3R
をR3RAとして一旦RAM105に保持する。ステッ
プ811にてリッチスキップ量の学習値FOR5Rが初
期化値INIT(−5%)の近傍か否かを判別する。
この結果、近傍でなければ、ステップ812にてリッチ
スキップ量R3Rを初期化値5%とする。他方、リッチ
スキップ量の学習値FGRSRが上記初期化値INI↑
の近傍であればステップ813に直接進む。
すなわち、リッチスキップ量R3Rはデポジット学習開
始時の値でホールドされる。そして、ステップ813に
てリーンスキップ量R3Lを、R3L←10%−R2H にて演算する。したがって、χDEP−”1”により、
以後デポジット学習中であればリッチスキップ量R3R
はホールドされることになる。
次に、ステップ801〜805による閉ループ条件成立
のもとてデポジット学習が終了すると(CLRNl =
CLRN2 = 0 ) 、フローはステップ814〜
816に進む、すなわち、ステップ814.815にて
デポジット学習フラグXDEPを“OIIとし、ステッ
プ816にて、リッチスキップ量R3Rをデポジット学
習開始前の値R3RAに戻し、ステップ817〜826
による下流側0.センサ15によるスキップ量R5R。
RSLの更新及びその中心値学習を行う、したがって、
XDBP =“0″により、以後は、直接ステップ81
7〜826に進む。
他方、ステップ801〜805によるオーブンループ時
には、ステップ816にて、リッチスキップ量R3Rの
中心値の学習値FORSRをバックアップRAM106
から読み出し、 RSR+−FGRSR とし、ステップ828では、ステップ825と同様に、
リーンスキップ量R5Lを演算する。
そして、ステップ829にてこのルーチンは終了する。
第9図は第8図のR3R学習ステップ826の詳細なフ
ローチャートである。なお、RSRMAX、 RSRM
INは図示しないイニシャルルーチンにてRSRMAX
 −R5RMIN=PGRSRと初期化されているもの
とする。
ステップ901.902では、RSRをR5I??lA
Xより大きいか否かを判別し、RSR> RSRMAX
のときのみ、R9RMAX’!−RS Rニ置換する。
同様ニ、ステップ903、904では、RSRをRSR
MINより小さいか否かを判別し、RSR<RSRMI
Nのときのみ、RSRMINをRSRに置換する。つま
り、RSRの変化振幅の最大値R3RMAX及び最小値
R5RM[Nが演算される。ステップ905では、学習
値FGR3Rを、RSRの中心値(平均値)の により演算し、ステップ906にてFGRSRを、たと
えば最大値6.0%、最小値4%にてガードしてバック
アップJ?AM106に格納する。
そして、ステップ907にてこのルーチンは終了する。
第10図はデポジット学習ルーチンであって、所定クラ
ンク角たとえば360°C^毎に実行される。
ステップ1001では、A/D変換された吸入空気圧P
Mとその前回値PMOとの差DLPMを、DLPお←P
M −PMO により演算する。つまり、OLPMは吸入空気圧PMの
一階微分値であり、したがって機関加速度にほぼ相当す
る。ステップ1002では次の実行に備え、PMをPM
OとしてRAM105に格納する。
ステップ1003では、第6図のステップ601 と同
様に、上流側02センサ13による空燃比の閉ループ条
件が成立しているか否かを判別する。つまり、上流側O
tセンサ13の出力偏差にもとづいてデポジット学習制
御を行うために上流側O,センサ13による空燃比制御
が必須であるからである。したがって、閉ループ条件が
満たされていないときには、ステップ1034にてカウ
ンタCAC。
CLRN 1 、 CLRN 2の初期化を行い、デポ
ジット学習は行われず、閉ループ条件が溝たされている
ときのみ、ステップ1004以降に進む。
第10図のルーチンでは、加速状態(OLPM≧39麺
11g)後の所定期間(A≦CLRN 1≦B)におけ
る上流側02センサ13の出力■1による空燃比偏差C
AC(CAC−0が理論空燃比相当)を求め、この偏差
が所定範囲(C<CAC<D)に収束するように加速増
量係数KACを学習する。また、減速状態(OLPM≦
−39■Hg)後の所定期間(E≦CLRN 2≦F)
における上流側Ozセンサ13の出力■1による空燃比
偏差CACを求め、この偏差が所定範囲(G<CAC<
H)に収束するように減速減量係数KDCを学習する。
始めに、加速増量係数KACの更新について説明する。
機関が加速状態となって吸入空気圧偏差OLPMが39
舗Hg以上となると、フローはステップ1030からス
テップ1031に進み、カウンタCLRN 1は1とさ
れてカウンタCLRN 1がトリガされる。この結果、
次にこのルーチンが実行されると、フローはステップ1
004からステップ1005〜1016に進む。
ステップ1005は、加速状態後で弔っても、減速(D
LPM≦−5mHg)が生じた場合には学習値KACの
更新を停止するためのである。これにより、誤学習を防
止する。ステップ1006ではカウンタCLRN 1を
+1カウントアツプする。また、ステップ1007は加
速状態後であっても、上流側0!センサ13への排気ガ
ス輸送遅れを考慮して所定期間(CLRNI < A 
)は空燃比偏差CACの演算を行わないようにするもの
である。
上記所定期間経過後(CLRN 1≧A)には、ステッ
プ1008〜1011にて空燃比偏差CACを演算する
すなわち、ステップ1008にて上流側O!センサ13
の出力VlをA/D変換して取込み、ステップ1009
にて■1≦■□(リーン)か否かを判別する。この結果
、■、≦Vmi (リーン)であれば、ステップ101
0にてカウンタCACを+1カウントアツプし、他方、
V、>V□(リッチ)であれば、ステップ1011にて
カウンタCACを−lカウントダウンさせる。つまり、
この場合、カウンタCACが大きければ(正側)、空燃
比は理論空燃比よりリーン側に偏倚していることを示し
、逆に、カウンタCACが小さければ(負側)、空燃比
は理論空燃比よりリッチ側に偏倚していることを示す。
この空燃比偏差CACの演算はステップ1012 。
1035によりデポジットが空燃比に影響する期間(C
LRN 1 < B )だけ実行される。
次に、上述の状態がCLRN l = Bまで持続する
と、ステップ1013〜1016にて空燃比偏差CAC
に応じて加速増量係数KACを更新する。すなわち、C
AC≧C(空燃比がリーン側に偏倚)であればステップ
1016にて加速増量係数KACを増大せしめ、CAC
≦D(空燃比がリッチ側に偏倚)であればステップ10
15にて加速増量係数KACを減少せしめ、D<CAC
<Cであれば加速増量係数KACは変更しない。
このようにして、加速増量係数KACの更新が行われ、
KACはバックアップRAM106に格納されることに
ある。
次に、減速減量係数KDCの更新について説明する。
機関が減速状態となって吸入空気圧偏差DLPMが一3
9■Hg以下となると、フローはステップ1032から
ステップ1033に進み、カウンタCLRN 2はlと
されてカウンタCLRN 2がトリガされる。この結果
、次にこのルーチンが実行されると、フローはステップ
1017からステップ1018〜1029に進む。
ステップ1018は、減速状態後であっても、加速(O
LPM≧5sgeHg)が生じた場合には学習値KDC
の更新を停止するためのである。これにより、誤学習を
防止する。ステップ1019ではカウンタCLRN 2
を+1カウントアツプする。また、ステップ1020は
減速状態後であっても、上流側03センサ13への排気
ガス輸送遅れを考慮して所定期間(CLRN 2 < 
E )は空燃比偏差CACの演算を行わないようにする
ものである。
上記所定期間経過後(CLRN 2≧E)には、ステッ
プ1021〜1024にて空燃比偏差CACを演算する
すなわち、ステップ1021にて上流側0□センサ13
の出力■1をA/D変換して取込み、ステップ1022
にて■1≦■□(リーン)か否かを判別する。この結果
、■1≦V□(リーン)であれば、ステップ1022に
てカウンタCACを一1カウントダウンし、他方、V+
>V□(リッチ)であれば、ステップ1024にてカウ
ンタCACを+1カウントアツプさせる。つまり、この
場合、カウンタCACが大きければ(正側)、空燃比は
理論空燃比よりリッチ側に偏倚していることを示し、逆
に、カウンタCACが小さければ(負側)、空燃比は理
論空燃比よりリーン側に偏倚していることを示ず。
この空燃比偏差CACの演算はステップ1025 。
1035によりデポジットが空燃比に影響する期間(C
LRN 2 < F )だけ実行される。
次に、上述の状態がCLRN 2 = Fまで持続する
と、ステップ1026〜1029にて空燃比偏差CAC
に応じて減速減量係数KDCを更新する。すなわち、C
AC≧G(空燃比がリッチ側に偏倚)であればステップ
1029にて減速減量係数KDCを増大せしめ、CAC
≦H(空燃比がリーン側に偏倚)であればステップ10
28にて減速減量係数KDCを減少せしめ、H<CAC
<Gであれば減速減量係数KDCは変更しない。
このようにして、減速減量係数KDCの更新が行われ、
KDCはバックアップRAM106に格納されることに
ある。
なお、機関が定常状態であれば(−39mHg<DLP
M<39mHg) 、カウンタCLRN 1 、 CL
RN 2のいずれもトリガされず、したがって、学習値
にAC,にDCの更新はされない。
そして、ステップ1035にてこのルーチンは終了する
第11図は噴射量演算ルーチンであって、所定クランク
角毎たとえば360’ CAに実行される。ステップ1
101ではRAM105より吸入空気圧データPM及び
回転速度データNeを読出してROM104に格納され
た2次元マツプにより基本噴射量TPを補間計算する。
ステップ1102では、過渡時基本噴射量TPAE−を
、 TPABW=DLPM ・f (Ne 、 THW)に
より演算する。なお、加速時にはDLPM>0になるた
め過渡時基本燃料噴射時間TPAEWは正になり、減速
時にはDLPM< Oになるため過渡時基本燃料噴射時
間TPAI!−は負になる。
次に、ステップ1103〜1107では、過渡時補正量
Kを演算する。すなわち、ステップ1103では、加速
中(OLPM> 2 mmHg)か否かを判別し、ステ
ップ1104では、減速中(OLPM< −2■I1g
)か否かを判別する。この結果、加速中であればステッ
プ1107にて、 −KAC とし、減速中であればステップ1106にて、−KDC とし、定常であれば、ステップ1105にて、4−O とする。
ステップ1108では、最終噴射量TAUを、TAU←
(TP + K −TPAE讐)・FAF・α十βによ
り演算する。
なお、α、βは他の運転状態パラメータによって定まる
補正量である。次いで、ステップ1109にて、噴射量
TAUをダウンカウンタ108にセットすると共にフリ
ップフロップ109をセットして燃料噴射を開始させる
。そして、ステップ1110にてこのルーチンは終了す
る。
なお、上述のごとく、噴射11TAUに相当する時間が
経過すると、ダウンカウンタ108のボローアウト信号
によってフリップフロップ109がリセットされて燃料
噴射は終了する。
なお、第8図の実施例においては、デポジット学習終了
後にリッチスキップ量R3Rをデポジット学習開始時の
リッチスキップ量RSRAに戻しているが、戻さずにデ
ポジット学習中にホールドされていたリッチスキップ量
R3Rを用いてもよい。
この場合、第8図のステップ816は削除される。
また、ステップ811において、学習値FGR5RO代
りにリッチスキップ量R3Rを用いてもよい。
また、第1の空燃比フィードバック制御は41毎に、ま
た、第2の空燃比フィードバック制御は512 ms毎
に行われるのは、空燃比フィードバック制御は応答性の
良い上流側02センサによる制御を主として行い、応答
性の悪い下流側Otセンサによる制御を従にして行うた
めである。
また、上流側0.センサによる空燃比フィードバック制
御における他の制御定数、たとえば遅延時間、積分定数
、等を下流側0□センサの出力により補正するダブル0
2センサシステムにも、また、第2の空燃比補正係数を
導入するダブル02センサシステムにも本発明を適用し
得る。また、スキップ量、遅延時間、積分定数のうちの
2つを同時に制御することにより制御性を向上できる。
さらにスキップ量R5R,RSLのうちの一定を固定し
他方のみを可変とすることも、遅延時間TDR,TDL
のうちの一方を固定し他方のみを可変とすることも、あ
るいはリッチ積分定数KLR、リーン積分定数KILの
一方を固定し他方を可変とすることも可能である。
さらに、上述の実施例では、吸入空気圧および機関の回
転速度に応じて燃料噴射量を演算しているが、吸入空気
量および機関の回転速度、もしくはスロットル弁開度お
よび機関の回転速度に応じて燃料噴射量を演算してもよ
い。
さらに、上述の実施例では、燃料噴射弁により吸気系へ
の燃料噴射量を制御する内燃機関を示したが、キャブレ
タ式内燃機関にも本発明を適用し得る。たとえば、エレ
クトリック・エア・コントロールバルブ(EACV)に
より機関の吸入空気量を調整して空燃比を制御するもの
、エレクトリック・ブリード・エア・コントロールバル
ブによりキャブレタのエアブリード量を調整してメイン
系通路およびスロー系通路への大気の導入により空燃比
を制御するもの、機関の排気系へ送り込まれる2次空気
量を調整するもの、等に本発明を適用し得る。この場合
には、ステップ1101における基本噴射量TAtlP
相当の基本燃料噴射量がキャブレタ自身によって決定さ
れ、すなわち、吸入空気量に応じた吸気管負圧と機関の
回転速度に応じて決定され、ステップ1108にて最終
燃料噴射量TAUに相当する供給空気量が演算される。
さらに、上述の実施例では、空燃比センサとして0□セ
ンサを用いたが、COセンサ、リーンミクスチ中センサ
等を用いることもできる。特に、上流側空燃比センサと
してTiO□センサを用いると、制御応答性が向上し、
下流側空燃比センサの出力による過補正が防止できる。
さらに、上述の実施例はマイクロコンピュータすなわち
ディジタル回路によって構成されているが、アナログ回
路により構成することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、デポジット学習条
件成立時に下流側空燃比センサによる空燃比フィードバ
ック制御定数の中心値(学習値)あるいは空燃比フィー
ドバック制御定数が初期化値近傍から外れた場合には初
期化値に戻してからホールドしているので該制御定数の
フィードバック制御によるデポジット学習値の誤学習を
防止でき、したがって、エミッションの悪化、ドライバ
ビリティの悪化、燃費の悪化等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図は本発明の詳細な説明するための全
体ブロック図、 第2図はシングルO!センサシステムおよびダブル0.
センサシステムを説明する排気エミッション特性図、 第3A図〜第3D図は本発明が解決しようとする課題を
説明する図、 第4A図φ第4C図は本発明の詳細な説明する図、 第5図は本発明に係る内燃機関の空燃比制御装置の一実
施例を示す全体概略図、 第6図、第8図、第9図、第10A図、第10B図、第
11図は第3図の制御回路の動作を説明するためのフロ
ーチャート、 第7図は第6図のフローチャートを補足説明するための
タイミング図、 第10図は第10A図、第10B図の結合状態を示すブ
ロック図である。 1・・・機関本体、     2・・・圧力センサ、4
・・・ディストリビュータ、 5.6・・・クランク角センサ、 10・・・制御回路、    12・・・触媒コンバー
タ、13・・・上流側O!センサ、 15″・・・下流側08センサ、 17・・・アイドルスイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃機関の排気通路に設けられた三元触媒(12)
    と、 該三元触媒の上流側の排気通路に設けられ、前記機関の
    空燃比を検出する上流側空燃比センサ(13)と、 前記三元触媒の下流側の排気通路に設けられ、前記機関
    の空燃比を検出する下流側空燃比センサ(15)と、 該下流側空燃比センサの出力に応じて空燃比フィードバ
    ック制御定数を演算する制御定数演算手段と、 該空燃比フィードバック制御定数の中心値を学習する制
    御定数学習手段と、 前記機関がデポジット学習条件を満たしているか否かを
    判別するデポジット学習条件判別手段と、前記機関がデ
    ポジット学習条件を満たしているときに前記上流側空燃
    比センサの出力の偏差に応じてデポジット学習値を演算
    するデポジット学習手段と、 前記機関がデポジット学習条件を満たしているときに前
    記制御定数演算手段による空燃比フィードバック制御定
    数の更新を禁止する禁止手段と、前記機関がデポジット
    学習条件を満たしているときに、前記学習された空燃比
    フィードバック制御定数の中心値が初期化値近傍の場合
    には該空燃比フィードバック制御定数をそのままホール
    ドし、他方、前記初期化値近傍以外の場合には、該空燃
    比フィードバック制御定数を該初期化値にホールドする
    ホールド手段と、 前記空燃比フィードバック制御定数及び前記上流側空燃
    比センサの出力に応じて空燃比補正量を演算する空燃比
    補正量演算手段と、 前記機関が非過渡状態時には前記空燃比補正量に応じて
    前記機関の空燃比を調整し、前記機関が過渡状態時には
    前記空燃比補正量及び前記デポジット学習値に応じて前
    記機関の空燃比を調整する空燃比調整手段と、 を具備する内燃機関の空燃比制御装置。 2、内燃機関の排気通路に設けられた三元触媒(12)
    と、 該三元触媒の上流側の排気通路に設けられ、前記機関の
    空燃比を検出する上流側空燃比センサ(13)と、 前記三元触媒の下流側の排気通路に設けられ、前記機関
    の空燃比を検出する下流側空燃比センサ(15)と、 該下流側空燃比センサの出力に応じて空燃比フィードバ
    ック制御定数を演算する制御定数演算手段と、 前記機関がデポジット学習条件を満たしているか否かを
    判別するデポジット学習条件判別手段と、前記機関がデ
    ポジット学習条件を満たしているときに前記上流側空燃
    比センサの出力の偏差に応じてデポジット学習値を演算
    するデポジット学習手段と、 前記機関がデポジット学習条件を満たしているときに前
    記制御定数演算手段による空燃比フィードバック制御定
    数の更新を禁止する禁止手段と、前記機関がデポジット
    学習条件を満たしているときに、前記空燃比フィードバ
    ック制御定数が初期化値近傍の場合には該空燃比フィー
    ドバック制御定数をそのままホールドし、他方、前記初
    期化値近傍以外の場合には、該空燃比フィードバック制
    御定数を該初期化値にホールドするホールド手段と、 前記空燃比フィードバック制御定数及び前記上流側空燃
    比センサの出力に応じて空燃比補正量を演算する空燃比
    補正量演算手段と、 前記機関が非過渡状態時には前記空燃比補正量に応じて
    前記機関の空燃比を調整し、前記機関が過渡状態時には
    前記空燃比補正量及び前記デポジット学習値に応じて前
    記機関の空燃比を調整する空燃比調整手段と、 を具備する内燃機関の空燃比制御装置。
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