JPH02198962A

JPH02198962A - 紙片搬送装置付きプリンタ

Info

Publication number: JPH02198962A
Application number: JP1667689A
Authority: JP
Inventors: Tomio Nishijima; 西島　富夫; Teruhisa Inoue; 輝久井上; Yoshihiko Sugimoto; 善彦杉本
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1989-01-26
Filing date: 1989-01-26
Publication date: 1990-08-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、連続用紙に必要事項を印字し、それを切断し
て所定長さのラベル等の紙片を形成し、これらの紙片を
スタッカーに収納するようにした紙片搬送装置付きプリ
ンタに関するものである。

従来の技術一般に、連続用紙をカッターにより切断して所定寸法の
ラベル等の紙片を形成するプリンタにおいて、印字部が
設けられた本体ケース内の連続用紙の送り速度よりもカ
ッターで切断された紙片の送り速度が早くなるように設
定している。このようにすることにより、切断された紙
片が互いに重なり合う状態になることを防止しているも
のであるが、その目的は、多数の紙片を切断した順序に
重ねて収納することである。

この収納方式としては、傾斜の付いた滑り台上に切断さ
れた紙片を順次供給し、その滑り台上を滑落する紙片を
受は台上またはそれに相当する台上に積層している。

発明が解決りようとする課題本体ケース内に収納された連続用紙は、ロール上に巻回
されており、その状態を長時間続けているので、用紙自
体に巻癖が付いている。そのため、カッターにより一定
長さの紙片に切断した場合に紙片が湾曲した状態であり
１紙片が平坦でないことは、その後の紙片の処理に種々
の弊害を及ぼす。

特に、スタッカーに積層して収納する場合に、その積層
状態が安定しないと云う問題がある。また、ラベル等と
して使用される紙片が湾曲していると云うことは、その
商品価値も低下してしまうものである。

課題を解決しようとする手段連続用紙に印字する印字部が内蔵された本体ケースを設
け、この本体ケースの連続用紙排出口に近接させてカッ
ターを設け、このカッターにより切断された紙片を略垂
直状態で水平方向に積層して収納するスタッカーを設け
、このスタッカーと前記カッターとの間に紙片搬送路を
形成し、この紙片搬送路に前記連続用紙の巻癖を矯正す
る矯正ローラを前記紙片の押付矯正方向に押付量調整自
在に取付けた。

作用カッターに連続した紙片搬送路に連続用紙の巻癖を防止
する矯正ローラを設けたため、紙片搬送時にその紙片に
付与された巻癖は解消され、これにより、平坦な紙片を
得ることができ、紙片が平坦であることからスタッカー
に対する収納を確実に行うことができ、また、矯正ロー
ラは紙片の押付矯正方向に押付量調整自在に取付けられ
ているため、紙片の巻癖の大小によりその矯正量の調整
を行うことができるように構成したものである。

実施例本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

まず、本体ケース１は直方体状に形成され、この本体ケ
ース１の内部には、ロール状に巻回された図示しない連
続用紙の収納部とこの連続用紙に印字する印字部とが設
けられている。そして、前記本体ケース１の一方の側面
２には、ラベルガイド３が突出した連続用紙排出口４が
形成されている。

ついで、前記本体ケースｌの側面２からは、丸棒状の二
本の平行なレール５を有する取付部６が突出して設けら
れている。この取付部６には、カッター７を保持するカ
ッター装置８が前記レール５に沿って進退自在で所定位
置に固定自在に取付けられている。すなわち、前記取付
部６には操作つまみＡが設けられ、この操作っまみＡが
取付けられた軸にはビニオン（図示せず）が固定され、
前記カッター装置８に形成されたラック（図示せず）に
噛み合わされている。したがって、前記操作つまみＡを
回動させることにより前記カッター装置８は、前記取付
部６のレール５に沿ってスライドする。このカッター装
置８は、モータ９が取付けられたフレーム１０を有し、
このフレームｌＯには、前記カッター７を構成する回転
刃１１と固定刃１２と前記取付部６の上方に位置してそ
の取付部６と平行な搬送装置支持部１３とが取付けられ
ている。

また、前記モータ９のモータ軸１４と前記回転刃１１の
軸部１５とには、それぞれプーリ１６゜１７が固定され
、これらのプーリ１６，１７にはタイミングベルト１８
が懸は渡されている。そして、前記回転刃１１の軸部１
５と前記プーリ１７との間には、図示しないソレノイド
で断続状態が制御されるクラッチが取付けられている。

そのため、モータ９が連続駆動されていてもクラッチが
動作するまでは前記回転刃１１が回転することはない。

つぎに、前記搬送装置支持部１３には、紙片搬送路Ｂを
構成する紙片搬送装置１９が取付けられている。この紙
片搬送装置１９は、相対向する側板２０を有する基板２
１を有し、この基板２１は四本の固定ビス２２により前
記搬送装置支持部１３に取付けられている。このような
基板２１の下端には受動軸２３が設けられ、この受動軸
２３に固定されたプーリ２４と前記プーリ１６と一体的
に形成されたベルト巻回部２５との間には、タイミング
ベルト２６が巻回されて両者は連結されている。また、
前記基板２１の前記カッター７に近接した位置には、従
動軸２７が取付けられ、この従動軸２７と前記受動軸２
３との間には、二本の中間軸２８．２９が取付けられて
いる。そして、前記受動軸２３と前記従動軸２７と前記
中間軸２８．２９とには、無端帯状の一定幅のベルト３
０が懸は渡されている。このベルト３０の移動速さは、
連続用紙の送り速度よりも早い状態に設定されている。

さらに、前記従動軸２７と前記中間軸２８との間におけ
る前記ベルト３０の下面位置には、平坦なベルトガイド
板３１が水平に設けられ、前記中間軸２８と前記受動軸
２３との間における前記ベルト３０の内面には、滑らか
に湾曲した湾曲ベルトガイド板３２が設けられている。

ついで、前記ベルトガイド板３１の上部における前記ベ
ルト３０上には、平坦な接触面３３を有する平坦な押え
板３４が設けられ、この押え板３４の両側の垂直壁３５
には、二本ずつの支持ビン３６が設けられ、これらの支
持ビン３６に掛けられたスプリング３７により下方へ付
勢されている。

すなわち、前記カッター７により切断された紙片３８を
一定の押圧力で平らに押圧する平坦挟持部３９が設けら
れている。

また、前記中間軸２８の真上とその中間軸より僅かに後
方に位置させて二本のベルトローラ４０゜４１が設けら
れ、これらのベルトローラ４ｏ、４１には、押えベルト
４２が巻回されている。この押えベルト４２の内面は、
前記湾曲ベルトガイド板３２の曲面に沿わせて湾曲して
おり、この湾曲ベルトガイド板３２と前記押えベルト４
２と前記ベルト３０とにより前記紙片３８の送り方向を
変換する方向変換部４３が形成されている。

ついで、前記湾曲ベルトガイド板３２には、前記紙片３
８の送り方向と直交する方向に長くて下方に凹んだ矯正
凹部６１が形成されている。そして、この矯正凹部６１
の上に位置させて矯正ローラ６２が設けられ、この矯正
ローラ６２は押えベルト４２の内面に圧接されている。

この矯正ローラ６２の軸部６３は、前記基板２１の側板
２０に形成された開口６４を経てその側板２０の外部に
突出しており、その軸部６３の両端部は矯正ローラ軸受
６５が取付けられている。この矯正ローラ軸受６５には
、上下に突出する支持軸６６が設けられている。そして
、前記側板２０には、軸受支持片６７．８８が互いに対
向するように屈曲形成されており、前記支持軸６６の上
方部はネジ軸とされ、そのネジ軸は前記軸受支持片６７
に挿入されてその軸受支持片６７を挟持する二個のナツ
ト６９により上下位置調節自在に取付けられている。

また、前記支持軸６６の下方部は、前記軸受支持片６８
に形成された外方に開口した切欠７０に挿入されている
。

さらに、前記湾曲ベルトガイド板３２の後端部に位置す
るベルト３０に対向させて押し板４４が設けられ、この
押し板４４と前記湾曲ベルトガイド板３２と前記ベルト
３０とにより押し込み部４５が形成されている。前記押
し板４４にも前記押え板３４と同様にその側方に支持ビ
ン３６が設けられており、前記側板２０の外側において
スプリング３７が前記支持ビン３６に懸は渡されて前記
ベルト３０に対する押圧力が付与されている。

つぎに、前記紙片搬送装置１９の基板２１の下端には、
蝶ネジ４６により、スタッカー４７が着脱自在に取付け
られている。このスタッカー４７は、支持板４８と、こ
の支持板４８と直交する固定側板４９とを有する。そし
て、これらの支持板４８と固定支持側板４９とに上下位
置調節自在で蝶ネジ５０で任意位置固定自在に取付けら
れた台板５１が設けられ、この台板５１には、ガイドレ
ール５２が設けられている。また、前記固定側板４９の
上縁には、丸棒状の案内軸５３が取付けられており、こ
の案内軸５３に摺動自在に嵌合するとともに前記ガイド
レール５２の外側を転勤するローラ５４を備えた紙片押
え板５５が摺動自在に取付けられている。この紙片押え
板５５には、前記案内軸５３の外周面に圧接する図示し
ない板ばねにより一定の制動力が付与されている。

このような構成において、本体ケース１内の印字部では
連続用紙に必要事項の印字が行われ、この印字された連
続用紙がラベルガイド３から突出するタイミングでモー
タ９が始動し、カッター７の回転刃１１が回転して固定
刃１２との間で一定の長さの紙片３８に切断される。切
断された紙片３８の先端は、すでに押え板３４を備えた
平坦挟持部３９により挟持されているため、連続用紙の
送り速度よりも早く回転するベルト３０により切断直後
から高速で送られる。そのため、切断部分では、後続の
連続用紙の先端縁との間に一定の間隔が形成される。こ
のとき、押え板３４の接触面３３は平滑であるため、そ
の接触面３３に紙片３８の印字面が接触しても印字部れ
が生じることがない。

このようにして切断された紙片３８は、押えベルト４２
によりベルト３０との間で押えられ、この方向変換部４
３でやや斜めの下向きにその搬送方向が変換される。

しかして、切断された紙片３８は、ロール状に巻回され
た連続用紙の巻癖がついているため、その送り方向に沿
って湾曲する巻癖がついている。

本実施例の場合においては、中央部が盛り上がる方向の
巻癖が付いている。このような紙片が方向変換部４３を
通過する間に、矯正ローラ６２によりベルト３０と押え
ベルト４２との重なり部において逆向きの湾曲部分が存
し、この湾曲部分の曲率半径は小さいため、中央部が盛
り上がる方向の紙片３８の巻癖は矯正される。したがっ
て、平坦な紙片３８が形成されることになる。

このように矯正され、かつ、方向変換された紙片３８は
、スタッカー４７に垂直に収納された最後部の紙片３８
の後部に挿入される。すなわち。

最後部の紙片３８は受動軸２３部分で位置決めされて垂
直に立っており、紙片３８を搬送するベルト３０は斜め
に設けられているので、スタッカー４７に収納された最
後部の紙片３８の上部には、■字状の空間ができ、紙片
３８の押し込みが確実になされる。この時の紙片３８の
押込力は、その紙片３８が湾曲ベルトガイド板３２で支
持されたベルト３０と押し板４４との間の圧接力に基づ
く摩擦力で充分に得られる。そして、紙片３８はその下
端がスタッカー４７の台板５１に当接することにより停
止し、整列状態に並べられる。

発明の効果本発明は上述のように、連続用紙に印字する印字部が内
蔵された本体ケースを設け、この本体ケースの連続用紙
排出口に近接させてカッターを設け、このカッターによ
り切断された紙片を略垂直状態で水平方向に積層して収
納するスタッカーを設け、このスタッカーと前記カッタ
ーとの間に紙片搬送路を形成し、この紙片搬送路に前記
連続用紙の巻癖を矯正する矯正ローラを取付けたので、
紙片搬送時にその紙片に付与された巻癖を解消すること
ができ、これにより、平坦な紙片を得ることができ、紙
片が平坦であることからスタッカーに対する収納を確実
に行うことができ、また、矯正ローラは紙片の押付矯正
方向に押付量調整自在に取付けられているため、紙片の
巻癖の大小によりその矯正量の調整を行うことができる
と云う効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は基板を
省略した紙片搬送装置の側面図、第２図は基板を図示し
た紙片搬送装置の側面図、第３図は湾曲ベルトガイド板
の斜視図、第４図は矯正ローラ軸受部分の斜視図、第５
図は全体の分解斜視図である。１・・・本体ケース、４・・・連続用紙排出口、７・・
・カッター　３８・・・紙片、４７・・・スタッカー　
６２・・・矯正ローラ、Ｂ・・・紙片搬送路出　願　人　　　東京電気株式会社図

Claims

【特許請求の範囲】

連続用紙に印字する印字部が内蔵された本体ケースを設
け、この本体ケースの連続用紙排出口に近接させてカッ
ターを設け、このカッターにより切断された紙片を略垂
直状態で水平方向に積層して収納するスタッカーを設け
、このスタッカーと前記カッターとの間に紙片搬送路を
形成し、この紙片搬送路に前記連続用紙の巻癖を矯正す
る矯正ローラを前記紙片の押付矯正方向に押付量調整自
在に取付けたことを特徴とする紙片搬送装置付きプリン
タ。